2025/11/08

生き返った午後:神田古本まつり2025

「自分が自分に戻れる場所」(大げさでなく)


今年は見送ろうと思っていた古本まつり、11/2に衝動的に行ってきました。じつはここのところ心身の疲労がたまってぐったりしてるので、歩き回る体力はないかも、と不安だったんです。でも(後述しますが最寄駅から乗り換えなしで行けるようになったので)、体を引きずるようにして電車に飛び乗り、たどり着いて本の背表紙を眺めながらフラフラと歩くうちに、だんだん体が軽くなって、帰宅時には疲労感がすっかり消えていました不思議です。でも本当に行ってよかった!



古本まつりは何度も行っていますが、こんなに「ものすごい勢いでナニかを吸収する感覚」を覚えたのは初めてです。まるで干からびた吸血鬼が輸血でもされたよう(笑)地元にまともな書店がなくなってしまい、夏の間は酷暑のせいもあって、日常の行動範囲が家と駅前への買い出しだけ、遠出は母の通院の付添くらい……だったので、精神的にカラカラになっていたのでしょう。

本を買うのが目的というより、あの雰囲気を味わい、あの空気を吸いたかった。何度か店内でマスクをずらして「本物の古本屋さんの匂い」を思い切り吸い込みました。でも後半は本のタイトルを眺めて自然にニコニコしてしまうようになり、恥ずかしくてマスクは外せませんでした。(笑)

 

外装・内装も魅力的でいつも目の保養な一誠堂さん。
入口上に素敵なステンドグラスがあるのに気付いて撮らせていただきました。
このデザインの窓用ステッカーがあったら買うわ~。


今は興奮も落ち着いてしまったけれど、魔法はすこし残っています。あれだけ大量の「本好きの人たちの波の中」で感じた、むしろ守られているような安心感自分を知る人が誰もいない、完全な匿名性のなかで、しかも自意識から離れ、同時に「自分が自分でいられる」体験。これ以上の癒やしはないかもしれません。

掘り出し物たち

さて、今回の収穫はこちらの3冊でした。

 

 

真ん中のは傷みが激しいので
帰ってすぐに透明カバーをかけました。
(右のはもともとカバーが付いてましたがかけ替えました)
すでに読みさしなので付箋つきで失礼します☆

 

歩道沿いの出店ワゴンで目についた『映画について』[ジャン・コクトー]と『神よりの逃走』[マックス・ピカート](各500円)、長島書店さん(▶公式サイト)の店内で見つけた『郡寅彦 英文戯曲翻訳全集』(1320円)。しめて2320円でした。

 

ジャン・コクトー『映画について』

コクトーさんは映画から入って、エッセイ・書簡集・日記が好きになり、長年の偏ったファン(?)です(なぜか小説には魅力を感じないので「偏った」です)。今回の『映画について』は、ぺらっと見た時にジェラール・フィリップについて書いた文章があって、ちょっとデジャヴはあったものの「たぶん持ってないなー…」…と、そのまま衝動買いしました。(そういえば、今月・来月はジェラールの命日とお誕生日が続きますね)。

家にコクトー全集の「映画その他」の巻があるので、ひょっとして内容が重複…? と、正直一抹の不安もありました。でも帰宅して冒頭を読んだら、未収録の文章ばかりを集めたものとのことでひと安心。(アマゾンのレビュアーさんが詳しく書いてくださっています)調べたら市内の図書館にあったので、デジャヴは昔借りて忘れてるせいかもしれません。とにかく秋の読書にうってつけの一冊が手に入りました。(内容忘れてるなら新刊と同じだし!(^^))

 

マックス・ピカート『神よりの逃走』

ワゴンで買ったもう一冊、『神よりの逃走』は、タイトルでなんとなく手に取り、拾い読みしたら惹かれるものがあったので。著者にも見覚えが――よく古書店で『沈黙の世界』っていう著書に出会ってたヒトでした。クストー(海洋探検家)の同名のドキュメンタリー映画が好きなので、タイトルから「てっきり海底探検の話かと思って中を見たらぜんぜん違った」という失望の記憶がそのまま第一印象になってます(笑)。しかも同じPicardという綴り(スタトレ艦長のジャン・リュックも一緒❤)で「ピカール」という、やはり海洋系の研究者がいた記憶もあって……いろいろ誤解の思い出しかない著者さんでした。

今回買った『神よりの逃走』は帰りの電車で読み始めたのですが、久しぶりの没入体験で気持ちよかったです。邦訳の出版は1963年ですが、タイトルから想像したような「神という概念から逃れよう」というのではなく、すでに世界が(神からの)逃走の構造物でしかない、という切り口。哲学的な考察なのでしょうが、長い散文詩のようです。自分は宗教的な信仰体験がないので、たぶん著者と同じ視点に立つことはできませんが、書かれ方が抽象的な分、現在の自分が見ている状況にも読み替えることができる内容(少なくとも読んだ冒頭では)でした。

ネットに翻弄される現在の社会や個人の生活を重ねて「うんうん、そうなのよね」と読んでいます。でも意味をとるのに時間がかかり、うまく解釈できないところもあります。でも深みがあるのは伝わってくるので、解釈しようとがんばると自然に自分の心の奥底にも届くのが気持ちいい。(英語版のレビューに「瞑想効果があると書いてる方がいて、まさにそんな感じです。うまいこと言うなあ!(^^))

今時の「タイパ」の価値観とは真逆の本。こういう本とじっくり時間をかけて付き合うのは、今ではとても贅沢なことですね。


郡虎彦『郡虎彦 英文戯曲翻訳全集』

郡虎彦(こおり・とらひこ)は、つい最近知った著者です。中に『サウルとダビデ』という作品があって、サウル王について深掘りリサーチしていた中で見つけました。郡は1890年生まれの詩人・作家で、イギリスに渡って英語で書いた戯曲が高く評価され、34歳で早世したそうです。この本はその英語で書かれた戯曲を翻訳してまとめたもので、日本語で作品が読める本はこれだけのようです。(正確にはkindleで『道成寺』という日本語戯曲が無料配信されているので、なりゆきで落としてあります。冒頭を読んだだけでしたが、これも今回買った本に「資料」として収録されていました)

