2015/12/28

コミケ新刊はこんな感じで。(ジョナサン・アリス/The Game 名台詞・削除シーン紹介と萌え語り本です☆)

ぎりぎりですみません。12/30(水)のコミケ用新刊コピー誌表紙がなんとかできました!表紙はもちろんアリスさんでスパイドラマ『The Game』のアランです❤未見の方が多そうな作品なので、核心のネタバレを避けた前半3話の紹介と、ネタバレありの後半3話紹介の間にインターミッションページを挟みました。後半は見たあとに読んでいただけたらと思いますが、未見の方もぜひ、レンタル鑑賞のお供にしていただけたら嬉しいです。ほんとに最高ですこのドラマのアリスさん!日本放映やレンタルでご覧になった方も、日本版で削除されてたシーンのご紹介(これまたいいシーンが多い!)もしておりますのでぜひぜひお手にとってやってください。


本文も、推敲中なもののいちおう目途はつきました。ただ、ほとんど字ばっかりになってしまいました。(^^;)SHERLOCKでやった英日名台詞本みたいなノリですが、考えたらこれ6話分なので。一話ごとに取り上げた台詞は相対的に少ないものの、字で埋まるのは当然かもですね。

それと、単独で本一冊のネタはないけど書きたかった『キングスマン』『London Spy』のレビューも入れたら、予定ページ数もオーバーしたので増やしました。(^^;)ただ、当初「スパイごった煮」としていたほどではなく、比重はほとんどがThe Gameで、他の二作はレビューのみです。目次はこんな感じです。(「見どころ」はアリスさん中心です。念のため(笑))


『コンビーフはきらい』目次
(実際の本の目次には、「見どころ」にさらに詳細な小見出しが入っています)


The Game
…で、まさかの削除!?
物語
メインキャスト
おもなゲスト・サブキャスト
名台詞・名シーン
第1話の見どころ
第2話の見どころ
第3話の見どころ
インターミッション
第4話の見どころ
第5話の見どころ
第6話の見どころ
The Game 全体の感想
製作者さん・脚本家さん
ジョナサン・アリスさん最新(?)情報
【レビュー】『キングスマン』
【レビュー】『London Spy』


その他の持参品はコミケウェブカタログPixivサークルサイト同人誌コーナーでご案内しています。ゆるい当て書きBL含めて、新刊・初売りがほんとにアリスさんメインになりました。我ながら嘘みたい。(笑)

それではこれから推敲と準備のラストスパートです。どうぞよろしくお願いします!念のため再度スペースナンバーを書いておきます。

12/30(水) 東ヤ-12a SUSSANRAP(サッサンラップ) 

芸能エリアで、海外ドラマThe Gameで取っています。(ぼっちサークルの気配でえす!(^^;))SHERLOCK既刊(たくさん(^^;))やピーター・カッシング、オリジナル等も持参します。無料配布もあります♪来年はイベント参加が少なめになるかもなので、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ❤



2015/12/21

『ネガティヴ・ケイパビリティ』あとがき(絶食系男子/リアルのゲイとアセクシュアル/ジョナサン・アリス など)

さて、先日ちらりと書きました、『ネガティヴ・ケイパビリティ: 絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行あとがきを丸ごと掲載します。縦書き用に漢数字などに修正したものをそのままコピーしますので、ちょっと形式がアレですが、お許しください。取り上げているトピックは、これまでにこのブログで取り上げたものともかぶりますが、以下の通りです。

・絶食系男子
・リアルのゲイとアセクシュアル
・ネガティヴ・ケイパビリティ
・ジョナサン・アリス
・その他のリアルの話題

(やんわりと小説のネタバレになるかもしれない単語をいくつか見つけたので、そこは消して空白になっております。ご了承下さい)


*      *      *

あとがき

最後までお読みいただいてありがとうございました。この小説は、二〇一四年三月八日開催のBL系同人誌イベント、J.GARDENにて初版を販売いたしました、同名小説の電子版です。(その後少々改稿をしております)BLと称するには変則的ですが、ゲイのキャラクターの扇情的ではない、やさしい関係を描いてみたいというのが願いでした。お楽しみいただけましたでしょうか。

 いろいろ興味があるものを詰め込んだので、最後にイメージソースや参考にしたものなど、織りまぜて書き留めようと思います。少し長くなりますが、よかったらおつきあいください。


絶食系男子

「絶食系男子」という言葉を知ったことが、この話を書く大きなきっかけになりました。目にしたのはネットの記事で、「草食系」を通り越して「絶食系」の若い男性が増えている、という内容でした。性的なもの自体に汚いイメージを持つ潔癖タイプの人も増えている、という切り口もありました。そこでなぜか、矛盾した色気を感じてしまいました。

 で、そのへんからイメージを発展させていったのですが……最初から「BLで」という前提ではあったので(ここらへんが無茶なのですが)、まったくの絶食ではなく「今は訳があって絶食中」になり、恋愛関係について「潔癖」な感じが残りました。…でもイアンさんは、なりゆきで絶食系男子というより       になってしまいました。ごめんねイアン。(ちなみに、男性の冷え性はほんとに   とも関係があるそうで、血行の悪さが両方の原因になるそうです。冷えが大敵なのは女性だけじゃないんですね)

リアルのゲイとアセクシュアル

もうひとつ、かなり大きく影響したのが、リアルのゲイの方々について情報が増えたことでした。たまたま手に取ったLGBTを解説する本に、ゲイの学生さんの声が引用されていたんですが……印象的だったのが、ゲイの仲間とのつながりがほしくでそういうコミュニティに行くと、すぐに肉体関係を求められるのがいやだ、というものでした。これは失礼ながらすごく意外でした。「やりたい」が真っ先に来るのだとばかり思っていましたから……。これも偏った情報やイメージにばかり接してきた弊害でしょうか。考えてみれば、同じゲイの仲間を求めるのは恋人募集ばかりではなく、共通の悩みを話し合えるとか、愚痴やのろけを含めた恋愛話も気楽にできるとか、いろんな要素がありそうですよね。ヘテロで考えたら当たり前に想像できるのに、ゲイ仲間と聞くと性的な関係しか想像できない、というのはほんとに失礼な誤解でした。
 その後、リアルの若いゲイの方には「添い寝やハグで充分」という方たちも出てきていると知り、女の子がファンタシーとして思い描いていたなかの、繊細なタイプの世界もあながち現実離れはしてないんだな……などと変な感慨がありました。

 そして作品中でも取り上げました通り、二〇一四年にイギリスのイングランドとウェールズで同性婚が合法になりました。(これを書いている今は、アメリカ最高裁で合法とされ、全州で同性婚が認められるようになった直後です。どんどん状況は動いていますね)
 好きな俳優さんにゲイの方も複数おられることから興味がわいて、あちらのゲイ雑誌の結婚関連記事なども読むようになったのですが……するとある意味「幻想」が壊れるわけです。長年のカップルがいる一方で、ケンカも破局もあるし、生々しく経済的なトラブルもある。ゴールできれば万歳、ではまったくない。思えば当然なんですが、直面する問題もヘテロと変わらないんだなあ……としみじみ思いました。

 「リアルのゲイ」への見方が輪をかけて変化したのは、なぜか「アセクシュアル」の概念をはっきりと理解してからでした。不勉強で知らなかったんですが、LGBTの多様なセクシュアリティの分類の中に、「アセクシュアル(無性愛)」というのが含まれているんですね。そしてその詳細もさまざま。これは目からうろこでした。その瞬間に、同性愛を差別しないで見る、という感覚がわかった気がしました。「アセクシュアル」を認める、つまり恋愛に興味を持たない自由までを視野に入れると、恋愛の対象や自分のあり方のバリエーションであるLGBTというものが、急に自然にイメージできるようになり、すべての垣根が取り払われる「自由な」感じがしました。

ネガティヴ・ケイパビリティ

「ネガティヴ・ケイパビリティ(Negative capability)」は、引用のとおり詩人のキーツの手紙にある有名な言葉だそうです。もともとは、別の詩人が性急に理屈に飛びつくことを批判する文脈で書かれた言葉です。その後いろいろに解釈し直されたりして広がったらしいです。

 直訳で「消極的能力」などとも訳されているのですが、調べてみると「あいまいさに耐える能力」というイメージでした。「ポジティヴな能力」が体から外側へばーんと出していくイメージだとしたら、逆方向に自分の中へ受け入れる、という意味でポジティヴの反対のネガティヴなので、「消極的」とするとちょっとイメージが違う気がしました。なので、冒頭の引用ではだいぶ言葉を補って意訳させていただきました。まさに理屈っぽく頭でっかちのイアンが、ラストでは多少この能力を身につけていればいいな、というイメージでタイトルにしています。なんだか昨今自分たちにも必要な能力だな……という気もします。

ジョナサン・アリス

イアンのルックス、名前、設定などのヒントは、ジョナサン・アリスというイギリスの俳優さんから〝いただき〟ました。海外ドラマ『SHERLOCK』の、アンダーソンというイヤミな鑑識官役で知られています。(ご本人はワインに詳しく、ロシア語ができてヴァイオリンも弾けるという多才な方です。ちなみにヘテロの既婚者で、新婚旅行は日本だったそうです)
 この方が『サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド』で演じた脇役、「イアン・ワーシング」が直接のイメージソースです。遺跡を巡ってレイラインの本を書いている役ですが、妻帯者でレイラインへのアプローチもいわゆる研究者側。この小説のイアンとはかなり違う設定です。スペルがわからないので勝手にWorthingとし、これの発音を確認して、濁点付きの「ワージング」としました。ちょっと「いなたい」響きが気に入っています。

 じつはタイトルの「ネガティヴ・ケイパビリティ」も、この方がちょい役で出たキーツの映画(『ブライト・スター 一番美しい恋の詩(うた)』)を見たときに、キーツについて調べて出会った言葉でした。…というわけで、練り上げる過程でかなり離れたものの、ベースのアリスさんなしには存在しなかった物語です。謝辞を密かにこの方に捧げます。

その他のリアルの話題

二〇一四年が第一次世界大戦百周年だったのも、もちろん現実の大きなイメージソースでした。レイラインの      はまったくの創作ですが、言及した書籍や仮説は実際にあるものです。(巻末の参考文献でご紹介しています)          という部分は、      仮説を提唱している方が、Google Earthにこの仮説の   を重ねて表示するファイルを無料配布しておられまして、それを眺めて       を通っている   を知り、「こりゃ使える」とばかりにさかのぼってモデルの村を設定しました。(何ヶ所かイメージをまぜている架空の村です)
 イアン・アプルトンとエリック・ウェスコットは、もっともらしく書いていますがモデルの    はいません。ベースの       や、戦時郵便の状況のみ現実を参照しています。こちらの話もまじめに書いてみたい気もします。

