2014/12/30

コミケ終了・今年もありがとうございました。

一昨日はコミック・マーケットに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださったみなさま、ありがとうございました!夏に落ちて一年ぶりの参加でしたが、コミケへのサークル参加はやはり特別です。一年を通して同人イベントはありますが、朝のエリア担当さんのご挨拶やチェックなども、ほかのイベントではないことで。(あの規模でボランティアスタッフで運営されてるというのが、本当に信じられないですよね)昔から見てくださっている方の中には、コミケにしかおいでにならない方々もおられるし、なんだか久しぶりに故郷に帰ったような気分になりました。(年に数日しか出現しない故郷、抽選に当たらないと帰れない故郷……(笑))

じつは完徹だったのもあって(^^;)、行くときは「無事に帰れれば御の字」くらいのテンションだったんですが、コミケ独特の雰囲気に触れるうちにどんどん元気になって、日中はまったく眠気が出ませんでした。ほんとに「安心」するというか、肌になじむというか。今回配置された西ホールは、芸能のほかに創作系などが集まり、比較的年齢層の高いエリアになってたのも「なじんだ」理由かも(笑)。「昔ながらのコミケ」の雰囲気が濃厚でした。自分のスペースは扉全開のおかげでものすごく寒いエリアだったんですが、いろんな方とお話もできて、すごく楽しい一日でした!

…会場をコスプレさんが歩いてくれるのもコミケならではで。最近はコスプレ広場のほうがメインになって、会場を流してくれる方が少なくなってた気がするんですが、やはりああいう方々が普通に本を買っている姿を見るとコミケって感じがします。(笑)かわいいビルボちゃんと、海外の方ですごくかっこいいトーリンがいました。(トーリンはイケメンにしか見えなかったので、あとでじつは女性だったと聞いてびっくりしました!)カメラ持って行かなかったのをちょっと後悔!

さて、自分のサークルのほうですが……おかげさまで新刊もなんとか間に合い、SHERLOCK本は19冊目になりました。(なにやってんだか!(^^;))これで英日名台詞レビュー本は放映分完了、一区切りの気分です。お正月にはシーズン3の再放送もありますし、ささやかなおさらいに役立てて頂けたら嬉しいです♪(放映予定はこちら NHK 公式ページ

今回は新刊以外にコミケ初売が五冊もあって、そのへんを中心に(うちにしては)たくさんお連れ帰りいただけました。ほかにSHERLOCK既刊の小説類、ホビット本、正典小説『追憶のシャーロック・ホームズ』やマンガの『宇宙探偵ホォムズ』なども、ちらほらと身請けしていただけました。新作が書けてないピーター・カッシングものついてのお問い合わせも励みになりました!来年はそのへんを含めたオリジナル成分高めの活動も増やして、今年形にできなかったものを一つでも二つでも、現実のものにしたいなーと思っております。長い目でおつきあい頂けたら幸いです。(^^;)

同人誌自家通販は、1/4受付開始の予定です。詳しくは母艦サイトの同人誌コーナーにてご案内しております。どうぞよろしくお願いします。


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帰ってから疲れがどっと出てて、昨日、今日と筋肉痛も強くなってきました。(つまりいつもどおり(笑))…でも28日参加だと、コミケが終わってから年越しまでに三日もあるんですよね。いつもより気持ちに余裕があるような。今日は花を買ってきて、毎年恒例の正月花を生けたらなんとなく終わってしまいました。1月は一つオリジナルを書きたいので、他の仕事が始まる前の年末年始は地味にこもろうと思っております。(なんというか、物理的に時間を確保しないと何も始まらない、というのが今年学んだことの一つです(^^;))


今年もいろいろありがとうございました。どうぞよいお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いいたします!

2014/12/27

明日のコミケに参加します。

直前すぎてすみません。こんな時間にアップしてもご覧になる方がいらっしゃるかどうか分かりませんが(^^;)、明日のコミケ、芸能のSHERLOCKで参加させて頂きます。

西1ホール め03b SUSSANRAP

新刊は英日対訳名台詞深読みレビュー本、シーズン3第3話編。放映分がこれにて完結です。コピー誌で今印刷ができたところなので、これから製本とペーパー作りです。完徹にはならずにすむようがんばります。(^^;)

表紙はこんな感じです。マグさん~❤


文字主体の本ですが、イラスト数点と漫画もひとつ入っております。
アンダーソン愛も無駄に発現しております~(笑)


目次

SHERLOCK RETURNS! 3
【イラスト・"To the very best of times"】
まえがき
目次
SHERLOCK 3 His Last Vow(最後の誓い
アバンタイトル
ジョン
【イラスト・"It is a tiny bit sexy"】
「シェザ」の尿検査
221bの麻薬捜査
【イラスト・パブで警部と待ち合わせ❤】
ジャニーン
マグヌッセンの訪問
侵入
緊急時マインドパレス
病院
隠れ家
レインスター・ガーデンズ
【イラスト・ウィギンズくん】
ホームズ家のクリスマス
ジョンとメアリー
クリスマス・プレゼント
アップルドア
東風
【イラスト・「東風吹かば」】
"Miss Me?"
正典「恐喝王」のモデル チャールズ・オーガスタス・ハウエル
ラース・ミケルセン萌え語り
まんが・ビッグ・ブラザーの野望
いもづるレビュー ベネディクト・カンバーバッチ 僕が星になるまえに
あとがき


その他既刊の在庫のあるものを持参します。

既刊等のご案内は母艦サイト同人誌コーナーにて。
SUSSANRAP 同人誌な部屋

よろしくお願いします。

寒そうなので、ご参加の方はあったかくしていらして下さいませ。
お待ちしております♪

2014/12/13

『漫勉』感想

ええと、じつは書いてままアップしていなかった、テレビ番組の感想文です。(ムーパラのご報告と続けて書いてしまって、「長すぎる」と切り取ってそのまま忘れていた(^^;))時間がたってしまいましたがいい番組でした♪

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イベント前の追い込み中、録画しておいた番組がいろいろあったのですが、そのなかの一つ、Eテレの『漫勉』をようやく見ました。漫画家の浦沢直樹さんが、他の漫画家さんを訪ねてお話を聞きつつ、作画中の映像も見せてもらえるというすごい番組。出演は浦沢直樹さんご本人、かわぐちかいじさん、山下和美さんでした。個人的には、コミックスを買って読んだことがあるのは山下和美さんだけです。(あ、「さん」ですみません!漫画家さんを無差別に「先生」付けするのに馴染んでいないもので…いずれも雲の上の方々なので「様」でも「巨匠」でもいいくらいの気持ちなんですけど、それもまあアレなので、個人的に作品になじみの少ない漫画家さんは、普通に芸能人さんの呼び捨てを避けたよーな感覚で書いてます(^^;))

衝撃だったのは最初のお二方の作画の早さ。下描きからペン入れまで一時間くらいで終了とかテロップつきで紹介されていて「こ、『こんな短時間で漫画って出来上がるものなんだ』なんて誤解が広がったら困るんでは…(汗)」と心配になりました。(大きなお世話ですが(^^;))しかもこれ、お話を考える段階やネームをすっ飛ばして「作画」だけ、しかもアシスタントさんを使ってチームで描かれている場合の作家さんご本人のパート…つまりメイン人物の主線までです。これをもって「原稿一枚」の所要時間と紹介するのは問題ありすぎるのではNHK?(^^;)

そんなわけで、作画映像そのものはすごく勉強にも刺激にもなったんですが、へんなところでハラハラしながら(?)見ておりました。…でも、最後の山下和美さんのパートでやっと安心しました。どういう絵を入れるか、イメージを探りながら作り上げていく過程を拝見することができました。浦沢さんは「衝撃的」とおっしゃってましたが、自分はこのほうが普通だと思ってました!(^^;)(ちょっと慣れないポーズなんかだと、真っ黒にしては消して、また真っ黒にして…の繰り返しですよ下描き…紙だと確実に取り替える羽目になります。いや、自分の場合は未熟者だからなんですけどね(苦))

…でも、少なくとも全身のポーズが入るかどうか、どういうアングルのコマにするかで時間はぜんぜん違いますよね。一時間であげてた方々のほうは、人物のアップやバストアップ程度だったので早かったんではないかと思います。あと、作品の傾向としても違うタイプのものでしたし、浦沢さんも柔道漫画のときはポーズを描くのに苦労したことを話してました。

