やってきました、熱中症とネットスーパーの季節。
少しずつ暑熱疲れが累積してるのは感じてたんですが、先日夕飯の支度中に異様に汗が出まして、「ああ、これはアレだ」と。今年はうすら寒い気温からいきなり高温になりましたもんね。同じように体調崩されてる方は多いと思います。
間が悪いことに翌日が図書館本の返却期限。時間外ポストがあるので早朝に返すことにしたんですが、ついでにと駅前に回って(うちから見ると図書館と駅前の商店街は反対方向☆(^^;))、切らしていた母用の牛乳など買っていたら、もう帰りは日が照っていてこれまた汗だくに。出る時からそこそこクラクラしていたので、帰宅すると完全にダウンして「今年の熱中症シーズン」が開幕してしまいました。
…余談ですが、昔、さだまさしさん(実は小~中学生の頃ファンで、よくラジオを聴いてました。(^^)関白宣言とか映画の『長江』とかの頃です)の歌の詞に——調べたらグレープ時代の『風邪』という歌でした——「季節が変われば風邪も治るよ そしたら最初に電話をするよ」というのがあって、ラジオでご本人が「季節が変わらないと治らないような風邪をひくのはお前だけだ」とツッコまれた、と笑い話にしておられた記憶があるのですが……昨今の自分の熱中症はそのレベルで微熱やめまいが続くので、「涼しくなればコレ(熱中症)も治るよ~ そしたらあちこち出かけられるよ~」ってな感じです。いやはや。(^^;)
昨日はほんとに具合が悪くて何もできず。今日は涼しい部屋で座っていればかろうじて頭を使えるので、腹をくくって「なるべく暑いところに出ないでどうやって必要な用を足すか」に発想を変え、この夏最初のネットスーパーさんのお世話になりました。涼しい間はかなり歩き回る買い出しで、品物によって変わる安い店をはしごします。でも体調がこうなるとそれは無理。ここ数年はネットスーパーが自分の中で夏の季語になってます。
…でも、そうしてみると妙に落ち着いて、午前は長く放置していた自己企画の翻訳をやり、午後はこれまたずっと放置していた「ロゼッタストーン」を再開。(懐かしの英会話ソフト!(笑)投げ売りセールの時にDL版を入手したのでした…)そのうえこうして久しぶりのブログなど書いてます。何気に「いつもはできない理想の過ごし方」。なんだろう、この落ち着きと心地よさは。
…もちろん理由は明らかです。元気な時には「あれもこれもやらなくちゃ」で、そちらで体力と時間を使い果たしてしまうから。その「あれもこれも」を、体調不良を言い訳にシャットアウトできる。そうなって初めて、本心からやりたいことに手をつけられる。ああ、なんかこれってあんまりだなー。(^^;)
思えば日頃は「無理をすること」がデフォルトになっていて、やるべきことを詰め込んでます。どちらかというと、「無理をしていないと後ろめたい」くらいの感覚があって。自分の体力を現実的に受け取めなきゃなーと思う今日この頃なので、無理に活動的なふりをしたり、テンションを上げたりということを諦めるようになってきたのですが、時間についてもやることを取捨選択「していい」のだなーと思いました。むしろそうしないと、「自分の仕事」には永久にたどり着けない気がする。家の中の「やるべきこと」はやってもやってもなくならないので。そしてじつは、その中には「後回しにするか、もっと楽な方法でやってもかまわない」ものがけっこうあるのですよね。発想を変えれば。家事は生きてる限りついて回るものだから、折り合いの付け方を工夫しなければ。
もう一つ気づいたのは、自分は「怠けたいのではなく落ち着いて仕事をしたい」のだ、ということ。これはけっこう説明が難しい基準なのです。のろまな自分にとっての落ち着くペースって、はたから見たら怠けてるようにしか見えませんから(笑)。でも少しずつでもこういう方向に持っていきたい。いや、そうしなくては。
今日は熱中症のおかげで、ある意味理想的な環境を経験しました。皮肉なことです。昔から「病気になれば自分のやりたいことに時間がとれる」という体験のスリコミがあって、からだがそれに順応してしまっている。これは返上したい。健康を損ねなくともこういう優先順位を守らなくてはです。
追記:ご紹介したさだまさしさん(正確にはグレープ)の歌、検索して出てきた歌詞は書いた通りだったんですが、じつは記憶では「春になったら風邪も治るよ」でした。検索してびっくり。記憶って当てにならないものですね。ずっと「春になったら」で脳内再生していたのでちょっとショックでした~(^^;)