イベント参加予定

【イベント参加予定】2024/5/19 文学フリマ東京38 / 2024/5/26 COMITIA 148

2024/04/14

断捨離のご褒美:ピーター・カッシング丈のDVD発掘✨

ここ数年かけてやっている納戸の断捨離。真夏も真冬もできないので、今の季節がカナメです。久しぶりに手を付けました。

今日は床に並んでる古い書類の入ったバッグ(とっくに捨てた電気製品の保証書だの、20年くらい前の買い物レシートの束だのDMだの…こんなものなぜとっておくのだ母☆)、押し入れ上段の古い布団など一掃しました。達成感あります!しかし…

…つら過ぎた…!😿

いやほんと、こんなことも久しぶりです。

でもよくしたもので、このところ見つからなくて買い直そうかと思い詰めていたピーター・カッシング丈の『ブラッディ ドクター・ローレンスの悲劇』を発掘!知名度低い作品ですが、これの時のカッシング丈素敵なんです……奥様がらみの深読みできるところもあったりしてファンには特別な作品です。

発掘した『ピーター・カッシングのグール…(以下略)』

……おまけに若い頃のジョン・ハート様まで見られるという、自分にとってはお花畑映画。きっとがんばったご褒美なんだわ…ということで、今夜はこれを見て疲れを癒します♡


ゴミ袋が8つになったので、思わず記念撮影。(笑)はー、ほんとつらかった…でも少しずつでも前進してるのでがんばろう。暑くなるのはもう少し待ってほしいです。


45リットル8袋分☆

2024/04/05

クレージーキャッツと『ニッポン無責任時代』(と、ちょっとしたシンクロ)

 先週の土曜日になりますが、ふと見たくなってクレージーキャッツのDVDをひっぱり出しました♥


『クレージーキャッツ無責任ボックス』。
わりとすぐ出るところに置いてる「常備薬」です(笑)


【目次】

  • クレージーキャッツと「クレージー映画」
  • 「無責任男」の哲学(?)
  • レトロなインテリア、言葉と「字幕」発見
  • 女性キャラのドライっぷり
  • ちょっとしたシンクロ


クレージーキャッツと「クレージー映画」

再話になるかもですが、馴染みのない方のために少し……。「クレージーキャッツ」は昭和に大人気だったコミックバンド。『スーダラ節』などのヒット曲は今でも時々アレンジやカバーがされて、CMなんかで耳にします。その後メンバーの皆さんは俳優やミュージシャンとしてそれぞれ活躍されたので、バンドより植木等さん、谷啓さんといったお名前の方がイメージされやすくなっているかもしれません。

1960~70年代にたくさん作られた彼らの主演映画が通称「クレージー映画」。ジャンルとしてはナンセンスコメディでしょうか。ナンセンスというか「突き抜けた」感じのコメディで、しかも突然音楽シーンが入ったりして、言葉で説明するのが難しいです。(笑)

植木等さん(黙っていればただの古風なハンサムかも?)が演じる「無責任男」(設定や名前は作品によりさまざま)を主人公にした作品が多いのですが、彼のキャラクターは日本では珍しい……というか世界でも類がない(笑)と思われるもので、ホント独特な世界だと思います。ヒット曲の歌詞の多くを担当している青島幸男さんの色もあり、とにかく面白いです! もちろん時代ゆえの、今の感覚ではありえない描写もあったりしますけれど、それをスルーして今の窮屈な世相の中で見直すと、「ああ、こういうカウンターパンチも必要だよね」としみじみ思います。


彼らの全盛期は自分の生まれる前から始まっていたのですが、なんとなく好きで、DVDセットの一つ『無責任ボックス』が自宅にあるのでした。(タイトルに「無責任」と付く作品3本+楽曲シーン集です(^^))父も好きだったので誕生日のプレゼントにかこつけ、半分は自分が共有するために買いました。(笑)

クレージー映画の個人的なイメージは、ぼんやりと「子供の頃、土曜の午後にテレビで流れてた映画」。なぜか夜でなく昼間に放映されていたイメージがあります。記憶が正しいとしたら、(前述の通り父の好みだったので)親が見ていたのを目にしたのでしょう。週末の午後をのんびりお気楽に過ごすにはうってつけです。

…そんなわけで、先週の「土曜の午後」、お昼ご飯のあとにふと思いついて再見することに。いろいろハードだった週の週末で、ちょっとしたご褒美になりました。


「無責任男」の哲学(?)

さて、今回選んだのは定番のニッポン無責任時代。1962年公開作品で、意識してませんでしたがクレージー映画第一作だそうです。植木さん演じる無責任男・平均(「『へいきん』と書いて『たいらひとし』」)の、人を食ったようなサクセスストーリー……と、まとめてしまえば「ハイそれまでヨ」なんですが(^^;)……「ンなバカなー」とツッコミ入れつつ大笑いする映画なので、ほんと言葉で説明するの難しいです!(笑)

「無責任男」は一見ハチャメチャなようで、じつはいろんな意味で「執着」がない男なんだなぁ……と今回思いました。「押しつけられるもの」をひょいとかわす意味での「無責任」で、「=自由」なんですね。その自由を保つために、手に入れたものもパッと手放してしまう。風刺に富んだ「彼なりの哲学と反骨精神」が芯にあります。豪快で常識外れだけど、デタラメじゃない。そこが「ナンセンス」や「ギャグ」で括りきれないところで、ある種の共感や憧れが生じるんです。笑いながら気持ちよく見られるのは、この「哲学」のおかげかもしれません。どろどろした「執着」がテーマになりがちな文化の中で見ると、月並みな言い方ですが「一服の清涼剤」という感じが。公開当時もそうだったんじゃないでしょうか。


