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2022/11/27

kindle版『美学としてのJUNE』

紙版に遅れること約2ヶ月……思った以上に時間がかかりましたが、kindle版『美学としてのJUNE:ブックレビューとポエムのこころみ』、ようやく11/4より配信を開始することができました。

「読書の秋」にふさわしい内容になっておりますので……あ、もう読書月間も終わってしまいましたね☆ 「おこたで読書」のお供に、ぜひ加えてやってくださいませ。毎度の口上ですが、ご趣味に合う方にお読みいただけたら幸いです。読み放題サービス(kindle unlimited)にも対応しておりますので、ぜひお試しください。


余談ですが、表紙の右の兄ちゃんは密かにジェラール・フィリップがモデル。
11/25から生誕10年映画祭も始まっています☆

《レビューさせていただいた作品》


(当初商品ページの説明欄がおかしな体裁になっていて、調整に手間取りTwitter告知も遅れ、ブログでのご報告は諸事情でさらに遅くなってしまいました。体裁が崩れた時期にご覧いただいたかたには申し訳ございません。同時に、いち早くチェックしていただきありがとうございました。(^^))


kindle化にあたって

「この本をJ庭の外に出して意味を持つかどうか」――前にも書いたかもしれませんが、この思いはありました。kindle=Amazonは、同人誌とはまったく接点のない方々の目にも触れる場なので……。でも考えを改めました。思えば「意味」を見出すのは読む方々であって、出版する側が決めることではないのです。(これは自分が読者であるときにも思うことです)出版する側に立つときは、できる限りのことをして、あとは祈るだけでしょう。

さて、それでは「できる限りのこと」とはなんだろう……。本のコンセプトは、「ブックレビューと創作詩を通して『私的に捉えたJUNEという美学』を確認・提示する」というもの。非常にニッチです。雑誌の『June』を回顧するものではなく、書評で扱っている本もまったくBLではありません。自分が考える「JUNE感覚」を共有する方々――その感覚を「JUNE」とは呼んでいないかもしれませんが――そんな方々に届けたい。そう考えると、じつは「JUNE感覚」の有無は「同人誌やBL」とはあまり関係がないのだと気づきました。実際、自分は商業BLは(一時期、なかば義務感を持って読んだことを除けば)ほとんど読んだことがありません。潜在的なお仲間がいる場所はもっと広いのだと思います。あちらにお一人、こちらにお一人……と少数派であることはたぶん確実ですが。

そこで無い知恵絞って考えたのが「同人誌用語集」でした。もちろん同人のお仲間には蛇足ですが、万一同人外の方に読んでいただいた場合、壁となるのは文中で使っている「専門用語」だけだと思ったからです。

この用語集が必要な読み手の方で、かつ内容がお好みに合う方。そういう方にこの本の存在を知っていただくことは、自分の広告力(=実質ゼロ☆)を考えれば奇跡のような確率です。でも、同人誌界のお仲間(の、少数派の方々)と同じように、似た感覚を持つ方々とつながれたら……その可能性を追い求めるための、これもひとつの「こころみ」です。


美学ということ

「これを『美学』とか言っていいのか」――この思いも、紙版を作った時からありました。それで図書館でふと目についた本を読んでみました。文庫クセジュの『美学への手引き』――前半でもう充分確信を得られました。

「そういうことなら、コレも間違いなく『美学』だわ」と。

かいつまんで言うと、「美しいと感じる側の感覚」が扱われていたことが理由です。決して美術作品の知識の陳列ではなく、もっと本質的な、抽象的な部分――振り返ってみると、『美学としてのJUNE』でやろうとしたのはまさにそれで。「JUNEを感じる」作品のご紹介と同時に、作品の中に「JUNEを感じ取る」という行為と「JUNE感覚」そのものがテーマになっていたのでした。

ペーパーからの再録が中心ということもあり、真剣さと気楽さが両方マックスで混在した内容なので、編集中は明確に言語化できていたわけでもありません。でも結果的には、まさにそれを目指したものになりました。

…「美学」という言葉は、本の企画を立てた時に自然に出てきて、ほかの言葉で置き換えられなかったものです。もう少しカジュアルに響く同様の言葉があれば、変えていたかもしれません。なんだか大げさに聞こえるし、アカデミックを衒うようでこっばずかしい感じもしました。もちろん、アカデミック畑の方が腐女子やBL的なものを「研究対象」として遡上に乗せるのを目にしたことはあります。でも自分の場合は姿勢も立場も正反対。在野の当事者(しかも傍流)の目線で感じているものを書いただけです。(逆に取り柄があるとすれば、まさにその「研究ではなく当事者の実感である」というところだと思います)

そんな「自分の分際」で、「美学」とか言ってしまっていいのかしらん。大学で美術史とか学んだ人でないと、そんなタイトル使っちゃいけないんじゃないかしらん……というオドオドした後ろめたさ(?)が、ずっとどこかにありました。(「のび太のくせになまいきだぞー」的な意味で……(^^;))。でも胸を張って――いや、ひっそりと――これは「美学」についての本だ、と思えました。


そんなわけで、kindle版はジャンルの登録も同人誌やBLではなく「美学」に寄せました。哲学の一ジャンルなんですね……ちょっと肩身が狭いですが、場違い感はこれまでBL系に登録してきた作品だって同じこと。(人生どこ行ってもアウェイです(笑))。正直登録ジャンルってあまり影響がない気がします。あとは成り行きに任せ、手を離れた本がいろいろな方に出会えますように、と願うばかりです。


体裁の試行錯誤

体裁の調整も、配信までに時間をとられた大きな要因でした。

kindleでノンフィクション系の本を出すことも、テキスト主体の電子書籍を横書きで出すことも(無料配信を除けば)初めてでした。 でも「固定レイアウトではなくリフローで」ということだけは最初から決めていました。(というのは、自分がこれまでに読んだ固定レイアウトのkindle本でテキスト主体のものは、非常に読みにくく、電子版のメリットである検索も使えなかったからです)

紙版ですでに体裁は整えているのだから、電子化なんてラクラク……と思っていたんですが。これがとんでもなかった!(^^;)

まず、kindleは文字サイズが変えられるというのが問題になりました。紙版では、引用部などを読みやすいように適宜改行を加えていたんですが、これが文字サイズの変更でずれるとかえって読みにくくなってしまう。

加えて、なぜかダーシ(――)が文字化けする箇所が出てきました。全部でないのが謎で。いろいろ試してみたら、どうも前後に日本語が入っていると文字化けしないようなのです。それがないと……ポエムで連続ダーシを罫線代わりにシーン転換をしていて、そこが文字化けしたんですが……そこは「横書きで日本語が入ってないから英文だ」と(kindleのシステムが)解釈して、全角ダーシが文字化けするんじゃないかと。(というのは、縦書き本を作ったときはこういう問題が起こった記憶がないから。縦書き=日本語、と解釈されているのではないかと思います)

また、三点リーダー(…)が下付きになってしまう、というのもありましたこれも、横組みで全角の「…」が英文と解釈されて、ピリオド三つ「...」になってしまうのではないか、というのが今のところの自分の推理です。


結果として、ダーシは罫線そのものに置き換えて解決しましたが、三点リーダーの下付きは変えることができませんでした。検索したら、この問題はkindleとは関係なくスマホの表示でも起こっているようです。ファイルの形式で対処できる問題ではないのでしょう。

自分はオンラインのプレビューでしか確認できないので、読む方の環境によって変わるかもしれません。でも今までの経験では、オンラインプレビューで不具合っぽく見えていたものが、kindle上では問題がなかったことがあり、その逆はありませんでした。たぶん事前に把握できない不具合は起こらないものと思います。

(以前はKDPページから確認用mobiファイルをダウンロードできたんですが、システムが変わって自分の環境ではmobiファイルを入手できなくなってしまいました。なので推測でスミマセン。万一なにか問題がありましたら、自サイトのお問合せフォームからお声がけいただければ幸いです)


解放として

思い返すと、この本をまとめること自体が、「JUNE」に関するこだわり――ある意味軛(くびき)――から、ジャンル(と自分)を逆説的に解放しようとする行為だったように思います。

発行日が「文化の日」(11/3)になったのも、自己満足ですがちょっぴり嬉しいです。(自分の中ではけっこう「文化的」な本になったので(^^))

お仲間は数少ないであろうと思われますが、さまざまな場所におられるそうした方々に、お届けできますよう祈っております。


kindle版(kindle unlimited対応)


紙版(BOOTH)
(誌面サンプルあり)



2021/10/29

KDP(アマゾンkindle)の日本語オンデマンドサービス開始のお知らせが❤+近況報告など

ようやく、ようやく……!

今朝ほど、kindle本を出させていただいているUSのKDPからメールが届き、なんと日本語でもオンデマンド本の出版が可能になった、と読めるお知らせがありました……! 読み間違いかしらんと日本語KDPのサイトを確認したところ、なんと「ペーパーバック」のボタンができているではありませんか!(狂喜)

電子書籍と共にオンデマンドで紙の本を販売できるオプションは、英語圏のKDPではずいぶん前からできていました。なのでずっと悔しさにハンカチを噛んでおりました……!

