2021/12/25

昭和なお菓子でクリスマス/即席サバラン☆

メリークリスマス! 昨夜は前回書いた通りにチキンも焼き、クリスマスディナーっぽくがんばってみました。(カルディのローストチキンの素、手軽ですごくおいしかったです!)

ケーキは時間が足りず、やはり買うか!と朝に決心したんですが、紆余曲折のすえ急遽サバラン(もどき)を自作することになりました。下戸なので洋酒は入れず、結果的に求める味に。自分としては大成功です!


即席半自家製サバラン。丸いのは黒豆に非ず。(笑)
雑な盛り付けですが味は合格でした♪

馴染みがない方のために……サバランは、本来はブリオッシュという頭がぷくっと膨れたかわいらしい形のパンを洋酒が入ったシロップに浸け、生クリームや果物を乗せたものです。最近懐かしくて好きになってるのですが、わりと昭和のお菓子で(笑)なかなか売っていません。もちろんうちの近所でも。ブリオッシュもなかなか売ってないので他のもので代用したら……簡単にできてしまって家族にも好評だったので、また「書くまでもないレシピ」(笑)を記録します。


即席サバラン(もどき) レシピ

材料

・市販のデニッシュブレッド
(カット済みで六枚切りのお手頃品。切る手間なし❤)

・果物の缶詰
(飾りとシロップの材料に。今回はたまたま目に入ったマンゴーとクランベリー)

・炭酸水
(下戸なので洋酒の代わり。ソーダ割に使う甘みのないのを買いました)

・ホイップクリーム
(口金つきの袋に入っててすぐ使えるもの。泡立てる手間なし❤)


1. 缶詰のシロップを深めのタッパーにあけ、ソーダ類でテキトーに割る。
今回は缶詰二種類だったので、味見して両方混合。シロップを増やすためにオレンジジュースも買ってきましたが、今回は不要でした。作る量と缶詰のシロップの量のバランス次第で、味見しながらジュースや甘味料など足していく感じですね。

2. パンをシロップに浸ける。
(冷蔵庫で一時間くらいでしたが、充分染みてました)

3. ホイップクリームと缶詰の果物を飾ってできあがり。
もちろん生の果物でもゴージャスだと思います!
でも缶詰の具はシロップとの相性が間違いない(笑)。手軽で良いです♪


鋭意サバラン製作中の図。

本格的なシロップなら砂糖と水を火にかけるとこからですが、今回は即席なので混ぜただけです。その分日持ちは「開けた缶詰」程度になりますね。まあもともと生クリームのケーキだし、すぐ食っちゃうので問題ないです(笑)。

スーパーではいろんなフレーバーの炭酸飲料があったので、それもいいなあと迷いました。もちろんイケるクチの方は好みの洋酒をたらすと良さそうですね♪

コストは全部で700円ほどでした。材料のほとんどが余っててそれぞれ食べられることを思うと安上がりかも?

*       *       *

最初はサバランで検索したら生地から作るレシピばかりで。「いやいや、そっからやる時間はないから!(^^;)」と生地に代用するものを探したところ、「フランスパンで」という例を発見しました。でもパン売り場でふとヤマ●キのデニッシュブレッドが目に入り、「こっちのほうが食感が近いんじゃ?」と思った次第。求めるのはシロップに浸けてもぐすぐずにならない「強力粉感」というか「繊維感」のある生地です。フランスパンは間違いなく崩れないけれど、バターが入っていない分ブリオッシュから少し風味が離れそうなのと、急いでいたのでデニッシュのほうがシロップが早く染み込むんじゃないかと。(買い物したのはもう夕方です!)

もともとはショートケーキを買うつもりだったんですけど、近所のお店で手に入るものがイマイチおいしそうに見えず……(^^;)。近辺でおいしいお店が一軒あるんですが、今月家族の誕生日があってそこのショートケーキを食べたばかりなんです。で、他はコンビニかスーパー(いや、こういうとこのスイーツは好きなんですけど、今回はなんとなく……)、老舗ながらケーキのスポンジが好みでない大手菓子チェーンの●●家さん(ゴメンナサイ)しかありません。

ショートケーキ以外、となると選択肢はチョコケーキやモンブランくらい。なんか自分が今求めるものと違う。食指が動かないものをわざわざ買うのもなあ……とモンモンとしたすえ、自分が求めている「味覚」はやはり生クリームと生地とフルーツ感のコラボなんだわ、と思い至りました。

最初はスポンジ台を買って飾り付けようかなとも思ったんですが、市販のスポンジケーキは一台丸ごと。うちでは食べきれません。そこで閃いた次第でした。

そんなこんなで、近所ではまったく売ってないサバラン、これでいつでも食べられるようになりました。めでたしめでたし。(笑)


その他のメニューはローストチキン、野菜のシチュー、市販のポテトサラダをレタス・トマト・キュウリで盛り付け。


「けっこうまともなクリスマスディナー」
(by『SMOKE』のオーギー・レン)(笑)


カルディのローストチキンの素で焼いたチキン。
「開き」なのでデカい!


鶏肉は、食べやすさのために骨なしで開いてあるもも肉にしました。(ナイフとフォークも面倒なのでテーブルに出す前に切っちゃいました☆)塩コショーして「素」を塗ったくって30分マリネし、220℃のオーブンで30分……と書いてあるんですが、うちのオーブンレンジが200℃までしか出せないので仕上げはフライパンで。

パッケージの写真にローズマリーが添えてあったので、鉢植えのローズマリーを切ってきて漬け込み、一緒に焼きました。


おとなしくマリネされる鶏肉

「素」のせいのかどうかわかりませんが、柔らかくてすごくおいしかったですー! また買ってきたいなー。(クリスマス以外の季節は売ってないかな?)

*       *       *

さてさて、明日から大寒波到来だというし、昨晩はあまり冷え込まず雨も降るとの予報だったので、昨日の午前は慌てて庭仕事しました。買ったまま植えつけてなかったポット苗を植えたり、あり合わせの鉢で正月用の寄せ植えを作ったり。(元肥で日陰や寒さに強くなるというペンタガーデンも入れときましたが、植え込み直後の寒波はどうかなあ……)今朝は雨上がりで苗が落ち着いてるように見えます。

今日はあちこち痛いですが、園芸と料理に没頭できて、昨日はある意味贅沢な一日でございました。


クリスマスと重なった週末、あとはゆったりと過ごしたいです。


Merry Christmas!


2021/12/23

クリスマスの初リースと定番映画

クリスマスですね。今年は、これまでやりたくてもできなかったことをしてみました。

クリスマスリースを作ること! です。(笑)

いつも12月はコミケ準備にテンテコマイで、こんなことをする余裕はとてもありませんでした。オタクの宿命(?)とあきらめていましたが、今年はコロナ禍に加えて家族の病気などあり、開催される場合でもイベント全般をあきらめているので、家事に追われてる割にはいつもよりは余裕があるという(笑)。妙な感じです。コミケ参加ってあんなにエネルギーがいるものだったんだわ……と、参加しない時に実感しますね。

さてさて、リースはクリスマス以外でなら作ったことがあったんですが、本家(?)のこの時期はたぶん初めてです。


初めてのクリスマスリース♪
ベタなデザインです。(笑)

素材は緑の枝以外はすべて100均。(便利な時代になったものです!)枝は、少し前にコニファーの剪定をしまして、「あ、使えるかも?」と思い付きでとっといたのを間に挿してみました。先々週から玄関に吊るしています。

そしたら先週の『趣味の園芸』のテーマがリース作りで、枝のパーツは小束にしてからくっつけるとみっしり感が出るのだと知りました。ああ、もう一週間早く知っていれば……。でもまあ、枝もそんなにたくさんはなかったですし、廃物利用としては上等上等、と満足しております。


それから、スーパーに入ってる花屋さんで明るいピンクのポインセチアが投げ売りされていたので、一目惚れで玄関用に連れ帰りました! 