浦沢さんは、漫画家さんのやってることを「神がかり」と言っておられました。ただのお絵かきとは全く違うと。その通りだと思います。アメコミだとストーリーと鉛筆描きとペン入れとカラーリングを別の人が担当してた伝統があるそうですが、そのすべてを(少なくとも建前としては)一人で責任持つってすごいことです。その神がかりのマネを凡人の自分なんかがやろうとすると、ものすごい時間がかかるのも無理ない…。(←言い訳(^^;))

でも、ほんとに山下和美さんの映像は励みになりました。プロの方でもあんな風に、試行錯誤してらっしゃるんだ~…と。雑誌用でも薄墨使えるんだ、というのも。(試行錯誤の末水墨画で描いてらしたページがあったんです。「ペンの線じゃイメージ違うんだよなあ…」って時がすごくあるので、それくらい自由に考えていいんだ、と参考になりました)

…帯番組なのかしら、と期待したんですが、少なくとも毎週というものではないみたいですね。すごく背筋が伸びる内容だったので、続編を期待したいです。できれば少女マンガ系の方の映像も見たい……昔教育テレビの漫画講座番組で、萩尾望都先生や里中満智子先生の映像を拝見したような気がします。いろんな画風の絵の作画過程、新技術の映像で拝んでみたいです☆

浦沢直樹の漫勉 NHK公式ページ

2014/11/20

ムーパラご報告

いろいろあってご報告が遅れてしまいました。11/16はMovies Paradiseに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました!今回は追い込み期の手首の故障で絵があまり描けず、新刊がとても薄いものになってしまいましたが(^^;)、なんとか持参できました。会場では久しぶりにお目にかかる方も多くて嬉しかったです。予期せずメイン商品?のようになってしまった英日名台詞レビューシリーズのほか、アンダーソン本やグレジョン小説シリーズなどなど、既刊を名指しでお連れ帰りくださる方もちらほらおられて、これまたマイノリティーなご同好の方の存在がしみじみと(笑)嬉しかったです♪(ショルトー少佐好きの方もいらっしゃいますかねえ…って自分は気が多いだけなのですが(笑))

一人参加なのでいつもあまり歩き回れないのですが、今回は少し、めくらめっぽうに歩きまして、いろいろ新発見もありました。ジャンルがわからないけどすごく絵が素敵な本とか、まるで市販本みたいな分厚いペーパーバックとか(自分だったらあのボリューム書くの数年かかりそう!)、手作りアクセサリーのサークルさんがいくつかあるのにもびっくりしました!洋画系オンリーといってもいろんなサークルさんが参加なさるようになったんですね…金欠で買えなかったのですが(^^;)、イベント全体通して大変目の保養をさせていただきました❤ それから、もっと絵をがんばって描きたいなあ、とつくづく思いました。リアル系からサラッとラクガキ風まで、ほんとに皆さんうまいしセンスがおありになる…良い刺激を受けて少しでも進歩したいデス。(^^;)

…新刊を含めた通販は、今週末から二週間程度受付させていただく予定です。こちらは母艦サイトの同人誌コーナーでご案内しております。よかったらご利用下さいませ。

SUSSANRAP内 同人誌な部屋

…ほかのイベントと比べても、ムーパラはひときわネットのオフ会的(?)な要素が強くなってくるなあ…と、会場を拝見していると感じます。自分はTwitterやpixivにアカウントを作ってはいるものの、コミュニケーションツールとしてはほとんど生かせていなくて…。最近はますますマメに覗くことができてなくなって(^^;)、しかも自分がサークル参加するイベントの直前ほど、ほとんどチェックできないということになりがちです。コピー誌なので、ほんとに当日家を出るまでが忙しくなってしまうんですよね…。

開場してからは余裕があったりするんですが(^^;)、スマホを使ってないので会場でチェックすることもできず、ネットでつながりのある方々のご参加状況がわからない場合が多くて、毎回失礼なことになってるなあと恥ずかしく、申し訳なくも思います。見捨てずにお立ち寄りくださる方々、ほんとにありがとうこざいます。当日はテンパってたり寝不足だったり、案外小心だったり(え゛)で、なにかと至らないこともございますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


2014/11/15

ムーパラ新刊のお知らせ

またまた直前ですみません。(^^;)明日のムーパラ用新刊コピー誌、なんとか間に合いました!手首を痛めてしまったりなんやかやで絵が少なくなっちゃったんですが、入れたかった赤ひげ小説は仕上げることができました。ここでは絵だけですがご紹介します。

表紙はこんな感じです。

「犬と子供」というと、やはりこれしか浮かばなかったコパトーン風。


…ええと、絵がこんなですがメインになる小説はシリアスで、マイクロフトに弟と赤ひげを回想して頂きました。初の兄上一人称小説でございます。(ドキドキ) ほかにジョンの戦場体験を垣間見ようと借りたアフガン戦争映画のご紹介なども入っております。

【目次】

赤ひげ同盟(小説)

なかがき(小説あとがき)

ジョンの従軍地・ヘルマンド州が出てくるアフガン戦争映画
『アルマジロ』(2010)
『パトロール』(2013)

あとがき兼キャストさんについてフリートーク

ベネさんのフランケンシュタインレビュー本も、少し残ってるので持参します。再上映でご興味をもった方がいらしたら、よかったらご覧下さいマセ。
その他既刊の詳細はこちらにございます。
SUSSANRAP 同人誌な部屋 

では、明日はいろいろ並べてまったりとお持ちしております。よろしくお願いします~。

2014/11/03

『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』(2005)/美しさと老人力に圧倒される

今日の朝刊にバレエ・リュスの記事がありました。文化の扉/はじめてのバレエ・リュス)最近思い出していたのもあって、このバレエ団のドキュメンタリーDVDの感想文を、旧日記の塩漬け記事からサルベージしてみます。(その後亡くなったジョージ・ゾリッチさんについては追記をしておきます)うちの近所のツタヤに見に行ったらもう置いてませんでしたが(^^;)、お店によってはまだあるんじゃないでしょうか。ご興味のある方にはおすすめです♪

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(2008/11/11の日記より再掲)

美しさと老人力に圧倒される
ツタヤの半額クーポンでまとめ借りしたなかの一枚、『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』というのを今見終えたんですが、予期せぬめっけものでした!ロシア出身のセルゲイ・ディアギレフという人がパリで旗揚げした、ロシア移民によるバレエ団のドキュメンタリーです。自分は、以前ジャン・コクトーがかかわったバレエ団として名前をインプットしただけなので、予備知識はそのへんしかありません。マティスやピカソ他、名の通った芸術家・音楽家がかかわったことでも有名なバレエ団だそうです。ツタヤにこんなドキュメンタリーがあるとは~、というのもあって(笑)、借りてみました。

…内容は、ディアギレフ没後に後継者の確執で二つに分裂してから解散するまでと、2000年に行われたバレエ・リュスの同窓会をメインにまとめたものでした。ですので、自分が期待したあたりの時代の話はほとんどなし。しかし…いや、面白かったです!ダンサーたちの80代の姿と、現役時代の姿を並べて見られてインパクト大。とくにジョージ・ゾリッチさんという方の若い頃の写真があまりに美しくて、にわかファンになりました(笑)。

当時の同僚ダンサーだったおばーちゃんたち(失礼!みなさんすごい肩書きや経歴の方たちです(^ ^;))が、「あんな美男子いないわ」「素晴らしい体をしてたわ」「完璧だったわ」と口を揃えて絶賛のゾリッチさん。写真を見るとほんとに「こんな人いるのか!?」というくらいの美形。顔も体型も完璧です。

(検索したらサクッとご本人のサイト【追記: 現在はありません】が出てきました。もう90越えてるはずですが、ご健在みたいです。つーか著書やサイン入りフォトをサイトで販売してます!アクティブ!(笑)素敵な写真サンプルページにリンクしときます。→こちら【追記: こちらも現在はありません】じつはDVDのケースに載っていたこの写真が、借りる動機の一つになりました…(笑))

【追記】調べたところ、2009/11/1に亡くなったそうです。ご冥福をお祈り申し上げます。レンタルの動機になった魅惑のお写真はたしかこれです❤(笑)