(ええと、kindle個人出版の日本語対応が始まる前に、一冊目の英語版宇宙探偵ホォムズだけ、USのKDPサイトに登録して出していたのです。日本語サイトのオープンはいつになるかわからなかったし、待ちきれなくて……(^^;) それだけに、「日本語KDPでは対応していません」というサービスのお知らせがドカドカ届いて辛かった……!)

待ちに待ってたことなので、時間が取れ次第さっそく対応を始めたいと思っています。ただ、すでに自前で紙版を刷ってフロマージュブックスさんやBOOTHで販売している『追憶のシャーロック・ホームズ』は、密林社さんに納品していただいていた頃にできた紙版のページがすでにあるので、アマゾンでもマーケットプレイスのアカウントを取得して出品してみようかな、と考えています。家庭の事情で対応が遅れておりますが、こちらも他の本のオンデマンドも、スタートしましたら改めてお知らせさせていただきますね。


☆近況:家庭の事情による遅延につきまして☆

じつは、6月に母が軽い脳梗塞を起こしまして、左側が不自由になり、入院・退院後はほとんどの家事を自分が引き受けるようになりました。とは言っても一人でなんとか歩行も話もできますので、リハビリを兼ねて洗濯物たたみなどはやってもらっています。

しかし自分で家事全般を仕切ってみると、これまでずいぶんお世話になっていたのだなあと思います。料理等はもともと好きなので苦にならないのですが、なにしろ要領がよくなくて時間が足りません。家事って「料理」とか「掃除」とかの単独タスクの寄せ集めではない、と改めて実感……マルチタスクをどうこなすかという問題ですね。(マルチタスク、自分はとっても苦手です。世の主婦・主夫の方々に頭が下がります……)

最初はてんてこまいでしたが、少しずつ手を抜けるポイントを探し、仕事の時間もちょっぴり取れるようになってきました。なので、自分の仕事(デスクワーク)のほうもできる範囲で再開し始めました。

(もともといろんな意味で在宅ワークが標準の身の上なので、コロナ禍で在宅の仕事への理解が広がったのは「不幸中の妙な幸い」……と感じています。家で仕事をする大変さを、やっと世の中がわかってくれた気がして……。ただ創作に関しては、執筆ペースが下がったのは「喫茶店=一人になれる場所」がコロナ禍で利用できなくなったことが、自分の場合はダイレクトに反映しています。もちろんワクチン接種後は行こうと思えば行けるんですが、家族に高齢者がいることを思うとやはり行く気にはなれないんですよね……)

イアンの新作が滞ったままで何より気になるのですが、じつは新しい試みとして翻訳企画も立ち上げてみました。(オリジナルの創作は、ある程度まとまった時間がとれないと自分には難しいのですが、翻訳は細切れの時間でも進められるので……家事の合間のリフレッシュの意味でも自前企画を立ててみた次第であります。請負仕事だと締め切りがあるので「リフレッシュ」などとのんきなことは言っていられませんが、自前企画なら緊張せずに済み、自分に合っている気がします)

「立ち上げた」などというような大袈裟な企画ではありませんが、なんらかの形にできればと思います。


イベント参加もできず、なかなか新刊予告もできない状況が続いて残念ですが、こんな感じでひっそりと活動は続けております。(じつはこういう、人様の目に触れない「水面下」の作業こそが、「活動」のメインの中身なんですよね☆)今後ともどうぞヨロシンクお願いします。(^^)


そうそう、昨日期日前投票にも行ってきました。世の中にまとめて噴出している感のある数々の問題点、少しでも変えていければいいなあ…と、ゆるい期待を込めつつ……。


2018/03/21

新刊配信開始(+既刊無料配信のお知らせ)

新刊『流星』

予告させていただいた新刊の配信が始まりました。kindle、BOOK☆WALKER両方で配信しております。


かつて自分なりに感じていた「JUNE(≠BL)」のニッチな領域ににこだわり、「かすかな想いの痕跡を深読みする感覚」を目指した作品を集めました。箸休めのBL風コメディを除いて、BLっぽさはほぼありません。
ある意味「あなたのJUNEはどこから?私は」(笑)的な一冊になっています。

「微JUNE」というムリヤリな造語ですが……電子書籍サイトのブログにも書いたのですが、例えて言えば「平凡社ライブラリーの『ゲイ短編小説集』収録作を「ゲイ小説」と言える程度にJUNE」、という感じです。この短編集は「えっ、これのどこがゲイ小説?」というものがいろいろ入っているんですが、まぎれもなく「そう」で。というか、自分にとってあの「ゲイ小説」はまさに「JUNE小説」なので、事あるごとにその方面のアンテナお持ちの方にはお薦めしています。うちの本は読まなくてもいいですからこれはぜひ!(いや、もちろん本音はうちの本も読んでいただきたいです!(笑))

たぶん、JUNE誌原初体験の80年代あたりに吸収した雑多なもの(思えば映画や日本の古典芸能など、自分なりの引出しがちまっとできたのがあの時期だった気がします)がいろいろブレンドされ、形成されたのが「自分なりのJUNE」だと思います。「JUNE」は人によりいろいろな意味・美学が託されている言葉なので……そのへんは電書サイトのブログでぐたぐだ書いてますので(笑)、お時間があったら覗いてみてくださいませ。
新刊『流星』について+既刊無料配信のお知らせ

正直、こういうニッチで趣味的な本が売れる世の中なら苦労はしません。(笑)J.GARDENでも手にとっていただくのが難しかった(紙同人誌を改稿したものがベースです)本なので、「無料お試し版」に表題作をまるごと入れました。恒常的な無料本が置けるのがBOOK☆WALKERの利点なので、「(イベントで遭遇するので)絶対いらっしゃるのは知っているけれど、絶対数が少ないのも真実」である読み手さんに届け、と瓶に詰めて海に流す気持ちです。(笑)もちろん路線のせいにせず、作品を少しでも良いものにしていくために、引き続き精進していこうと思っています。

さて、最初に出そうと思っていた長い作品は、今電子書籍用に手入れをしています。なりゆきですが、初めてのEPUB本作り(BOOK☆WALKERはEPUB形式でのアップなのです。kindleはwordでできるんですけど)を短い本で試行錯誤できたのはよかったと思います。電子書籍で小説を読むのは、オンラインで読むのとは違う体験だと思います。というのは、ページごとに切り替わっていく「リズム感」がいちおうあるので。ファイルを実機に落として、何度も読み直してそれを調整しています。オンラインのスクロールではその効果はありませんよね。いわゆる「リーディング・エクスペリエンス」がちょっと違うように思います。(どっちが適しているかは作品によると思いますが、オンラインで長い文章を読むのはしんどいけど、電子書籍だとわりと読めてしまうのはそのへんの違いかな、とも思います)

次の作品では「もっとこうしたい」ところもあるので、研究しつつ形にしたいと思います。

話が先走っちゃいましたが(笑)、新刊をどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m



ウェブ用BW無料お試し版表紙.jpg



*      *      *


『追憶のシャーロック・ホームズ』上巻無料配信

急ですが、「kindleの独占配信が終わると無料キャンペーンオプションも使えなくなる!」と気づきまして、期限が切れるまでのラスト三日間、分冊版『追憶のシャーロック・ホームズ』の上巻を無料配信することにしました。もともとこういうキャンペーンをするために作った分冊版なので、よかったら未読の方、お試しくださいませ。


2018/3/21(日本時間午後5時頃)~23(日本時間24日午後5時頃)

(商品ページの告知で時差計算を間違ってしまいました。
修正がまだ反映されていないかもしれませんが、
開始は日本時間3/21午後五時頃の予定です)


2018/03/09

《重要なお知らせ》kindle読み放題対応順次終了

電子版の配信プラットフォーム拡大に伴い、kindle読み放題対応が順次終了いたします。(kindle独占配信が条件のためです)終了前にKindle Unlimited、Kindleオーナーライブラリーで登録・レンタルしていただいた本は、終了後も引き続きお読みいただけますので、上記サービスでのご購読をご検討中の本がございましたら、どうぞ期間内にご利用ください。(特にkindle Unlimitedは端末から削除してもクラウド上にとっておけるので、とりあえず落としておいてお時間のあるときに、という使い方も可能です☆(^^))

◆3月~4月初旬の終了予定◆

3/15~16頃
 ネガティヴ・ケイパビリティ:絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行

(【分冊版】上巻・中巻・下巻の対応終了は5/4頃の予定です)

3/23~24頃
 【分冊版】追憶のシャーロック・ホームズ[上巻・中巻・下巻]
※追記・【上巻】のみ、3/21午後5時頃から24日同時刻まで無料配信を行う予定です。

(【統合版】の対応終了は4/30頃の予定です)



通常販売分の変更はございません。

*      *      *

現在新刊配信の準備を進めております。準備ができましたらまたお知らせさせていただきます。J庭からまだ一週間経っていないのになんだか慌ただしくて申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