アマゾンには新品もあるのですが、少部数なのか定価でも5500円で、新品があるのに出品されてる古書はさらに高いという謎すぎる状況……とにかく私にはとても手が出ませんので、「図書館でいつか借りたい本」のリストに入れていました。

今回はこれを意識して探していたわけではなく、別の『トロイの癒やし』という戯曲(アイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーの作品。以前図書館で借り、最近思い出して再読したいフェーズ)がお手頃価格であったらほしいなーとボンヤリ思っていて、イギリスの演劇関連書が並んでいるあたりを眺めていて見つけました。郡寅彦について知らなければ、「なぜこの棚に日本人の名前を冠した戯曲集が?」と不思議に思いつつもスルーしたことでしょう。今回は自分にも手が届く価格で本当にラッキーでした。一瞬「呼ばれた?」と頭が真っ白になったくらい(笑)。まだきちんと読めていないので、中身も(自分にとって)「ずっと手元に置きたい」ものだといいなー、と祈っています。


「自分は何を好むのか」を見失わないように

結局薄暗くなるまで粘ってひととおり回りきり、提灯に灯がともった風景をしみじみと眺めました。まさに「お祭の夜店」ですね。

 

夕刻の古本まつり。昼間とはまた少し違った風情です。

そうそう、噂には聞いていましたが、行くたびに外国人観光客さんが増えているのを実感します。観光として楽しんでいらっしゃるのが見て取れる方もいれば、周りに溶け込んで「本を漁っている」方も。見た目ではっきり海外出身とわかる方が、日本語の本を真剣に選んでいる……そんな光景を見て、なんだか嬉しくなりました。本好きさんはどこの方でも似通った雰囲気があるんですね。(^^)


 …以前にも書きましたが、最寄り駅のある相鉄線が相互乗り入れで都内につながり、神保町へは乗り換えなしで行けるようになりました。運賃は元の横浜経由ルートより少し高いですが、横浜駅や東横線の混雑ストレスを考えると「接続してくれてありがとう!」の一言です。今回は行きも帰りもずっと座れて、なんだか不思議なくらいラッキー続きの午後でした。行く前に最寄り駅近くでサンドイッチとコーヒーを詰め込んだので、あちらでは飲食店には寄らずに歩きどおし。でも生き返りました。ほんとに!

 

自分の好きなもの・好きなことが、以前よりはっきり意識できるようになったのが何よりの収穫。そして、それらと切り離された生活を続けると健康を損なうのだな、と改めてわかったのも。

ただ、魔法は長くは続かないので、日常の雑事の中でぐったり感が戻ってきています。(^^;) 生活を改善しなくては。でもこれはある意味バロメーターなんですね。思えばこの葛藤もありふれたものでしょう。自分も「その一人」なんだな、と実感します。

方向を見失わないように、忘れても思い出せるように。やはり時々行きたい街です。神保町。

2025/10/10

ニュースてんこもりの日/ガザ撤退・自公離婚・石破首相戦後80年所感

大きなニュースが多い一日。BBCサイトを覗いたら、イスラエル軍がガザから撤退し始めたというニュース。この報道はやはり日本メディアより早かった。ドナルド・トランプは好かないけど、具体的な成果が出ているのならよかったと思う。良い方に行きますように。


そして日本のメディアは自公「離婚」のニュースでもちきり。自分も所用から帰宅後テレビに張りついてしまった。公明党も個人的には好かないのだけど(※事情は後ほど)、今回ばかりは「よくやった!」と痛快。代表の人も腰巾着をやめたせいか(?)スッキリした表情に見えた。前日までは「今日退院しました」みたいな顔だったけど、「離婚」報告会見では「退院から1か月後」みたいな感じ。解説聞いてみるとそりゃー長年ストレスたまっただろうね、と思う。

※↓いちおう書きますが余談です☆
公明党の個人的な印象が良くない理由:昔、会社の上司が創価学会員だと噂に聞いていました。在職中は何もなかったけれど、自分が退職した後に公明党の人が訪ねてきて、その元上司経由で協力リストに入れられていたことが判明。聞いてないと拒否しました。その後当の元上司から電話が来たので(これも選挙ポスターを貼らせてくれないかという主旨)、訪問があったことを抗議し、そういうリストからは消してくれと伝えました。先方からは「そんなことになっているとは知らなかった。やめさせます」と謝罪されたけど、黙って住所・氏名を流されたこと自体が気持ち悪く、「なめられたもんだな」と腹立たしく感じました。他では有能で尊敬できる人だっただけに残念な思い出。もう20年以上前のことなので、今では個人情報をそんなふうには扱っていない…といいな、と思います☆


テレビでは結婚の比喩で語られてるけれど、ほんとに夫婦の熟年離婚の構図そのもので、古い意味での「漫画みたい」。改める改めるとずっと言い逃れていた亭主に「あなたはそればっかり!もう限界だわ」と三行半を突き付けた感じ。去られたほうが「突然一方的に言われて、こっちのほうが被害者だ」っぽく言ってるのもまさにワカッテナイ亭主の言いぐさ。まるで安手の脚本があるみたい。


自民党の総裁選が、自分も含めて大方の予想を裏切った結果になった時はなんだか白けてしまったけど、かえって野党も動きが出てきて気まぐれニュースウォッチャーとしては「面白くなってきやがった♪」(わかる方だけわかってください(笑))という感じ。


このニュースが大きすぎて、石破さんの戦後80年所感(個人的な、というニュアンスで「談話」とは異なるらしい)の扱いが少ない。全体を見損ねたので、ノーカット動画と所感全文リンクを記録しておく。(とりあえず検索でテキトーに見つけたのでソースはバラバラ。これからきちんと見てみます)

この人の言うことはちゃんと理解できる。もう少し続けてほしかった。でも今後もできることはあると思うし、自分たちに投げかけられたものがたくさんある。




2025/10/05

ジグソーパズルと自民党総裁選の1日

(ポメラの個人日記から。「ですます」のところは追記です)


