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2023/11/21

サザンカの剪定で鳥の巣を発見

 先週は月曜から突然エンジンがかかって、気になっていた庭木の剪定や納戸(と化した部屋)の断捨離にいそしみました。庭木は夏のうちから気になっていて、でも暑さが続いて体力的に無理だったので、ようやく念願の剪定。基本的に剪定好きなので嬉しかったです♪


一番気になっていたのがサザンカ。元からあったもので、うちが植えたものではありません(うちの庭木は大半がそうです)。来た当時の写真が残ってるんですが、もう五十年くらい前なのでまだ丈も低く扱えてました。狭い庭なのに大きくなりすぎてるので、思い切って低くしたいところです。

今ちょうど咲いてるんですが、すぐそばのモミジ(うちのではないので切れない)の張り出した枝に徒長枝が届いて閉塞感があります。


ビフォー。ぴゅんと伸びた徒長枝が
奥から張り出しているモミジに届いています。


そういう徒長枝を中心に、花やつぼみはなるべく残す方針で切りました。自分が手を入れ始めた数年前まで「忌み枝といえば全部忌み枝」な状態だったので、丸く刈るやり方ではなく大胆に透かし剪定をしていい感じにもっていこうとしています。風通りと日光の入り方が改善したせいか今年は花が多いです。ちょっと嬉しい♪


花の色はとてもきれい。ただ形がちょっと。
もう少ししまりのある花の形ならなあ…。(笑)


で、大きい脚立を出して張り切って切り始めたのですが……長い徒長枝を切っていたら、なんとそこに隠れる形で鳥の巣があったんです! そういえばこのへんからよく鳴き声がしていて「かわいいねぇ♪」なんて言ってたのですが、まさか巣があったとは♥


鳥の巣。庭で見たのは初めて。
2.4mの脚立に上ってやっと見えた場所です。(笑)


中はすでにカラのようで、モミジの落ち葉で覆われてました。そういえば最近鳴き声が聞こえなくなったような。でも鳥は虫を食べてくれるのがありがたいので、「使う気ならまた来れば?」くらいの気持ちで巣の周りの枝を少し残し、切る高さを加減しました。

ですが……こういうのって再利用するものなのかしら。周りの枝が少なくなって上からは丸見えになっちゃったし、隠れたいならもう来ないかも? それならきちんと始末したほうがいいかなぁ……と、良い対策のヒントを探して検索してみました。


…するとなんと! 「鳥獣保護管理法」というのがあって、野鳥の巣はむしろ「中にヒナや卵がある場合は撤去してはいけない」んでそうです。知らなかった! 

こちらは地元神奈川県のホームページ。他県にも同様のページがありました。

野生動物に関するよくあるご質問


…そうか、うちは「かわいい♪」とかのんきに喜んでいたけれど、むしろ害獣の範疇になる場合もあるんですね。その場合も巣はヒナが巣立つまで待ってから撤去、なんだそうです。


基本的に「お上(かみ)」と聞くと無駄に反発を覚えがちな性格なのですが、意外にこういう配慮も行き届いているんだなぁ……なんて「私ナニサマ?」な感慨を覚えたのでした……。(笑)

前述の通り、うちの場合は虫を食べてもらうために鳥には来てほしいので、じつは鳥がとまりやすい枝の切り方とか心がけています。(上から飛んでくるので、あまり覆われてしまうと枝にとまりにくいらしい。ちょっと鳥の立場になればわかることなんですがなるほどでした)でも今回の例を見ると、むしろ放置した場所に巣をつくるのかな。でも庭なので、美観との兼ね合いで手は入れたいし……まあ周囲に鬱蒼としたところはあるので、うちの庭で悩むことはないかもしれません。


今回は鳥の種類がわからなかったのが残念ですが、庭で鳥の巣なんて見たことなかったので、こんなに近くに巣があるなんて…と新鮮に映ったのでした。


というわけで、剪定は巣のあたりの高さまでで止めました。これからもう一度「廃墟」になってるかを確認して、やはりもっと低くするかもしれませんが。


アフター。モミジとの間に空間ができました。


 とりあえず風が通って明るくなり満足♪


*     *     *


後日談:つぼみのついた枝を切ってしまったので、ダメ元で水に挿しておきました。固そうなつぼみでしたが二日後に開花。花は小さかったですがよく開いてくれたなぁ…。こういうのは身につまされるんです(笑)。数日室内で楽しませてもらいました。ありがとう♪