2015/10/31

日本・米国ストア無料BL第1位ご報告(多謝)、お国柄の違いなど

引き続き、History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン 無料配信中です(11/1夕方5時頃まで)。先日書きましたとおり、今回の短編のイメージに影響した『歴史とは何か』をご紹介しようと思ったのですが、今朝嬉しいことがあったので先にご報告します。

なんと日本とUSのストアの無料ボーイズラブノベルス(USでは日本語ロマンスジャンル)ランキング一位になっておりました!純粋にタイミングの問題ですが、「今回はかなり難しいだろうなあ…ダウンロード数がゼロでなければ御の字」くらいのいじけた気持ちだったので(^^;)、とても嬉しかったです。
ダウンロードしてくださった皆様、直接・間接にご支援くださった方々、本当にありがとうございます。

今朝の日本ストアのランキング画面から。すぐ変わってしまいそうなのでまた記念保存しました。(ロゼットパスタの広告が一番目立ってますねー(笑))


こちらはUSストア。「この商品をチェックした人は…」に出ている作品がこんな感じ、というのにお国柄が出ていて面白いので、商品ページのランキング表示とおすすめ作品部分を切り取ってみました。登録ジャンルはBLなんですが、そういう括りがないためか、LGBTに入れていただいてますね。内容的には…あと表紙の雰囲気なども、こちらのほうがBLより近そうな気もします。ソフトゲイノベル、みたいなジャンルはすでにあるんでしょうかね…。(いや、中身すごいのかもですが(^^;))



先日も書きましたが、表示されてるタイトルは読み仮名のローマ字として記入する部分なので、アポストロフィーが入れられなくてミスに見えるのが悔しいです。(^^;)
…ジャンルのひとつに「 Kindle Short Reads > 45 minutes (22-32 pages) 」とあるのが面白いですね。45分で読めます、という括りで紹介してくれるらしいです。日本ストアにはない括り方ですね。


…さて、いつも書いておりますが、このランキングはジャンルの規模とか、たまたまその日にそのジャンルの無料本が少ないとか、いろんな要素で上下するので、正直自分の本の規模では大きな意味はないです。きれいごとでなく、うちのような本はご趣味に合う方に出会えたかどうかの方が順位より重要です。
…まあ、それでもこういうランキング画面は無名著者にとってはなかなかないことですから、記念に大切に保存しておきます❤(笑)

…日本ストアは商業BLさんの本に混ざっているので妙な感じがします。(^^;)商品説明欄でもそのへん書いておりますが、ちょっと毛色が違うので、「無料BL」として落として頂いた方には違和感があったのではと少々心配。でも、ちょうど今日(2015/10/31)、ハロウィーンの夜が舞台のお話ですので、このタイミングで読むのも乙なもの、と思っていただければ。(今日のロンドンで昼間に雨が降って、夜に上がってくれると予言小説になるんですけどね~(笑))

短い小説ですが、お時間のあるときに、一言でも結構ですのでレビューを残して頂けたら嬉しいです。(クローズドなメディアで直接頂くのも大歓迎です。いつも励みになってます。ありがとうございます)

『歴史とは何か』について書けなくなってしまった!(^^;)引用部の原文は画像で入れているので、そのページを貼りますね。日本語拙訳は冒頭に入れています。(写真は著作権フリー/クレジット不要サイトの素材です。お世話になっています)
【追記】今、詩人のジョン・キーツさんの誕生日が今日だと知りました!前作『ネガティヴ・ケイパビリテイ』のタイトルはこの方の言葉、イメージのベースでもありました。あれが無ければ今日のこれもなかったわけで…あーやはり門が開いていろいろやってくる日なんでしょうか。(笑)いろんなものが交錯する日になりました!Happy Halloween!


それでは、もう一日無料です。どうぞよろしくお願いします!

2015/10/30

kindle新刊無料配信+仏ストア第3位ご報告(多謝)

新刊無料配信

kindle新刊、ハロウィーン合わせの無料配信開始しました。kindleお持ちでない方は無料アプリをどうぞご利用ください。加筆をしておりますので、J庭の無料配布でお読みいただいた方もご覧いただけたら幸いです。

お試し短編・マイルドBL系小説。ご新規の方もぜひどうぞ。
History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン [イアン・ワージングシリーズ]
(シリーズになってしまいました。次の長編も企画中☆)
☆48時間無料☆
 (それぞれ午後5-6時頃開始・終了) 
2015 10/30(金)-11/1(日)

「過去と向き合う」がテーマのあっさりした短編ですが、いちおういわゆる「BL的描写」(へんな言い方だなー(^^;))は少々入っております。といってもさらりと書いてるので、現在の商業BLを基準にしたら「BL」ではないかも。他に近いものがないのでBLに括っていただいてますが。「ゲイのキャラクターが主人公で、多少色っぽいシーンも書かれている普通の小説」程度かもしれません。

