2018年10月30日火曜日

ハロウィーン短編無料配信中/BOOK☆WALKER版イアンシリーズ

遅れておりましたBOOK☆WALKER版のイアンシリーズ、ようやく配信が始まりました。今のところ2作のみですが、お試し短編『History:低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』は無料配信中です。すでにkindleで何度も無料キャンペーンをしていますが、もしまだご覧いただいていない方がいらっしゃいましたらぜひ。(ハロウィーンに配信開始していたかったので、ギリギリですが間に合ってほっとしました!(笑))有料本もブラウザからすぐお試し読みしていただけますので、ぜひご覧ください。



【無料配信中】

BOOK☆WALKERで配信中の一覧はこちらです。(無料お試し版もございます)

BOOK☆WALKERはコイン還元という独特のサービスがあり、アカウントを作っておくとしばしばコイン増量キャンペーンを知らせてくれます。すでにkindleをご利用の場合はフォーマットを増やすメリットはないかもしれませんが、ご都合に合うフォーマットでお読みいただけたら嬉しいです。

kindle版ともども、どうぞよろしくお願いいたします。

(ほんとはコボちゃん(笑)にも広げたいんですけど、要領が悪くて執筆優先期は特にアタマの切り替えが難しく、実現できていません。出版・営業部(?)用の自分がほしいです……(^^;))

2018年10月22日月曜日

J庭のご報告

昨日は同人誌イベントJ.GARDENに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!

メインのイアンシリーズの新作がまだ制作中で新刊のない参加でしたが、紙版の『流星:SF・微JUNE掌編集』がJ庭では初売りで、持ち込み分がまさかの完売となりました。まあもともとオリジナルオンリーイベントでのうちの持ち込み数はかなり少なめなので、完売というのは大袈裟かもですが、自分のなかではある意味エポックメーキングでした。特に地味な本(表紙に「人の顔」がない)である上に、「BL未満」にこだわったマイノリティー路線なので、正直売上ゼロを覚悟していたんです。新刊掲示板に告知したものがきちんと持ち込めた、というのもあるかもしれませんが、そういう路線に興味を持ってくださる方々もいらっしゃることを知って、いろいろ感じる所がありました。

…新しいイラストは描けないかも、と弱音を吐いておりましたが、急ごしらえでなんとか使いまわしは免れ、こんな「帰っちゃうの?ポスター」と無料ペーパーを作りました。


お題「民族衣装」に絡めてキルト姿の人を背景にしたイアンの自撮り、という設定です。(笑)中身はスコットランドでロケ中(?)のイアンへのインタビューで、新作の進行状況など、ボヤキをまじえて報告してもらうお遊び企画でした。制作が長引いていて、毎回自分の言い訳ばかりではなんだかなー…ということで考えた苦しまぎれの企画でしたが、ご新規でお持ちくださった方が(うちにしては)多めで嬉しかったです。キャラの顔が大きめだったせいですかねぇ……小さいサイズの絵で引き気味の構図を取って失敗することがけっこうあるので、今さらですが学習していかねばです。

「帰っちゃうの?ポスター」のほうは、規格になっているB4サイズの色画用紙にA4イラストとテキストをコラージュし、ハロウィーンカラーにしてみました。もしプレゼント企画でどなたかの手に渡った場合は、はがしてイラストだけ(これだけ写真用の光沢紙です)にできるようになっています。もし身請けしてくださった方がいらしたら、どうぞ可愛がってやってください。(笑)

イアンの新刊をおたずねくださった方が多く、本当に申し訳なく思いました。毎度書いていますが、お立ち寄りくださる方々の存在はいつも励みになり、やる気をいただいています。それだけにへたなものは出したくないな、とも思うのです。がんばります。

*       *       *

帰りは初めて側にブックオフがあるのに気づき、ちょっと覗いてきました。特に拾い物はありませんでしたが、漫画スペースの規模に土地柄を感じました。そのあとは恒例のタカセグリルで、疲れ切っていたのでハンブルグスパゲティ(ナポリタン風のスパゲティにハンバーグが乗っている、大人のお子様ランチ的逸品(笑))とクリームソーダを注文。…けっこうボリュームのあるハンバーグが二個付きで、最近食事を少なめにしていた自分には二食分くらいありました。でも完食!(笑)お土産にパンをごそっと買って帰りました。