2016/08/04

キンドル・アンリミテッド始まり+ぷちクラッシュとセレンディピティ

Kindle Unlimited スタート

8/3から、アマゾンの月額980円読み放題が始まりました。現在30日間無料体験も行われています。うちの本はすべてそちらから読めますので、よかったらぜひ。kindle無料アプリでも登録できます。

Kindle Unlimited 読み放題

後述の理由でネットサーフィンを制限しているため、スタートを知ったのは当日の朝日新聞だったのですが、記事によると一度に保存できるのは10冊までとのこと。期限不定のレンタルみたいなものでしょうか。なのでずっと所有したい場合は普通の購入のほうが良いかもですが、大量に読みたい方で

「とりあえず中身読んでみないとずっと保存したいかどうかわからない」
「でも判断するのにサンプルでは分量が不足」

…という場合に、ザクザクとチェックを兼ねて読んでいくのにも良いかと思います。夏休みにたっぷり読もうと思っている方は、とりあえず無料体験してみるのも良いのではないでしょうか。(それほど使わないなーと思ったら、期限が来たら解除すれば料金とられませんし……(笑))

出版社等からは反発も出ているサービスで、たしかに立場により見方が違うのはとてもよくわかります。でも無名で本を作っている身からすると、気軽に試していただける機会が広がるのはありがたいことです。読む方から見れば、うちの本など海のものとも山のものともわからないわけですから。(笑)

配信側の立場では、本ごとにKDPセレクトという、電子版のアマゾン独占配信条件に登録することで、キンドル・アンリミテッドやキンドル・オーナーズ・ライブラリーで読める対象になり、そちらで読んでいただいた分の報酬も、(販売価格よりは低いものの)読まれた分量に応じた支払いがあります。つまりこのサービスの対象に登録する・しないは出版側が選べるので、シリーズの一巻だけ登録してみるとか、いろんな使い道があるのではと思います。

海外ストアでは以前からあって、うちの場合はしばしばそこから読んでいただいていたので、早く日本でも始まってくれないかなーと思っていました。ここからまた新たなご縁ができるといいなあ、と思っています。

ぷちクラッシュとセレンディピティ

さて、コミケに落ちたおかげで(笑)できた時間を有効に使おうと、現在ゆるい「クラッシュ」に入っております。(クラッシュについてはこちらの過去記事にて。カズオ・イシグロさんの用語を拝借した一種の「自主的缶詰状態」で、作品世界にどっぷり浸ることです)自分の場合はいっさいを代わってくれる奥さんなどいないので(笑)、創作の優先順位を上げてネットを覗く時間を減らす、情報を遮断して「真空」っぽくなれる時間を数時間~一日単位で確保する、という程度なのですが。もちろん「ココロのごはん」は適宜補給しております。(こういうときこそ必要、ということもありますね。ちょうど先日、ツイッターで藤原帰一さんがそんなことをつぶやいておられました。これから忙しいそうで、「映画なしには乗り切れません」と。大いに共感です(笑))

春から外でのバイトもしているので、一日丸ごと自分でスケジュールを組める日は減ってしまったのですが、かえってメリハリがついてる気がします。こういう時期は映画のほかにエンジンかけに役立つ本も大切なのですが、先日テッド・チャンさんがインタビューで言及していた、アニー・ディラードの『本を書く』という本が今すごく役に立っています。作業に入る前に数ページ読むとなんとなく落ち着いて、自然にものを書くモードに入れます。図書館で借りたのですけど、これは手元にほしいかも。

今回のぷちクラッシュは秋のJ庭合わせのイアンシリーズ新刊のためで、以前からそれに関連しそうな資料を集めたり読んだりしてきたわけですが……草稿を書き始めると方向が変わってきまして。集めた資料の半分くらいは今回はかすらないことになりそうです。(泣)でもようやく曖昧だった部分がわかってきたことにもなるので、新たに深掘りするためにいろいろ追加摂取しています。

こういうときはなんとなくの勘で出会ったものがよかったりするんですが、今回もそんなのが出てきました!掘り出したのは、昔父親が珍しく持っていた『銀塊の海』という小説の著者、ハモンド・イネス。(父は新聞以外はほぼ読まない人なので、子供心に印象的だったようです。自分は未読なので、今回元の文庫とは別でkindle化されていたもののサンプルを落としてみました。…面白そう!(笑))

ネットリサーチのなかで偶然名前を目にしたのですが、なんとなく著作リストを見てみたら、今の状態でピンとくる「北海などイギリス周辺を舞台にした海洋冒険小説」を書いておられました。(帆船時代とかだとさすがに古すぎるのですが、油田ブームの頃ならぎりぎり範囲なのです)過去の経験ではこういうセレンディピティで出会ったものは当てになるので、金欠中ですが(^^;)安い古書を注文しました。自分が書くのは「ゆるいマイルドBL」なので(笑)影響は限られると思いますが、ココロを北海に飛ばすのを助けてもらえればと思います。正直今この作業をしているようではJ庭はきついですが、ズレてもその次の目標がコミケになるだけなので、気を緩めず進めようと思います。

先日は神保町に行き、久しぶりに「ほんとの古本」の匂いをたっぷり吸って、同行してくださった方のおかげで掘り出し物もさせていただいたり(以前SHERLOCKの同人誌でご縁ができたミステリ作家の篠田真由美さん。お店もいろいろ教えていただきました)、やはりセレンディピティで目についた本を買ったりで、生き返った一日を過ごしました。(今思うと、その前にイネスの本に気づいていたらいろいろ漁れたのに……とも思います。これはキリがないですが(^^;))夏は苦手でここ数年は酷暑もあり、外出を控えていましたが、たまにはこういう句読点は必要だなあ……とつくづく思ったしだいです。まあ、涼しい秋がいろいろと「●●の秋」に理想的なのは変わりませんが。
ともあれ、暑い間も水分とともに、適度なココロのごはん摂取に気をつけたいと思います。摂りすぎても支障が出ますが、不足すると確実に干からびますから……。(笑)

2016/05/20

kindle新刊無料配信(ギャザリング・ストーム)

マイルドBLシリーズ新刊、48時間の無料配信を、本日夕方から行います。


無料配信
2016/5/20(金)夕方5時頃~5/22(日)夕方5時頃
(システムの状況で終了時間が前後することがあります。
価格欄をちらりとお確かめのうえダウンロードしてやって下さいませ)


ギャザリング・ストーム: さむがり男子イアン・ワージングのゴースト修行
[イアン・ワージングシリーズ 3]

なにかと不遇なインテリくずれ、ゲイの歴史ライターイアンが、モロに好みなナイスミドルのゴーストライターに。コメディ寄りの短編です。お色気控えめでサクッと読んでいただけますので、ぜひお試しくださいませ。m(_ _)m

kindleをお持ちでない方は無料アプリでどうぞ☆


2016/05/03

【無料配信準備中】新刊&過去の同人誌電子版

ええと、なにから書いたらいいやらなのですが、とりあえずkindleの新刊の準備をしております! マイルドBLイアンシリーズ3本目のお試し短編で、3月のJ庭で配布した『ギャザリング・ストーム: さむがり男子イアン・ワージングのゴースト修行』です。現在少々の改稿と、電子化に伴うアレヤコレヤの作業中です。

表紙はこんな感じになる予定。おすましポーズですが内容コミカルです。(笑)


kindleのホームズものとイアンシリーズは、下記のような感じで文字のレイアウトをだいたい統一していたのですが、今回はイラストが上寄りの図柄なので、英字の配置が下になりました。

   

今月中にはkindleストアに上げて、リリース時に数日無料キャンペーンをしたいと思っております。よろしくお願いします。m(_ _)m

それと、突然の思いつきで過去の二次同人誌コンテンツをkindleファイルにして、自サイトで配信したいと思っています。こちらはファイル形式的にはkindle本体やkindle無料アプリでお読みいただくものですが、上記と違い二次なのでAmazonではなく、サークルサイトからの無料配信となります。

以前から海外のkindle個人出版をしている作家さん方のサイトを拝見していて、サービスとしてフリーブックの配信をしているのを羨ましいなあ、と思っていたのです。kindleストアに出してしまったものは(無料キャンペーンを使えるKDPセレクトというのに登録すると)実質「電子版はアマゾン独占契約」みたいな扱いになるので、自分のところで配布することはできないんですよね。そのうえオリジナル作品で書き溜めたコンテンツが乏しいので……それ以外で使えるコンテンツというと、過去の二次同人誌しかなくて。(笑)

で、今回はとりあえず『36時間のサファリ』と『Frankenstein: National Theatre Live Review』の2冊を考えています。

 


前者はSHERLOCKの二次小説(シーズン2後のジョンを主役にしたノンケJUNE)で、もともと小説ブログに連載した作品をまとめたものでした。現在もブログとpixivで公開中ですが、まとめたほうがたぶん読みやすいと思うので。…SHERLOCK二次としてはかなり実験的なアプローチだったのですが、幸いご好評をいただけて、その後も実験的なものを作る際に勇気を振り絞る励みになっています。ご感想をお寄せくださった皆様に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございます!m(_ _)m

