さらば古学習机…!
昨年12月、半世紀近く(!)使っていたスチールの学習机をようやく断捨離しました。棚を外したり塗装したりとアレンジは繰り返しましたが、よくある片袖机で足の入る部分が狭く、椅子だけ大人サイズのキャスター付きに変えてからはしっかり膝を入れることが難しくなってました。おまけに袖下のエッジが傷んで危険になり、コーナークッションを貼って前傾姿勢で仕事する始末。最近は腰に来てしまい、さすがにこれではいかんと。(^^;)
重くて一部はサビてるし、解体しないと部屋から出せないので一苦労でしたが、やっと解放されました。とはいえ、長年がんばってくれた机には感謝。一時は物置になったりしましたが、この上でいろんなものを描いたり書いたりしました。ありがとう!
スチール学習机解体中の図。 固着したネジ外しにKure5-56が大活躍でした☆ |
粗大ごみ収集日の記念撮影。 さらば学習机。長い間ありがとう☆ |
売ってないなら
で、その後新しいデスクを探していたのですが……。わりとワガママな条件があるので(置きたいのは窓に挟まれたコーナーで、壁側の幅は90cmずつ。それにプラスして細長いカウンター部分がほしい。一人で動かせるように軽め希望)、希望に合う市販品が見つからず、連日の検索でヘロヘロになっていました。机を2台買って置くことも考えたのですが、間の脚が邪魔だし……。コーナーデスクだと端に余計な棚があったり、幅がありすぎたり、なかなか条件に合うものがなくて。妥協するしかないかなあ……とあきらめかけた先々週の土曜日、前からぼんやりとは考えていたことを実行に移す気になりました。
「捨てる予定だった板で机を自作」。
どうせ捨てる板だもの、ダメ元でいいじゃん! …ということで。こういう規模のDIY工作は初めてです。出たこと勝負な感じで始めました。
大いなる遺産合板…
板は亡父が昔、パイプベッドのしなり防止のために敷いてくれたもの。おかげで沈み込みがなくなりありがたかったのですが、近所の工務店からもらってきたえらく重い合板だったので、動かすのが大変でした。おまけに一枚板なので湿気もこもる!(^^;) それを昨年軽いすのこベッド…というかマット程度の厚さの物に取り換えたので、板は不要になりました。でも亡父の思い出もあり、捨てるのが忍びなくて(それに有料の粗大ごみにするか、切り刻むかしないと捨てられないので……)物置に入れっぱなしになってました。それを利用することにしたのです。
室内でやったのでけっこう大変でした。 下にあるのが板と入れ替えた折り畳みすのこマット。 ベッドに乗せるのは本来の用途ではないけど快適に使えています。 |
切ったり貼ったりオーダーメイド
最初に切ったのは窓のカーテン分の切り欠き |
人間工学に基づいた(嘘)カーブや角を紙やすりがけ。 もうちょい深いカーブにしたかったんですが、 裁縫用のカーブ定規で印つけしたのでこんな感じに。 いずれにしろ、手ノコでこれ以上深く切り込むのは無理でした。 |
最初はDIY用のテーブル脚を買って付けるつもりだったんですが、余ってる折り畳みテーブルと使っていたワイヤーシェルフ(100均パーツを組み立てたミニサイズ)がちょうどいい高さなので、そこに乗せるだけにしました。おかげでさらにコスパ向上(笑)。
折り畳みテーブルとワイヤーシェルフで支えたところ。 高さ合わせのため、余っていた100均すのこを テーブルに乗せたらぴったりでした。 |
余ってた100均のリメイクシートを張り白くしたところ。 北側の暗い部屋なのでなるべく白くします。 |
フチの角が痛いかな、と100均のクッションバー(別用途で買って余ったもの)を手前に張ったのですが、いざ使ってみると邪魔でした。リメイクシートを貼っただけでも角は痛くなかったので、クッションバーは奥側のカーテン際など、ペンが転がって落ちると面倒なところに移動。
出来上がり♪ 余談ですが、ネコ模様のカーテンは防寒のため付けた 100均のシャワーカーテンです。(笑) |
(結果的に)コストゼロ♥
ディスプレイなど仮置きしたところ。 その後少し変えましたが、写真では 棚の上にVHSプレーヤーが。(データ化作業中☆) ライトが上向きなのはエセ間接照明のため(笑)。 |
クッションバーの貼り方が雑ですが、 このカーテン分の切り込みが自分にとってポイントです♪ |
手持ちの余り資材でできちゃったので、新たなコストはゼロ。捨てるはずだった父の板を活かせたのも、ちょっとした満足感があります。
ベッドの下敷き板としては重すぎて持て余していましたが、デスクとしてはこの重さ・硬さのおかげで安定しています。じつは外のラティスにするつもりで5cm幅で二本切り出していて、(そちらは不要になったのですが)その分右側の出っ張りが希望より短いです。が、これくらいはオーライです。
翌日、さらに翌々日あたりはひどい筋肉痛に見舞われましたが(^^;)、やればできるな自分、と自分を褒めてやりました。シロートの初仕事にしては出来過ぎなくらいです。これで弾みがつき、他のこともいろいろ手を出すことに……そちらはまた改めて。