「普通の小説」のあっさりしたラブシーンで、女性の体つきとか反応なんかを無駄に細かく書く(女の目には無駄に見える(笑))のが男性向けの彩りというか「サービス」、というのはよくある「普通」の範疇(べつに官能小説ではない)ですよね……ちょうど、イアン・マキューアンの『愛の続き』(ダニエル・クレイグが主演した『Jの悲劇』の原作)をちらっと読んだところなんですが、これもカップルの生活の描写としてそういうシーンはあっさり出てくるので、「そういうもんだよね」と思ったしだいです。(…あ、べつにマキューアンを目指した作品ではないです!恐れ多い比喩になっちゃってすみません(^^;))

…話が長くなりましたが、それの腐女子向け版(?)だと思ってくださいませ。こんな説明つけるのは変なんですけど、商業BL並に「そういうサービス」がありますと言ったらまったく詐欺になるので念のためでした☆(^^;)

フランスストア第3位ご報告(多謝)

一足早くフランスの方が読んで下さって、「 Littérature sentimentale en japonais」(日本語の恋愛小説?)ランキングで3位に入っておりました。Merci beaucoup❤

紙も無料配布なので、間違えて(?)無料開始前にダウンロードされたら申し訳ないので商品説明欄に無料スケジュールを書いておきました。なので、一足早いのはKindle Unlimitedという月々定額の読み放題プランか、オーナーズライブラリでのご利用分です。読み放題プランは日本ではまだ始まってないサービスですね。

…あ、3位といってもストアで売れる日本語書籍自体が少なく、たしか一時間ごとのランキングです。KDPでは読了ページ数しかわからないんですが、たぶん2~3冊です。でも嬉しいですー!!

嬉しいので記念に画面保存。(感涙)昨日の状態なので、もう変わっているかもしれません…。

フランスストアはこちら。言葉が違うだけでレイアウト等同じです。
サブタイトルのローマ字部分を表音でなく英語タイトルにしてるので、それが表示されてます。
ただ、ローマ字扱いなのでアポストロフィーとか使えないんですよね。
シリーズ名もそのままつながって出ちゃいます。
(※保存画面は無料配信が始まる前の有料本ランキングで、無料配信時はランキングが別枠になります)

フランスストアでは、前作の『ネガティヴ・ケイパビリティ』も早々に読んでいただいてすごく嬉しかった記憶があります。日本語のBL系小説読む方いらっしゃるんですね。(在仏日本人の方の可能性もありますが)日本のアニメや漫画の人気が高い国だと聞きますし、楽しんでいただけてたらすごく嬉しいです。(今度はこの路線の漫画も描いてみましょうかね…絵ならばもっと広く楽しんでいただけるはず)



2015/10/29

『刑事フォイル』と『映像の世紀』+104歳の腐女子さん

『刑事フォイル』と『映像の世紀』

先日ちらりと書いたおすすめドラマ刑事フォイルさん。ちょうど特番があったので録画したんですが…ちょっと残念な内容だったのが悔しいのもあって書きます。(笑)

ドラマは第二次世界大戦時のイギリス、ロンドンから少し離れたヘイスティングスという街のお話。主人公は警視正のクリストファー・フォイル(マイケル・キッチン)。戦争でたくさん人が死んでいるなかで、殺人事件に対する感覚が変わっていることや、戦時下の状況が有機的に絡み合っていてすごく見ごたえがあります。毎週楽しみで楽しみで。(ゲスト俳優も 豪華です。これまで見ただけでもエドワード・フォックスデヴィッド・テナントロザムンド・パイクチャールズ・ダンスなど人気俳優目白押し!)

…自分は怠惰なのか、帯ドラマがなかなか見続けられないほうなのですが、これは今のところなぜか毎週忘れません。派手なところはなく、キャラ萌えが売りでもなく、かといって重厚すぎることもなく、やりきれなさが残る感じがリアルで。陳腐な言い方をすれば「大人の鑑賞に堪える」って感じでしょうか。ミーハーな自分でもまだ「似顔絵描きたい」とか「薄い本作りたい」とかいうアプローチになってないです。路線が違うのは確かです。(笑)

刑事フォイル NHK公式サイト

で、これの番宣番組があるというので楽しみにして録画したんですが…いや、紹介サイトの「人気俳優たちがパブで大騒ぎ!?」という説明を読んでいやな予感はしたんですが…でも番組サイトにコラムを書いてる小林章夫さんも出演とのことで(イギリス関連の著書の多い方で、よく読ませていただいてます♪)それも楽しみにしていたんですが…。うーん、いやな予感、大当たりでした…。(^^;)ドラマがいいだけにすごく残念!

ちょっと前の話になりますが、『ホビット』の(一作目でしたっけ)宣伝番組が深夜にあったのを思い出しました…まったく関係ない日本のタレントさんが騒いでる映像に、作品の紹介ビデオを木に竹を接いだようにつなげてるだけみたいな印象で。…フォイル特番は、温水洋一さん演じるサラリーマンとその部下がフォイルという名前のパブに呼ばれる、という寸劇にドラマの紹介Vをはさんでるんですが…。温水さんは嫌いじゃないですが、こういう安っぽい仕立て必要でしょうか?まったく理解できませんでした。むしろドラマの持ってる魅力を紹介するには邪魔になるだけのような。(ていうかこれ、もともとフォイルファンでなかったら最後まで見ないのでは???)