レトロなインテリア、言葉と「字幕」発見

今回はいつもの面白さ以外に、セットが目の保養だと痛感しました! 以前からこの時代のビジュアル全般に魅力を感じてはいましたが、いちいちおしゃれに見えて……。当時の街並みや屋内のセット……社長室や社長の自宅がよく出てきて、当時の基準での「市民的豪華」もかわいいし、主人公の安アパートも邦画では珍しく明るい撮り方でなんかイイ。バーの内装までみんな素敵。昭和レトロ好きの方にはその意味でもおすすめです。

…そうそう、この映画に限りませんが、あの時代の邦画って台詞が早口で聞き取りにくいものが多いんですよね。レトロという意味では当時の流行り言葉とか、ちょっと意味が変わってきた言葉もあってわかりにくいことも。…で、今回初めて「字幕」があることに気づいて、邦画を「字幕付き」で見ました。…新鮮!(笑)

肯定的な意味で使う「ぜんぜん」(今はそういう使い方の時「逆説的にあえて使う」感覚がありますよね……自分だけ???)とか、「魅力がある」の意味で使われている「ミリキ」。ちょっと違和感があるけどかわいい(笑)。ソフィア・ローレンが人気だった頃の公開であることもわかりました。(マンスフィールドというのは誰だろう…調べなくちゃ☆)邦画の字幕、これからは活用したいです♪


女性キャラのドライっぷり

女性の扱いは、やはり今の基準ではちょっと違和感があります。でも実際そういう世の中で、メインの想定観客層は男性でしょうから……その反映と割り切って見るしかないですね。でも接待のシーンで「露出度の高いダンサー」が出てきたとたんに「あのニュース」が脳内で重なって、別の意味であんぐり口を開けてしまいました。「あの人たち」の感覚ってこの当時のままなんだなー……と妙に納得したりして。むしろ「これに対する違和感をおおっぴらに唱えられる世の中になった」ことを喜ぶべきかもしれません。まだまだ途上であることを痛感しますが……!

でも、クレージー映画は「水商売の女性」のドライなキャラクターづけとか(クレージー映画は全体的に女性キャラがドライなので、見ていて気楽です)、植木さんの不思議な個性のおかげで、あまりへんな方向の「下品」にはならないんです。改めて見ると脚本的にもバランスをとっていて「うまいなぁ」と思うところがあったり……うーん、勉強になります。


独特な無責任男のキャラクターについては、どこかで脚本家さんが「脚本の定石として『やってはいけない』と言われていることを片っ端からやった」みたいなことをおっしゃっていた記事を読んだ気がします。それで崩壊せず「成立させた」のはすごい……!!


タイムスリップしたり、再発見や新発見があったり……大いに堪能させていただいた鑑賞でした。


*     *     *


ちょっとしたシンクロ

その晩夕刊を開いたら、メンバーの一人・犬塚弘さんの写真が目に飛び込んできてビックリ。亡くなった有名人のお悔やみのまとめ記事だったんですが、「あれ、犬塚さん亡くなったのそんなに最近だっけ……?」とよく見たら、亡くなったのは昨年です。クレージーのメンバーでは最後のお一人でした。

偶然とはいえ目にしたタイミングに驚きつつ、つい数時間前に最盛期の映画を見たばかりで不思議な気持ちになりました……。

(惜別)犬塚弘さん 俳優、クレージーキャッツのメンバー[朝日新聞デジタル]



最盛期に子供だった半端な世代で、映画館でクレージー映画を見る機会はありませんでした。でも毎年お正月には、テレビの『新春かくし芸大会』でキャプテンの植木さんとハナ肇さんを当たり前のように見ていました。その後リバイバルブームもありました。きっとこれからもリバイバルブームはくるんでしょうね。

クレージー映画は未見のものがたくさんありますし、ゲストの俳優さんも田崎潤さんや有島一郎さん、松村達雄さん、浜美枝さんなど好きな方が多いです。クレージーメンバーの石橋エータローさんがしばしば女言葉を使ったり、女形(!)をするのも大好き♥ すべてが傑作ではないでしょうけれど、ときどき気楽に、こっそりと漁りたいシリーズです。(^^)


ついでに掘り出したクレージー映画本。(1997年発行)
リバイバルブームの頃かな?リアルタイムで買いました。
拾い読みして楽しもうと思います♪


*     *     *


追記:書いた後にWikiを覗いたら、石橋エータローさんの女形はご本人にとって不本意であったらしいことが書かれていて、ちょっと複雑な気持ちになりました……はたから見て「似合っていて上手」でも、それが本人のやりたいこととは限らない……そういうことはいろいろなところで思い当たるだけになんとも。でも作品の中で、飄々と楽しむように演じてくださってる映像は、ファンにとってありがたい宝物です。これからも楽しませていただきます✨

2024/03/15

✿J庭55・御礼とご報告✿

3/10はJ.GARDEN 55に参加してまいりました。良いお天気で気持ち良いイベントになりました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!


