2023/01/02

元旦のいろいろ

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年末はコミケ参加がなかったので余裕のはずだったのですが、23日頃まで雑用が詰まっていたこともあり、予定外に出かけることも多くて、まさに慌ただしい師走でした。恒例のきんとん作りも時間がなくて見送ることに。わからないものですね。

で、昨日は元旦。おせち料理は「お正月に炊事をしなくてすむように」というものだと聞きますが、朝のお雑煮作りに初詣に……と、けっこうルーティンだけでも元旦は忙しい。子供の頃は本当にのんびりできた気がしますが、これが大人のお正月というものかな。おまけになぜか部屋の模様替えまでしてしまったので、今年の元旦はへとへとに。(^^;) 夜にテレビで少しだけ、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見られたのがご褒美のように感じられました♪

2日目から、やっと「正月休み」モードでブログも書けるようになりました。花や料理など含めていろいろ写真を撮ったので、元旦のアレコレを記録します。


初詣

地元の小さな神社があって、今年もそこに初詣に行きました。いつもわりと空いてるんですが、今年は長い行列ができていてびっくり!(*_*; お昼前の遅い時間だったせいですかねー。いつもは朝食後すぐに行ってたので。でもおかげでひときわお正月らしさを味わえた気がします。

近所の神社で初詣。ひいたおみくじは吉でした☆


そのあとは「閉まっている商店街」を見物しに駅前へ散歩。毎年の楽しみです。(笑)コンビニのほかは、スーパーが一軒だけ開いていました。


駅からちらりと見えた富士山。
これも恒例の撮影です。


正月花

正月用の花生けは毎年の楽しみ♥ …なので、忙しかった年末もこれは省きませんでした。でも今回は花屋さんのものがあまり良くなくて。いろいろ見て回ったあげく、スーパーのお手頃セットを素直に投げ入れしました。こういうセットってなかなか満足のいく組み合わせがないんですけど、玄関用と仏壇用で大きめのと小さめのを二つ買い、中身の一部を分け合って少し工夫してみました。


玄関の正月花。

大きめでユリとセンリョウ入りだった束は税抜き980円くらい。でも松に金枝に菊、スプレーギク、目立ちませんがウメの小枝と水引細工まで入っていて、お値段の割に充実していました。ただ、スプレーギクが紫なのでちょっと暗いなー……と思い、別の小束に2本入っていたピンクのカーネーションを1本こちらに移動。(暗い玄関なので、なるべく明るくしたいのです)かなり印象が変わりました。

仏壇用正月花。
仏壇を撮るのもなんなので玄関でパチリ。

仏壇用のほうは、「正月用の仏花」ではなくフツーの松入りの小ぶりな束。「いかにも仏花」なのはあまりやりたくなかったので。780円くらいで、黄色のガーベラ2本、ピンクのカーネーション2本、松、斑入りのドラセナ、人工の赤い玉がついた飾りが入っていました。(センリョウより安上がりなのでしょうね)カーネーションを一本玄関に譲った代わりに、スプレーギクの上のほうを切って足元に挿しました。ドラセナがいい仕事をしてます! 遠目にはクマザサみたいに見えるので和の雰囲気が出て。組み合わせ考えた人すごい♪ しかもこのドラセナ、水挿ししておくと根が出やすいので、うまくいけば観葉植物がひとつ手に入ります……♥(笑)

おせちと雑煮と…

お雑煮は鶏肉と大根、ニンジン、なるとと三つ葉。お醤油仕立てです。

おせちはお豆腐製品チェーン店の茂蔵で予約した税抜き千円のもの。一人用なので家族の人数分。ひととおり定番ものが入っていて驚きました。庶民の味方ですねー。やはり大人気で、予約しに行ったときには大晦日受取分は完売。30日受取でした。


お雑煮と茂蔵の千円おせち。
おせちはカマボコやお肉など食べちゃった後です。
お雑煮もお昼の温めなおしで三つ葉の色がイマイチ。
朝に撮ればよかった…。

初詣帰りに買ってきた崎陽軒の紅白特製シウマイ。年末の新聞で知って、31日からの期間限定というので買えるかなー、そもそも地元の駅の小さい店舗で買えるんかいなー…とドキドキしながら行きました。ゲットできてよかったです♪

崎陽軒の紅白特製シウマイ。
パッケージは干支のうさぎ。

紅白シウマイと赤印刷のひょうちゃん。

ふだん売ってる特製シウマイを、皮が赤いやつと半々にした感じ。ひょうちゃんも印刷が赤です(ふつうは青)。台所の断捨離でひょうちゃんいっぱい手放したんだけどなー……この子はしばらく居座るかもです。(笑)



庭の花植え


けっこう遅くまでがんばってくれていたマリーコールドとコリウスが寒さで枯れたので、処分したあとにスイセンとサクラソウを植えました。年末に買っていて昨年のうちにやりたかったんですけど、時間が取れず結局元旦にガーデニングという……。(笑)

二日以降冷え込む予報だったので心配なんですが、待っても暖かくなる見込みないので思い切って植えました。(なによりお正月なのに庭先がさみしく見えるのもなんなので…)寒さ対策として、たくさん残っているモミジの枯れ葉を使ってみました。


モミジの根本周辺に植えたスイセン
(テタテッタとかの名でよく売られてるかわいいの)
とサクラソウ(プリムラ・マラコイデス)。
大きな葉は地植えにしたクリスマスローズ。


株元を落ち葉で覆うと、まるで「もともと植えていた球根が芽を出した」ような感じに。意外な効果が生まれました。クリスマスローズは秋に葉切りをできなかったので、今回は花が少ないかもです。



玄関側の壁際に植えたスイセン。
こちらも株元をモミジの枯れ葉でカバー。

スイセンは北側にあるのが毎年出てきてくれます。玄関に近いところにも毎年出てくれるスイセンがほしいんですけど、真夏にまともに日差しを受けてしまうせいか、これまでに植えたものは生き残っていません。冬は日照ゼロ、夏はカンカン照りという過酷なところなので……でも懲りずにまた植えます!