上は今回初めて買ったもの。コウモリマークのはハロウィーン仕様のメロンパン。
生地がコーヒー味でカスタードクリームが入ってました。
もう一つは「ラムレーズン」を四つ切にした断面。
ほんとにレーズンがぎっしり入ってます。
ラムフレーバーは感じましたが、下戸でも問題なく食べられました♥

会場ではいつも洗面所で鏡を見てぎょっとするのですが、毎回充血した目でお恥ずかしいです。最近はちょっと疲れるとすぐ充血してしまいます。イベントでは特に直前にペーパーなどがーっと作るので、どうしても疲れがたまった状態での参加になりがちなんですよね。でもまあ、それもイベント参加の醍醐味(?)かもです。逆になんにもせずに既刊を持って行くだけだったら、楽だけど充実感がないかも……。(新刊出せるのが一番ですけど!)

とはいえ、今回はイベント直前数日間の寝不足がたたって、ただいま頭痛と耳鳴り最高潮なので(^^;)、体調取り戻せるようしばらく早寝をしようと思います。(アサメシ前の時間は執筆に充てたいので、早起きはしたいのです。習慣にできれば少しずつでも進むと思うので……)

次のイベントはコミケの抽選待ち中です。とにかく新作がんばります。年末にはせめて第一稿完了のご報告はしたいなあ……。

2018年10月14日日曜日

J庭参加のお知らせ

毎度ぎりぎりですみません。(^^;)来週のJ.GARDEN参加いたします!

・10/21 J.GARDEN 
・配置ナンバー て12b SUSSANRAP(サッサンラップ)



イアンの新作がまだまだ格闘中なので(涙)、最新の初売りは3月に電子版が出た『流星:SF・微JUNE掌編集』の紙版になります。以下、ラインナップのおしながきに背景をつけて化粧直ししてみました。





もう一週間しかないですが、突貫工事で何かできたら持参したいです……最低でも無料配布ペーパーは作るつもりです! 

恒例の「帰っちゃうの?ポスター」はお題が「民族衣装」でイアンと絡めるのが難しいのと、現在一応イアンの執筆を優先しているため、イラストがサクッと描けなかった場合は過去絵のリバイバル(?)になるかもしれません。なにとぞご了承くださいませ。m(_ _)m

秋のJ庭はいつもハロウィーンが近いんですよね。『History』がハロウィーンのお話なので、そちらに絡めようかしらとも思っていますが、例によって予定は未定です。(^^;)

暑さのため引きこもりがちだった夏がやっと終わり、久しぶりのイベント参加嬉しいです。ぜひお立ち寄りください!


2018年9月22日土曜日

《出張版テッド・チャンさん備忘録》新刊短編集と文学イベントふたつ

*母艦サイトにチャンさんの情報コーナーを置いていますが、モバイル対応でないため、更新時に出張版としてここにも同じ内容を置いています。前々回以前のバックナンバー(?)はこちらです。
テッド・チャンさん備忘録(PC用自サイト内コーナー)
もともとは自分のためのリンクや感想の保管庫なので、古い過去記事は片目つぶって見てやってくださいまし。(笑)
※(2018/10/11追記 元サイトのコーナー名を「テッド・チャン情報メモ」から「テッド・チャンさん備忘録」に改称したので、合わせてこちらの表記も変更しました)

*      *      *

待望の新刊…来年5月に

テッド・チャンさんの新刊短編集が来年5月に発売されるとのこと。先月あたりからAmazon等で予約受付を見かけるようになりました。去年か一昨年あたりのワークショップで言及されていた短編集、たぶんこれですね。


新作は2本含まれているようです。表題作になっている"Exhalation"は個人的にも大好きな一本で、以前SF大会で生け花のテーマにさせていただいた思い出深い一作でもあります。装丁も素敵ですね。楽しみです❤

