2024/06/18

ミニ菜園再生とこぼれ種のペチュニア

先週はSF作家テッド・チャンさんの登壇するイベントが韓国であって、いろいろ楽しい一週間でした。(イベントについては別ブログ「テッド・チャンさん備忘録」に記録しています)

でも母の通院付添が2件連続であったりして、体力的にはきつい一週間でもありました。でも定期的な検査なので、いずれも「問題なし!」と褒められて一安心です。(^^)

昨日は久しぶりに…というか、ミニ菜園エリアに植えたくて買っていた苗をようやく定植。畑は放置して雑草だらけだったので、準備作業が必要だったのでした。(それがすぐに腰が上がらなかった理由)

以下はポメラで書いている日記をおりまぜて写真など。なので文体が独り言です。


*     *     *


2024/06/17 07:33

一時間ほどかけて畑の草引きをし、ミニトマト、ナス、アシタバを植えた。周りの雑草も少しとった。良い気分。少しずつならやれそう。毎日一時間とか。ただ、そのたびに汗はかくので着替えなくてはならない。まあ散歩より人目につかないしいいか。


ミニトマトとナス

ニラと小葱の奥にアシタバ

家庭菜園本を読んだら、アシタバは収穫できるのが二年目かららしい。これはたぶん一年目の苗だろうな。100円だし。定住者になるようなので、ニラのあたりに植えた。


ミニ畑全景

写真は撮れなかったけど、だいぶ前に買ったゼラニウムも植木鉢に定植。大好きなゼラニウム色。

(※追記:雨だけど翌朝写真撮りました)



 

玄関ポーチの植え込みに素敵なペチュニアを発見!昨年買った覚えがある色だから、こぼれ種だろう。

こぼれ種のペチュニア

なんとなんと。きちんと種をとって育てればよかったなあ。そしたら今頃ハンギングに使えたのに。

きれいだからこのまま生やしておこうかな。

こんなところに…


2024/05/31

文学フリマ・コミティアご報告+【新刊通販開始】のお知らせ

5月は19日に文学フリマ、翌週26日にコミティアに参加させていただきました。夏は体力の都合でイベントの参加を控え休眠いたしますので、その前の最後の参加になります。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました! 


イベント二つ分なので目次を。

・文学フリマ東京38
  新刊『あの頃の未来』
  noteと『美学としてのJUNE』
  TRCの思い出と「インダストリアルな」風景
  トラウマ払拭!(^^)

・コミティア148
  幻のディスプレイ
  「一次創作」ということ
  「評論」と「SF」
  収穫♡

・通販について

*     *     *


文学フリマ東京38


文学フリマスペース


新刊『あの頃の未来』

一時は新刊を諦めかけましたが、ギリギリで完成した『あの頃の未来~ちょっとレトロなSF短編集(おとぎばなし)~』を抱えて参加することができました。お手に取ってくださった皆様、また、事前にお試し読みをご覧くださった方々、PRにご協力くださった方々、本当にありがとうございました。


新刊は「全年齢・一般」のレトロSF短編集です。


いわゆる「一般向け」(じつは原点回帰?)なのですが、微JUNE系やホームズ系で拙作を知ってくださった方にもお楽しみいただけると思います。(ってへんな言い方ですね(笑))よろしければぜひご覧ください。

noteと『美学としてのJUNE』

今回は開催直前に、noteで『美学としてのJUNE~ブックレビューとポエムのこころみ~』を少し詳しくご紹介させていただきました。(なんとなくnoteを読む方と本のテイストが合いそうに思えたので) そのためかどうかはわかりませんが、この本は持参した中では突出してお手に取っていただけました。

会場では「見本誌コーナーで見て買いに来ました」と教えてくださった方もいらしたので、やはり自力の宣伝効果ではないかもしれませんが……でもきちんと見本誌を見て選んでいただいたと聞いて嬉しかったです。そういう感性の方たちが来ているイベントなのかなー…と思ったり。何より、もともと「テキストの本」を求めていらっしゃる方々のイベントなので、漫画メインのイベントとはまた少し違うのかなーとも思ったり。(自分もお里は漫画なので半端な立ち位置ですが(^^;))