セリアのジグソーパズル

疲れがたまって一日休養。パズルとテレビでのんべんだらり。 

パズルは前日にセリアで衝動買いしたもの。絵柄があまりに素敵で。古いヨーロッパの地図のを始めた。他にレトロな未来都市風のスカイスクレーパーも購入。


「脳を鍛え、集中力を高める」
というコピーにやられた。(笑)

外枠が埋まったところ。
今はもうちょっと埋まってます。

母にも小さめの花の絵画のを買ったけれど、参照図が箱の小さい画像だけなのでちょっと無理そう。拡大してプリントできればいいんだけど、今プリンタのインクを切らしてる。イベントに出ないので必要ないしなあ。スキャンしてコンビニのカラーコピーで出すかな。自分も拡大鏡で図を見てやってるし、拡大コピーがあったほうが便利。


やってる間PCは使わないし、ネットも見なくて済むのでデジタルデトックスはできたけど、目を休めることにはならないな。(^^;)でもだいぶ進んで、正直楽しい。ジグソーパズルはほとんどやったことがないけど100円で遊べるのはありがたい。なにより絵柄が素敵。


自民党総裁選視聴

総裁選は田崎のじーちゃん(※田崎史郎さん。我が家では親しみをこめて(?)こう呼ばせていただいてます☆)が解説していた5チャンをメインにザッピングしつつ、お茶とお菓子をつまみながら視聴。なんとなく最後まで見てしまい、結果にショックを受ける。田崎氏含め他の解説員さんも戸惑っていたのが印象的。視聴者の多くも共有していた感覚だと思う。

女性が初の総裁、自体は良いことだと思えるし、ある意味では「女性ならではの視点」(この言葉嫌い)とか短絡的にくくられていたステレオタイプでないので、「女性のなかの多様性」が意識できて悪いことばかりではない、とは思う。(考えてみたらイタリアもフランスもドイツも右派のトップが女性だなー。イメージ戦略なのだろうか)

でも主張を見ると、個人的な視点では五歩も六歩も後退している印象で絶望感マックス。夫婦別姓も同性婚も反対だそうだ。「#変われ自民党」がキャッチフレーズだったはずだけど、その実「#(昔に)戻れ自民党」だったのだな、と思う。蚊帳の外にいる我々からどう見えるかはまったく別の話。

政治家を「女性だから」というだけで支持できないのは当たり前で、それを経験していることを今後に活かせるといい。なんせ女性政治家自体が少ないから、我々にはこういう経験が少ない。もともと自民党は支持していないし、もっと言えば政党ではなくその時々の政策を見てアレコレ文句をブーたれてるだけだけど、石破さんで半歩くらい前進しかけたように見えていたので大いに失望。先祖返りしてしまうようで怖い。そうはならないでほしい。少数与党なのは良いことだと思う。「数で押し切る」ではなく「話し合う」がベースになってほしい。これも私たちは経験が少ない。


海外からどう見えているかがとても心配。これをもって「日本(全体)が右傾化した」などと言われたくない。これは一般国民には手が届かないコップの中で行われたことで、全体で投票したら選択はまったく違うはずだ。


ちょうど最近、過去に戦争を回避できた時の方法を調べ出したところ。まだよくわからない。戦争以外で私たちが持っているツールはなんだろう。軍需産業の餌食にならずにすむ方法は。「ことを起こさずに済んだ」例は「ことが起きた」例より地味で目立たない。でも進歩はこういうところにあるはず。知らないことだらけだ。

頭を意識して使わねばならない。私たちが苦手なことだけど。これは個人的にも今の課題。とにかく「松原さん」(※『報道1930』のこと。我が家ではこう言っています(^^;))の分析が待ち遠しい。


*     *     *

追記

…とか書いてたら、Googleアラートに登録していたカーせんせの『平和の条件』の検索結果で新しい書評が引っかかってきて、ななんと新刊書として復活していたことを知りました! 今年の四月発売? し、知らなかったーっ!!(^^;)

これ、何年か前に図書館で読んでほしくなって(E.H.カーファンなのです❤)、でも古書が品薄で、安いのが出ないかとアラート登録していたのでした。ありがたい~っ! (でもこの世相ならではの復活かしらん、と思うと複雑な感じも)文庫で比較的お手頃値段なのもありがたい。(今の私には充分高いけれど、価値はもちろん値段以上ですから)速攻注文してきましたーっ!❤ 楽しみ楽しみ♪

2025/09/21

懐かしくて涙目/『王様のレストラン』再放送(音楽素敵すぎ!!)

 先週たまたま第一話の再放送に出くわし、そのあと録画して楽しんでます。(4、5話を録り損なってしまいくやしい!) リアルタイムでは見ていたんですが、その後再放送を見た記憶がなくて懐かしい……くらいで見始めたのですが、もう面白くて毎回楽しみになってます。明日で終わっちゃうみたいですが。


改めて見てみて、今さらですが音楽がめちゃくちゃよかったんだなーと……。自分は特に三谷幸喜さんの作風が好きというわけではなくて(ごめんなさい(^^;))、むしろ部分的に苦手なところもあるのです。が、そんな視聴者でも素直に見てしまう。魅力の半分くらいを音楽が担っているかもしれません。素晴らしいです。作中の音楽も、エンディングの歌も、エピソードを静止画で振り返る映像もかっこいい。歌は平井堅さんだったんですね。調べたらこれがデビュー曲とのことでびっくりしました。名前を見た時は「なるほど、当時の売れっ子を集めたのかー……」と思ってたのですが、ブレイク前だったそうで。いい歌ですね。


作曲の服部隆之さんの指揮による3曲メドレーがありました…んですが、なぜか埋め込めないみたいですね。Youtubeに飛んでお楽しみください。すごくいいので♪

Takayuki Hattori conducts "Restaurant de Roi Suite" (Excerpt)