日光浴中のポインセチア。見惚れてしまいます。

うちの玄関はものすごーく暗いので、なにか明るい色の飾りが欲しかったんです。赤いポインセチアだと明度がなくてわりと映えないので嬉しい! ただ、調べたら寒さに弱いとのことなので、夜は居間に置き、午前は東側に窓のある自室で日光浴させています。目的だった玄関に置ける時間が短いのがちょっと残念。



暗い玄関に置くと、そこだけ日が差したようです。
下に敷いてるのは100均で見つけた金色のランチョンマット。
同じものを壁にも飾っています。(笑)

ちょっと前にカルディでローストチキン用の調味料を見つけて気まぐれに買っていたので、明日はチキンもうちで焼いてみる予定です。ローストチキンなんぞ作るのは初めて。というか、「オーブンで肉を焼く」という調理法自体、「映画でやってるやつ」というイメージなので憧れが(笑)。ちょっと楽しみです。

いっそケーキも作っちゃおうかなぁ……なんて気分になってるんですが、ちょっとそこまでは無理かも。でもこんなことしてると、クリスマス感が増してきます。

そうそう、クリスマスはたいてい定番映画を見るんですが、今年は先日もう見てしまいました。『スモーク』です。出演しているハーヴェイ・カイテルが好きだったんですが、少し前に片付けをしていてインタビュー記事の載っている雑誌を発掘し、数日間マイブームが再燃しました。あえて避けていた『ユリシーズの瞳』も今さら見てみたりして(笑)。いろいろ書きたいんですが、すでに長くなったので今日はガマンします。ただ、調べたらもう80代だそうですが、現役で新作待機中と知り嬉しく思いました❤

*       *       *

クリスチャンではない身で、イメージを消費しているだけのクリスマスなのですが、やはり独特の高揚感を感じる季節だなあ、と思います。皆様もどうぞほっこりしたクリスマスをお過ごしください。

2021/12/18

お気楽おやつ:カマンベールトーストの巻

疲れて思いつきで作ったおやつ。自分的に大ヒットだったので記録です。完成写真を撮ってたため食べた時はアツアツじゃなかったんですが、かじったらトロリときたので「うおお」と慌てて激写し直しちゃいました❤



こっちのほうがグッと来たので(笑)
初めに撮った写真はお蔵に。

見た通りなので作り方は書くまでもないですが(笑)、半分に切った食パン(縦長の山型食パンだったのでチーズのサイズに合わせました)にバターを塗り、横にスパッと切ったカマンベールを乗せて上から胡椒を好きなだけ挽きかけ、オーブントースターで焼きました。あ、パンに塗ってナイフに残ったバターはチーズになすりつけときました!(見た目が良くなるかと)

じつは西友のお手頃自社ブランド「みなさまのお墨付き」でカマンベールを発見し、買ったのがずーっと冷蔵庫にあったので……寒いし冷たいままより温かくして食べたいなーとひと手間加えました。

まあ想像通りの味なんですが、チーズがとろりとしてパンはサクサク。ふだんカマンベールのストックなどしてない身にはけっこうゴージャス☆なおやつになりました。お店で食べたらこんなのでもけっこうなお値段になりそうよねぇ……なんて思いながら。そういえば、コロナ禍で喫茶店もずいぶんご無沙汰ですわ……。 

…さて、今回はチーズ感を堪能したくてコショーしか振りませんでしたが、ちょいお塩を加えるともっとおいしいかも。それから好みのハーブ類、ホワイトソースやマヨネーズを足しても良いかも……。脳内でハムとかまで乗せ始めると、また別のユニバースに突入しそうなので妄想はこのへんで止めときます。でもまた試してみるつもりです❤

2021/10/29

KDP(アマゾンkindle)の日本語オンデマンドサービス開始のお知らせが❤+近況報告など

ようやく、ようやく……!

今朝ほど、kindle本を出させていただいているUSのKDPからメールが届き、なんと日本語でもオンデマンド本の出版が可能になった、と読めるお知らせがありました……! 読み間違いかしらんと日本語KDPのサイトを確認したところ、なんと「ペーパーバック」のボタンができているではありませんか!(狂喜)

電子書籍と共にオンデマンドで紙の本を販売できるオプションは、英語圏のKDPではずいぶん前からできていました。なのでずっと悔しさにハンカチを噛んでおりました……!

(ええと、kindle個人出版の日本語対応が始まる前に、一冊目の英語版宇宙探偵ホォムズだけ、USのKDPサイトに登録して出していたのです。日本語サイトのオープンはいつになるかわからなかったし、待ちきれなくて……(^^;) それだけに、「日本語KDPでは対応していません」というサービスのお知らせがドカドカ届いて辛かった……!)

待ちに待ってたことなので、時間が取れ次第さっそく対応を始めたいと思っています。ただ、すでに自前で紙版を刷ってフロマージュブックスさんやBOOTHで販売している『追憶のシャーロック・ホームズ』は、密林社さんに納品していただいていた頃にできた紙版のページがすでにあるので、アマゾンでもマーケットプレイスのアカウントを取得して出品してみようかな、と考えています。家庭の事情で対応が遅れておりますが、こちらも他の本のオンデマンドも、スタートしましたら改めてお知らせさせていただきますね。


☆近況:家庭の事情による遅延につきまして☆

じつは、6月に母が軽い脳梗塞を起こしまして、左側が不自由になり、入院・退院後はほとんどの家事を自分が引き受けるようになりました。とは言っても一人でなんとか歩行も話もできますので、リハビリを兼ねて洗濯物たたみなどはやってもらっています。

しかし自分で家事全般を仕切ってみると、これまでずいぶんお世話になっていたのだなあと思います。料理等はもともと好きなので苦にならないのですが、なにしろ要領がよくなくて時間が足りません。家事って「料理」とか「掃除」とかの単独タスクの寄せ集めではない、と改めて実感……マルチタスクをどうこなすかという問題ですね。(マルチタスク、自分はとっても苦手です。世の主婦・主夫の方々に頭が下がります……)

最初はてんてこまいでしたが、少しずつ手を抜けるポイントを探し、仕事の時間もちょっぴり取れるようになってきました。なので、自分の仕事(デスクワーク)のほうもできる範囲で再開し始めました。

(もともといろんな意味で在宅ワークが標準の身の上なので、コロナ禍で在宅の仕事への理解が広がったのは「不幸中の妙な幸い」……と感じています。家で仕事をする大変さを、やっと世の中がわかってくれた気がして……。ただ創作に関しては、執筆ペースが下がったのは「喫茶店=一人になれる場所」コロナ禍で利用できなくなったことが、自分の場合はダイレクトに反映しています。もちろんワクチン接種後は行こうと思えば行けるんですが、家族に高齢者がいることを思うとやはり行く気にはなれないんですよね……)

イアンの新作が滞ったままで何より気になるのですが、じつは新しい試みとして翻訳企画も立ち上げてみました。(オリジナルの創作は、ある程度まとまった時間がとれないと自分には難しいのですが、翻訳は細切れの時間でも進められるので……家事の合間のリフレッシュの意味でも自前企画を立ててみた次第であります。請負仕事だと締め切りがあるので「リフレッシュ」などとのんきなことは言っていられませんが、自前企画なら緊張せずに済み、自分に合っている気がします)