ソースはこちら。テレグラフの訃報記事ですね。
The Telegraph: George Zoritch



…しかもじーちゃんになってからの顔が似ても似つかなくて(年取ってもチャーミングなんですけど、同じ人にはまったく見えない(^ ^;))、陽気でこなれたフツーのじーちゃんになってるところが…なんかイイです。「農場でトウモロコシを作っとるよ」とか言っても似合いそうな無精ひげのじーちゃん。(でも同窓会の服装はちょいワルオヤジ風(笑))けっこう口が悪かったりするのもなんかイイです(笑)。…しかし、Tシャツにジーパンで車を運転し、ジムに通う姿の若々しさは、撮影時83才にはとても見えません!やっぱすごいです!ほかの方もそうですが、みなさん80代でまだ指導者として現役だったりするんですよ。…すごいですねえ…。

このゾリッチさんと、昔組んで踊っていたおばーちゃん(若い頃「恋多き女」だったという…)が、同窓会で踊るために練習しているところを少し見せてくれるのですが、そこがすごく楽しいです。さすがに足腰が弱ってるらしく、相方を追いかける振り付けで「追いつけないよ!」とぼやき、二人で笑ったり。「あなた(若い頃)私に求婚したのよ」「そうそう、ベッドの横に写真を貼ってた。こんな悪魔だとは知らずに(笑)」などとサラリと言ってたり。老人力(?)ですねえ…。これくらいあっさりと過去を振り返れるようになりたいもんだ(笑)。(その後ゾリッチさんは彼女が別の男性と結婚した際に付添い人をやり、しかも彼女、六週間後に離婚したと笑ってます。人に歴史あり…(笑))

全体を通しては、振付師と経営者の確執、戦時中の窮乏、巡業先の人種差別で黒人ダンサーが踊れなくなった話…などなど、けっこう「大変な」話が多いのですが、鑑賞後は不思議とさわやか。「バレエ団は儲からないものだ」といわれる一方で、それでもバレエ団を経営しようとする人がいて、ダンサーは、報酬はなくとも、とにかく踊るのが楽しかった、と語ったりする。(もちろんつらい思い出はたくさんあるのでしょうが)…やっぱ人生やりたいことをやるかやらないか、あとはおまけだな…みたいな気がして、なにか胸がスッとしました。

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再掲は以上でした。少し前に買った雑誌でコスチューム展をやっていたと知ったんですけど、そのときにはもう終わってました。(泣)(公式サイトが残ってました 魅惑のコスチューム: バレエ・リュス展) でも今朝の記事によると、回顧展(この見逃したやつとか?)などの影響で再ブームの兆し、と書かれてるので、これからいろいろ見られるかもと期待してます。

記事で紹介されていた『ニジンスキー (ソ連バレエの軌跡2 『バレエ・リュス』へのオマージュ)』も、機会があったら見てみたいです♪(レビューを見るとかなり短いみたいですが…おまけに白黒とか時間稼ぎ映像が「さすがソ連の…」とか逆に興味がわく~!(笑))

2014/10/23

STINGがEテレに。

大好きなミュージシャンのSTINGが、昨夜Eテレの『スーパープレゼンテーション』ていう番組に出まして、それを今日録画で見ました!すごくよかったので書きます。再放送もあるしネット視聴もできますので、ご興味が湧いたらぜひ。(あとにリンクをつけます)
……というかこの番組、TED(いろんなジャンルの専門家がレクチャーして、それをネットで無料配信してくれるありがたいシリーズ)に字幕と解説をつけて放映してるものなので、日本に来たとかNHKが取材したわけじゃないんですけど、とにかくテレビサイズで見られるのはありがたい♪

テーマは"How I started writing songs again"(どうやって再び曲を書き始めたか)。作曲家にもやはりあるんですね、ライターズ・ブロックってのは。それでそのスランプから抜け出したきっかけが、自分が捨ててきた故郷に目を向けることだったそうです。そうした途端に曲や物語があふれてきて、それを元にミュージカル『The Last Ship』が出来たというお話でした。レクチャーというより歌やパフォーマンスをまじえた立派なショーでした。聴き惚れました。

STINGは以前にも、父上が亡くなったときに、ニューカッスルの造船所のイメージをちりばめたアルバムThe Soul Cagesを作っています。たしかご本人は「(暗いから)パーティーではかけないで下さいって書いておこうかな」とジョークを言ってましたが、個人的には好きなアルバムの一つで、時々聴き返してます。(ていうか、この人のアルバムで嫌いなのってないですけど(^^;))

The Last Shipにいてはツイッターの公式アカウントで折々宣伝されていたので、ネット経由で曲は聴いていたのですが、いかんせんリスニング難民なもので(^^;)歌詞がわからず、なんやかやでアルバムも買っていなかったので、今回やっとこんな曲だったのかあ、とわかりました。…『The Soul Cages』とつながる世界なのが曲調からも伝わってきて、エモーショナルでもあり、ほんとに素晴らしかった。この人の歌詞は、歌詞というより物語って感じがするものがたくさんありますね。

いちおうYoutubeの映像を貼らせて頂きますが、公式サイトだと日本語字幕つきで見られます。(リンク先の画面下Subtitles→Japaneseを選択)でも、じつを言いますと、うちの環境ではしばしば静止しちゃうんですよネット配信映像って。(^^;)録画した番組は保存版にします♪

TED公式サイト内 Sting: How I started writing songs again


そして!ええと、前説が必要なんですが、10/2にこれまた大好きな作家のテッド・チャンさんがパネルディスカッションをしまして、その映像をつい先日発見したんですが(これについては別に記事を書きかけなのでここでは控えます)、その中でチャンさんが言及していたサイエンス・ライターのスティーブン・ジョンソンて方が、同じ『スーパープレゼンテーション』に来週出るんだそうです。どひゃー、次回予告見てあまりに都合がいい連鎖(笑)にひっくり返りました!これも面白そうなので見てみようと思います♪

スーパープレゼンテーション公式サイト
日曜、水曜に再放送もあるそうです。

(ミュージカルについて)Wikipedia The Last Ship (Musical)
中の曲はSTINGが全部作詞作曲、物語もSTINGの子供時代の体験からインスパイアされたものだそうです。
…スティングでミュージカルというと、むかーし『三文オペラ』に主演してけちょんけちょんに叩かれてたよーな記憶があるんですが…(^^;)人に歴史ありですねえ……。

2014/10/20

スパークとJ庭のご報告、と、非ホモ萌え。(?)

昨日はJ.GARDEN、そして先週はComic City Sparkと二週連続で参加させていただきました。スペースにお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました!やっとご報告です。

コミックシティスパーク


スパークのほうはSHERLOCKで参加、なんとか新刊コピー誌を出すことができました。なんとなく恒例になっている英語台詞深読みレビュー、シーズン3第二話で、ショルトー少佐萌え全開させて頂きました。(いや、じつはまだやり足りないです!(笑))

スペース用ポスター/見本誌に使っている説明付き画像。
実際の本の表紙には内容説明は入っていません。

ただ当日は体調がイベント参加史上最低レベルで、1~2秒ずつ意識がなくなる連続でした。(^^;)そんなわけでテンション低くて、あまりこちらからお声がけもできなかったんですが、何人かのビジター様と興味深いお話をさせていただけました。ありがとうございました!

ともあれ、作ること自体は楽しかった新刊。お連れ帰り頂いた皆様にも楽しんでいただけてたら幸いです。(通販はムーパラ後になる予定です)

直後に『恋におちたシェイクスピア』のテレビ放映があって、「オタクの神様いるなあ」と実感…(笑)。いや、なにかに夢中になってると関連情報に敏感になるので、こういう偶然が目につきやすくなるんですよね。(なんかあの舞台界隈のことをつぶやいてたせいか、ついったでおそれおーくもシェイクスピアさんにフォローされました…巨匠、やってるんだねツイッター……(笑))

J.GARDEN


J庭は新刊が出せませんでしたが、お宝地図企画にエントリーさせていただいて、無料配布をさせていただきました。

これを表紙に刷って、上にタイトル、下に奥付を入れました。
「帰っちゃうの?ポスター」も同じ絵で、下のテキストが違いました。


中身は昨年発見した萌え怪奇小説H.ラッセル・.ウェイクフィールド『ポーナル教授の見損じ』という短編のバイアスのかかったご紹介と、ネット(pixiv小説ブログ)でも公開している微JUNE短編『杉野くん』を、ご新規様への名刺代わりにあわせて載せました。名刺がわりとしてはえらく地味なものを載せてしまったな、という気もしますが、公開にしている作品の中でオリジュネ範疇ということでコレになりました。