*       *       *

 イアンさんは、「BL版寅さん」のイメージもありました。(そんなものに需要があるかどうかは別として(笑))寅さんて惚れっぽいんですけど、最終的なところまではなかなか「いたさない」し、最後は必ずマドンナとさよならなんですよね。そのへんがいい感じだなーと……。今回は「可愛いとは思うけど好みとは違う」マーク君がマドンナ(?)だったので、いつか「モロに好み」なロマンスグレーのおじさまにドキドキするイアンさん、なんてのも見てみたい気がします。(そうなると、イアンさんにはずっと煮え切らない状況でいてもらわねばなりませんが……なんとも気の毒です(笑))

 とにかく作者にとっては、好きなものをたくさん織り込んで楽しんで書けた物語でした。いろいろ心残りもありますが、それは今後の課題とします。イアンさんの絶食期(?)なりの「テンションの低いお色気」を、少しでも楽しんでいただけたら幸せです。機会がございましたら、ぜひご感想などお聞かせください。
 末筆ながら、改稿時にヨーロッパの一般的な鉄道についてご助言をいただいた篠田真由美様に、心からお礼を申し上げます。

牛乃あゆみ

*      *      *







2015/12/20

History無料配信お礼とご報告

お礼とご報告

History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』無料配信終了いたしました。ダウンロードやツイッターでのRT、「いいね」などありがとうございました。今回は日本ストアと海外ストア(USとドイツ)で同数ずつダウンロードして頂けました。日本ストア分が減っていくのは三回目なので予想していましたが、海外分が反比例的に増えてきてるのは嬉しい驚きでした。
USストアの「この商品をチェックしている人は…」欄の表紙が前より過激になってきてるので、面白くて画面を保存してみました。(うちの本のタイトルが入るとこまでで切り取ってあります)この流れで読んで頂くとうちのはかなり違和感あると思うのですが…(笑)楽しんで頂けてますように!




2015/12/18

年内最後の無料配信です。(+コミケ続報)

というわけで、今年も残り少なくなりました。お試し短編・マイルドBL/ソフトMM小説History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』、24時間無料配信中です。(明日12/19夕方5時頃終了

ハロウィーンの夜のちょっと切ない、でもそこそこ前向きな(?)大人の物語です。(大人の恋愛話なのでやることやってますが、描写はあっさりR15程度。心理の方がメインです)シリーズですが読みきりですので、お気軽にお試し頂けたら嬉しいです。



(念のため、モバイル用リンク も貼ります)

kindle無料アプリ

物語の舞台になっているロンドンは、リアルでは今すごく暖かいんだそうですね。今朝の海外ニュースでは朝の気温が14℃で現地の8月並、クリスマスシーズンなのに半袖で歩いてる人もいると報じてました。なんか心配になりますね。温暖化。(^^;)

それはともかく、お忙しい方はとりあえず落としておいて、お正月にでもゆっくりお楽しみ下さい。ご感想もお待ちしております。

コミケでは紙版(コピー誌)を無料配布させていただきます。ぜひぜひお立ち寄りくださいませ♪
(2日目12/30 東4ホール ヤ12-a SUSSANRAP です)


ちょっと表紙デザインが違います。(前に配ったのとも少々違う)

なんか見直すたびに色とかいじっちゃうんですよね。(笑)



コミケのウェブカタログも頒布物など更新しました。
コミケウェブカタログ SUSSANRAP
(閲覧はログインが必要です)

こんなカットです。



カットの「モデルオリジュネ小説」がイアン・ワージングものです。ああ、思えば遠くへ来たもんだ。(笑)どうぞよろしくお願いします♪



2015/12/16

拾い物楽しいサンタ2題❤/ファッションサンタとオックスフォードボーイズがアメリカンビューティーでなんかもう(笑)


すいません、また自分が見返すための拾いものツイートと関連リンクのメモ。目の保養なのでよかったらご一緒に。(笑)


ファッションサンタ

一つ目は「ファッションサンタ」。トロントのショッピングモールの企画ものらしいのですが、ヒゲのイケメンモデルさんがスタイリッシュでサンタチックな格好をしていて、どーもこちらで公開されてる日付にそのモールに行くとどこかにこの方がいて、一緒に写真を撮って「#YorkdaleFashionSanta」というタグをつけて流すと、そのモールが一枚につき1ドルを病気の子供たちを支援する団体に寄付する、というチャリティーイベントらしいです。「帰ってきた」と書かれてるので昨年もやったのかな?いいですねえ。



モデルさんはポール・メイソンさんという30年モデルをやってるベテランさんで、「サンタの弟。痩せてるバージョン」と言ってるそうです。そしてこのサンタは「大人のためのサンタ」。このシーズン、あちらのデパートとかでは伝統的に、子供が抱きついたり一緒に写真を撮ったりできるサンタさんを雇うんですよね。(よく映画とかにも出てきますよね。先日はリアルのニュースで、不況のために失業した方たちがサンタのバイトをするための「サンタ教室」の話題を見ました。ただ衣装を着ればいいってものではないらしいです。子供をうまく相手にしなくちゃなので)


こちらはファッションサンタ公式ページ。目の保養な写真がいっぱいです❤
Fashion Santa


オックスフォードのアカペラグループ

次はこちら。とにかく見てくださいこの絵ヅラ。


…アメリカン・ビューティーかい!(笑)
と大ウケして、紹介してるアカウントがバリバリのゲイ雑誌さんなので、よく読みもせずにその手のアーティストのクリスマスビデオの紹介かと思ってたんですが、引用されてるアカウントに飛んだらなんと彼ら、オックスフォード大学オックスフォード・ブルックス大学の学生さんによる、Out of the Blueという男子アカペラグループだそうです。こちらもクリスマスのチャリティーで、『サンタ・ベイビー』という古いクリスマスソングをカバーしたシングルを出したんだそうです。で、これはPVらしいです。

この曲自体はよくカバーされてて聞いてる方も多いと思います。自分もわりと好きな曲なんですが、男性がこう歌ってるの見るとちょっと異様というかおかしくて楽しい。(笑)あと、図書館とか背景が学内かな?と思えるので、そのへん見るのも楽しいです。最初出てくる東洋系の長髪の彼若い頃のカズオ・イシグロさんにしか見えなくてツボにはまってます…!(笑)(テレビで若い頃の長髪写真見てからイメージ変わりまして(笑))
とにかく楽しいビデオです!

Out of the Blue 公式ページはこちら。






2015/12/11

【感謝とご報告】kindle版『ネガティヴ・ケイパビリティ』他ご感想+M/M小説の話とか

いろいろ立て込んでしまい、遅くなってしまいましたが、kindle本を出しながら精力的にレビューもしておられるとりさんが、ブログでうちの本のご感想を書いて下さいました。イアンものは、これまで紙同人誌のご感想をメールやお手紙、イベント会場でのお話など、個人的な形でいただいていますが(こちらも宝物です❤)、オープンな場ではなかなかないので嬉しかったです。私よりわかりやすい(笑)内容説明も含めて、とても丁寧に書いて下さっているので、お礼とご紹介をさせて頂きます。(普通の日記など複数の話題が入るのは、うちと少しだけ似てますね(笑))書いて下さってる通り、以前にもうちの本をレビューして下さっていて、ほんとにありがとうございます。


かくれんぼ戦略様:Kindle書評『History』『ネガティヴ・ケイパビリティ』(イアン・ワージング シリーズ)

(とりさんの刊行中kindle本はこちらです。 とり書房 )

文中で触れてくださってる「あとがき」は、紙版の初版に入れていて、改訂版で「くどいかなー」と削除→kindle版で「やっぱり入れよう」と少し推敲して再収録、という紆余曲折を経ております。(^^;)で、あとがき無し版でご購入いただいた方へのフォローの意味で、ウェブでも公開しようと思っています。中で扱っている題材にご興味のある方がおられたら、というのもありますし、ネタバレにはならないので。今回に含めると長くなりすぎるので、また改めてアップしますね。今回はこの書評で触れて下さったあたりを書きます)

ちょうど現在、コミケ用の紙版を刷っています。コピー誌主体で、長い『ネガティヴ…』も手製本ですが、書籍用紙の平綴じで「書籍っぽく」しています(笑)。本文と表紙、口絵はkindle版と同じになりました。(表紙はコレ↓になります)


表示の問題

(ここはKDPの技術的な舞台裏のお話なので、ご興味ない方は飛ばして下さいませ☆)表示上の問題で教えて下さった『History…』の「字下げ」は、自分のチェックできる範囲(PaperwhiteとKDPのウェブ上のプレビューア)ではまったくわからなかったので、とってもありがたかったです!e-Pub知識がなくWordからアップしているので、せっかくご教示いただいている解決法が活かせず残念ですが、白文字設定は試した覚えがありました。そのときは画面で普通に黒文字で出てしまい削除したんですが…念のため確認したらなぜか残ってました!なんでかわかりません。削除しそこねたのかなー。(^^;)そのあとプレビューアだけの確認で済ませてたのがいけなかったのかも…。(実機と違うんですよね。ところどころ)修正しましたので、おかげさまで次の無料配信ではそちらになります。今後の良い教訓にもなりました。

斜体については、自分も読みにくいなあと思いつつ、じつは太字にするか斜体にするかの究極の選択でした。(^^;)時系列が変わるのを見た目でわかるようにしたかった箇所で、一章別立てというほどではない気がして。紙だと別フォントにしてるんですが、kindleはそれができないので斜体と太字を両方試して、ましに感じたほうを取りました。…それでもたしかに、読んだ方が気になるようではいけないです。インデントが設定できると助かるんですがねえ…これも残念ながら使えなくて。うっかり紙版ファイルの流用でインデント設定が残っていると、すごく広い行間が空きます。(笑)これもなんとかできないかなあと思うんですが…。e-Pubだと設定できるのかな。これも今後の課題であります。

じつは別に、自分のなかで気になっている点もあるんです。『ネガティヴ…』分冊版上巻のトビラ(タイトルのページ)です。KDPの今のシステムでは、テキストを画面の横位置中央にポンと置く設定ができないんです。少なくとも自分が知る範囲では。で、そうしたい箇所では画像化したテキストを貼ってるのですが、これがなぜか上巻だけ上付きになってしまうんです。ほんとは縦位置も中央にしたいんですが。中・下巻と元ファイルを見比べてもすっかり同じに見えるのですが、何度やってもだめ。…本文には関係ない箇所ですが、揃えたかったのでくやしくて…。(そしていまだに未解決。精進します(^^;))

M/M小説のことなど

本当にどこかに彼らが生きてそう、海外ドラマになってそう、というお言葉が、すごく嬉しかったです。親バカですが、キャラクターはほんとに人格が一人立ちしてくれて、特にイアンとマークの掛け合い漫才(?)はほぼひとりでに出来てくれたくらいなので。キャラが立体的になる過程では別のご縁もあったのですが、長くなるのでまた改めて。