代わりに序曲だけ。



最後はやはりこれでシメたい。平井堅さんのエンディング曲。J-POPは不案内で(洋楽もスティング以外はほぼ知らないです!(^^;))平井さんもヒット曲を聞けばタイトルは知らないけど聞き覚えがあるなーくらい、『大きな古時計』は泣けたなーくらいの記憶しかないのですが、これはほんとノリが良くて歌詞もいいですね。YouTubeのコメントを読んでたら当時ヒットしなかったんだそうでびっくり。これが! 謎ですわー☆



ドラマのタイトルも内容もほぼ忘れていたんですが、なぜかシェフの山口智子さんが厨房で、ふてくされた態度でコーヒーを「あーおいしー」と飲んでいる……という図だけがときどき脳内再生されてました。当時自分がブラックコーヒーを飲めなかったもので、「甘くないコーヒーをおいしいって飲んでるのが生意気っぽくてかわいい♡」とか見ていたんです。いや、山口智子さんなら何やってもかわいいか(笑)。今回見た中ではそういうシーンは出てきてないので、取り損ねた・見損ねた部分か、いろんなシーンが頭のなかでごっちゃになっているのかもです。

…全部忘れているのはむしろ幸運で、毎回ラストでウルっときています。幸四郎さん(当時の)も、歌舞伎ではじつは苦手なほうの俳優さんなんですが(吉右衛門さんのほうが好きでした)、これの時は抑えた感じでいいですね。染五郎時代に主演なさった大河ドラマで『黄金の日々』っていうのがあって、それを家族で見ていたので、この方のテレビドラマというといまだにそれを思い出します。

キャストはいろんな意味で豪華。鈴木京香さんも梶原善さんも西村雅彦さんも筒井道隆さんも若いっ!(今の眼で見るとかわいいっ!♡) でもあの頃のイメージでインプットしたのでむしろすんなり入ってきます。名バイプレーヤーが湯水のように出てきてこちらも豪華ですが、伊藤俊人さんはたしかお若くして亡くなったんですよね。いろいろ思い出します……。あの当時は比較的テレビドラマも見ていた時期で、ほんとに懐かしいです。


ちょうど数日前にスティングの日本ツアーがらみのインタビューを偶然見たり、他でもふと懐かしくなった洋画の『CQ』や大好きな『L.A.コンフィデンシャル』(ちょっと前にVHSを思い切って断捨離してしまい結局…)のDVDをこそっと買ってたりしてたので……自分にとっての「あの頃」が雪崩を打って流れ込んできてる感じです。こういう独特の幸福感は中高年の数少ない特権ですね。(笑)

2025/09/01

幸福度と少数与党/多党制[気になるニュース・リンク記録]

 またまた時間が経ってしまったけれど、興味深かった8/14のニュースリンクを記録。


衆参共に少数与党…日本「多党制時代」政治の“地殻変動”を読む【8月14日(木) #報道1930】


(8/14のポメラ個人日記より)

松原さんの報道1930が面白かった。スウェーデンなど、国民の幸福度が高い国は少数与党や連立政権が多いのだそうだ。その国の研究者へのインタビューを交えて、具体的な体制も解説してくれた。ほんとに実りの多い番組で大好き。

今の日本の少数与党体制は、私には以前よりずっとまともなものに見えていたので、その直感の裏書きをしてもらった感じ。自分では説明できなかったけど。だからこそ、それをよしとせずに昔通りに戻したがっている自民党の「石破おろし」派が醜く見えるのだろう。石破さんは日本のターニングポイントを作ってくれてると思う。既得権益擁護とかアジテーションでの票集めではなく、現実的に仕事をする政治家の時代がきてほしい。良い方向に変わっていってほしい。

そのためには、くだんの政治「先輩」国では投票率が高く、国民の政治意識も高いというのが、当たり前だけど参考になる。もっとわかりやすくしろと要求しないと。要求じゃないな。そういうことをできるところを投票で選ぶのが私たちなんだから。民主主義はプロセスに時間がかかるけど、それがまともなんだと思う。

2025/08/21

AIを「本当に役立てる」思考のひとつ:オードリー・タンさん

 AI関連でポジティブなほうの例を見ることができました。今さらですがオードリー・タンさん。新刊『PLURALITY』の宣伝を兼ねたインタビューですが、インタビュアーさんが有能で、見ていて触発的で面白かったので貼っておきます。


【人類に残る選択肢は2つ】台湾のオードリー・タンが語る次世代AI/民主主義のバグはプルラリティで解消/合意形成と速度の適切なバランス/言論の自由を守る仕組み/



新刊も読んでみたいですが、以前この方が話題になり始めた頃に買った本(▶『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』)を思い出し、昨夜拾い読みしました。ぜんぜん覚えてませんでしたが(^^;)、基本的な考え方はずっと変わらないんですね。小学生みたいなことを言っちゃいますけど、この「AIを合意形成に役立てるシステム」…というか「思考の枠組み」そのものが、気候変動とか、それこそ戦争・紛争の解決になんらかの形で応用されないかなあ。絡んでくる要素がまた変わりますけど。


もちろん自分が直面している問題はこの方が言及するものとは違うので、直接参考にすることはできません。それにコミュケーションて双方に「そのつもり」の了解がないと成立しないので、だいたい壁がある。そのへんのジレンマは、インタビュアーさんもちらりと含めて質問していましたね。

——でも、根本にある思考には影響を受けたいな、と思いました。最後のほうで「なんでそんなに楽観的なんですか」って質問がありましたけど、ほんとにそう思う(笑)。

翻って、今の自分が「できないこと」「できない理由」「不満」に目を向けがちだと自覚しました。というか、そもそも意識を向ける先をコントロールできると思ってねえじゃん、と。(^^;)

今さら育った環境を嘆いても仕方ないので(笑)、今持ってるリソース——なんにもないようで、当たり前だと思ってるものが実はたくさんあります。例えば今、パソコンとネット環境を持っていて、短くともブログを書く時間も、一応読み書きする能力もあることからして。それらの「持ってるもの」「できること」をベースに考える習慣を持てるよう、自分を再教育したいと思いました。