『ポーナル教授…』はこちら所収。機会があったらぜひどうぞ。(ゴースト・ハント (創元推理文庫)
今から映像化してもらうとしたら、ぜひマーク・ゲイティス兄上に脚色していただきたいです…!(発見した経緯も間接的にこの方のおかげでしたので❤)

絵は小説のイメージイラストのつもりで、最初はいつものとーり(笑)カッシング丈ベースで「るんるん美老人❤楽しいぜ美老人❤」とアドレナリン全開で描いてたんですが、よく読んだらせいぜい三十代のキャラだった(爆)ので、若返らせてちょっと別人になりました。いや、カッシング丈ってシワ減らすとただの美形なんですけど。…いやこのキャラは基本的に美形ではいけないんだけど…(ブツブツ……)

世迷い言はいいとして(^^;)、無料配布は開場早々に取りに来てくださった方もいらして、すごく嬉しかったです!こんなBL色皆無の不気味な表紙でしたが、信じられないことに全部なくなりました。お宝地図企画のおかげかもしれません。いつも無料配布を置いても手を伸ばしてくださる方は少ないのですが、今回は自主的に持っていって下さる方が多かったです。オリジナルで無料配布を貰っていただくのはホントに難しいので、企画に感謝です。そして貰ってくださった方々、ありがとうございました!もしどこかでご趣味につながる部分がありましたら、スペースやサイトにお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

反省点は、表紙に画用紙を使ったため、レーザーで刷った部分でところどころよごれが出たこと。上質紙が切れて急遽100均の画用紙使ったんですが…(インクジェットのカラーで刷りたかったので、コピー用紙ではだめだったんです)、文字はレーザーのほうがいいだろうと版下を分けて、二度刷りにしたのがアダに。レーザーに向かないんですね、画用紙は……これならまるごとインジェットにすればよかったと落ち込みました。作り直す紙もなく、無料ということでこの状態で置かせていただきましたが、ちょっとお見苦しくてすみません。今後は気をつけマス!

スペースは二次と比べるとかなりまったりなのですが(オリジナルでは昔からこんな感じ。二次のジャンルがSHERLOCKになってからが異常です(^^;))、おとなり様が以前にもお隣だった方でお話させていただけたり、正典パスティーシュを気に入ってくださった方が「すごく面白かった」とご感想を下さって、別のオリジナル本を求めて下さったり(感涙)、ピーター・カッシングの隠れファン(?)の方とお話できたり……本も少数ずつながらまんぺんなくお連れ帰りいただけて、思えば盛りだくさんでございました。薄本たちが楽しんでいただけますよう祈っております。

無料配布の最後のを貰ってくださったのは主催さんでした。折々お立ち寄りくださって、いろいろお話させていただいて嬉しいです。今回のように当日企画があると大変そうですが、すごく刺激を受けられる場なので、ほんとに長く続いてほしいです。

非ホモ萌え


今回ご紹介した小説もそうなんですが、個人的には非ホモ萌え(?)みたいな属性がだんだん強くなってきました。…二次で「ノンケJUNE」を書いてそう表記したときは「ああ、ホモより危険なやつですね(笑)」と分かってくださる方もおられたのですが…ありますよねえ!(笑) しょせんは腐女子ですからアンチホモではまったくないどころか大好きなんですが(笑)、創作姿勢として「初めにホモありき」だとどーも窮屈に感じてしまうタチなんです。(ご他聞に漏れず竹宮先生の作品の洗礼を受けたクチなのですが、なれそめが『風木』でなく『ファラオの墓』だったのが尾を引いてるかも???)で、今はこんなハンパなアプローチが多いんですが、商業BLが主流になったJ庭では正直肩身が狭い気もします。(^^;)、でもやはりご同好の方はおられるし、立脚点は同じJUNEですから、このイベントは自分にとって特別です。前に竹宮子先生が参加なさったディスカッション企画で、Belne先生が、JUNEはBLのなかの1ジャンルになったのかも、とおっしゃっていましたが、そういう…メインストリームのBLとは違うけど、すごく意味が広かった時代の定義で「JUNE」、という基準が許される限りは、ホソボソと参加したいと思っておりマス☆

体力がなくなってきて、元々得意ではない漫画を描くのがしんどくなってはきたんですが、一枚絵でならいろんな表現を試すことができるなあ…と最近思います。漫画用の絵をたくさん描くのは体力勝負ですが、一枚の絵にしこしこ手をいれてくなら……。あまりやる機会がないけれど、自分で機会を作ってもっと描こうと思いました。人生やりたいことやりませんと体に悪いですし。今回の無料配布みたいな、萌え作品ご紹介記事(こーいうのならナンボでも描ける(笑))との組み合わせならいろんなものができそうな気がして夢が広がります。(笑)

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さて、さきほど言及したBelne先生と竹宮先生のディスカッション企画『Juneを語ろう』のルポを過去に書いていたのを思い出しました。ディープでしたので、この方面にご興味のある方はぜひどうぞ。(ちょっと長いのでお時間のあるときにでもどうぞ☆)


2014/10/17

10/19 J庭の予定

宝探し企画


明後日のオリジュネオンリーイベントJ.GARDENでは、宝探し企画にエントリーさせて頂いてます。(企画ページへの直リンクが禁止されてるので、下記公式サイトの玄関からご覧くださいマセ)
自分のとこの本をお宝とかってちょっと言いにくいですが(^^;)、趣味に合うものがお宝、というのが同人誌でございます☆もともと微JUNEだの美老人だのとマイノリティーな嗜好の本ばかりですが、まだ見ぬご新規様との出会いのチャンスとなるかも、と薄い本たちが胸を高鳴らせておりますので(笑)、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ。

J.GARDEN 公式サイト 
スペース: の03a SUSSANRAP

「宝の地図」用のカットはこちら。あははー。(^^;)



無料配布


今回は新刊が間に合わなかったので、昨年発見した英国萌え怪奇小説のオススメ記事と、それのイメージイラストの瓦版を作って無料配布させて頂こうと思ってます。うちの『脳人形の館』とかなり似た要素があります。あれがご趣味に合った方にはぜひオススメしたいです!これから作業の残りで、土壇場までスリルとサスペンスです。(^^;)

カットのパーツとスケッチを組み合わせて試行錯誤しているところ。Photoshopの効果は気に入ったのでこれを使いたいけれど、絵はちょっと描き換えたいかな…「帰っちゃうの?ポスター」にも使いまわすことになると思いますが、さてどーなりますことか……。

【2014/10/18追記】
こんな絵に変更になりました。(まだ印刷作業中~(^^;))



当日持参本


既刊は他のイベントではたいてい片隅に追いやられてる(笑)オリジナルを中心に、いつもの『追憶のシャーロック・ホームズ』『宇宙探偵ホォムズ』シリーズなども。版権二次(SHELROCK)はペケなので持参しません。RPSや評論はオッケーなので、『脳人形の館』と、再上映祝いでベネディクト・カンバーバッチの舞台『フランケンシュタイン』のレビュー本を持っていきます。(こういう本を求めていく所ではないので需要はないかもですが、あのフランケンシュタインはまさしくJUNE!でしたので、自分のなかでは持って行くことにけっこう矛盾がありません(笑)。偶然の出会いがあるといいなあ、と思います!)