後者はベネデイクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーがダブルキャストで演じた舞台、『Frankenstein(フランケンシュタイン)』ライブビューイング(録画を映画館で上映したもの)の、原作も絡めた両バージョン比較レビュー本です。こちらもブログ記事をベースに練り上げた内容ですが、品切れしてイベント展示がなくなってから一年くらいになるので、もし読んでいただける需要があれば、ということで。再上映などもやっているので、新たにご興味が出た方にも楽しんでいただけたらと思います。

どちらも紙版はコピー誌なので、イベントでの頒布(フランケンのほうはなくなっていますが)やサークル通販の受注生産は続けています。電子版は再利用みたいなものですが、kindle版の本をお読み下さってる方々へのしょぼいおまけサービスということで、もしご興味を共有していただける方がありましたらぜひ。(同人誌としてご同好が読むことのみを想定した内容なので、普通に見たら「マニアック」なシロモノかもしれません。ご了承くださいませ(^^;))

できたらGWに配信開始と思っていたのですが、いろいろずれ込んでいます。でも五月中にはイアンの新刊、同人誌電子版両方をリリースしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

kindle無料アプリはこちらで入手できます。まだお使いでない方はぜひどうぞ。



*      *      *


『忌まわしき花嫁』のテレビ放映も近づいてきましたね。なんのかんの言ってやっぱり楽しみです。(笑)(録画して「あのアンダーソン」を一時停止で鑑賞するのが野望です!(笑))


2016/02/20

「幸いぼくは植物学者」+アリスさん確認(感涙)/『オデッセイ』感想

感想がすごく遅くなってしまいましたが、ガマンできず初日の朝の上映で見てまいりました!軽微なネタバレ(かな?)が含まれますのでご了承下さい。


まずはアリスさん

映画自体すごく満足だったんですが、とりあえず懸案の(?)ジョナサン・アリスさん、出てました~っ!!❤柳腰のNASA職員!(いや腰まで映ってたかどうかは!)お出ましの時間は数秒ずつですが、NASAのオペレーションルームでどアップにもなるし、台詞もあるので見逃すことはないかと!遅まきながらファンの皆さん安心してください!この方目当てで行く人が全国で何人いるかは知りませんが!(笑)メガネでひげ無し素敵です!(ちなみにワタクシは一瞬頭が真っ白になってそのあたりの字幕読めませんでした!(笑)正直見ているうちに映画に引き込まれていて、見に行った動機の半分くらいがこの方だったのが頭からすっぽ抜けてたんですが、見たとたんあまりに自分がフリーズしたので「そんなに好きだったのかこの人が!」と我ながら自分が哀れになりました!(笑))

ラストクレジット直前あたりでもう一度出てきたときは不意打ちで、これまたテキメン!だってもう出てくると思わなかったですもん。リドリー・スコット監督ありがとう!無駄にアップ入れてくださって!(だってだって、なんの必然性もないですもん!(笑))ああやっぱり監督も目をつけたのですね!(断定)いいですよね彼のルックス!いかにもNASAとか、しかもちょっと官僚的な態度とか似合いますよね!もう背景に立っていてくれるだけでそれっぽくなるですよ!ええ!(すいません私鼻息荒すぎ(笑))じつは「モブシーンで見逃すんでは」と、JPLのシーンなんかで目を凝らしておりました。(^^;)あんなにはっきりと、そして台詞まであるなんて。映画館の大画面いっぱいにこの方のアップを拝めるなんて、想像もしていませんでした。ほんとにほんとに嬉しかったです❤

あ、あとついでなので前回書いたツタンカーメンについて。先日の記事に追記もしておきましたが、キャスト欄にハワード・カーターの名前見つけました!すみません!でも1話しか出ないので、当初の説明にあったようなカーターを描く路線より、ツタンカーメン周辺のアレコレをまとめてご紹介、みたいな趣向なのでしょうか。そしてアリスさん演じるウィンロックさんが『世にも奇妙な物語』のタモリ的に毎回出てくれるのでしょうか…とにかく期待であります。出番タモリ程度でも!(笑)

「幸いぼくは植物学者」

さて、気を取り直して映画本編についてですが…いやもう、正直ここまできちんと「入り込めた」作品て久しぶりです。お話はシンプルといえばシンプルで、火星に取り残された主人公ワトニーが創意工夫でサバイバルする話、そして地球の側のあれこれもかなり興味深く、リアルかつユーモラスに描かれます。ディス・イズ・アメリカ映画!と思いました。特にNASAの長官(ジェフ・ダニエルズ❤)がある部分に必要な日にちを作るために他をどんどん削り、「さあ15日できた!」というところ。(でもこーいうことはしちゃいけませんね(笑))

映画の特徴にもなっているワトニーの姿勢、ユーモアというより実務的というか、淡々とやるべきことをやれてジョークも言える強さ。たぶん宇宙飛行士になれるくらいの人たちの「優秀さ」って、こういう部分も含まれているんでしょうね。ちょっとしたことで心がぐしゃっとつぶれてしまうダメ人間から見るとほんとに眩しい。ワトニー以外もあのクルーみんなヒーローです。でもワトニーは単にタフなんじゃない。ジャガイモに安定剤まぶして「誰も見てないし」とか、これまたユーモアをはたいているものの、対処が現実的なんですよね。逆に言うと自分を過信してもいない。
しかしなんといっても作品中で彼が「やってる」サバイバル術は実際に可能だそうで、そのへんがこの映画の大きな魅力だと思います。

別ブログに書いたことと重複するのでさらっと触れるだけにしますが……ワトニーの台詞で好きなのが「幸い」です。最初に出てきたのが、たしかビデオカメラに向かってジャガイモを育てることを言うシーンで、「幸い僕は植物学者」、だったと思います。アノ状況でなにが幸いだ、というユーモアと、その影にある強さがたまりません。その後も何度か出てきて、「幸い」、と言ってのけるユーモアとやせ我慢とタフさと智恵、見習いたくて意識してやってます。「幸い」って言ってみると、ほんとになんか、自分が置かれた状況のなかで、脳が焦点をあわせる場所が変わります。

ストーリーそのものはもう誰でも予想するように終わるので、ネタバレというほどのことではないかもしれないんですが一応そう書いたのは……じつは一番感動したシーンを書くためでした。…それは、使命を終えていた実在の火星探査機、マーズ・パスファインダーが出てきたところです。詳しくないですがいろいろ想定外があった探査ですよね。印象深かったので、外野なのに名前と「姿」を見たら思わずクチ押さえてしまって、目が潤んでました。なんか現実とつながる感じというか、たまらないものがありました。たしか別の映画でも、使命を終えた実在の宇宙探査機が出てきたことがあって(こちらはクライマックスのネタバレレベルかもしれないので、映画のタイトルは伏せますね(^^;))、そちらもえらく感動した覚えがあります。SF映画の感動要素って、こういう部分もありますね。

主演のマット・デイモンが昔ベン・アフレックと共同脚本・共演した『グッド・ウィル・ハンティング』のことや、作者のアンディ・ウィアーがもともとはこの作品をkindleで個人出版していたことなどは、kindleつながりなので(笑)、新しいサイトのブログのほうに先日書きました。よかったらぜひそちらも読んでやってください。


本棚からちょい懐かしい対訳シナリオが出てきたのでそのへんとか。
ロビン・ウィリアムズの姿は今見るとちょっとつらいですね…。



2016/02/04

コミケウェブカタログからKDP本リンク可能に+ジョナサン・アリスと“消えたエジプト学者事件”(笑)

コミケウェブカタログからKDP本リンク可能に


先日、コミケウェブカタログの通販欄からついにamazon kindleストアへのリンクができるようになった、とツイッターで知りまして、ぎりぎり更新可能期間だったのでリンクを加えてまいりました!ずっとアンケートではリクエストしていたので、すっごく嬉しいです!