そんなこんなで、読もうと思っていた本もまだ手付かず。でも今年は次の週末まで、ちょうど一週間がお正月という感じですね。今日はおせちの残りと冷凍食品活用でだいぶ休めたので、明日以降は読書時間も確保しようと思います。


今年の抱負は部屋の断捨離を完成させること(更新していくものだと思うのでとりあえずの、ですが)。断捨離に限らず、昨年は「~をするための準備」みたいなことに使う時間が多かった一年でした。今年はそれを土台として「実行する」にアップデートしたいです。今の自分に合った形で創作ペースも取り戻せたらと思います。

それでは、どうぞ良いお正月をおすごしください。皆様の2023年が素敵な一年となりますようお祈りしております。

*     *     *

☆お正月中のサークル通販について☆
コミケ不参加で新刊はありませんが、Amazon・BOOTHの紙版通販は通常通り発送させていただいております。kindle版はもちろん年中無休(笑)です。全作品kindle unlimitedに対応しておりますので、よかったらぜひご利用ください。

2022/12/25

『素晴らしい風船旅行』発掘&お手軽クリスマス料理

メリークリスマスです♪ 今年は諸事情からコミケは見送ったのですが、いろいろと慌ただしい師走になっております。主として家の断捨離を進めているため。家族もだいぶ協力的になってきたので、自室の「理想の仕事場」化、台所や納戸と化した部屋の回復など少しずつ前進しています。


『素晴らしい風船旅行』発掘

さて、そんな中でのクリスマス。断捨離中にいろんなものを発掘してまして、その中に『素晴らしい風船旅行』という映画のVHSがありました。1960年作品で、気球で牧歌的な冒険をする大好きな映画です。調べてみたら日本ではDVDになっていないようで、にわかに自分の中でお宝に。さっそく見返して「やっぱりいいなあ……」と堪能しました。

今回これと一緒に『赤い風船』VHSも発掘したのですが、監督アルベール・ラモリスはこの『赤い風船』と『白い馬』のほうが有名かもしれません。何年か前にこの2作品のリバイバル上映があり、見に行きました。『…風船旅行』に比べると切ない短編映画なんですけれど、どちらもおすすめです。(特に『白い馬』は、ある意味「上質のJUNE」の雰囲気があります)そちらの2作品はセットのDVDになっているようです。

…で、DVDを調べていた時にサントラCDを見つけました。うわー出てたんだあ! タイトルを聞くとまず音楽のほうが思い出されるくらい好きなので、中古しかなかったですが速攻注文しました。先日新品同様のものが届き、今年の「自分にクリスマスプレゼント」となりました。今流してるんですけど、テーマ曲は鐘の音の使い方などクリスマスっぽい雰囲気もあります。30分ほどのCDですが、これもお宝になりそうです♥


断捨離中に発掘したVHS『素晴らしい風船旅行』と今回ゲットしたサントラ。


クリスマス料理

クリスマスといえばケーキ! 今年はいろいろ値上がりと聞いて、昨年に引き続き「自家製サバラン」にしようかと考えていたんですが……別件で業務スーパーに行ったときにスポンジケーキが298円で売られているのを見かけ、そのまま材料揃えてきてしまいました。

買ってきた材料はこちら。

お手軽ケーキ材料。
業務スーパーさまさま♪

スポンジケーキ298円、黄桃缶98円、低脂肪ホイップ98円。高騰するイチゴには手を出さなかったので、税込みでも500円ちょっとで5号サイズのショートケーキができました♪ 新聞によると、市販では5号で4000円台だそうですね。ひゃー、びっくりです☆(*_*; 


断捨離中に発掘した
手動泡立てマシン(?)

ホイップには写真のアナログ泡立てマシンを使ってみました。電動のも出てきたですが、断捨離中になぜか電動のほうを捨ててしまったので。あっちのほうを残せばよかったーと大後悔(^^;)。でもフツーに手でやるよりははるかに楽。低脂肪クリームな上に甘味をパルスイートにしたので、カロリー的にはだいぶ気楽です♪

ピーチショートケーキ完成☆

スポンジはすでに水平カットされたものが二枚入っていたので、ほんとに飾るだけ。間にクリーム・桃・クリームと重ね、周りにもクリームを塗って完成しました。飾り用のクリームをもう少し残しとけばよかったです。(笑)

フライパンで焼いたローストチキン。

ローストチキンは……昨年カルディで買ったローストチキン用ペースト(たったの138円☆)がすごくおいしかったので、探しに行ったら今年も売ってました! めでたくリピート♪ お肉に塗って30分ほどマリネして焼くだけです。しかし西友で売ってた骨付きもも肉が想定外に大きくて慌てました。(調理済みで売ってたローストチキンの倍くらい。骨のとこ片手で持っても肉が垂れて持ち上げられない!(^^;))

オーブンレンジが200度までなので、テレビの『きょうの料理ビギナーズ』を参考にフライパン焼きしました。盛り付けは断捨離中に見つけた大きめプレートが役立ってくれました。火の通りが不安で蓋をしたので「皮がパリパリ」は望めませんでしたが、おいしかったです♪ このペースト、クリスマスシーズンしか売ってないみたいなんですけど、一年中売ってくれたらいいのになー。


…そんなこんなで、なんとなくリーズナブルにクリスマスっぽい食卓を囲むことができました。業務スーパー感謝! きんとん用の栗の甘露煮もスーパーではえらく高くなってるので、探しに行こうと思っています。昨年はその前年に100均で買ったまま放置していた瓶詰でした。少なくとも一昨年は100均にあったんですよねえ。今年は見かけませんでした……やはり値上がりしてるんでしょうね。でも、もともとユズを入れるのが恒例になってたりして、なにも栗にこだわることないかなーとも思っています。(こういう工夫はけっこう楽しい♪)


*     *     *


さて、末筆になりましたが、12月に入ってから紙版『追憶のシャーロック・ホームズ』のご注文をいつもよりたくさんいただいて驚いております。その他kindle版作品もたくさんお読みいただいて、本当にありがとうございます。暖かいお部屋で、のんびりとお読みいただけたら嬉しいです。楽しんでいただけますように。