とくにkindleにしてないオリジナル作品はあまりご紹介したことがないので、持参本をちょっと詳しくご紹介させていただきますね。

『流星/杉野くん』(微JUNE小説短編集)閲覧見本用に、新しくコピーを入れた画像です。


近未来もの『流星』、うちでは珍しい(?)BL風コメディ『ユーアーマイサンシャイン~君は僕の輝ける専門バカ~』昭和初期の少年の淡い思いを描いた『杉野くん』、以上三本の短編小説が入っています。わりと自信作揃いです。『流星』は久しぶりに読み直したら自分で涙腺にきました……(おめでたいぞ自分(^^;))
全年齢OKで、さくっと違う味のものを味わって頂けると思います。うちの紙同人誌で一番廉価な200円本ですので、よかったらぜひお試し下さい。

『王殺し』はkindleにもなっていますが、改めてこんな感じです。

表紙リニューアルしたときに作ったウェブポスター


そして『恐怖!脳人形の館』。初老科学者たちの奇妙な愛憎を描きました。もったいなくも「昔のJUNEの雰囲気でよかった」とご感想を賜っておりますので、そういうお好みの方には楽しんでいただけると思います。


閲覧見本用にコピーをいれた表紙です。



ピーター・カッシングのイメージで書いたものですが、俳優さんを知らない方(で、昔のJUNE風がお好みの方々)にもご好評頂いている物語ですので、カッシングに馴染みのない方もぜひお試し頂けたらと思います。Hとかはまったくない話ですが、個人的にはこの話がこれまで書いたなかで「一番JUNE」だと思います。


正典関連ものは原作著作権が切れているので持って行きます。
『追憶のシャーロック・ホームズ』は、もともとJ庭に持って行きたくて書いたもので、パスティーシュというよりJUNEを書こうという意識が強かったのです……コピー誌時代に、ガーデンガイドで「久しぶりにきちんとしたJUNEを読んだ」と評して頂いたのが今でも嬉しいです。kindle化を経てオフセで復刊してから毎回持っていってますが、J庭に持っていくのは感慨深いです。


漫画『宇宙探偵ホォムズ』シリーズ(画像は最新刊)。描いてる意識としてはノンケなのですが、J庭ではガーデンガイドのはみだしおすすめ欄で「微ほも」と評していただきました。ウレシイです。正しいと思います…!(笑)


それと、ベネさんの舞台『フランケンシュタイン』のレビュー本を持参します。怪物バージョン・博士バージョンの比較、原作との比較など織り込みつつ全体を振り返ります。


…こんな感じで、いつもどおり統一感のないスペースになります。(^^;)当日はぜひ、ごゆっくりご覧下さいませ。お待ちしております。

『恋におちたシェイクスピア』やりますってよ今夜(直前すぎ)

ええと、先日のスパークのご報告が済んでませんが、続けて明後日のJ庭の準備をしております。とり急ぎ今夜のことを書きます!

恋におちたシェイクスピアやりますってよ!

スパークの新刊でいろいろ書きまして、ここでもいろいろ騒いでいるアリスター・ペトリさん出演中の舞台Shakespeare in Love「元の映画」『恋におちたシェイクスピア』が、今晩BSプレミアムで放映されます!直前すぎ!私も今朝新聞で知りました!もしご興味出ていた方がいらしたら渡りに船ですのでぜひ!イケメンシェイクスピアと男装お嬢のロマンチックコメディ、アカデミー賞七部門受賞作です。映画自体面白くてオススメです!(じつはスパーク直後にガマン出来ずレンタルしまして、一昨日返したばかりです!なんつータイミング!(^^;)でも字幕が違うので録画しますー❤))

10/17 23:45~
http://tv.so-net.ne.jp/schedule/200103201410172345.action
舞台でペトリさんがやっているウェセックス卿は、コリン・ファースがやってます❤やっぱり片イヤリング(ピアスか)してました。(笑)見た目はかっこいいのに勝ち目のない恋敵、という役です。ペトリさんだとまた雰囲気違うでしょうねえ……。

ええと、他にもゲイティス兄上が本日お誕生日!(おめでとうございます!)とか、ロンドンではシャーロック・ホームズ展開幕とか、自分のことなんかどーでもよくなってしまうくらい脳内パンクな状況なのですが、やっぱりどうでもよくはないので(笑)のちほどJ庭のお知らせもさせて頂きますー☆

2014/10/07

コミックシティスパーク準備中

10/12のコミックシティスパークが近づいて参りました。久々のイベントでほんっとにワクワクしております!pixivや同人誌コーナーで先にお知らせしておりますが、SHERLOCKでの参加で、新刊は恒例の(?)、独断チョイスによる名台詞を拙訳で無駄に深読みしながらほじくっていく英日名台詞レビュー本、シーズン3第二話でございます。いつものプリンタ印刷の薄本で、こんな表紙になりました。(じつは今印刷しながら書いてます。pixivや『同人誌な部屋』に上げていたものから、少し色の調整等をしました。プリントしたものはもう少しソフトな感じになってます)



このブログではさんざん騒いでいるのでもう今さらですが、ショルトー少佐に転んだおかげで、最初は捨てエピソードだった(ごめんなさい(^^;))二話が一転して萌えエピソードに変わりました。じつは薄い本で深読みするのは省こうかと思っていたんですが、見直してみたら全編しゃべりっぱなしの上グッとくる台詞も多く、調べたトリビアもけっこう面白かったので、またテキストだらけの本になりました。でもちょこちょこイラストもいれたいと思っております。いやもう、描いてて楽しくてペトリさん♪(もちろん医者と探偵もいつもどおり楽しいんですが、はまりたてというのは魔法がかかるものですね❤(笑))


Shakespeare in Loveのウェセックス卿の下描きラフから。恋敵役なので、ちょっとプンスカした悪役っぽく…すいません、こんなキャラじゃないかも(笑)。 …しかし案外衣装全体の細部がわかる写真がなくて参りました…コリン・ファース版とはまた違うんですよね。わからない部分は別の資料から補完していく予定なので、そのへんはご容赦を。(なんか私が描くと漫画っぽくなってしまうなあ……)


…というわけで、こちらも恒例の出演者さん他作品いもづるレビューは、ショルトー役のアリスター・ペトリさん特集であります。これまでに見られた映画作品と、見られないけど現在上記に似たよーなお姿で出演中の舞台Shakespeare in Loveについてもチラッと、ネットで摂取したエキスに基づき萌え語っております。(笑)(今、『恋に落ちたシェイクスピア』映画版のほうを再見したくてたまらんのですが、日頃のほったらかしが祟ってかDVDが見つかりません~!(^^;))

・今のところの新刊目次

SHERLOCK RETURNS! 2

The Sign of Three(三の兆候) 英日名台詞レビュー
・アバンタイトル
・特別な日の朝
・披露宴
・ショルトー少佐
・ホームズ兄弟
・祝電
・ベストマン
・スピーチ
・奇妙な事件
・式の準備
・"The Bloody Guardsman"
・パブをはしご
・Mayfly Man
・軍服が殺す
・The Sign of Three

アリスター・ペトリ出演作品レビュー
・番外編・Shakespeare in Love (2014)
・『ハード・パニッシャー』(2013)
・『ラッシュ/プライドと友情』(2013)
・『クラウドアトラス』(2012)
・『バンク・ジョブ』(2008)
・『ある公爵夫人の生涯』(2008)

本文がだいたい出来上がり、表紙も刷れたので、残りの数日でもう3~4枚イラストか漫画が入れられれば~、と、翌週のJ庭のほうも頭の隅でとろ火にかけつつガンバっております。

当日は東1ホール オ15a SUSSANRAP でお待ちしております。ご参加の方、よかったらお立ち寄りくださいませ。数ばかり多い既刊に埋もれて、まったりとお待ちしております~☆

2014/10/04

アリスター・ペトリさんコレクション

自分が見返すためのペトリさんページその2。写真おツイート集。Shakespeare in Love関連。(コレ見てショルトー少佐萌え原稿のエンジン点火☆)

(追記 ぺトリさんコレクションその1はこちら 
ショルトー少佐(アリスター・ペトリさん)プチブーム (Shakespeare in Love) http://ushino.blogspot.jp/2014/09/shakespeare-in-love.html )

















2014/09/21

ヘレン・ミレン様座長公演!(←賛辞)/クリストファー・プラマー出演『終着駅 トルストイ最後の旅』(2009)

録画で見た映画の感想です。クリストファー・プラマー出演ということだけ覚えていてチェックしました。(笑) タイトルから「文豪の伝記映画」?と思っていたので、正直あんまり期待してなかったのですが……いや、素晴らしかったです!たしかに作家トルストイの晩年の話なのですが、むしろ夫婦というもののいろんな要素、複雑さのほうがテーマになってます。wikipediaを見てみると、トルストイの妻は悪妻として有名だそうで、それに新解釈を加えた小説の映画化のようです。



狂言回しというか、目撃者役になるのはトルストイの秘書になる青年ワレンチン(ジェームズ・マカヴォイ)。自分の作品を「民衆のもの」にするため、著作権を放棄しようとする夫レフ・トルストイ(クリストファー・プラマー)と、それに反対する妻ソフィヤ(ヘレン・ミレン)の確執と愛情を中心に、トルストイを取り巻く人々が描かれます。ソフィヤと対立するのが、ワレンチンを秘書として紹介したチェルトコフ。トルストイの信者で、妻の目にはこの人が著作権放棄をそそのかしてるように見えています。ポール・ジアマッティがいつもながらいい存在感です。そして、主治医の役でジョン・セッションズも!(いろいろ出てらっしゃいますが、SHERLOCKがらみでは『グレート・ゲーム』でコニー・プリンスの弟役、『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』で主人公の恋人の父親役、ベネさんの『ホーキング』ではホーキングを指導する教授役をやっておられましたね)