【目次】
  • 当日のスペースは…
  • ご新規様に(勝手に)希望をみる♡
  • ジャンルはみだし者の悩み(図解つき)
  • 映画鑑賞リハビリ期?
  • 文学フリマに出ることに
  • 通販・kindle版について


当日のスペースは…

ラインナップはコミティア分+ホームズグッズ。机上が狭くなったので、ペーパーはA5をさらに縦折りしました。今回は「手持ちの荷物をどこまで減らせるか」を意識してディスプレイを作ったので、2つ自作した木製の「本置き」(立てて面陳するための折り畳み棚板)を1つにして前列は平置きです。多少スッキリしたかと……。手に取っていただきやすいこと・目立つことが大事なのですが、毎回試行錯誤しています。


スペースはこんな感じでした。


ご新規様に(勝手に)希望をみる♡

新刊はなく毎回出ているので、コミティアより売り上げは少なかったですが、当日企画「お試し☆小説出会いの広場」の力もあってか、本をご購入くださった方のほとんどがお若いご新規様だったのが印象的でした。

嬉しかったことのひとつは、ピーター・カッシングに馴染みがないご様子のお嬢さまが、カッシング丈がモデルの絵に反応して本をご購入くださったこと! 年齢で言ったら自分とは親子くらい違うかもしれない(^^;)ですが、萌えに世代は関係ないなぁと嬉しくなりました。「元ネタ」を意識されたわけではないのでカッシング丈云々はまた別としても、逆に元ネタ関係なく美老人系(?)にご反応いただけたことに、ある意味で希望も見たイベントでした。(マイノリティーには違いないですけど☆)もしもご興味をカッシング丈ご本人にまで広げていただけたら、それはそれで嬉しいですし♪

(元ネタ絡めて世代を考えても……自分だってカッシング丈の全盛期をリアルタイムで見ていたわけではないですし、シャーロック・ホームズに至っては「リアルタイム」なんて100年も前。思い返せばハマッた俳優さん・作家さんが故人というケースのほうが多いくらい。でも萌えにそんなことは関係なかったです♡)



ジャンルはみだし者の悩み(図解つき)

…でも希望と同時に、やりたいことが商業BL的なもの「ではない」身でJ庭に出ることに少し限界も感じました。会場を歩いていて、「ここはBLを探しに来る/持ってくるところなんだよねぇ……」と改めて思いまして。間口の広さがありがたいJ庭ですが、BLの持ち込み窓口まであるイベントですもんね。うちなどはかなりワガママな(商業BLの条件からは外れた)領域で作った作品で出展していて、説明に困ることが多い……のはどこに行ってもそうなんですが(笑)、なんだか改めて「はみだし感」を痛感しました。

もちろん「男性同性愛やそのうっすらしたメタファーを消費する」という面ではがっつりBLと重なっているんですが、「いわゆるBL」と言ったときに想像するものとの間に、ちょっと距離が出来過ぎてしまったなあ……とも。BLの領域も広がっているとは思うのですが。(「いわゆるBL」を否定しているように映りませんように…ぜんぜんそうではないので☆)

かといって普通の文芸とも言いづらくて……いろいろなところに足をつっこみつつどれにも属していないような。でも特に同人誌では、何かの「ジャンル」に属していないと認知していただくのが難しいんですよね。自分が好きなタイプはジャンルを複数織り込んでしまいがちなので、ベン図にするとこんな感じ…?↓


…まあオリジナルも多くは1.5次ベースだったりしますし、自分の間口の狭い嗜好を反映している……と言えばそれまでかもですね。(^^;) 


映画鑑賞リハビリ期?

それはそれとして、当日はほんとに楽しく過ごさせていだたきました! そして思わぬ良い副作用も。ヘンな言い方ですが、「また映画を見られるようになった」んです。

……ええと、自分、映画がごはん代わりなくらいの映画バカだったのですが、なぜかここ数年「純粋に見たい」という心理状態になかなかなれなかったんです。(まあいろいろ原因は思いつくのですが💦)それが今回、帰って二日後にふっと時間が空いて、買ったまま長いこと放置していたDVDを2枚連続で、ちゃんと「見たいと思って」見て没入することができました。最近少し「映画見る感覚」が復活してきてはいたのですが、J庭ではお隣だった前主催様とちょっぴり映画のお話もさせていただいたので、そのおかげかもしれません。大袈裟ですが「自分らしい自分に戻ってきた」感じがしています……☆



りんかい線の駅に向かう途中でパチリ。
雲間から差す光が幻想的でした。

文学フリマに出ることに

…さて、ペーパーにこそっと書かせていただきましたが、次回の参加予定イベント、なんと5月の文学フリマになりました。昔参加した時のトラウマを書いたばかりなんですが(お隣がお行儀悪い大所帯で終日スペース前をふさがれてしまった思い出(^^;))、毎回そんな目に遭うわけもないですし、今はいざとなったらスタッフさんに相談できるそうなので。(前は「本人同士で解決してください」的な感じだったような…でなければ相談してたはず☆)

それに今やってることを考えると、ジャンル限定イベントより「なんでもあり」で、腐女子層を含みつつ、ぶっちゃけ年齢層高め(自分に近め💦)の方がいそうな所を開拓したい……という気持ちが起こりまして。先日のコミティアもどこか解放感を感じたんです。それにただでさえニッチなのですから、ご同好はどこにいらっしゃるか見当がつきません。ダメ元でも見つけていただく努力はしませんと☆(細々とその努力をする気力が戻ってきた、ということかもしれません)

次回のコミティアはその翌週なので、ちょっと体がきついかなーと悩んでいるところです。先のことなので詳細は改めてお知らせさせていただきますね。とりあえずご報告でした♡


*     *     *


通販・kindle版について

無事イベントが終わり、BOOTHでも『美学としてのJUNE』再版分の販売を始めました。そのほかの小説、グッズ、今回持参しなかった二次系もこちらに置いております。

BOOTH:SUSSANRAP


引き続きkindle版も配信中です。イベント後チラホラとお読みいただけていて嬉しいです♡ 全作KindleUnlimited対応なので、よろしかったらお試しください。(^^)