…先日書店でコミケカタログを見かけて、「自分のサークルは載ってない」のだわ、と思うと妙な寂寥感を覚えました。落選ではなく申し込んでもいないというのが違和感があって。自分で決めたことですし、実際この状況ではとても無理なのでしかたないのですが……なんだか自分が自分でないような感じがして。(あ、でもJ庭のほうは申し込もうかなあと思っております。会場のアレコレがコミケほどハードではないので……。(^^))

早く断捨離を済ませて環境を整え、作品づくりのペースも取り戻したいです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


2022/11/27

kindle版『美学としてのJUNE』

紙版に遅れること約2ヶ月……思った以上に時間がかかりましたが、kindle版『美学としてのJUNE:ブックレビューとポエムのこころみ』、ようやく11/4より配信を開始することができました。

「読書の秋」にふさわしい内容になっておりますので……あ、もう読書月間も終わってしまいましたね☆ 「おこたで読書」のお供に、ぜひ加えてやってくださいませ。毎度の口上ですが、ご趣味に合う方にお読みいただけたら幸いです。読み放題サービス(kindle unlimited)にも対応しておりますので、ぜひお試しください。


余談ですが、表紙の右の兄ちゃんは密かにジェラール・フィリップがモデル。
11/25から生誕10年映画祭も始まっています☆

《レビューさせていただいた作品》


(当初商品ページの説明欄がおかしな体裁になっていて、調整に手間取りTwitter告知も遅れ、ブログでのご報告は諸事情でさらに遅くなってしまいました。体裁が崩れた時期にご覧いただいたかたには申し訳ございません。同時に、いち早くチェックしていただきありがとうございました。(^^))


kindle化にあたって

「この本をJ庭の外に出して意味を持つかどうか」――前にも書いたかもしれませんが、この思いはありました。kindle=Amazonは、同人誌とはまったく接点のない方々の目にも触れる場なので……。でも考えを改めました。思えば「意味」を見出すのは読む方々であって、出版する側が決めることではないのです。(これは自分が読者であるときにも思うことです)出版する側に立つときは、できる限りのことをして、あとは祈るだけでしょう。

さて、それでは「できる限りのこと」とはなんだろう……。本のコンセプトは、「ブックレビューと創作詩を通して『私的に捉えたJUNEという美学』を確認・提示する」というもの。非常にニッチです。雑誌の『June』を回顧するものではなく、書評で扱っている本もまったくBLではありません。自分が考える「JUNE感覚」を共有する方々――その感覚を「JUNE」とは呼んでいないかもしれませんが――そんな方々に届けたい。そう考えると、じつは「JUNE感覚」の有無「同人誌やBL」とはあまり関係がないのだと気づきました。実際、自分は商業BLは(一時期、なかば義務感を持って読んだことを除けば)ほとんど読んだことがありません。潜在的なお仲間がいる場所はもっと広いのだと思います。あちらにお一人、こちらにお一人……と少数派であることはたぶん確実ですが。

そこで無い知恵絞って考えたのが「同人誌用語集」でした。もちろん同人のお仲間には蛇足ですが、万一同人外の方に読んでいただいた場合、壁となるのは文中で使っている「専門用語」だけだと思ったからです。

この用語集が必要な読み手の方で、かつ内容がお好みに合う方。そういう方にこの本の存在を知っていただくことは、自分の広告力(=実質ゼロ☆)を考えれば奇跡のような確率です。でも、同人誌界のお仲間(の、少数派の方々)と同じように、似た感覚を持つ方々とつながれたら……その可能性を追い求めるための、これもひとつの「こころみ」です。


美学ということ

「これを『美学』とか言っていいのか」――この思いも、紙版を作った時からありました。それで図書館でふと目についた本を読んでみました。文庫クセジュの『美学への手引き』――前半でもう充分確信を得られました。

「そういうことなら、コレも間違いなく『美学』だわ」と。

かいつまんで言うと、「美しいと感じる側の感覚」が扱われていたことが理由です。決して美術作品の知識の陳列ではなく、もっと本質的な、抽象的な部分――振り返ってみると、『美学としてのJUNE』でやろうとしたのはまさにそれで。「JUNEを感じる」作品のご紹介と同時に、作品の中に「JUNEを感じ取る」という行為「JUNE感覚」そのものがテーマになっていたのでした。

ペーパーからの再録が中心ということもあり、真剣さと気楽さが両方マックスで混在した内容なので、編集中は明確に言語化できていたわけでもありません。でも結果的には、まさにそれを目指したものになりました。

…「美学」という言葉は、本の企画を立てた時に自然に出てきて、ほかの言葉で置き換えられなかったものです。もう少しカジュアルに響く同様の言葉があれば、変えていたかもしれません。なんだか大げさに聞こえるし、アカデミックを衒うようでこっばずかしい感じもしました。もちろん、アカデミック畑の方が腐女子やBL的なものを「研究対象」として遡上に乗せるのを目にしたことはあります。でも自分の場合は姿勢も立場も正反対。在野の当事者(しかも傍流)の目線で感じているものを書いただけです。(逆に取り柄があるとすれば、まさにその「研究ではなく当事者の実感である」というところだと思います)

そんな「自分の分際」で、「美学」とか言ってしまっていいのかしらん。大学で美術史とか学んだ人でないと、そんなタイトル使っちゃいけないんじゃないかしらん……というオドオドした後ろめたさ(?)が、ずっとどこかにありました。(「のび太のくせになまいきだぞー」的な意味で……(^^;))。でも胸を張って――いや、ひっそりと――これは「美学」についての本だ、と思えました。


そんなわけで、kindle版はジャンルの登録も同人誌やBLではなく「美学」に寄せました。哲学の一ジャンルなんですね……ちょっと肩身が狭いですが、場違い感はこれまでBL系に登録してきた作品だって同じこと。(人生どこ行ってもアウェイです(笑))。正直登録ジャンルってあまり影響がない気がします。あとは成り行きに任せ、手を離れた本がいろいろな方に出会えますように、と願うばかりです。