他の本も、少数ずつながらわりと満遍なくお連れ帰りいただけました。楽しんでいただけていたらいいな、と思います。改めてありがとうございました。

TRCの思い出と「インダストリアルな」風景

ところで、今回の会場はTRC:東京流通センター。ちょっと懐かしくて涙がちょちょぎれる(死語?)感じでした。(昔参加した文フリはたしか蒲田で、ムーパラとかやってた会場だと思います。次回はビッグサイトだそう)むかーし中~小規模の同人誌イベントで通ったので……当時のTRC、けっこうその手のイベントのメッカでした。(もしかして今でも?)でも最近はご無沙汰で、もう20年くらい行ってなかったかもしれません。


TRCの看板(?)。帰りのモノレールのホームからパシャリ。


その当時は浜松町から東京モノレールに乗りましたが、今回は逆方向の天空橋という駅から(素敵な駅名♪)。最近地元の相鉄線がJRや東急線と接続し、東京方面への最短ルートがだいぶ変わったんです。空いていて楽でした。おぼろげな昔の記憶は浜松町の乗り換えシーンなので、今回はいろいろ新鮮でした。

モノレールでは空港周辺のインダストリアルな風景が見られてテンション上がりまくり!浜松町ルートでは見られなかったので、盛り上がって帰りの車窓から激写してしまいました。"Huge"な風景に脳みそを洗われる思いでした。天候が悪く写りはイマイチですが、下に一部を載せます♡

 

「整備場」駅のプレート。デザインがかわいい♪




トラウマ払拭!(^^)

でも文学フリマには、販売以前に個人的な課題がありました。昔参加した時のトラウマが払拭できるかどうか……(お隣だった大所帯のオトコノコサークルに終日スペース前をふさがれたのでした☆)。結果はまったくノープロブレム! トラウマ払拭できました!

BL系で申し込んだので、周りが女性ばかりなのは安心でしたが、参加要項にいろんなトラブル例があり、当日のスタッフさんへの通報方法まであったので少し心配でした。でも、少なくとも自分のスペース周辺は、普段参加しているイベントより上品なくらいでほっとしました。(トイレがサッパリと空いていたのも印象的!(笑))

というわけで、ブランクありすぎで(^^;)ほぼ初参加みたいな出店でしたが、予想より充実したイベントでした。ただ、閉会の5時までいたら帰ってからのアレコレがちょっと大変だったので、また参加することがあったら少し早めに出た方がいいかな、と思いました。 


コミティア148

翌週のコミティア。こちらはいつものビッグサイトでルートも慣れているので、前週の緊張に比べるとずいぶんリラックスして参加できました。

コミティアのスペース


机上はこんな感じ。少し前週と変えました。

幻のディスプレイ

文フリでは新刊を完成させるだけで精いっぱいだったので、コミティアでは新刊にちなんだディスプレイをしようと100均でいろいろ物色しました。ですが、部屋でスペースサイズの板の上に仮レイアウトしたところ……
そんなすき間はねえ!(^^;)

いや、当たり前でした。これまででさえ本でいっぱいだったのに、さらに一冊増えたのですから。仕方なく、いつも通りぎちぎちに詰め込むことに……どれも目立たなくなってしまった気がします。持ち込む本を絞り込むか、あるいは何か方法があるでしょうかねぇ……。他のサークル様を見学して勉強しなくては。




新刊…ちょっと埋もれてます💦


なりゆきで真ん中がホームズさんコーナーに。
切り取ればけっこういいんですけどねぇ…(笑)



「一次創作」ということ

さて、それはともかく。ポスターを掲げた新刊が「全年齢・一般」のSF短編集なわりに、既刊はBL・JUNE系(マイルドとはいえ)がメイン、おまけに二次のホームズ系(原作著作権失効で持参)、グッズまで。自分で見ても「どんなサークル?」のイメージが一瞬ではわかりません。

雑多であるがゆえに選んだ「その他」ジャンルでしたが、前を通る方々は99.9999...%うちの告知など目にしていない方々なはず。POP類は「その場で一秒でわからなくてはいけない」、とよく聞きます。うちは真逆です。(^^;) 前回のコミティアでは大きな通りに面していたので状況が違い、配置の運は大きいと思いますが、改めて「無名の人間が、ジャンルに頼れない一次創作をお手に取っていただく難しさ」を痛感いたしました。

