イベント参加予定

【イベント参加予定】2024/5/19 文学フリマ東京38 / 2024/5/26 COMITIA 148

2017/06/12

コミケ抽選漏れ+その他の進行状況ご報告

ご報告とよもやま話です。

まずはタイトル通り、残念ながらコミケは抽選漏れでした。でも申し込んだのがJUNE/BLで、イアンシリーズの新刊はたぶん夏では仕上がらないと思うのと、夏は体力的にもきついので(^^;)、正直ちょっと安心した感じもあります。とにかく秋以降に向けて鉢巻締めなおそうと思います。(代わりに他の夏のイベントに申し込むかはまだ思案中です)

…とはいえリキむと自滅するタイプなので(笑)、からめ手から攻めているのですが…先日からとてもいい資料にとりかかってまして、それといい映画も見たのでモチベーション上がってます。いつも思いますが、インプットによる刺激って大切ですね。まったく違うジャンルでも構わないのです。心から「すごい」と思える作品に出会うと、やはりエネルギーをもらえるんですよね。「こんなことしてる場合か!」って思えて、背筋が伸びるというか、少し標準目線が高くなります。

発掘した資料は洋書なのですが、kindleで手軽に入手したもの。翻訳本ではまったく手に入らなかったあたりの情報がざくざく出てきて……うわーそうそう、こういうのが知りたかったんだよー! と、嬉しい悲鳴をあげております(笑)。今回の舞台のモデルにしたい地域が、イギリス国内ながらまったく観光地域でないので、翻訳されてる紙の資料はほぼ皆無だったんです。なので、ウェブであちらの新聞記事や(漁港町なので)漁業業界サイトの記事を読んだり、ストリートビューでそのへんを「歩き回ったり」、YouTubeにあがっている映像を拾ったりしていました。

こういうものを自宅から閲覧できるのは昔は想像もできなかったことで、まさにネット様様なんですが、まだまだ隔靴掻痒感が残ってまして。そこへドンピシャの資料が手に入ったので、かなりイメージを具体化するのに役立ちそうです。自分のなかで盛り上がってきました。作業の進め方もちょっとしたヒントを得たので、態勢立て直していこうと思います。

…映像資料といえば、ちょうど録画で見たばかりのチャーチルとヒトラーのドキュメンタリーがすごく見ものでした。このあたりの歴史はイアンが詳しい「領域」という設定なので、直接使うかは別にしてアンテナを張ってるのですが、その中でもフツーに見てアタリの一本でした。二次大戦の流れをおおざっぱにおさらいできるのはもちろん、最近よくある白黒映像をカラー化した映像で構成されてるので、また新鮮な臨場感がありました。意外な姿も見ることができましたし。(チャーチルの海パン姿とか(笑))

6/13-14の午後五時から再放送があるようなので、リンクを貼っておきます。ご興味のあるかたはぜひどうぞ。とてもおすすめです。

NHK BS1 BS世界のドキュメンタリー 
鷲とライオン ヒトラーVSチャーチル 前編
同 後編

この枠の本放送は深夜なんですが、良質のドキュメンタリーを放映してくれます。なんとなく気になるテーマのときに録画するだけですが、それでもボビー・フィッシャーやハンナ・アーレント、アイヒマン裁判、プーチンとロシア関連などなど、印象的なものが多くあります。みんな一次資料と言える歴史映像や良質な取材で引き込まれます。あとからレンタルDVD店で同じものが並んでるのを見かけたこともあるので、そういうコンテンツなんですね。見ごたえあるわけです。近所のレンタル屋さんはドキュメンタリーの品揃えがすごーく貧弱なので(笑)、テレビで見られるのは本当にありがたいです。

刺激ということで言えば……資料とは違いますが、久々に小説で面白いと思うものに出会いました。ポケミスのブランドステッターという「ホモセクシュアル探偵」が主人公のシリーズ。原書の刊行は70年~なのですが、扇情的な扱いではなく、すごく自然にゲイのキャラクターを描いているところが自分のやりたい方向とも合っていて、アプローチは違うものの「こういうのやっていいんだ」的な安心感も得ました。(小心者(^^;))じつは探偵小説やミステリ系はあまり読まないほうなのですが、今回はイアンものの遠回しな掩護資料から、幸運な偶然でたどり着いた掘り出しものでした。

見つけた経緯や作品と著者についてなど、別ブログに詳しく書いたので、よかったらご覧ください。こちらもおすすめです。というか、「こういうの」が好きな方にはすでに定番だったようです。惜しむらくは邦訳が絶版であること……今の時代なら女性読者がたくさんつくと思えて惜しいので、kindle化リクエストしてきました。よかったらそちらにもご一票を。(ブログからリンクしています)



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今後の直近のイベントは7/9のムーパラで、SHERLOCKのなくなっていた既刊を少し(一部)刷り足して持っていこうと思っています。できればまた映画レビュー本の新刊くらい作れれば……と思いますが、はっきりしたらまたお知らせいたしますね。