引き合いに出ているMMロマンス。自分も少しだけ読んだことがあり、親近感を感じていたので嬉しいです。(いろいろ呼び方があって、自分は「MM小説」でインプットしました)といっても買ったまま放置が長くて、三冊ほど買ったもののきちんと読了したのはやっと最近、まだ一冊だけで、ジョシュ・ラニヨンさんという方の作品です。正直かぶる要素があったらやりにくくなるとか、そういう変な心配もあってなかなか読めなかったんです。(^^;)書き終わってからちらちら読んでみたら、多少かぶるといえばかぶる、図書館のシーンがあって…書く前に読まなくてよかったと思いました。書きにくくなっちゃいますから。(笑)

前にUSストアの『History…』の「この商品を買っている人は…」欄に出る本が、日本より自分の本に雰囲気が近いことをご報告したことがありました。その系列で売れっ子作家さんの一人がジョシュ・ラニヨンさん。じつはキャンペーンをしたとき、BL無料ランキングに並列されてた有料ランキング列で2位くらいにおられて「おっ❤」と思いました。たぶんここをお読みになる方にはご存知の方も多いかと思います。日本での翻訳作品も多いですよね。自分は商業BLはあまり読まないので、存在そのものを知るまでに時間がかかりましたが、翻訳をなさっている方のブログなど読ませていただいて、興味が湧いて購入しました。読ませていただいた作品は、主人公がゲイで露骨なフ☆ックシーンが入ることを除けば、おおざっぱにミステリー系かサスペンス系に分類できそうな感じでした。

翻訳なさってる冬斗 亜紀さんのMM小説レビューブログと、ラニヨンさんの公式サイトはこちらです。

Slash×Slash Slash(m/m小説) レビューブログ

http://www.joshlanyon.com/

洋書のほうはレビュアーのお名前は男女ともにありました。でもやはり女性が多いかな?翻訳はレーベルもBLなので完全に女性向けですね。表紙の雰囲気もだいぶ違います。…たしかOUTかattitudeのサイト記事だったと思うんですが、「ゲイポ☆ノを見ているのはかなりの比率で女性」というのを以前見かけました。自分はそちらは見ませんが、日本でも詳しい腐女子さんはすごく詳しいですよね。BL雑誌で紹介されてたりもしますし…。(大昔の例で恐縮ですが、ふくやまけいこ先生のエッセイまんがで、JUNE編集部の方がゲットした洋物ビデオを数人でわくわく鑑賞会した話とかあったのも思い出しました。ネットでこれだけ情報が氾濫すると隔世の感がありますね。ついこないだの気もしますが!(笑))

まあゲイの方から見て「魅力的な男性」は女性にもそう映るケースが多いわけで、そこだけ考えれば当然の帰結というか。あとは露骨にエロティックなものへの嗜好の多寡、の問題かもしれません。(これは性差でなく個人差)

M/MはBLより用語としてはまだ知られてないですし、うちの本のラブシーン(にあたるもの)は淡白というか、映像で言えば一般映画のラブシーンか、それに毛が生えた程度。(でもこれがやりたい匙加減なんですよね)なぞらえるのは気が引けて、引き合いに出すのは避けてたんですが、第三者さんから見て共通項が感じられるなら、自分の勘違いではないはずなので、今後はPRの際キーワードに入れてみようかな、と思います。もしかして「マイルドなM/M」が読みたい、という方もおられるかもですし。(笑)

KDPのキーワード設定では、じつはダメモトで「MM小説」も含めてあったんです。それで検索する方は少ないと思いますが(笑)。もともとニッチなので、少しでもベクトルの近い方の目に触れられるよう、努力しようと思います。


やはりごった煮的に長くなってしまった。(^^;)すみませんでした。刈り込む時間がないのでこのままアップします。とりさんには改めて感謝を。ツイッターではフォロー関係はじつはないのですが、折々ゆるくお世話になっています。直接続きが読みたいと伺って、とても励みになりました。ありがとうございました!m(_ _)m次の仕込みも、ちょっと中断はしていますが進行中です。

『History...』のほうは、今月も12/18夕方から24時間無料配信になる予定です。よかったら落としてやってください。毎度の締めですが、無料アプリでも落とせますので!(コミケでも紙で無料頒布する予定です。ついでがありましたらぜひお立ち寄り下さい。スペースは12/30(水)、東ヤ12a、 SUSSANRAPです)

両方kindleオーナーさんのプライム無料レンタルに登録しています。じつは『ネガティヴ…』の分冊版上巻のキャンペーンの直後、レンタルと有料でちらほら読んでいただいたのは、統合版(とは書いてませんが一冊にまとまった本)のほうでした。レンタルは月一冊なので、まとまってるほうが良いかと思います。よかったらそちらでもどうぞ。(書いた順番は『ネガティヴ…』が先で、そちらで伏せていたことを書いたのが『History』なんですが、どちらからでも読んでいただけるように書いています。続き物ではなく両方読みきりですので、どうぞよろしく♪)


 


2015/12/03

歴史家萌え中❤(エドワード・ハレット・カー)

ここんとこ告知続きだったので、今日は肩の力を抜いてはまりものの話など。(書いたものやこれから書くものには自然につながっちゃうんですけども)

…『History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』でエピグラフに著書から引用させていただいたE. H. カー、マイブームが続いております。外交萌え(?)、みたいなのってありますよね。たぶん自分がそれを最初に経験したのはスタトレのTNGだったと思うんですが(笑)、ちょっとそっち系の楽しみもありつつ、ご本人に興味が出てます。

で、ここでも以前ちらっと触れました、唯一の評伝『誠実という悪徳―E.H.カー 1892‐1982』を図書館で借り、読み始めました。うっかり上に落としたらハムスターくらい死んじゃいそうな厚い本で、そのうえ自分なんかですとちまちま辞典引かないと上っ面しか読み取れない書き方。なので二週間で読みきるのはまったく無理(^^;)。やはり手元にほしくなってきました。

amazonのレビューではこの方面興味ある人には必読とか言われながら、でもこれを今出して誰が読むんだろう?と言われている(笑)、そんな本です。読みにくいところもある。(たぶん歴史事項の「読者が知っててあたりまえ」の前提基準がお高め)でもわからないところを調べながらゆっくり読むと『トリビアの泉』的な面白みもあるし、上っ面で読むのはもったいない本です。

こんな本の邦訳版を出してくれた出版社さんを支援する意味で、買うときは古書でなく新書を定価で買いたいです!(てか、ぶっちゃけ古書でもあまり変わらないのですよ。たぶん絶版になったら古書が私の手には届かない値段になるタイプの本じゃないでしょうか)

冒頭には、カー本人が著作で書いた言葉が皮肉に引用されています。いわく、

「偉大なる人間の中に卑小さと欠陥を発見するのは、大衆には、わくわくするような出来事である」

そして序文で著者(カーの教えを受けたことがあるジョナサン・ハスラム)はこう書いています。

「…しかしながら、他の多くの者にとっては、彼は、謎の人物、理解し難く近寄りがたい異才であった。人間というよりはむしろ、半神(あるいは魔人)であった。(中略)彼は、賞賛と同時に、同じくらいの量の罵倒をも受けたのである」

カーは100%象牙の塔の中の人ではなくて、イギリス外務省で二十年も働いていました。このへんは別の情報源であらかじめ垣間見ていたのですが、具体的に見るとなかなか面白くて。

生まれたのは1892年で、子供の頃からかなり優秀…天才といっていい方だったようで、奨学金とトリニティ・カレッジの学寮長からのラブコール(笑)を得てケンブリッジ大学に入学しています。(家は中流でも余裕はあまりなかった様子なので、奨学金は必要条件だったのかも)最初は古典のほうでめきめき才能を発揮していたそうで、文芸面の素質があったんですね。これまで読了したこの方の本は、『歴史とは何か』『新しい社会』と共に講演記録ですし翻訳ですが、センスというかなんというか、そのへんの素養ががっちり支えているのは素人目にも納得です。

下に弟、妹がいますが、未婚の叔母が同居していたそうで、この叔母が幼少時の彼を「自分のものにした」そうです。具体的にどうこう、というのがあまり書かれていないのがこの評伝の特徴なんですが(笑)(あるいはあとに詳述されるのかもですが)、老年になってからカーご本人は、

「幼少時代、私は、方向を誤った感情に過剰なまでに取り巻かれ、翻弄され、傷つきました。そして、他者とのバランスの取れた感情関係を結ぶのに失敗してきました」

と書いているそうです。何があったんでしょう。

この叔母アメリアの影響はかなり深刻だったようで、彼が大学時代に病気で二年休学した際に「問題の根源は叔母のアメリア」と「高名な医師」に見通され、彼女に出て行ってもらうようカー自身が話すはめになったそうです。

このへん詳しく書いてると何ページあってもたりないので切り上げますが、第一次世界大戦も幸か不幸か病気のために出征しなくて済み、1916年に外務省の職員に。(本来は特権階級しか入省できなかったそうで、これも戦時ゆえ)そして終戦後のパリ講和会議ではアシスタントとしてイギリス代表団の一員になり、仕事ぶりはかなり高い評価を受けていたようです。

…カーの著書で『危機の二十年』というのがあります。一次大戦と二次大戦の間の期間をテーマにした本なんですが、前に借りて、やはり二週間では(あるいは延長して一ヶ月でも)自分のペースで読了するのは無理でした。逆に一回読了してオッケーという本でもないので、手に入れて精読しようと思っているんですが…現場にいた人の書いた本だと思うと、自分の食いつきも変わりそうです(笑)。前に借りたのは旧訳だったので、わかりやすくなってるという新訳で読むのが楽しみであります♪

読んでいて、「バルカン化」って言葉がわからなくて、調べて初めて知りました。(Balkanization: バルカン半島のように対立する小国に分かれること)バルカンて聞くと「…半島」より「…星人」が先に来るほうなので、イメージ矯正中です。(笑)

自分は近代史まったく詳しくないのですが、小説で書いているイアン君(まだ書く気です。書きやすいんですこの人(^^))はこのへんめっぽう詳しい人なので、少しでも彼に追いつけるようにがんばらなくてはです☆(てかとにかく今マイブームなので飽きないうちに!(笑))

2015/11/23

【お礼とご報告】無料配信終了

無料配信終了

イアン・ワージングさんのまろやかBLスピンオフ短編Historyと、長編の【分冊版・上巻】の無料配信が終了しました。ダウンロードしてくださった皆様、ありがとうございました!楽しんでいただけますよう祈っております。そしてツイッターでPRにご協力くださった皆様もありがとうございました!

