2013年9月29日日曜日

ルパート・グレイヴスとティモシー・ダルトン♪/『レジェンド・オブ・エジプト』(1999)

レンタルした旧作DVDの感想です。

原題は『Cleopatra』。劇場版でなくTV映画で、エリザベス・テイラー主演の『クレオパトラ』とほぼ同じ時代を描いています。(クレオパトラがシーザーと出会ってから死ぬまで)

キャストはクレオパトラが当時新人のレオノール・ヴァレラという方。フランスとチリの混血だそうで、第一印象「学生時代のハル・ベリー」。エリザベス・テイラーのイメージがあったせいか、わりと幼いなあ…と思いましたが、クレオパトラはシーザーと出会ったとき18才だそうで。この作品のイメージのほうが合ってるのかもです。テイラーは十代からマダム顔ですからねえ。(笑)(ちなみにクレオパトラの妹アルシノエ役の人は「学生時代のペネロペ・クルス」みたいで、「誰かに似てる美人姉妹」でしたー(笑))

ほかは豪華で、シーザーティモシー・ダルトンアントニービリー・ゼーンルパート・グレイヴスオクタヴィアヌスでした!重箱の隅の見所としては、ティモシー・ダルトンがルパさんの頬にちゅーしたり、ルパさんがビリー・ゼーンの頬に…いや挨拶の接吻とはいえその…。(すみません、ほんとに重箱の隅!大味ではありますが、もっと「普通に」楽しめました。ハイ!(笑))


ティモシー・ダルトンのシーザー。押し出しも声も素晴らしい。


ルパさんのオクタヴィアヌス

オクタヴィアヌスは、作品のなかではシーザーの甥と紹介されていて、シーザーが暗殺されたあとローマ帝国皇帝になる人。作品はクレオパトラが主役なので、彼女を追いつめる悪役っぽい、少々ずるい人物として描かれています。

ルパさんのオクタヴィアヌス。見た目はかわいいけど一筋縄ではいかないタイプ。
すごくいいです!!

この役って、エリザベス・テイラー版でたしかロディ・マクドウォールがやっていたと思うんですが…もっとひ弱い印象だった気がします。役名表記「オクタヴィアン」だったようですが、このへんのお名前っていろんな読み方があるんですよね。この文章の中では、キャラ名は今回の字幕のおぼろげな記憶を頼りにしておきます。(余談ですが、エリザベス・テイラーなぜかゲイの男友達が多かったそうで、子役時代に共演して以来親友だったマクドウォールもそうだったと言われています)


ついでにロディ・マクドウォールのオクタヴィアン。
(ああ、こっちも見直したくなってきたぞ♪)

…話が逸れすぎました。wikiを見ると、オクタヴィアヌスはシーザー(カエサル)の姪の息子で、シーザーは彼から見ると大叔父。人物の印象も違いますが、「虚弱体質で軍才がない」とは書かれていますね(笑)(→ウィキペディア:アウグストゥス(=オクタヴィアヌス)

シーザーの遠征に従軍したものの、病気のため戦場に出遅れ、しかも敵中で船が難破。そこを少数の手勢をまとめて横断したのが強い印象を与えて、シーザーは彼を後継者に決めたらしい、と書かれています。しかし、軍才がないのを補うためにアグリッパと引き合わされた、ともあるし、シーザーが亡くなった頃まだ18才ですって…なんか深読みしてしまいますー!(笑)(いや、眼光鋭くおっとこまえで声も素敵なダルトンが、まだ「かわいい」頃のルパさんの頬にキスしてるシーンが強烈でですね…それもちょっと、ジェスチャーと裏腹に緊張感あるやりとりなのがまた…ああ、薄い本作りたいっ!(笑)

ルパさんのオクタヴィアヌスは、ロディ・マクドウォールよりもっとしたたかふてぶてしく不良少年的な感じが出てました。虚弱というより怠惰で、いいとこ取りをする才能に長けてるような。作品全体に人物はちょっと型どおりの描き方かな…という印象ですが、その中では複雑なところがあっておいしい役だと思いました♪


作品そのものについて

…ルパさん目当てなので肝心のクレオパトラ置き去りですみません。(^^;)