でも、感覚としては「これぞコミティア」。あそこでは大昔に漫画を出していた頃から一次創作の難しさを学んでいるので、甘い夢は見ないですみます(笑)それだけに、ここでご購入いただけたことの嬉しさはひとしおです。(^^)

「評論」と「SF」

でも、文フリでもそうだったのですが……一番多くお手に取っていただけたのは評論の『美学としてのJUNE』でした。もちろん嬉しいのですが、評論て二次創作みたいなもので、扱う作品・テーマの人気しだい。だからこそパッと共有していただきやすいんですが。(これは同人誌だけでなく、市販の評論本でも著者に実績がある場合を除けばそう)自分は二次系も評論系も本を作るのは大好きですが、心理的な本拠地(?)が一次創作にあるので、ちょっと複雑なものも感じます。

また、新刊に目をとめてくださった方々が男性多めだったことから、JUNE・BL要素なしで「SF」と銘打つことの一般的な意味も痛感しました。自分の周りでは女性のSF好きさんばかりだったので、自然に女性の読み手さんを想像していたんですよね。でもイベント後にwebカタログを「SF」タグで見てみたら……なるほど! このへんは現実をわかっていませんでした。(笑)

でも、マーケットに合わせて作るスタンスではないので仕方ないですね。逆にこういうワガママ本が作れるのが同人誌の醍醐味ですから。

ともあれ、新刊は『流星』と似たような経緯で作った「SFおとぎばなし」採録本です。それぞれ趣向の異なる作品が入っておりますので、世代性別を問わず、幅広い方々に読んでいただけたらと願うばかりです。(たぶんこの「いろいろ入ってる」が、逆に会場では「わかりにくい」本になる要因なんですね(^^;)。プレゼンテーションが課題です☆)


いつものお社。今回はアオリで。


とはいえ、次回から「エッセイ」枠新設とかジャンルの改革があるそうで、コミティアは(もともとは漫画主体ですが)テキスト本にとっても可能性の広がるイベントになりそうです。自分の好みにどれだけ寄り添って自分自身楽しむか、が一番大事かもしれません。(自分が楽しむという意味では、いつもわりと大満足の本づくりをしています。おめでたいことに、読み返すとどの本も夢中になって読了してしまいます。当たり前ですが好みの本ばかりなので……(笑))

収穫♡

文フリは2会場分割で間がちょっと離れていたので、もう一つの会場の様子は見られませんでした。でもコミティアはいつものように東の3つのホールぶち抜き。通りすぎながら企業ブースで画材など見ることができ、スペース以外での刺激も得られました。(ここにくるとほんとに絵が描きたくなるんですよね(笑))

一人出展なので出歩けるのはトイレ休憩だけなのですが、大好きな内田美奈子先生もわりと近くに出展しておられたので、ダッシュして買い損ねていたイラスト集や赤々丸のクリアホルダーをゲットすることができました♡ 


ゲットした内田先生のイラスト集と赤々丸クリアホルダー♡
ディスプレイに使えなかった飾りを添えて記念撮影です。



帰りには駅までの間で地方物産展(?)みたいなテントが出ていて、自宅へのお土産も買えました。最近のビッグサイト行きルートは途中でお土産を買える所がなく、毎回ビッグサイト名物菓子でバリエーションが底をついてきたところでした。催しの本来の目的は移住・観光のための紹介のようでしたが、自分にはおまけの食品販売がありがたかったです。(^^)


通販について


さて、新刊も昨日からBOOTHにて通信販売を開始しております。(公開早々に「いいね」をいただき恐縮しております。ありがとうございます♡)イベントにお越しになれなかった方も、当日ゆっくり見回れなかった方も、よろしければぜひご覧ください。


 


BOOTHには、今回持参しなかった二次系(SHERLOCKなど)や無料配信本もあります。よかったらついでにご覧くださいませ。



夏期休眠と書きましたが、休むのはイベントへの出展だけなので、引き続きkindleや通販、サイトやブログの活動はしていきます。(イベントがない分、抱えている企画を進められればとも思います☆)HPにすべての更新状況をまとめておりますので、ときどきご覧いただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。


