2025/10/10

ニュースてんこもりの日/ガザ撤退・自公離婚・石破首相戦後80年所感

大きなニュースが多い一日。BBCサイトを覗いたら、イスラエル軍がガザから撤退し始めたというニュース。この報道はやはり日本メディアより早かった。ドナルド・トランプは好かないけど、具体的な成果が出ているのならよかったと思う。良い方に行きますように。


そして日本のメディアは自公「離婚」のニュースでもちきり。自分も所用から帰宅後テレビに張りついてしまった。公明党も個人的には好かないのだけど(※事情は後ほど)、今回ばかりは「よくやった!」と痛快。代表の人も腰巾着をやめたせいか(?)スッキリした表情に見えた。前日までは「今日退院しました」みたいな顔だったけど、「離婚」報告会見では「退院から1か月後」みたいな感じ。解説聞いてみるとそりゃー長年ストレスたまっただろうね、と思う。

※↓いちおう書きますが余談です☆
公明党の個人的な印象が良くない理由:昔、会社の上司が創価学会員だと噂に聞いていました。在職中は何もなかったけれど、自分が退職した後に公明党の人が訪ねてきて、その元上司経由で協力リストに入れられていたことが判明。聞いてないと拒否しました。その後当の元上司から電話が来たので(これも選挙ポスターを貼らせてくれないかという主旨)、訪問があったことを抗議し、そういうリストからは消してくれと伝えました。先方からは「そんなことになっているとは知らなかった。やめさせます」と謝罪されたけど、黙って住所・氏名を流されたこと自体が気持ち悪く、「なめられたもんだな」と腹立たしく感じました。他では有能で尊敬できる人だっただけに残念な思い出。もう20年以上前のことなので、今では個人情報をそんなふうには扱っていない…といいな、と思います☆


テレビでは結婚の比喩で語られてるけれど、ほんとに夫婦の熟年離婚の構図そのもので、古い意味での「漫画みたい」。改める改めるとずっと言い逃れていた亭主に「あなたはそればっかり!もう限界だわ」と三行半を突き付けた感じ。去られたほうが「突然一方的に言われて、こっちのほうが被害者だ」っぽく言ってるのもまさにワカッテナイ亭主の言いぐさ。まるで安手の脚本があるみたい。


自民党の総裁選が、自分も含めて大方の予想を裏切った結果になった時はなんだか白けてしまったけど、かえって野党も動きが出てきて気まぐれニュースウォッチャーとしては「面白くなってきやがった♪」(わかる方だけわかってください(笑))という感じ。


このニュースが大きすぎて、石破さんの戦後80年所感(個人的な、というニュアンスで「談話」とは異なるらしい)の扱いが少ない。全体を見損ねたので、ノーカット動画と所感全文リンクを記録しておく。(とりあえず検索でテキトーに見つけたのでソースはバラバラ。これからきちんと見てみます)

この人の言うことはちゃんと理解できる。もう少し続けてほしかった。でも今後もできることはあると思うし、自分たちに投げかけられたものがたくさんある。




2025/10/05

ジグソーパズルと自民党総裁選の1日

(ポメラの個人日記から。「ですます」のところは追記です)


セリアのジグソーパズル

疲れがたまって一日休養。パズルとテレビでのんべんだらり。 

パズルは前日にセリアで衝動買いしたもの。絵柄があまりに素敵で。古いヨーロッパの地図のを始めた。他にレトロな未来都市風のスカイスクレーパーも購入。


「脳を鍛え、集中力を高める」
というコピーにやられた。(笑)

外枠が埋まったところ。
今はもうちょっと埋まってます。

母にも小さめの花の絵画のを買ったけれど、参照図が箱の小さい画像だけなのでちょっと無理そう。拡大してプリントできればいいんだけど、今プリンタのインクを切らしてる。イベントに出ないので必要ないしなあ。スキャンしてコンビニのカラーコピーで出すかな。自分も拡大鏡で図を見てやってるし、拡大コピーがあったほうが便利。