対立やそれぞれの利害はあるものの、全員がトルストイを大切に思ってる点では一致してます。(プラマー様、愛されキャラっぷりもお見事❤)ソフィヤは夫として個人として愛しているし、チェルトコフは偉人として尊敬しているし……そしてワレンチンはその思想に心酔して秘書になるのですが、夫婦のいさかいとそれぞれの相手への想いを知る立場になり、別の視点を持つようになっていきます。

この人はトルストイの思想にのっとって暮らす共同体の女性と恋仲になり、そのへんはちょっとあまりに「お約束」な感じで、最初は余計な要素と見えました。でもラストを見ると、ただ単に後味をよくするため(これはもちろんある)という以上に、「レフとソフィヤの物語」が提起したものを鏡で映して補強する役割もあるのかな、と思いました。(どちらにしろ作劇上のレイアウトという感じは否めませんが…どうなのかな。都合のいいキャラどまりという印象で残念。まあ、あんまりこちらを描きこむと全体が散漫になる可能性もあるにはありますね)

どこまでが史実に忠実なのかわかりませんが、まったく「文豪の伝記映画」ではありませんでした。むしろトルストイの名前が邦題にあることで、人の足を遠のかせそうなのが損してるんじゃないかと思うくらい(原題は"The Last Station")。全体もとてもいい映画でした。見てて「これはプラマー様というよりヘレン・ミレンの映画ではないかー」…と思ったら、ラストクレジットも最初に出る名前はヘレン・ミレンでした。納得です。ネタバレは避けますが、ラスト近くの列車の中での表情とか、あちこちとにかく素晴らしい。ヘレン・ミレン座長公演です。いい意味で。そしてあの迫力と存在感をきっちり受け止めるレフの役には、格のある重量感とラブリーさが求められます。やはりプラマー様適役。ひげもじゃの最晩年だけど、色気のあるプラマー様が演じてることである種の説得力が生まれてます。単独の見せ場は少ないですが、ソフィヤと結婚したいきさつを語るところはすごく引き込まれました。俳優さんはみんなよかったし、脚本も(ワレンチンの恋愛のくだり以外は)すごくうまくて、夫婦の関係と共に、人物が偶像化されていく過程の皮肉も描かれて、重くない程度に重層的ないい映画でした。これがこう、と単純に言い切れないところがとてもいい。

ええと、トルストイについては、個人的には映画の「原作者」程度の認識で、代表作の『戦争と平和』も小説のほうは読んでないです。ご本人が伯爵様だったのも、トルストイ運動というのがあったのもぜんぜん知りませんでした。でもその思想がテーマでもないし、「なんかすごく尊敬されてる作家」であることは映画の中で十分わかるし、それでとりあえずは充分でした。でも、逆にどのへんまでが史実なのか、そして作品にもすごく興味がわきました。(ソフィヤに「男色家」と罵倒されてたチェルトコフが実際そうなのかとか。その場にリアルでゲイのセッションズさんがいるのが皮肉だなー…とかへんなとこにも食いついてました(笑))

余談ですが、エドワード・スノーデン君の話を映画化するとしたら、やっぱりマカヴォイ君似合いそうだなあ……と思いました。(ヒゲがね、そんな感じだったんです。今回(笑))

2014/09/06

パスティーシュ創作日記(えっ(^^;))

いやー蒸し暑いです!いったん涼しくなったあとだけにツライ。けどもう少しですよね、たぶん。うーん。なんか雷がゴロゴロ言い始めました。


プロット変更

…さて、午前はパスティーシュ『勝利者の庭』の続きをやりに喫茶店へ。ちょっとうまくいかないところがあって、どうしよう…と、ポメラで問題点から思いつきまでランダムに書き出し。…してたら新しいプロットができてしまいました。…というか、これまでバイパスだらけでそれぞれの血管を通ってる量がしょぼしょぼだったのが、メインを入れ替えて不要なバイパスを切り取ったら、メインの流れが力強くなった感じ。ここ数日、時間がとれても書かずに資料の読み直しに当てたのがよかったかもしれません。

ちょっとした会話シーンを二つほど書いてみて、ヴィクターのキャラも落ち着いてきました。最初考えていたのとちょっと変わってきました。(でもまだ変わりそう)
どうも、あらかじめ「こういう人」ときっちり設定してガーッと書いていく…ということができなくて困りものです。(^^;) …あくまで自分の場合ですが、シーンの場所とシチュエーションだけ決めて、頭の中でエチュードをやってもらって、出てきたものを見て「ああ、こういう人だったのか…」と書きながら認識していく感じ…このモードに入れると、わりといい感じに書ける気がします。(二次でもオリジナルでもわりと変わらないです)

逆にきっちり組んだプロットの通りに書こうとすると、「お芝居」にならなくて、ストーリーを説明する感じになりがち……これだとムリヤリひり出す感じで書いててもつまらないし、出来上がったものもあとで結局書き変えることが多いです。細部のエチュードから大筋も変わっちゃうので、変わるたびに以前書いていた部分を修正して進んだり戻ったり……。短いものだといいけれど、長いとあっちゃこっちゃのツジツマ合わせがたいへん。前の『追憶のシャーロック・ホームズ』のときも、この作業が半年くらいあったんです。もともとボヤッとした人間ですから一度や二度では気づけないことも多くて、とにかく寝かせては読み直し、書き足しては読み直しで整えていくしかなくて。(^^;)なかなか苦しかったけれど、この工程は時間を忘れて没頭できると楽しいんですよね。逆に「いつ出来上がるんだろう」とか、なまじ客観的になるとすごく苦しくなって、集中できなくなってしまう。なるべくそのへんは考えないようにしようと思います。(笑)

ヴィクター・トレヴァーとインドの茶園

…今回出てくるヴィクターはインドで茶園をやってるので、そこのあたりの当時の資料を読んできたわけですが…ある意味大英帝国の恥部に踏み込むので、資料少ないんです。ボーア戦争も少ないですね。そういうものなんでしょう。誇れる部分でないと残りにくい。それでも粘ってるうちに、ガンジーより前のインド独立運動系の資料も増えてきてすごくありがたいです。(時代背景としてこれが出てくるので)

普通「英国」「紅茶」で出てくるのは上品でお綺麗な世界なわけですが、当時どうやってそれが作られていたかはまったく別物。「茶園」はいわゆる悪名高いプランテーションです。現地で経営する人もラクではないですが、労働者ははっきり言えば奴隷並みだったようです。このへんの歴史はもちろん黒白で語れるものではないし、それがテーマの話でもないので、あくまで「ヴィクター・トレヴァーという人はどんな人生を送ってきたんだろう」……という切り口にとどめるように意識しています。(そのうえJUNEしばりもありますし。いちおう(^^;))でもこうなるとホームズさんより自分のなかで重みが出てきて、ちょっと困ってます。主役が彼になってしまう!

ホームズさんは(自分にとっては)、現実のリアリティーの地面から50cmくらい浮いたところにいる人なので、あまりこういうリアリティー(というか、現代的な観念や視点)を持ち込むとバランスが崩れる気がするんです。時代ものだから当然ですが、とくにホームズさんは独特のものがあって……。もちろんそういうアプローチのパスティーシュも、長い歴史のなかでは出てきたかもしれないですが…少なくとも自分にとっての「ホームズもの」になりにくい。このあたりのバランスが、挑戦しがいのあるところであります。(うまくできるといいんですが!)