「立ち上げた」などというような大袈裟な企画ではありませんが、なんらかの形にできればと思います。


イベント参加もできず、なかなか新刊予告もできない状況が続いて残念ですが、こんな感じでひっそりと活動は続けております。(じつはこういう、人様の目に触れない「水面下」の作業こそが、「活動」のメインの中身なんですよね☆)今後ともどうぞヨロシンクお願いします。(^^)


そうそう、昨日期日前投票にも行ってきました。世の中にまとめて噴出している感のある数々の問題点、少しでも変えていければいいなあ…と、ゆるい期待を込めつつ……。


2021/05/22

廃物再生(?)で達成感を味わう

スチールワゴンを再生

 先週、限界が来ていた古いガスコンロとレンジフードを交換してもらったんですけど、そのとき台所を片付けて、外に出していた古いスチールワゴンがありました。まだ使えそうなので、雨が上がった今日掃除して再生させることに。固まった油汚れやサビを落とし、天板の側面の剥がれていたところを貼り直し……古道具屋さんになったつもりで(笑)がんばりました。



再生前。汚れと剥がれがひどいです…(^^;)
 

☆マジックリンで湿布中☆

…初めて知ったんですけど、屋外でマジックリンを使ってたらコバエ(?)がたくさん寄って来ました。そのあと水拭きやセスキの作業ではいなくなったんですが。溶けだした油汚れの匂いに反応してたんでしょうか……?

ともあれ、二時間ほどがんばって、剥がれはアロンアルファで補修。落としきれなかったサビや細かいところの汚れなんかは残ってますが、かなりましになりました。もうしばらく使えそうです。


綺麗になったところ。


金属部に光沢が戻りました♪
 
何より達成感が味わえて、なかなかいい土曜日になりました。結果が即目に見えるっていいですね。(^^)


ゴールドクレストを再利用


今週はもう一つ、ハンギングの寄せ植えを夏仕様に植え替えて、行き場がなくなったゴールドクレストを玄関用に再利用しました。クリスマス頃に小さな苗を花と一緒に植えていたものなんですけど、けっこう大きくなってハンギングには向かないサイズになったので。合わせたのはやはり寄せ植えに使い回していたアイビー。木質化してゴツくなったところは切り、根付きの株以外によさげに切り分けた茎をいくつか挿しました。このまま付いてくれることを期待してます。(笑)


ゴールドクレストとアイビー再利用の寄せ植え。


以前ダイソーで買ったきり使ってなかった鉢とバークチップがあったので、土の追加以外はなにも買わずにすみました。ゴールドクレストの寄せ植えって通販ではけっこうなお値段なので、元値数百円でできたのはお得な気分です。(笑)

ついでに、ウサギが籠を持っている陶器のオーナメントが出てきたので、置いて籠に水を張り、鉢からゼラニウムとラベンダーを切って入れました。(多少森っぽくなったかな?) 暗い玄関で緑だけだと色が沈んで見えたので、これでちょっと救われました。

ありもののウサちゃんと鉢から切ったゼラニウム

作業中はヒノキのような香りでいい気持ちでした。コニファー類なのでヒノキチオールが出ているんですね。ゴールドクレストの寄せ植え通販を見ると、「空気を浄化」「自律神経を安定させる」「抗菌・消臭・防虫効果」など謳われています。おお!なんか良いではないですか♪

ググっていたら風水系の記事も引っかかってきたんですけど、玄関に置くのは良い説も良くない説もあるようでした。「良い」のほうは、トゲトゲした葉っぱを玄関に置くと邪気が入るのを防ぐんだとか。どうせなら良いほうを信じることにします。(笑)


おまけのユリとユリ

その前に飾っていた花の写真を。工事の直前にスーパーでユリが安くなっていたので、工事の方々もいらっしゃるし……と玄関に飾りました。たまたま少し前に、庭のテッポウユリがタネを飛ばしたあと天然ドライ状態になってたのを切ってあったんですが、それと面白い競演になりました。


ユリとギボウシの葉。一つだけ花粉をとったところ。
(手や服につくと大変なんですよね)
後ろが天然ドライのテッポウユリ。


たいへん立派なユリで、色が作り物みたいに鮮やかでした。最近はスーパーのお花もキクばかりじゃなくて、ときどき目を引くものもありますね。お手頃に楽しめるのはたいへんありがたいです。この時期、花や植物はほんとに癒されます❤

2021/04/28

こぼれダネのビオラと生け花三段活用

こぼれダネのビオラ

庭をあれこれいじっていて、ふと小さいビオラがあるのを見つけました。今年この色は植えていないのですが、去年種からたくさん育てたのがこの色でした。どうやら種がこぼれていたようです。咲くまで気づかないなんて……雑草むしりで抜かれなくて良かった!妙に情が湧いて激写いたしました。こういうのは大好きです。(笑)




生け花三段活用

先日(庭の楽しみ:牡丹とツツジを生けてみる)で生けた牡丹が案の定すぐにダメになったので、その後足したり引いたりして生け直しました。経過を記録します。


第1形態:牡丹と白いツツジのつぼみ。


第2形態:牡丹がだめになり、白いツツジが満開。
牡丹を抜いて別の色のツツジを投入しました。
 

第3形態。白いツツジがだめになり、真ん中のツツジを残して
ギボウシとツルニチニチソウの葉で足元を隠しました。


もはやオリジナルメンバーは残っておりませんが(笑)、花によってけっこう萎れるタイミングが違ったりして、ちょい引き、ちょい足しで長く楽しめるものです。

斑入りのツルニチニチソウが入ると涼し気になりますね。数年前に苗を買い、その後も丈夫で日陰にも強く、先日までは花も楽しみました。こういうつる植物があると、半端な生け直しの時になにかと役に立ってくれるなあと思います。アイビーもいいですけれど、ツルニチニチソウは枝がたくさん出るので気軽に使えます。(アイビーはもったいなくて、ついそのまま水挿しにして増やしてしまいます…(笑))


*       *       *


今年もGWは「G(がまんの)W(ウィーク)」ですね。コロナに関しては、自分の立場では「自分自身がベッドをふさぐ羽目にならないように」……と精一杯努めるくらいしかできることがありません。せっかくの(?)おこもり期間ですから、なかなか進まない新作制作を中心に、部屋での活動(?)に力を注ぐチャンスかもしれません。そう思うと、自分は我慢などしていないようなものです。もちろん日々の生活で影響は受けていますが、こうして花を見たり、積読になってた本を読んだり、たまった録画を見たり、食べたいものを作ってみたり……と、遠くに出歩く以外でも楽しめることってたくさんあるな、と改めて思います。

皆様もどうぞ心穏やかなGWをお過ごしください。


こちらもこぼれ種。
ラベンダーの鉢に近くの忘れな草が飛んでいました。

2021/04/24

ミニバラ開花/プランターのリフレッシュ/ミニシェードガーデン(?)など

ミニバラ開花第1号

前回のブログでつぼみを確認したミニバラが、一つ開きました。今年の第1号です。毎日世の中のニュースが大変なことばかりなので、こういうのを見ると癒されます。元はスーパーで180円のお買い得品でしたが、今年も咲いてくれてありがとう。植物たちはキチンと季節を体現していますね。


 


