イベント参加予定

【イベント参加予定】2024/5/19 文学フリマ東京38 / 2024/5/26 COMITIA 148

2014/12/30

コミケ終了・今年もありがとうございました。

一昨日はコミック・マーケットに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださったみなさま、ありがとうございました!夏に落ちて一年ぶりの参加でしたが、コミケへのサークル参加はやはり特別です。一年を通して同人イベントはありますが、朝のエリア担当さんのご挨拶やチェックなども、ほかのイベントではないことで。(あの規模でボランティアスタッフで運営されてるというのが、本当に信じられないですよね)昔から見てくださっている方の中には、コミケにしかおいでにならない方々もおられるし、なんだか久しぶりに故郷に帰ったような気分になりました。(年に数日しか出現しない故郷、抽選に当たらないと帰れない故郷……(笑))

じつは完徹だったのもあって(^^;)、行くときは「無事に帰れれば御の字」くらいのテンションだったんですが、コミケ独特の雰囲気に触れるうちにどんどん元気になって、日中はまったく眠気が出ませんでした。ほんとに「安心」するというか、肌になじむというか。今回配置された西ホールは、芸能のほかに創作系などが集まり、比較的年齢層の高いエリアになってたのも「なじんだ」理由かも(笑)。「昔ながらのコミケ」の雰囲気が濃厚でした。自分のスペースは扉全開のおかげでものすごく寒いエリアだったんですが、いろんな方とお話もできて、すごく楽しい一日でした!

…会場をコスプレさんが歩いてくれるのもコミケならではで。最近はコスプレ広場のほうがメインになって、会場を流してくれる方が少なくなってた気がするんですが、やはりああいう方々が普通に本を買っている姿を見るとコミケって感じがします。(笑)かわいいビルボちゃんと、海外の方ですごくかっこいいトーリンがいました。(トーリンはイケメンにしか見えなかったので、あとでじつは女性だったと聞いてびっくりしました!)カメラ持って行かなかったのをちょっと後悔!

さて、自分のサークルのほうですが……おかげさまで新刊もなんとか間に合い、SHERLOCK本は19冊目になりました。(なにやってんだか!(^^;))これで英日名台詞レビュー本は放映分完了、一区切りの気分です。お正月にはシーズン3の再放送もありますし、ささやかなおさらいに役立てて頂けたら嬉しいです♪(放映予定はこちら NHK 公式ページ

今回は新刊以外にコミケ初売が五冊もあって、そのへんを中心に(うちにしては)たくさんお連れ帰りいただけました。ほかにSHERLOCK既刊の小説類、ホビット本、正典小説『追憶のシャーロック・ホームズ』やマンガの『宇宙探偵ホォムズ』なども、ちらほらと身請けしていただけました。新作が書けてないピーター・カッシングものついてのお問い合わせも励みになりました!来年はそのへんを含めたオリジナル成分高めの活動も増やして、今年形にできなかったものを一つでも二つでも、現実のものにしたいなーと思っております。長い目でおつきあい頂けたら幸いです。(^^;)

同人誌自家通販は、1/4受付開始の予定です。詳しくは母艦サイトの同人誌コーナーにてご案内しております。どうぞよろしくお願いします。


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帰ってから疲れがどっと出てて、昨日、今日と筋肉痛も強くなってきました。(つまりいつもどおり(笑))…でも28日参加だと、コミケが終わってから年越しまでに三日もあるんですよね。いつもより気持ちに余裕があるような。今日は花を買ってきて、毎年恒例の正月花を生けたらなんとなく終わってしまいました。1月は一つオリジナルを書きたいので、他の仕事が始まる前の年末年始は地味にこもろうと思っております。(なんというか、物理的に時間を確保しないと何も始まらない、というのが今年学んだことの一つです(^^;))


今年もいろいろありがとうございました。どうぞよいお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いいたします!

2014/12/27

明日のコミケに参加します。

直前すぎてすみません。こんな時間にアップしてもご覧になる方がいらっしゃるかどうか分かりませんが(^^;)、明日のコミケ、芸能のSHERLOCKで参加させて頂きます。

西1ホール め03b SUSSANRAP

新刊は英日対訳名台詞深読みレビュー本、シーズン3第3話編。放映分がこれにて完結です。コピー誌で今印刷ができたところなので、これから製本とペーパー作りです。完徹にはならずにすむようがんばります。(^^;)

表紙はこんな感じです。マグさん~❤


文字主体の本ですが、イラスト数点と漫画もひとつ入っております。
アンダーソン愛も無駄に発現しております~(笑)


