2014年6月8日日曜日

SHERLOCK S3 第3話『最後の誓い』日本語版感想/正典「恐喝王」のモデルメモ

『最後の誓い』

(たぶんアップするのは明日になりますが、今放映を見終わったところで書いてます!)うわーんやっぱりおもしろかったー!!もう、続きが来週見られるような終わり方で腹立つー!(笑)

全体の感想はDVDのときに書いてしまったので、今日は重箱の隅を。(笑)…マグヌッセン!いや、マグヌセンか。(そしてオーガスタスでなくアウグストゥス、でしたね)もうこの人ツボでツボで!もしかしたらDVD見たあと、この猿ぐつわが一番つらかったかもです!やっと騒げて嬉しい嬉しい☆いやーやはり強大な敵ですね、話を面白くするのは…!このマグヌセンの邪悪さの質の出し方がもうたまらなくて。意表をつきますよね。顔なめたり暖炉にオシッコしたり顔はじいたり…。俳優さんも…この役で初めて知った方ですが、ラース・ミケルセンさん最高でした!(苗字からマッツ・ミケルセンを連想したら、彼のお兄さんなんだそうですね。うわーなんて兄弟!)身長の高さもお顔も痩せこけてるところも、仕草のいやらしさも(笑)、カマキリっぽいというか爬虫類的というか…パーフェクトすぎますー❤

この前までの二本がわりと個人的には低迷だったのもあり、三本目でやっと見たかったものが見られたというか。いやもう、この回は「ちょっとセクシーよ(It is a tiny bit sexy.)」「わかってる(Yeah, I know.)なんて粋な会話をするジョンのマーシャルアーツ上級者ぶりとか(吹き替えではタイヤレバーをジーンズに隠したジョンは「かっこいい」と言われてましたが、原語ではズバリ「セクシー」でした(笑))アンダーソンがマインドパレスに!とか、マーク・ゲイティス氏とワンダ・ベンサムさんがほんとの親子のように似て見えたとか(笑)、重箱の隅に絞っても書ききれないです!(笑)

…今回はとりあえず、DVD鑑賞後に得た正典ネタと、マインドパレスについて知ったことだけメモしておきます。これも放映が終わるまではと我慢していたので!(^^;)(詳しい方にはけっして新情報ではないと思いますが、ホームズはすでに百年以上ファンの世界が爛熟してしまってる世界なので、それを言い出したら「自分で開拓する楽しみ」がなくなってしまいます(笑)。なので、自分なりの経路で知っていく楽しみ、ということでいろいろ書いています。ご了承くださいマセ。

(余談ですが…自身いろんなジャンルにはまってきて、たいして若くもないので「昔の話」が出てくることもありますが、「ある対象を知った時期が早いか遅いか」には正直まったく興味がありません。とくに今は、情報ということだけなら、熱意さえあれば一晩で情報通になってしまえるネットというものもありますし…それにこの手のジャンルでの「情報」は、本人が求めている場合にだけ価値があるものですよね。なにより個人個人の対象との直接のつながりが一番大切な部分で、人と比べるものではないと思います。そのうえで、持ち合わせた情報に差があるならそこを埋めあって、共通の話題について楽しく話せるのが、ファン同士のつながりの醍醐味だと感じています。そういう楽しさは、本当に他では味わえません。だからそこで大切なのは、情報格差や対象を知った時期で差別化することではなく、普通の人間同士としての礼儀/互いを尊重する態度だけだと思います。最近よく思うことなので、ちらっと書かせていただきました。いやホントによけいなことでスミマセンでした☆(^^;))


正典「恐喝王」のモデル

さてさて、じつはこれをDVDで見たあと、面白い偶然から、原作の「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」のモデルになった実在の人物を知りました。見つけたのはホームズ本ではなく、別件で購入した幽霊本でした。

倫敦幽霊紳士録

ロンドンの幽霊スポットのエピソードをたくさん集めた本です。(すごく面白いので、この方面ご興味ある方にはおすすめです♪)で、これを拾い読みしようとぱっとあけたページに、「チャールズ・オーガスタス…」という名前があったんです。ええっ☆と思ってよく読んだら、最後が「ハウエル」。この人自身というより、ハイゲイト墓地のエピソードとして、ラファエル前派の画家ロセッティが妻の墓を暴かれた話が載っていました。(ロセッティが奥さんのお墓に未発表の詩集をいれて埋葬したのち、「無情な企業家」ハウエルにその詩集を掘り出すことを了承させられ、結局掘り出して出版されたという話…p50-51)
ハウエルは晩年は困窮し、パブの近くのどぶで遺体が発見されたとのこと。生前の悪行の因果か、喉を切られ、口には金貨をくわえさせられていたそうです。

…この本にはドイルがモデルにしたとは書いてないんですが、年代的にもこれは元ネタでしょ、と逆方向から調べてみますと…日本語Wikiにはありませんでしたが、英語版Wikiには載っていました。実際に、影響力のある人物を手紙で脅迫していたらしいです。

チャールズ・オーガスタス・ハウエル(Charles Augustus Howell)

ミルヴァートンの項にも「実在の恐喝の大家(The real master blackmailer)」として紹介されていました。
The Adventure of Charles Augustus Milverton

まあホームズトリビアの一つを別経路から知った、というだけのことなんですが、たまたま本が幽霊本だったのと、ぱっとあけていきなり名前が目に飛び込んできた、という体験が強烈で、個人的にはかなり深く印象に残ってしまいました。

ついでで「ミルヴァートン」もなにか元ネタがあるんじゃないかと思ったんですが…いや、なにもないのかもですが。(笑)…ミルヴァートンがSHERLOCKでマグヌッセンになったのはなぜでしょうねえ…。この名前から連想したのは「ハヌッセン」くらいで(語尾が似ているだけ(^^;))、なんとなく超能力めいた雰囲気とかは馴染むんですけど…どうなんだろう?

*   *   *   *   *

まあそんなわけで、最後にマグヌセンが殺されるのは正典とも史実とも合ってるわけですが、手を下す人物をシャーロックにしたというのがすごいなあと…。前までの2話があまりに「甘かった」ので、こういう部分がすごく効きました。というか、これこそが見たかったSHERLOCK(予想を超えたものを見せてくれる番組)でした!マインドパレスが映像的にも前面に出て、ちょっと「探偵もの」という印象から外れてはいますが…おもしろければいいです、個人的には!(笑)マグヌセンとシャーロックのマインドパレスにそれぞれ個性があったのも面白かったですし。

マインドパレス=空想上の場所を使った記憶術については、このシリーズの1話でジョンに催眠術をかけたダレン・ブラウンの著書『メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND』で、記憶術のひとつ「記憶の宮殿」として解説されてました。先日勢いで買ってしまったんですが、面白いです!視覚化や空想の場所に配置する記憶術はテレビでもよく紹介されていますが、試したことはありませんでした。今回、本で書かれている通りに素直に試してみたら、(記憶するのは苦手なほうなんですが)ほんとに覚えられました。びっくりです!マグヌセンがやっていた、空想のカードファイリングまでいくにはかなりの訓練がいりそうですが…(笑)(ブラウンさんについてはまた改めていろいろ書きたいです❤)

もっと書きたいんですけど、来週のムーパラ原稿追い込みのため、このへんで我慢します!(^^;)

(DVD鑑賞後の感想はこちら。SHERLOCK シーズン3 三本通した感想(ネタバレあり) 放映までは白文字にしていましたが、すべて黒文字にしました)

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