今回は三日間の連休に重なったのもあり、また、kindle本情報サイトのきんどるどうでしょう様、本と本様、kindle books安売り情報様に無料情報を拾っていただいたおかげか、上巻のほうは前回の短編単独・一日のみのキャンペーンの約6倍ダウンロードしていただけました。短編『History』のほうも二回目で一日のみながら、前回の半分くらいの数の方々に落としていただけました。今回も同時に無料になっていたBL系の本が少なかったため、一時的に日本ストアの無料BLランキング2位と3位に並び、その後上巻だけになってから、一瞬1位にもなりました。海外ストアではアメリカ、ドイツ、それとうちの本全体で初めて、ブラジルストアで落としていただけました。

今回はツイッターの宣伝ツイートもちょっとがんばってみまして、初めての試みなんですが、本文からの引用をいれてツイートしてみました。こんな感じです。

これは『ネガテイヴ・ケイパビリティ』から。かなり気に入ってる会話です。(笑) 
こちらは『History}』から。イメージソースのジョナサン・アリスさんの、以前こちらに和訳を載せた思い出話にヒントを得た台詞です。 

自分はふだんツイッターを使いこなせてなくて、いわゆる「拡散力」みたいなものもまったくないんですけど、今回は毎回ツイートするたびに、数冊ずつ地味にDL数が増えてくれたので、(まあ自己満足かもしれませんが)少しは見かけた方がご興味を持ってくださったのかな、と思いました。ごく少数ですが、ふぁぼ(あ、「いいね」になったんでした!)を付けていただけたのも嬉しかったです。

全部で140字に収めなくてはならず、タイトルが長いのではしょりましたが、リンクを含めるとかなりの字数になり、そのあまりに入れられて、そこそこオチがついて、かつネタバレにはならない文章を切り出す…という作業はけっこう面白かったです。宣伝コピー書くのが苦手な自分には、じかに中身のきれっぱしを見ていただくほうが合ってるかな、とも思いました。

(それと、自分の個人アカはSHERLOCKのファンとしてつながってくださった方が多いので、kindle本の宣伝はお門違いという方もおられるんですよね。なので、書影とリンクをいれた「お願いします!」の連呼を何度も目にするより、短いシーンをいろいろ流したほうが、多少は面白く眺めていただけるかなー…なんてことも考えました。似たもの同士で腐女子さんベースなのでそこはいいとして、まああとはご趣味に合うかどうかと、自分の精進次第なんですけど…がんばります!(^^;))

期間中に、プライムのレンタルでも元の分冊ではないほうをチラホラとお読み頂き始めたので、これも嬉しかったです。ありがとうございます。分冊もそれぞれに楽しんでいただけるところを入れる分け方をしていますが、話が収束したり大きく展開したりするのはやはり後半なので、全体を通して読んでいただけると嬉しいです。(それでなくとも「後半じわじわ」型だと以前評していただきましたので、イマドキとしては不利かもですが…精進精進(^^;))上巻で気に入っていただけたら、中・下巻もぜひ読んでいただけたらと思います。そしてもし上巻だけでも、ご感想・レビューをいただけたら幸いです。短くてかまいませんので、どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

最後に、amazonの著者ページに分冊版も加えていただいたのでリンクを貼ります。それと、最近モバイルサイトとPCサイトの違いを意識するようになったので(遅)、モバイルサイトの検索へのリンクも貼ってみます。自分はPCオンリーなので表示状態の確認ができず、もしかして蛇足の可能性もありますが、ご覧になっている環境によって違うと思うので、もし不具合などございましたらご一報いただけたら幸いです。(なぜか今『ネガティヴ…』の分冊版下巻のみ検索されないので、Amazonに問い合わせてみます!(^^;))

Amazon 牛乃あゆみ著者ページ

【モバイルサイト】SUSSANRAPの本

【PCサイト】SUSSANRAPの本

2015/11/20

お試し短編と分冊上巻、無料配信中です。

さて、昨夜お知らせした理屈屋イアンのマイルドBL二点、無料配信が始まりました。(分冊版表紙も無事に反映されました!)二点で無料期間が違いますのでご注意くださいませ。同キャラクターのシリーズで短編のほうが時系列はあとですが、どの順番でお読みいただいても大丈夫です。

こちらは二回目。24時間無料になります。

こちらは新リリースした分冊版の上巻です。

  

ずっとここをお読みいただいてる方には繰り返しになりますが(^^;)、いちおう手短にご紹介を。『History』は元彼とのハロウィーンの夜の物語、『ネガティヴ…』は天然系「自称遺跡ガイド」君との愉快でちょっとせつない触れ合い、癒しと「少し不思議」な旅です。レーティングは追憶ホームズと同程度で、またR15程度です。(やることやってるけど詳しい描写はなし)「マイルドな」BLです。短編はちょっと大人(?)、長編はふんわりとしたところがあります。

雰囲気や世界観がお気に召していただけたら、続きもぜひ読んでやってくださいませ。(プライムの無料レンタルからお読みいただく場合は、一冊になっているバージョンでどうぞ)

中巻と下巻、背景が黄緑のものが統合版です。
    

最初は「上・中・下」を入れただけで全部同じ表紙だったんですが、パッと見で区別しにくいので分冊版の背景の色を変えてみました。(元の一冊にまとめたものの配色がかなり悩んだ末に決めたものなので、あまり変えたくなったんですけど(^^;))意識してなかったですが、並べると信号機カラーですね。(笑)

(毎度ですが、kindleをお持ちでなくとも無料アプリでお読みいただけます。ぜひお試しください)
kindle無料アプリ

2015/11/19

分冊版と明日からの無料配信のお知らせ+電撃小説大賞の講評

分冊版と明日からの無料配信のお知らせ

明日夕方から、マイルドBLシリーズ(?)スピンオフ短編『History...』の二回目の無料配信を決行予定です。同シリーズ既刊『ネガテイヴ・ケイパビリティ』分冊版も作ったので、そちらの上巻も無料配信させていただきます。合わせてお楽しみいただけたら嬉しいです。

分冊版はぎりぎりまで迷っていた表紙を今朝差し替えたりしたんですが、システム上は変更終わってるのになぜか商品ページの表紙が元のままで、今問い合わせております。詳細については明日きちんとまたお知らせしますね。

なにかあって明日書けないといけないので、念のためリンクしておきます。よかったらぜひ。

History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン [イアン・ワージングシリーズ]
こちらは24時間:11/20-21(午後5時頃開始・終了)

【分冊版・上巻】ネガティヴ・ケイパビリティ: 絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行 [イアン・ワージングシリーズ]
こちらは72時間:11/20-23(午後5時頃開始・終了)

期間が違って紛らわしいですが、よろしくお願いします。システムの具合で開始・終了時間が多少前後することがありますので、価格欄を確認して落としてくださいませ。

電撃小説大賞の講評

いろいろあって遅くなってしまったのですが、春頃に投稿していた電撃小説大賞さんの講評が少し前に届きました。一次通過作品にはすべて講評がつきます、と書かれていた記憶があって、たしか10月決定なのになにもこないので梨のつぶてだったかなー…と思っていたところでした。同人誌発表の長編もOK、で見つけた唯一のところだったので、多少無理は意識しておりましたが送らせていただきました。すみません。m(_ _)m kindleにする前に参考にしたかったので、講評を頂けて嬉しかったです。…というか、正直作品の傾向自体がこちらの賞の主旨に合わない自覚はあったので(かすかに、広い意味のJUNE要素があります。自分には必須なので(笑))、最後まで読んでいただけないかもと覚悟していました。なので、内容に具体的に触れていただいてる評を読んで、「本当に最後まで読んでくださったんだ」と妙なところで感動しました。丁寧な講評を頂けて感謝感激です。とても参考になりました。

作品は10年くらい前に同人誌用に書いたものを改稿したもので、オリジナルですが脇キャラでドイルせんせやホームズさん(他にもいろいろ)が出ます。同人誌でお読みいただいた方はあれだな、とお分かり頂けると思います。アレを送りました。無茶ですねえ(^^;)。でもパスティーシュではなく主役もストーリーもオリジナルなので、一度外の方に読んでいただいて、ご感想なりを伺ってみたかったのです。

お恥ずかしいですが、システム自体が参考になる方もおられるかもしれないので実物を載せます。こんな感じでお二人分の講評がいただけます。あとで手直ししてkindle版にするつもりなので、タイトル(変えるかもです)やネタバレになる部分はボカシを入れています。(べつにやらしい単語ではないです(笑))


全体はこんな感じ

評部分の拡大



比較的ご評価いただいたのは技術点(?)的な部分のようで、これは普段意識しないことなので想定外でした。一方欠点はお二人とも揃って「題材がこれでは読者が限定される」とご指摘いただいています。予想はしていましたが、自分としては元ネタがわかる方向けのパロディではなく、元ネタなど知っている必要はない物語として書いたつもりでした。ホームズは「架空の人物」、ドイルは「有名人」という点が物語の要素で、別のキャラクターでも替えられます。「ホームズネタ」もたしかにありますが、自分の意識ではそれはオマケで、ストーリーが立脚する要素にはなっていません。でもそこがなかなか通用しなかったようです。(個人的には、元ネタのあるものをその元ネタをよく知らずに平気で楽しんでたりするので、そういうのが自分には理想です。逆に、これはアレからもってきた、という答え合わせしか売りがないものは読者・観客として興味がなくて、あまりやりたいとも思わないんです。はっきりとパロディにするときは別なんですけどね。(^^;))

一方の方は元ネタ合わせでなく楽しめる部分を認めてくださっていますが、たしかに同人誌でも悩んだのはプレゼンテーションで、そこをご指摘いただいてるので自分の感じ方にも確信が持てました。同人では逆に「元ネタの認知度」のつながりで手に取っていただくしかなく、しかし手に取っていただくために入れたネタではなく、書きたかったのはパロディではない…という、まあいつものニッチなアプローチなので、できるだけ多数向けを狙うところで欠点になるのは至極当然です。

(だからこそやりたいというのがあるので難儀です。メジャー作品で面白いと思うものが少ないほうなので。(^^;)供給がないから自分で書く、というのはやはり同人誌のあり方ですね。いい悪いでなく。あえてそれを選ぶ以上は、読者が少なくなるというのは覚悟しなきゃいけない。そしてそれを商業の場に持っていけるのはすでにネームバリューのある場合だけだと思います。商業的に仕事をするというのは、関わる人たちの経済的な面に責任を持ち合うということですから、無謀な賭けはできないケースが多いのですよね。でもそれで成功するとは限らないのが難しいところ。そうでなければ、つぶれる商業出版社はないはずです。…いちおう出版社の端っこに勤めていた人間として書きます(^^;))

ともあれ、同人誌で発表済みの作品を受け付けていただける場は他にないので、書き直して送る場もなし。(イマドキ同人誌発表がいけないなんて、ちょっと首を傾げますね。切磋琢磨する場なのに)kindle版にするときには、ホームズが出てくるあたりは前面に出したほうがいいかな…?とも思いましたが、有名なものの名前が出てると、知らない場合に「知らないとだめなわけ?」という疎外感みたいなものが生まれやすいというのはあると思うんです。そこをうまくクリアできるような流れにできれば理想ですが…。純然たるパスティーシュではまったくないので、そこを期待されると肩透かしになってしまうし、やはりPR方法が難しいです。