目次

SHERLOCK RETURNS! 3
【イラスト・"To the very best of times"】
まえがき
目次
SHERLOCK 3 His Last Vow(最後の誓い
アバンタイトル
ジョン
【イラスト・"It is a tiny bit sexy"】
「シェザ」の尿検査
221bの麻薬捜査
【イラスト・パブで警部と待ち合わせ❤】
ジャニーン
マグヌッセンの訪問
侵入
緊急時マインドパレス
病院
隠れ家
レインスター・ガーデンズ
【イラスト・ウィギンズくん】
ホームズ家のクリスマス
ジョンとメアリー
クリスマス・プレゼント
アップルドア
東風
【イラスト・「東風吹かば」】
"Miss Me?"
正典「恐喝王」のモデル チャールズ・オーガスタス・ハウエル
ラース・ミケルセン萌え語り
まんが・ビッグ・ブラザーの野望
いもづるレビュー ベネディクト・カンバーバッチ 僕が星になるまえに
あとがき


その他既刊の在庫のあるものを持参します。

既刊等のご案内は母艦サイト同人誌コーナーにて。
SUSSANRAP 同人誌な部屋

よろしくお願いします。

寒そうなので、ご参加の方はあったかくしていらして下さいませ。
お待ちしております♪

2014/12/13

『漫勉』感想

ええと、じつは書いてままアップしていなかった、テレビ番組の感想文です。(ムーパラのご報告と続けて書いてしまって、「長すぎる」と切り取ってそのまま忘れていた(^^;))時間がたってしまいましたがいい番組でした♪

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イベント前の追い込み中、録画しておいた番組がいろいろあったのですが、そのなかの一つ、Eテレの『漫勉』をようやく見ました。漫画家の浦沢直樹さんが、他の漫画家さんを訪ねてお話を聞きつつ、作画中の映像も見せてもらえるというすごい番組。出演は浦沢直樹さんご本人、かわぐちかいじさん、山下和美さんでした。個人的には、コミックスを買って読んだことがあるのは山下和美さんだけです。(あ、「さん」ですみません!漫画家さんを無差別に「先生」付けするのに馴染んでいないもので…いずれも雲の上の方々なので「様」でも「巨匠」でもいいくらいの気持ちなんですけど、それもまあアレなので、個人的に作品になじみの少ない漫画家さんは、普通に芸能人さんの呼び捨てを避けたよーな感覚で書いてます(^^;))

衝撃だったのは最初のお二方の作画の早さ。下描きからペン入れまで一時間くらいで終了とかテロップつきで紹介されていて「こ、『こんな短時間で漫画って出来上がるものなんだ』なんて誤解が広がったら困るんでは…(汗)」と心配になりました。(大きなお世話ですが(^^;))しかもこれ、お話を考える段階やネームをすっ飛ばして「作画」だけ、しかもアシスタントさんを使ってチームで描かれている場合の作家さんご本人のパート…つまりメイン人物の主線までです。これをもって「原稿一枚」の所要時間と紹介するのは問題ありすぎるのではNHK?(^^;)

そんなわけで、作画映像そのものはすごく勉強にも刺激にもなったんですが、へんなところでハラハラしながら(?)見ておりました。…でも、最後の山下和美さんのパートでやっと安心しました。どういう絵を入れるか、イメージを探りながら作り上げていく過程を拝見することができました。浦沢さんは「衝撃的」とおっしゃってましたが、自分はこのほうが普通だと思ってました!(^^;)(ちょっと慣れないポーズなんかだと、真っ黒にしては消して、また真っ黒にして…の繰り返しですよ下描き…紙だと確実に取り替える羽目になります。いや、自分の場合は未熟者だからなんですけどね(苦))

…でも、少なくとも全身のポーズが入るかどうか、どういうアングルのコマにするかで時間はぜんぜん違いますよね。一時間であげてた方々のほうは、人物のアップやバストアップ程度だったので早かったんではないかと思います。あと、作品の傾向としても違うタイプのものでしたし、浦沢さんも柔道漫画のときはポーズを描くのに苦労したことを話してました。

浦沢さんは、漫画家さんのやってることを「神がかり」と言っておられました。ただのお絵かきとは全く違うと。その通りだと思います。アメコミだとストーリーと鉛筆描きとペン入れとカラーリングを別の人が担当してた伝統があるそうですが、そのすべてを(少なくとも建前としては)一人で責任持つってすごいことです。その神がかりのマネを凡人の自分なんかがやろうとすると、ものすごい時間がかかるのも無理ない…。(←言い訳(^^;))

でも、ほんとに山下和美さんの映像は励みになりました。プロの方でもあんな風に、試行錯誤してらっしゃるんだ~…と。雑誌用でも薄墨使えるんだ、というのも。(試行錯誤の末水墨画で描いてらしたページがあったんです。「ペンの線じゃイメージ違うんだよなあ…」って時がすごくあるので、それくらい自由に考えていいんだ、と参考になりました)

…帯番組なのかしら、と期待したんですが、少なくとも毎週というものではないみたいですね。すごく背筋が伸びる内容だったので、続編を期待したいです。できれば少女マンガ系の方の映像も見たい……昔教育テレビの漫画講座番組で、萩尾望都先生や里中満智子先生の映像を拝見したような気がします。いろんな画風の絵の作画過程、新技術の映像で拝んでみたいです☆

浦沢直樹の漫勉 NHK公式ページ