プランターをリフレッシュ 

さて、だいぶ前から放置している古い大きなプランター(縁が欠けて中身も大半枯れている)がありまして、とても気になっていました。玄関先のいわゆるアプローチという部分なのに、あまりにサツバツとしていたので。(まあ「アプローチ」なんて言葉を覚えたのも積極的に庭をいじり始めたのも最近ですけれど(笑))

で、本日ようやく重い腰を上げてリフレッシュしてみました。苗込みで900円ほど。プランターはダイソー謹製です。古プランターの土が重くて動かせなかったので、その場で中の枯れ苗を抜き、土をほじくり出して「古い土の再生材」(これもダイソー。あいしてる❤)と元肥などまぜまぜ。軽くなった古プランターを片付けて、新しい鉢に新顔の苗を植えこみ……始めて30分もかからずにできました。やってみればすぐ終わるのに、なかなか腰が上がらない……ということは多いですね。


リフレッシュ後。
以前の様子はとても人様にはお見せできません。(笑)


手前のプランター2つがおニューです。苗は手前がシレネ・シュネークライト、奥3つがバーベナ。シレネ・シュネークライトというのは、ちょっと前に店頭で一目惚れしました。使い道を決めずに買ったためビニールポットのまましばらく置いてたんですが、家族が買ってきたバーベナが三つだったので、埋める感じでようやく落ち着く場所ができました。

鉢の間の地面に生えてるのは昔からあるハナトラノオ。毎年モリモリ咲いてくれますが、近年は茂りすぎて持て余し気味。先日大半を抜いたのですがどんどん出てきます。まあ茂りすぎなければきれいですし、せっかくここに馴染んでくれてるので、今年は茂りすぎないようにバランスを見て手を入れようと思います。


ミニシェードガーデン

…いったんエンジンがかかると止まらなくなります。ついでに気になってた他の鉢の地植えもしてしまいました。クリスマスローズと、ササスゲという葉っぱです。ササスゲは最近花屋さんで「シェードガーデンのニュースター!」とかなんとか手書きのポップでプッシュされていて、葉の色が明るいので惹かれて連れ帰ってきました。


モミジの足元に地植えしたクリスマスローズ。奥がササスゲ。
明るい色で、そこだけ日が当たってるようにさえ見えます。

好きなナルコユリが増えて大喜びです♪(三年目くらい?)
昔からあるスズランもなぜかつられて増殖。

しかし「シェードガーデン」いい言い方ですね♪「日が当たらない庭」というよりよっぽど前向き。(笑)今日手を入れた場所は、冬はほんとに日が当たらなくて、夏の昼間の強い日光だけはガンガン当たります。でも木の陰の狭い部分は夏もシェードガーデンという風情なので、これからそう呼ぼう……。(^^)

ここはこれまで笹やドクダミばかりで、茂りすぎると刈る、という程度の関わり方でした。今年は掘り返して笹やドクダミの地下茎を抜き、さらに「自分の好きな植物」を植える、というところまでやることができました。初めて「庭らしく」なった気がします。


「エニシダをちょうだい」

さて、新顔をもう一つ。先日精神的にしんどいことがあって、自分へのねぎらいに花屋さんへ行き、なんとなくエニシダを買いました。(じつはシレネもその時のものです)エニシダって、ちょっと思い出すものがあるんです。

黄色くこんもり咲いてるのがエニシダの鉢。


ジェラール・フィリップ主演の『すべての道はローマへ』というコメディ映画があります。自分はジェラールの作品では一番好きなのですが、その中で酔っ払ったヒロイン役のミシュリーヌ・プレールが、「エニシダをちょうだい」と駄々をこねつつ、目の前のフジとエニシダと間違い続けるというコント(?)なシーンがあるんです。(…という記憶なのですが、今確認できないので違ってたらすみません☆)

まあ植物は邦訳が同じ名前でも外国では違うものだったり、見た目が違ったり……なんてこともあります。でもとりあえず、「あのシーンで想定されてたのはコレなのかなあ」なんて想像しながら愛でています。草花ではなく花木なので、けっこう大きくなってるのも見かけますし、明るい花色で素敵だなあ、といつも思っていました。条件の悪い庭ですが、うまく育ってくれたら嬉しいなあ……。

2021/04/20

庭の楽しみ:つぼみが待機中

 つぼみが出てくる時期。毎日変化があって植物を見るのが楽しいです。三日前に「雨が降る前に」といろいろ撮った写真を記録します。すでに現在の状態は変わってきてますが…(笑)


二年くらい前にスーパーで買ったミニバラ。
見にくいですがつぼみを七つ確認!


二年目のラベンダー。つぼみの出始めって初めて見ました♪


こちらは去年ダイソーのタネから育てたラベンダー。
いくつかミニ鉢があります。こちらも蕾が出ています❤


先週枝に残しておいた牡丹。
一度雨に当たりましたが乾いたら綺麗です。


昨年買ったカシワバアジサイの鉢。
つぼみが出てきました。


これも昨年ダイソーのタネをばら蒔きした
ハナビシソウ。去年はほとんど咲きませんでしたが、
年を越してミニ花畑みたいになってます。


ヒューケレラ。これも去年買ったもの。
花が咲きそうです。


ゼラニウムもようやくつぼみが首をもたげてきました。


 色違いでいくつかあります。
これは一番好きな「(絵の具の)ゼラニウム色」の
ゼラニウム(のはず)。咲くのが待ち遠しい。

当たり前ですが、植物って育っていくんだなーと。去年より大きくなった株を見てそう思います。冬が暖かいせいか、年越しするとは思わなかったものが持ちこたえて伸びていたり、一方ではもうダメだと思っていたものが再生していたり……植物にはいろいろ教わることが多いです。


2021/04/13

庭の楽しみ:牡丹とツツジを生けてみる

庭の牡丹に四つのつぼみが付き、二つ開きました。でも天気予報ではこれから雨(しかも強風)。じつは昨年も、咲いた翌日頃に大雨になり、すぐ台無しになってしまいました。時期的にこういうことが多いんですよね。それにしても1~2日で終了というのはあんまりだ★

…というわけで、どうせならと雨の前に切り取って生けることにしました。ついでに白いツツジのつぼみが出ているので、合わせて紅白に。切り花の牡丹を買うなんて自分にはまずないので、ちょっと贅沢気分です。

牡丹は花自体に迫力があって、まるで立体の日本画みたい。さすがは百花の王ですね。 

(でもなんとなく、「昭和の生け花」っぽく見えるのはなぜでしょうか……(笑))


牡丹とツツジ(のつぼみ)


ツツジが短い枝しか取れなかったので、盛花にしたのはそのためでもあります。花器は食器として売っていた安いお皿。一目惚れして最初から花用に買ったのですが、久しぶりに使いました。


ちょっとわかりにくいですが、
露打ち(水を指ではじきかけ、水滴をつける)をした
花のアップ。生き生きとして見えるから不思議です。


すでに開き切っていた花なので、ツツジが開くまで持たなそうです。(そのうえ今ググったら水が下がりやすいらしい)でもツツジは今の状態でちょうどいい気が……全部開いたらちょっとうるさいかもしれません。(笑)



横からも激写。光線の角度もあってか、
このほうが立体感がありますね。

剣山で花木を生けるの自体ものすごく久しぶり(ひょっとして正月以来?)で、ほんとに楽しくて癒されました。花はいいですね。


牡丹の四つのつぼみのうち二つが開いたところ。
昨日のうちに撮っておきました。


じつは昨年、丈が高くなりすぎていて、葉に病気も出ていたので、種ができてしまってからかなり切り詰めました。枯れずに咲いてくれたのは嬉しいですが、そのせいか少し花が小振りでした。