…ちょうど『映像の世紀』の新しいシリーズが始まっていて……刑事フォイルは、このへんが好きな方にはかなり楽しめるドラマだと思うのです。せっかくこんなお宝の鉱脈があるNHKなのに、なんで絡めないかなあと。なんであんな軽い扱いにするかなあと。これ、元のドラマの制作者さんに「こんなふうに宣伝しました」って見せられますか?…なんて余計なお世話なことまで考えました。「わかりやすい」と「幼稚」は別だと思うんです。なんだか視聴者として馬鹿にされた気がして、印象が良くなかったです。出てる方々にはなんの罪もないので、こういうの見るたびに出演者さんお気の毒に思います…。(あ、でもフォイルさんの吹替の方が顔出しして下さって、イケメンなのはわかりました!声が好きなので嬉しかった…ですが出番あんだけ?あんだけ!?なんで普通の紹介じゃだめなの???(^^;))

…いろいろ書いてしまいましたが、ドラマ自体はとても良作なのでおすすめです。(ほんとに好きなドラマなので、すごく残念だったわけです…)単に時代設定をそこ(WW2)に持ってきた推理もの、ではなくて。自分は特にミステリ好きといわけではないので、謎解きに特化してると退屈しちゃうほうなんですが(ごめんなさい(^^;))、これはまったく退屈しません。人間のドラマとか歴史的な情報の入れ込み方が丁寧で、いろんな切り口がケンカせずにうまく融合していて。かつ「重厚」ばった感じにはならないところが絶妙のさじ加減だと感じます。

『映像の世紀』のサイトも貼っときます。これからまた再放送やってくれるようです。先日の再放送で録り損ねた回が多いので楽しみ❤二十年前に放映されたドキュメンタリーシリーズで(そんなに経ちますかねえ…数年前のよう。何本かはVHSで録ってあります)、歴史上の出来事を貴重な当時の映像でつづっていく番組です。新シリーズはそれを違う切り口にしていてるんですが…(個人的には前の、山根基世さんのニュートラルな語りでひたすら映像を見せていく演出のほうが感動が深いのですが、「わかりやすく」はなってると思う。そういう流行なんでしょうかね…)とにかく、動いているアラビアのロレンスやらヒトラーやら有名な人物、戦争などの記録映像が圧巻の番組です。テーマ曲の『パリは燃えているか』が涙腺直撃です。(たしかサントラ買いました☆)

『映像の世紀』デジタルリマスター版 公式ページ

『新映像の世紀』 公式ページ



104歳の腐女子さん

こちらは一昨日の夕刊で読んで、以前やはりかなりお年を召してから同性愛の世界に(腐女子的な意味で)開眼した、という記事を読んだことを思い出しました。そのときはお名前を記憶できなかったんですが、今回きちんと覚えました。たぶん「この切り口」だけでご紹介するのは失礼な方ですね。

『…句歴は半世紀以上。映画「戦場のメリークリスマス」で坂本龍一のファンになり、70代にして同性愛的世界に開眼した。『遊戯の家』で、官能的で妖しい世界が好きな不道徳な自分を表現したら、それが「受けた」。最近は30代女性が中心のBL(ボーイズラブ)俳句誌にも参加した。…』(記事より)

記事には俳句も紹介されています。そちら系ではないですが。

朝日新聞デジタル: 俳人・金原まさ子新作「100歳になって、解放された」

記事の中の、「美しい男は見ているだけでいい」がすごく共感できます。腐女子的な感性ここじゃないかと。…そして、一般的に男性が腐女子に違和感を感じるとされているのもここじゃないかと。(自分がアクセスする範囲では腐男子さんもいるし、審美的な意味でそういう感受性を理解している方も多い印象ですけど)

腐女子は鑑賞するんですよね。男性を。実際に付き合いたいとかではまったくなくて。この男性が「客体化される」状況が、一般的な男性には心地悪く見えるんじゃないかとずっと思ってました。でも、女性はしょっちゅうそういう立場に立たされているんですけどね。不公平ですよ。(笑)

(ただ、個人的にはここ数年でリアルのゲイのカップルさんの記事とか触れることが増えまして、「審美的な意味でただ鑑賞する」というベクトルと、「リアルに生活している人たちとして捉える」というベクトルと、自分のなかでミックスしてきてます。だからすごく極端な、想像の中だけでしか成立しないような状況を楽しむためのBLは、あまり魅力を感じなくなってきました。審美的な意味では「日陰の花でいてこそ美しい」みたいな流れはあるんですけど、それとは別にリアルでは「ちゃんと結婚して家族になって一緒に暮らしていきたい」という世界もあって。どれがいい、悪いという問題でなく、ただ幅が広がったということかもしれないですが)

…閑話休題、ブログで俳句を書いてらっしゃるというので探してみました。こちらです。

金原まさ子百歳からのブログ

歌舞伎好きでいらっしゃるんだ❤やはりそのへんかぶりますね。自分もですが、知ってる腐女子さんの歌舞伎好き率はかなり高いです。はまってる人間にとっては納得ですよね…「そのセン」て。

2015/10/26

kindle新刊週末無料予定!+既刊新表紙(+『歴史とは何か』少し)

kindle新刊週末無料予定!