(芯の部分でイメージソースと言えるものは、じつは同人誌のあとがきにはすべて書きました。ホームズではなく、あまり知られていない映画と古典作品です。これは読む方の予備知識に頼るという意味でなく、パクリでもなく、影響を受けて自分の中で発酵したらこうなった、という感じです)

…一番参考になったのは、読んだ方によって目をつける場所が違う、という、当たり前のことかもしれません。頭ではわかっていても、たまたま聞いたひとつの意見に流されたりすることがあります。たぶんそれを諌める(あるいは勇気づける)ために、二人分の評をつけるシステムにしてくださってるんじゃないかと思いました。(都合のいい解釈です(笑))
技術点(?)についてはあまり気にしたことがなかったので、少しだけ自信にもなりました。ある程度楽しめる、としてくださった部分をもっと広げつつ、かつ味を薄めることにならないよう工夫して(口で言うのは簡単(笑))仕上げていこうと思います。他の制作にもこれらのご指摘生かしたいです。

2015/11/13

拾い物お宝ビデオメモ Russell Elliot "Around"

先日ツイッターで拾ったんですが、すごく素敵なPVだったので。自分の覚書を兼ねて記事リンク等貼らせていただきますー♪テーマが「ストレートに恋したゲイ」と、「惹かれつつも逃げ腰な彼」。葛藤が表現された美しいビデオです。(えげつないところはまったく無いのでご安心を(^^))ダンス部分の振り付けがとにかく見事です。なんか何度も見てしまいます。

読んだ記事でわかる限りでは、このアーティストRussell ElliotはゲイのR&Bシンガー/ソングライターで、以前はRussell Wagonerという名前で活動していて改名したらしいです。曲はご自身の体験に即したものらしく、大学時代にストレートの男性に恋をして、相手も自分に惹かれていたものの、ノーマルなヘテロでいたいという気持ち(インタビューでは「特権」という表現もしている)のほうが強かった、ということのよう。インタビューによると"Frankly, it's the "go fuck yourself" I never gave him in person"(正直に言えば、これは彼に直接言えなかった「くたばっちまえ」だ)とのこと。

Attitude Magazine

ARTIST SPOTLIGHT, PREMIERES

HUFFPOST GAY VOICES




それにしても振り付けが力強くてかつ繊細で素敵。振付けたのはThe Kuperman Brothersという、ブロードウェイやインディーズフィルムで賞を獲っている方たちだそうです。公式サイトはこちら。



*     *     *

【2024/7/13 追記】
歌の意味を解説している記事をたまたま見つけたので、リンクを追記します。なんと今年7/4の記事。つい一週間ほど前です。元のブログを書いてからずいぶん時間が経ちますが、今でも訴えるものがある歌だということですね…。

2015/11/12

『歴史とは何か』と"Here Dead We Lie"+歴史家とイヤミとセレンディピティ


『歴史とは何か』と"Here Dead We Lie"

ずっと書きあぐねていたE. H. カーの『歴史とは何か』のご紹介、なんですが、改めて書こうとするとすごく難しいことがわかりました。要約できないんです。Amazonの同著者の本のレビューにもそうあったので、自分の怠慢ではないと思います。(^^;)

「(歴史とは)現在と過去との間で交わされる、果てしない会話(対話)である」

ほんとに、エピグラフにお借りしたこれに尽きるんですが、これだけ取り出すとわかったようでいてイメージがあいまいで。具体的に説明するとなるともう、この本読んでくださいとしか言えないんです。(笑)

…なんですが、それを体感できる例がたまたま出ました。さっきツイッターのマーク・ゲイティス兄のページを覗いたら、第一次世界大戦の戦争詩をつぶやいていらしたんです。今日(追記・書いてるうちに日付が変わったので「昨日」)が一次大戦が終わった日、ということでつぶやかれたようです。1918/11/11に終わっています。我田引水ですがそれを貼らせて頂いて、それに絡めて「こんな感じ」な部分を書き留めてみたいと思います。

(あとに拙訳を添えます。たしか以前もつぶやいておられて、それで知った詩でした。第一次世界大戦で戦死した若者の気持ちで詠われたもので、作者はアルフレッド・エドワード・ハウスマンです)



僕らは死んでここに眠る
生まれた国の名を汚し
生きることは
選ばなかった

たしかに人の命など
大して惜しいものじゃない
だが若者には惜しいのだ
そして僕らは若かった

参照:THE WAR POETRY WEBSITE  -  HERE DEAD WE LIE  - The poem by A E Housman

"life"は「人生」とか「命」とか「世界」とか、いろんな意味を持っているので訳すのが難しい言葉ですね。もっと生きて人生も世界も経験したかった、という気持ちがどっと溢れてくるように感じます。茨木のり子さんの『私が一番きれいだったとき』も思い出しますね。そちらは二次大戦時を詠った詩ですが、いずれも若い命を、あるいは時代を、戦争で失った人々の気持ちを詠った詩です。

で、これをどうして「今」ツイッターでつぶやくのかということ、これを読んだ私たちが「今」どう感じるのかということ…そこが大事で、それが歴史なんですね。うまく言えないですが、たしかに「今」これを読まされることに(記念日だということは別にして)「意味」を感じるし、そこには私自身が感じる不安も投影されています。今ここでこの詩をお読みになった方々が感じられるものも、少しずつ違うビジョンや感情を伴っていて、かつ共通の部分もあると思います。

現在の目を通して過去をどう見るか、そしてどういう未来を脳裏に描くか、と、過去―現在―未来と一本につながった感覚を持つのが、歴史感覚というものなんですね。『歴史とは何か』の主張によればそうで、歴史家の仕事は決して過去の事実を編纂することではないそうです。(それは「材料にすぎない」とか)乱暴な言い方をすれば、歴史家とクイズ王の違いはそこなんだろうな、と思いました。、(もちろん歴史感覚を培ったクイズ王さんはいるとは思いますけれど)

歴史家とイヤミとセレンディピティ

自分は歴史家でもクイズ王でもないですけど、前にこの詩を読んだタイミングが昨年の一次大戦100周年のときで、ちょうど興味が出ていろいろ読みかじっていた時期でした。それがイアンさんの一冊目につながりました。創作をするときは、こういうセレンデイピティみたいなものの力が大きいといつも感じます。じつはこれが、『歴史とは何か』のなかでカーが歴史家さんの仕事の仕方を「普通はこう考えるようだけど…」と否定しながら紹介してるのと一緒なんです。皮肉にも小説なんかを書くならまだしも、みたいなイヤミを言われてるんですが(笑)、私はまさにカーがやってるのと同じことをしています。もしかしたらカーの言うとおりで、フィクションの作り方としては異端なのかもしれませんが、「自分は普通と違う」と思うのは逆に言うと自惚れだ、と感じるほうなので、まあ普通にけっこうあることではないか、と思っておきます。ちょっと長いですが引用します。どう思われますか?

…すなわち、先ず、歴史家は資料を読み、ノートブック一杯に事実を書きとめるのに長い準備期間を費やし、次に、これが済みましたら、資料を傍へ押しやり、ノートブックを取り上げて、自分の著書を一気に書き上げるというのです。しかし、こういう光景は私には納得が行きませんし、ありそうもないことのように思われます。私自身について申しますと、自分が主要資料と考えるものを少し読み始めた途端、猛烈に腕がムズムズして来て、自分で書き始めてしまうのです。これは書き始めには限りません。どこかでそうなるのです。いや、どこでもそうなってしまうのです。それからは、読むことと書くことが同時に進みます。読み進むにしたがって、書き加えたり、削ったり、書き改めたり、除いたりというわけです。また、読むことは、書くことによって導かれ、方向を与えられ、豊かになります。書けば書くほど、私は自分が求めるものを一層よく知るようになり、自分が見いだしたものの意味や重要性を一層よく理解するようになります。恐らく、歴史家の中には、ペンや紙やタイプライターを使わずに、こういう下書きはすべて頭の中ですませてしまう人がいるでしょうが、これは、(.中略..)

しかし、私が確信するところですが、歴史家という名に値いする歴史家にとっては、経済学者が「インプット」および「アウトプット」と呼ぶような二つの過程が同時進行するもので、これらは実際は一つの過程の二つの部分だと思うのです。みなさんが両者を切り離そうとし、一方を他方の上に置こうとなさったら、みなさんは二つの異端説のいずれかに陥ることになりましょう。意味も重要性もない糊と鋏の歴史をお書きになるか、それとも、宣伝小説や歴史小説をお書きになって、歴史とは縁もゆかりもないある種の文書を飾るためにただ過去の事実を利用なさるか、二つのうちの一つであります。 (『歴史とは何か』p.37-38)

…なんかすごいイヤミですよね。(笑)面白いことに、先日新聞では過去―現在―未来とつながったビジョンを描かず過去だけを見ることを「歴史家ならそれでいいでしょうが」と一刀両断して、ご自分の領域では違う、と書いてた方がおられました。なんか、引き合いに出すってそういうことになりがちなんでしょうかね。(笑)

それはともかく、コナン・ドイルせんせなんかもたしかに、事前にいっぱいノートを取ってから書いてると自伝に書いてました。(特に本来やりたかったという歴史ものの話でそんなことを書いておられました)それがやはり正攻法なのかな…とは思いますが…いや、事前にももちろん調べるんですけど、書き出してからあとの自分のフィードバックや「偶然の出会い」のほうが、影響の度合いが大きく感じるんですね…多少の下調べあればこそ、といえばそれまでですが(^^;)。まあ過程は自分が経験するだけであって、大切なのは出来上がるものの質ですし、いくら「何年も準備しました」と言っても言い訳にはならないですし、同時進行でやるのはかえって時間がかかることもあるので、それでどうこう、ということもないかもしれません。ただ、ちょっと気に入った本の著者にこんなイヤミを言われているのが気に障ったのでした。(笑)

カーはこの本の中で、歴史の本を読む前に、それが書かれた年代、そして歴史家自身についても知るべきだと書いています。歴史家は時代に属するもので、歴史の一部だからと。そういうわけで、今はカー自身の伝記(評伝?)が読みたくなっています。自伝は書いていないようです。(←追記・その後『危機の二十年』新訳版をゲットしたら解説で自伝に言及していたので、書いていたようです!著書の検索で見あたらなかったのでてっきりないのかと…改めてUKアマゾンでも検索しましたが見つけられなかったので、絶版で古書も流通していない???読めないとなるとすごく読みたいです…!!(^^;))伝記はカーの教えを受けたことがある方が書いたそうで、タイトルが『誠実という悪徳』。原書名が"The Vices of Integrity"なので直訳です。うわーなんかすごくそそる!❤

というわけで、いつも通りまとまりませんがこのへんで。

2015/11/08

【珍品】アラン・ドロンがアニメーターを演じる『デーモン・ワールド』(1986)

本日11/8はアラン・ドロンのお誕生日、とさっきツイッターで知りました。おめでとうございます❤で、ふと思い出した珍品レビューを旧日記の塩漬け記事(2005/9/25)から救出します。該当部分のみですが、ほんとに珍品でした!(笑)

当時画面の写真を撮った記憶があるのですが(「このアニメを作ることができれば…」という字幕のついたの)、どーも画像データを紛失したらしく見つかりませんでした。(泣)仕方ないので検索したところ、やはり日本ではDVDは出てないようで(納得(^^;))、本国フランスのサイトで見つけることができました。原題は『Le Passage』。


上記サイトのお写真を拝借。仕事してるドロン様。


Youtubeで映像のきれっぱしも見つかったので、最後に貼っておきますね♪では、以下はレンタルVHSで見た感想の救出記事です。

*      *      *

…ついでで目について借りたのがとんでもない珍品!ある意味掘り出し物でした!

