いろいろ立て込んでしまい、遅くなってしまいましたが、kindle本を出しながら精力的にレビューもしておられる
とりさんが、ブログでうちの本のご感想を書いて下さいました。イアンものは、これまで紙同人誌のご感想をメールやお手紙、イベント会場でのお話など、個人的な形でいただいていますが(こちらも宝物です❤)、オープンな場ではなかなかないので嬉しかったです。私よりわかりやすい(笑)内容説明も含めて、とても丁寧に書いて下さっているので、お礼とご紹介をさせて頂きます。(普通の日記など複数の話題が入るのは、うちと少しだけ似てますね(笑))書いて下さってる通り、以前にもうちの本をレビューして下さっていて、ほんとにありがとうございます。
かくれんぼ戦略様:Kindle書評『History』『ネガティヴ・ケイパビリティ』(イアン・ワージング シリーズ)
(とりさんの刊行中kindle本はこちらです。
とり書房 )
文中で触れてくださってる
「あとがき」は、紙版の初版に入れていて、改訂版で「くどいかなー」と削除→kindle版で「やっぱり入れよう」と少し推敲して再収録、という紆余曲折を経ております。(^^;)で、あとがき無し版でご購入いただいた方へのフォローの意味で、ウェブでも公開しようと思っています。中で扱っている題材にご興味のある方がおられたら、というのもありますし、ネタバレにはならないので。今回に含めると長くなりすぎるので、
また改めてアップしますね。今回はこの書評で触れて下さったあたりを書きます)
ちょうど現在、コミケ用の紙版を刷っています。コピー誌主体で、長い『ネガティヴ…』も手製本ですが、書籍用紙の平綴じで「書籍っぽく」しています(笑)。本文と表紙、口絵はkindle版と同じになりました。(表紙はコレ↓になります)
表示の問題
(ここはKDPの技術的な舞台裏のお話なので、ご興味ない方は飛ばして下さいませ☆)表示上の問題で教えて下さった『History…』の「字下げ」は、自分のチェックできる範囲(
PaperwhiteとKDPのウェブ上の
プレビューア)ではまったくわからなかったので、とってもありがたかったです!
e-Pub知識がなく
Wordからアップしているので、せっかくご教示いただいている解決法が活かせず残念ですが、白文字設定は試した覚えがありました。そのときは画面で普通に黒文字で出てしまい削除したんですが…念のため確認したらなぜか残ってました!なんでかわかりません。削除しそこねたのかなー。(^^;)そのあとプレビューアだけの確認で済ませてたのがいけなかったのかも…。(実機と違うんですよね。ところどころ)修正しましたので、おかげさまで次の無料配信ではそちらになります。今後の良い教訓にもなりました。
斜体については、自分も読みにくいなあと思いつつ、じつは
太字にするか斜体にするかの究極の選択でした。(^^;)時系列が変わるのを見た目でわかるようにしたかった箇所で、一章別立てというほどではない気がして。紙だと
別フォントにしてるんですが、kindleはそれができないので斜体と太字を両方試して、ましに感じたほうを取りました。…それでもたしかに、読んだ方が気になるようではいけないです。インデントが設定できると助かるんですがねえ…これも残念ながら使えなくて。うっかり
紙版ファイルの流用でインデント設定が残っていると、すごく広い行間が空きます。(笑)これもなんとかできないかなあと思うんですが…。e-Pubだと設定できるのかな。これも
今後の課題であります。
じつは別に、自分のなかで気になっている点もあるんです。『ネガティヴ…』分冊版上巻の
トビラ(タイトルのページ)です。KDPの今のシステムでは、テキストを画面の横位置中央にポンと置く設定ができないんです。少なくとも自分が知る範囲では。で、そうしたい箇所では
画像化したテキストを貼ってるのですが、これがなぜか上巻だけ上付きになってしまうんです。ほんとは縦位置も中央にしたいんですが。中・下巻と元ファイルを見比べてもすっかり同じに見えるのですが、何度やってもだめ。…本文には関係ない箇所ですが、揃えたかったのでくやしくて…。(そしていまだに未解決。精進します(^^;))
M/M小説のことなど
本当にどこかに彼らが生きてそう、海外ドラマになってそう、というお言葉が、すごく嬉しかったです。親バカですが、キャラクターはほんとに人格が一人立ちしてくれて、特にイアンとマークの
掛け合い漫才(?)はほぼひとりでに出来てくれたくらいなので。キャラが立体的になる過程では別のご縁もあったのですが、長くなるのでまた改めて。
引き合いに出ているMMロマンス。自分も少しだけ読んだことがあり、親近感を感じていたので嬉しいです。(いろいろ呼び方があって、自分は「MM小説」でインプットしました)といっても買ったまま放置が長くて、三冊ほど買ったもののきちんと読了したのはやっと最近、まだ一冊だけで、