剪定時期が合ってなかったのも良くなかったかなあと……今年は残りの花も種ができる前に切ろうと思います。(生き物としてはカワイソーですけど、園芸としてはそうしなくてはならないんですよね☆)

残りのつぼみ二つも開いてきていますが、やはり今夜から明日にかけて大雨という予報……。年に一度の楽しみなので、なんとかきれいに開いた状態を見たいものです。


2021/03/28

『ファースト・コンタクト』再見(と『スター・トレック:ピカード』見始め)

数日前に、久しぶりに地元のレンタル店をぶらついてたら、『スター・トレック:ピカード』が新作で入荷しているのを発見。1巻目を衝動的に借りてきました。作品の存在はパトリック・スチュワートご本人のツイートなどで知っていたんですが、なぜかネトフリ(契約してません)だと固く思い込んでました。アマゾンプライムだったとは……! 解約してたプライムに慌てて再登録し、3話以降も見始めました。(犬の名が……やっぱリタイア後も日常的にそう呼びたかったのね……(笑))

まだ見始めたばかりなのでそちらの感想はあとにしますが、むしろ昔の作品のほうを見返したくなってしまいました。(笑)それで一番ハマってた頃に買ったピカード映画三本セットを昨日の朝掘り出し、『ファースト・コンタクト』再見とあいなりました。 

ホコリをかぶってたピカード艦長三本セットを救出。一番好きなのは『ファースト・コンタクト』ですが、他のもTVシリーズも地すべり的に見返しそうな予感がします……(笑)

ああ、やはり面白い! てかもう、ジェリー・ゴールドスミスの音楽だけでも胸がいっぱいになります。ストーリーもキャストの演技も、改めてうまいなあと……当時スタトレ映画では最高の出来と言われていたようですが、今見てもやっぱりナンバーワンではないでしょうか。監督してるのも「ナンバーワン」=副長役のジョナサン・フレイクスですしね❤(笑)

(※ピカードは副長を「Number one」と呼びます。英国海軍の俗語だそうです。「Make it so.(そうしたまえ/実行せよ)」「Engage.(発進)」なんかと並ぶ彼の特徴的な台詞で、ファンはこれを聞くと盛り上がってしまいます♪(笑))

…なーんてくだらないこと言いたくなるほど懐かしくって、見終わったあと上機嫌になってしまいました。ちょっと褒めちぎらせてください。スタトレの基本的設定は冗長なのですっ飛ばしますが、未見の方のために少しだけ「出来事の」ストーリーを書きますと……

時は24世紀。宇宙艦隊のピカード艦長率いるエンタープライズE号は、地球に攻めてきたボーグという機械化生命体と戦い、ボーグ・キューブ(ボーグの特徴的なキューブ型構造物)を破壊する。(ここまでに至るシークエンスで、艦長がボーグに対して抱えるトラウマをサクッとわからせてくれます)キューブから逃げたボーグの球体を追ったエンタープライズE号は、球体のタイムトラベルに巻き込まれて21世紀に飛ばされる。そこは第三次世界大戦後の地球で、初めてのワープ飛行が行われ、惑星連邦が地球を認識する契機となる「ファースト・コンタクト」の前日。人口はほとんどボーグになっていた。ボーグによって変えられた地球の歴史を元に戻すべく、ピカードたちの闘いが始まる――(と予告編風に☆)

書き出してみるとものすごく情報量が多いんですけど、すべて映像で(しかも面白く)「見せて」しまう手際の良さといったら! 背景設定を説明っぽくなく伝えることは常に課題だと思いますが、この映画はそこが見事です。おそらくシリーズのファン以外の方にも「自然に話がわかる」ようになっていると思います。

最初の艦長の目のアップからのとんでもない引きシーンは、今見ても度肝を抜かれますし、同時にすごくたくさんの情報を「見せて」くれます。そしてかつてボーグに同化されたピカードがどんな感情を持っているかも雄弁に語ります。それをどう乗り越えるか、という彼の心理の流れが、映画の裏の(というか真の)テーマであり、見ているこちらも自分の身に重ねて見られるところだと思います。

そしてファンへのサービスというか、シリーズを踏まえた細部のアレコレがてんこ盛り。ボーグの不気味なビジュアルや戦闘の凄惨な映像もありますが、「楽しい」映画でもあります。ラストのシークエンスはシリーズのファンにとって「ああ、ここにつながるのか!」という感動がありました。

監督のジョナサン・フレイクスは、副長ライカ―役としてもハンサムで恰幅がよくて「ああ、男に生まれ変わったらああなりたい!」と本気で思う(笑)素敵俳優さんなんですが、あまりに監督作が見事だったので、今何をしてらっしゃるのかなーとプロフィールを見てみたら……やはりというか、ライカ―役を除くとその後は監督メインですね。そうそう、人間版(?)『サンダーバード』もこの方が監督だったのを思い出しました!(個人的には楽しめた一本でした。ポップなテーマ曲も気に入ってサントラ買ったくらいです❤)

今回は、たぶん10年くらい見てないんじゃないかってくらいの再見で、いい塩梅に細部を忘れていたのですごく楽しめました。じつは再見したいと思った時に、「タイムトラベル+ワープ開発の話」と「ボーグクイーンの話」が頭の中でつながらなくて、「あれ? じゃあボーグクイーンが出てきたのはどれだったっけ?」とか思ってしまい……ああ、やばいぞ。(^^;)しかしなんててんこ盛りな映画だったんだろうと思います。

*       *       *

…スター・トレックは、このジャン=リュック・ピカード艦長のシリーズ、TNG(「ザ・ネクスト・ジェネレーション」。邦題は「新宇宙大作戦」)でハマりました。その後遡ってオリジナルのスター・トレックもレトロ感を楽しみ、そのあとのシリーズもちらりと見てみましたが、やはり自分はピカードのシリーズがしっくりきます。

TNGで御多分に洩れずパトリック・スチュワートのファンになり、短期間ですがファンクラブに入って、これまでにただ一度のイギリス旅行は彼の舞台鑑賞とファンクラブのギャザリングのためでした。振り返ると、英語の翻訳に挑戦したきっかけもTNGの英語ファンフィクを友人に読ませるためだったという……(^^;)。シャーロック・ホームズとTNGがなかったら、今頃まったく違う人生を歩んでいました。確実に。(笑)

…ピカードと言う人は、とても優秀でまさに「理想の上司」なんですが、彼が放り込まれる状況は勧善懲悪では割り切れないものも多く、悩むキャラクターでもあるんですよね。このテーマは時代の影響もあるのでしょうが、独特の魅力を感じます。もちろんパトリック・スチュワートのルックスや美声という要素も欠かせませんが、このドラマからSFという枠を超えた「外交萌え」を知った気がします。

今回はたまたま、最近見ている『町山智弘のアメリカの今を知るTV』でコロナ下のアジア人差別を詳しく知り、来週はこのテーマでジョージ・タケイさんのインタビューを放映、という予告を見た後の鑑賞でした。(タケイさんは最初のスタトレでヒカル・スールーという役をなさった方。日系アメリカ人でゲイでもあり、近年はその関連の人権活動に力を入れていらっしゃいます。個人的には2007年の横浜ワールドコンでサイン&握手会に参加する機会がありまして、お優しかったこと、大きくて温かい手だったことを覚えています。(^^))