(アラン・ドロンの)デーモン・ワールド』(爆笑)

…俳優の名前がつくところがいかにも劇場未公開・B級ビデオ的でヘンな期待をそそるタイトルですが、内容はさらに素敵!離婚暦のある有名アニメ作家のドロン氏(ここでもう降伏)が、死神に目をつけられて自動車事故に遭い、同乗していた息子の命と引き換えに、死神に監禁されてアニメを作る…というもの。なんなんだこれは。画面のイメージは、日曜朝のテレビ朝日系列特撮ものアラン・ドロンが出ているところを想像してくださいまし…そんな感じのチープ感です。

んで、しつこいようですが主役の職業はアニメーター(笑)。(アニメといってもアヌシーとか広島とかでお目にかかるようなアート系ですが…)死神はこの人の作品(死神をテーマにした作品があるらしい)を「7回も見た」自慢するオタクっぷり憎めないぞ(笑)。しかも作者を監禁して仕事させるなんてところはミザリー…?悪さをするのになぜか(80年代のイメージで)「最新式」のコンピューター使うし(なんて万能なコンピューター!)(笑)、シガレットホルダーやワイングラスを小道具にする俗な金持ちみたいなキャラはある意味貴重。かたやドロン氏はちゃんとタップに動画用紙のせて(紙が日本のより薄い!)ライトテーブルでぺらぺらめくりながら動画描きします。うーん、死神に監視されながらの作画三昧は辛そう。でも日本のアニメーター生活よりは待遇よさそう(笑)。背景にセルを固定して、刷毛でホコリ払って、一コマずつていねいに撮影します…アラン・ドロンが。すごい絵面だ。監禁されていてあそこまでできるということは、死神さんがタップやらセルやらフィルムやら撮影機材やらまで用意したんだな(笑)。しかしどういう企画?(ドロン氏プロデューサーとしてもクレジットされてますけど…(^ ^;))

ドロン氏のありえない演技(?)と76分という短さから子供向けと思えますが、ママの大胆なシャワーシーンとかもあって微妙。ラストはお約束の浜辺で、ドロン親子が左右から走ってきて感動の法要、ちがう、抱擁。しかもスローモーションでドロン氏の満面の笑み。ああ…(笑いすぎて疲れました)でも、深読みすればコクトーの『オルフェ』へのオマージュともとれて、一筋縄ではいきませぬ。(ちょっと無理矢理すぎかな~(^ ^;))

ヘンなもの好きな方にはお薦めです。アニメの作画するアラン・ドロンが見られる珍品!86年作品なのでドロン氏もまだそこそこ若くて、上半身ヌードも自信満々に披露!美しい!そしてヘン!お得です!(笑)…でも絶対DVDにはならないと思うので、たそがれた感じのレンタル屋で探してみてください。レンタル落ちが300円くらいで投売りされてたら自分は買います…(笑)

*      *      *




2015/11/02

ハロウィーン新刊無料配信終了+ハロウィーンとガイ・フォークス・デイ少し+冬コミ参加します!

ハロウィーン無料配信終了

kindle新刊のHistory: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン、無料配信が昨日終了しました。ダウンロードしてくださった皆様、いろんな形で応援してくださった皆様、ありがとうございました。ちょっとしっとりした(?)短いお話ですが、ひととき味わって頂けていたら幸いです。とりあえずで落としていただいた方も、お時間が取れたらぜひごゆっくり、目を通してやってください。今回は、独立しているものの、もともと別に話のあるキャラのスピンオフなので、できるだけ工夫したつもりですが、いかがでしたでしょうか。前作からお読みいただいた方も、今回初めての方も、ご遠慮なくご感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。m(_ _)m

…今回の短編は、11/20(金)-21(土) にも無料配信する予定です。今回落とし損ねた方はそのときにぜひどうぞ。短編、長編共にkindleオーナーズライブラリーにも入っておりますので、そちらがご利用になれる方は無料レンタルで、海外のストアでkindle unlimited(定額読み放題プラン)が使える方は、そちらでお読み頂けます。日本でもこれ早く始まりませんかねー…。(もちろん、カンパしてやろうというお優しい方がおられましたら、有料ダウンロード大歓迎でございます!m(_ _)m)

イアンは今回の回想シーンでは「姫」(?)でしたが、少し長めの一作目、ネガティヴ・ケイパビリティ… (時系列はこちらが先で2014年の話)では年下の奔放キャラとの少しとぼけた、ふんわりした関係を演じています。歴史トピックとしては第一次世界大戦のお話が絡みます。ぜひ合わせてお楽しみください。

*      *      *

…先日ご報告しました通り、今回はたまたま同ジャンルの無料本が少なくて、予想外のランキング画面も保存できました。一時間ごとで有料と無料は別の集計ですが、日本ストアではBLの1位のまま終わり、USストアでは日本語ロマンスの1位、日本文学の2位、短編(所要時間45分以内)のLGBTではたぶん14位が最高でした。

最初日本ストアの「この商品をチェックしている人は…」の欄に、いくつか商業BLの期間限定無料本が載っていたのですが、クリックしてみたらページがありませんでした。(今はラインナップが入れ替わっています)これらが入れ替わりでなくなったために、うちの本が持ち上がりで1位になっていたんだと思います。ともあれ、保存画面はいい記念になりました。(^^)

ハロウィーンとガイ・フォークス・デイ

思えば今回は特定のハロウィーンの夜の物語を、その設定の日付に無料配信するというおもしろい経験になりました。(残念ながらロンドンの天気は当たらなかったようですが…(笑))今年は日本のハロウィーンが大騒ぎでしたが…作中ではイギリスとアメリカのハロウィーンの扱いの違いを(イアンと元彼がイギリス人とアメリカ人なので)少しだけ会話に盛りこみました。あんまり説明くさくしたくなかったのでさらっと触れただけでしたが、紙版にあったあとがきを電子版では削除しているので、少しここでそのへん触れますね。

作中の台詞のとおり、イアンのほうは子供の頃に仮装して「トリック・オア・トリート」をした思い出がありません。イギリスではもともと11/5ガイ・フォークス・デイのほうがメジャーで、ハロウィーンと言われてもピンとこない地域もあるそうです。(なので、彼はそういう地域の生まれという設定です。→wikipedia ガイ・フォークス・ナイト)最近はアメリカ式のハロウィーンをやるところも増えているとのことですが、地域によってはいまだにガイ・フォークスのほうだけ、というところもあるようです。

タイムリーなことに、土曜日にやっていた『名探偵ポワロ』の冒頭で、ちょうどガイ・フォークス・デイの大きな焚き火が出てきました。ご覧になった方がいらっしゃいましたら、イアンがチラッと言及した「ボンファイア」があれです。(あ、SHERLOCKの『空の霊柩車』でも出てきましたね!ジョンが中に入れられてたのがそれです。…ジョンといえば、余談ですが昨夜ツイッターで、マーティン・フリーマンが『時計仕掛けのオレンジ』のマルコム・マクダウェルらしき仮装(ですよねこれ?)をしている写真が流れてきました。 こちらに写真が。かわいいです。(笑)→Jonathan Ross's 2015 fancy dress Halloween party, in pictures

今回参考になったこと

…さて、今回の配信での自分としての発見は、USストア「この商品をチェックしている人は…」欄に出てきた本が、表紙だけ見る限り、わりと日本のBLよりカラーが近かったことです。あちらも露骨な表紙はほんとに露出度高いので、ある程度バイアスが働いていたのではないかと…著者名が男性なので、ゲイの方によるゲイの方のための小説だとしたら中はすごいのかもですが。(日本のBL作家さんには男性風のペンネームの方がけっこうおられるので、その線も考えられます。女性に受けそうな表紙でした。今はまた刻々と変わっているようですが…)

「この商品をチェックしている人は…」欄は、実際どんな感じの文脈で手に取っていただいたかがわかる貴重な資料です。今ここを見ると、日本ストアではジャンル不問の無料本の流れで見ていただいた方が多めだったんだな、とわかります。自分に使える宣伝媒体がHPやブログのほか主にツイッターなんですが、そこで拾っていただけるkindleユーザーは男性(おもにラノベの読者様)が多めな印象なのです。その条件で、中身はマイルドとはいえBLと明記した今回はかなり厳しいだろうなあ…とは覚悟していました。(^^;)女性でもそう明記されたらスルーする方が(ツイッターは似た者同士がつながりやすい点を考慮しても)たくさんおられるわけですしね。BLにしても半端な存在なので、なかなか難しいです。でも、もし男性に読了していただいていたら、こちらも別の意味でご感想を伺ってみたいです。

USストアは日本よりDLがずっと少ないせいか、この欄の顔ぶれがわりとその路線のままです。これらの作品のレビューや日本ストアでどういうジャンルに入っているのか、作品そのものなど、今後のジャンル告知の参考のために拝見してみようと思います。作品の内容で精進するのはもちろんですが、ご趣味に合う方の目により多く触れられるよう努力したいです☆(今考えているのは、綾小路きみまろさんが長いこと無料でテープを配り続けていた、というお話です…(笑))




冬コミ参加します

冬コミのスペースは頂けておりました!30日(水)の東ヤ12a SUSSANRAP(サッサンラップ)です。ジョナサン・アリスさん出演のThe Gameで申し込んだのですが、ウェブカタログを見に行ったところお隣様は左右とも別ジャンル。どうやらオンリーサークルに舞い戻ったようです。まあこれがデフォルトです。SHERLOCKの状況が異常でしたから…(笑)

ウェブカタログのページはこちら。閲覧にはログインが必要です。

コミケウェブカタログ:SUSSANRAP
カットが大急ぎで描いたものでちょっと後悔してます~(^^;)

SHERLOCKの既刊の残りやピーター・カッシング本なども持参する予定なので、そちらでチェックしていただいた方もぜひお立ち寄りください。(詳しくは母艦サイトやpixivをご覧くださいませ)

どういう本を作ろうかなあと楽しく想像を巡らせているところです。アリスさんモデル小説とカットにも書いてしまった、今回のイアン・ワージングシリーズも持参します。(キャラが成長しすぎてもはや別人で、いろいろ申し訳ない気持ちですが、自分としては長く飽きずに描けそうなキャラクターが手に入って嬉しがっております!(^^;))