やってる間PCは使わないし、ネットも見なくて済むのでデジタルデトックスはできたけど、目を休めることにはならないな。(^^;)でもだいぶ進んで、正直楽しい。ジグソーパズルはほとんどやったことがないけど100円で遊べるのはありがたい。なにより絵柄が素敵。


自民党総裁選視聴

総裁選は田崎のじーちゃん(※田崎史郎さん。我が家では親しみをこめて(?)こう呼ばせていただいてます☆)が解説していた5チャンをメインにザッピングしつつ、お茶とお菓子をつまみながら視聴。なんとなく最後まで見てしまい、結果にショックを受ける。田崎氏含め他の解説員さんも戸惑っていたのが印象的。視聴者の多くも共有していた感覚だと思う。

女性が初の総裁、自体は良いことだと思えるし、ある意味では「女性ならではの視点」(この言葉嫌い)とか短絡的にくくられていたステレオタイプでないので、「女性のなかの多様性」が意識できて悪いことばかりではない、とは思う。(考えてみたらイタリアもフランスもドイツも右派のトップが女性だなー。イメージ戦略なのだろうか)

でも主張を見ると、個人的な視点では五歩も六歩も後退している印象で絶望感マックス。夫婦別姓も同性婚も反対だそうだ。「#変われ自民党」がキャッチフレーズだったはずだけど、その実「#(昔に)戻れ自民党」だったのだな、と思う。蚊帳の外にいる我々からどう見えるかはまったく別の話。

政治家を「女性だから」というだけで支持できないのは当たり前で、それを経験していることを今後に活かせるといい。なんせ女性政治家自体が少ないから、我々にはこういう経験が少ない。もともと自民党は支持していないし、もっと言えば政党ではなくその時々の政策を見てアレコレ文句をブーたれてるだけだけど、石破さんで半歩くらい前進しかけたように見えていたので大いに失望。先祖返りしてしまうようで怖い。そうはならないでほしい。少数与党なのは良いことだと思う。「数で押し切る」ではなく「話し合う」がベースになってほしい。これも私たちは経験が少ない。


海外からどう見えているかがとても心配。これをもって「日本(全体)が右傾化した」などと言われたくない。これは一般国民には手が届かないコップの中で行われたことで、全体で投票したら選択はまったく違うはずだ。


ちょうど最近、過去に戦争を回避できた時の方法を調べ出したところ。まだよくわからない。戦争以外で私たちが持っているツールはなんだろう。軍需産業の餌食にならずにすむ方法は。「ことを起こさずに済んだ」例は「ことが起きた」例より地味で目立たない。でも進歩はこういうところにあるはず。知らないことだらけだ。

頭を意識して使わねばならない。私たちが苦手なことだけど。これは個人的にも今の課題。とにかく「松原さん」(※『報道1930』のこと。我が家ではこう言っています(^^;))の分析が待ち遠しい。


*     *     *

追記

…とか書いてたら、Googleアラートに登録していたカーせんせの『平和の条件』の検索結果で新しい書評が引っかかってきて、ななんと新刊書として復活していたことを知りました! 今年の四月発売? し、知らなかったーっ!!(^^;)

これ、何年か前に図書館で読んでほしくなって(E.H.カーファンなのです❤)、でも古書が品薄で、安いのが出ないかとアラート登録していたのでした。ありがたい~っ! (でもこの世相ならではの復活かしらん、と思うと複雑な感じも)文庫で比較的お手頃値段なのもありがたい。(今の私には充分高いけれど、価値はもちろん値段以上ですから)速攻注文してきましたーっ!❤ 楽しみ楽しみ♪

2025/09/21

懐かしくて涙目/『王様のレストラン』再放送(音楽素敵すぎ!!)

