先週から家の大々的な断捨離をしてまして、疲労がたまっていたので昨日は休養日。懐かしい『ブルーサンダー 』 のDVDを発掘して鑑賞しました。大興奮中です!
舞台はオリンピックを控えた頃のロサンゼルスで、テロ対策のために開発された最新鋭ジェットヘリ、通称「ブルーサンダー」を操縦することになったベトナム従軍歴のある警官(
ロイ・シャイダー )がとある陰謀に気づき、命を狙われることに…というもの。アクションとしてはヘリの
街のなかでの空中戦が圧巻 です! ですが、
キャラのほうもかなり楽しめて 、私の「好き」はこちらの比重がけっこう高いです。
「当時の最新鋭」 っぽいイメージの
フォン トや
文字の出し方 と
効果音 、
音楽 (
プロペラの回転音をイメージしたリズム など)も、今見ると逆に
レトロ感あるんですが超かっちょいい です♡
たしか初めて買った洋画のサントラ ってこれだった気がします…しかも「レコード」で。 (^^;)(検索したらありました!これこれ♡▶ブルーサンダー オリジナル・サウンドトラック[MUUSEO] ) リアルタイムで劇場で見まして、二番館、三番館と追いかけたような気がする。とにかくテーマ曲がかっこいいので聞いてみてくださいっ! (昔エレクトーンで一生懸命メロディーを探り弾きした思い出の曲です…劇中ではメインテーマがいろいろアレンジされてて別のバージョンが好きだったりするんですが、映像が名場面集になってる動画があったので貼らせていただきます。疾走感がたまらない。くーっ、かっこいい♡ )
VIDEO
悪役のライバルパイロットがマルコム・マクダウェル 。絵にかいたような嫌な奴 でこっぱずかしいくらいですが(笑)、当時はめちゃカッコよく見えました。今思うと、これを滑らせずに演じたのもすごいことだなあ…… この映画でファンになったので、代表作の『時計仕掛けのオレンジ 』も『カリギュラ 』も見たのはこのあとなんです。でも彼の作品でほかに持ってるのは『タイム・アフター・タイム 』だけだったりする……そちらではSF作家のH・G・ウェルズを演じてまして、とってもチャーミングで大好きな映画です。(過激な代表作のほうは繰り返し見たいとは思えないんですよね(^^;))
『ブルーサンダー』は、ウォーレン・オーツ (シャイダーの上司役)というベテラン俳優の遺作でもありました。自分は馴染がなかったのですが、亡父が彼の出演作『ガルシアの首 』というのをえらく推していました。(父とは映画の趣味がそれほど合わなかったので、自分は見たかどうか…おぼろげに雰囲気だけ覚えてる所を見ると、テレビ放映を視聴して途中でやめたのかもです(^^;))
ロイ・シャイダー、じつは先日テレビで『フレンチ・コネクション 』を録画して、冒頭だけ再見したのでちょっとマイブーム再燃(?)してるのでした。故人であることを思うと『ブルーサンダー』にもなんだかしみじみしてしまいましたが、後半はもう引き込まれてウハー!て感じでした。きちんと見るのはものすごく久しぶり。妙に覚えていたのは、奥さんの車がパトカーに止められたところにぬーっと現れるブルーサンダーとか、ヘリの空中戦でスモークがきれいに渦を巻くところとか、ラストで背後の爆発に一瞬肩をすくめるシャイダーとか……あとはやっぱりマルコム・マクダウェルの「あとでな("Catch you later!")」 。なんか細かいところばかりですね。(笑)記憶と字幕が違っていたのが「リトル・トーキョーを誤爆」。(記憶では「リトル・トーキョーの焼鳥屋が!」 で、「これ焼き鳥じゃないのになー」って思いながら見た記憶があります……別の映画かしらん?)
全体に男性観客向けなんだなーとわかるお下品ジョークなどはあって、そこはスルーするしかないんですが(当時の警察ものですからね★しかしけいさつの人ってあんなにお下品なんだろうか…(^^;))、ラスト はテーマ曲に合わせて手拍子したいくらいの高揚感! こんな気分になるアクション映画ってのも最近見てませんでした。もちろんトリック撮影はあるのでしょうが、CGてんこ盛りでは出せないムードですね。(あのヘリの空中戦をCGでやったってもちろん意味ない!(笑)リアルにビルの間や橋の下を飛んでるから迫力あるんです!)
見たあと、IMDbなど検索して周辺情報も楽しみました。ただ、悪役一味のエリートっぽいイケメン(お約束ですね、こういうポジション(笑))のアイスランてキャラを演じた俳優さん……ポール・ローブリングさんというらしい……を調べたら、すでに故人で死因が自殺とあり、ちょっとシュンとしました。
ロイ・シャイダーも亡くなったのは2008年なんですね……先日別口で『ドラキュリア 』のシリーズを見直したのですが、2 と3 に主役のバンパイアハンター神父(ジェイソン・スコット・リー)の上司にあたる盲目の聖職者役でちょいと姿を見せていました。その姿でも「ああ、時間が流れているなー」と感じたんですが……うーん、光陰矢の如しです。
たしか高校の頃『オール・ザット・ジャズ 』のテレビ放映があって、翌日に友達が「It's showtime!」 と物まねしていたのを思い出しました…(ああ、こっちも見直したくなってきたなぁ…)当時は個々にレンタルや配信で視聴するのでなく、テレビでみんなが同じタイミングで見る から、こういう「ネタが通じる」 ことが面白かったですね。
サントラももう一度聞きたくて……もちろんレコードは大昔に処分したんですが、すごく耳に残ってます。レコードは手軽には聴けなかったので、もしかしてCDで買い直して聞き倒したのかしら…‥と探したところ見つからず。持ってたら手放すはずがないので、買い直して聞き倒したのはカセットテープだったのかもです。(^^;) もちろんテープもだいぶ前にすべて処分済み。安い中古CD でもあれば……と見てみたんですが、えらく高騰していてびっくりしました。これはとても買えませんわー☆
…ともあれ、とても良いリフレッシュになりました♡ 今、ロイ・シャイダー主演作の『2010年 』が見たくてたまらなくなってます。これは持ってなくて。(『2001年』のほうはあるんですけど、まあ比べると見劣りするのは仕方ないです(^^;))この作品でのロイ・シャイダーの脚線美 が印象的だったのですが……うーん、なんとか再見したいです!