文学イベントふたつ

こちらは終了したイベントですが、8月末から9月の始めにかけて開催された Melbourne Writers Festival WORD Christchurch、という2つの文学イベントに参加なさったようです。それぞれオーストラリアとニュージーランドのイベントです。例によって事前にチケット情報など流れていましたが、行けるものでもないので(^^;)事後情報など出るのを手ぐすね引いて待っておりました。記事へのリンクやイベントでの発言・写真のツイートなど拾えたものを記録として貼らせていただきます。シェアしてくださった皆様に陰ながら感謝を。いやー、ネットありがたいです❤







↑サイエンス・フィクションは、あなたに現状を深く考察させるものであるべきだ。
――テッド・チャン WORDクライストチャーチにて



↑クライストチャーチでのインタビューイベントのレビュー。
レビュアーさんにはあまり楽しくなかったみたいですね。残念でした。
でも「話し方がアカデミック」な訥弁なのは、自分にはかえって好印象です。(笑)
チャンさんの発言部分をはしょると(以前にも話しておられたことですが)
――たいていの人のSFに対する認識はハリウッド映画のもので、善玉と悪玉が戦って
(悪玉によって乱された)元の状態を取り戻すというものだけど、
SFは元に戻すのでなく何かが変わって後戻りしない別の世界になるもの。
だから『マトリックス』(一作目)は好き――とのこと。


↑ニュージーランドの作家whiti hereakaさん、Michael Bennettさんを交えた、
タイムトラベルをテーマにしたディスカッションのリポート。
以前ウェブで行われたタイム・トラベル・レクチャー
紹介過去記事はこちら。※PC用元サイト内です)
でも言っておられたんですが、 

『クリスマスキャロル』や予言の物語は一種のタイムトラベルで、
運命は変えられない→変えられる、と(人々の考え方を反映して)変わってきた……
という興味深いお話。そしてオーディエンスからの 質問に答えて、こんな発言が。

「趣向としてのタイムトラベルは、ストーリーの見地から見れば
『どんな容器に入れようとその容器を溶かしてしまう万能の酸』。
時間をさかのぼってやり直すことで、主人公の問題はあっというまに解決できてしまう。
そのために、タイムトラベルの物語は通常「ルール」か制約を適用して、
簡単な解決が起こらないようにしている。
そしてこれらの制約は、厳密な吟味には耐えないこともあり得る――
ストーリーを語るために、少しの間不信感をとめることを目指しているだけだから」

加えて、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を
「スイスの時計みたいな(精密な)プロット」で好きな映画として挙げておられます。
こういう親しみやすい映画の名前を挙げてくださると、
映画好きとしてはちょっと安心します❤
もっと映画のお話聞いてみたいなあ……。


2018年8月18日土曜日

期待との齟齬/『スターリンの葬送狂騒曲』感想、アリスさんお誕生日判明、ほか

ジョナサン・アリスさんご出演の『スターリンの葬送狂騒曲』、自分にしては早めに見て参りました!(例によってご紹介というより自分の感想記録です。重要キャラの末路がわかる書き方をしていたり、見てないとわけわからないところもあると思います。毎度のことですがご容赦くださいませ(^^;))

ソ連の独裁者スターリンの死後、側近たちが演じた権力闘争をブラックコメディ的に描いた作品で、原作はグラフィック・ノベル。ロシアでは上映禁止になったとのことです。



…ということで、ある意味期待が高まって心待ちにしていたんですが……ごめんなさい、残念ながら個人的な満足度はいまいちでした。期待しすぎたのもあるかと思いますが、前半と後半でトーンの違いがあって……後半の容赦ない描写はテーマなんだろうな、とも思うんですけど、自分が期待したものとは違ったなー、というのが正直なところです。

期待というのは……映画通さんたちに人気がありそうなスティーブ・ブシェミ、そしてモンティ・パイソンのマイケル・ペイリンなど出ていて、予告編のトーンもコメディ的だったので、かなり徹底的にしゃれのめしたコメディを期待してしまったんですよね。(あ、自分は特にパイソンファンではなく、「知らなくはない」という程度です。そんな目線で書いてますので念のため☆)

