2017年12月5日火曜日

コミケ参加予定/生ジェフリー・サックスさんと"Moon Shot"/近況

コミケ参加予定

久しぶりの更新です。母艦サイト等ではすでにお知らせしておりますが、冬コミのスペースをいただけました!二日目です!

コミックマーケット(東京ビッグサイト)
12/30(土) 東3ホール オ21a  SUSSANRAP(サッサンラップ)
(コミケウェブカタログ:SUSSANRAP)
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13630347

JUNE/BLエリアでイアンシリーズをメインに持参しますが、初売りはノンケ評論集『洋画レビュー約20連発』(特集『メッセージ)です。せっかくのコミケなので何か作りたいのですが、現在はイアンの最新作の進行を最優先しなくてはいけないと思い、ぐっと我慢して間に合わせの短編とかは作りません。(それをやってると永遠にこちらに本腰入れられないことに気づき…(^^;))

というわけで、既刊の本編一作目『ネガティヴ・ケイパビリティ:絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行』紙版の販売と、お試し短編2種の無料配布を継続します。これはもう、新作できるまで地道にやります。一人でも多くの、「こういうのがご趣味に合う方」の手に届きますように。どうぞよろしくお願いします!

その他SHERLOCKホビットで在庫のあるものもスペースか許す限り展示します。それ以外に恒例の無料ペーパーくらいは作れたらいいなーと思っております。ぜひお立ち寄りくださいませ♪

生ジェフリー・サックスさんと"Moon Shot"

朝日新聞のメールで知ったジェフリー・サックスさんの講演イベントがありまして、なんとなく応募したら抽選に当たったので、先週(11/28)拝聴してまいりました。サックスさんは、十年以上前ですが『貧困の終焉』という本を読んでゆるくファンになりました。(現在は文庫になっています。ああくやしい~こっちのほうが手軽に読みやすいじゃんっ)

ぶっちゃけ内容はほとんど忘れているのですが、印象に残っているのはその姿勢というか、行動の哲学の部分。やるべきことはやるんだ、という勢いの部分です。今回もそれを強く感じました。ちょうどそういうものが自分の中で底をついていたので、精神的にチャージできた感じです。

テーマはSDGs(持続可能な開発目標)というもの。(国連の紹介ページはこちら:17の目標のイラスト説明、 『持続可能な開発目標(SDGs)とは』)
…だったんですが、ただ名前に引かれただけのミーハーなので、現在サックスさんがこういう活動の団体を立ち上げていることも知らず行きました。配られた資料にサクッと振込用紙も入ってたので、当然ながら寄付集めイベントでもあったんですね。すいませんビンボー人で。(ただただ楽しんでまいりました(^^;))ともあれ、多めに招待はがきを配っていたらしく「入れないことも…」と書かれていたので用心して早めに行き、なんと列の先頭に並べまして、一般列では最前の三列目から拝見できました。うわー生だあ♪

しかしあんなに「しゃべりだすと止まらない」タイプの方だったとは。ええと、ぶっちゃけこういう活動のなかでは人寄せパンダ的な役を意識して担っている方だとは思うんですが(そして私のよーなのがふらっと行ってしまうんですね(笑))、ほんとににこやかでパワフルで引き込まれました。当日は同時通訳つき。でもゆっくり話してくださっていたので、リスニングは苦手ながらそこそこ聴き取れました。(当日質問に立った高校生の英語力にはびっくりです☆)当然ながらトランプ政権や大企業のロビー活動がやり玉にあがり、そのあとのコーナーで聴き手として登場した国谷裕子さん(クローズアップ現代のキャスターをしていた方)は"controversial"(直訳で「物議をかもす」)でもありましたね、とコメントしていました。でもそういうところが自分なんかにはツカミなんですよね。(笑)

冒頭のサックスさんの講演が予定時間を大幅にオーバーしていため、国谷さんは「(タイムテーブル通りなら)あと五分で終わらせないといけないんですが……でもそれはしません。生放送ではないので」と笑いをとってました。…会場にはサックスファンだけでなく、国谷ファンの方もたくさんいらしてたんではないかと思います。しかし繰り返すようですが、サックスさん、しゃべりだすとなかなか止まらないので(笑)、国谷さんの発言時間はわずかでした。それでもやはり、ジャーナリスト的な、ある意味イジワルな切り口の質問(でもそれは自分らの正直な疑問でもある)をしていたんですが……サックスさんの答えは目線が違うという感じがしました。悪く言うとはぐらかしているようにも聞こえます。