Amazon:牛乃著者ページ

2024/02/28

コミティア147・ありがとうございました✿

2/25コミティア147に参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました! 事前にはいろいろ心配がありましたが、すべて良いほうに裏切られ、むしろ嬉しい出来事が盛りだくさんのイベントになりました。

【目次】

  • 杞憂でした☆
  • 今回の工夫
  • 新たな思いやり文化?
  • 嬉しかったご感想


設営後のスペースはこんな感じでした。


杞憂でした☆

事前の心配は……まずはお天気。一時は雪の恐れも報じられ、カートでの当日自力搬入だったのでもう「覚悟」しておりました!(^^;) ですが幸い「冷たい雨」どまりで、朝は傘を差さずにすみ助かりました。また、「雨では一般参加の方が少ないのでは……」とも思っていましたが、意外にも目の前の通路はほぼ一日中人通りが絶えず。大きめの通路に面していたせいもあるかもですが、むしろ盛況だったように見えました。あと、いわゆる「お誕生日席」がなくて列の端が開いていたので、スペース内への出入りがしやすく良かったと思います。

 

今回は『美学としてのJUNE』をメインに、ジャンル「その他」で申し込んでみました。理由はいくつかあります。まずはうちの本が「BL(商業BLのような)が読みたい」という方におすすめできるものではないこと、(特に評論は)性別に関係なく「こういうものにご興味を持っていらっしゃる読み手さん」に読んでいただけたら、という思いがあったこと、そして前回のコミティア参加の感触として、「(JUNEBL関連とはいえフィクション作品ではない)評論本にご興味を持って下さる方の比率が若干高そう」と感じたことです。

ただ、慣れたJUNEBLエリア——女性ばかりの気楽な雰囲気——から離れるのは、ちょっと不安もありました。以前にも書いたかもしれませんが、大昔に文学フリマで男子大学生集団の隣に配置されてしまったことがあって、一日中スペース前をふさがれたのがいまだにトラウマなのです。(あんなレベルで「お行儀の悪い」サークルは今どきないと思いますが……

 

でも、カタログのカットから男性サークルだと思っていたお隣様が予想に反して女性サークルで、まずはほっと一安心しました。(…ええと、「男性主催のサークルでは」というだけでここまでお行儀を警戒するなんて、今どき逆に失礼だとは思います。単に大昔の心理的外傷の余波ですので、もし失礼に響いていたら何卒ご容赦ください。払拭したいですー☆(^^;))

そして反対側の二つお隣には、なんとJ庭でよく訪ねてくださった前主催様がサークル出展しておられました。うちのすぐ隣のサークルさんと隣接申請でご参加とのことで、つまりそちら側はJ庭関係の方々だったのです。…一気に肩の力が抜けました! 怖れていたような「バンカラ学生の嵐の中に孤立して通路から本も見ていただけない」(どーいう想像してたんだ私?)なんて状況とは正反対のご親切で穏やかな雰囲気で、少しお話もさせていただき、お客様のご訪問ペースも適度に活気があって、気持ちよく参加できました。久しぶりで不慣れなのは自分のほうですね。

 

…前回と違う要素は他にもいろいろあるので、ジャンル変更だけが原因ではないと思いますが、おかげさまで『美学…』はうちにしてはかなり出て、全体ではJ庭参加時の平均をはるかに超える売上でした(もともと基準が低いので大したことはないですが、うちとしては一大事☆)。もちろん数字がすべてではないのですが、やはり嬉しいです。過去の経験から、「一日中しゃべることもなく、売り上げもなし」があり得るのがコミティアですから、ことさら嬉しかったです。

 

今回の工夫

さて、今回やってみた工夫の一つが、『美学…』でレビューさせていただいた書籍を画像でPOPにしてみたことです。扱っている本の系統にご興味のある方に見つけていただきやすいかなあと……当日はこれを見てお手に取ってくださった方々がけっこうおられたので、「作ってよかったー!」と思いました。(じつは直前に導入したAffinityというメーカーのソフトの試運転も兼ねて作りました。そちらの話はすると長くなるので、機会があればのちほどバックヤードブログにでも書こうと思います☆⦅今回のPOP制作に関してはすでにそちらに書いています⦆)


『美学としてのJUNE』レビュー書籍の画像POP。


ご覧のとおり、レビューしたのは「BL」ではない本ばかりです。これらをJUNE的感性で深読みする、というような書評が多いので、なんとも説明が難しくて。説明を口頭で始めるとなんだか長くなってしまって、「うわーイタイ奴になってるなー私☆」と内心めっちゃ恥ずかしかったです。(^^;) でも、(自分が考える「JUNE感覚」について共有していただけたら嬉しいのはもちろんですが)ご紹介した中には現在絶版になっている本も多いので、これらの本とご縁を結んでいただくお役に立てたら嬉しいです。


*     *     *


新たな思いやり文化?

スペースで印象的だったのは、お若い参加者さんたちの自然な気配りというか、身に着いていらっしゃる柔らかい物腰です。前回のコミティアやコミケでもそうでしたが、作品を気に入ってくださった方が、去り際に「応援しています」と優しく言い添えて下さることが多いのです。言われ慣れていない中古女子(笑)は嬉しくてドギマギしてしまいました。ああいう柔らかくて思いやりのある雰囲気が、今どきのスタンダードなんでしょうかねぇ。(中高年に優しくしてくださっている、というのもあるかな……?(^^;))