たとえるなら、『アイアン・スカイ』的な方向を期待してました。(「ナチスが月から攻めてきた!」の傑作コメディ。こちらにちらっと感想を書いております)なので、後半笑えないトーンになっていくところでちょっと戸惑いました。あくまで強調した風刺であり、ブラックではあるけどコメディとして盛り上げてるわけではないんですよね。そのへんの比重に、事前のイメージと実際の作品でズレがありました。

でもこういう場合、「なぜ満足できなかったのか」「どうすればより(自分が)満足のいくものになったか」を勝手に考えるのが楽しみの一つ(笑)です。今回はこの後半のさじ加減というか、同じ展開でもトーンをもう少しなんとかできなかったかなあ、と。前半のスターリンの死を描くトーンと、後半のベリヤ(完全な悪役)の失脚を描くときのトーンがまるで違うので、見ている方は冷や水を浴びせられた感じでした。それ自体が狙いであれば成功なのでしょうし、すんなり見せるためにベリヤの悪辣ぶりも強調してあった(同情する余地がないキャラとして描いておいた)のだと思いますが……うーん。もちろんそういう演出のトーンの転調が「おおっ!」というプラスの疾走感や満足度につながる場合もあるんですが、今回は自分にはそう感じられなかったのでした。

思えば前半の笑えるシーンも、ばかばかしいけどナンセンスにまではいかないさじ加減なんです。でも会議の「全員一致」のシーンなんかギャグとして秀逸でした。会社やなんかでも通じることなので、ここではかなり笑いが起こってました。ただ、権力闘争や腹の探り合いをばかばかしくコミカルに描く一方で、行われたことの残忍性・卑劣性をそこそこシリアスに描くというのが……どうも両方中途半端という印象につながりました。どう受け取ったらいいか見ていて戸惑うんです。風刺を感じると言うより表面的におちょくっただけの印象で、おちょくりの浅さ(?)に対して、史実の受け入れがたい面の重みがありすぎました。

実録風のナレーションが乗るラストも、ちょっと違和感があったところです。後述のとおり史実とは違う点があるので。もし、次の権力者になるブレジネフらしき人物が映るあたりで、「繰り返される権力闘争」の皮肉を強調したら……たとえばフルシチョフが「調子に乗っている」描写など入れてもう一度トーンを上げておいて、大きな転落を想像させてくれたら……もう少し「そういうことなのね」と着地しやすかったんではないかしらん。(あのフルシチョフ、滑稽なシーンはほぼキャラが意識してやってるところで、実は慎重でそつがないキャラになってるんですよね。これも自分が持っていた激しやすいフルシチョフのイメージとは違うんですけど、こういう一面もあったのかな……)

ロシアの歴史は詳しくないのですが、『キャッチ世界のトップニュース』で紹介されたとき藤原帰一さんが解説していて、たしかベリヤの死のタイミングは史実とは違うとおっしゃっていたと思います。他にもいろいろ相違点はあるようです。でももちろんそれが批判されていたわけではなく、こういうことは歴史を扱う劇映画ではほとんど必然的なことです。劇映画はドキュメンタリーではなく、今回は権力闘争を戯画化して強調する「脚色」として充分ありだと思います。そのうえで、うまく着地してない印象は、史実とのズレからではなく「映画として」感じたものでした。単純にまとまりが悪いというか。

ああいうトーンならば……うーん、姑息な手段ですが、「観客の視点」を担う役の目で全編通して見るとか? なんらかの「額縁」になる構造を作ってしまうと受け入れやすくなったんじゃないかなー、なんてことも思いました。観客と視点を共有しやすそうなキャラ(たとえば冒頭とラストのラジオディレクターやピアニスト)はいたし、たとえばトップが変わっても観察し続けられるようなキャラを配置して、ときどきその目線を利用するとか、狂言回し的なものがあると座りがよかったんではないかなーと。ありがちといえばありがちな処理になっちゃいますが。あとはやっぱり、「もっと深いおちょくり/風刺」に踏み込むとか。

オルガ・キュリレンコが演じた美人ピアニストは、使い方がアレだけってのはもったいないなあ……というか、冒頭の行動を見るとその後の扱いが肩すかしな感じがしました。なにか間違ってカットしちゃったんでは? と思うくらい。(笑)あ、でもミーハーとしては、悪役のベリヤとジューコフ元帥役の俳優さんがすごく「いい面構え」だったことは書いておきます! 俳優さんといえば、冒頭のシーンには『SHERLOCK』でウィギンズをやってた俳優さん(だと思う)も出てましたね♥

あと、史実にアレンジはあるとはいえ、苦手だったソ連の人物が多少把握しやすくなったので、大好きなE.H.カーせんせのロシア本なんかも挑戦したいなあ、なんてことも思いました。(ノリが軽くてすみません!)