(うーんと、こういうあーでもない、こーでもないということを書いてるのは、「うまくできたからこの調子で続けよう」と欲をかくと絶対ダメなんです。(笑) で、時間をおいて一度俯瞰してみようと……あまり記事としては面白くないと思いますが、まあ日記ということで(^^;))

2014/09/04

ショルトー少佐(アリスター・ペトリさん)プチブーム (Shakespeare in Love)

SHERLOCKシーズン3の第2話を見返して、ショルトー少佐がマイブームになってます!改めて見るとジョンのなつき方(笑)、シャーロックの嫉妬ぶり(はい?)、終盤のシャーロックの台詞「ジョン・ワトスンに対して、僕らは二人ともそんなことはしないだろう」へのリアクション等々…いろいろとツボにはまり、シーズン3ではあまり楽しめてなかった1本が、一転して萌えエピソードになってしまいました!(笑)

中の人アリスター・ペトリさんについて知ったのも大きいです!自分の備忘録も兼ねて、いろいろ貼らせていただきます~。

まずはこちら、今流行の(?)、アイス・バケツ・チャレンジ。現在出演中の舞台"Shakespeare in Love"(『恋に落ちたシェイクスピア』の舞台版!)のメンバーで行った映像をご本人がツイートしておられました。少佐とはまったく違う明るさが、ギャップ萌え属性にはテキメンでした!(笑)(アイコン写真が懐かしのマックス・ヘッドルームみたいでこれまたツボ♪)


役は映画でコリン・ファースがやっていたウェセックス卿だそうです。(きゃあ、片イヤリングはしないのかしらー♪(笑))ツイッターのプロフィールが「The Earl of Wessex」になっていたので最初ワケわからなかったんですが、舞台の役のジョークだったんですね。(笑)こんな楽屋写真が上がっていて、もう見たくてたまりません❤(ええと、昨今の写真借用のマナーがどうなってきてるのか不安なんですが、とりあえず元ページのリンク付きでご紹介させていただきますね)

ソースページはこちら。すごくいいノリで楽しそう~(笑)
http://fuckyeahdizzyandfranco.tumblr.com/post/95175810961/x

ダメ押しがこちら。やはり楽屋写真です…やられました。(なんだこの腐女子殺しな写真は❤(笑))

ソースページはこちら。共演者さんがtumblerに投稿なさったんですね。つくづく共演メンバーのノりがよそさう~(笑)
http://davidoakes.tumblr.com/post/94176706617/esmagofficial-david-oakes-alistairpetrie

ええと、こんな写真が出ましたが、ツイッターでは息子さんのネタとかつぶやいてらっしゃるので、ゲイティス兄さん系の組合の方ではないようです。念のため。(笑)



舞台のトレイラー、公式ページはこちら。




押し出しが立派なので似合ってますねー♪映画も好きでしたし、舞台版のレビューも高評価なのですごく気になります!ナショナル・シアター・ライブは会場がナショナル・シアター以外のものもやってくれるので、こちらもいつかやってくれないかなー…♪

そんなこんなで、今はプロフィールにある出演作をせっせと漁っております。いろいろ見てると、お顔がスティングとケルシー・グラマー(『そりゃないぜ!?フレイジャー』の)を足して2で割ったみたいで素敵ですー♪(笑) ドラマはまだ日本でソフトが出てないものもあるんですけど、ちまちま攻略していきたいです❤

余談ですが、Alistairってアリステア・マクリーンと同じスペルだし、そーいやキャンディ・キャンディのステアもアリステアだったよなー……とか(笑)脈絡なく思ってたんですが、映画の音声解説で名前が発音されてるのを聞いたら、「アリスター」のほうが近いんですね。これも発音に表記を近づけようという流れでしょうか。メディアによって表記ゆれの可能性はありますが、いちおういつも参照しているallcinemaさんにならって、「アリスター」さんで書かせて頂きました☆




2014/08/29

チョロQワトスンの夏休み/残暑お見舞い申し上げます

しばらく前から画策していた(?)残暑見舞い画像が、やっとできました。涼しいタイミングになってしまって、「残暑」というのがしっくりこないですが……とりあえず、おつかれさまです~☆


※花火写真は、「ゆんフリー写真素材集」様より拝借のうえ加工させて頂きました。ありがとうございました!
Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net 

今回は宇宙探偵でなくチョロQです。(ホォムズさんのうしろ頭にカールがあると宇宙探偵(笑))じつはここ一ヶ月くらい、この二人が日本に旅行にくるという設定の小ネタがぽこぽこ頭をよぎるのです……当時日本に来るとしたら船で、横浜に来ておかしくないはずですよね。…というわけで、横浜市民としてはいろいろ妄想がはかどるわけです。(笑) いつか極東ほのぼの旅情編とかできたらいいなー……と思います。

あ、ワトスンに持たせたのはりんご飴なんですが、先日これの資料という口実で、この年になって初めてりんご飴を買いました!

人生初りんご飴



絵のようにかじるとこまではとてもいけなくて、邪道かもですが結局包丁で小さく切って食べました。(^^;)でも熱いミルクティーによく合って美味しかったです♪(余ったのを冷蔵庫にいれておいたら、飴が水のように溶けてしまったのも驚きでした。湿度のせいでしょうか…)

断面図

ひとくちサイズバージョン

余談ですが、りんご飴って海外にもあるんですね。ルーツがどこかは知らないんですが、なんとなく「日本の縁日」のイメージだったので意外でした。やはりこのフォルムが愛されるのだろうか……。


さて、急に涼しくなったせいか、ちょっと夏のバテがまとめて出てきました。皆様いかがでしょうか。季節の変わり目を乗り切って、早く秋の夜長を楽しみたいものです!

2014/08/27

イキヌキのフランケン/ショルトーさん→ゲイティス兄→アーロン・エッカート

相変わらずパスティーシュを書いております。それゆえネット覗くのはちょっと控えております。おいしい情報があるとポーンと頭の中飛んじゃうので。(どーもある程度引きこもらないと書けないタイプみたいで困りもの(^^;))

…で、イキヌキも兼ねてSHERLOCKのシーズン3を見直したりしてるんですが…うーん、やっぱショルトーさん萌えるなー♪ ジョンが「子犬みたいに」周りを跳ね回ってるとかシャーロックが嫉妬するのもわかるなー♪ とか新たな萌えポインツを楽しんでおります。(ちょっと余裕が出てきましたねー(笑))

で、ショルトーさんがどーにも見覚えがあるなあ・・・と、ちらっとだけIMDbでプロフィールを漁ってましたら(控えるんじゃなかったのかネット!(^^;))、なんとポール・マクギガン監督(SHERLOCKのテロップ表現の生みの親…なんて紹介でいいのかしら(^^;))の2015年公開予定作、『フランケンシュタイン』が出演リストにあったんです!ええっ、出るの!と、作品のページを見ましたら…うわーそれどころじゃない!マーク・ゲイティス兄上も出るじゃないですか!そのうえアンドリュー・スコットルイーズ・ブレーリー…って…ずらっと引っ張ってきてるじゃないですかっ!!(喜)

IMDb Frankenstein (2015)

ええと、主演格はダニエル・ラドクリフが怪物役、ジェームズ・マカヴォイがヴィクター・フランケンシュタイン役ということで、作品自体が進行中なことは、時々マクギガン監督がツイートしていたので目にしていたんですが…脇がSHERLOCKファンにとってこんなに豪華だったとは知りませんでした!このキャストなら日本でも劇場公開されるでしょうから、とくにマーク・ゲイティスさんをスクリーンで見られるならすごく楽しみ!であります!しかも作品がフランケンてああっ❤(でもこの役なんだろう???)

フランケンといえば、ぜんぜん違う路線ですが、こんなの見つけてしまって気になってます。アーロン・エッカートが……しかも現代とか…んで悪魔と天使とか…


アイ・フランケンシュタイン(公式サイト)

「天使も悪魔もなぎ倒す超絶フランケン・アクション超大作」ってコピーからもうなにか投げてる感じですごくそそられるのですが(「フランケン・アクション」てなに!?(笑))、キワモノ路線嫌いじゃないのでなんか見てみたいですー❤ …しかしエッカートさんはあんなにハンサムなのに(だからこそ?)トゥーフェイスとか美貌を足蹴にした役に挑戦してくれてなんか萌えます♪もうすぐ公開らしいので、支援で予告編貼ります。なんかへんな方にたぎります!(笑)





いやー、フランケンはやっぱりいいですねえ…というわけで、脈絡ないですがやっぱりショルトーさんは何で見たのか思い出せないので、とりあえずレンタルできるもの漁ろうかな…。(息抜き息抜き(^^;))

2014/08/22

ゲイティス兄上来日…しておられた!

先日来、日本ネタで極東のファンをヤキモキさせていたマーク・ゲイティスお兄様ですが、今朝見たらあっさり…「事後報告」が!


「日本はすべてが期待していた通り、そしてはるかにそれを超えていた。出会ったのは美しいもの、人の親切ともてなし。素晴らしい体験だった。サヨナラ!」


楽しんで行かれたんですね~。日本のファンとして嬉しいですが、うーん、知らないうちにだったのがなんとも!(^^;)

…ということは、先日のコレはジョークじゃなくてリアルタイムだったということでしょうか…フグを召し上がったんでしょうか???