自分も正直、掲げられてる目標はもちろん全部実現してほしいけど、「きれいすぎるただのお題目」という印象も同時に受けていたんです。この方はそういう切り口でよく批判もされている方。いいなーと思う所がある一方で、どこかで「うーん…」というものを感じるのは自分の中でも事実です。(たぶん自分の立ち位置から見える風景が違いすぎるせい。「理想的なことを口にしてもどうせだめ」「そんなことうっかり言ったら嫌われるだけ」という尺度に慣れてしまうと、こういうものは警戒しちゃうし、あっけらかんと表現している人には不信感を抱いて「どうせ寄付集めでしょ」と言っておけば安全、と思っちゃったりするんです。いやはや。書き出してみて自分で愕然としますが、これも一種の思考停止かも。でも本音の一部です。すべてではありませんが)

ですが、少なくともこういうお題目を立てることがなぜ必要か、というところは聞いているうちになんとなく理解できてきて、それが今回個人的に得た一番大きなものでした。元々そういうところに惹かれたのも思い出したので、それを自分が直面していることに応用したいなーと、まあ我田引水な吸収をしたわけです。

これは講演が始まる前に、主催団体の方があいさつの中で言っていたことでもあり……ケネディ大統領が期限を切って「人類を月に送る」と無茶な目標を宣言したことでNASAに活が入り、結果的には目標が達成された、という話……そのあともこれが言及されていました。高い目標を立てて、そこから逆算してやっていくこと、こういうのをMoon Shotというそうです。このエピソード自体は、たしかテレビでNASAの方のインタビューの中で聞いたことがありました。

現時点では無茶だ、と思える目標を掲げることの意味。思えばこれまで達成されてきたことは何でもそうなんですね。かつては女性の参政権はなかったし、黒人と白人が同じ店に入ることもなかった。当時はそれが変わるなんてありえない、と思われていたはず。アポロの例は当然ソ連との競争という面が大きかったし、こういうものは「…にすぎない」という見方をしようとすればなんぼでもできるんですけど、ああ、斜に構えるだけじゃほんと不毛だよなあ……と。どーも自分はへなちょこで、こういう面が弱いので……時々前向きなものを補給してバランスとるべきなんだと思います。いい機会になりました。

イベントでは、一番期待していなかった最後のコーナー(日本の企業の方を交えたパネルディスカッション)が存外一番中身が濃かったり、長い熱弁のおかげで予定より帰宅は遅くなりましたけど(笑)、直接ああいう人のエネルギーを浴びて、いろんなものを得たイベントでした。

会場に行く前に駅(会場が有楽町駅前のマリオン内でした)の反対側を散歩しまして、初めてあんな位置関係にあったことを知った知った皇居周辺、ものすごく久しぶりだった日比谷公園散策もでき、かなりリフレッシュしました。でかい風景はいいですね。

*      *      *

近況

…というわけで、グローバルな話題のあとに超ちっぽけなことで書きにくいですが(^^;)、現時点では完成予定が見えないイアンの新作もムーンショットの精神で(?)がんばろうと思います。今週は比較的時間がとれているので、ぷちクラッシュに充てています。これを書き終えたら戻り、ネット絶ち度を上げて集中することを優先しようと思います。(集中するというより、自分の場合周囲に余白を作ることが必要なので、そのためにこもる時間をとる、という感じです。まあ喫茶店で書いたりもするので物理的にはそうこもってもいないんですが(笑))

…何か具体的な作業をしていないと不安になるので、自分の創作には一番必要な「ぼーっとしながらアイデアを頭の中で転がす」ことにまったく時間を使えなくなってました。…こーいうことを書くのも実は怖いんです。「それで食ってる訳でもないのに何を生意気なこと言ってやがんでい、恥さらしが!」と、自分の中の誰かが言うわけです。でもでも、必要なことには時間を使わなくちゃです。自分の中ではまったく「余暇の遊び」ではないから。みっともなくとも今の自分に一番必要なことだから。そう心から思います。

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