[10/27追記:商品ページできました!]
History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン [イアン・ワージングシリーズ]

先日のJ庭での無料配布本『History 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』kindle版を、やはり出すことにしました。(数箇所修正の他、エンディングなどもちょこちょこ書き加えてしまったので、紙の無料配布でお読みいただいた方にもご覧いただけたら嬉しいですm(_ _)m)夕方にようやくKDPにアップしたところで、あちらのチェック待ち。コンビニのロールケーキでひっそりとお祝いしております。うまっ❤

もともと既刊の宣伝を兼ねた無料配布本なので、電子版も無料キャンペーン用です。(なので念のため商品説明欄に無料化スケジュールをいれときました☆3ヶ月間に5日枠なので、分けて使います)
ハロウィーンのお話なので、週末のハロウィーン合わせで2日間無料配信にする予定です。kindleをお持ちの方はもちろん、お持ちでない方も、毎度のお知らせですが無料アプリ (スマホ、PCなど)でご覧いただけますので、よかったらぜひ。また改めてお知らせします。(無料アプリはこちら→kindle無料アプリ

表紙はこんな感じ。前作より7~8年くらい若いヒゲなしイアンと元彼さん。
(J庭版よりアップにしました。なんかカラダが見えると「そっち」がメインみたいでサギなので(^^;))
中身は元彼との馴れ初め話とハロウィーンをからめた、わりとしっとりした(?)短編小説です。


デザイン的に入っている英字部分はベタにHis Storyを含意してみました…サブタイトル的に散らしてる部分は"Ian Worthing's Halloween: His Present and Past"(イアン・ワージングのハロウィーン: 彼の現在と過去)。内容ストレートで、そのままイアンの現在と過去が交錯するお話です。

じつは、この「ハロウィーン合わせの無料キャンペーン」がしたくて焦っていたのであります…無料設定できるのは本がパブリッシュされてから、しかも実施したい日の前日までには設定しなくてはならないので……ストアに出るまでに時間がかかると間に合わない可能性もあるんです。でもだいたい、過去の本は12時間くらいで出していただいてたんですけど…(いちおう英語の本じゃないと48時間かかります、と書かれてるんですねこれが)

とにかく、もし48時間近くかかっても週末の無料キャンペーンはできることがほぼ確定しました!ぜひぜひ落としてやってくださいませ。よろしくお願いします!

既刊新表紙

…で、それに先立ちまして、イアンものの既刊のほうも化粧直しをしました。ご覧の通りJ庭で配布させていただいたポストカードの絵を中心にしたイメージコラージュです。縮小で表示されるので、色をかなりいじりました。
理屈屋の歴史ライター、イアンが体験するやさしい出会いとちょっと不思議な遺跡の旅。
2014年の英国の同性婚合法化や、一次大戦百周年といったリアルの話題を取り込んだマイルドBL小説(お色気かなり控えめ)です。

じつは電子版が動いていなくて…ホームズものと違って、オリジナルのkindle本を個人で宣伝するのは、やはりイベントより難しいです。まあ、最初のkindleのホームズ漫画(日本ストアが始まる前にUSストアで出したもの)もなかなか動きませんでしたが、その後レビューをたくさんいただけたりしたので、うちのよーなニッチな作品は焦らずしつこく(笑)やっていくしかないと思います。趣味に合う方の目に触れるまでにすごく時間がかかるんです。でもその点、kindle版はいくらマイナーでも絶版にならずに済むのでありがたいです。(笑)

…まあそれはともかく、できる範囲の営業努力はしたいので、新表紙はそのテコいれでもあります。以前の表紙も気に入ってたんですけど、ぱっと見きれいという感じではなかったので…(BLっぽくないなあ、とは思っていました(笑)。というか、「同人誌らしい素人っぽさ」を残したいというか、小綺麗に作るのがなんか面映い感じがあったんですよね。なんなんでしょうねこの感覚は(^^;))

…今回は写真も使ってるんですが、内容を表しておりますので、紙でお読みいただいた方にはいろいろ解釈していただけるかもと思います。ちょっと読んでみようかなあ、と思っていただけましたら、ぜひ無料サンプルからお試しください。(こちらは紙の同人誌も平行販売なので無料キャンペーンはしません。ごめんなさい(^^;))改めて、どうぞよろしくお願いいたします♪


『歴史とは何か』少し

…既刊のほうは、タイトルにも使わせていただいたキーツの言葉、「ネガティヴ・ケイパビリティ」(あいまいさを受け入れる負の能力)がテーマでしたが、今回の短編のほうでもエピグラフ(本文前の引用文)にエドワード・ハレット・カーという歴史家さんの言葉を引用しています。出典の本自体がとてもいいので、キャンペーンのお知らせのときにでも詳しくご紹介したいのですが……引用した言葉だけ、ちょい意訳込みでご紹介します。

「(歴史とは)歴史家と、彼の目に映る事実との絶えまない相互作用のプロセスであり、現在と過去との間で交わされる、果てしない会話である」(『歴史とは何か』E.H.カー)
...it is a continuous process of interaction between the historian and his facts, an unending dialogue between the present and past. (E. H. Carr "What is History?")

