感想を書けていなかったレンタルものから、ツタヤのレシートを頼りに記録します。まずは10本、新しいものから遡る感じで。日付がないのはレシートが残ってなくて記憶頼りです。リンクはアマゾンで、レビュー目当てなので商品自体が売り切れのページもあるかもしれません。また、感想は覚え書程度でかなり大雑把です。
8/8
キル・ユア・ダーリン
ダニエル・ラドクリフ主演の実話に基づく青春映画。ジャック・ケルアックやウィリアム・バロウズと親交があった、アレン・ギンズバーグという詩人(すいません、この人知りませんでした(^^;))が、大学で男性版ファム・ファタールと言える美青年ルシアン・カーに出会い…。美青年役のデイン・デハーンがこれで大きくブレイクしたらしいですね。納得です。ただ、見ていて「青春」ゆえのイタさが美しいというより当然ですが青臭く、「やってることちっちぇえなあ」と(ごめんなさい(^^;))見えてしまったのは、こちらが年とったせいか、はたまた元々そういう狙いなのか…ビート文学に思いいれがあればまた違うかも。ラドクリフくんはいろいろ体張ってました。イタさの表現は演技か個性かわかりませんが、うまくはまってますね。…とはいえJUNE要素濃厚で、高校生くらいで見たらきれいにハマったかも。新世代の『モーリス』になりうるかもと思いました。(トーンもテーマも見たあとの感覚もまったく違いますが)
7/28
パーティ
ピーター・セラーズ主演、ブレイク・エドワーズ監督のコメディ。これの前に見た『料理長殿、ご用心』の監督が特典映像で誉めていたので見てみたのだけど、私にはイマイチでした。70年代の時代感は十分味わえました。
料理長(シェフ)殿、ご用心
ジャクリーン・ビセット主演のコミカルなミステリーもの。公開当時見ていませんが、なぜかタイトルをよく覚えています。世界的なシェフが次々と殺され、だんだん「殺されるのが料理人として認められた名誉」みたいな妙な感じになっていくのがおかしい。でも見所はやはりジャクリーン・ビセット。…しかしこの邦訳うまいなあ…♪原題は直訳すると「誰がヨーロッパの偉大なシェフたちを殺しているのか?」ですもん。しゃれていて、しかもちゃんと近い意味を指すようにできてる。原作は犯人が違うらしいです。読んでみたい♪
トランス
ジェームズ・マカヴォイ主演、ダニー・ボイル監督。絵画の強奪に荷担した男が、頭を殴られて絵を隠した場所を思い出せなくなり、催眠療法でそれを取り戻そうとするサスペンス。複雑によく練られた脚本でしたが、謎が解けたときはあんまりしっくりこなくて、うーん、そんなことまでできちゃうかな…?というムリヤリ感は感じました。が、女優さんの存在感と迫力で持っていた気がする。あ、ヴァン・サン・カッセルも出てました♪
パットン将軍最後の日々
『パットン大戦車軍団』でパットン将軍を演じたジョージ・C・スコットが、パットンの晩年を演じたテレビドラマ。『パットン大戦車軍団』が大好きなのでレンタル。(←こんなタイトルですが、戦車がメインの映画じゃないです。パットンの人物像がすごく魅力的ではまりました)あの映画と比べるのは酷だけど、ドラマとしても回想が多く感傷的でダラダラ感あり。でもああいう最期だったとは知りませんでした。史実の部分がすごくショック。そして、「政治的」判断でパットンを意地でもドイツの外で死なせようとする米国政府とか、別の意味でいろいろ考えさせられました。
フェイズ IV/戦慄! 昆虫パニック
ヒッチコック作品等のスタイリッシュなタイトルデザインで有名なソール・バスの監督作品。宇宙の異変で進化した蟻が人類を滅ぼす…間際。研究者役でナイジェル・ダベンポートが出ていて得した気分。時代物のイメージしかなかったので新鮮。ラストはちょっとあっけないけど、深いといえば深い。でも内容よりやはり映像のほうが、当時としてはがんばってます。(←おもに蟻の接写)
J・エドガー
FBIのフーバー長官の伝記映画。同性愛者だったという予備知識でヨコシマ借り。露骨なシーンはなし。しかしディカプリオくんの老けに無理がありすぎた。老年期はきっぱり別の俳優にすればもっと入り込めたかも。母親役がジュデイ・デンチ。
7/8
ジャンパー
テレポート能力のあるミュータント青年を描くエンタメ映画。主演はスターウォーズのへイデン・クリステンセン。ジェイミー・ベルくん目当てで再見。ここからジェイミーくんサイクルです。(笑)ジェイミーくんは主人公の先輩格にあたる能力者役で、悲しい過去があるため、能力を発揮するアクションシーンに感情がほとばしっていて素晴らしかった。劇場で見たときはバスをテレポートさせるシーンが圧巻でしたが、DVDではイマイチ迫力が味わえませんでした。残念。原作がヤング・アダルト向けの小説らしいので、ストーリーに深みを求めちゃいけないかもですが、主人公をもう少し魅力的に描ければシリーズものになり得たのでは。というか、ジェイミーくんのグリフィンをもっと見たかったです。(笑)悪役にサミュエル・L・ジャクソン、主人公の母親役で懐かしいダイアン・レインも出演。
7/7
崖っぷちの男
ジェイミー・ベルくん目当て。高層ビルの窓の外の狭い出っ張りに籠城する謎の男。はたして彼の目的は…。これはおもしろかったです。ジェイミーくんの役は主人公の弟で、えらい美人の恋人がいるんですが、この二人のやりとりがまた楽しい。きりきりと鍛え抜いた細マッチョで、ミッション・インポッシブルばりのシーンを見せてくれました。
7/3
スノーピアサー
ジェイミー・ベルくん目当て。低温で人類が死滅したあと、自給自足で走行している列車のなかにだけ人が生き残っているという設定。その中での階級下克上…かな?ラストは皮肉なアイデアもあり。ティルダ・スウィントンやジョン・ハート、エド・ハリスまで出ていたのでいろいろ眼福…だったわりに大味でした。やたら血生臭かったのと、設定がマンガ的なせいかな。原作は実際グラフィック・ノベルらしい。ただ、韓国人俳優さんが出るんですが、英語を話させるんじゃなくて、翻訳機でコミュニケートしていて、カタコトの日本語も飛び交ったりします。「当たり前のように英語」のクリシェに小さな一石を投じていて良いと思いました。SFですし、そういう視点は大事だと思う。主演はクリス・エヴァンズ。ジェイミーくんは哀れさもあり、切なく色っぽい表情も見られて満足。肉弾アクションのキレはいつもどおり素晴らしかったです。