2024/04/14

断捨離のご褒美:ピーター・カッシング丈のDVD発掘✨

ここ数年かけてやっている納戸の断捨離。真夏も真冬もできないので、今の季節がカナメです。久しぶりに手を付けました。

今日は床に並んでる古い書類の入ったバッグ(とっくに捨てた電気製品の保証書だの、20年くらい前の買い物レシートの束だのDMだの…こんなものなぜとっておくのだ母☆)、押し入れ上段の古い布団など一掃しました。達成感あります!しかし…

…つら過ぎた…!😿

いやほんと、こんなことも久しぶりです。

でもよくしたもので、このところ見つからなくて買い直そうかと思い詰めていたピーター・カッシング丈の『ブラッディ ドクター・ローレンスの悲劇』を発掘!知名度低い作品ですが、これの時のカッシング丈素敵なんです……奥様がらみの深読みできるところもあったりしてファンには特別な作品です。

発掘した『ピーター・カッシングのグール…(以下略)』

……おまけに若い頃のジョン・ハート様まで見られるという、自分にとってはお花畑映画。きっとがんばったご褒美なんだわ…ということで、今夜はこれを見て疲れを癒します♡


ゴミ袋が8つになったので、思わず記念撮影。(笑)はー、ほんとつらかった…でも少しずつでも前進してるのでがんばろう。暑くなるのはもう少し待ってほしいです。


45リットル8袋分☆

2024/04/05

クレージーキャッツと『ニッポン無責任時代』(と、ちょっとしたシンクロ)

 先週の土曜日になりますが、ふと見たくなってクレージーキャッツのDVDをひっぱり出しました♥


『クレージーキャッツ無責任ボックス』。
わりとすぐ出るところに置いてる「常備薬」です(笑)


【目次】

  • クレージーキャッツと「クレージー映画」
  • 「無責任男」の哲学(?)
  • レトロなインテリア、言葉と「字幕」発見
  • 女性キャラのドライっぷり
  • ちょっとしたシンクロ


クレージーキャッツと「クレージー映画」

再話になるかもですが、馴染みのない方のために少し……。「クレージーキャッツ」は昭和に大人気だったコミックバンド。『スーダラ節』などのヒット曲は今でも時々アレンジやカバーがされて、CMなんかで耳にします。その後メンバーの皆さんは俳優やミュージシャンとしてそれぞれ活躍されたので、バンドより植木等さん、谷啓さんといったお名前の方がイメージされやすくなっているかもしれません。

1960~70年代にたくさん作られた彼らの主演映画が通称「クレージー映画」。ジャンルとしてはナンセンスコメディでしょうか。ナンセンスというか「突き抜けた」感じのコメディで、しかも突然音楽シーンが入ったりして、言葉で説明するのが難しいです。(笑)

植木等さん(黙っていればただの古風なハンサムかも?)が演じる「無責任男」(設定や名前は作品によりさまざま)を主人公にした作品が多いのですが、彼のキャラクターは日本では珍しい……というか世界でも類がない(笑)と思われるもので、ホント独特な世界だと思います。ヒット曲の歌詞の多くを担当している青島幸男さんの色もあり、とにかく面白いです! もちろん時代ゆえの、今の感覚ではありえない描写もあったりしますけれど、それをスルーして今の窮屈な世相の中で見直すと、「ああ、こういうカウンターパンチも必要だよね」としみじみ思います。


彼らの全盛期は自分の生まれる前から始まっていたのですが、なんとなく好きで、DVDセットの一つ『無責任ボックス』が自宅にあるのでした。(タイトルに「無責任」と付く作品3本+楽曲シーン集です(^^))父も好きだったので誕生日のプレゼントにかこつけ、半分は自分が共有するために買いました。(笑)

クレージー映画の個人的なイメージは、ぼんやりと「子供の頃、土曜の午後にテレビで流れてた映画」。なぜか夜でなく昼間に放映されていたイメージがあります。記憶が正しいとしたら、(前述の通り父の好みだったので)親が見ていたのを目にしたのでしょう。週末の午後をのんびりお気楽に過ごすにはうってつけです。

…そんなわけで、先週の「土曜の午後」、お昼ご飯のあとにふと思いついて再見することに。いろいろハードだった週の週末で、ちょっとしたご褒美になりました。


「無責任男」の哲学(?)