自分なんかの世代ですと……というか自分がそうなのですが、好きなサークルさんで本を買っても、緊張してなかなか「応援しています」などとは言えず、黙って次回も新刊を買う、というのが「無言の支援」だったりします。イベントでのマナーに関しては、個人的にはできるだけ気を付けているつもりですが、世代が上であればマナーがよい…とは限らず、かえって「俺様」な上から目線になってしまうケースが稀にあるのも事実です。(テンパって残念なほころびが出てしまうのは自分もときどきあって反省するばかりですが、それはまたちょっと原因が別です(^^;))好きなものについて話しているとテンションが上がる、というのはもちろんベースにありますが、それとは別に、お若い方々の落ち着いてこなれた雰囲気を見ていると、オタク文化もちょっと変わってきたのかなぁ……と感じられてむしろ「大人っぽくて羨ましいなあ」と思います。(もちろん世代以上に個人差は大きいと思いますが💦)

 

嬉しかったご感想

JUNE」を最近知って好きになった、という方がいらして、一瞬ですがお話できたのも楽しかったです。お話のなかで「大学でもJUNEを」と聞こえたのが気になっているのですが……研究対象なのでしょうか。自分のJUNE解釈は『JUNE』誌の回顧からはハミ出た「拡大解釈」なので、その旨は自己申告したのですが(笑)、本を楽しんでいただけているといいなぁ……と思います。

前回買った本をお気に召して、それ以外の本を大人買いしてくださった方もいらっしゃいました。流星』のご感想を伺って思わず涙が出そうになりました……気に入った箇所に付箋を貼って(!)読んでくださっているそうで(傷みやすいコピー誌ですみません💦)、ただただ恐縮で嬉しい限りです。(バカみたいですが、あの短編集は自分で読み返しても涙が出てくることがあるのです。気に入ってくださったというあたりの文章をあとから一人で反芻してまた涙ぐんだり……ああ、ほんとおめでたい奴ですね私💦

その他にも男性で『美学…』をご購入下さった方や、「ここにホームズがあるとは思わなかった」とパスティーシュをご購入くださった方や(コミティアもJ庭と同様に著作権失効作品の二次はOKなのです☆)……皆様本当にありがとうございました。本を楽しんでいただけますように!

 

そして、ペーパーをお連れ帰りくださったリピーターさんと思われる方々も、(ここに書いても届かないかもしれませんが)本当にありがとうございました。新刊がなくてすみません💦 正直同人サークルというより「ひとり出版社」の意識なので、昔の作品を延々と売り続けていますし、ペーパーも作れないときがあったりしますが……お立ち寄りいただけるのは本当にありがたいです。零細サークルですが、これからもどうぞよろしくお願いします。<(_ _)>


 

毎度おなじみビッグサイト神殿☆

 

いつも帰りに撮るビッグサイトのお社(?)ですが、今回は朝からスマホの電池残量が少なかったので行きに撮りました。ぽつりぽつりと降ってきたところでした。

 

じつは前日に満充電にしたのに、なぜか電源が入れっぱなしになっていて、ビッグサイトが近づいて写真を撮ろうと取り出したら、もう残り11%だったんです。設営写真を撮ってツイートし、一度消してまた電源を入れたらもう残り3%……自宅に帰りの電話も入れられませんでした(泣)。次回から気をつけなくては。


*     *     *

 

次は3/10J.GARDENに出展します。すぐですね。ラインナップはコミティアと同じです。ただ、ホームズははっきりと「原作著作権失効二次はOK」の枠で、じつはグッズも持参できたなー…と気づいたので……展示に詰め込むアイデアが出たらついでに持っていくかもしれません。ご参加の方はぜひお立ち寄りください。

直近イベントお品書き(お試し読みもこちらからどうぞ☆)


また、現在在庫切れになっているBOOTHの『美学としてのJUNEは、J庭後に販売を再開する予定です。合わせてよろしくお願いいたします。

(kindle版はこちらで配信中・kindle unlimited対応です)


2024/02/12

古いラティスを塗り替え・補修

話が前後しますが、先月の16日、裏庭のフェンスに目隠しで括り付けていたラティスが強風で外れ、畑エリアに散乱してしまいました。外出していたので帰宅後にびっくり。何も植えてないのでよかったけれど、これはけっこう大惨事です。でも内側につけてるので、「留守中に道路に散乱」なんて事態にはならずせめてもの幸い。耐候性の結束バンドも数年経つと傷むんですね。ちょうど塗装が剥げる時期と合ってるかもです。

じつは「そろそろ塗り替えないと」と塗料を買っていたのですが、外すのが面倒で腰が上がらなかったので、この機会に塗ることに。こんな真冬の、およそ塗装には向かない時期に……とも思いましたが、ま、暑くなると別の意味で大変ですし、結果的にはできてよかったです。塗料のほか「ウッドエポキシ」という補修材で破損個所も直したので、その記録を書きます。できる日が限られ、途中雨が降って乾くのを待ったりもしたので、翌日から始めたのに再設置できたのは2/2。なかなか長丁場でありました。



ガードラックアクア初挑戦☆

てっきりキシラデコールだと思っていたんですが、物置にしまってあったのを出したら「ガードラックアクア」という水性塗料でした。いろいろ調べて選んだので、記憶が混乱しているようです。(笑)お試しサイズを買ってからたぶん1年以上経ってますが、使えたのでこれで3面ほど試し塗り。10枚あるので全部で20面か……と、ちょっと遠い目になってました。(笑)思った色より「土色」でしたが、ここまで塗って色を変えるわけにもいかないので大きい缶を買い足し、残りを塗装することに。


買い足した缶。ガードラックアクア「ブラウン」。

塗装自体はわりと楽しかったんですが、その前の汚れ落とし・紙やすりがけなんかがかなりストレスでした。結局力尽きてなあなあで進めてしまいましたが、こういうとこをきちんとするかどうかがプロとアマの違いだろうなー…なんて思います。


アルミテープの残骸。これがやっかいだった!