「細いヒトラー」

さてさて、そんなわけで全体としては残念でしたが、眼目の(笑)ジョナサン・アリスさんは出番が数シーンあって、わりと堪能できました♥ フルシチョフ(ブシェミ)の下で葬儀のアレコレを仕切る役で、マレンコフの写真の修正具合なんかも関わってたので、葬儀屋さんではなく政府の一般向け広報世話役みたいな感じでしょうか。以前役名の「Mezhnikov」で検索しても見つからなかったのですが、実在した人なんでしょうかねえ……。クレジットではその名前ですけど、劇中ではフルシチョフから「細いヒトラー」呼ばわりされただけ。(笑)よく見えなかったけどヒゲがそれっぽいのかな? (一瞬ですがこう言われて「心外」な顔をするカットおいしいです♥)

葬儀の準備シーンはもちろん、一般参列者の誘導もするので、葬儀シーンは目を皿にしてました。この葬儀場のシークエンス、重くブラックな要素はほとんどないため、皮肉なことに(?)映画の中では一番純粋に笑えました。アリスさんも印象的なコメディリリーフになっていて、声もたくさん聞けましたし、私にはオアシスでございました。(笑)残念なのは字幕を目で追ってたためにじっくりお姿を見られなかったこと。DVDが出たらガン見します!

アリスさんのこれからの作品

もう一つのアリスさん出演作『チャーチル ノルマンディーの決断』は、ところによってはもう今週末に公開なんですが、地元神奈川は10月です。(泣)これもUKアマゾンのDVDレビューとか予告編とか、目に入れてしまった限りのところでは史実のチャーチルのイメージとキャラがだいぶ違うようで。評価も見た限りではイマイチなのですが……。でもアリスさんが出るならやはり見たいです。たしか空軍大将のトラフォード・リー・マロリー役のはず。出番がどれほどかはわかりませんが、軍服姿が拝めるとしたらめったにない貴重映像ですし。チャーチル役も大好きなブライアン・コックスなので♥ ゲイリー・オールドマン版チャーチルとの差別化なのか便乗なのか、「特殊メイク無し」が強調されてたりして、なんか妙に応援したい気分にもなります。(笑)

お誕生日判明

…今、久しぶりに英語版Wikipediaのアリスさんのページを見てたんですが、これまで1971年としか公表されていなかった生年月日が1971/1/24と日付つきで出てますね! いつのまに! 日本語版WikiやIMDbなどでは謎でした。ガセでないとしたらお誕生日がわかったことになるので、なんか嬉しいです❤(たぶん自分は今回初めて知ったと思うんですが、もし以前同じことで喜んで書いてて忘れてるだけだったらごめんなさい。アップのインターバルが長くなっちゃってるもので(^^;)) 

私的なシンクロ

…あとは超個人的な感慨です。
アリスさんの出演作、この方をモデルに小説で書いたイアンというキャラクターの設定とゆるくつながる作品がなぜか続いていまして、妙な偶然をなんだか嬉しく感じております。(おおざっぱですが、二十世紀前半のヨーロッパを専門領域にしている元歴史研究者・現在フリーライターで、チャーチルには詳しいという設定なのです。シンクロはこのどんぶり勘定ゆえかもですが(笑)、ファンはこういうことで盛り上がってしまうものなんでございます!)ちょっと前にIMDbに現れた次の作品も、別の自作とご縁を感じるものだったので驚きました。

"Radioactive"というタイトルで、ラジウムを発見したキュリー夫妻のお話らしいんですが……先々月あたりまで改稿していた『交霊航路(仮)』で、もともと織り込んでいたキュリー夫妻のエピソードをかなり増量していたんです。ちょうどその「増量した部分」に含まれるエピソードがテーマになってるようなので……ホントに超超超個人的なことですが、一瞬ポカンとしたくらいびっくりしました。その作品は今ポストプロダクションということで、アリスさんをまた見られるのが楽しみであります。出番多いといいな❤
(改稿はイアンの新作のためにペンディング中ですが、キュリー映画を目にする前に終わらせておきたいです……!)