アメリカ製ドラマであるスター・トレックが、1960年代に黒人やアジア人をメインキャストに入れ、TNGではさらに理想主義的な価値観を掲げていたことを考えると、今のアメリカの姿は無残に映ります。その後のスタトレ映画や今回の『ピカード』も、『ファースト・コンタクト』の当時と比べるとだんだんダークでシビアな側面に比重が移ってきたように思います。もちろん時代の変化に合わせたもので、昔の映画は今の目で見れば「はあ?」ってところもあるのは事実です。

でも、時代の変化が「そういう方向」に進んできたということ自体、なんとも複雑な感じがします。そんな思いもあってでしょうか、基本的には活劇であるはずの『ファースト・コンタクト』を見ながら、なぜかあちこちで涙が出てしまいました。

ああ、テレビシリーズもやっぱり見直したい……☆

【余談】個人的には「スタートレック」と「・」を入れないほうがなんとなく馴染みます。ググると混在も見られますが、「スター・トレック」のほうが多いようなので、いちおうそちらに修正してみました。うーん、違和感あるけど慣れなくちゃ……(笑)

2021/03/26

(シン・)『ポーの一族』、『薔薇はシュラバで生まれる』感想など

 先日、ものすご~く久しぶりに大型書店(横浜西口の有隣堂)に寄る機会がありまして、これまたもンのすご~く久しぶりに漫画コーナーに行ってきました。特に目的はなかったのですが、なんとなく眺めたくなって。そしたら『薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮戦記』という漫画(絵柄・装丁もちょっと「なつかしい」雰囲気❤)が面陳になっていて、思わず手に取りました。その隣には再開した『ポーの一族』の『ユニコーン』も。なんか年代的に狙い撃ちした面陳だな~と思いましたが(笑)、久しぶりの「まともな」リアル書店参りですし(地元には品揃えが残念なツ☆ヤさんしかないので…)、贅沢をしようという気分になって2冊まとめて購入して参りました。


『薔薇はシュラバで生まれる』と新生『ポーの一族』で最初に買った『ユニコーン』、そして後から順不同で買い足した『秘密の花園』、『春の夢』。


『薔薇はシュラバで生まれる』

まず前者は、サブタイトル通り「70年代少女漫画アシスタント奮戦記」のエッセイ漫画で、著者は笹生那実さんという、ご自身も漫画家でいらした方です。当時はアシスタント専門というより、漫画家さん同士でお手伝いをしたりすることが多かったのですよね。お手伝い先がすごいです。美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、三原順先生、樹村みのり先生、山岸涼子先生……それぞれの先生の似顔絵がその先生のタッチに似せて描かれているのもすごい。そしてそれ以外にも、木原敏江先生、萩尾望都先生、鈴木光明先生などなど、さまざまな方が言及されます。(じつは学生時代、鈴木光明先生が渋谷の「花の館ビル」で主催されていた少女漫画教室に通わせていただいておりました。懐かしいです……!)

「シュラバ」の雰囲気は、学生時代の漫画描き仲間の間では憧れさえあったものでした。が、今はそういう目線ではまったくなくなっています。もっとも、「自分には時間に追い詰められての創作活動などできない」と自覚したのはだいぶ昔、アニメーターをやって体を壊した頃のことです。なので、(昔の自分ならしたような密着した感覚でなく)より心理的な距離をとった読み方ができたと思います。でも、本のなかで著者さん自身が樹村みのり先生にいただいたというアドバイスが心に響きました。「あなたは完全主義なところがあるでしょう。そして不完全なものなら描かないほうがマシと思っているでしょう」…活動が漫画であるか否かに関わらず、響く方がたくさんおられると思います。

漫画を描くには商業的な「漫画家」になる以外に道がない、と思い込んでいた頃と比べると、マイペースで好きな作品を作ることができ、発表したり販売したりまでできる今の世の中は夢のようです。この年になってもなんらかの形で自由に創作ができることは(もっとも大量の絵を描く体力はもうないので、小説とイラストになっていますが)つくづく幸せだなあ、なんてことも思いました。


(シン・)『ポーの一族』

さて、次に新生『ポーの一族』。の、コミックス二冊目。じつは連載が再開した時に、舞い上がって掲載誌を買い求めた一人でした。でも絵柄やお話のトーンの変化にちょっと食指が動かなくなって、その後は追っていませんでした。ですが、今回気まぐれに読んだ二冊目で引きずり込まれまして、そのあと地元の書店にあった三冊目の『秘密の花園』、最後に通販で一冊目の『春の夢』、とすぐに買って変則的な読み方をしてしまいました。

でも、3冊の中でぶっちぎりに面白かったのが『ユニコーン』でした! アマゾンのレビューを読み回ったところ、なぜか同士の方が見つからないのですが……まあ、わりとそういうことには慣れてオリマスけれど。あはは。(^^;)

自分が「持っていかれた」のは、エドガーが持つ「鞄」の大ゴマ。これでもうガーンと。他の巻はこの続きが気になって買い集めたようなものです。時系列がランダムな読み切りシリーズなので(もちろんこの順で開示していくことに意図がおありなのだと思いますが)、その顛末はまだ、コミックスになった範囲ではわかりません。これは追うしか。もちろん最初はファルカやブランカの背景もわからなかったので、三冊を読み終えてからの再読時は面白さが倍増していました。音楽がたくさん出てくるので、タイトルでYouTubeを検索して聴いてみたり……ありがたい時代ですね。どれも曲だけは聞き覚えがあり、こういう名前や来歴だったのかー……とわかる楽しみもありました。

絵柄、特にキャラについては、先生自身がだんだん調子を取り戻していらっしゃるように見えます。今回『ユニコーン』を自然に手に取ったのも、表紙の絵が再開当初に比べて昔に近くなり、すごく美しく見えたからです。ただ、昔の「あいまいさの美」が感じられた特徴的な背景処理や、背景に溶け込むような輪郭処理はほぼなく、例えれば昔のポーは詩、新生ポーは散文小説のように感じます。その分、一般的な映画のような「散文的な」映像(単に種類の違いで優劣という意味ではありません)にするなら、新生ポーのほうがやりやすいかもしれません。

『ユニコーン』でキーになるバリーがもう少し美男ならよかったのに……というレビューを見かけました。自分も「んー…」とは思ったんですが、これは超絶美形な設定の兄との対照がありますから、たぶん美男にするとドラマの圧力が下がってしまうんですよね。……でも少女漫画ですから、なんらかの記号として「この人は見た目が美しくない人」とわかれば充分だったかもしれません。

思い出したのが、昔見た『リチャード三世』(せむしで醜いという設定のシェイクスピア劇の主人公)。ルックスで言えばむしろ魅力的なアル・パチーノや山崎努さんが、姿勢と表情で醜さを表現していましたっけ。……とはいえ、絵でそれをやるとなると? …顔に傷をつけるくらいしか思いつきません。いっそ仮面か髪で顔を隠して「想像させる」ってのもありかも。でもそこまで「醜い」わけではないですね、バリーは……不気味なだけで。バリーは顔がコロコロ変わるようにも見えます。少しデッサンがゆがむ感じも。先生の今の絵柄で「美しくない人」を表現するのはかえって難しいのかもしれませんね。ともあれ、まだまだ謎の伏線も多いバリーなので、絵柄の変化/進化も含めてこれからに期待しています♪

(…ええと、ゴメンナサイ、萩尾先生の作品に対して生意気なことを書いてしまって。人様の作品で「こうしたらもっといいのでは」を考えるのって、自分の作品より気楽で頭が柔らかくなるので良い勉強になるんです。先生の年齢を考えたら尊敬しか湧いてこないことも書き添えておきます)