出典は岩波新書のロングセラーで、事後に調べましたら「歴史とは現在と過去の対話である」というフレーズ自体有名なんだそうです。(自分は今回初めて読んで、惹かれてメモしたフレーズのひとつがこれでした。いいフレーズだらけで付箋でいっぱいです!)

ただ、エピグラフ用には原書から拙訳させていただきました。dialogueは「対話」と訳して紹介されることが多いようなんですが、今回は小説の内容に合わせて「会話」としています。…これをイメージのベースに置いたお話です。

…そんなこんなでこの週末は作業続きでした。なぜか頭のなかにはフォイルさんのテーマ曲が…こちらでは書く機会がなかったんですが、海外ドラマの『刑事フォイル』にはまってます!イギリスの第二次世界大戦中のお話で、NHKのBSプレミアムでやってるミステリドラマなんですが、すごく見応えがあって毎週楽しみにしてます。(今こちらの感想書きかけたら長くなっちゃったので、また改めて別に書きます!)

2015/10/19

J庭終了。無料配布もののご報告や今後の予定など☆

昨日はJ.GARDENに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました! 少数ずつながら、持ち込んだ本がわりとまんべんなく身請けしていただけた一日でした。徹夜に近くなってしまい、仮眠一時間での参加となりましたが、やっぱりがんばって持っていけてよかったです!

昨日の新刊は、お知らせしましたとおり無料配布のイアン・ワージングものスピンオフ『History 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』。残暑見舞絵のポストカードも作っていくことができました。連れ帰ってくださった皆様、本当にありがとうございました!開場早々に来てくださった方のなかには、今回の無料配布と合わせて『ネガティヴ・ケイパビリティ』をお買い上げくださった方々もいらして、とても嬉しかったです。イマドキの基準では「BL」とは言いにくいアプローチの作品ですが、楽しんでいただけてますよう、心から祈っております!

昨日の無料配布二点。(冊子の表紙イラストは、肩より下が入ると無駄にエロっぽく見えるので日記掲載用にトリミングしてみました(^^;))それぞれニ十代と三十代のイアンさん…ということになります。この人は脳内でどんどん立体的に成長してくれて、モデルだったアリスさんとはまったく別の個人になりました。(でも今回のワインネタなんかに少し影響が残っております☆)


 
…じつは『History…』の表紙はツイッターで上げたら「不適切な画像」扱いされてしまい、ビビリました!中身のソノ手の描写はかなり淡白なので、そこアピールすると羊頭狗肉ですし…。幸か不幸か印刷したものはもう少し色が濃くなって、文字より下の部分はあまり主張しないでくれました。(^^;)
ポストカードはウェブで公開していた残暑見舞絵ですが、印刷してみたら色が薄すぎるのとセーターのトーンが主張しすぎるので、色を調整してトーンははずしてみました。最初のバージョンより水彩画っぽい印象が強くなった気がします。

…うちはJ庭に持ち込める作品でも「原作著作権切れてるホームズもの」とか、「RPベースの美老人もの」とかが机上の半分以上を占めてまして、純粋にオリジナルと言える本の実績が乏しいので、今回はとにかく手に取っていただく、存在を知っていただく、この手のものがご趣味に合う方の目に触れる機会を増やす……ということを念頭において、無料配布に力を入れてみました。思ったよりたくさん身請けしていただけて嬉しかったので、今後もやりたい路線ガンバロウと思います。

そして「無料配布をたくさん取っていただくには席をはずすことと見つけたり…」!…席をはずして戻ってくると確実に減っているので、今回は意識して数回留守にいたしました。(やはり、人がいると取りにくいとかあるかもしれませんね)いつも留守にするときには「●●時頃戻ります」というメモを立てて行くのですが、 今回うっかり時計を忘れてしまって(^^;)時間のお知らせなしになってしまいました。もしそのせいでお会いできなかった方がいらっしゃったら、本当に申し訳ありませんでした!次回は絶対時計持って行きます!