うち、なんのかんの言って一番kindle本の売上があるのはリアルイベントのあとなんです(ぺーパー等でPRさせていただくので)。もともとかなり偏った嗜好の本ばかりですし(笑)、イベントはその「嗜好」でフィルターがかかった状態で、つまりご趣味が合う方々にPRできる場なので、当然かと思います。なので、本来お知らせしたかった方々の目に触れて、ワンクリックで見ていただきやすくなりました。あくまで可能性が広がった、ということですが、自分にとっては一番大事な部分がつながったので、日本ストアが始まった時と同じくらい嬉しいです♪

もともとkindleで本を作り出したきっかけは、同人誌で八年くらい出していた『追憶のシャーロック・ホームズ』を、手製本で作り続けるのがしんどくなってきたことでした。愛着もありますし、読んでくださる方も細く長く途切れなかったので、絶版にはしたくなかったんです。そのうち通販よりも手軽に読んでいただけるkindle本という選択肢が出てきて、まだ日本ストアはありませんでしたが、ゆくゆくは始まるだろうと改稿を始めました。専用端末がなくとも読んでいただけるのが決め手でしたが、それはアメリカで始まった当時の話。日本ストアでは対応してくれるまでに時間がかかり、「PCで読めるようになりますから」とさんざんお知らせしていたので大変気をもみました。

イベントでの常連様の中には、イベントしかつながりがない方もたくさんおられます。サイトやこういったブログ、ツイッターなどではお知らせが届かないのです。(自分がイベント等でチェックするサークルさんをネットで常時見ているかというとそうでもないので、そういうものだと思います。両方見てくださってる方々ももちろんおられますが、未だに紙とネットはわりと別世界、な部分もあります。だからイベント不参加が続くと「やめたのかな?」と思われたりしますよね。(^^;))

一番大きなイベントであるコミケのカタログからリンクしていただけると、イベントのないときのkindleの新刊などもお知らせが届く可能性が広がり、やりがいも出るというものです!(←数は少ないので、コレが自分には大きいです(笑))

ウェブカタログは「2/1から公開」となっていて、あれ?更新してるときも見られてたんだけど…と思ったんですが、これは自分がサークル側でログインしていたからでしょうか。よくわかりませんが、現在は「公開」状態のはずです。一部ですが二次を含めた同人誌情報のほか、pixivやツイッター(サークルアカウントのほうを登録しています。つぶやき少なめですが、PRと告知は漏らさずこちらです)など、サークルのネットでの活動状況が一元管理(?)されていますので、よかったらお気に入りに入れてやってください。同人母艦サイトが大きなPC画面用なので、コミケカタログのほうが見やすい方もおられると思います。

コミケウェブカタログ: SUSSANRAP (要ログイン)

ウェブカタログは初めて、という方は、下記をご参照下さい。メールアドレスでアカウントを作ると無料エリアが閲覧できます。サービス提供期間や課金コースとの違いなどもガイドにあるので、参考にして下さい。

コミケWebカタログ総合ガイド
・コミケWebカタログを見るためにすること
・サービス内容
・コミケWebカタログって?

迷っているのが夏コミで…じつは夏は体力的にきつくなってきたので、申し込みは見合わせようかと思っていたんです。でも、申し込んでいないかぎりカタログには掲載していただけないので…逆に、たしか落選でもウェブカタログには載せていただけますよね。なので、やはり申し込もうかなあ、と悩んでいるところであります。


ジョナサン・アリスと“消えたエジプト学者事件”


…と、こちらは話題変わってホームズのタイトルっぽくしてみましたが(笑)、ジョナサン・アリスさんのこれからのお仕事についての憶測であります。

IMDbのアリスさんのプロフィールにあった『Tutankhamun』(ツタンカーメン)。全四話すべてに出るのはアリスさんだけなので、コミケ新刊にはもしかして主演?と希望的観測を書きましたが…。そのときに出ていた「制作中」の表示は現在は消えていて、2016年に放映予定となっています。IMDbからリンクされていた記事などを読み、ようやく詳細が…不明な点が…わかってきました。

(情報ソースはこちら)
IMDb: Tutankhamun

ここからリンクされている、制作のゴーサインが出た時点でのアナウンス記事(こちら)では、主人公はハワード・カーターという実在のイギリスのエジプト考古学者――ツタンカーメンの墓を発掘した人――なのですが、アリスさんの役名はハーバート・ウィンロック。こちらも実在のエジプト考古学者で、アメリカ人です。そういえば、前に見たアリスさんの俳優としてのスキル紹介(こちら。いろいろ入ってますが真ん中あたりです)で、言語アクセントスキルのなかにアメリカアクセントも入っていました。どんなんになるんでしょう♪聞き分けつくかなあ…(笑)

で、IMDbのキャスト表には現在「ハワード・カーター」という役名がないのです。カーターと並んで重要な役になるはずのカーナヴォン卿の名前はあるんですが。(演じるのはなんとサム・ニール!ますます見たいっ!)2016年のミニシリーズとなってるのですが、放映日は未定。…まさかまだ主演俳優が決まってないってあるでしょうか?撮り終わったんじゃないのか??? それとも題材がウィンロックに変わったんでしょうか?(アリスさん主演になるならこちら希望!(笑))

まだキャスティングで難航しているのだとしたら、2016年放映になるのかどうか。ちょっと謎であります。ともあれ、アリスさんのレトロなエジプト考古学者姿、早く拝みたいものです❤(いやな奴の役かなー…それも萌える♪(笑))

【追記】失礼しました、ハワード・カーターの名前見つけました!でも1エピソードにしか出ない!…他のキャラがどういう方たちかきちんと調べてないのですが、もしかしてカーターをというより、ツタンカーメンにまつわるアレコレひっくるめて紹介していく趣向なんでしょうか。

そんなアリスさんが出ている(はずの)『オデッセイ』――映画化前に原作『火星の人』の情報に触れたときはコミカルな作品という触れ込みだったので、いまだにこの邦題にはなじめませんが(笑)――も明日公開。ほんとに出てるんでしょうか。「ブレンダン・ハッチ」ってキャラクター。(まだ疑っている(^^;))見に行けるかどうかわかりませんが、こちらも気になるところであります♪

2016/01/15

【ご報告】kindle本用新サイトを始めました。

はー、もう1月も半分過ぎましたね。でも数年前から年賀状を書いてないせいか、年の切れ目が曖昧です。(恥ずかしながら、いただいた分に返信させていただくのが精一杯になってしまっております。ナサケナイ)でもコミケから考えると、逆にもう一ヶ月くらい経った気がします。

さて、それはともかく。先日からリンクだけこそっと載せておりましたが、電子書籍用のサイトを作りました。本のご紹介とお試し読みの他、サイトオリジナルのコンテンツも少しずつ増やしていくつもりです。まだいろいろいじってるところなので体裁が変わったりするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

SUSSANRAP kindle books

↓こんな看板です。

まだ試行錯誤中ですが、とりあえず小説はすべてお試し読みをつけました。kindleのサンプルを落とすより手軽に読んで頂けると思いますので、ぜひご覧下さい。とくにスマホの場合はスマホ用の表示をしてくれる、レスポンシブとかいうタイプのサービスを使ったので、そちらの方には元の母艦サイトよりはるかに見やすいと思います。

サイト用のオリジナルコンテンツとして、まずは『王殺し』の最初の同人誌版に入れていたちょっと長めのコラムを、分割して掲載し始めました。触発元となった(日本ではほぼ無名の)萌え映画と戯曲、それといくつかのトピックを合わせた「西洋から『蛮族』への視線」がテーマの記事です。(もしかして、そのバージョンの同人誌で昔お読みいただいた方もいらっしゃるかもしれません…最近のような気がしますが、もう8年目になるんですね。早いものです)

『王殺し』はすでにkindleでお読みいただいた方も多いので、合わせて読んでいただけたら嬉しいです。(もちろん未読の方もぜひ!)同人誌を作ったときは、半分くらいはこの萌え映画を布教したい、というのが動機でしたので…(笑)(日本版DVDがなく、戯曲も邦訳が絶版、加えて自分がはまるきっかけになったYoutubeのクリップもなくなってるのがなんともやりきれないのですが…(涙))

こちらは上記のコラムページへのリンクです。
まだ三回のうちの一回分ですが、順次アップしていきます。

作品紹介以外のコンテンツは、母艦サイトやブログとの差別化をどうするかも課題です。自分にできるのは文章と絵くらいなので、まあその周辺にはなりますが…なるべく作品に関連したものにしようと思います。せっかく専用サイトなので。(笑)

母艦サイトとの差別化のため、なんとなく看板にkindle booksとつけましたが…というか、母艦サイトの電子書籍コーナーがkindle booksなのでそのまま出張させてる感覚なんですが…別に活動を一生kindleに限定するつもりはないので(笑)、もし別の媒体も使うようになったらタイトルを変え…なくちゃ変かな???ありそうなのは、紙版ホームズの増刷か他の紙版を密林社さんに納入できたときですかね。それまでに何かいいタイトルを考えなくちゃです。

でもとりあえず、kindle本についての発信を、ファンモードのお仲間意識でやっている同人誌と切り離してする場所を作れたので、気持ちも切り替えやすくなりました。同人誌活動ではオリジナルも二次もやっているので、kindle本を母艦サイトのリンクつきでPRするときには、なんとなく「見てほしいけど見てほしくない」という二律背反(?)な気持ちをいつも味わってたんです。(おおげさ(笑))

これまで作ったkindle本は、元は同人誌(著作権で問題がない・オリジナルオンリーイベントに持ち込めるもの)」なのですが、中身は同じでもメディアが違うと見る方のノリも違ったりしますよね。それでどちらも後ろめたい、みたいな感覚が常にありました。…なので、母艦サイトからはリンクしていますが、新しいサイトから母艦サイトへはリンクしないつもりです。まあ、ツイッターなどでは両方PRするので、あまり変わりはないのですが。(笑)

