久しぶりにただの日記など。先月からフルに在宅仕事に戻ってまして、午後に運動不足解消を兼ねて少し離れたブックオフまで散歩したりしております。なかなか掘り出しものもあったりして、積ん読本が増殖してます。ただでさえ読むの遅いのでなるべく自重してるのですが、108円とか210円とかだと……ましてや絶版本の場合なんかはもう……ううう。(しかし今突然この世から本屋・古書店がなくなっていっさい本が買えなくなったとしても、今ある未読本だけでも充分死ぬまで持つというか、絶対読み切れないです……ハイ(^^;))
それはまあともかく、本日の収穫はこちら。映画になった『
ブラジルから来た少年』と、立ち読みしてよかったので購入した『
英語でよむ万葉集』です。
両方冒頭だけちらっと読んだんですが…『ブラジル』はなぜか文章自体にデジャヴが。映画は2、3回見ていますが、本は読んでないはずです。冒頭の「シーン」も映画と違うよーな気がするし、なぜ……? とつらつら考えて、前回映画を見直した時に、なんとなくで
原書のkindle版を見つけてサンプルをチラ読みしたのを思い出しました。kindleはこの無料サンプルがありがたいっス♪ だいたい映画が気に入ると原作がある場合はアマゾンで検索してみるんですけど、古い作品は邦訳はなくとも原書はkindle版があることが多いのです。購入まで進むのはごく一部ですけど、とりあえずの好奇心を満たしてくれます。(^^)
kindleでサンプルから購入までいった数少ない映画原作洋書の1つが、『
Nothing But the Night』。これは
ピーター・カッシングと
クリストファー・リー共演作『
デビルナイト』の原作で、邦訳が出てないのです。(リー御大自前プロダクションの作品で、カッシングを招聘して共演……という、リアルの設定(?)だけでもファンには萌えまくりの一本なのです~! しかも
カッシング丈の美老人ぶりは全出演作中でも屈指(当社比)……!❤)
そういえば、以前カッシング、リー、ヴィンセント・プライスの「ホラー御三家」アンソロジーに『デビルナイト』のスピンオフみたいな二次小説を書かせていただいたことがありました。原作タイトルをもじったタイトルだったので、扉絵をちょっと掘り出してみます。設定が若い頃のお二人で少女漫画風に描いたものなので、いろいろご容赦下さいマセ~。(笑)
このお二人が演じたキャラクター(映画では名前とか設定とか微妙に違うんですが)が出る小説はシリーズ化してるようなんですが……全部は邦訳されてないんですね。映画になった『Nothing but the Night』は出してほしかったなあ……もちろん脳内変換して萌えようという魂胆ですが(笑)。シリーズの1つ『
薔薇の環』というのを前に図書館で借りて読んだんですが、いろんな意味で好みのところがあったので(まあ脳内変換のおかげも大きいのですが(笑))他のも読んでみたいです。
話がだいぶそれちゃいました。今日ゲットしたもう一方の『英語でよむ万葉集』はぜんぜん知らなかった本で、これは拾いものでした! 著者は
リービ英雄さん。予備知識まるでなかったんですが、プロフィールを見たら母国語は英語だけど日本語で創作をしてる方だそうで。この方が日本語で文章を書き始める前に、万葉集を読んで英語に訳してみたものだそうです。
"英語の万葉集は、自分で日本語を書くようになる前につづった、ぼくのはじめての「創作」だった"と、まえがきに書かれています。文章を別の言語に訳してみる、というのは、原文を深く味わうには最高の方法ですよね。「楽しんで」訳されているのが伝わってきます。
自分なんぞは万葉集なんて馴染んでないですし、百人一首で聞いたようなものが(あれ、一部が違う?)あるなあ……という程度。日本語で読んでさえピンとこないですが、これが英訳されるとイメージが否応なく具体的になってわかりやすいです。「こういう表現になるのかあ……」という部分もなんだかそそられます。でも、古典語というのは、この「意味をとるのに時間がかかる」ところ自体が魅力のような気もするので、そこを含めて「古い英語」で再現するとしたら難しそうだなあ……とかよけいなことも思いました。(笑)
それはともかく、原文と日本語の現代語訳と英訳、それと解説というか、訳したときの気持ちとか含めてそれぞれに短い文章がついています。歌に詠まれてる奈良を若い頃に訪ねた話とか、そのときのときめきとか、「天の香久山」が行ってみたら丘程度の高さでガッカリした話とか……(笑)、なんかすごく気持ちがわかります。
寝る前に一首か二首分読むとスッと気分が落ち着きそう。新書ですからボリュームが手ごろで持ち歩きやすいのも嬉しい。ちまちまとゆっくり読み進めたい素敵な本です。普通の散文とはまた違う世界ですね。…ちょうど少し前に、英語の詩をきちんと理解したくて、これもブックオフで(^^;)基本的な解説をしてくれる本をゲットしたのでした。こちらも拾い物の絶版書だったんですが……話が長くなるのでいつか改めて書けたらと思います。
…さてさて、話は変わりますが、来月5/6、久しぶりに
コミティアに出展することになりました。気が付いたら夏までイベントがないのが寂しくて、なんとなく申し込んでしまいました。無事スペースがいただけたので、ご参加の方はぜひお立ち寄り下さい。オリジナルの創作オンリーイベントなので、またイアンシリーズがメインになります。コミティアに持って行ったことはないので、BL系エリアに初めての参加、ということになりますね。イアンの新作を間に合わせるのは無理ですが、またお試し短編の無料配布をやります。他は未定ですが、どうぞよろしくお願いします。
コミティアといえば、大好きな漫画家の
内田美奈子先生もときどき出展なさっていて……今回はどうかまだ知らないのですが、pixivのBOOTHっていう販売サイトでグッズの販売もなさっておられます。先日新作が加わってたので、ファンの方はぜひどうぞ♪ 私も金欠病を改善したら買いに走りたいですー☆(^^;)
『赤々丸』の猫族解放同盟のリーダーテテのバッジは、じつは昨年コミティアでゲットしました!(あと、飛夏ちゃんのメガネふきも。これは完売したのかBOOTHにはありませんね。しっかり毎日愛用させていただいております♪)
…コミティアはほんとに参加なさってる方のレベルが高い上に、今回は土曜開催ながら5300サークル超えだそうで。しかもやはり漫画がメインなので、うちなんぞは足を止めて下さる方はおられるかどうか……という感じですが、よかったらぜひぜひ無料本だけでも持ってってやってくださいませ。また直前になったら告知させていただきます♪
配置ナンバー W60b SUSSRAP
母艦サイトの同人誌コーナーで詳細をお知らせしています♪
SUSSANRAP
…あ、そういえば先日kindleサイトのブログのほうで、部屋から発掘(笑)した古本のお話を書きました。なくしたと思っていた
ハモンド・イネスの冒険小説『銀塊の海』を発見してうひょーってなりました(笑)。その他ツインピークスの『クーパーは語る』の原書、
ジョン・ハート主演作の原作などなど、いろいろビミョーに懐かしいものが出てきました。あちらはまだ記事が少なくてトラフィックがすごく少ないので、ちょっと宣伝させていただきます。(^^;) サイトには新しくイラストコーナーなんかもできて、少しずつコンテンツを増やしています。ブログもマイペースで更新していくつもりなので、よかったら覗いてやってください♪
久しぶりなもので、いろいろ錯綜して失礼しました☆