 先週たまたま第一話の再放送に出くわし、そのあと録画して楽しんでます。(4、5話を録り損なってしまいくやしい!) リアルタイムでは見ていたんですが、その後再放送を見た記憶がなくて懐かしい……くらいで見始めたのですが、もう面白くて毎回楽しみになってます。明日で終わっちゃうみたいですが。


改めて見てみて、今さらですが音楽がめちゃくちゃよかったんだなーと……。自分は特に三谷幸喜さんの作風が好きというわけではなくて(ごめんなさい(^^;))、むしろ部分的に苦手なところもあるのです。が、そんな視聴者でも素直に見てしまう。魅力の半分くらいを音楽が担っているかもしれません。素晴らしいです。作中の音楽も、エンディングの歌も、エピソードを静止画で振り返る映像もかっこいい。歌は平井堅さんだったんですね。調べたらこれがデビュー曲とのことでびっくりしました。名前を見た時は「なるほど、当時の売れっ子を集めたのかー……」と思ってたのですが、ブレイク前だったそうで。いい歌ですね。


作曲の服部隆之さんの指揮による3曲メドレーがありました…んですが、なぜか埋め込めないみたいですね。Youtubeに飛んでお楽しみください。すごくいいので♪

Takayuki Hattori conducts "Restaurant de Roi Suite" (Excerpt)


代わりに序曲だけ。



最後はやはりこれでシメたい。平井堅さんのエンディング曲。J-POPは不案内で(洋楽もスティング以外はほぼ知らないです!(^^;))平井さんもヒット曲を聞けばタイトルは知らないけど聞き覚えがあるなーくらい、『大きな古時計』は泣けたなーくらいの記憶しかないのですが、これはほんとノリが良くて歌詞もいいですね。YouTubeのコメントを読んでたら当時ヒットしなかったんだそうでびっくり。これが! 謎ですわー☆



ドラマのタイトルも内容もほぼ忘れていたんですが、なぜかシェフの山口智子さんが厨房で、ふてくされた態度でコーヒーを「あーおいしー」と飲んでいる……という図だけがときどき脳内再生されてました。当時自分がブラックコーヒーを飲めなかったもので、「甘くないコーヒーをおいしいって飲んでるのが生意気っぽくてかわいい♡」とか見ていたんです。いや、山口智子さんなら何やってもかわいいか(笑)。今回見た中ではそういうシーンは出てきてないので、取り損ねた・見損ねた部分か、いろんなシーンが頭のなかでごっちゃになっているのかもです。

…全部忘れているのはむしろ幸運で、毎回ラストでウルっときています。幸四郎さん(当時の)も、歌舞伎ではじつは苦手なほうの俳優さんなんですが(吉右衛門さんのほうが好きでした)、これの時は抑えた感じでいいですね。染五郎時代に主演なさった大河ドラマで『黄金の日々』っていうのがあって、それを家族で見ていたので、この方のテレビドラマというといまだにそれを思い出します。

キャストはいろんな意味で豪華。鈴木京香さんも梶原善さんも西村雅彦さんも筒井道隆さんも若いっ!(今の眼で見るとかわいいっ!♡) でもあの頃のイメージでインプットしたのでむしろすんなり入ってきます。名バイプレーヤーが湯水のように出てきてこちらも豪華ですが、伊藤俊人さんはたしかお若くして亡くなったんですよね。いろいろ思い出します……。あの当時は比較的テレビドラマも見ていた時期で、ほんとに懐かしいです。


ちょうど数日前にスティングの日本ツアーがらみのインタビューを偶然見たり、他でもふと懐かしくなった洋画の『CQ』や大好きな『L.A.コンフィデンシャル』(ちょっと前にVHSを思い切って断捨離してしまい結局…)のDVDをこそっと買ってたりしてたので……自分にとっての「あの頃」が雪崩を打って流れ込んできてる感じです。こういう独特の幸福感は中高年の数少ない特権ですね。(笑)

2025/09/01

幸福度と少数与党/多党制[気になるニュース・リンク記録]

 またまた時間が経ってしまったけれど、興味深かった8/14のニュースリンクを記録。


衆参共に少数与党…日本「多党制時代」政治の“地殻変動”を読む【8月14日(木) #報道1930】


(8/14のポメラ個人日記より)