体裁の試行錯誤

体裁の調整も、配信までに時間をとられた大きな要因でした。

kindleでノンフィクション系の本を出すことも、テキスト主体の電子書籍を横書きで出すことも(無料配信を除けば)初めてでした。 でも「固定レイアウトではなくリフローで」ということだけは最初から決めていました。(というのは、自分がこれまでに読んだ固定レイアウトのkindle本でテキスト主体のものは、非常に読みにくく、電子版のメリットである検索も使えなかったからです)

紙版ですでに体裁は整えているのだから、電子化なんてラクラク……と思っていたんですが。これがとんでもなかった!(^^;)

まず、kindleは文字サイズが変えられるというのが問題になりました。紙版では、引用部などを読みやすいように適宜改行を加えていたんですが、これが文字サイズの変更でずれるとかえって読みにくくなってしまう。

加えて、なぜかダーシ(――)が文字化けする箇所が出てきました。全部でないのが謎で。いろいろ試してみたら、どうも前後に日本語が入っていると文字化けしないようなのです。それがないと……ポエムで連続ダーシを罫線代わりにシーン転換をしていて、そこが文字化けしたんですが……そこは「横書きで日本語が入ってないから英文だ」と(kindleのシステムが)解釈して、全角ダーシが文字化けするんじゃないかと。(というのは、縦書き本を作ったときはこういう問題が起こった記憶がないから。縦書き=日本語、と解釈されているのではないかと思います)

また、三点リーダー(…)が下付きになってしまう、というのもありましたこれも、横組みで全角の「…」が英文と解釈されて、ピリオド三つ「...」になってしまうのではないか、というのが今のところの自分の推理です。


結果として、ダーシは罫線そのものに置き換えて解決しましたが、三点リーダーの下付きは変えることができませんでした。検索したら、この問題はkindleとは関係なくスマホの表示でも起こっているようです。ファイルの形式で対処できる問題ではないのでしょう。

自分はオンラインのプレビューでしか確認できないので、読む方の環境によって変わるかもしれません。でも今までの経験では、オンラインプレビューで不具合っぽく見えていたものが、kindle上では問題がなかったことがあり、その逆はありませんでした。たぶん事前に把握できない不具合は起こらないものと思います。

(以前はKDPページから確認用mobiファイルをダウンロードできたんですが、システムが変わって自分の環境ではmobiファイルを入手できなくなってしまいました。なので推測でスミマセン。万一なにか問題がありましたら、自サイトのお問合せフォーからお声がけいただければ幸いです)


解放として

思い返すと、この本をまとめること自体が、「JUNE」に関するこだわり――ある意味軛(くびき)――から、ジャンル(と自分)を逆説的に解放しようとする行為だったように思います。

発行日が「文化の日」(11/3)になったのも、自己満足ですがちょっぴり嬉しいです。(自分の中ではけっこう「文化的」な本になったので(^^))

お仲間は数少ないであろうと思われますが、さまざまな場所におられるそうした方々に、お届けできますよう祈っております。


kindle版(kindle unlimited対応)


紙版(BOOTH)
(誌面サンプルあり)



2022/11/25

ジェラール・フィリップご命日/祝・生誕100年映画祭❤

 11/25はジェラール・フィリップのご命日。じつは生誕90周年記念映画祭の時のチラシを一か月くらい前に発掘しまして、以来額に入れて飾っています。


断捨離で発掘し、額に入れた前回のGP映画祭のチラシ。
『悪魔の美しさ』のメフィスト姿です。
(個人的にはダントツで美しいと思う❤)
 

そしたらなんとなんと、昨夜新聞で生誕100周年映画祭の広告を発見! いや~、一瞬固まりました! まったく知らなかったのでまさに青天の霹靂です。というか、前回のからもう10年も経ったのか……と感慨も。(いや、その後他にも上映されていたのか知らないだけなんですけど)さっそくググってみたところ、公式ページがありました。ご命日からスタートで、お誕生日の12/4も期間に含まれていますね。いつもながら思い入れが感じられて嬉しいです。


今回のポスターの写真はかわいらしいですね。(一瞬『猫ひた』の牧田習くんを思い出してしまった☆)…こちらのジェラール・フィリップ映画祭、以前は毎年のように見に行っていたような印象があるのですが……(ほんの2、3回かも?記憶はあてになりません…(^^;))。前回のデジタル・リマスター版上映の時は、「スクリーンで見られる最後の」と銘打たれていて、「最後なのか~~」としんみりしつつも、ロビーの写真などで上品なお祭気分を楽しませていただきました。(前回の感想と写真、こちらに発掘して再掲しました)でも最後にならなくて本当によかった……。

今回は『ジェラール・フィリップ 最後の冬』という新作ドキュメンタリーのお披露目的な意味あるようですね。やはり「最後の」とされているのですが、どうぞそんなことをおっしゃらないで、毎年ご命日~お誕生日頃の「季節の風物詩」にしていただきたいですー!(涙目)


大好きな2作。『悪魔の美しさ』はVHSです。(^^;)

ただ、上映館をチェックしたら(神奈川県民なので)やはり東京まで行かないと見られないんですよね……時節柄遠出を控えているところなのでうーん……。新作ドキュメンタリーすごく気になるんですけど……も少し悩みマス。(^^;)

とりあえず今夜は、大好きな上記2作のどちらかを見ようと思います。奇しくも両方、今回は上映がない作品ですね。どちらも久しぶりなのですが、『悪魔の美しさ』のほうが久しぶり度が高いので、そちらにしようかなー……。こちらはVHSしか持ってないので、買い換えるまではVHS環境を断捨離できません……。(笑)


過去記事救出/「ジェラール・フィリップ生誕90年 デジタルリマスター版特別映画祭」鑑賞記(2012/11/30)