さて、今回選んだのは定番のニッポン無責任時代。1962年公開作品で、意識してませんでしたがクレージー映画第一作だそうです。植木さん演じる無責任男・平均(「『へいきん』と書いて『たいらひとし』」)の、人を食ったようなサクセスストーリー……と、まとめてしまえば「ハイそれまでヨ」なんですが(^^;)……「ンなバカなー」とツッコミ入れつつ大笑いする映画なので、ほんと言葉で説明するの難しいです!(笑)

「無責任男」は一見ハチャメチャなようで、じつはいろんな意味で「執着」がない男なんだなぁ……と今回思いました。「押しつけられるもの」をひょいとかわす意味での「無責任」で、「=自由」なんですね。その自由を保つために、手に入れたものもパッと手放してしまう。風刺に富んだ「彼なりの哲学と反骨精神」が芯にあります。豪快で常識外れだけど、デタラメじゃない。そこが「ナンセンス」や「ギャグ」で括りきれないところで、ある種の共感や憧れが生じるんです。笑いながら気持ちよく見られるのは、この「哲学」のおかげかもしれません。どろどろした「執着」がテーマになりがちな文化の中で見ると、月並みな言い方ですが「一服の清涼剤」という感じが。公開当時もそうだったんじゃないでしょうか。


レトロなインテリア、言葉と「字幕」発見

今回はいつもの面白さ以外に、セットが目の保養だと痛感しました! 以前からこの時代のビジュアル全般に魅力を感じてはいましたが、いちいちおしゃれに見えて……。当時の街並みや屋内のセット……社長室や社長の自宅がよく出てきて、当時の基準での「市民的豪華」もかわいいし、主人公の安アパートも邦画では珍しく明るい撮り方でなんかイイ。バーの内装までみんな素敵。昭和レトロ好きの方にはその意味でもおすすめです。

…そうそう、この映画に限りませんが、あの時代の邦画って台詞が早口で聞き取りにくいものが多いんですよね。レトロという意味では当時の流行り言葉とか、ちょっと意味が変わってきた言葉もあってわかりにくいことも。…で、今回初めて「字幕」があることに気づいて、邦画を「字幕付き」で見ました。…新鮮!(笑)

肯定的な意味で使う「ぜんぜん」(今はそういう使い方の時「逆説的にあえて使う」感覚がありますよね……自分だけ???)とか、「魅力がある」の意味で使われている「ミリキ」。ちょっと違和感があるけどかわいい(笑)。ソフィア・ローレンが人気だった頃の公開であることもわかりました。(マンスフィールドというのは誰だろう…調べなくちゃ☆)邦画の字幕、これからは活用したいです♪


女性キャラのドライっぷり

女性の扱いは、やはり今の基準ではちょっと違和感があります。でも実際そういう世の中で、メインの想定観客層は男性でしょうから……その反映と割り切って見るしかないですね。でも接待のシーンで「露出度の高いダンサー」が出てきたとたんに「あのニュース」が脳内で重なって、別の意味であんぐり口を開けてしまいました。「あの人たち」の感覚ってこの当時のままなんだなー……と妙に納得したりして。むしろ「これに対する違和感をおおっぴらに唱えられる世の中になった」ことを喜ぶべきかもしれません。まだまだ途上であることを痛感しますが……!

でも、クレージー映画は「水商売の女性」のドライなキャラクターづけとか(クレージー映画は全体的に女性キャラがドライなので、見ていて気楽です)、植木さんの不思議な個性のおかげで、あまりへんな方向の「下品」にはならないんです。改めて見ると脚本的にもバランスをとっていて「うまいなぁ」と思うところがあったり……うーん、勉強になります。


独特な無責任男のキャラクターについては、どこかで脚本家さんが「脚本の定石として『やってはいけない』と言われていることを片っ端からやった」みたいなことをおっしゃっていた記事を読んだ気がします。それで崩壊せず「成立させた」のはすごい……!!


