2016年12月18日日曜日

「つなぐ」。/『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』

2016/12/16 の初日に鑑賞いたしました。『ローグ・ワン』。スターウォーズは前回のは見てないくらいで、ピーター・カッシングが出ている一作目(シリーズでは四つ目の位置になってる『新たなる希望』にあたるやつ)を除けば思い入れは少なめのほうだと思いますが、ああ、そんなにアリスさん好きか私。(うん!(笑))

以下は鑑賞後、モスバーガーでポメラに吐き出した感想をベースに記します。前回の記事はなんか酔っぱらったよーな文章で読み返すとお恥ずかしいですが、今回も別の方向で酔っぱらってますー(@下戸)。キャスト話多め。パンフは買ってないので、そちらを読めば解決することを謎がっていたらすみません。(^^;)

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出てましたあ~~!ジョナサン・アリスさん!💓 役名が議員というので元老院かと思ったら、反乱軍の評議会議員だったのですねー…! 全体にダークな色調の中、和服風の赤のでかい半襟(?)のついた、ちょっととってつけたような(笑)衣装でけっこう目につきました。でも気づいたのは声が先だった気がする。髭つき…だったような。(字幕読みながらだと画面に集中できなくて記憶があいまいです(^^;))めがねがないのはまあ、スターウォーズだし。名前があるのが不思議なくらいのちょい役でしたが、台詞はあったし、立ったままの円卓会議でヒロインの横、とわりと位置は恵まれてたのでは♪ 映るのがあまりに一瞬ずつなので、劇場で指が巻き戻そうとしていた自分が哀れです。(笑)

SHERLOCK陣では、他にショルトー少佐役だったアリスター・ペトリさんも出演。反乱軍の支部(?)のちょっと強面なリーダーでハマってました。他に、フォレスト・ウィテカーは『メッセージ』も楽しみですが、今回もいい役ですね。この作品は姿で語らないといけない。台詞なしでもキャラクターがわかるような、歌舞伎みたいなところがあります。それに見事に応えてました。

実は朝に歯医者に寄って、そこで流れてたテレビのワイドショーでローグワンの主要キャストと監督のインタビューが流れてたんですが……「すでに亡くなっている俳優もでているそうですね?」 という質問で思い出しました。そう、ピーター・カッシングターキンがCGで「出演」、というニュースが製作時期に流れていたのでした。(その他はまあ、お楽しみということで)監督は「ファンの人は嬉しいと思うよ」との答えでした。

CG、なかなかよくできてましたが、今時のビデオゲームクオリティという感じ。(ビデオゲームやらないけど、CMなんかで目にするので)やっぱり不自然なところはありますが、これは敢闘賞でしょう。声はほかの方なのか、合成なのかわかりませんが、ちょっと違うかなーという感じはしました。でもこれも敢闘賞。わりとちょくちょく出てきて気が抜けませんでした。(笑)

でも、私、ピーター・カッシングに惚れたきっかけはターキンだったので、今回これで初めてカッシング丈の「姿」を見て「なんてきれいな/かっこいいおじいさんなの」と転ぶ小学生とかいるんじゃないかしら、と期待しております。

そう思うと、自分がすでに「譲る側の世代」なのだと感じました。劇場を出てから、前を中学生くらいの男の子のグループが、映画の内容を話しながら歩いていて、なんかしみじみ。もちろんシリーズはDVDで見られるから、若い人だろうが子供だろうが、予備知識をもって見に来る層は多いと思います。それを織り込んで、オールドファン向けのサービス・オマージュてんこ盛りで、第一作に「つなぐ」という役割それ以外に言いようがない作品だと思いました。独立した作品として見るのは難しい。ラストも「ああ、ここにつながるんだ」という感慨で終わるので、第一作のスターウォーズ(おっと、『新たなる希望』のことです(^^;))がラストで一応カタルシスを得ていたのとは違います。

カッシング丈は、たしか(第一作でああなったので)続編に出られないのが残念、と自伝で書いておられたのですが……役に愛着があるのではなく、単純に俳優として「続きの仕事」につながらないことが残念、ということで(笑)……いやいや、見事に出演なさいましたよ。やはりね、別の敵役じゃだめなんですよ。あなたのルックスでないと。それくらい、あなたはこの作品に刻み込まれてるんですよ。エンドロールのキャストでも、Peter Cushing OBE (大英帝国四等勲士)と肩書き付きで出てきました。字が細かくて読めなかったですが、造型元ということでしょうか。それが普通にキャストの流れで出てくるのが嬉しかった。足元スリッパの画像をぜひ、とかくだらないことは言いますまい。(言ってる(笑))

CGターキンはけっこう何回も出てくるので、オールドファン向けのトリビュートとかオマージュではなく、完全にキャラクターの一人でした。それが逆に嬉しいような気がします。トリビュートとしては、別の作品でクリストファー・リーが演じたドゥークー伯爵の手の上で小さな3Gのデス・スターが再生されたシーンが最高にぐっときましたから、正直それを超えません。でもそれでいいんだと思うんです。

Xウイングの酔いそうな戦闘シーンの「●●リーダー」の点呼に至るまで、もう全編オマージュでした。キャラクターの役割もアレがアレ、と対照できる。東洋テイストも今回は本物の東洋人が担っていて。ドニー・イェンマーシャルアーツ版座頭市、かっこよかったです。もう一人のバブルガムブラザーズのトムさんみたいな東洋人さんとの絆描写も女子にはたまらんですねえ……!

個人的につかまれたのが、中東系イケメンでメッセージを運んだパイロット。触手ごーもんシーン(ちゃう尋問シーン)とかなんのサービスですか。(喜ぶな!(笑))この彼もだんだん重要な役になっていって、最後の一言がまた殺し文句で、これで同人誌ではマッツ・ミケルセンとのやおいが花盛りになるんではと期待しています。(たぶんはずれます(笑))

でも完全に「つなぎ」のお話が運命づけられてるので、なんかキャラクターがもったいない気がしました。主人公のジン、すごくよかったです。レイア姫が完全にスペースオペラのお姫様の造形だったことを思い出すと、今回のジンに安直な露出系サービスシーンがないこと、反乱軍の戦闘機パイロットに女性がいるところなんかも、時代の流れを感じます。

というわけで、一本の作品としては「スターウォーズ」の「アレをホーフツとさせる」の範囲を出ては行けない、という制約下で作られた作品だということは割り引かなくてはなりますまい。こまごまと重箱の隅のお宝が連続して、それでけっこう間がもってしまう作品でありました。イマドキの、ヒロインが活躍するアクション映画としては敢闘賞だと思います。…そして本物のカッシング丈を見直したくなりました……。(笑)

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