 旧サイト塩漬け記事の救出・再掲です。(新しいご命日の記事からリンクを貼ろうとしたら、元記事が「一年分1ページ」で書いていた無茶なページだったので……おそらく検索では絶対に出ないであろうと思われます(^^;))ロビーの写真が撮影OKで、いろいろ撮らせていただいたので合わせて再掲させていただきます。(ご命日の記事は次にアップします)

元記事掲載ページ:腐女子の本懐~としまふじょしのにっき~(2012)

そのままコピペでフォントサイズなど違うので、何卒ご了承くださいませ。


*     *     *


2012/11/30(金)

(今日はマーティン・フリーマンがホビットジャパンプレミアのために日本到着した記念すべき日でもあります♪)

ジェラール・フィリップ映画祭
一昨日、ジェラール・フィリップの生誕90周年特別映画祭というのに行ってきました。

ジェラール・フィリップ生誕90年 デジタルリマスター版特別映画祭
(東京は12/7まで、愛知12/1~14、大阪12/8~21だそうです。詳しくは上記サイトをご覧ください。
チラシに「スクリーンで見られる最後の映画祭」とあるのが気になります。最後なんでしょうか…(涙))

生きていたら90歳…いまどき充分ご存命の可能性もあったわけですが、亡くなったのは36歳美男薄命を地で行った方ですね。じつは最初はあまり「美男」という印象は持っていなかったんですが、コメディ系の映画であまりにうまいのですっかりファンになってしまいました。清潔感のある二枚目も、女たらしもコメディも出来る方ですが、舞台ではさらに素晴らしかったそうで、カミュ『カリギュラ』初演時の主演はこの方です。(図書館で見た古~い文庫の『カリギュラ』には初演時のキャストが載っていました。ほしい…この版!(^ ^;))

さて、たしか昨年あたり同様に見に行った『赤と黒』『パルムの僧院』、そして『勝負師』を含めたラインナップなのですが、今回はこの方の映画の中でもかなり好きなコメディ『夜ごとの美女』と、文字通り美しいメフィストフェレス姿が見られる『悪魔の美しさ』を見に行きました。両方ソフトはうちにあるのですが、デジタル・リマスター版でスクリーンで見られる!というので矢も盾もたまらず…。チケットが劇場窓口でしか買えず、前売りで完売した場合は当日券なし(そして初日は完売(^ ^;))、と聞いていたので「運がよければ」…でしたが、レディースデーが多い水曜日なら、(この映画祭のプログラムは割引にはならないので)チケットとれる可能性高いかも、と水曜にして、無事見ることができました。

写真:(2012/11/28撮影)
(劇場ロビーの展示が撮影OKだったので、撮らせていただいたものなどです。
細かい写真が映っているので、サイズ大きめです)

劇場前の告知ポスター。今回は『悪魔の美しさ』のキャッチーなメフィストフェレスがポスターに。
この写真大好きなので大きいサイズで見られて嬉しい♪

等身大パネルが置かれたロビーの奥。こちらもメフィスト♪
狭いけどきれいで品のいい劇場でした。

等身大パネル拡大。ちょっとサリーちゃんのパパちっくに髪を尖らせてます。
赤や緑の光は悪魔のオーブ…じゃなくて照明の映りこみです。(笑)

ロビーの壁にも貴重な写真やポスターの展示が。

パネルのガラスに反射がありますが、どうぞご鑑賞ください。

展示写真のなかでのニュアンスがいいなあ、と思った写真。

 

チケットは当日でもブロマイドつき。こんな素敵な封筒に入れてくれました。
作品ごとに写真が違うそうです。これは『悪魔の美しさ』と『夜ごとの美女』についていたもの。

 

以下は鑑賞した映画のご紹介です。今回見た二作はもともと好きな作品なので、以前書いたことと重複する部分もあると思いますが、ご了承くださいませ。 ( 両方知らないうちに新しいDVD(高い(^ ^;))が今年出ていたので、もしかしてこれがデジタルリマスター版なのかと思ったんですが、検索してみるとそうは書いていません。タイトルからのリンクはいちおうAmazonの最新版ですが、デジタルリマスターかどうかは確認しておりませんので、お含みおきください)

夜ごとの美女 』(1952)
作曲家志望の貧乏な音楽教師クロードが、夢の中で美女に出会い、会いたさに一生懸命眠ろうとするチャーミングな傑作コメディ。夢の中と現実、両方で物語が展開します。とても60年も前の映画とは思えないテンポの良さ、そして面白さ!今劇場で公開しても、適切な広告さえすれば大ヒットするんじゃないかと思えます。まったく色あせていないです。(モノクロですけど(笑))何度か見ているのですが、昨日も声出して笑っちゃいました!(映画館でおおぜいが同じタイミングで笑うのって、やっぱり楽しいですね♪)

ここまで読んでピンときた方もおられると思いますが、(以前同人誌でも書きましたが(^^;))マーティン・フリーマンの『恋愛上手になるために 』と設定がそっくりなのです。あまりに似ているので、一瞬あれを『夜ごとの美女』のリメイクかと思ったくらいです。ただし似ているのは設定だけ。オリジナル(?)ははるかに後味のいいコメディになっていて、結果的にテーマもまったく違います。(フリーマンの映画も別の意味で好きですけれど)

夢は現実の反映になっていて、クロードが夢で出会う美女は現実では手の届かない憧れの女性たちです。家庭教師先の奥様だったり、行きつけのカフェの看板娘だったり…クロードは夢のなかでは「天才オペラ作曲家」になっていて、彼女たちと別の時代の別の立場で出会い、当然うまく恋仲に。が、「いい夢」を見きれないのか、現実の障害が別の形で現れちゃうんです。このへんがクロードに好感をもってしまうところ。現実でズボンが破れると夢のなかで別の立場でもそうだったりするんです。とにかくネタが細かくて笑いっぱなし!(笑)

現実の女性と夢の中の女性両方を、同じ女優さんが演じます。しかも当時の人気女優さんたちで、エレガントな人妻、フェロモン系肉体派、キュートな清純派…と、よりどりみどり状態。このへんの「他愛ない夢」が、たぶん男性にも受けている理由だと思います。(うちの父親もこの映画大好きなんです(笑))

