「女性に負の影響」国連委が日本の“夫婦同姓”に指摘 “選択的夫婦別姓”の議論の行方は[TBS NEWS DIG]
メリット・デメリットどころの話ではなく「むしろ負の影響」というのはまったく意識の違う切り口。国内からはなかなか出てこない表現だと思った。そういう状況に慣れてしまっているのが情けない。
本音はここのはずなのに、それがなにか遠慮がちな表現しかされてこなかったことにも気づかされた。まるで「自分に不利益があるから変えてほしい」と主張することが、子供っぽい、恥ずべきことであるかのように「刷り込まれてる」ことにも。
「道徳は大部分、支配階級の利益と感情から生まれたものである」(▶「読書ノート」内)という言葉をまたも思い出す。日本の場合の「支配階級」はもちろんイメージとしての「男」。今さら過ぎて口にしにくいくらいだ。同様のことはたくさん、たくさんある。ありすぎる。これが悪しき刷り込みだと気づく場面を増やしていかなくては。