とにかく、絵の雰囲気もあってかSF・ホラー的な方向が以前より強めに出ているのですが、自分は面白く感じました。萩尾先生の作品で一番好きなのが『スター・レッド』なので、SF的な部分を受け入れやすいファンなのかもしれません。(そういえば、絵柄は『スター・レッド』の頃に近い感じがします)ポーやトーマはそのだいぶあとから読んで、もちろん惹きつけられはしましたが、読み返した回数から言うと『スター・レッド』がぶっちぎりです。一方、『残酷な神が支配する』はつらくて読み進められず(正直「どうしてお金を払ってこんなつらい話を読まなきゃいけないんだ」と思ったくらい)、振り返るとこのへんからしばらく離れていました。でも「そこを描ける胆力」が萩尾先生の個性を構成する要素の1つなんでしょうね。

(萩尾先生の作品は大好きで思い入れもあるのですが、上記のように好みと違うものや、単純に縁がなくて読んでいないものもたくさんあります。念のため書いておきますね)


*       *       *


【後日談・新刊のこと】

今回ご紹介した本は、いずれもアマゾンでは購入しなかったのですが、レビューを読みまくったせいかアクセスしたときに萩尾先生の本の広告が出るようになり、四月に出る新刊の広告が目につきました。漫画ではなく、『一度きりの大泉の話』というエッセイ(?)で、有名な「大泉サロン」についての回想録的なもののようです。説明を読むと、つらい思い出を書いたもののようで……。興味は湧かないことはないのですが、今自分があまり精神的に頑丈ではないので(この状況ですし、そういう方は多いかもしれません)、つらい思い出に同調してつらい「体験」をすることになるのでは、という思いもあります。そして何より、あえてそういう思い出を掘り起こす必要があるのか……何かのけじめとしてなされたのか、企画を持ち込まれてそうなったのか、はたまた別のなにかがあるのかはわかりませんが。

封印したい思い出というのは、誰でもあると思います。振り返らずに逃げなくちゃいけない人間関係というのももちろんあります。自分もたくさん逃げ出しました。スマートにできることではありませんし、「友達100人できるかな」が理想とされる社会では肯定されにくい行動なので、あとから自分を責める気持ちになることもあります。が、たぶんその(自分を責める)必要はないのだと思います。ない方がましな人間関係はたくさんありますし、思い出すことが立ち直ることを妨げるなら、それを(少なくとも一時的には)避けるのも方法の1つ、というのはたいていの共通理解ではないでしょうか。

(その意味で、つらい災害の映像を「忘れるな」と毎年流し、報道機関が大きく扱うことには複雑な気持ちを持っています。今後の備えという意味ではもちろん風化させてはいけないと思いますが、日本の報道は感情的なところに拘泥する傾向があり、3/11前後は「この時期テレビを見たくない方も多いのではないかな」と思いました。これはまた別の話☆)

…じつは昨年、自分が感じる生きにくさの一部に「HSP」という名前がついていることを知り、それだけでずいぶん楽になりました。(人口の五分の一はお仲間だそうで、自分だけじゃないというのは救いです)これについてはまた機会があれば別に書きますが、尊敬する萩尾先生が人間関係に失敗して「お別れした」体験をされた、と知ることが、心を守るために何かから逃げた自分を頭ごなしに責めず、受け入れることを助けてくれるかもしれない……という思いもあります。

でも、この本を書くために体調を崩されたという萩尾先生。商業出版のある一面を見る思いがして、なんだかやりきれないものがあります。ご自身も「埋めた過去を掘り起こすことが、もう、ありませんように。」と書いておられますが、お書きになったことがある種の解放につながりますよう、もうつらい思いをなさいませんよう、ファンの1人としても祈ります。


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【余談・私事のアレコレ】

…さて、「持っていかれた」理由になった『ユニコーン』の「鞄」の大ゴマですが……じつは半分「あちゃー」とも思いました。自分のある作品の続編で、似た趣向のシーンを考えていたので。さっさと形にしないとこういうケースがどんどん出てくる、という教訓ですね。(ほんとに多いです。こういうこと。のろまなので(^^;))そちらはできるかどうかわからないんですが……とにかく今やってることを進めなくてはです。

それと……じつはこの『ポーの一族』との再会の場となった横浜西口のダイヤモンド地下街(今はザ・ダイヤモンドでしたか)、数年前にここの食品街でバイトをしていたことがありました。入った店舗にちょっとブラックなところがあって、トラウマができてしまい、辞めたあとも地下街自体を避けるようになっていました。(いつも流れる音楽を聴くだけで気持ちがふさいでしまうので)

昨年その会社が(コロナ禍のせいかもしれませんが)倒産して、もちろん店舗もなくなり、こういっては失礼ですがほっとしました。やっと自分の呪縛も解けてきて、地下街が以前の自分にとっての「西口」に戻ってきそうな気がしています。(横浜、ではなくなぜか「西口」と呼ぶんですよね。うちだけではない横浜市民の習慣らしいです)じつはその精神的な「リハビリ」(?)も兼ねて行った西口でしたが、有隣堂も気楽に見るのはものすごく久しぶりで、自分のルーツをいろいろ確認することにもなり、感慨の深い体験となりました。

2021/03/21

皆川達夫さん②:思わぬところで「貴腐人」に深い意味が

 ①からだいぶ時間が経ってしまいましたが、昨年亡くなった音楽学者皆川達夫さんについて、音楽以外の気楽なミーハー話です。亡くなった後ににわかファン状態でいろいろ調べ回った時、ワインにも造詣が深くて『ワインのたのしみ方』という本を出していらしたと知り、いきおいで古書をゲットしまして……。ちなみに自分、まったくの下戸でアリマス。なのでほんとに、純粋に(?)ミーハーな興味で読ませていただきました。


入手した皆川達夫さんの『ワインのたのしみ方』


…なんですが、まず驚いたのが、注文時は文庫だと思っていたのに届いたものが新書版だったこと。奥付は昭和48年です。どうやらこれがのちに文庫化されたようなんですね。アマゾンレビューにあった「ワインを注いでもらっている皆川先生のお茶目な笑顔の写真」は文庫版で新たに入ったものなのか、手元の本にはそれらしき写真がないのが残念です。(写真は入っているけれど注いでもらってはいない。後年のお姿で「お茶目な」お写真て見てみたい❤)でも、逆にある意味貴重ですし、著者近影もお若いです! 

『こころの時代』にちらりと出てきた若かりし頃のお写真もイケメンでびっくりしましたが、いやー、やはり中年期もハンサムさんだったんですね~♪(個人的にはおじいちゃん然としてからのルックスのほうが惹かれますが……)おまけにこの裏表紙、推薦文を書いてるのはなんと芥川也寸志さん!音楽つながりですね。こちらも時代感が……テレビでよく拝見していた頃のお顔が目に浮かんで、なんだかたまらんです。


裏表紙、著者近影のお若い皆川達夫さん❤

中の文章は、時代を反映した感じでホンワカしつつも、「ワインは女性のようにデリケート」なんてくだりは、一見紳士的なようで、今の感覚だと隠微な女性差別感が……まあ時代ということで。とにかく、保管や飲み方のお作法から生産地別の特徴、小説に出てくるワインなんてのまで、初心者には充分すぎる内容で楽しく読めました。