2018年7月30日月曜日

BW版『追憶のシャーロック・ホームズ』配信開始etc.

BW版ようやくできました!

遅ればせながらご報告です。ようやくBOOK☆WALKERでも『追憶のシャーロック・ホームズ』統合版、分冊版が出揃いました!分冊版上巻無料なので、お気軽にお試しくださいませ。

【BOOK☆WALKER版】
追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白-



もう少し簡単にできるかと思っていたんですが、ファイル形式の変換過程で目次リンクの不具合など修正がたくさん出て、意外に時間がかかってしまいました。…よく考えたら上巻のみ【無料お試し版】としてあとは統合版だけでもよかったかなーと今さら思うんですが(^^;)、すでにダウンロードしていただいている状態で、続刊のリンク先が消えるなんてあってはならないですし、少しずつ慎重に購入できるオプションがあるのも悪くはないかも、と考えて両方でいくことにしました。どうぞよろしくお願いします。

8月は……

さて、8月は手違いで継続していたkindle版『ネガティヴ・ケイパビリティ』分冊版のkindleセレクト設定が終了するので、同じタイミングでkindle Unlimitedの設定も外れます。読み放題ご利用の方はお早めにどうぞ。

この夏はイアンの新作執筆に捧げるつもりで、コミケも申し込みませんでした。夏の参加自体が体力的にきつくなってきたのもあるんですが、新刊がなくともペーパー作りなどでかなり時間がとられるので……PRの機会を失うので痛しかゆしなんですけれど。

執筆は少しずつですが進んでおります。でもやはり、完成がいつかが読めない感じなので、J庭や冬コミ申込のカットはどうしようかなあ……と悩んでいるところです。若い頃は締切を設定して自分の尻を叩くやり方も効果が出たことあったんですが、最近は逆効果なので、むしろ「絶対新刊は出しません」とかサークルカットに書けば、天邪鬼で出ちゃったりするんじゃ……とかバカなことを考えてます。(なんだその末期症状なカットは(^^;))

そしてアリスさんを劇場で❤

それはともかく、今週末8/3はジョナサン・アリスさんが出る『スターリンの葬送狂騒曲』が公開、8/18からは同じくアリスさんご出演の『チャーチル ノルマンディーの決断』も公開だそうですね。正直日本公開はもうないだろうと諦めていた2作――特に後者はゲイリー・オールドマンのチャーチルが話題になりすぎたので、レンタルによくある「似たタイトルの便乗作品」的に劇場公開なしでDVDになるケースを予想してました――が、まさか同時期に見られるとは! 楽しみであります❤

2018年7月15日日曜日

有島一郎さん/自伝『ピエロの素顔』と『ありちゃんのおかっぱ侍』

突然ですが、ふと現実逃避的に深掘りしてしまった俳優有島一郎さんのことを書きます。(イギリスリサーチで疲れた反動かもしれません……イアンの新作格闘中であります☆)あまり馴染みがない方も、適宜ご説明を加えますのでよかったらおつきあいください。

「意外に二枚目」なメガネキャラ

有島一郎さんは1916年3月1日 生まれ、 1987年7月20日没。…あ、来週ご命日なんですね。亡くなってから三十年ですね。

個人的には近年「ジョナサン・アリスに似ている」と気づいて以来、多少萌えモードも入っていますが、「普通に懐かしい」脇役俳優さんの一人でもあります。ゴジラシリーズが好きな方には『キングコング対ゴジラ』のコミカルな多胡宣伝部長が伝説的に有名です。あと、テレビの『暴れん坊将軍』にレギュラー出演していらしたとか。(残念ながら見ていなかったのですが、調べたら今も再放送しているようなので、今度録って見てみようと思います♪)自分にとってはメガネ不可欠で、もう「有島一郎」といえば「メガネキャラ」。かけてないとピンとこないくらいです。