タイムスリップしたり、再発見や新発見があったり……大いに堪能させていただいた鑑賞でした。


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ちょっとしたシンクロ

その晩夕刊を開いたら、メンバーの一人・犬塚弘さんの写真が目に飛び込んできてビックリ。亡くなった有名人のお悔やみのまとめ記事だったんですが、「あれ、犬塚さん亡くなったのそんなに最近だっけ……?」とよく見たら、亡くなったのは昨年です。クレージーのメンバーでは最後のお一人でした。

偶然とはいえ目にしたタイミングに驚きつつ、つい数時間前に最盛期の映画を見たばかりで不思議な気持ちになりました……。

(惜別)犬塚弘さん 俳優、クレージーキャッツのメンバー[朝日新聞デジタル]



最盛期に子供だった半端な世代で、映画館でクレージー映画を見る機会はありませんでした。でも毎年お正月には、テレビの『新春かくし芸大会』でキャプテンの植木さんとハナ肇さんを当たり前のように見ていました。その後リバイバルブームもありました。きっとこれからもリバイバルブームはくるんでしょうね。

クレージー映画は未見のものがたくさんありますし、ゲストの俳優さんも田崎潤さんや有島一郎さん、松村達雄さん、浜美枝さんなど好きな方が多いです。クレージーメンバーの石橋エータローさんがしばしば女言葉を使ったり、女形(!)をするのも大好き♥ すべてが傑作ではないでしょうけれど、ときどき気楽に、こっそりと漁りたいシリーズです。(^^)


ついでに掘り出したクレージー映画本。(1997年発行)
リバイバルブームの頃かな?リアルタイムで買いました。
拾い読みして楽しもうと思います♪


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追記:書いた後にWikiを覗いたら、石橋エータローさんの女形はご本人にとって不本意であったらしいことが書かれていて、ちょっと複雑な気持ちになりました……はたから見て「似合っていて上手」でも、それが本人のやりたいこととは限らない……そういうことはいろいろなところで思い当たるだけになんとも。でも作品の中で、飄々と楽しむように演じてくださってる映像は、ファンにとってありがたい宝物です。これからも楽しませていただきます✨

2024/03/15

✿J庭55・御礼とご報告✿

3/10はJ.GARDEN 55に参加してまいりました。良いお天気で気持ち良いイベントになりました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!


【目次】
  • 当日のスペースは…
  • ご新規様に(勝手に)希望をみる♡
  • ジャンルはみだし者の悩み(図解つき)
  • 映画鑑賞リハビリ期?
  • 文学フリマに出ることに
  • 通販・kindle版について


当日のスペースは…

ラインナップはコミティア分+ホームズグッズ。机上が狭くなったので、ペーパーはA5をさらに縦折りしました。今回は「手持ちの荷物をどこまで減らせるか」を意識してディスプレイを作ったので、2つ自作した木製の「本置き」(立てて面陳するための折り畳み棚板)を1つにして前列は平置きです。多少スッキリしたかと……。手に取っていただきやすいこと・目立つことが大事なのですが、毎回試行錯誤しています。


スペースはこんな感じでした。


ご新規様に(勝手に)希望をみる♡

新刊はなく毎回出ているので、コミティアより売り上げは少なかったですが、当日企画「お試し☆小説出会いの広場」の力もあってか、本をご購入くださった方のほとんどがお若いご新規様だったのが印象的でした。

嬉しかったことのひとつは、ピーター・カッシングに馴染みがないご様子のお嬢さまが、カッシング丈がモデルの絵に反応して本をご購入くださったこと! 年齢で言ったら自分とは親子くらい違うかもしれない(^^;)ですが、萌えに世代は関係ないなぁと嬉しくなりました。「元ネタ」を意識されたわけではないのでカッシング丈云々はまた別としても、逆に元ネタ関係なく美老人系(?)にご反応いただけたことに、ある意味で希望も見たイベントでした。(マイノリティーには違いないですけど☆)もしもご興味をカッシング丈ご本人にまで広げていただけたら、それはそれで嬉しいですし♪

(元ネタ絡めて世代を考えても……自分だってカッシング丈の全盛期をリアルタイムで見ていたわけではないですし、シャーロック・ホームズに至っては「リアルタイム」なんて100年も前。思い返せばハマッた俳優さん・作家さんが故人というケースのほうが多いくらい。でも萌えにそんなことは関係なかったです♡)