でも自分にとってもっと楽しかったのは、皆川さん自身の好みやこだわり、キャラクターが透けて見えるところ。「ワイン」より「葡萄酒」というほうがお好みだったり、新聞漫画の「フジ三太郎」を「フジ・サンペイ」と間違ってたり(作者のサトウサンペイさんとブレンドしてしまったようで……いいんですよ無理して一般人のふりなさらなくてもー!(笑)てか編集者さん気づいてあげて☆)……「なんでもかでも英語風に表現しなくては気が済まない最近の一般的世相はあまり好感がもてず」なんてあたりも、なんだか(失礼かもしれませんが(^^;))かわいらしいです❤ ちょっと引用させていただきますね。

「肉の焼き方を聞かれたから〈生焼きでお願いします〉と注文すると、必ず〈ロウですね〉と返してくる。こちらも、それなればこそというわけで、〈そう、セニアンで〉とフランス風に答えると、急にどこの方言かといわんばかりの軽べつした顔をする」(p.29)

――大人げないですよっ!(笑)…というか微笑ましくて……よほどムカッとしたんでしょうねえ、こんなとこに書くなんて(笑)。ともあれ、フランス語など縁もない身には上記の小話も雲の上感タップリですし、紹介されている本格的なワインは当時今以上に贅沢品だったんだろうなあ……というのがひしひしと伝わってきました。当時ワインブームがあったらしいですが、ザ・庶民な自分などには(たとえイケるクチだったとしても)別世界です☆

でもワインについては、大好きな英国俳優ジョナサン・アリスさん(勝手にイアンシリーズの主人公のモデルにさせていただいている方)もワイン好きでいらっしゃるので、ちょっと憎からずな印象もあります。

読んでいて食べ物とワインの組み合わせがおいしそうでたまらなくなり、ワイン感のあるぶどうジュースでチーズを食べてみたりしました。自分にはこれが精一杯。下戸にとってはワインだろうがショーチューだろうが、アルコール飲料は「決して行けない憧れの国」です。

ワインのような風味だった濃厚赤葡萄ジュース

そして……タイトルにしましたが、『お酒が飲めないあなたのためのエチュード』という箇所でおすすめされていたソーテルヌの白ワインを調べていて、「貴腐ワイン」なる言葉を初めて知りました。本書には「ここのブドウはおそく摘み取られるために、一種のカビが繁殖し、腐敗状を呈します。〈高貴なる腐敗〉と言われるものですが…」とあります。

…ええっ、「貴腐人」てここから!? うわー、めっちゃシャレたところから持ってきてたんじゃん! 「高貴なる腐敗」ってのもなんか合う!?……と、驚くと同時に大納得!(なじみがない方のために……ある程度年齢がいった腐女子のことを「貴腐人」と呼ぶ場合がある……そうです。自分は言いませんけれど(笑))…

……だったんですが、調べてみると「貴腐人」の語源を「貴腐ワイン」からとした説明は見当たらないんですよね。やはり純粋に「貴婦人」に掛けただけだろうか。でも、偶然にしてもこんなイメージが連想可能だと思うと、言葉に味わいが増します。(笑)

…皆川達夫さんのお名前をこんな切り口で取り上げるのは畏れ多いんですけれど、自分のお里がお里なもので……(身もふたもないです(^^;))。皆川さんのお名前で検索なさってお読みくださった方がいらしたらごめんなさい。でもほんとにびっくりしたので。(音楽のお話や見つけたリンクなどは、「皆川達夫さん①:「ムジカ・ムンダーナ」なすれ違い」にまとめております)

*       *       *

【余談】さっき触れたジョナサン・アリスさんですが、出演なさっている映画『ビバリウム』が日本でも公開になりました! いつも映画ではカメオ程度の出演だったりするんですが、今回は脇ながら予告編でもかなり登場なさっていてワクワクします。主演はこれまた好きなジェシー・アイゼンバーグくんですし、見に行きたいんですけど……うーん、ちょっとまだ劇場に行くのはためらわれます……レンタルDVDを待つことになるかなあ……。(涙)

ついでですが、以前アリスさんがお父様から受け継いだワインセラーについてお書きになった記事を、こっそり拙訳でご紹介したことがあります。少し長いですがいいお話なので、よろしければどうぞ。



2021/03/14

春近し:新芽とつぼみと植物の時間感覚

大雨の翌日です。まさに「一雨ごとに」で、庭に出たらいろんなものがむくむく伸びていたので写真を撮りまくってしまいました。特に、昨年おっかなびっくり剪定したものが再生していることに感動しました。剪定の効果を感じられるのは翌年なんですね。この時間感覚、なんだか腑に落ちるものがあって、大事にしたいなと思いました。つい「すぐに成果を」と焦ってしまいがちですよね、われわれ人間は……そんな時に思い出したい感覚です。

そんなわけで、今回はものぐさガーデナーの親ばかフォトアルバム(笑)です。新芽やつぼみが出てくるこの季節、まだ虫は少なくて「これから」の想像が気楽にふくらみます。見ていて一番ワクワクするのは今かもしれません。


一昨年地植えから移したクリスマスローズ。
葉切りが遅れ、そのせいかどうかわかりませんが、
昨年より花は小振り。でもたくさん咲いてくれたので、
玄関を飾ってもらっています。
中が種の態勢になってるのでそろそろ切らなければ…。

大好きなツルニチニチソウ。
日照時間が少ないところに置いてますがつぼみが出てきました。

昨年買ったカシワバアジサイ。
足元からも新芽が出ていてワクワクします!
ずっと憧れだったのでうまく咲いてほしい☆

昨年密集していた忌み枝を剪定して
スカスカになっていたツツジ。
だいぶ葉が茂って枝先に新芽がたっぷり出ています。
昨年はほぼ咲かなかったのですがはたして今年は…。

昨年寄せ植え用に買ったラナンキュラス。
ずっと葉ばかりで諦めてましたが、
二年目も咲いてくれそうです。

昨年剪定したボタン。丸坊主になったので
心配していましたが、もりもり芽が出てきました。

100均球根のチューリップ。水栽培用の余りを鉢に植えてました。
先日葉がかじられたので、ヨトウムシ系とナメクジの
対処をしました。花は無事に咲いてくれますように…。


これも昨年買ったポリアンサ。元気がなく養生していましたが、
つぼみが見えてきました。

今年鉢で買ったミニスイセン。花が終わったので
茎ごと切り、地植えに移しました。

一番暗い玄関横のアジサイ。昨年は花が付かず、
教本を参考に剪定だけしてました。
今年は咲いてくれないかなあ…。


レッドロビン。昨年病気だらけだったので
丸坊主にして肥料やゆるい消毒などしてました。
新芽が明らかに増えてるので嬉しいです。

昨年剪定した枝を挿しておいたアジサイ。
足元にめっちゃ小さい芽が出ているのを発見して大興奮!(笑)

上のアジサイの鉢の全体図。
4号鉢ですごく小さいです。

昨年100均のタネから育てたラベンダー。
てのひらサイズの素焼き鉢に一つずつ分けて冬を越しました。
どうやら苗っぽくなって足元にもむくむくと新芽が。

昨年トマトやカボチャのエリアにコンパニオンプランツとして植えた葉ネギ。
主役が消えた後放置していたらそのまま冬越しして太い苗になってました。
想定外の収穫。(笑)しばらく楽しみます。

先日剪定したモミジ。高さとお隣への張り出しを抑えるため、
かわいそうですが上~右方向に延びる大きな枝3本を幹の際から切りました。
(これがけっこう重労働!植木屋さんはすごいです☆)
枝ぶりを楽しめるよう全体に手を入れたので、
葉が出るのが楽しみです。




毎年出てくれるスイセン。つぼみが見えてきました。

昨年切り花から挿したスプレーギク。
冬も枯れずにそのままでした。かなり育ちました。