この作品、事前に見たレビューがイマイチだったんですが、原因がOPでわかりました…プロデューサーとしてロバート・ハルミ(シニアとジュニア)の名前が。このお名前、以前パトリック・スチュワートの『モビー・ディック』で覚えた名前で、ホールマークという会社のスケールの大きいテレビ映画を作ってる方です。(ホールマークというとグリーティング・カードの会社を思い出しますが、関係あるのかどうかは知りません)

モビー・ディック』のレンタル版は、じつはミニシリーズとして作られたものを映画に近い尺に短く編集したものだったんです。で、スチュワートのファンだったのでセル版を買ったところ、こちらはカットされてなくてとても楽しめました。ヘンリー・トーマス(『E.T.』の)や、テッド・レヴィン(『羊たちの沈黙』の犯人や『名探偵モンク』のストットルマイヤー警部の人。大好き♪)などキャストも豪華で。(当時勢いでAmazonにレビューも書いてしまいました(笑))

今回の『レジェンド・オブ・エジプト』は、日本のセル版DVDを見てみたらレンタルと同じ140分のと、120分のしか見あたりません。でもIMDbを見たらもとは177分やはり編集版です。なので、このバージョンで「作品そのもの」をつまらんと断じるのはフェアでないかもしれません。でもこの編集版でも、一本調子ではありますが引き込まれて退屈はしませんでした。(一本調子なのは、編集時にストーリー上必要な部分や見せ場が優先されるため、「緩急」の「緩」が省かれた結果だと思います。大河ドラマのダイジェスト版を見るのと似た感じでしょうか…)

特典映像など見ると、従来のクレオパトラが単にシーザーの愛人として描かれているのに対して、彼女の統治者としての面も描いた…いうことなんですが…編集で省かれたのか、それほど出ていません。国民に穀物を分け与えるとか、わかりやすい形のシーンはありましたが。ただ、シーザーに対してもアントニーに対しても、エジプトを守るという目的で近づいているのは強調されていました。その分、最後にアントニーに見せる愛情がとても深いのが不自然に見えました。

…実際はアントニーと十数年一緒に暮らして、三人も子供がいたそうで、たんに政略ではなく本当の愛情があったのだろうというレビューがありました。そのへんも元のバージョンでは描かれてたのかもですね。

allcinemaを見たら、NHKのBSで放映されたことがあるそうで。これはたぶん完全版でしょうね。評価が割れているのは、この放映版を見た方と編集版DVDで見た方の差かもしれません。テレビドラマとしては破格の規模とキャストですし。レンタルで「映画」と並べられて、しかも編集されたものでは印象が違うはずですね。

シーザーとオクタヴィアヌスのシーンはもっとあったのかなあ…というヨコシマな興味から、完全な形で見てみたくなりました。(笑)しかしルパート。グレイヴス、設定18才と聞いても違和感なかったですよ…このころいくつだろう?三十超えてるんじゃないかな。すね毛もほとんどないのが印象的でした…。
(今確認してみたら、1963年生まれなので撮影時35歳くらい?ひえええ!(^^;))



…今回の作品は、元々ルパさん出演作ということでチェックいれてたんですが、なんとなくツマラナソーで(ごめんなさい(^^;))手がつかなかった一本。少し前からティモシー・ダルトンも脳内株が上がり、加えてSHERLOCK シーズン3のトレイラーに一瞬映ったレストレード警部が印象的で、ルパさん漁りモードになってやっと借りることができました。クレオパトラというと、テイラー版の他は手塚治虫大人のアニメ版クレオパトラ(の、中山千夏さんの声「アントニウス!」)くらいしか印象がなかったんですが、今回のは流れがわかりやすく、人物関係もなんとなく頭に入りました。

(ほんとはごま塩頭のルパさんが見たいんですが…最近の出演作はTVドラマで、レンタルDVDが出てないものが多くて。仕方なく(?)少し前の未見作品や再見作を漁ってます。しくしく…。見たままできちんと感想書いてない作品もたまってしまいました。ツイッターを始めてからは、短文ではあっても手軽に感想をつぶやけて「ガス抜き」できてしまうせいか、見た作品の記録が残らなくなったような。そのうち覚え書にしておきたいです☆)

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