ジョシュ・ラニヨンさんという方の作品です。
正直かぶる要素があったらやりにくくなるとか、そういう
変な心配もあってなかなか読めなかったんです。(^^;)書き終わってからちらちら読んでみたら、多少かぶるといえばかぶる、図書館のシーンがあって…書く前に読まなくてよかったと思いました。書きにくくなっちゃいますから。(笑)
前にUSストアの『History…』の「この商品を買っている人は…」欄に出る本が、日本より自分の本に雰囲気が近いことをご報告したことがありました。その系列で売れっ子作家さんの一人がジョシュ・ラニヨンさん。じつはキャンペーンをしたとき、BL無料ランキングに並列されてた有料ランキング列で2位くらいにおられて「おっ❤」と思いました。たぶんここをお読みになる方にはご存知の方も多いかと思います。日本での翻訳作品も多いですよね。自分は商業BLはあまり読まないので、存在そのものを知るまでに時間がかかりましたが、翻訳をなさっている方のブログなど読ませていただいて、興味が湧いて購入しました。読ませていただいた作品は、主人公がゲイで露骨なフ☆ックシーンが入ることを除けば、おおざっぱにミステリー系かサスペンス系に分類できそうな感じでした。
翻訳なさってる
冬斗 亜紀さんのMM小説レビューブログと、ラニヨンさんの公式サイトはこちらです。
Slash×Slash Slash(m/m小説) レビューブログ
http://www.joshlanyon.com/
洋書のほうはレビュアーのお名前は男女ともにありました。でもやはり女性が多いかな?翻訳はレーベルもBLなので完全に女性向けですね。表紙の雰囲気もだいぶ違います。…たしかOUTかattitudeのサイト記事だったと思うんですが、「
ゲイポ☆ノを見ているのは
かなりの比率で女性」というのを以前見かけました。自分はそちらは見ませんが、日本でも詳しい腐女子さんはすごく詳しいですよね。BL雑誌で紹介されてたりもしますし…。(大昔の例で恐縮ですが、
ふくやまけいこ先生のエッセイまんがで、
JUNE編集部の方がゲットした
洋物ビデオを数人でわくわく鑑賞会した話とかあったのも思い出しました。ネットでこれだけ情報が氾濫すると隔世の感がありますね。ついこないだの気もしますが!(笑))
まあゲイの方から見て「魅力的な男性」は女性にもそう映るケースが多いわけで、そこだけ考えれば当然の帰結というか。あとは露骨にエロティックなものへの嗜好の多寡、の問題かもしれません。(これは性差でなく個人差)
M/MはBLより用語としてはまだ知られてないですし、うちの本のラブシーン(にあたるもの)は淡白というか、映像で言えば一般映画のラブシーンか、それに毛が生えた程度。(でもこれがやりたい匙加減なんですよね)なぞらえるのは気が引けて、引き合いに出すのは避けてたんですが、第三者さんから見て共通項が感じられるなら、自分の勘違いではないはずなので、今後はPRの際キーワードに入れてみようかな、と思います。もしかして
「マイルドなM/M」が読みたい、という方もおられるかもですし。(笑)
KDPのキーワード設定では、じつはダメモトで「MM小説」も含めてあったんです。それで検索する方は少ないと思いますが(笑)。もともとニッチなので、少しでもベクトルの近い方の目に触れられるよう、努力しようと思います。
やはりごった煮的に長くなってしまった。(^^;)すみませんでした。刈り込む時間がないのでこのままアップします。とりさんには改めて感謝を。ツイッターではフォロー関係はじつはないのですが、折々ゆるくお世話になっています。直接続きが読みたいと伺って、とても励みになりました。ありがとうございました!m(_ _)m次の仕込みも、ちょっと中断はしていますが進行中です。
『History...』のほうは、今月も
12/18夕方から24時間無料配信になる予定です。よかったら落としてやってください。毎度の締めですが、無料アプリでも落とせますので!(
コミケでも紙で無料頒布する予定です。ついでがありましたらぜひお立ち寄り下さい。スペースは
12/30(水)、東ヤ12a、 SUSSANRAPです)
両方kindleオーナーさんの
プライム無料レンタルに登録しています。じつは『ネガティヴ…』の分冊版上巻のキャンペーンの直後、レンタルと有料でちらほら読んでいただいたのは、統合版(とは書いてませんが一冊にまとまった本)のほうでした。レンタルは月一冊なので、まとまってるほうが良いかと思います。よかったらそちらでもどうぞ。(書いた順番は『ネガティヴ…』が先で、そちらで伏せていたことを書いたのが『History』なんですが、どちらからでも読んでいただけるように書いています。
続き物ではなく両方読みきりですので、どうぞよろしく♪)