今回たまたまオードリー・タンさんでしたけど、大きく見て彼女も「その一人」なわけで、興味が向けば他にも前向きな情報が目に入ってくるはずです。(ネットではそれこそエコーチェンバー的な作用なのでしょうが、どうせなら良い方に作用してほしい)


思えば、AIについて気分がダークになってしまう話題は、だいたい生成AIのヘンな使われ方に関してです。そして「シンギュラリティ」の煽り方もなんかヘン。「AIはあくまでも人間を補助するツールである」(上記の手持ちの本にそういう小見出しがあります)というラインを人間が基盤にしていれば、使い方を間違うことは防げるはず。自分のような底辺消費者レベルでは大きな決定権はないとしても、小さな選択の場で、そこんところ——「AIは自分を補助する目的で使うものなんだ」——というところを意識していたいな、と思います。これ、じつはAIだけじゃないですよね。

2025/08/20

AIはプログラム/AIはゴミかも[気になるニュース・リンク記録]

 掘り下げが面白くてよく拝見している、BS TBSの報道1930我が家では「まつばらさん」で通ってます。(「今日まつばらさん野球でつぶれてるわ~」みたいな使い方)この番組、放送後にYouTubeで動画を見られるので、AIテーマで印象的だった回を二つ記録します。(やろうやろうと思ってるうちにずいぶん時間が経ってしまいましたー☆)

主に自分のための記録ですが、このテーマに関心を持つ方にもめっちゃ興味深いと思います。ご紹介している言葉だけでは文脈が伝わらないかもしれないので、もしお時間があれば最初からお楽しみください。


人類AIと共存できる?/対話型AI「チャットGPT」の正体とは【4月18日(火) #報道1930 】


印象的だった言葉(新井紀子さん[国立情報学研究所教授])
(「AIが意識を持つときは来るのか」という話の流れで)

「意識って何ですかって問題だと思うんですけれど、申し訳ないんですけど、AIといえどもプログラムなんですよね。計算でしかないんです」

55:35頃から 


ぼんやりと感じていたことが、専門家さんの言葉で確認できました。それ以降、しばしば思い出す言葉です。現在使われている「AI」は、SF等でイメージされるものとはまだまだ別物ですが、「人工知能」というネーミングで誤解を生んでいると思います。上記の設問の立て方からして、人間の側の擬人化バイアスが強烈で。自分も擬人化して面白がることはありますので、業を感じます……。(AI同士が人間にはわからない言語(?)でやりとりしたニュースとかありましたね。純粋に面白く思いました)この誤解がテック企業のお金儲け思考とつながって大衆化され、ますますおかしな使われ方に……それが今の状態かも。




米中電撃合意 関税115%引き下げ/「テクノ封建制」巨大テックが支配する世界【5月12日(月) #報道1930】



印象的だった言葉(齋藤幸平さん)
(気候変動などの大問題を前にして、AIはリソースの無駄使いのような使われ方ばかりされているとの指摘のあと)

「じつはAIはゴミなんじゃないかっていうような視点も大事なんじゃないかと思っていて、これ実は人類の進歩にも役立ってないし、批判的思考を奪うのであれば、いったん禁止すべきだとか、そういう極論も含めて、私たちはもう一回オープンに議論すべきだと思います」

59:53頃から


前の記事で言及した発言がこれ。自分が思っていたことをそのまま、もっと強い言葉でおっしゃってくださって、やっぱりそう思うの自分だけじゃないよね、と少し安心(?)したのでした。気候変動は自分も一番危機感を感じていて、AIがそんなに役に立つならなんでその方向に使われないんだろう、と疑問を通り越して腹立たしさを感じてます。「効率的なフェイク作り」とか、検索の精度低下を加速させてるだけで怒りを覚えます。

テレビでは毎日「気温40度超え」「農産物にダメージ」「熱中症」「困った困った」みたいな話ばかりで、「このまま対策がなければもっとひどいことになります」「対策をすればまだ間に合います」と言う割には、その「対策」の中身の話は出てこない。それがテレビの限界なのか、だとしたらこれって誰への忖度?


…話がずれちゃいました。未来を見据えて道具の使い方を考えるって、人間ならではの能力ですね。ちょうど『ゴジラ』一作目をテレビで見たばかりなので、芹沢博士の苦悩が重なります。(こんな例でスミマセン。オタクなので(^^;)。真面目なことを言えば、むろん「芹沢博士の苦悩」には、原爆への連想があるのですよね)潜在的な影響力が大きければ大きいほど、「これをこういう用途に使うべきか」って覚悟がいる決断のはず。単に技術的に「できるかできないか」という問題ではないですね。その判断が、現在ビジネスベースでなされているのが怖いです。いや、怖がってるだけじゃいけないですね。


以前、「生成AIはそもそもいらないかも」、という話が出た回も記録しています。よろしければどうぞ。

“AI加速”電力需要急増で原発回帰?[気になるニュース・リンク記録]

2025/08/16

プラスチック環境汚染防止・国際条約見送り[気になるニュース・リンク記録]

 「肝心なのそこじゃん!」と思うところが進まないのかー、とため息が出たニュース。リンクととりとめない一人ごとなど。

▶プラスチック環境汚染防止 国際条約とりまとめ 合意再び見送り[NHK]
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250815/k10014895041000.html


最近「ゴミの分別をきちんとしましょう」とかのレベルでやってる場合じゃないだろう、と急に危機感を感じるようになったので、このニュースを新聞で見た時の最初の自分の反応は、逆に「やろうとはしてたのか……」でした。(知らなすぎ(-_-;))またも見送り、ということで、検索したら以前の「見送り」のニュースが出てきました。(※上記のリンクは最新のほうです)

プラスチックを作ることで収入を得ている国は、当然生産規制には反対するよね。ここを「当然」と思ってしまうのも、やっぱり結局は資本主義がしみ込んでるから。自分の頭にも。資本主義経済のシステムが足枷になってしまってる。この問題だけでなくあらゆることの。でも方法はあるはず。この問題を乗り越えられたら人類一歩前進よね。