単純なラブコメでもなくて、もう一つ、「昔はよかった」が面白いモチーフになります。現実のカフェで出会ったおじさんが、「今はひどい時代だ。わしが若い頃はよかった」とおきまりのグチを言うのですが、そのおじさんがいちいち夢にも出てきて、「昔はよかった」と言うたびにどんどん時代設定が遡っちゃうのです!(笑)このアイデアが秀逸!どの時代に行っても「オペラ作曲家」の設定を手放さないクロード、そしてどの時代にいってもやっぱり「昔はよかった」。すんごく笑えます!(笑)

そして…クロードは貧乏でからかわれていますが、じつは友達がみんなけっこう「いい奴」ぞろい。彼らの思惑や心配と本人の噛み合わなさも面白いギャグになっています。時代が変わるところ、夢から覚めるところなど、いちいち面白くて、この時代なりの映画のテクニックがとても楽しいです。
時空を飛び越えるクロードの夢は、クライマックスでチャーミングな大混乱シーンになります。これは見もの!そして現実でのストーリーもちゃんと大団円を迎えます。ほんとにいい気持ちで劇場を出られる映画。こういうのは最近ないですね。本当におすすめです。

悪魔の美しさ 』(1950)
ファウスト伝説を元にした映画。年老いて引退した大学教授ファウストの前に悪魔が現れ、若さを取り戻させてやるともちかけます…

ジェラール・フィリップは冒頭で美しいメフィストフェレス役、その後は若返ったファウストを演じます。競演のミシェル・シモンが入れ替わるように年老いたファウスト、ファウストと入れ替わった破廉恥で陽気なメフィストフェレスを演じます。(こちらもすばらしい俳優さん!目を剥いた顔はまじめにコワイ!(笑))
邦題はフランス語タイトル"LA BEAUTE DU DIABLE"の直訳で、若い女性の「その時期だけの」美しさを指す言葉だそうです。実際「若さのすばらしさ」が重要なテーマ。でもフィリップの若いメフィストフェレスがとんでもなく美しいので、掛詞的につけられたタイトルかもしれません。

若さを取り戻したファウストは悪魔メフィストフェレスの力で次々と出世の夢を叶えていきます。じつはコレが罠。ファウストは計略にかかったことを知りますが、果たして結末は…。

メフィストフェレスが「一介の悪魔」であることが面白いですし、錬金術に手を染めたファウストが、ついには「ホコリのなかのエネルギー」(原子力の比喩?)まで利用するのは近代的。いろいろ深いです。そしてこちらも映画のテクニック。もちろんCGなどない時代なのですが、鏡を使って未来を見せるシーンのトリックなど、素朴ですがかえってワクワクするものがあります。

元のファウスト伝説の結末を知らないので、この映画のラストが脚色によるものなのか、元々そうなのか自分にはわかりません。でも皮肉がきいた、それでも明るいラストになっています。メフィストフェレスが魔王(ルシフェル。姿は出さずに耳障りな音響の形で表現されます)に訴える「人間は残酷です」という台詞が効いてます。悪魔は人間を怖がります。

メフィストフェレスの個性は軽みがあって全体に明るめです。そしてやはりフィリップの若さとうまさ、美しさが印象的であります♪

2022/10/23

ワクチン休暇(+再開DIYと秋の庭)


先々週コスモスを衝動買いしました。
秋ですね。

 10/19、四回目のコロナワクチン接種に行ってきました。前回の副反応がひどかったので、数日動けなくとも家族が勝手に食事をしてくれるように、冷凍食品やチルド食品を買い込んで……でも今回は前回ほどではなく、寝込んでいたのは翌々日だけでした。今日は腕の傷みが少し残る程度です。だるさも軽減というか以前のレベルに戻ったので(^^;)、副反応の峠は越えたかな、と思います。

ちなみに自分は「ファイザー・ファイザー・モデルナ・ファイザー」と来ていて、1、2回目は寝込むほどの副反応はなかったんです。その頃は「接種前に痛み止めを飲むと副反応を防げるらしい」という情報が、むしろ裏技的に出回っていて。果たしてそうしたせいなのか、ファイザーだからなのかはわかりません。

でも三回目の頃には「事前に痛み止めはNG」と呼びかけられたので、予防で飲むのはやめました。するとみごとに高熱・痛み・全身の疲労感で数日寝込むことに。それまで「重い副反応って若い人だけなんだわきっと」と高をくくっていたので、ショックも大きかったです。四回目を打つかどうかは真剣に悩みました。「またアレを経験するのか」と思うと……(^^;) でも家族に高齢者がいますので、やはりできるだけの対策はしたいと思い、接種を選択しました。

問診のときに前回だけ副反応が重かったことを(当初痛み止めを飲んでたことは省いて)打ち明けたところ、「モデルナのほうが出やすいんですよね、今回はファイザーですから……」と言われて、ちょっと安心(?)しました。まあ調子を合わせて安心させてくれただけかもしれないですけど。初めて行ったクリニックでしたが、やさしそうなおじいちゃん先生だったので、それだけでも緊張がほぐれたりして。(笑)


…というわけで、副反応を見越して翌日から4日ほど休暇に。今日が最終日です。おかげで接種直前までフル回転になってしまったんですけど、寝込んだ日は昼寝したうえに夜も10時間くらい爆睡しました。普通はそんなに眠れるものではないので、やはりその前からの疲れがたまっていたようです。でも長いこと不眠が続いていたので、睡眠がたっぷりとれたのはありがたかったです。まあ、その次の日はそのまた反動で眠れなかったりしたんですけど。(^^;)

とにかく「休暇」と割り切ったことで、体を休めたり、久しぶりに「義務感のない読書」に没入する時間もとれたりして、それなりに良い休暇になりました。


再開DIY

涼しくなって再開したDIY。棚の修繕やトイレの床のクッションフロア貼りかえなどをこなしました。初めて尽くしですけれど、「やればできるんだなー」というのが実感です。すぐ結果が目に見えるのは楽しいですね。