でも、逆に同人誌モードだとある意味で遠慮してしまう(?)アプローチが、これまであったのも事実なんです。上手く言えないんですけど、自分自身をあまり出さないこと、というか…。創作をなさる方にもいろんなケースがあると思いますが、自分の場合、自画像漫画が描けないほうなんです。作品は自分自身とつながってるようでまったく別物なので、とくにシリアスなものの場合、作品のイメージを日常の自分個人の言動がぶち壊してしまう気がするんですね(笑)。だから本当は、まったく自分を隠して本だけ露出させたいのです。でも自分で宣伝をする個人出版ではそれって難しいのですよね。(ネット上で別のペルソナを作るとかできれば別ですが、そこまでの手間はズボラーな自分には不可能!(笑))

それで、今回はそのジレンマをある程度解消する試みです。あちらにブログなんかを加えちゃうとわやくちゃになるかな、とも思いますが、自分の創作などについて発信する場所と、ファンモード全開になる場所を分けられると、いろいろと気がねなく出来ると思います。(笑)楽しみつつ、いろいろ試していこうと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします☆



2015/12/21

『ネガティヴ・ケイパビリティ』あとがき(絶食系男子/リアルのゲイとアセクシュアル/ジョナサン・アリス など)

さて、先日ちらりと書きました、『ネガティヴ・ケイパビリティ: 絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行』あとがきを丸ごと掲載します。縦書き用に漢数字などに修正したものをそのままコピーしますので、ちょっと形式がアレですが、お許しください。取り上げているトピックは、これまでにこのブログで取り上げたものともかぶりますが、以下の通りです。

・絶食系男子
・リアルのゲイとアセクシュアル
・ネガティヴ・ケイパビリティ
・ジョナサン・アリス
・その他のリアルの話題

(やんわりと小説のネタバレになるかもしれない単語をいくつか見つけたので、そこは消して空白になっております。ご了承下さい)


*      *      *

あとがき

最後までお読みいただいてありがとうございました。この小説は、二〇一四年三月八日開催のBL系同人誌イベント、J.GARDENにて初版を販売いたしました、同名小説の電子版です。(その後少々改稿をしております)BLと称するには変則的ですが、ゲイのキャラクターの扇情的ではない、やさしい関係を描いてみたいというのが願いでした。お楽しみいただけましたでしょうか。

 いろいろ興味があるものを詰め込んだので、最後にイメージソースや参考にしたものなど、織りまぜて書き留めようと思います。少し長くなりますが、よかったらおつきあいください。


絶食系男子

「絶食系男子」という言葉を知ったことが、この話を書く大きなきっかけになりました。目にしたのはネットの記事で、「草食系」を通り越して「絶食系」の若い男性が増えている、という内容でした。性的なもの自体に汚いイメージを持つ潔癖タイプの人も増えている、という切り口もありました。そこでなぜか、矛盾した色気を感じてしまいました。

 で、そのへんからイメージを発展させていったのですが……最初から「BLで」という前提ではあったので(ここらへんが無茶なのですが)、まったくの絶食ではなく「今は訳があって絶食中」になり、恋愛関係について「潔癖」な感じが残りました。…でもイアンさんは、なりゆきで絶食系男子というより       になってしまいました。ごめんねイアン。(ちなみに、男性の冷え性はほんとに   とも関係があるそうで、血行の悪さが両方の原因になるそうです。冷えが大敵なのは女性だけじゃないんですね)

リアルのゲイとアセクシュアル

もうひとつ、かなり大きく影響したのが、リアルのゲイの方々について情報が増えたことでした。たまたま手に取ったLGBTを解説する本に、ゲイの学生さんの声が引用されていたんですが……印象的だったのが、ゲイの仲間とのつながりがほしくでそういうコミュニティに行くと、すぐに肉体関係を求められるのがいやだ、というものでした。これは失礼ながらすごく意外でした。「やりたい」が真っ先に来るのだとばかり思っていましたから……。これも偏った情報やイメージにばかり接してきた弊害でしょうか。考えてみれば、同じゲイの仲間を求めるのは恋人募集ばかりではなく、共通の悩みを話し合えるとか、愚痴やのろけを含めた恋愛話も気楽にできるとか、いろんな要素がありそうですよね。ヘテロで考えたら当たり前に想像できるのに、ゲイ仲間と聞くと性的な関係しか想像できない、というのはほんとに失礼な誤解でした。
 その後、リアルの若いゲイの方には「添い寝やハグで充分」という方たちも出てきていると知り、女の子がファンタシーとして思い描いていたなかの、繊細なタイプの世界もあながち現実離れはしてないんだな……などと変な感慨がありました。

 そして作品中でも取り上げました通り、二〇一四年にイギリスのイングランドとウェールズで同性婚が合法になりました。(これを書いている今は、アメリカ最高裁で合法とされ、全州で同性婚が認められるようになった直後です。どんどん状況は動いていますね)
 好きな俳優さんにゲイの方も複数おられることから興味がわいて、あちらのゲイ雑誌の結婚関連記事なども読むようになったのですが……するとある意味「幻想」が壊れるわけです。長年のカップルがいる一方で、ケンカも破局もあるし、生々しく経済的なトラブルもある。ゴールできれば万歳、ではまったくない。思えば当然なんですが、直面する問題もヘテロと変わらないんだなあ……としみじみ思いました。

 「リアルのゲイ」への見方が輪をかけて変化したのは、なぜか「アセクシュアル」の概念をはっきりと理解してからでした。不勉強で知らなかったんですが、LGBTの多様なセクシュアリティの分類の中に、「アセクシュアル(無性愛)」というのが含まれているんですね。そしてその詳細もさまざま。これは目からうろこでした。その瞬間に、同性愛を差別しないで見る、という感覚がわかった気がしました。「アセクシュアル」を認める、つまり恋愛に興味を持たない自由までを視野に入れると、恋愛の対象や自分のあり方のバリエーションであるLGBTというものが、急に自然にイメージできるようになり、すべての垣根が取り払われる「自由な」感じがしました。

ネガティヴ・ケイパビリティ

「ネガティヴ・ケイパビリティ(Negative capability)」は、引用のとおり詩人のキーツの手紙にある有名な言葉だそうです。もともとは、別の詩人が性急に理屈に飛びつくことを批判する文脈で書かれた言葉です。その後いろいろに解釈し直されたりして広がったらしいです。

 直訳で「消極的能力」などとも訳されているのですが、調べてみると「あいまいさに耐える能力」というイメージでした。「ポジティヴな能力」が体から外側へばーんと出していくイメージだとしたら、逆方向に自分の中へ受け入れる、という意味でポジティヴの反対のネガティヴなので、「消極的」とするとちょっとイメージが違う気がしました。なので、冒頭の引用ではだいぶ言葉を補って意訳させていただきました。まさに理屈っぽく頭でっかちのイアンが、ラストでは多少この能力を身につけていればいいな、というイメージでタイトルにしています。なんだか昨今自分たちにも必要な能力だな……という気もします。

ジョナサン・アリス

イアンのルックス、名前、設定などのヒントは、ジョナサン・アリスというイギリスの俳優さんから〝いただき〟ました。海外ドラマ『SHERLOCK』の、アンダーソンというイヤミな鑑識官役で知られています。(ご本人はワインに詳しく、ロシア語ができてヴァイオリンも弾けるという多才な方です。ちなみにヘテロの既婚者で、新婚旅行は日本だったそうです)
 この方が『サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド』で演じた脇役、「イアン・ワーシング」が直接のイメージソースです。遺跡を巡ってレイラインの本を書いている役ですが、妻帯者でレイラインへのアプローチもいわゆる研究者側。この小説のイアンとはかなり違う設定です。スペルがわからないので勝手にWorthingとし、これの発音を確認して、濁点付きの「ワージング」としました。ちょっと「いなたい」響きが気に入っています。

 じつはタイトルの「ネガティヴ・ケイパビリティ」も、この方がちょい役で出たキーツの映画(『ブライト・スター 一番美しい恋の詩(うた)』)を見たときに、キーツについて調べて出会った言葉でした。…というわけで、練り上げる過程でかなり離れたものの、ベースのアリスさんなしには存在しなかった物語です。謝辞を密かにこの方に捧げます。

その他のリアルの話題

二〇一四年が第一次世界大戦百周年だったのも、もちろん現実の大きなイメージソースでした。レイラインの      はまったくの創作ですが、言及した書籍や仮説は実際にあるものです。(巻末の参考文献でご紹介しています)          という部分は、      仮説を提唱している方が、Google Earthにこの仮説の   を重ねて表示するファイルを無料配布しておられまして、それを眺めて       を通っている   を知り、「こりゃ使える」とばかりにさかのぼってモデルの村を設定しました。(何ヶ所かイメージをまぜている架空の村です)
 イアン・アプルトンとエリック・ウェスコットは、もっともらしく書いていますがモデルの    はいません。ベースの       や、戦時郵便の状況のみ現実を参照しています。こちらの話もまじめに書いてみたい気もします。

