カッシング丈は、たしか(第一作でああなったので)続編に出られないのが残念、と自伝で書いておられたのですが……役に愛着があるのではなく、単純に俳優として「続きの仕事」につながらないことが残念、ということで(笑)……いやいや、見事に出演なさいましたよ。やはりね、別の敵役じゃだめなんですよ。あなたのルックスでないと。それくらい、あなたはこの作品に刻み込まれてるんですよ。エンドロールのキャストでも、Peter Cushing OBE (大英帝国四等勲士)と肩書き付きで出てきました。字が細かくて読めなかったですが、造型元ということでしょうか。それが普通にキャストの流れで出てくるのが嬉しかった。足元スリッパの画像をぜひ、とかくだらないことは言いますまい。(言ってる(笑))
以上感想メモでした。
久しぶりにAmazonでTed Chiang氏の名前で検索してみたら、映画タイアップ版の短編集"Arrival"("Stories of Your Life and Others"の改題版)の他、以前ネット公開されていた"The Great Silence"のkindle版も出ていました! これ、ものすごく短いんですけど、ほんとにほんとに珠玉の一本です。すごく泣きました。今回のkindle版の前書きにある通り、詩のような感触があります。""Exhalation"の原文もそうでしたね。淡々とシンプルな文章ながら詩のようです。(だから散文的に訳された日本語版には少し違和感を覚えたのでした)英語が少し読める方は、ぜひ辞書をひきながらでも原文を味わってみることをお薦めします。文章自体はわりとシンプルで「お行儀のいい」文体だと思います。
下はThe Great Silenceをチャンさんコーナーでご紹介した時の記事です。作品の書かれたいきさつと、さわりの数行だけ訳したものをご紹介しています。(読んだとき全文訳してしまったんですが、もちろん公開するわけにはいかないのでポメラの中で眠ってます。でも翻訳って究極の味読なので、訳している間が至福の時間でした。今も時々推敲して堪能しています。(^^))
驚いたのが『ホワイ・シュッド・アイ・クライ・フォー・ユー』。大好きな曲なんですが(というか、この時代のアルバムは好きな曲ばかりで、驚くことに捨て曲がまったくないのです!)、この方、壮大でちょっと幻想的な情景・風景をラブソングに織り込んでイメージを広げるのがお得意な方なので、ずっとそのタイプの「ラブソング」だと思っていました。で、タイトルになってる部分は Why should I cry for you? なぜ僕が 君を求めて泣かなければならないんだ?
前回長すぎて切り取った映画感想シリーズ。資料用に漁っているイギリス関係の深海もの・海洋ものから3本で、それぞれジュード・ロウ、マシュー・グード、ジョージ・マッケイ主演です。珍しく比較的新しいのばかり。特にマッケイ君の"For Those in Peril"は日本未リリースながらめっけものでした。思わずにわかファンに❤(笑)
タイトルの『For Those in Peril』は、直訳すると「命の危険にさらされている者たちのために」。海軍やその他、海で亡くなった人のお葬式などで歌われる賛美歌の一節だそうで、他でもタイトル等に引用されているようです。作中では主人公の兄のお葬式のシーンでこの讃美歌が歌われます。英語版wikipediaによると、海軍出身のアメリカ大統領のお葬式などでも演奏されてきたそうで、歌のタイトルはいろんなバージョンがあるとのこと。歌詞は海難からの守護を神に願う内容です。映画のテーマはもろにそこではありませんが、自然を前にしてひたすら無力である人間、という立場を改めて認識させてくれる歌でした。科学技術の進歩で大きく変わってきていますが、漁師さんや海で働く人たちはそういう場所が仕事場なんだな、と、頭でなく心で感じることができました。
(あ゛、店名入っとる。すいません。(^^;))でも好きなお店で。最近近所にできて、フリーWi-Fiと電源完備というありがたい所なのです!ドトールさんより少し高いけど、週に2、3回はここで仕事させていただいてます。Push to kindleにためた記事がWi-Fiでおろさないと面倒な形になっちゃったので、記事おろしと資料読み、書き物などなど、絵以外はなんでもやってます(^^;)。ノートパソコン持ち込んでねばってる人とか、がっつり勉強している学生さんとか多いので気も楽で。