2014/08/06

『勝利者の庭』執筆作業再開

ええと、『追憶のシャーロック・ホームズ』を書いたあと、もう一つ書きかけていたパスティーシュ、『勝利者の庭』の作業を再開しました。夏コミに落ちたのがわかったとき、それでできる時間に一番やりたいと思っていたものなんですが、結果的に手がついたのがもうコミケ直前…(^^;)あんまり「コミケに落ちた恩恵」は関係なくなってしまいましたが、なかなか作業再開のきっかけがつかめずにいたので、やっぱり恩恵はあるかもです。

内容は、正典『グロリア・スコット号事件』に出てくるホームズの学生時代の唯一の友達、ヴィクター・トレヴァーが登場する話です。ほんとに『追憶』直後からアイデアはいじっていたので、間歇的にですがもう十年弱、あーでもないこーでもないとやってることになります。なぜそんなに時間がかかってるかというと、もう資料がないのです。ある部分の。でも、何年もかかってるうちに新しい資料も出てきたので、なんとかできそうになってきました。(もともと歴史小説ではないですから、自分がイメージする基盤になる程度にあればいいんですが、それすら足りない状態だったんです(^^;)。結果的には待った甲斐がありました☆)

事件の話に、独立した学生時代の回想章を挟む形式にしようと最初から考えていました。それを「『恐怖の谷』形式」と勝手に呼んでるんですが(笑)、その回想部分に当てることを想定した「学寮編」というのを、だいぶ前に小説ブログに載せていました。…が、この部分は丸ごと使わなくなりそうな…(^^;)というか書いたのがかなり前なので、これだけ時間が経ってしまうと自分自身の感覚が変わってくるんですね。使うとしても書き換えることになりそうです。
タイトルの『勝利者の庭』だけは最初から決まっていて、これはヴィクターの名前との掛け言葉なのでたぶん変わりません。

草稿もいろんなパターンで書き散らしていたので、どのバージョンのどの部分を生かすかを検討して、とりあえずできてる部分をつなげて骨子をつくる、という作業をここ数日でしました。読んでみたらけっこうおもしろかったので(←おめでたいぞ我ながら(^^;))、なんとかこの線で書いてみようと思います。


ほかに『チョロQワトスン』の新作とか、一次大戦がらみで『二人の兵隊の話』を仕立て直すとか…やりたいものがたくさんあるので、どれが先に形になるかわからないんですが…。(『二人の兵隊の話』は、以前J庭の無料配布用に書いた散文詩形式のハンパな美老人JUNEで、そのままではかなりアンバランスで未完成なんですが、なんかあそこから発展させてみたくなってマス)

とにかく、久しぶりに自分の作品ざくざくやりたいモードになっとります☆こんなことを書いてもまだできてないんだから、告知にも宣伝にもならないですが(^^;)、ブログに書き出すのは「今自分はこういうことをしてる」と頭のなかを整理するのに役立つんですよね…。Twitterでこんな連投するわけにはいかないし。あとで消したくなるかもしれませんが、まあその時はその時で(笑)。…秋になったときに、なんらかの成果が出ていればいいなあ…と思います。