直近では、去年買ったまま使っていなかったコーキング材でお風呂場のタイルの境目を補修してみました。そう大量にはいらないかなーと小さなセットを買ったのですが、あっという間になくなってしまい……これからまだあちこちやりたいところもあるので、きちんとコーキングガンを買ったほうがいいかもしれません。最近はこういうのもYoutubeでプロの方がレクチャーしてくれたりするのでありがたいですね。ハードルが下がりました。

 
マスキングテープとヘラなどがセットになってるのを買いました。
青いヘラは別のシート貼り用についていたもの。

青い大きなヘラは、木部に傷みの出ている部分を3、4センチの幅で塗り隠すために使いました。コーキング材の本来の使い方ではないのでヘラ跡が残ってしまいましたが、以前よりは見た目がマシ。少しでも良くなればバンザイです☆ なにしろ古い家なので……。(「昭和の量産住宅」――今はやりの「古民家」ではなく――です☆)


比較的うまくいった部分。
タイル自体が古いので、お見苦しいところはご容赦を。


秋の庭

今日は久しぶりに少し庭いじり。この気温になると、ようやく自分のガーデニングシーズン到来です。夏から体調がいまいちなのでなかなか進まないのですが、こちらもラティスの補修や買ったまま施工してない敷石など、DIYの宿題がいろいろ。できる範囲で進めていこうと思います。完成を目指すというより、思いついたところに手を入れていくのも庭との付き合い方だよね……と最近気づいたところ。ちょっと肩の力が抜けたのかもしれません。(^^)


目について剪定したコニファー。

予定外ですが、コニファーも少し剪定。季節外れですが通路に少し枝が出ていたので……楽しかった♪ じつはこれ、初めての枝すかし剪定の練習をした木なのです。その時はけっこう丸坊主にしてしまったのですが、しっかり生えそろってくれました。これでもだいぶすかしたのですが、まだモサモサしています。(^^;) 枝の入り組み方がすごいのできれいな円錐は無理ですが、少しずつ形を整えたい欲が出てきました。


種から育てて定植後、ほとんど咲かなかったマリーゴールド。
今頃になって咲いてきました。


マリーゴールドが定植後に不調だったのは、暑さのためかもしれません。冬の花に植え替えるのはもう少しあとにして、咲いてくれる限り楽しもうと思います。小さい花がなんだか愛おしいです。


こちらもつぼみがたくさん出ています。



葉を落とした牡丹の幹越しのコスモス。
なんとなく構図が気に入ってパチリ。


気候も涼しく(てか寒く)なり、熱中症の心配がなくなったので、中途停止していた断捨離も少しずつ再開しています。…でも何より途中で止まっている『美学としてのJUNE』の電子化を進めたいのですけれど、J庭の外に出すということで、いろいろ工夫したいところも出てきました。こういうノンフィクション(?)系の本はこれからも作っていきたいので、思いつく点を勉強しながら仕上げています。完成しましたら、どうぞよろしくお願いします。

2022/09/19

J庭52/COMITIA141 参加ご報告②:代表様ご引退、「自由に発掘する楽しみ」など



当日会場でいただいた
特設ジャンル「JUNE」のパンダちゃんPOP。
記念に新刊看板とパチリ☆


代表様ご引退によせて

J.GARDEN代表の稲嶺様が、今回で引退なさるとのこと。これまで大変お世話になったので、少し感謝の気持ちを書かせてください。

カタログの対談にあった通り、うちのようなマイノリティかつ弱小なサークルスペースにも折々お立ち寄りくださり、「サークルを大切にしてくださってるんだなー…」と感じていました。JUNEやその周辺についてお話をさせていただいたこと、作品をご評価していただいたことは、何物にも代えがたい体験でした。今回の特設ジャンル「JUNE」も稲嶺様の企画と聞き、何を措いても参加したかったのです。

自分にとっては、J庭との関わりはこの方なしにはありませんでした。『追憶のシャーロック・ホームズ』を抱えて初めて参加を申し込んだとき、(たぶんご本人はご記憶にないと思いますが)直接お電話をいただきまして、「原作著作権失効二次」というアプローチを前向きに受け入れてくださいました。その後コロナ禍で参加を断念するまで、ほぼずっと参加を続け、細々とながら「J庭に持っていきたい」と思う作品を作ることができました。

他のイベントでは「結果的にできたものを持っていく」のですが、J庭は「あそこでなら(自分好みの)こういうものも受け入れてもらえるのでは」と逆算して企画を立てられるイベントであり、事実、ニッチな作品を好んでくださる読み手の方々と出会える場になりました。「私が」ではなく「作品が」出会うのです。ここが何より大切なところです。

今回も幸いお話をさせていただけて、J庭が多様なアプローチを受け入れてくれたこと、どこに持って行ったらいいかわからない作品の受け皿として大きな間口を開けてくれたことの裏に、稲嶺様のご努力があったことを知りました。私などは、そのおかげで細々と活動を続けられたようなものですし、今回の新刊はまるごと「JUNEを語ろう」の企画に触発されたものでした。感謝をお伝えできたことで、自分としては今回参加した意義が充分にありました。本当におつかれさまでした。


「自由に発掘する楽しみ」

今回、カタログの特集「JUNEを語ろう」のアンケート紹介の最後に、若い世代の方が発掘する形でJUNE/『June』(ジャンルとして/雑誌として)を楽しんでいらっしゃるのを読み、自分も若い頃に古いもの(JUNEではありませんが)をいろいろ「発掘」して楽しんでいたことを思い出しました。それは独自の体験で、決して先に体験した方たちのあとを追うものではありませんでした。自分がへそ曲がりすぎたのかもしれませんが、そこには苦い経験もありました。ちょっと書いておきたいので、お許しください。