発明されないかなあ、こういう問題を回避できる、新しい経済システム。それを題材にしたSFが今一番読みたいと、何年も前から思ってるのです。仮説でもゲームでもフィクションでもいいから出てこないかなあ。見たり読んだり体験したりすれば、私たちの意識は影響を受けます。「え、そんな道もある?」と最初は思い、やがて当たり前になる。ここんとこ終戦の日関連のアレコレをテレビを見ているけれど、ちょうどあの時代に不幸な方向に向けて見事に社会の空気を変えたように。

フィクションはディストピアばやりだけど、ユートピアを描くのも悪くないと思う。でも一般的には「浅薄でも悲観的なほうがパッと見頭よさそうに見える」、というおかしなバイアスもあるので厄介ですけどねー。

…そうそう、もてはやされてるAIはこの方面では役に立たないのかな。人が「これに役立てよう」と意識しなければ、道具は役に立たない。偽画像を作るだけのおもちゃのためだったら新たなデータセンターなんかいらないでしょう、そんなことのために膨大な電力使うなんて馬鹿げてるでしょう、とパンピーは思うのだが。(いつだったか、ニュースショーのAI特集で、「そもそもAIは必要ないのかも」という有識者の意見が出ていたことを思い出す)
※追記・記憶がおぼろげなので確認してみたら、「有識者」は齋藤幸平さんで、言い回しはもっと過激。(笑) 思ったより時間が経ってて5月の『報道1930』でしたが、まさに我が意を得たりのご発言でした。あとでこの番組のことも記録したいです♡)


なんかやさぐれた愚痴に堕してしまい失礼しました。(^^;) いやいや、なにか方法があるはず。このニュースに限って言えば、条約の成立に向けて努力している大勢の方々がいるんですよね。日本はプラスチックを大量に消費しているし、国際条約を待たないで国内の状況を改善できないんだろうか。あるいは気が付かないところで——マイバッグが当たり前になったように——地味に前進はしているのかもしれない。

それでも、スーパーに買い物に行くとすべてがプラスチックの梱包。これなしには生活できなくなってる印象です。毎日大量にプラごみが出る。この状況の消費者レベルでできることは、やはりゴミの分別・リサイクルの徹底くらいなのかな……と思うと半分むなしい。けれど、こういうことは軌道修正の連続なのだろうから。最初は素晴らしく便利に見えたものが、だんだん不都合な部分が見えてきて、それに基づいて扱いを変えていく。それが当たり前なのだろうから。できる範囲でその時よさげな方向に後押しする流れの1分子になれるように、あるいはそれを邪魔しないですむようにしたい。

100年後にこの状況を俯瞰する人たちには、どう見えるんだろう。後知恵だとしても、「こうすればよかったのに」と、どんなことを考えるだろう。同時代にいる一般人は、有益な情報すべてにアクセスできるわけではないのだなあと、しみじみ思う。

2025/06/20

熱中症で皮肉にも理想の一日

 やってきました、熱中症とネットスーパーの季節。

少しずつ暑熱疲れが累積してるのは感じてたんですが、先日夕飯の支度中に異様に汗が出まして、「ああ、これはアレだ」と。今年はうすら寒い気温からいきなり高温になりましたもんね。同じように体調崩されてる方は多いと思います。

間が悪いことに翌日が図書館本の返却期限。時間外ポストがあるので早朝に返すことにしたんですが、ついでにと駅前に回って(うちから見ると図書館と駅前の商店街は反対方向☆(^^;))、切らしていた母用の牛乳など買っていたら、もう帰りは日が照っていてこれまた汗だくに。出る時からそこそこクラクラしていたので、帰宅すると完全にダウンして「今年の熱中症シーズン」が開幕してしまいました。


…余談ですが、昔、さだまさしさん(実は小~中学生の頃ファンで、よくラジオを聴いてました。(^^)関白宣言とか映画の『長江』とかの頃です)の歌の詞に——調べたらグレープ時代の『風邪』という歌でした——「季節が変われば風邪も治るよ そしたら最初に電話をするよ」というのがあって、ラジオでご本人が「季節が変わらないと治らないような風邪をひくのはお前だけだ」とツッコまれた、と笑い話にしておられた記憶があるのですが……昨今の自分の熱中症はそのレベルで微熱やめまいが続くので、「涼しくなればコレ(熱中症)も治るよ~ そしたらあちこち出かけられるよ~」ってな感じです。いやはや。(^^;)


昨日はほんとに具合が悪くて何もできず。今日は涼しい部屋で座っていればかろうじて頭を使えるので、腹をくくって「なるべく暑いところに出ないでどうやって必要な用を足すか」に発想を変え、この夏最初のネットスーパーさんのお世話になりました。涼しい間はかなり歩き回る買い出しで、品物によって変わる安い店をはしごします。でも体調がこうなるとそれは無理。ここ数年はネットスーパーが自分の中で夏の季語になってます。


…でも、そうしてみると妙に落ち着いて、午前は長く放置していた自己企画の翻訳をやり、午後はこれまたずっと放置していた「ロゼッタストーン」を再開。(懐かしの英会話ソフト!(笑)投げ売りセールの時にDL版を入手したのでした…)そのうえこうして久しぶりのブログなど書いてます。何気に「いつもはできない理想の過ごし方」。なんだろう、この落ち着きと心地よさは。

…もちろん理由は明らかです。元気な時には「あれもこれもやらなくちゃ」で、そちらで体力と時間を使い果たしてしまうから。その「あれもこれも」を、体調不良を言い訳にシャットアウトできるそうなって初めて、本心からやりたいことに手をつけられる。ああ、なんかこれってあんまりだなー。(^^;)


