2013/05/23

kindle新刊『脳人形の館』作業中+kindleついにファンフィクを取り込む!

kindle新刊『脳人形の館』作業中
今週末5/26は、美しき怪奇映画俳優、ピーター・カッシングお誕生日であります。1913年生まれなので、生誕百周年です。
(ついでに宣伝…こんなブログもやっております(笑) ピーター・カッシング~怪奇と耽美と美老人~

で、なにか記念になることをしたいと思いまして…新作を書く時間がないので、うちの唯一のカッシングファンジン、『恐怖!脳人形の館』に載せた小説を改稿してkindle化することにしました。
(ギャグ漫画等と組み合わせている同人誌のほうも販売を継続するつもりですので、小説部分の差し替えとか、すでに同人誌をお持ちの方には改訂版の縮刷をプレゼントさせて頂こうとか、考えております。需要があるかどうかは謎ですが(笑)、詳細はこれから決めます(^^;))

紙版を販売中のkindle本は無料キャンペーンはしない主義なのですが、今回はスミマセン、お祝いということで、お誕生日の5/26に一日だけ、無料配信にさせていただく予定です。(5/26追記・よく考えたらイギリス本国と時差があるため、あちらの26日にも重ねるために、5/26-27の二日間とさせていただきますよかったら落としてやってください。(紙版の内容まるごとではないので、お許しくださいませ(^^;))

ちょうどAmazonが、kindle無料アプリの新規登録でポイント100円分プレゼント、というのをやっています。kindleをお持ちでなくてiPhone, iPad, Androidをご利用の方、よかったらぜひこの機会にどうぞ。

Kindle無料アプリ新規登録でAmazonポイント 100ポイントをプレゼント!(5/26まで)


…いちおう、表紙案をこんな感じで、ポスター風に作ってみました。kindle本自体の表紙ではコピー等変えるかもしれませんが…(カッシングうんぬんを謳うかどうかもまだ悩み中です)しかしなんだこれは。(笑)



ご覧のとおり、同人誌タイトルから「恐怖!」をとりました。アミカス・プロの映画タイトル風を狙ってシャレでつけたタイトルなので、あまりにふざけたタイトルに見えるかもしれないということで…。(これでも「蝋人形の館」をすぐに連想していただけるように、B級感を残しておりますが…(笑))

中身はカッシングとクリストファー・リーの黄金コンビによるホラー風微耽美映画のノベライズ、という設定の小説で、時代設定は個人的にカッシングのルックスが一番美しいと感じる1972年。「もし当時のイギリスで腐女子文化が大流行だったら、ハマーやアミカスならこの程度はやっていただけたかも」、という勝手なさじ加減です。いろんなオマージュが入っております。(同人誌版で本文に入れていたカットは削除していて、文章のみ。トビラとラストにクリップアートとカッシング丈への献辞だけいれてあります)

同人誌をお持ちの方にはバレバレですが、中に載せたイラストを流用・加工して、Doverのクリップアートで飾りをつけた表紙です。美老人萌えホラー風でBL風、というものすごく間口の狭いものなので(笑)、それぞれの要素をなんとなく匂わせようと悪戦苦闘してみましたが、どんなもんでしょう…爆笑ものですね…(笑)。

しかしAmazonで無料にするとなれば、まったくカッシングに縁のない方の手にわたる可能性もあるので、改稿ではかなり手を加えました。まず、それぞれのご本名だった役名を微妙に変え、心理的振幅を大きくするために一部のシーンを変更し、ディテール設定も加えました。二次として読む場合には不要とも思える要素で、その線で見ていただくとこざかしい(?)かもしれませんが、カッシング、リーのイメージなしで単品(?)でもなるべく成立するように…との変更でございます。

kindleついにファンフィクを取り込む!
改稿作業をしていて…以前も書いた事がありますが、改めて二次創作で読みたいものと、普通の小説で読みたいものでは違いがあるな、と思ったのですが…そんな折、なんというタイミングでしょう。Amazonがkindleでの合法的ファンフィク出版に乗り出すというニュースが舞い込んできました!

きんどるどうでしょう:Amazon公認の二次創作システム”KindleWorlds”で同人の常識が変わるか?!

うわー…どんどん境がなくなっていきますねー。アメリカではファンフィクだった作品をオリジナルに仕上げたものがバカ売れしたり、このへんの権利関係をきちんと整理して、ビジネスになるのは時間の問題だろうとは思っていましたが、Amazon kindleで…どんどんすごいことになっていきますね。(^^;)

これのキモは、原作者にきちんと利益が還元されるということだと思います。ポルノ禁なのも賛成。個人が参入しやすいkindleであるのもキモで、ある意味二次創作が作られるほどの作品を作った原作者には、労せず収入が生まれる道ができたことにもなります。もちろんファンにとっても後ろめたくやるより嬉しいことですし、今まで存在を知っていただけなかったところで読んでいただける可能性も広がると思います。
まだ詳細がわかりませんし、また日本語ストアで適用されるのはずっと先、とかいう話かもしれませんが、とりあえず嬉しいニュースです。

これについてもいろいろ書きたいことはありますが、今日はこのへんで。まだファイル作りの作業が残っているので、カンバリマス!