今回配信した短編の紙版の無料配布もしたいと思います。こちらは通販でも送料のみで承っておりますので、よかったらぜひ。(窓口になってる母艦サイトがPC用に作ったものなので、もしお使いのデバイスで見にくいようでしたら、直接メールやpixivメッセージ、TwitterのDMなどでお問い合わせください)

長くなっちゃったのでこのへんで。



2015/10/31

日本・米国ストア無料BL第1位ご報告(多謝)、お国柄の違いなど

引き続き、History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン 無料配信中です(11/1夕方5時頃まで)。先日書きましたとおり、今回の短編のイメージに影響した『歴史とは何か』をご紹介しようと思ったのですが、今朝嬉しいことがあったので先にご報告します。

なんと日本とUSのストアの無料ボーイズラブノベルス(USでは日本語ロマンスジャンル)ランキング一位になっておりました!純粋にタイミングの問題ですが、「今回はかなり難しいだろうなあ…ダウンロード数がゼロでなければ御の字」くらいのいじけた気持ちだったので(^^;)、とても嬉しかったです。
ダウンロードしてくださった皆様、直接・間接にご支援くださった方々、本当にありがとうございます。

今朝の日本ストアのランキング画面から。すぐ変わってしまいそうなのでまた記念保存しました。(ロゼットパスタの広告が一番目立ってますねー(笑))


こちらはUSストア。「この商品をチェックした人は…」に出ている作品がこんな感じ、というのにお国柄が出ていて面白いので、商品ページのランキング表示とおすすめ作品部分を切り取ってみました。登録ジャンルはBLなんですが、そういう括りがないためか、LGBTに入れていただいてますね。内容的には…あと表紙の雰囲気なども、こちらのほうがBLより近そうな気もします。ソフトゲイノベル、みたいなジャンルはすでにあるんでしょうかね…。(いや、中身すごいのかもですが(^^;))



先日も書きましたが、表示されてるタイトルは読み仮名のローマ字として記入する部分なので、アポストロフィーが入れられなくてミスに見えるのが悔しいです。(^^;)
…ジャンルのひとつに「 Kindle Short Reads > 45 minutes (22-32 pages) 」とあるのが面白いですね。45分で読めます、という括りで紹介してくれるらしいです。日本ストアにはない括り方ですね。


…さて、いつも書いておりますが、このランキングはジャンルの規模とか、たまたまその日にそのジャンルの無料本が少ないとか、いろんな要素で上下するので、正直自分の本の規模では大きな意味はないです。きれいごとでなく、うちのような本はご趣味に合う方に出会えたかどうかの方が順位より重要です。
…まあ、それでもこういうランキング画面は無名著者にとってはなかなかないことですから、記念に大切に保存しておきます❤(笑)

…日本ストアは商業BLさんの本に混ざっているので妙な感じがします。(^^;)商品説明欄でもそのへん書いておりますが、ちょっと毛色が違うので、「無料BL」として落として頂いた方には違和感があったのではと少々心配。でも、ちょうど今日(2015/10/31)、ハロウィーンの夜が舞台のお話ですので、このタイミングで読むのも乙なもの、と思っていただければ。(今日のロンドンで昼間に雨が降って、夜に上がってくれると予言小説になるんですけどね~(笑))

短い小説ですが、お時間のあるときに、一言でも結構ですのでレビューを残して頂けたら嬉しいです。(クローズドなメディアで直接頂くのも大歓迎です。いつも励みになってます。ありがとうございます)

『歴史とは何か』について書けなくなってしまった!(^^;)引用部の原文は画像で入れているので、そのページを貼りますね。日本語拙訳は冒頭に入れています。(写真は著作権フリー/クレジット不要サイトの素材です。お世話になっています)
【追記】今、詩人のジョン・キーツさんの誕生日が今日だと知りました!前作『ネガティヴ・ケイパビリテイ』のタイトルはこの方の言葉、イメージのベースでもありました。あれが無ければ今日のこれもなかったわけで…あーやはり門が開いていろいろやってくる日なんでしょうか。(笑)いろんなものが交錯する日になりました!Happy Halloween!


それでは、もう一日無料です。どうぞよろしくお願いします!

2015/10/30

kindle新刊無料配信+仏ストア第3位ご報告(多謝)

新刊無料配信

kindle新刊、ハロウィーン合わせの無料配信開始しました。kindleお持ちでない方は無料アプリをどうぞご利用ください。加筆をしておりますので、J庭の無料配布でお読みいただいた方もご覧いただけたら幸いです。

お試し短編・マイルドBL系小説。ご新規の方もぜひどうぞ。
History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン [イアン・ワージングシリーズ]
(シリーズになってしまいました。次の長編も企画中☆)
☆48時間無料☆
 (それぞれ午後5-6時頃開始・終了) 
2015 10/30(金)-11/1(日)

「過去と向き合う」がテーマのあっさりした短編ですが、いちおういわゆる「BL的描写」(へんな言い方だなー(^^;))は少々入っております。といってもさらりと書いてるので、現在の商業BLを基準にしたら「BL」ではないかも。他に近いものがないのでBLに括っていただいてますが。「ゲイのキャラクターが主人公で、多少色っぽいシーンも書かれている普通の小説」程度かもしれません。

「普通の小説」のあっさりしたラブシーンで、女性の体つきとか反応なんかを無駄に細かく書く(女の目には無駄に見える(笑))のが男性向けの彩りというか「サービス」、というのはよくある「普通」の範疇(べつに官能小説ではない)ですよね……ちょうど、イアン・マキューアンの『愛の続き』(ダニエル・クレイグが主演した『Jの悲劇』の原作)をちらっと読んだところなんですが、これもカップルの生活の描写としてそういうシーンはあっさり出てくるので、「そういうもんだよね」と思ったしだいです。(…あ、べつにマキューアンを目指した作品ではないです!恐れ多い比喩になっちゃってすみません(^^;))

…話が長くなりましたが、それの腐女子向け版(?)だと思ってくださいませ。こんな説明つけるのは変なんですけど、商業BL並に「そういうサービス」がありますと言ったらまったく詐欺になるので念のためでした☆(^^;)

フランスストア第3位ご報告(多謝)

一足早くフランスの方が読んで下さって、「 Littérature sentimentale en japonais」(日本語の恋愛小説?)ランキングで3位に入っておりました。Merci beaucoup❤

紙も無料配布なので、間違えて(?)無料開始前にダウンロードされたら申し訳ないので商品説明欄に無料スケジュールを書いておきました。なので、一足早いのはKindle Unlimitedという月々定額の読み放題プランか、オーナーズライブラリでのご利用分です。読み放題プランは日本ではまだ始まってないサービスですね。

…あ、3位といってもストアで売れる日本語書籍自体が少なく、たしか一時間ごとのランキングです。KDPでは読了ページ数しかわからないんですが、たぶん2~3冊です。でも嬉しいですー!!

嬉しいので記念に画面保存。(感涙)昨日の状態なので、もう変わっているかもしれません…。

フランスストアはこちら。言葉が違うだけでレイアウト等同じです。
サブタイトルのローマ字部分を表音でなく英語タイトルにしてるので、それが表示されてます。
ただ、ローマ字扱いなのでアポストロフィーとか使えないんですよね。
シリーズ名もそのままつながって出ちゃいます。
(※保存画面は無料配信が始まる前の有料本ランキングで、無料配信時はランキングが別枠になります)

フランスストアでは、前作の『ネガティヴ・ケイパビリティ』も早々に読んでいただいてすごく嬉しかった記憶があります。日本語のBL系小説読む方いらっしゃるんですね。(在仏日本人の方の可能性もありますが)日本のアニメや漫画の人気が高い国だと聞きますし、楽しんでいただけてたらすごく嬉しいです。(今度はこの路線の漫画も描いてみましょうかね…絵ならばもっと広く楽しんでいただけるはず)



2015/10/29

『刑事フォイル』と『映像の世紀』+104歳の腐女子さん

『刑事フォイル』と『映像の世紀』

先日ちらりと書いたおすすめドラマ刑事フォイルさん。ちょうど特番があったので録画したんですが…ちょっと残念な内容だったのが悔しいのもあって書きます。(笑)

ドラマは第二次世界大戦時のイギリス、ロンドンから少し離れたヘイスティングスという街のお話。主人公は警視正のクリストファー・フォイル(マイケル・キッチン)。戦争でたくさん人が死んでいるなかで、殺人事件に対する感覚が変わっていることや、戦時下の状況が有機的に絡み合っていてすごく見ごたえがあります。毎週楽しみで楽しみで。(ゲスト俳優も 豪華です。これまで見ただけでもエドワード・フォックスデヴィッド・テナントロザムンド・パイクチャールズ・ダンスなど人気俳優目白押し!)

…自分は怠惰なのか、帯ドラマがなかなか見続けられないほうなのですが、これは今のところなぜか毎週忘れません。派手なところはなく、キャラ萌えが売りでもなく、かといって重厚すぎることもなく、やりきれなさが残る感じがリアルで。陳腐な言い方をすれば「大人の鑑賞に堪える」って感じでしょうか。ミーハーな自分でもまだ「似顔絵描きたい」とか「薄い本作りたい」とかいうアプローチになってないです。路線が違うのは確かです。(笑)

刑事フォイル NHK公式サイト

で、これの番宣番組があるというので楽しみにして録画したんですが…いや、紹介サイトの「人気俳優たちがパブで大騒ぎ!?」という説明を読んでいやな予感はしたんですが…でも番組サイトにコラムを書いてる小林章夫さんも出演とのことで(イギリス関連の著書の多い方で、よく読ませていただいてます♪)それも楽しみにしていたんですが…。うーん、いやな予感、大当たりでした…。(^^;)ドラマがいいだけにすごく残念!

ちょっと前の話になりますが、『ホビット』の(一作目でしたっけ)宣伝番組が深夜にあったのを思い出しました…まったく関係ない日本のタレントさんが騒いでる映像に、作品の紹介ビデオを木に竹を接いだようにつなげてるだけみたいな印象で。…フォイル特番は、温水洋一さん演じるサラリーマンとその部下がフォイルという名前のパブに呼ばれる、という寸劇にドラマの紹介Vをはさんでるんですが…。温水さんは嫌いじゃないですが、こういう安っぽい仕立て必要でしょうか?まったく理解できませんでした。むしろドラマの持ってる魅力を紹介するには邪魔になるだけのような。(ていうかこれ、もともとフォイルファンでなかったら最後まで見ないのでは???)