松原さんの報道1930が面白かった。スウェーデンなど、国民の幸福度が高い国は少数与党や連立政権が多いのだそうだ。その国の研究者へのインタビューを交えて、具体的な体制も解説してくれた。ほんとに実りの多い番組で大好き。

今の日本の少数与党体制は、私には以前よりずっとまともなものに見えていたので、その直感の裏書きをしてもらった感じ。自分では説明できなかったけど。だからこそ、それをよしとせずに昔通りに戻したがっている自民党の「石破おろし」派が醜く見えるのだろう。石破さんは日本のターニングポイントを作ってくれてると思う。既得権益擁護とかアジテーションでの票集めではなく、現実的に仕事をする政治家の時代がきてほしい。良い方向に変わっていってほしい。

そのためには、くだんの政治「先輩」国では投票率が高く、国民の政治意識も高いというのが、当たり前だけど参考になる。もっとわかりやすくしろと要求しないと。要求じゃないな。そういうことをできるところを投票で選ぶのが私たちなんだから。民主主義はプロセスに時間がかかるけど、それがまともなんだと思う。

2025/08/21

AIを「本当に役立てる」思考のひとつ:オードリー・タンさん

 AI関連でポジティブなほうの例を見ることができました。今さらですがオードリー・タンさん。新刊『PLURALITY』の宣伝を兼ねたインタビューですが、インタビュアーさんが有能で、見ていて触発的で面白かったので貼っておきます。


【人類に残る選択肢は2つ】台湾のオードリー・タンが語る次世代AI/民主主義のバグはプルラリティで解消/合意形成と速度の適切なバランス/言論の自由を守る仕組み/



新刊も読んでみたいですが、以前この方が話題になり始めた頃に買った本(▶『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』)を思い出し、昨夜拾い読みしました。ぜんぜん覚えてませんでしたが(^^;)、基本的な考え方はずっと変わらないんですね。小学生みたいなことを言っちゃいますけど、この「AIを合意形成に役立てるシステム」…というか「思考の枠組み」そのものが、気候変動とか、それこそ戦争・紛争の解決になんらかの形で応用されないかなあ。絡んでくる要素がまた変わりますけど。


もちろん自分が直面している問題はこの方が言及するものとは違うので、直接参考にすることはできません。それにコミュケーションて双方に「そのつもり」の了解がないと成立しないので、だいたい壁がある。そのへんのジレンマは、インタビュアーさんもちらりと含めて質問していましたね。

——でも、根本にある思考には影響を受けたいな、と思いました。最後のほうで「なんでそんなに楽観的なんですか」って質問がありましたけど、ほんとにそう思う(笑)。

翻って、今の自分が「できないこと」「できない理由」「不満」に目を向けがちだと自覚しました。というか、そもそも意識を向ける先をコントロールできると思ってねえじゃん、と。(^^;)

今さら育った環境を嘆いても仕方ないので(笑)、今持ってるリソース——なんにもないようで、当たり前だと思ってるものが実はたくさんあります。例えば今、パソコンとネット環境を持っていて、短くともブログを書く時間も、一応読み書きする能力もあることからして。それらの「持ってるもの」「できること」をベースに考える習慣を持てるよう、自分を再教育したいと思いました。

今回たまたまオードリー・タンさんでしたけど、大きく見て彼女も「その一人」なわけで、興味が向けば他にも前向きな情報が目に入ってくるはずです。(ネットではそれこそエコーチェンバー的な作用なのでしょうが、どうせなら良い方に作用してほしい)


思えば、AIについて気分がダークになってしまう話題は、だいたい生成AIのヘンな使われ方に関してです。そして「シンギュラリティ」の煽り方もなんかヘン。「AIはあくまでも人間を補助するツールである」(上記の手持ちの本にそういう小見出しがあります)というラインを人間が基盤にしていれば、使い方を間違うことは防げるはず。自分のような底辺消費者レベルでは大きな決定権はないとしても、小さな選択の場で、そこんところ——「AIは自分を補助する目的で使うものなんだ」——というところを意識していたいな、と思います。これ、じつはAIだけじゃないですよね。