ジャンルはみだし者の悩み(図解つき)

…でも希望と同時に、やりたいことが商業BL的なもの「ではない」身でJ庭に出ることに少し限界も感じました。会場を歩いていて、「ここはBLを探しに来る/持ってくるところなんだよねぇ……」と改めて思いまして。間口の広さがありがたいJ庭ですが、BLの持ち込み窓口まであるイベントですもんね。うちなどはかなりワガママな(商業BLの条件からは外れた)領域で作った作品で出展していて、説明に困ることが多い……のはどこに行ってもそうなんですが(笑)、なんだか改めて「はみだし感」を痛感しました。

もちろん「男性同性愛やそのうっすらしたメタファーを消費する」という面ではがっつりBLと重なっているんですが、「いわゆるBL」と言ったときに想像するものとの間に、ちょっと距離が出来過ぎてしまったなあ……とも。BLの領域も広がっているとは思うのですが。(「いわゆるBL」を否定しているように映りませんように…ぜんぜんそうではないので☆)

かといって普通の文芸とも言いづらくて……いろいろなところに足をつっこみつつどれにも属していないような。でも特に同人誌では、何かの「ジャンル」に属していないと認知していただくのが難しいんですよね。自分が好きなタイプはジャンルを複数織り込んでしまいがちなので、ベン図にするとこんな感じ…?↓


…まあオリジナルも多くは1.5次ベースだったりしますし、自分の間口の狭い嗜好を反映している……と言えばそれまでかもですね。(^^;) 


映画鑑賞リハビリ期?

それはそれとして、当日はほんとに楽しく過ごさせていだたきました! そして思わぬ良い副作用も。ヘンな言い方ですが、「また映画を見られるようになった」んです。

……ええと、自分、映画がごはん代わりなくらいの映画バカだったのですが、なぜかここ数年「純粋に見たい」という心理状態になかなかなれなかったんです。(まあいろいろ原因は思いつくのですが💦)それが今回、帰って二日後にふっと時間が空いて、買ったまま長いこと放置していたDVDを2枚連続で、ちゃんと「見たいと思って」見て没入することができました。最近少し「映画見る感覚」が復活してきてはいたのですが、J庭ではお隣だった前主催様とちょっぴり映画のお話もさせていただいたので、そのおかげかもしれません。大袈裟ですが「自分らしい自分に戻ってきた」感じがしています……☆



りんかい線の駅に向かう途中でパチリ。
雲間から差す光が幻想的でした。

文学フリマに出ることに

…さて、ペーパーにこそっと書かせていただきましたが、次回の参加予定イベント、なんと5月の文学フリマになりました。昔参加した時のトラウマを書いたばかりなんですが(お隣がお行儀悪い大所帯で終日スペース前をふさがれてしまった思い出(^^;))、毎回そんな目に遭うわけもないですし、今はいざとなったらスタッフさんに相談できるそうなので。(前は「本人同士で解決してください」的な感じだったような…でなければ相談してたはず☆)

それに今やってることを考えると、ジャンル限定イベントより「なんでもあり」で、腐女子層を含みつつ、ぶっちゃけ年齢層高め(自分に近め💦)の方がいそうな所を開拓したい……という気持ちが起こりまして。先日のコミティアもどこか解放感を感じたんです。それにただでさえニッチなのですから、ご同好はどこにいらっしゃるか見当がつきません。ダメ元でも見つけていただく努力はしませんと☆(細々とその努力をする気力が戻ってきた、ということかもしれません)

次回のコミティアはその翌週なので、ちょっと体がきついかなーと悩んでいるところです。先のことなので詳細は改めてお知らせさせていただきますね。とりあえずご報告でした♡


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通販・kindle版について

無事イベントが終わり、BOOTHでも『美学としてのJUNE』再版分の販売を始めました。そのほかの小説、グッズ、今回持参しなかった二次系もこちらに置いております。

BOOTH:SUSSANRAP


引き続きkindle版も配信中です。イベント後チラホラとお読みいただけていて嬉しいです♡ 全作KindleUnlimited対応なので、よろしかったらお試しください。(^^)

Amazon:牛乃著者ページ