それと帰ってから気づいたのですが、「長編が間に合わなくて短編無料配布になった」という経緯を紙や机上でお知らせできてなかったのも心残りでした。ペーパーに書くつもりだったんですが、フリートーク部分を書く時間がなくなり、インフォメのみのペーパーになってしまったので…あとがきにでも入れておけばよかったですが、同シリーズの次の長編の企画は立てているので、出来上がったあかつきにはご覧いただけたら幸いです。m(_ _)m

今回の短編とポストカードは少しずつ残っているので、ご希望があれば通販もさせていただこうと思います。(無料ですが送料のみご負担いただくことになります)通販は週末あたりから再開する予定ですので、ご興味持っていただけましたらよろしくお願いいたします。(同人誌ページは週末までに更新したいと思っております)

じつは今日、kindle版もキャンペーン用に作ってみようかなあ…なんて思い始めました。恒常的な価格ゼロ円が設定できたらいいんですけどねぇ…。リリース時に無料キャンペーンをして、あとは三ヶ月ごとにもらえる日数の枠内でちょこちょことするしかないんですが……。でも出すとしたらハロウィーンに間に合わせたいなあ…(…ってもう日があまりないですね!(汗))

2015/10/17

明日のJ庭のお知らせ

ただいま前日の朝6:50。アサメシマエ4時からの作業で明日のJ庭無料配布短編の表紙ができました。(うちにしてはBLっぽい表紙になりましたー(笑))理屈っぽくてゲイでなぜか絶食中の歴史ライター、イアンさんが自分の過去と向き合う物語。季節ネタも入った読みきりスピンオフです。ご新規の方にもお読みいただけるお話ですので、お試しいただけたら嬉しいです。(淡白ですがやるべきことはやってるので(^^;)いちおうR18でお願いいたします。J庭は年齢層高いので蛇足かと思いますが☆)

J庭 無料配布(短編小説)
『History  低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』表紙

二十代のイアンさんと元彼さんの回想。
出会いはハロウィーンの夜でした。

ネガティヴ・ケイパビリティ: 絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行では名前が出てこなかった、イアンの元彼との「幸せだった時代もありました」がテーマなのですが、全体としてはやはりちょっと切ないお話になりました。イアンはいろいろこじらせちゃう人ですね。書いてるうちにそうしちゃったんですが。(^^;)

前作を読んでいただいた皆様には、イアンの過去としてお楽しみいただければ幸いです。
(自分のなかの別タイトルは『イアン・ワージングの姫時代』(笑)。ヒゲなし・髪長め・美青年仕様のイアンさん、表紙も楽しんで描きました)

既刊もいつもどおり持って行きます。詳細やお試し読みは母艦サイト内同人誌な部屋を覗いてやってください。あ、「帰っちゃうの?ポスター」も参加するつもりです!たぶんマークとイアンの残暑見舞絵になるかと思います。こちらは時間があったらポストカードも作りたいので、できたら無料配布させていただこうと思います。よかったら無料本といっしょにお持ち帰りくださいマセ❤

それでは、スペースでまったりとお待ちしております。よろしくお願いします♪


2015/10/11

J庭準備中、と、コクトーご命日(『ジャン・マレーへの手紙』から少し)

J庭準備中

J庭まで一週間。どうやら新しいものが持っていけるとしたら無料配布のボリュームになりそうなのですが、ちょっぴり進みました。そちらとは別に、ペーパーのだいたいのところも作ったのでやっと落ち着きました。最悪の場合はこれと既刊を持って行きます。(使いまわしになりますが、気に入っているイアンとマークの残暑見舞いを何かに使おうと思います)

先月後半がいろいろときつかったせいか、ちょっと集中できない感じ――以前のような、本を読むときの作業記憶もできないような感じ――になってたんですが、数日無駄に過ごして(^^;)、読みごたえのある本を読んだりしてるうちに、数日さいなまれていた三叉神経痛も緩和してようやく調子がもどってきました。あとはなんとか深いところにバケツを下ろして書ければいいんですが。

コクトーご命日

それはそうと、今日はジャン・コクトーご命日です。(wikipedia)ちょうどJ庭も近いし、自分のなかでは「この路線」の雲の上の大先輩の一人なので、合間にいろいろと引っ張り出して拾い読みしていました。

(J庭って、やっぱり自分にとっては創作JUNE/BLのイベントというより、ほかのイベントではこっぱずかしくてできないような、わりと自分の本音に近い美的感覚をむき出しに「してもいい」場所、という位置づけでもあるんです。もちろんそれだけじゃないんですけど。…ほかの二次メインの同人誌イベントは、どちらかというと自分自身の感覚よりも、好きな作品に「仮託した部分だけ」を露出することが「許される」場、という気がしています。同じオリジナルでもコミティアとも違う。勝手なイメージなのですが(^^;))

コクトーは詩人でもあり、映画作家でもあり、同時代のココ・シャネルやらピカソやら数え切れない有名人とのつながりなど、逸話がありすぎる人だし、研究対象にもされがちな人なので、好きなものだけ鑑賞しているシロートの自分が話題にするのは気が引けるくらい……というより、名前を出すことでなにか「鼻にかけているように映りそうなのがイヤ」という心配が出るタイプの人なのですが……まあ遠慮するのも変なので(笑)シロート目線で書きます。映画と、フィクションでない文章が特に好きです。(本で言うと『阿片』『ジャン・マレーへの手紙』『ぼく自身、あるいは困難な存在』あたり)

今日はその中でも別格で好きな書簡集『ジャン・マレーへの手紙』から、一節を書き留めたいと思います。二次大戦中に従軍していたジャン・マレーWikipedia)に宛てて書いた手紙からです。(過去に何度かオススメしている本ですね。しつこくてすみません。でもほんとにいい本なので。ほかの本も含めた以下のエピソードの引用も、何度かしていると思います。ご容赦ください)