もしそうだとしたら、数日滞在なさってたわけですね。(この日からだとがっつりコミ…〔自粛〕(笑)) いやはや、なんというカンペキなお忍びっぷり。自分はあまり熱心に情報を漁ってるほうではないので、きっとどこかから知っておられた方々が空港にお出迎えに行きましたとか、ここで見ましたとか、知らない間にネットにあふれてたのでは…と今になって検索してみたんですが…まるで見当たらないのです。(探し方がわるいのかもしれませんが(^^;))

前にたしか南米のほうにいらしたときは、ご本人が写真をツイートしていたので、もし本当に来てるなら画像上げてくださるんじゃないかなーとか思って本気にしてなかった(?)んですよね。(^^;)いや、知ってたらどうする、ということもないけれど……「今、あの方が時差なしで同じ空気を吸ってる!」と思えたら、この数日が特別なものになったはず。そう思うと少しくやしい!(マーティンやベネさんが来ていたときは、ほんとにそんな気がしましたもん☆(笑))

前に言及したHorror Asiaがらみか、または他のお仕事か、記事や報道がまったく見つからなくてわからないんですが、これから出てくるんじゃないかと思います。テレビ出演とか無かったのかなーNHK!もう、「もし来日していたら」の妄想で、「『クローズアップ現代』で国谷さんとLGBTについて語り合うゲイティス兄」とかまで考えてたのに!(←いきすぎ)

とにかく、詳報がメディアに出るのを楽しみにしたいと思います❤(出る……よね?)

2014/08/10

キル・ユア・ダーリン/料理長殿、ご用心/パットン将軍最後の日々/スノーピアサーなど10本:レンタル記録+ひとくち感想

感想を書けていなかったレンタルものから、ツタヤのレシートを頼りに記録します。まずは10本、新しいものから遡る感じで。日付がないのはレシートが残ってなくて記憶頼りです。リンクはアマゾンで、レビュー目当てなので商品自体が売り切れのページもあるかもしれません。また、感想は覚え書程度でかなり大雑把です。


8/8
キル・ユア・ダーリン

ダニエル・ラドクリフ主演の実話に基づく青春映画。ジャック・ケルアックやウィリアム・バロウズと親交があった、アレン・ギンズバーグという詩人(すいません、この人知りませんでした(^^;))が、大学で男性版ファム・ファタールと言える美青年ルシアン・カーに出会い…。美青年役のデイン・デハーンがこれで大きくブレイクしたらしいですね。納得です。ただ、見ていて「青春」ゆえのイタさが美しいというより当然ですが青臭く、「やってることちっちぇえなあ」と(ごめんなさい(^^;))見えてしまったのは、こちらが年とったせいか、はたまた元々そういう狙いなのか…ビート文学に思いいれがあればまた違うかも。ラドクリフくんはいろいろ体張ってました。イタさの表現は演技か個性かわかりませんが、うまくはまってますね。…とはいえJUNE要素濃厚で、高校生くらいで見たらきれいにハマったかも。新世代の『モーリス』になりうるかもと思いました。(トーンもテーマも見たあとの感覚もまったく違いますが)


7/28
パーティ

ピーター・セラーズ主演、ブレイク・エドワーズ監督のコメディ。これの前に見た『料理長殿、ご用心』の監督が特典映像で誉めていたので見てみたのだけど、私にはイマイチでした。70年代の時代感は十分味わえました。

料理長(シェフ)殿、ご用心

ジャクリーン・ビセット主演のコミカルなミステリーもの。公開当時見ていませんが、なぜかタイトルをよく覚えています。世界的なシェフが次々と殺され、だんだん「殺されるのが料理人として認められた名誉」みたいな妙な感じになっていくのがおかしい。でも見所はやはりジャクリーン・ビセット。…しかしこの邦訳うまいなあ…♪原題は直訳すると「誰がヨーロッパの偉大なシェフたちを殺しているのか?」ですもん。しゃれていて、しかもちゃんと近い意味を指すようにできてる。原作は犯人が違うらしいです。読んでみたい♪

トランス

ジェームズ・マカヴォイ主演、ダニー・ボイル監督。絵画の強奪に荷担した男が、頭を殴られて絵を隠した場所を思い出せなくなり、催眠療法でそれを取り戻そうとするサスペンス。複雑によく練られた脚本でしたが、謎が解けたときはあんまりしっくりこなくて、うーん、そんなことまでできちゃうかな…?というムリヤリ感は感じました。が、女優さんの存在感と迫力で持っていた気がする。あ、ヴァン・サン・カッセルも出てました♪

パットン将軍最後の日々

『パットン大戦車軍団』でパットン将軍を演じたジョージ・C・スコットが、パットンの晩年を演じたテレビドラマ。『パットン大戦車軍団』が大好きなのでレンタル。(←こんなタイトルですが、戦車がメインの映画じゃないです。パットンの人物像がすごく魅力的ではまりました)あの映画と比べるのは酷だけど、ドラマとしても回想が多く感傷的でダラダラ感あり。でもああいう最期だったとは知りませんでした。史実の部分がすごくショック。そして、「政治的」判断でパットンを意地でもドイツの外で死なせようとする米国政府とか、別の意味でいろいろ考えさせられました。

フェイズ IV/戦慄! 昆虫パニック

ヒッチコック作品等のスタイリッシュなタイトルデザインで有名なソール・バスの監督作品。宇宙の異変で進化した蟻が人類を滅ぼす…間際。研究者役でナイジェル・ダベンポートが出ていて得した気分。時代物のイメージしかなかったので新鮮。ラストはちょっとあっけないけど、深いといえば深い。でも内容よりやはり映像のほうが、当時としてはがんばってます。(←おもに蟻の接写)

J・エドガー

FBIのフーバー長官の伝記映画。同性愛者だったという予備知識でヨコシマ借り。露骨なシーンはなし。しかしディカプリオくんの老けに無理がありすぎた。老年期はきっぱり別の俳優にすればもっと入り込めたかも。母親役がジュデイ・デンチ

7/8
ジャンパー

テレポート能力のあるミュータント青年を描くエンタメ映画。主演はスターウォーズのへイデン・クリステンセンジェイミー・ベルくん目当てで再見。ここからジェイミーくんサイクルです。(笑)ジェイミーくんは主人公の先輩格にあたる能力者役で、悲しい過去があるため、能力を発揮するアクションシーンに感情がほとばしっていて素晴らしかった。劇場で見たときはバスをテレポートさせるシーンが圧巻でしたが、DVDではイマイチ迫力が味わえませんでした。残念。原作がヤング・アダルト向けの小説らしいので、ストーリーに深みを求めちゃいけないかもですが、主人公をもう少し魅力的に描ければシリーズものになり得たのでは。というか、ジェイミーくんのグリフィンをもっと見たかったです。(笑)悪役にサミュエル・L・ジャクソン、主人公の母親役で懐かしいダイアン・レインも出演。

7/7
崖っぷちの男

ジェイミー・ベルくん目当て。高層ビルの窓の外の狭い出っ張りに籠城する謎の男。はたして彼の目的は…。これはおもしろかったです。ジェイミーくんの役は主人公の弟で、えらい美人の恋人がいるんですが、この二人のやりとりがまた楽しい。きりきりと鍛え抜いた細マッチョで、ミッション・インポッシブルばりのシーンを見せてくれました。

7/3
スノーピアサー

ジェイミー・ベルくん目当て。低温で人類が死滅したあと、自給自足で走行している列車のなかにだけ人が生き残っているという設定。その中での階級下克上…かな?ラストは皮肉なアイデアもあり。ティルダ・スウィントンジョン・ハートエド・ハリスまで出ていたのでいろいろ眼福…だったわりに大味でした。やたら血生臭かったのと、設定がマンガ的なせいかな。原作は実際グラフィック・ノベルらしい。ただ、韓国人俳優さんが出るんですが、英語を話させるんじゃなくて、翻訳機でコミュニケートしていて、カタコトの日本語も飛び交ったりします。「当たり前のように英語」のクリシェに小さな一石を投じていて良いと思いました。SFですし、そういう視点は大事だと思う。主演はクリス・エヴァンズ。ジェイミーくんは哀れさもあり、切なく色っぽい表情も見られて満足。肉弾アクションのキレはいつもどおり素晴らしかったです。