紙やすりがけを終えたところ。

アルミテープは、数年前にこの前にあるミニ畑エリアで葉物野菜を育てたときに、少しでも日光を反射できないかと貼ったもの。けっこう活躍してくれましたが、その時は「はがすときの面倒」なんか考えなかった! 木に浸透させる塗料でこの上から塗っても意味がないのでがんばりました。いやーめんどくさい!(笑)



塗料缶の開け方がわからずググりました。
パコっと押すと外れるんですね☆


もともと防虫・防カビ塗装済だったんですが、かなり明るい色でした。でもフェンスや雨どい、屋根がこげ茶なので、今回塗り替えて統一感が出たかな、と思います。



新旧の色の違い。かなり変わりましたねー…。



ウッドエポキシも初挑戦☆


腐食したところや、塗装中に風で倒れて壊れたところは、調べて出てきた「ウッドエポキシ」というので補修しました。乾くと塗装できる、かなり丈夫なパテ(?)です。

腐食して釘がぬけてるところ。






2つの粘土みたいなのを練り合わせて使います。事前に動画で見た限りでは簡単そうだったんですが、やってみるとけっこうモロモロしていて、木より手袋にくっついてしまい、パテ系初心者にはなかなか難しかったです。


「仕上げに水をつけたへらでならす」というのがまったくできず。へらについて剥がれてくるので、結局手袋の指で押し付ける感じになりました。ぽろぽろ地面に落ちてもったいなかった!(土が付くとさすがに拾っても使えず☆)


乾いてから紙やすりで少し整えました。
翌日、夜間の風で塗装済のものの一部が倒れてしまい、倒れたところに植木鉢があってルーバーが外れてしまって💦 これは落ち込みましたー…かなり角度をつけて置いておいたのですが。塗装箇所につくといけないので紐かけを省いたのがアダに。でもルーバーの板が破損してなかったのは幸い。はめ直してウッドエポキシの残りで補修。これでちょうど使い切りました。




外れた板を戻し、こちらもウッドエポキシで固定。


塗装するとけっこう目立ちません♪


再設置

前に使ったのと同じブラウンの結束バンドを買ったんですが、色がこれには明るかった(^^;)。こげ茶というのは見たことがないですが、これなら黒のほうがましだったか……?まあ買ってしまったものは仕方ないので、とりあえず結果オーライです。(どーしてもいやなら結束バンドを塗装すればいいんだけど…‥うーん面倒(笑)☆)また傷んだらその時に考えます。


再設置後✨
(一直線にならないのはフェンスの支柱があるため。
ところどころで前後しています)

別のところに使っていたのを1枚移し、一部空いていた隙間も埋められたので、かなりスッキリ。色も家族には好評でした。北側で暗いところなので、内側だけ白くしてもいいなとか遊び心が出てきましたが、まあそれはまた別の機会に……やる気が出たら。

残ってるのが1枚あって、こちらは裏口のドア前の手すりに立てます。網戸の時期までにやればいいので、腐食で一つの枠が完全に取れてしまったのをこれに回して補修後に設置することに。枠の角を新しい木材でつなぐつもりなので、こちらはまた別の木工トライになりそうです。

2024/02/09

サザンカを強剪定(…とまでは至らず☆)

来週は暖かくなってくるそうなので、なんとなくエンジンがかかって庭いじり。隣家のアパートでうちの庭に隣接してるお部屋のエアコン室外機から音がして、ふだんは昼間いらっしゃらない住人さんがいるらしいので、そちら側の窓の真ん前のモミジは諦め、花後のサザンカを低くすることに。

剪定は「真冬・真夏は避けたほうがいい」とも聞くのですが、まあ枯れたら枯れたでかまわない木だし、モミジなんかは「葉が落ちた季節だとゴミが少なくてラク」というお話もあるので。サザンカはたぶん今切ってもまた徒長枝とかわーっと出ると思うんですが、上を止めておくことで茂ってほしい下の枝に栄養が行ってくれないかな~とかも少し期待してます。(「枯れてもいい」とか言うわりに樹形を気にしている?(笑))

とにかく虫ちゃんとの遭遇が少ない季節だと気が楽です。(それに暑くなると体力的にツライ☆💦)

 …まずは前に見つけていた鳥の巣。やはり「空き家」なのを確認して撤去。(なんとなく「この枝はなくなるからね」と心の中で巣に語りかける)処分する前に記念撮影。よく作ったねぇ…なんだかかわいい♪ 



作業をし始めたとき、家のアンテナ(この木を見下ろせる位置)に鳥がとまってしばらく鳴いていて、何をアピールしていたのかなあと気になる。もしかしたらここの巣を使ってたとか? あるいは「モサモサしてて巣作りに向いてた木が切られてるぞ~」と仲間に知らせていたのか。(周りに向かって叫んでるように見えたので(笑))


さて、Before・Afterで並べてみましたが……以前一度手を入れているし、写真を撮る前に脚立なしで届く範囲の枝を整理したあとなのであまり変わらん印象。けっこうがんばったのですが。でも剪定ばさみだけでなくノコギリまで使うと、自分的には「強剪定」の感触です。


 

どっちかというと透かし剪定どまり…?