後述の自伝に口絵で入っているお写真。
メガネをとると意外に黒目がちで、写真によってはジョナサン・アリスさん

父上でやはり俳優のベン・アリスさんに似て見えます。
鼻の形は不思議なくらいアリス父子にそっくり。

テレビドラマはあまり見ないほうで、舞台を拝見したこともなく、映画は東宝所属の方なので、好きで見ているクレージー映画での上司役を除けば、あまり拝見していないほうだと思います。(「クレージー映画」は主に植木等さん主演のクレージーキャッツ出演コメディ。ちょっと前に志尊淳さん主演で、植木さんの付き人時代の小松政夫さんを描くドラマがあったので、お若い方にもクレージーキャッツ認知度が上がったのでは? こんなご時世にこそ、ああいう突き抜けたものでバランスをとりたいですね☆)

…蛇足を書きますと、昔の映画俳優さんは映画会社ごとの専属でした。稀に他社作品に出る時は客演扱いで、クレジットの名前にいちいち東映、東宝、松竹などの所属会社名が併記されます。自分は詳しくないので、ご興味のある方は「五社協定」でググってみてくださいませ。(その全盛期の映画を劇場で見ているのは自分の親の世代なんですが、当時の東映時代劇スター大川橋蔵さんが亡くなった直後、ハマって古い出演映画を見まくった時期があったので、東映時代劇周辺だけ偏って馴染んでオリマス)

まあそんなわけで、有島氏については「まじめでコミカルな脇役俳優」という程度の認識でした。が、同時に「意外に二枚目らしい」というイメージも持っていました。座右の書になってる藤子・A・不二雄先生のエッセイ『二人で少年漫画ばかり描いてきた』で、トキワ荘時代にテレビ雑誌の仕事をもらい、有島氏の楽屋に行ってインタビューをしたという話があって、当時の日記の引用に
思ったより二枚目である。こっちの取材にていねいに応対してくれて感じよろしい」(同書p162)
…と書かれていたんです。(イラスト入りで書く仕事だったそうで、その夜似顔を描いたらなかなか似なくて癇癪おこして寝てしまったとか(笑))これを読んだ中学生くらいの頃から、氏にはなんとなく「素顔はおだやかな紳士」というイメージを持っていました。(これってピーター・カッシングと同じキャッチフレーズですね。パターンなのか私(^^;))

泣ける『ピエロの素顔』

で、ちょっと前に新聞の書評で見た『脇役本』(日本の脇役俳優さんの本のコレクターさんが書かれた本)を読み、有島一郎さんの自叙伝なるものの存在を知りました。タイトルは『ピエロの素顔』。ある意味直球なタイトルでなんだか泣けます。

『脇役本』の紹介で、過去の思い出が「今の自分にとっては他人事のように思われる」ので、ご自分のことを「彼」と書いているとあって、いろんな心理が想像されて読みたくなりました。図書館にはなかったので通販で古書を手に入れました。

前後のカバー見返しに文章を寄せているのは
山田五十鈴さんと山田洋二監督です。

ご自分のことを「彼」と書くことにした、という序文。
編集でかなり手を入れたとしても、そして
うがってゴーストライターを想像するにしても、
わざわざ「彼」としていることにいろんな心理が想像されます。

キャリアとしては中卒で当時活躍していた三枚目俳優に弟子入りしたとのこと。(役のイメージからてっきり大学出のインテリさんだと思ってました!)
色白で大変な美人だったというお母様は子供の頃に亡くなり、その後お姉様とお父様も早くに亡くなったそうです。

お母様はもともと病弱で、お産で無理をしたことからその後も「元気な姿を見たことがなかった」そう。でも小康を得ると「活動写真」に連れて行ってくれたそうです。弁士がつく無声映画時代です。帰りに必ず洋食屋さんに寄り、カツレツやカレーを食べたことがお母様との数少ない楽しい思い出だとか。家では寝ている部屋に近づけず、入院したときは病院で寄り添えるのが嬉しくて、入り浸ってそこから学校に通ったことなどがさらりと書かれてます。そんな幼少期だったんですね。