マレーはずっと一緒にいたわけではありませんが、終生のパートナーだった俳優。コクトーの死後は『ファントマ』なんかで知られています。彫刻みたいなルックスです。Wikiではコクトーとの関係は「愛人」の一言ですね……ほぼ親子ほどに年が違い、同性の愛人というのはたしかにスキャンダラスなイメージですが、個人的にはご本人たちの書いた言葉から入ったせいか、むしろコクトーの純粋さと弱さと恋愛に限らない情の深さ、マレーの強さ・正直さが印象に残っています。

この方たちについては書き出すとすごく複雑で、短い文章では印象のみでさえ書ききれません。なので、『美しき野獣―ジャン・マレー自伝』から引用するにとどめます。コクトーに初めて会って役をもらったあと、いろいろあった後にコクトーの滞在先のホテルに呼び出されたマレーは、「君を愛している」と言われて「僕も愛しています」と言います。しかし「嘘を吐いた。そう、私は嘘を吐いたのだ」と自身で書いています。

「この嘘を説明するのは難しい(……)もちろん、目的を達するためにはすべてを整える出世主義者の自分を忘れてはならない。それを私は認めたくなかった。自分の行動を美化できる要素だけを私の裡に見たいと願っていた。(……))彼の想像した人間になるべく努力しようと自分に約束した。私は喜劇役者(コメディアン)になろうとしていたのか? 確かに、私の敬愛する人が幸福になるならば、喜劇(コメディ)を演じることも厭わない。だがそんな喜劇を長く演じてはいなかった。ジャンに近づく者は、すぐに彼を好いてしまうのだ」(石沢秀二訳『美しき野獣―ジャン・マレー自伝』p.60)

そして、これから引用する書簡集『ジャン・マレーへの手紙』のまえがきでは、「私が見つけることのできたジャン・コクトーただひとつの欠点は、私にそなわってなどいないさまざまな美点でこの私を飾って見ていたこと」と書いています。

さて、前置きが長くなりました。戦地のマレーにコクトーがパリから送った手紙(1944年「クリスマスの翌日」に書かれたもの)から、一部省略しますが書き留めます。コクトーは一次大戦時に従軍経験があり、マレーには決して英雄になろうなどと思うなと言い、いろいろと差し入れや手紙を送っています。手紙は時には日に複数書いています。今日読んでいて、とくに心に響いた部分を太字にします。

「ぼくの息子ジャノ(ジャノはジャンの愛称)
(……)こちらがどんな具合かわかるでしょう。この街は神経発作の反動で、永遠の愚行が正当化されています。きみのような輝きをもった人たちには、いまや無縁の街です。
ぼくたちに大切なのは、この世でいちばん愛するものの周囲に集結すること、自分の星を見つめつづけること、ときに表面に浮き上がって空気を吸い、生きる力を求めること。きみ宛の手紙は毎日書いています。ですから、ときに届かぬものがあっても、ひとりぼっちと思わずにすむ程度は届いているでしょう。(……)きみの勇気がお手本になってくれます。ですから、ママから受け継いだあの絶望に襲われても、なんとかがんばって自分に打ち克とうとしています。きっとやってみせます。この力もやはりきみのおかげです。
外出していました。戻って続きを書いています。(……)二人で寄り添って生きていましょう。希望を持っていましょう。 
きみのジャン」
(三好郁朗訳『ジャン・マレーへの手紙』p.180)


折々読み返している大好きな一冊。支えなしで立つくらい分厚いのが悩み。持ち歩けるように分冊にして文庫にしてほしいです!表紙絵はコクトー自身によるマレーのデッサン。きれいな本です。
(アマゾンのマーケットプレイスの投売り状態にびっくり。元の定価5500円の本ですよ~!(^^;))

昼間は『美女と野獣―ある映画の日記』をちらっと拾い読みしました。撮影日記で、障害との格闘や喜びなどいろいろ書かれていて、一人で創作をするときに心の支えになる「救急箱」の本のひとつです。

本はみんなそうですけど、コクトーさんの本や作品は、とりわけ要約するのが難しいというかほとんど不可能。でも逆説的に嬉しく思います。ご興味のわいた方はぜひ実物を手にとって、お読みになってみてください。

別の読み応えのあった本についても書きたかったんですが、長くなったのでマズ本日はコレ切り☆

2015/10/05

ムーパラ落選(サークルカット供養)+J庭間近!と、災難進行中❤(^^;)

いろいろ立て込んでしまい久しぶりの更新になりました。(^^;)

ムーパラ落選(涙)

サイトやツイッターではすでにお知らせしておりますが、ムーパラ落選いたしました…。The Game(アラン萌え)本、楽しみにしてくださってた方がいらしたら本当にごめんなさい。自分もかなり、かなり残念です!コミケがとれたらそちらでリベンジしたいと思います!

