2025/02/01

充電式乾電池を区役所の回収箱に入れに行ってちょっと思ったことのおぼえがき。

昨日の個人日記より抜粋・加筆。

*     *     *


買物で久しぶりにちょっと遠いスーパーまで行ったので、ついでにそこから近い区役所に寄って、しばらく持ち歩いていた充電式乾電池をごみ出しした。改めて調べたら、うちから歩いて行ける回収箱は区役所しかなかったので。処分できなくてずーっと家にたまっていた。

回収場所は、二階の隅の窓口のカウンターの上にある小さな箱回収場所があんなところにしかないなんて衝撃だ。区役所が開いている時間にしか出せないじゃないか! 形ばかりの回収だな、という印象を受ける。それだけ出しに来る人も少ないだろうと。閑古鳥が鳴いていて本気度が感じられなかった。そもそも捨てる頻度が少ないことが利点の商品ではあるのだが、処分にこんな手間がかかると、もう使い捨てのほうが楽でいいや、と思ってしまう。(少なくとも使い捨て乾電池は普段のごみ回収に出せる)

回収の利便性を上げれば、充電式の利用が増えてエコなのでは。行政によるエコロジーのコントロールって、口先できれいごとを呼びかけることではなく、こういうシステムの問題だと思う。既存の使い捨て乾電池業界の利権を守るためにこんな隠れるような形でしかできてない、という理由が反射的に頭に浮かぶ。私の妄想ならいいが、それに近いことだとしたら残念過ぎる。

電池の問題は一例にすぎない。より望ましいほうへ変えていくには呼びかけよりシステムだと思う。環境問題はもうお尻に火がついてるのだから、「手間かけてる人はエライ」なんてイメージにしては負け。自分のような天邪鬼にはかえって手が出しにくい。「エコロジーな生活のほうが楽」なシステムにしていくのが行政の仕事のはず。


*     *     *


もちろんいろいろなされているはずで、その途上を見ているわけです。それでも今現在、「一市民の目にこう映った」ということを書いておきたいな、と思った次第です。