2023/10/09

J庭54:ご報告と感謝とディスプレイ裏話

10/8のJ.GARDEN54、無事に参加することができました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!いろいろご報告します。会場にお越しになれなかった方もよかったらぜひ。


スペースの様子

11時の開場時にはまだスタンドの仕上げや見本のカバー付けが終わらず。でも開場直後に忙しいサークルではないので(てか1日中ヒマ(笑))、なんとか飾り付けることができました。特設ジャンル「ホラー・オカルト」で(これでも)大いにはりきったディスプレイです☆


スペース全景。
今回は机の前にポスター貼るのは我慢しました。
敷き布も黒のサテン地に。少しは落ち着いた…かな?



新刊について

『脳人形の館[新装版] 』コーナー。
小説と今回編集した別冊ふろくです。

新刊として『脳人形の館[新装版]』を発行したので、100均小物を駆使して飾ってみました。でも花はやはり後ろに壁がないと色に埋もれてしまいます。ましてや私が後ろに座るのでは台無し感100%…(涙)。でも工夫するのはめちゃくちゃ楽しかったです♪

「ハンド君」(笑)の右にある緑色の紙は、当日スペースに用意されていた特設ジャンル用のPOP。いやー、郵便物に入っていなかったので今回はないのだと思ってました!きっと土壇場で作ってくださったんですね。机上は詰め詰めで計画してしまったのですが、せっかくなのでなんとか間に押し込みました。特設ジャンル「ホラー・オカルト」の良い記念です♪

新装版は、お言葉から旧版でお読みくださっていたと思われる方がご購入くださり、感謝に堪えません。(真正の新作でなくてすみません💦)別冊ふろくに些少ですが新コンテンツを加えておりますので、少しでもお楽しみいただけたら嬉しいです。(本人はコピー誌脱却で背表紙に文字が入ったことに大感激しております(^^;))

うちはSNSの活動が苦手で、二次を離れてからはあまりネットで反応をいただくことはないのですが、イベントでは必ずお立ち寄りくださる方々がおられます。お声がけはご本人にとってはウザいかもしれないので、気がついた場合でも(テンパって意識が及ばないこともありますが)遠慮しております。でも心から嬉しく思っております。

(SNSのリツイートなどでさりげなくご支援くださる数名の皆様にも、改めて御礼申し上げます。SNSは本当に苦手になってしまって、お礼の作法もわからないので、ご無礼があったらどうかお許しください。本当に感謝でいっぱいです)

余談ですが、最近Amazon(kindle)でもフォローしてくださっている方々がいらっしゃることを知り(オーサーセントラルに加わった新機能をようやく見たのです)、まったく予想していなかったので驚きました。アマゾンのフォローはほぼ新刊情報のためなので、いつか作品の形でお礼ができるよう頑張ります。(たぶんホームズやイアンなどのフィクションでチェックしていただいた方が多いのでは、と想像しております…)



ポスタースタンドのディスプレイ。
新装版と付録のPRです。
なにが「禁断の」じゃい☆(我ながら(笑))

…さて、J庭に戻りますが…今回コンナコト↑をしましたが、「美老人」を前面に出すのは寛容なJ庭でも相当難しいなあ……と思いました。(いや、問題なのは美老人ではなく私のアプローチと力量なのですが☆(^^;))瑞々しい萌えを求めておいでになるお嬢様方が、コンナモノにお目を留めるはずもなく……オノレのマイノリティっぷりを痛いほど再確認いたしました。でも、毎度ですが「需要があるからではなく供給がないから作るのが同人誌」という名言もありますし。そこは自分の嗜好と技量の限界が持つ宿命かな、と腹をくくります☆(開き直りともいう)

会場の当日企画では、ネットの新刊情報掲示板のプリントアウトの他、事前にPDFを送った小説1ページ目を掲示してくださる「お試し☆小説出会いの広場」というのもあり、自分も楽しく拝見してきました。ただ、「お試し…」は1サークル1作品だと勝手に思い込んでいたので、複数作品上げているサークルさんを見つけて「そうだったのかー☆」とちょっとショックでした。(笑)こういう企画はありがたいです。これからも続けてほしいし、企画立案したスタッフ様に大感謝です!


既刊について

既刊も(うちの基準では)わりと満遍なくお連れ帰りいただけ、ご新規様とのご縁ができたことを嬉しく思います。そうですよね。どこで聞いたか忘れましたが、「本は出会った時が新刊」なのです。自分にとっては見慣れたものでも、新鮮に読んでくださる方がおられるかもしれない、との思いで既刊のみでも参加しています。もしお気に召していただけましたら、ぜひほかの本もお試しくださいませ。


…大失敗

…ただ、その既刊のうち3冊について、午後1時過ぎまで見本誌を出すのを忘れるという大失態を演じてしまいました。(わりと会場早々に、そのうちの一冊のホームズ小説が売れたので、嬉しくて意識が飛んでしまったようです(^^;))今回は新刊以外は個々にパックした状態で持ち込んだので、その3冊は中がまったく見られない状態でした。それで「お手に取ってどうぞ~」なんて言っていたのですから、穴があったら入りたいとはこのことです。もし見本を見られなかった(…けど言うほどの事ではないし)とあきらめた方がいらっしゃったら申し訳なく…というかお手に取っていただく機会を自分のせいで失った無念さに歯噛みするばかり。情けないです。これからは気を付けます。


ディスプレイ裏話


ディスプレイに使った「ハンド君」。
絡ませた100均のフェイク植物は
つるの曲線が見事でとても気に入りました♥


気を取り直しまして、(自分が大いに楽しんだ)ディスプレイのお話など書かせていただきます♪

今回使ったリストバンド付き「ハンド君」は、じつは昔SF大会で「SFいけばな」という企画展示をさせていただいた時に作ったものです(黒のサテンもその時のものを洗濯)。展示ではピーター・カッシング主演の映画『フランケンシュタインの逆襲』(1957) をテーマにした作品に使いました。(今回は立てましたが、元は横にして切り口から生花をたっぷり生やしていました(笑))

『脳人形の館』の二人には切断四肢の再接合を共同研究した過去があり、「人形の腕」という言葉も出てくるので、イメージとして…。(でも冷静になると、J庭で「コンナモノ」を見てそそられる方はいないかも…(爆))


ご覧の通り手のデッサン模型なのですが、手首を革でくるんでいるのは別のフランケン映画『フレッシュ・フォー・フランケンシュタイン』へのオマージュです。(『アンディー・ウォーホルのフランケンシュタイン』『悪魔のはらわた』の邦題もあり。映画自体はほぼ「悪趣味」で言い尽くせる作品なので、「若い頃のウド・キアーのお変態演技が見たい♥」とかでなければあえておすすめしません(^^;))

ハトメをつけて紐を通して…とけっこう手間がかかったので、捨てるのが忍びなくそのまま物置に眠らせておりました。活かす機会ができてよかったです♪



…そんなこんなでいろいろ楽しんだJ庭でした。お連れ帰りいただいた本が楽しんでいただけていますように。

我らが神殿ビッグサイト。
帰りに振り返ってパチリ。外は雨が降り出していました。
連休のせいか鉄道のイベントをやっていて、なかなか盛況でした。


新刊の通販や電子版の方針などについては、準備が整い次第サイトなどでお知らせさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。


当日の持参品はこちらの通りです。

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