というわけで、無駄になったサークルカット供養(文字抜き)。アランコンビーフサンド責めの図ペン入れ後。
ジョーがちょっとシャーさんみたいになっちゃったです。(笑)

コミケはまだわかりませんが、ヘタするとこれが年内最後のイベント参加となるので、J庭でも二次ものを含めたお取り置きのお引き渡しのみ行うことにしました。(オリジュネオンリーなので、二次ものは机上に並べての販売はしません。通常受け付けているお取り置きのお渡しのみ、二次も含めてこそっとさせて頂こうと思います)詳しくは同人誌コーナーのお取り置きのご案内をご参照ください。(もちろん通常の通販もJ庭後再開予定です。よかったらそちらもご利用くださいませ☆m(_ _)m)

…初参加以来、ムーパラをお休みするのはたぶん初めてだと思いますが、まあ前向きにとらえて、これで浮く時間をどう使うかを考えたいと思います!

J庭間近!

さて、こちらはあと二週間を切りました!いつもこの時期からやっと準備が本格化するんですよね(笑)。こちらも同人誌コーナーでお知らせしておりますが、オリジナル系・RP系の既刊の他、絶食系男子イアンさんの短編を持って行きたいと現在格闘中です。(迷っていた某探偵さん学生時代編の改稿は延期にしました)イアンさん一作目ネガティヴ・ケイパビリティ…のご紹介も兼ねて無料配布にしたいなあ…とも思うのですが、これから出来上がり具合により決めようと思います。いつもどおり「帰っちゃうの?ポスター」も参加するつもりです。こちらも新しく描けるか使い回しになるか未定ですが(^^;)、よろしくお願いします♪

サークルカットはこんな感じ。使い回しですみません。でも今の状況考えると使い回せる絵があってよかったデス。(^^;)


あ、あと、前回のJ庭が初売りだった『ネガティヴ・ケイパビリティ…』の初版ご購入者様への改訂版無料進呈、カウントではあとお二人おられるはずです。もしJ庭にお越しになるようでしたら、お手数ですが、スペースにてお声をおかけいただけたら幸いです。(なんとなく記憶があるので、こちらからお声をおかけできるかもしれませんが、また寝不足参加だったりするとやり損ねる可能性もあるので(^^;)、どうぞよろしくお願いします!)

災難進行中❤(^^;)

ええとですね、自分のパソコン環境から書かなくてはならないんですが……以前母艦にしてたノートパソコンが壊れてから、サブだったネットブックに大きなディスプレイをつなげて、そのまま母艦代わりで作業をしてたんですが、先日このディスプレイが映らなくなっちゃったんです。(^^;)

どこが原因かいろいろ試した結果、どうやらディスプレイ本体でなく、ネットブック側の出力部分がだめになったらしいです。ネットブックは持ち歩きますし、部屋の作業テーブルも折りたたみで毎日片付けるものなので、作業時にだけディスプレイをつなぐ、ということを毎日していまして。どうやらこれもいけなかったんですね。検索してたら抜き差しの限界回数というのを見かけました。ディスプレイの接続し直しなんて、本来そう頻繁にしないはずですよね…。しかも太くて重いディスプレイのコードを横向きに差すので、負荷がかかって斜めになってるのは気づきつつそのまま使ってました…自業自得です。(^^;)

で、確実に確かめるには他のPCにつなげるしかないんですが……予備のPCがないんです!あわてて物色して、初めて中古のデスクトップを注文しました。(金欠なのもあるんですが、あとで別の解決策がわかったらくやしいのでなるべく安くすませようと…すでに原因がディスプレイ本体かどうかを確かめるために、中古ディスプレイと接続コードを無駄に買ってしまった気配なので……(泣))

「ここがだめデース!」と警告ランプかなんかで知らせてくれたら、こんな無駄遣いや試行錯誤に時間を食わなくてすむんですが!なんかPCっていまだにこーいう配慮にかけますよねまったく!もはや家電並に普及してるんだから、いいかげんユーザーインターフェイスのあり方を改めるべき!ぷんぷん!(←やつあたり)

…しかしPCの世界もすっかり変わっていてびっくりです。買い換えるときくらいしか見て回らないのでもう……なんですかこれ、手のひらサイズの小型軽量型とか、スティック型のPCとか!すっかり面食らってウラシマタロウです。(いや、買ったのはフツーのタワー型なんですけども(^^;))

というわけで、J庭追い込みに入るこんな時期にPCを乗り換え・ソフトのインストール作業とかありがたい逆境でございます。島本和彦先生風に「面白くなってきたぜ!」と笑い飛ばしたいところですが、元来小心なもので(あと、キツイ賃仕事の途中で使えなくなったもので)、かなり神経と胃にコタエました。…でもまあ、予備のPCはもともと必要でしたし、ネットブックが突然ダウンしてたら商品のリサーチもままならないところだったので、不幸中の幸いと考えることにシマス!

明日到着予定なので、部屋を少しだけ片付けて場所を作り、お迎えの準備をしたところです。自宅でデスクトップ型(ノートでないやつ)を使うのは初めてなのでドキドキしております。スムーズに使えるといいなあ…。