*       *       *

 イアンさんは、「BL版寅さん」のイメージもありました。(そんなものに需要があるかどうかは別として(笑))寅さんて惚れっぽいんですけど、最終的なところまではなかなか「いたさない」し、最後は必ずマドンナとさよならなんですよね。そのへんがいい感じだなーと……。今回は「可愛いとは思うけど好みとは違う」マーク君がマドンナ(?)だったので、いつか「モロに好み」なロマンスグレーのおじさまにドキドキするイアンさん、なんてのも見てみたい気がします。(そうなると、イアンさんにはずっと煮え切らない状況でいてもらわねばなりませんが……なんとも気の毒です(笑))

 とにかく作者にとっては、好きなものをたくさん織り込んで楽しんで書けた物語でした。いろいろ心残りもありますが、それは今後の課題とします。イアンさんの絶食期(?)なりの「テンションの低いお色気」を、少しでも楽しんでいただけたら幸せです。機会がございましたら、ぜひご感想などお聞かせください。
 末筆ながら、改稿時にヨーロッパの一般的な鉄道についてご助言をいただいた篠田真由美様に、心からお礼を申し上げます。

牛乃あゆみ

*      *      *







2015/12/18

年内最後の無料配信です。(+コミケ続報)

というわけで、今年も残り少なくなりました。お試し短編・マイルドBL/ソフトMM小説『History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』、24時間の無料配信中です。(明日12/19夕方5時頃終了)

ハロウィーンの夜のちょっと切ない、でもそこそこ前向きな(?)大人の物語です。(大人の恋愛話なのでやることやってますが、描写はあっさりR15程度。心理の方がメインです)シリーズですが読みきりですので、お気軽にお試し頂けたら嬉しいです。



(念のため、モバイル用リンク も貼ります)

kindle無料アプリ

物語の舞台になっているロンドンは、リアルでは今すごく暖かいんだそうですね。今朝の海外ニュースでは朝の気温が14℃で現地の8月並、クリスマスシーズンなのに半袖で歩いてる人もいると報じてました。なんか心配になりますね。温暖化。(^^;)

それはともかく、お忙しい方はとりあえず落としておいて、お正月にでもゆっくりお楽しみ下さい。ご感想もお待ちしております。

コミケでは紙版(コピー誌)を無料配布させていただきます。ぜひぜひお立ち寄りくださいませ♪
(2日目12/30 東4ホール ヤ12-a SUSSANRAP です)


ちょっと表紙デザインが違います。(前に配ったのとも少々違う)

なんか見直すたびに色とかいじっちゃうんですよね。(笑)



コミケのウェブカタログも頒布物など更新しました。
コミケウェブカタログ SUSSANRAP
(閲覧はログインが必要です)

こんなカットです。



カットの「モデルオリジュネ小説」がイアン・ワージングものです。ああ、思えば遠くへ来たもんだ。(笑)どうぞよろしくお願いします♪



2015/12/11

【感謝とご報告】kindle版『ネガティヴ・ケイパビリティ』他ご感想+M/M小説の話とか

いろいろ立て込んでしまい、遅くなってしまいましたが、kindle本を出しながら精力的にレビューもしておられるとりさんが、ブログでうちの本のご感想を書いて下さいました。イアンものは、これまで紙同人誌のご感想をメールやお手紙、イベント会場でのお話など、個人的な形でいただいていますが(こちらも宝物です❤)、オープンな場ではなかなかないので嬉しかったです。私よりわかりやすい(笑)内容説明も含めて、とても丁寧に書いて下さっているので、お礼とご紹介をさせて頂きます。(普通の日記など複数の話題が入るのは、うちと少しだけ似てますね(笑))書いて下さってる通り、以前にもうちの本をレビューして下さっていて、ほんとにありがとうございます。


かくれんぼ戦略様:Kindle書評『History』『ネガティヴ・ケイパビリティ』(イアン・ワージング シリーズ)

(とりさんの刊行中kindle本はこちらです。 とり書房 )

文中で触れてくださってる「あとがき」は、紙版の初版に入れていて、改訂版で「くどいかなー」と削除→kindle版で「やっぱり入れよう」と少し推敲して再収録、という紆余曲折を経ております。(^^;)で、あとがき無し版でご購入いただいた方へのフォローの意味で、ウェブでも公開しようと思っています。中で扱っている題材にご興味のある方がおられたら、というのもありますし、ネタバレにはならないので。今回に含めると長くなりすぎるので、また改めてアップしますね。今回はこの書評で触れて下さったあたりを書きます)

ちょうど現在、コミケ用の紙版を刷っています。コピー誌主体で、長い『ネガティヴ…』も手製本ですが、書籍用紙の平綴じで「書籍っぽく」しています(笑)。本文と表紙、口絵はkindle版と同じになりました。(表紙はコレ↓になります)


表示の問題

(ここはKDPの技術的な舞台裏のお話なので、ご興味ない方は飛ばして下さいませ☆)表示上の問題で教えて下さった『History…』の「字下げ」は、自分のチェックできる範囲(PaperwhiteとKDPのウェブ上のプレビューア)ではまったくわからなかったので、とってもありがたかったです!e-Pub知識がなくWordからアップしているので、せっかくご教示いただいている解決法が活かせず残念ですが、白文字設定は試した覚えがありました。そのときは画面で普通に黒文字で出てしまい削除したんですが…念のため確認したらなぜか残ってました!なんでかわかりません。削除しそこねたのかなー。(^^;)そのあとプレビューアだけの確認で済ませてたのがいけなかったのかも…。(実機と違うんですよね。ところどころ)修正しましたので、おかげさまで次の無料配信ではそちらになります。今後の良い教訓にもなりました。

斜体については、自分も読みにくいなあと思いつつ、じつは太字にするか斜体にするかの究極の選択でした。(^^;)時系列が変わるのを見た目でわかるようにしたかった箇所で、一章別立てというほどではない気がして。紙だと別フォントにしてるんですが、kindleはそれができないので斜体と太字を両方試して、ましに感じたほうを取りました。…それでもたしかに、読んだ方が気になるようではいけないです。インデントが設定できると助かるんですがねえ…これも残念ながら使えなくて。うっかり紙版ファイルの流用でインデント設定が残っていると、すごく広い行間が空きます。(笑)これもなんとかできないかなあと思うんですが…。e-Pubだと設定できるのかな。これも今後の課題であります。

じつは別に、自分のなかで気になっている点もあるんです。『ネガティヴ…』分冊版上巻のトビラ(タイトルのページ)です。KDPの今のシステムでは、テキストを画面の横位置中央にポンと置く設定ができないんです。少なくとも自分が知る範囲では。で、そうしたい箇所では画像化したテキストを貼ってるのですが、これがなぜか上巻だけ上付きになってしまうんです。ほんとは縦位置も中央にしたいんですが。中・下巻と元ファイルを見比べてもすっかり同じに見えるのですが、何度やってもだめ。…本文には関係ない箇所ですが、揃えたかったのでくやしくて…。(そしていまだに未解決。精進します(^^;))

M/M小説のことなど

本当にどこかに彼らが生きてそう、海外ドラマになってそう、というお言葉が、すごく嬉しかったです。親バカですが、キャラクターはほんとに人格が一人立ちしてくれて、特にイアンとマークの掛け合い漫才(?)はほぼひとりでに出来てくれたくらいなので。キャラが立体的になる過程では別のご縁もあったのですが、長くなるのでまた改めて。

引き合いに出ているMMロマンス。自分も少しだけ読んだことがあり、親近感を感じていたので嬉しいです。(いろいろ呼び方があって、自分は「MM小説」でインプットしました)といっても買ったまま放置が長くて、三冊ほど買ったもののきちんと読了したのはやっと最近、まだ一冊だけで、ジョシュ・ラニヨンさんという方の作品です。正直かぶる要素があったらやりにくくなるとか、そういう変な心配もあってなかなか読めなかったんです。(^^;)書き終わってからちらちら読んでみたら、多少かぶるといえばかぶる、図書館のシーンがあって…書く前に読まなくてよかったと思いました。書きにくくなっちゃいますから。(笑)

前にUSストアの『History…』の「この商品を買っている人は…」欄に出る本が、日本より自分の本に雰囲気が近いことをご報告したことがありました。その系列で売れっ子作家さんの一人がジョシュ・ラニヨンさん。じつはキャンペーンをしたとき、BL無料ランキングに並列されてた有料ランキング列で2位くらいにおられて「おっ❤」と思いました。たぶんここをお読みになる方にはご存知の方も多いかと思います。日本での翻訳作品も多いですよね。自分は商業BLはあまり読まないので、存在そのものを知るまでに時間がかかりましたが、翻訳をなさっている方のブログなど読ませていただいて、興味が湧いて購入しました。読ませていただいた作品は、主人公がゲイで露骨なフ☆ックシーンが入ることを除けば、おおざっぱにミステリー系かサスペンス系に分類できそうな感じでした。