…ちょうど『映像の世紀』の新しいシリーズが始まっていて……刑事フォイルは、このへんが好きな方にはかなり楽しめるドラマだと思うのです。せっかくこんなお宝の鉱脈があるNHKなのに、なんで絡めないかなあと。なんであんな軽い扱いにするかなあと。これ、元のドラマの制作者さんに「こんなふうに宣伝しました」って見せられますか?…なんて余計なお世話なことまで考えました。「わかりやすい」と「幼稚」は別だと思うんです。なんだか視聴者として馬鹿にされた気がして、印象が良くなかったです。出てる方々にはなんの罪もないので、こういうの見るたびに出演者さんお気の毒に思います…。(あ、でもフォイルさんの吹替の方が顔出しして下さって、イケメンなのはわかりました!声が好きなので嬉しかった…ですが出番あんだけ?あんだけ!?なんで普通の紹介じゃだめなの???(^^;))

…いろいろ書いてしまいましたが、ドラマ自体はとても良作なのでおすすめです。(ほんとに好きなドラマなので、すごく残念だったわけです…)単に時代設定をそこ(WW2)に持ってきた推理もの、ではなくて。自分は特にミステリ好きといわけではないので、謎解きに特化してると退屈しちゃうほうなんですが(ごめんなさい(^^;))、これはまったく退屈しません。人間のドラマとか歴史的な情報の入れ込み方が丁寧で、いろんな切り口がケンカせずにうまく融合していて。かつ「重厚」ばった感じにはならないところが絶妙のさじ加減だと感じます。

『映像の世紀』のサイトも貼っときます。これからまた再放送やってくれるようです。先日の再放送で録り損ねた回が多いので楽しみ❤二十年前に放映されたドキュメンタリーシリーズで(そんなに経ちますかねえ…数年前のよう。何本かはVHSで録ってあります)、歴史上の出来事を貴重な当時の映像でつづっていく番組です。新シリーズはそれを違う切り口にしていてるんですが…(個人的には前の、山根基世さんのニュートラルな語りでひたすら映像を見せていく演出のほうが感動が深いのですが、「わかりやすく」はなってると思う。そういう流行なんでしょうかね…)とにかく、動いているアラビアのロレンスやらヒトラーやら有名な人物、戦争などの記録映像が圧巻の番組です。テーマ曲の『パリは燃えているか』が涙腺直撃です。(たしかサントラ買いました☆)

『映像の世紀』デジタルリマスター版 公式ページ

『新映像の世紀』 公式ページ



104歳の腐女子さん

こちらは一昨日の夕刊で読んで、以前やはりかなりお年を召してから同性愛の世界に(腐女子的な意味で)開眼した、という記事を読んだことを思い出しました。そのときはお名前を記憶できなかったんですが、今回きちんと覚えました。たぶん「この切り口」だけでご紹介するのは失礼な方ですね。

『…句歴は半世紀以上。映画「戦場のメリークリスマス」で坂本龍一のファンになり、70代にして同性愛的世界に開眼した。『遊戯の家』で、官能的で妖しい世界が好きな不道徳な自分を表現したら、それが「受けた」。最近は30代女性が中心のBL(ボーイズラブ)俳句誌にも参加した。…』(記事より)

記事には俳句も紹介されています。そちら系ではないですが。

朝日新聞デジタル: 俳人・金原まさ子新作「100歳になって、解放された」

記事の中の、「美しい男は見ているだけでいい」がすごく共感できます。腐女子的な感性ここじゃないかと。…そして、一般的に男性が腐女子に違和感を感じるとされているのもここじゃないかと。(自分がアクセスする範囲では腐男子さんもいるし、審美的な意味でそういう感受性を理解している方も多い印象ですけど)

腐女子は鑑賞するんですよね。男性を。実際に付き合いたいとかではまったくなくて。この男性が「客体化される」状況が、一般的な男性には心地悪く見えるんじゃないかとずっと思ってました。でも、女性はしょっちゅうそういう立場に立たされているんですけどね。不公平ですよ。(笑)

(ただ、個人的にはここ数年でリアルのゲイのカップルさんの記事とか触れることが増えまして、「審美的な意味でただ鑑賞する」というベクトルと、「リアルに生活している人たちとして捉える」というベクトルと、自分のなかでミックスしてきてます。だからすごく極端な、想像の中だけでしか成立しないような状況を楽しむためのBLは、あまり魅力を感じなくなってきました。審美的な意味では「日陰の花でいてこそ美しい」みたいな流れはあるんですけど、それとは別にリアルでは「ちゃんと結婚して家族になって一緒に暮らしていきたい」という世界もあって。どれがいい、悪いという問題でなく、ただ幅が広がったということかもしれないですが)

…閑話休題、ブログで俳句を書いてらっしゃるというので探してみました。こちらです。

金原まさ子百歳からのブログ

歌舞伎好きでいらっしゃるんだ❤やはりそのへんかぶりますね。自分もですが、知ってる腐女子さんの歌舞伎好き率はかなり高いです。はまってる人間にとっては納得ですよね…「そのセン」て。

2015/10/26

kindle新刊週末無料予定!+既刊新表紙(+『歴史とは何か』少し)

kindle新刊週末無料予定!


[10/27追記:商品ページできました!]
History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン [イアン・ワージングシリーズ]

先日のJ庭での無料配布本『History 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』kindle版を、やはり出すことにしました。(数箇所修正の他、エンディングなどもちょこちょこ書き加えてしまったので、紙の無料配布でお読みいただいた方にもご覧いただけたら嬉しいですm(_ _)m)夕方にようやくKDPにアップしたところで、あちらのチェック待ち。コンビニのロールケーキでひっそりとお祝いしております。うまっ❤

もともと既刊の宣伝を兼ねた無料配布本なので、電子版も無料キャンペーン用です。(なので念のため商品説明欄に無料化スケジュールをいれときました☆3ヶ月間に5日枠なので、分けて使います)
ハロウィーンのお話なので、週末のハロウィーン合わせで2日間無料配信にする予定です。kindleをお持ちの方はもちろん、お持ちでない方も、毎度のお知らせですが無料アプリ (スマホ、PCなど)でご覧いただけますので、よかったらぜひ。また改めてお知らせします。(無料アプリはこちら→kindle無料アプリ

表紙はこんな感じ。前作より7~8年くらい若いヒゲなしイアンと元彼さん。
(J庭版よりアップにしました。なんかカラダが見えると「そっち」がメインみたいでサギなので(^^;))
中身は元彼との馴れ初め話とハロウィーンをからめた、わりとしっとりした(?)短編小説です。


デザイン的に入っている英字部分はベタにHis Storyを含意してみました…サブタイトル的に散らしてる部分は"Ian Worthing's Halloween: His Present and Past"(イアン・ワージングのハロウィーン: 彼の現在と過去)。内容ストレートで、そのままイアンの現在と過去が交錯するお話です。

じつは、この「ハロウィーン合わせの無料キャンペーン」がしたくて焦っていたのであります…無料設定できるのは本がパブリッシュされてから、しかも実施したい日の前日までには設定しなくてはならないので……ストアに出るまでに時間がかかると間に合わない可能性もあるんです。でもだいたい、過去の本は12時間くらいで出していただいてたんですけど…(いちおう英語の本じゃないと48時間かかります、と書かれてるんですねこれが)

とにかく、もし48時間近くかかっても週末の無料キャンペーンはできることがほぼ確定しました!ぜひぜひ落としてやってくださいませ。よろしくお願いします!

既刊新表紙

…で、それに先立ちまして、イアンものの既刊のほうも化粧直しをしました。ご覧の通りJ庭で配布させていただいたポストカードの絵を中心にしたイメージコラージュです。縮小で表示されるので、色をかなりいじりました。
理屈屋の歴史ライター、イアンが体験するやさしい出会いとちょっと不思議な遺跡の旅。
2014年の英国の同性婚合法化や、一次大戦百周年といったリアルの話題を取り込んだマイルドBL小説(お色気かなり控えめ)です。

じつは電子版が動いていなくて…ホームズものと違って、オリジナルのkindle本を個人で宣伝するのは、やはりイベントより難しいです。まあ、最初のkindleのホームズ漫画(日本ストアが始まる前にUSストアで出したもの)もなかなか動きませんでしたが、その後レビューをたくさんいただけたりしたので、うちのよーなニッチな作品は焦らずしつこく(笑)やっていくしかないと思います。趣味に合う方の目に触れるまでにすごく時間がかかるんです。でもその点、kindle版はいくらマイナーでも絶版にならずに済むのでありがたいです。(笑)

…まあそれはともかく、できる範囲の営業努力はしたいので、新表紙はそのテコいれでもあります。以前の表紙も気に入ってたんですけど、ぱっと見きれいという感じではなかったので…(BLっぽくないなあ、とは思っていました(笑)。というか、「同人誌らしい素人っぽさ」を残したいというか、小綺麗に作るのがなんか面映い感じがあったんですよね。なんなんでしょうねこの感覚は(^^;))

…今回は写真も使ってるんですが、内容を表しておりますので、紙でお読みいただいた方にはいろいろ解釈していただけるかもと思います。ちょっと読んでみようかなあ、と思っていただけましたら、ぜひ無料サンプルからお試しください。(こちらは紙の同人誌も平行販売なので無料キャンペーンはしません。ごめんなさい(^^;))改めて、どうぞよろしくお願いいたします♪


『歴史とは何か』少し

…既刊のほうは、タイトルにも使わせていただいたキーツの言葉、「ネガティヴ・ケイパビリティ」(あいまいさを受け入れる負の能力)がテーマでしたが、今回の短編のほうでもエピグラフ(本文前の引用文)にエドワード・ハレット・カーという歴史家さんの言葉を引用しています。出典の本自体がとてもいいので、キャンペーンのお知らせのときにでも詳しくご紹介したいのですが……引用した言葉だけ、ちょい意訳込みでご紹介します。

「(歴史とは)歴史家と、彼の目に映る事実との絶えまない相互作用のプロセスであり、現在と過去との間で交わされる、果てしない会話である」(『歴史とは何か』E.H.カー)
...it is a continuous process of interaction between the historian and his facts, an unending dialogue between the present and past. (E. H. Carr "What is History?")

出典は岩波新書のロングセラーで、事後に調べましたら「歴史とは現在と過去の対話である」というフレーズ自体有名なんだそうです。(自分は今回初めて読んで、惹かれてメモしたフレーズのひとつがこれでした。いいフレーズだらけで付箋でいっぱいです!)

ただ、エピグラフ用には原書から拙訳させていただきました。dialogueは「対話」と訳して紹介されることが多いようなんですが、今回は小説の内容に合わせて「会話」としています。…これをイメージのベースに置いたお話です。

…そんなこんなでこの週末は作業続きでした。なぜか頭のなかにはフォイルさんのテーマ曲が…こちらでは書く機会がなかったんですが、海外ドラマの『刑事フォイル』にはまってます!イギリスの第二次世界大戦中のお話で、NHKのBSプレミアムでやってるミステリドラマなんですが、すごく見応えがあって毎週楽しみにしてます。(今こちらの感想書きかけたら長くなっちゃったので、また改めて別に書きます!)