2024/11/20

納戸部屋再生記録①:断捨離フェーズ〈1〉

元は両親の寝室だった和室。数年前に父が亡くなり、母は別室で寝起きしてるので、なんとなく納戸部屋になってしまいました。6畳しかないのにタンスが三つ、細長いキャビネットと鏡台まである上に、母がなにかとごみ袋に詰めて床に置く人なので、もちろんタンスなんか開けられないまま十年以上。「テレビの断捨離番組で見る部屋なんて可愛いもんだわ★」というすさまじい状態でした。

母が数年前に脳梗塞をやって少々体が不自由になり、自分が片づけるしかない立場なのでちょこちょこ進めてきましたが、基本的に荷物が母のものなのでなかなか進まず……今年の春以降ようやく腹をくくって(本づくりや翻訳など自分の仕事をきっぱり中断する覚悟をして☆)真冬になる前にケリをつけようと本格着手しました。数年経てば自分もこんなことをする体力はなくなりそうだし、この際家全体の環境も仕事をしやすいように整えたいので。

…というわけで、試行錯誤しつつ進行中。他の場所の断捨離・修繕も挟みながらですが、納戸部屋はようやく押し入れの開放(襖を処分)と壁の修繕・塗装までこぎつけました。現在下段の塗装を試験的に終えたところです。押し入れの開放・塗装は自室で昔経験済みですが、今回はYouTubeなどでアク止め等の知識を学んだので、手順も増えました。乾燥を挟むのでスローペースですが、今はこんな感じ。


▶イマココ☆


でも本当に大変だったのは「押し入れにアクセスできるようになるまで」だったので、そこまで遡ってざっと経過を記録したいと思います。

まずは断捨離・修繕記録とその過程で救出したものの一部など。長くなったので記事を二つに分けます。


断捨離フェーズ・春

以下は基本的に個人日記からの抜粋。書き足したところ以外は独り言文体です。


2024/04/17 

納戸断捨離の続き。押し入れ下段のスチール衣装ケースの中身を空けた! ほとんど服はなく、期限の切れた虫除けと敷紙の山。こびりついたホコリと汚れがすごい。天袋(※…と言ってたけど正しくは「枕棚」という部分だとあとで判明)の「古い書類」「布切れ」と書かれている(そしてその通りのものが入ってる)埃だらけの紙袋も母の同意を得て捨てる。成果はじつに45リットル袋で9つ。スチール衣装ケースは粗大ゴミに出すことに。


これでもだいぶがんばったあと。古い布団を粗大ゴミに出し、
洋箪笥のドアにS字フックでギッチリかかっていた服を一掃、
押し入れまでのアクセス路を開けたところです。


ゴミ袋を記念にパチリ。
まだ牡丹なんか咲いていた時期でした。


2024/04/24

押し入れ下段のスチール衣装ケースを解体、持ち出せるようになった! 無駄に重くて一部は変形し、おっそろしく汚れてる。昭和は「大きくて重いものは良い」の時代だったのだとつくづく。小雨だったので外に出した。今はロボット掃除機に中を掃除をさせてる。



 


押し入れ下段が空いた。

解体したスチール板をまとめて翌々日に粗大ごみに出すも(回収場所は自宅前)、屑鉄回収業者か何かに持っていかれたらしく、ポストに「回収できませんでした」と紙きれが。粗大ごみ窓口に電話すると、けっこう金属ごみは持っていかれることがあるらしいです。たまに戻ってくることもあるというので二週間ほど待ち、戻らなかったので処分料金を返金してもらいました。(結果的に数百円の節約に(笑))


中断・夏

納戸部屋はエアコンがなく、自分も夏期はずーっと軽度の熱中症状態で使い物にならないので、暑い間は手付かずでした。再開したのは涼しくなってから。


断捨離フェーズ再開・秋


2024/10/9

納戸の断捨離・タンス1をカラに。上に乗ってる箱型の飾り棚の中身も断捨離(大昔に母が伯母(母の姉)から譲られたもの。私の目には捨てにくい粗大ごみを押しつけられたように見えます(^^;))。中は演歌のカセットテープなどが開けた状態でホコリまみれ。ほぼゴミ。少しあった写真以外は許可を得て処分したが、中から電話のゆるキャラ(?)の貯金箱を救出。電電公社の頃かな。レトロでとっておきたかったけれど、中身が入っていて、開けるのに首を壊さなくてはならなかったので処分。写真は記念に。


電電公社くん(?)の貯金箱
中身を出すためもいでしまった首を乗せて撮影。
ちなみに中身は一円・五円玉とおもちゃの硬貨でした。
自分が子供の頃使っていたみたい。




2024/10/10 

納戸のタンス1の化粧板はがれを瞬間接着剤で補修。上にあった飾り棚は粗大ごみに申込み、回収日まで雨も降らなそうなので外に出した。


まずはガムテはがしから。
なんでもガムテを貼る親なのでこれがやっかい。



接着剤固定中。
上部の小さい三段は補修・ロウ引きを完了。
天板上の箱がなくなって「使えそうな感じ」がしてきた。

2024/10/16 

午前にタンス1の補修の続き、ガラスの梱包、キモノ小物のタンス収納と箱の処分。


タンス1の前が完全に空いて感動✨
箱を捨てて空いた上面に冬用布団を一時的に積む。
隣の縦長キャビネットはなんと金庫の上にムリヤリ乗せてあった。


*     *     *


断捨離フェーズその1でした。まだまだ途上ですが、やましたひでこさんの『断捨離』にあった

「片づけはお祓い!掃除はお清め!」

という言葉を早くも実感。良い影響が出ています。なんか母も以前より能動的に、アクティブになってきたんですよ(笑)。母は80代ですが、仲のいい同級生がほぼみんな元気で、いまだに付き合いがあるんです。が、家に呼びづらくてお店で会ってたりするので、できれば母が友達を呼べるような家にしてあげたいです。