思えば日頃は「無理をすること」がデフォルトになっていて、やるべきことを詰め込んでます。どちらかというと、「無理をしていないと後ろめたい」くらいの感覚があって。自分の体力を現実的に受け取めなきゃなーと思う今日この頃なので、無理に活動的なふりをしたり、テンションを上げたりということを諦めるようになってきたのですが、時間についてもやることを取捨選択「していい」のだなーと思いました。むしろそうしないと、「自分の仕事」には永久にたどり着けない気がする。家の中の「やるべきこと」はやってもやってもなくならないので。そしてじつは、その中には「後回しにするか、もっと楽な方法でやってもかまわない」ものがけっこうあるのですよね。発想を変えれば。家事は生きてる限りついて回るものだから、折り合いの付け方を工夫しなければ。


もう一つ気づいたのは、自分は「怠けたいのではなく落ち着いて仕事をしたい」のだ、ということ。これはけっこう説明が難しい基準なのです。のろまな自分にとっての落ち着くペースって、はたから見たら怠けてるようにしか見えませんから(笑)。でも少しずつでもこういう方向に持っていきたい。いや、そうしなくては。

今日は熱中症のおかげで、ある意味理想的な環境を経験しました。皮肉なことです。昔から「病気になれば自分のやりたいことに時間がとれる」という体験のスリコミがあって、からだがそれに順応してしまっている。これは返上したい。健康を損ねなくともこういう優先順位を守らなくてはです。


追記:ご紹介したさだまさしさん(正確にはグレープ)の歌、検索して出てきた歌詞は書いた通りだったんですが、じつは記憶では「春になったら風邪も治るよ」でした。検索してびっくり。記憶って当てにならないものですね。ずっと「春になったら」で脳内再生していたのでちょっとショックでした~(^^;)

2025/05/13

田村セツコさんの新刊を早めにゲット♥

 昨日買い物のついでにぶらりと書店に入り、田村セツコさんの新刊を見つけました。


新刊『おばあさんと猫』。


ときどきブログを覗かせていただいてるのですが、昨年末以来更新がなくてちょっと心配していました。そんなところへ新刊発売! まったく知らなかったので嬉しい偶然でした。


田村セツコさんのエッセイは、ここ数年図書館で読んだりして好きになって、手元にも2冊持っています。気を楽にしたいときのための常備薬としてお世話になっています。


うちにある田村さんの既刊2冊。
付箋がちょっと恥ずかしいですね。(笑)

でも……じつはワタクシ、田村さんの「イラストの」ファンではありません。(ゴメンナサイ💦)世代的には大いに目にしていたはずですが、子供ながらに「水森亜土さん系統の絵?」程度の認識で、お名前も知らなかったくらいで。絵柄やテイストは正直自分の好みとは異なるので、そのせいもあるかもしれません。(小学校に入るか入らないかくらいの頃なら受け入れていたテイストかもです) でも近年、高齢・独身の「おちゃめなイラストレーターさん」として紹介されているのを目にして、ご本人に魅力を感じるようになりました。

お母さまや妹さんの介護を「あえて」なさった経験まで含めて軽やかなたたずまいとか、物の見方・とらえ方、何より「自由さ」が、(たとえ意識的に表現されているものだとしても)声高な主張でないだけによけいに魅力的で、とてもホッとするのです。こういう生き方もありだ」と知るだけで、充分解放感をいただけます。そうそう、「人とのつながりが大事」とかおっしゃらないところも好きです。(笑)

これまでずっと独身というのも勝手に親近感を覚えて、「肩の力の抜けた」高齢独身女性という得難いロールモデル/先輩の一人と感じています。自分もいちおう絵は描きますし、もう立派な中高年ですし、ずっと独身でしかも一人が好きなので、将来はおそらくひとり暮らしをするでしょうから。

(子供の頃は、「そのうち大きくなったら」自然にお嫁さんになりたくなるんだろうな、とボンヤリ思ってました。でもそうならないまま中高年になってしまいました(笑)。これは冗談でもなかなか言いづらいことで、口にしたことがほとんどありません。自分と同じ感覚をお持ちの方がいると知った記憶があるのは、漫画家の坂田靖子さんくらいです。でもこの年になったら、なるべく自分に正直に生きたいとも思います。田村さんの結婚についての考え方は知りませんが、その他の価値観には共感できるところが多いです)

一般的には「高齢独居女性ならそちら(結婚経験者)が標準」という雰囲気で、そういうロールモデルさんたちを見ると、やはり人生観・価値観が自分とは違うのを感じることが多いのです。他の面でもたいてい「地味に標準外」(「ロックな標準外」とかカッコイイのじゃなくて「地味に」(笑))な人間にとって、今の社会はとても窮屈。田村さんのような存在は安心できるお守りのようです✨


ところでこの新刊、家で奥付を見たら発行日が5/15でした! それより前にゲットしてしまったのでびっくり。まあ発行日は発売日とは違ってもいいそうで、過去にも経験はありますが……。近所の書店でもあまり行かないエリアにたまたま行ったので、なんとなく呼ばれたかな、と(笑)。とにかくラッキーと思うことにします。

▶『おばあさんと猫─ 87歳で、猫と楽しく暮らす47の方法』(Amazon)
あ、アマゾンもまだ予約状態ですね☆

まだ冒頭しか読んでないのですが、ひょんなことから(?)同居することになった黒猫ちゃんのこと、これまでに一緒に暮らした猫たちのことを書いておられるようです。これからゆっくり楽しませていただきます。(^^)


2025/05/11

アレとアレのおかげで復活しました☆

多忙と体調不良のためしばらく作業が止まっていましたが、『新装版 脳人形の館』kindle化の作業を再開しました。サイトのほうで「kindle版を新装版化する決心がつきました!」とご報告してからずいぶん経ってしまいました。(^^;) 言い訳を書きますと、家のレギュラーのアレコレ以外に、4月初旬まで町内会の会計関連の仕事が尾を引きまして、それが終わったとたんに体調を崩した次第で。その間ブログ更新もほとんど滞ってしまったのですが、ようやく気力・体力共に少しずつ戻ってきた感じです。