…この調子で書いていくと全部要約することになっちゃうので控えますが、その後第二次世界大戦を国内で経験し(その間も演劇公演がされていたことに驚いています)、戦後、舞台・映画・テレビ……と、そのまま昭和の喜劇史・芸能史をたどるような人生。大変な経験もいろいろなさっていますが、芸風に似てわりと飄々と、というかあっさりと書かれていて、事件の数々も子供向けにやさしく書かれた「おはなし」のようです。

「彼」と書いて距離をとり、遠くはない死を念頭に置いて、「今、彼は『美しく老いたい』と願っている」というあとがきを見ると、複雑で物悲しい印象も残ります。一晩で(というか、寝しなと早朝に横になったまま)読み終えた短い本でしたが、貴重な一冊でした。また読み返すと思います。

「ありちゃん」と「小倉ようかん」

さてさて、たぶんここには書き損ねていたと思うのですが、以前やはり突発的にマイブームが来た時、お若い頃に主演なさったありちゃんのおかっぱ侍というドラマの主題歌をYouTubeで見つけました。歌は苦手だったそうですが、これはご本人が歌っている貴重な音源です。まずは「冠番組ができるほどの人気者だったのか!」とびっくり。時代劇ですが「まげものコメディ」(すてき❤)とのことで、歌のイメージでは『あんみつ姫』的なアプローチのおとぼけほんわかコメディみたいです。いいなあ……(私事ですが理想の路線の一つなんです。宇宙探偵はその路線なのですが……もっとやりたい!(^^))当時はドラマも生放送だったそうなのでたぶんフッテージは残っていないのでしょうが、見たくてたまりません。


最後の「ばいばい」がたまりません。
リンクしたデータベースサイトに書き込みがありました。

『もう1度見たい!!!』
今見たい時代劇がありません!
「ありちゃんのおかっぱ侍」を思い出して、
また見たいし見て欲しい時代劇です!
――とのこと。一度でも見た方が羨ましい!見たいですぅ~!!

動画に使われてる写真は『ピエロの素顔』に収録されているものでした。やはり他に残ってないんでしょうかねえ…。「ありちゃん」シリーズ(?)では他にありちゃんのパパ先生というのもあるそうで、こちらは大学病院の医師のコメディらしいです。似合う!絶対に会う!❤(このリンク先、いちおうDVDがほしいかどうかを問うているので、ダメ元で両方の「ありちゃん」ものをポチりました。よかったら清き一票を!)

あと、さっき『あんみつ姫』的、と書きましたが、そのあんみつ姫にも出ていらしたと知りました。姫が雪村いずみさん。教育係の「小倉ようかん」という役だそうです。映画ですがソフトは出ていません。(泣)倉金章介の原作を含めて他のバージョンにはないようなので、この作品のオリジナルキャラクターみたいです。名前がたまりません。(笑)

竹本泉先生の漫画リメイクバージョンは持っているのですが、これにも教育係はカステラ夫人しかいませんでした。残念!竹本先生の描かれるこの手のキャラクターは、有島氏に似た顔(あとピーター・カッシングとか……要するに自分好みのおじーちゃん顔(笑))がよくあるので、もし「小倉ようかん」が描かれていたらすごく楽しめそうなんですけど……。見られないものは妄想で楽しもうと思います。

他に、冒頭に書いた『キングコング対ゴジラ』(初見でした)や『なつかしい風来坊』など、レンタルDVDで見られる出演作をちょろちょろ楽しませていただいてます。そちらの感想も書きたいのですが、今日はこの辺で。


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余談:自分的なつながりしかありませんが、「ジョナサン・アリス」のタグをつけます。すいません。m(_ _)m 
IMDbにもちゃんとIchiro Arishimaという項目がありました。Arishimaと書くとArisさんとの「似てる」度が上がる気が……(嬉しがるの私だけ)。これからアリスさんも「アリちゃん」と呼ぼうかな。(笑)…ところでIMDbの『なつかしい風来坊』の年代が間違っているのに気づきました。修正か通報ができるようなら、時間があるときにしてみようと思います。