理想は「脚立を使わずに手入れできる高さ」だったんですが、写真の裏側はその高さで切り戻せる枝がないんです。想定した高さにしようとするとえぐれたようになってしまう。下に生えてきた小枝があるので、それが伸びるのを待って上を切る感じにしようかなとか思案中…まあ飽きないうちに思い切ってやってしまうのもあり。茂るまでがみっともないけれど。


 

でも成果がかろうじて目に見えます。無理な方向に張ってた大きめの枝を切ってトップジンMペースト(殺菌癒合剤)を塗ったところがオレンジに。 隣のツツジも足元のひこばえを少し取ったので、多少スッキリしました。(^^)


全体に、満足してというより「ノコギリ作業で手がもう限界」で切り上げた感じでした。(一番大きな枝切りは手ノコでだいぶ時間がかかりました!) これ、寒い日だからこれで済んだけれど、これから暖かくなると暑がりの自分には難儀。モミジのほうも早めにしてしまいたいです。



ゴミに出す枝葉と、今日切った一番大きな枝。

明日出せるゴミだけど、大きめの枝は分解必須。「今日はこれ以上ノコギリ作業をしたくない」ので残すことに。電動ノコの練習台にしてから来週出すつもりだったけれど、木彫に使えないかな?とか思いつきました。ちょっと調べてみよう♪

2024/02/06

COMITIA147、J.GARDEN55に出展します。

冬なので… (笑)

すでにサイトの「イベント参加予定」等でお知らせしておりますが、コミティアとJ庭に出展します。間が2週間しかないので悩んだのですが、最近は暑くなると夏期休眠状態になってしまうので、涼しい(?)うちはなるべく参加しよう、と両方申し込みました。既刊のみですがよろしければぜひお立ち寄りください。(^^)

COITIA147サークルカット。
配置は「せ19a」です。
 
J.GARDEN55サークルカット。
配置は「や10a」です。


ご覧の通りカットはほぼ同じで、評論本美学としてのJUNE(書評+ポエム)をメインに据えて申し込みました。サイトのバックヤードブログにも書きましたが、この本、J庭で特設ジャンル「JUNE」が設置されたときに記念に出した突発本なので、新刊だった時もカットには載ってなかったのです。その後も表紙絵はカットに使ったことがないし、コミティアでは評論系を手に取ってくださる方も多そうかな……?とも思ったので、今回こうしてみた次第です。


J庭以外ではまず動かなかった本なので在庫は余裕☆…と思っていたのいたのですが、冬コミでまさかの完売になりました。こんなことめったにないので嬉しいほうが勝りますが、2つのイベントがこれをカットにしているので悩みました。もともとあまり動かない本なので、刷り足してしまうと今度はずーっと在庫を抱えることになること必定と思われ……。(^^;)

でも、せっかくカットに載せたのにスペースに本がないのではやっぱりあんまりなので、少し刷り足すことにいたしました。本がご興味に合う方と出会えますように……!(祈)


「再版」?「重版」???

…さて、再版と書いていますが、初版で微妙にズレが出た画像の位置を修正したので、奥付は「第2版」です。調べたところ、こういう場合正確には「重版」ということになるそう。なのですが……なんだか字ヅラが(文字通り)重々しいし、修正といっても本文を書き替えたわけではないので、告知は「再版」としています。

そんなわけで今回は告知が評論メインですが、コミティア(に限らず同人イベント)の「評論」ジャンルってわりとバイアスがあって、うちには馴染みにくそうなので「その他」で申し込んでみました。webカタログを見るとあまり変わらなそうですが……(笑)まあ「どこ行ってもアウェイ」なサークルではあるので、周りがどうのと言い訳にせず、自分のスペースを作ることに集中しようと思います。(J庭は「よろず」で申し込みました)

当日のラインナップはこんな感じで、評論1種、小説6種です。



サイト内のお品書きページをコミティア仕様に改装済みです。(J庭も同じ予定なので、webカタログ公開の頃にサークルカットなど追加するつもりです)お試し読みリンクもございますので、よろしければ覗いてみてください。

直近イベントお品書き &通販・kindle版リンク

2024/01/24

ラジカセ断捨離:さらば私の「ドデカホーン」(違)

年末振り返りシリーズです。昨年末は少し部屋の断捨離も進めました。もう数年越しです。(終わることなんてないのかも)で、長いこと悩んでいた昭和なドでかいラジカセをようやく手放しました。


ごちゃごちゃしてお恥ずかしいですが(^^;)、
こんな感じで置いていました。

自分のなかでは「ドデカホーン」と呼んでたのですが(買った当時そういう通称のラジカセがあった)、正確には別のもので、パナソニックのRX-DT7というCDラジカセです。たしかコンセプトは似ていたと思うので、当時ドデカホーンの人気に乗っかって作られたものかもしれません。本家はググったらソニーでした。でもうちの機種で検索したら、昔これを持っていた方が中古で見つけて再び使っている、という記事を見かけて……やはり悪くない品物だったんだなぁと。写真では本体の上にCDケースを立てていますが、こういう使い方(再生中のCDのジャケットを飾れる)は検索をして初めて知りました。地味に素敵。ああ、早く知りたかった……。そんなこんなでまた愛しさが増して(笑)、なかなか手放せなくなっていました。


自分はオーディオには詳しくないのですが、X-BASSとかいう低音を強調するボタンがあったり、スピーカーも大きいだけあって(?)聞き心地もよかったのです。でも長く使ううちにまずカセットテープ部分が壊れ(その頃にはもうカセットテープは一般的に使われなくなっていました)、つづいてラジオが入らなくなり……CDを聴くためには役立っていたのですが、気に入っている新しい輸入盤2枚が再生できなくなったので、仕方なく昨年秋に新しいものを買いました。


昨年秋に買い替えた「猫に小判」なCDラジオくん。

選んだのは東芝のTY-ANX2(W)という機種。小さくて四角いフォルムが欲しかった(というか丸っこいのがイヤ(笑))のと、このサイズのわりにはそこそこ音の評判が良くて、リモコン付きなのが決め手でした。けっこう多機能で……自分には普通のラジオとCDだけでよかったので迷ったのですが、リモコン付きで絞り込むと結局これに。というわけで、やる気が出たら語学学習にも活かしたい「猫に小判」です。(笑)

