2023/04/25

「わだばワトニーになる」/荒れ地にイモを。

雑草が変化 

荒れ地ってほどの規模じゃないんですが、ササとドクダミに占領された不毛エリアだった狭い裏庭、ここ数年だいぶ開墾(?)してムリヤリ畑にしていたら、生える雑草が変わってきました。カタバミとかハコベとか……こんなかわいい花が咲くタイプはうちの庭では見たことなかった。憧れでした、こういう雑草!(笑)


カタバミなど新顔の雑草。手前にこぼれ種のビオラ。


そうだ、ジャガイモ植えよう。

で、このミニ畑エリアに気まぐれでジャガイモの芽が出ちゃったやつを植えてみました。まずは小さくて切らなくてすむやつです。(初心者には失敗しにくくてオススメらしい)

…ですが、それがかなり心細い芽だったので、その後買ったもっと大きな、そして芽も立派なのを分割して植えました。


切り口には草木灰をつけて腐食防止にするらしいんですが、そんなもんないので
「…線香の灰でもいいんじゃ?」と思いつき、ググったら大丈夫だそうなのでトライ。大きさから三分割くらいで縦に切るといいらしいとわかったんですが、芽の位置の都合で断面が大きくなり、ちょっと心配です。



香炉に直接イモを入れる。(らんぼう)


というわけで切り口に仏壇の灰をつけて、ネットの情報に従って一日天日干し……なんですが、始めたのが午後で取り込み忘れ、一晩おいたのを翌日の午後に植えることに。ちょっとしなびていてダメ元感マックスです。


線香の灰をつけて干したイモ片。


でも、畑に出てみたら……1~2週間前に植えていた小さいイモのエリアが、地割れを起こして何やら出ているんです! これはまさか。いや、もしや? 

「ジャガイモ 発芽」で検索したら、やはりこんな姿の芽らしいので、地上まで出てきてくれたんだと思います。元は地元の激安の八百屋さんで一袋100円で売ってたミニサイズの新じゃが。ちょっと傷ものも入っていて「食べられるB級品」とPOPに書かれていました。「あの虚弱な小さいコが……」と思うと愛しさ倍増です。


顔を出してた「食べられるB級品」の
ジャガイモの芽。育っておくれね。


ここは家の北側で、川岸だったところを埋め立てたエリアなので、黒土で少し掘ると石だらけ。条件は最悪ですが、毎年培養土をちょい足ししながら何かしら植えています。新顔の可愛げのある雑草たちが、地中も根で耕してくれてるんじゃないかしら……とか思ったり。少しずつ土壌改良できるといいなーと願っています。



作業を終えたイモエリア。手前のトレリスは「ここまでイモ」の印。
奥の鉢台はミニイモの芽の保護(踏まないように)


アウチ。せっかく咲いてたこぼれ種のビオラを踏んでしまいました。保護のため目印にミニ鉢を置きます。


こぼれ種のビオラを護衛する100均のミニ鉢。


イモの右隣は植えっぱなしエリアで、暖かくなって葉ネギとニラが伸びてきました。そろそろ食べられそう。周辺に去年のこぼれ種からシソがいっぱい生えています。シソは好きなので大きくなってほしいです。バッタさえいなければ食べ放題も夢じゃないんですが。(昨年食べ放題を堪能したのはバッタたちでした☆)


薬味系エリアの葉ネギとニラ、こぼれ種のシソ。


鍬。

いちおう数年前から鍬も持っているんです。標準サイズなのでうちのよーな狭い畑ではちょっと使いづらい。でも今回は固い土を耕すのに活躍してくれました。


ジャガイモはロマンの香り


「イモを植える」という言葉には、何か普通のガーデニング以上にロマンを感じてワクワクするんですが。なぜ……?と思ったらそう! 

『火星の人』だ! アンディー・ウィアーだ! ワトニーだ!
そうよイモを植えるのよ。
イモを植えて生きるのよ——

なんかそんな、究極のDIYを自分の手で、みたいなロマンの香りがどこかにあって。…ほんのちょっぴりですけど、自分の人生の運転席に座れてる感が味わえるような。そうか、イモかー……。

ま、初めてですし、ワトニーと違って植物学者でもないし、自前の肥もやりませんし……知識も付け焼刃なので管理を間違え、全滅させる可能性もあると思います。でも何事も経験。過度な期待はせず、できたことは針小棒大に喜びたいと思います♪