翻訳なさってる冬斗 亜紀さんのMM小説レビューブログと、ラニヨンさんの公式サイトはこちらです。

Slash×Slash Slash(m/m小説) レビューブログ

http://www.joshlanyon.com/

洋書のほうはレビュアーのお名前は男女ともにありました。でもやはり女性が多いかな?翻訳はレーベルもBLなので完全に女性向けですね。表紙の雰囲気もだいぶ違います。…たしかOUTかattitudeのサイト記事だったと思うんですが、「ゲイポ☆ノを見ているのはかなりの比率で女性」というのを以前見かけました。自分はそちらは見ませんが、日本でも詳しい腐女子さんはすごく詳しいですよね。BL雑誌で紹介されてたりもしますし…。(大昔の例で恐縮ですが、ふくやまけいこ先生のエッセイまんがで、JUNE編集部の方がゲットした洋物ビデオを数人でわくわく鑑賞会した話とかあったのも思い出しました。ネットでこれだけ情報が氾濫すると隔世の感がありますね。ついこないだの気もしますが!(笑))

まあゲイの方から見て「魅力的な男性」は女性にもそう映るケースが多いわけで、そこだけ考えれば当然の帰結というか。あとは露骨にエロティックなものへの嗜好の多寡、の問題かもしれません。(これは性差でなく個人差)

M/MはBLより用語としてはまだ知られてないですし、うちの本のラブシーン(にあたるもの)は淡白というか、映像で言えば一般映画のラブシーンか、それに毛が生えた程度。(でもこれがやりたい匙加減なんですよね)なぞらえるのは気が引けて、引き合いに出すのは避けてたんですが、第三者さんから見て共通項が感じられるなら、自分の勘違いではないはずなので、今後はPRの際キーワードに入れてみようかな、と思います。もしかして「マイルドなM/M」が読みたい、という方もおられるかもですし。(笑)

KDPのキーワード設定では、じつはダメモトで「MM小説」も含めてあったんです。それで検索する方は少ないと思いますが(笑)。もともとニッチなので、少しでもベクトルの近い方の目に触れられるよう、努力しようと思います。


やはりごった煮的に長くなってしまった。(^^;)すみませんでした。刈り込む時間がないのでこのままアップします。とりさんには改めて感謝を。ツイッターではフォロー関係はじつはないのですが、折々ゆるくお世話になっています。直接続きが読みたいと伺って、とても励みになりました。ありがとうございました!m(_ _)m次の仕込みも、ちょっと中断はしていますが進行中です。

『History...』のほうは、今月も12/18夕方から24時間無料配信になる予定です。よかったら落としてやってください。毎度の締めですが、無料アプリでも落とせますので!(コミケでも紙で無料頒布する予定です。ついでがありましたらぜひお立ち寄り下さい。スペースは12/30(水)、東ヤ12a、 SUSSANRAPです)

両方kindleオーナーさんのプライム無料レンタルに登録しています。じつは『ネガティヴ…』の分冊版上巻のキャンペーンの直後、レンタルと有料でちらほら読んでいただいたのは、統合版(とは書いてませんが一冊にまとまった本)のほうでした。レンタルは月一冊なので、まとまってるほうが良いかと思います。よかったらそちらでもどうぞ。(書いた順番は『ネガティヴ…』が先で、そちらで伏せていたことを書いたのが『History』なんですが、どちらからでも読んでいただけるように書いています。続き物ではなく両方読みきりですので、どうぞよろしく♪)


 


2015/11/23

【お礼とご報告】無料配信終了

無料配信終了

イアン・ワージングさんのまろやかBLスピンオフ短編Historyと、長編の【分冊版・上巻】の無料配信が終了しました。ダウンロードしてくださった皆様、ありがとうございました!楽しんでいただけますよう祈っております。そしてツイッターでPRにご協力くださった皆様もありがとうございました!

今回は三日間の連休に重なったのもあり、また、kindle本情報サイトのきんどるどうでしょう様、本と本様、kindle books安売り情報様に無料情報を拾っていただいたおかげか、上巻のほうは前回の短編単独・一日のみのキャンペーンの約6倍ダウンロードしていただけました。短編『History』のほうも二回目で一日のみながら、前回の半分くらいの数の方々に落としていただけました。今回も同時に無料になっていたBL系の本が少なかったため、一時的に日本ストアの無料BLランキング2位と3位に並び、その後上巻だけになってから、一瞬1位にもなりました。海外ストアではアメリカ、ドイツ、それとうちの本全体で初めて、ブラジルストアで落としていただけました。

今回はツイッターの宣伝ツイートもちょっとがんばってみまして、初めての試みなんですが、本文からの引用をいれてツイートしてみました。こんな感じです。

これは『ネガテイヴ・ケイパビリティ』から。かなり気に入ってる会話です。(笑) 
こちらは『History}』から。イメージソースのジョナサン・アリスさんの、以前こちらに和訳を載せた思い出話にヒントを得た台詞です。 

自分はふだんツイッターを使いこなせてなくて、いわゆる「拡散力」みたいなものもまったくないんですけど、今回は毎回ツイートするたびに、数冊ずつ地味にDL数が増えてくれたので、(まあ自己満足かもしれませんが)少しは見かけた方がご興味を持ってくださったのかな、と思いました。ごく少数ですが、ふぁぼ(あ、「いいね」になったんでした!)を付けていただけたのも嬉しかったです。

全部で140字に収めなくてはならず、タイトルが長いのではしょりましたが、リンクを含めるとかなりの字数になり、そのあまりに入れられて、そこそこオチがついて、かつネタバレにはならない文章を切り出す…という作業はけっこう面白かったです。宣伝コピー書くのが苦手な自分には、じかに中身のきれっぱしを見ていただくほうが合ってるかな、とも思いました。

(それと、自分の個人アカはSHERLOCKのファンとしてつながってくださった方が多いので、kindle本の宣伝はお門違いという方もおられるんですよね。なので、書影とリンクをいれた「お願いします!」の連呼を何度も目にするより、短いシーンをいろいろ流したほうが、多少は面白く眺めていただけるかなー…なんてことも考えました。似たもの同士で腐女子さんベースなのでそこはいいとして、まああとはご趣味に合うかどうかと、自分の精進次第なんですけど…がんばります!(^^;))

期間中に、プライムのレンタルでも元の分冊ではないほうをチラホラとお読み頂き始めたので、これも嬉しかったです。ありがとうございます。分冊もそれぞれに楽しんでいただけるところを入れる分け方をしていますが、話が収束したり大きく展開したりするのはやはり後半なので、全体を通して読んでいただけると嬉しいです。(それでなくとも「後半じわじわ」型だと以前評していただきましたので、イマドキとしては不利かもですが…精進精進(^^;))上巻で気に入っていただけたら、中・下巻もぜひ読んでいただけたらと思います。そしてもし上巻だけでも、ご感想・レビューをいただけたら幸いです。短くてかまいませんので、どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

最後に、amazonの著者ページに分冊版も加えていただいたのでリンクを貼ります。それと、最近モバイルサイトとPCサイトの違いを意識するようになったので(遅)、モバイルサイトの検索へのリンクも貼ってみます。自分はPCオンリーなので表示状態の確認ができず、もしかして蛇足の可能性もありますが、ご覧になっている環境によって違うと思うので、もし不具合などございましたらご一報いただけたら幸いです。(なぜか今『ネガティヴ…』の分冊版下巻のみ検索されないので、Amazonに問い合わせてみます!(^^;))

Amazon 牛乃あゆみ著者ページ

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2015/11/20

お試し短編と分冊上巻、無料配信中です。

さて、昨夜お知らせした理屈屋イアンのマイルドBL二点、無料配信が始まりました。(分冊版表紙も無事に反映されました!)二点で無料期間が違いますのでご注意くださいませ。同キャラクターのシリーズで短編のほうが時系列はあとですが、どの順番でお読みいただいても大丈夫です。

こちらは二回目。24時間無料になります。

こちらは新リリースした分冊版の上巻です。

  

ずっとここをお読みいただいてる方には繰り返しになりますが(^^;)、いちおう手短にご紹介を。『History』は元彼とのハロウィーンの夜の物語、『ネガティヴ…』は天然系「自称遺跡ガイド」君との愉快でちょっとせつない触れ合い、癒しと「少し不思議」な旅です。レーティングは追憶ホームズと同程度で、またR15程度です。(やることやってるけど詳しい描写はなし)「マイルドな」BLです。短編はちょっと大人(?)、長編はふんわりとしたところがあります。

雰囲気や世界観がお気に召していただけたら、続きもぜひ読んでやってくださいませ。(プライムの無料レンタルからお読みいただく場合は、一冊になっているバージョンでどうぞ)

中巻と下巻、背景が黄緑のものが統合版です。
    

最初は「上・中・下」を入れただけで全部同じ表紙だったんですが、パッと見で区別しにくいので分冊版の背景の色を変えてみました。(元の一冊にまとめたものの配色がかなり悩んだ末に決めたものなので、あまり変えたくなったんですけど(^^;))意識してなかったですが、並べると信号機カラーですね。(笑)

(毎度ですが、kindleをお持ちでなくとも無料アプリでお読みいただけます。ぜひお試しください)
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