じつは昔、同じくらいコンパクトサイズの廉価なラジオ付きCDプレーヤー(リモコンはなし)を買って使っていたのですが、「ドデカホーン」より数年早くお陀仏になってしまいました。でもずいぶん長く役立ってくれました…その間「ドデカホーン」は押し入れにしまっていて(やはり大きすぎて(^^;))、コンパクト君が壊れたあとに復活してもらった、という経緯があります。

今回のものは、前の「コンパクト」と比べると格段に音が良く、自室は条件が良くないのにラジオがわりとクリアに入って感動ものです。(PCを立ち上げるとノイズが入るのですが、日によって違う(笑))それと、リモコンが思った以上に便利。リモコンを枕元に置いて、起き抜けにラジオを聴くのに使っています。(NHK FMの『古楽の楽しみ』。最近のお気に入りです(^^))スマホで聴けばもっとクリアですが、電池やデータ通信量の消費が露骨にわかるのがアレだし、今はなんとなく「リアルタイムに電波(アナログラジオ)で」というレトロ感(?)を楽しんでいます。

以前の朝は『ラジオ英会話』をずっと聴いていたのですが、最近はお休みしています。だいたい5時頃起きだして8時頃まで「アサメシマエのひと仕事」をするのですが、『ラジオ英会話』を聴くとちょうど「ゾーンに入った」頃に中断されてしまうのでもったいなくて…。(ストリーミングだとなぜか続かないんですよ……うーん厄介な人だな自分(笑))


…新しい「コンパクト」を買ってからも、「ドデカホーン」は前述の2枚以外のCDは聴けるし、なんとなく音が柔らかい気もしてあえてこちらで聴いたりしていました。でも断捨離の過程でスペースがもったいなく感じられるようになり、年末にようやく決心して粗大ごみとして引き取ってもらいました。


粗大ごみに出した12/26。機種名を記念撮影。

今の「昭和ブーム」を思うと、ただ粗大ごみに出してしまったのはもったいなかった気もします。ジャンクとしてでもリサイクル店に持ち込めば第二の人生(?)があったかなあと。(大きくて重いので店頭持ち込みは諦めました…(^^;))でも、市の粗大ごみはリサイクル家具の放出なんかもやっているので、「万一にも運が良ければ」と電源コードもセットでキレイにして出しておきました。


…今でもなんとなく「ラジカセ」と言ってしまうのですが、今のは「カセット」はついてないんですよね。学生時代はがっつりカセットテープだったので思い出が多いのですが……時代が移り変わっていきますね。


[翌日追記]なんとなく「もしかして昭和じゃなくて平成だったかな…?」と不安になり、確認のためググってみました。発売時期は1989年だそうなので、ちょうど平成元年と重なった年。ギリ昭和で大丈夫ですね。

で、検索結果を眺めていたらリモコンに言及があって…そうだ、これリモコンがあって、それが便利なのもあって手放せなかったんだっけ! と思い出し、リモコンだけ机の端のリモコン入れに残っているのを発見しました。ああ、せっかく「第二の人生」への希望をつなげようと電源コードつきで出したのに。記念に写真撮っておきます。…でもおかげで機能がわかりますね。良いお品でした…。


保護用のシートをつけたまま使っていて、
手放す数か月前にはがそうとしたらはがれず、
かえって汚くなってしまったのでした…(笑)


2024/01/22

(振り返り)2023年クリスマス雑感

年末に書いていた記事です。コミケと元旦の大地震などから自分のなかで関心が逸れてしまい、アップするタイミングを逃していたのですが、やはり記録として残したいので…☆


クリスマス

今年[これを書いていた2023年]は、ちょっと円錐っぽく剪定したヒバの木に余りもののオーナメントをつけてツリーにしてみました。(剪定時の記事はこちらの後半です)無宗教ながら屋外のクリスマスツリーって憧れで。(^^) 郵便屋さんと新聞屋さんくらいしか通らないところですが、少しだけ気分を味わいました。

「屋外のクリスマスツリー」。
オーナメントが余りものしかないので
少々しょぼいですが(笑)

クリスマスの「おごそかさ」と「暖かさ」、「きらびやかさ」のイメージは大好きなのですが、今回のクリスマスは本家本元の聖地があんな状態で、宗教色なくクリスマスを「消費」している私たちのほうがこんなことをできてしまうことに、皮肉と心の痛みを感じました。でも老母とのクリスマスもあと何回過ごせるかなあ、という気持ちもあり、(宗教的背景がないので)「祝う」って感じではないですが、ケーキもチキンも用意して楽しみました。

(お料理はこちらにアップしています)
「きょうのごはん、ときどきおやつ」:クリスマスケーキとひとくちローストチキン

ベツレヘムではクリスマス行事を見送ったとか。正直それ以上のこと(クリスマス停戦)をぼんやりと期待していましたが、そう簡単なものではないのですね。

この季節にはシャーロック・ホームズの『青い紅玉』を思い出します。「クリスマス・ストーリー」として秀逸なお話です。ラストに「(クリスマスは)forgiveness(許し/寛容)の季節」とホームズが言うのですが、今年はこの言葉が重く感じられました。


追記:これを書いていた頃はガザのニュースのほうが頭を占拠していたんですね。元旦でがらりと変わってしまいました。ほんのひと月ほど前なのに、まるで一年くらい経ったような感じがします。(こういう感覚を覚えたことも残しておきたいです)