大昔の話ですが、歌舞伎にはまって幕見席に通っていた頃、ご年配の方に「お若いのにえらいわね」と言われて、ニコニコしながらも内心『えらいってなに?』という違和感――を通り越して、軽い憤慨を覚えました。先方はまったく悪意などなく、今で言うマウンティングの意識もなかったと思います。それでも、自分は決して「先輩ファンの世界に入門」しようとしていたのでなく、自分が惹かれる「新しいもの」を自力で深掘りしていたのです。だから、なにか「新雪の上に寝転ぶうれしさ」を楽しんでいたのに、その新雪を「誰かがすでに踏み荒らしたぬかるみ」に変えられてしまった、かのような気持ちになってしまいました。

別のジャンルで——ご同好が親世代の方ばかり、というジャンルにどっぷりはまったことがありました。ファンの集い的なものにお誘いいただき、それは嬉しかったので出かけたんですね。すると、あとからその親世代の方々から、過去に寄稿なさった関係会報を段ボールいっぱいに詰めて送られたり、コレクションを「自分はもう年なので譲りたい」と言われたり、まあ光栄なことなんですが、あったわけです。

でも、単純にその対象を好きで見まくったり同人誌を作ったりしていただけで、「団体としてのファン活動」を担おうなどとは露ほども思っていなかった自分には荷が重く、送られたものに目を通すことも、貴重なコレクションを管理することも不可能でした。それでご縁を丁重にお断りして、逃げるように距離を取るはめになりました。

今思うと自分の器が小さかっただけで、ほかの方なら対応できたと思います。ファン活動にも適材適所があり、違う形でならうまく関わることができたかもしれません。でも当時、世慣れていなかった自分は(まあ今もそうですが(^^;))、期待に応じられないことをうまく言い繕うことができず、自分もつらかったですが、先方にも不愉快な思いをさせてしまったと思います。先人の研究書は自分なりに選んだものを楽しんでいたのですが、「おつきあいで」何かを大量に読むとかそういうことはまったく別で、自分には難しいことでした。(これも今でもそうです。遅読でストライクゾーンが狭いのも一因かと……)ファン同士の交流を大切に考えていた方々には、さぞや恩知らずな若造に映ったと思います。

自分話が長くてすみません。何が言いたいかといいますと——JUNEについても、「新たに発見する方の喜び」を尊重したいということです。少なくともコントロールできる環境にある時に、意識できる範囲では。

彼女たち(あるいは彼たち)は、たぶん私よりずっと柔軟で、過去に対してもスマートに対応できると思います。それでも、もしかしたら私や同世代の方が「JUNE」と読んでいるもの(自分の「JUNE」はマイノリティだと思いますが)に別の名前をつける方々が現れ、JUNEという言葉はなくなっていくかもしれません。それはそれで良いのだと思います。自然なことです。

「私はそれをJUNEって呼んでたなー」と感慨を覚えるのは自由だとしても、自分が想像していなかった感覚が、そこに含まれているかもしれません。「なんだ、それってJUNEじゃん」と、人の「新しい発見」を自分の枠で切り取って見下ろすような態度は、ちょっと無粋に感じられます。鑑賞やファン活動は、知識ではなく喜びこそがメインディッシュなのですから、ふさわしいのはヒエラルキーではなく互いに対する敬意でしょう。(少なくとも自分はそう思っています。先行する研究をすべて踏まえる必要があるアカデミックな世界ならば、また話は別かもしれませんが)その延長で、自分が自分の感覚を深掘りすることも、これまた自由でありたいと思っています。

今回の新刊は薄い冊子ですが、そんな気持ちも込めました……って、なんかリクツっぽくなっちゃいましたね。スミマセン。(^^;)一言でいえば、「美しいものを自由に楽しむのが好き」というだけです。「自由に」が自分にとってのキモです。創作についてもそう思っています。創作をする人すべてが、いわゆる商業作家を目指しているわけではありませんよね。それぞれの方の都合や好みで、いろんなやり方があると思います。デジタルで手段が増えたことは、私たちにとって福音です。

そんなふうに、「同人誌ってもっと自由でいいんじゃないかな……」とつねづね思っていました。今回のティアマガの記事「コミティア魂」を読んで、その意をますます強くしたところです。(本を作って参加するだけの自分からは見えなかった思いや志が、運営なさる方々にはあるのですね。ほかにもいろいろ刺激を受けましたが、コミケが「仮想敵」とは想像もしてませんでした……)

…おっと、話が別のところに行きそうだ☆ 自分に話を戻します。


J庭に感謝・そしてこれから

…もともとマイノリティだとは自覚していましたが、現在のJ.GARDENのなかで見ると、自分のアプローチは同人誌としてもはや「異端」に近いのかもしれない……と、今回思いました。(けっして「逆説的に自惚れている」(笑)わけではなく、パンフを冷静に見てそう思うのです)でもそういうものまで受け入れてくれたのがJ庭なんですよね。そして思い切って形にしてみると、それに反応してくださる読み手の方も、「必然的に少数」ながら、「確実に」おられるのがJ庭でもありました。(この「必然的に少数」なところは、「自分の絵や文章がもっと上手ければ……」というレベルとはちょっと次元が違うかもしれません。でも一方で、「宣伝やSNS、人との交流が得意だったら、多少変わっていたかもしれない」という思いはないこともありません……まあ、ないものねだりですね。できることをやるしかないです(笑))

J庭の懐の深さに甘えて活動してこれたことは、自分のような「人生どこ行ってもたいていアウェイ」(笑)な人間にはとてつもない幸運でした。こんな場があるのは本当にありがたいことだし、むしろ「遠慮することはないんだ」と視野が広がり、絡まっていた糸がほどけた感じもあります。「なんでもあり」って言葉の真の意味を、ようやくつかんだような。そんなJ庭52/COMITIA141でありました。


…なんか懐古調の文になってしまいましたが、総括を終えて身軽になって、さらにわがままになって(笑)これからに臨もう、という気分でいます。発掘する楽しみだって「未来に」起こるのですもの。これからのJ庭やコミティアに、そしてジャンルとしての「JUNE」に、自由が、豊かさが、寛容が、互いに向ける敬意が、ますます広がっていきますように。