しかし! なんとKDPが3月からmobiファイルを受け付けなくなっていて、テスト中だったファイルのプレビューができなくて慌てたり(付録の編集に使ってるクリスペがmobiをエクスポートできるので、それをアップロードしてテストをしている途中だったんです~(^^;))、それなら、とKDPが提供しているkindle createをインストールしてみたら見慣れない機能がてんこ盛りで。ヘルプを首っ引きで格闘しているところです。なんかKDP初期の格闘を思い出します。(笑)

さて、それはそうと、体力復活のきっかけのひとつがエゾウコギというサプリというか生薬でした。製品は健康食品扱いみたいですが自分には効くのでご紹介します。

数年前からキューピーコーワαドリンクが自分にはテキメンに効くことがわかり、疲れがたまった時やイベント前後などに飲んでいたんですが、売りになってる成分がエゾウコギというもので。調べたら成分がこれ単品の錠剤があったんですね。ドリンクやキューピーコーワの錠剤(これはなぜか私にはあまり効きません)と比べると圧倒的に割安なので、試してみたところ……これが効く効く!(笑) 怖いくらいなのですが、おかげでいつもなら徐行運転になる日も動けるようになり、大変助かっています。

毎日飲んでも大丈夫なようなので、習慣になりつつあります。ネットや図書館でいろいろ調べたうえで、比較的安全なものかな、と判断しました。ネットでは連用すると慣れて効かなくなるとも見かけるのですが、規定よりだいぶ少ない量で自分には効いているので、効果が続いてほしいなーと思います。もちろん疲れを感じなければその日は飲まないで済むのですが、「疲れてる」「疲れそうな予定あり」の日が続いているもので、なりゆきのルーティン化です。

でもそのおかげで、母の通院同伴日が続いた先週もなんとか乗り切れました。(情けないことに80代の母よりバテるのが早かったりするのです(-_-;))まーこんなものにお世話にならずに済めば一番なのですが、とりあえず今はありがたしありがたし♥

…自分は近所のドラッグストアで400粒入りのを2000円ちょっとで入手したのですが、アマゾンだと少し安いみたいです。これ以外にも商品があると思います。ご興味がある方はどうぞ。(回し者じゃありませんので念のため(笑))

もうひとつのきっかけが……こちらは気力の復活になりますが……テレビでの『スターウォーズ』放映でした。久しぶりにターキンのお姿を見て……ああ、萌えってほんとにエネルギーですね!(笑) もともとピーター・カッシングに転んだきっかけがターキンだったので、芋づる式に劇場公開版のDVD(CG追加版との抱き合わせ商品しかないらしいです…)や小説版の『ターキン』にも手を出して萌え返しております!(小説は昔ちらりと覗いたことがあったんですが、入り込めなそうと敬遠していました。再チャレンジです☆)


もともと体力はないほうなのですが、力尽きてる時ってその事情をブログに書くことすらできないので、ずーっと沈黙が続いて持ち直したときに突然更新、ということになっちゃうんですよね。コンスタントに発信というのがなかなか自分には難しいです。でも今月26日はカッシング丈のお誕生日。できればそれまでには新装版『脳人形の館』kindle版をリリースしたいなーと思っております。

2025/03/04

2/28の日記から(ジーン・ハックマン訃報など)

ポメラに書いている個人日記から、ジーン・ハックマンの訃報を知った日の一部を転記します。ファンというのではありませんが、大好きな映画(『スケアクロウ』や『フレンチ・コネクション』)に出ている方なので、作品を通した思い入れがあり、訃報にしばし呆然としました。でも作品は永遠で、これからも折々見返すと思います。ご冥福をお祈りいたします。(訃報にも関係してるので別の話題のところから載せます)


*     *     * 


2025/02/28 07:00

カッシングブログの過去記事をひとつ追加(※引っ越し中のブログの事です)。なんとゲイティス兄がウィツタブルを訪ねる動画を紹介していた。意義のある仕事をした感じがして、とてもいい気持ち。こういうのが意味あるんだよ! と。

会計(※令和六年度は町内会の会計をやっていて、年度末の作業中)や確定申告みたいなカスの仕事を続けていると忘れる感覚。すごく落ち着いた。これこれ、こういう感覚なんだよ。ほしいのは。こういうのこそ「仕事」と言うんだよ! 自分の愛と一致した活動。それだよ。



2025/02/28 07:13

ジーン・ハックマンが亡くなったそうだ。しかも死後だいぶ経って発見されたらしい。ご夫婦が別のところで。お子さんもいらしたのに、別居だと気づかないものなんだな。なんとも胸の痛むお話。ちょうど「ジーン・ハックマンに似ている」が第一印象だったゲイティス兄の記事を移したところで妙な感じ。

リツイートできる訃報投稿がないか兄のTwitter(X)ページを見たら、昨年12月が最後の投稿だった。離れたのかな。自分にとってのTwitterとSHERLOCKの季節が終わった気がする。Twitterを使い始めたのはゲイティス兄がきっかけだったから。気がつけばツイッターを始めた当初お世話になった方々はだいぶXからいなくなっている。自分も投稿を減らしてブログ回帰してるので、抜けかかった歯みたいな状態。イーロン・マスクの買収あたりから違和感を感じているし、自然な流れなのかも。

2025/02/14

納戸部屋再生記録⑨:押し入れプラダン貼り

検討していた通り、開放して修繕・塗装した押し入れの壁に余っている防寒用のプラダンを貼りました。 襖がなくなり、押し入れ仕様の薄い壁が「ただの壁」になるので、少しでも断熱効果があることを期待(寒い部屋なので)。 ただしプラダンのこうした使い方は今のところ例を見ていないです。通気性はなくなるので、襖付きの押し入れとして使うならNGのはず(それを言うならペンキを塗った時点でNGのはず(笑))。試行錯誤の一環なので、問題が起これば外すつもりです。


2024/12/19

納戸の押し入れのプラダン貼り。予想以上に手間取って、上段の奥壁と右壁のみ。(枕棚上はまだ)。でも変わるんじゃないかな。こぎれいにもなったし。接着剤や両面テープは面倒になり、タッカーでとめた。このほうが外すことになっても後のダメージが少なそう。


塗装が白なので写真ではあまり変わらない。




2024/12/29 

納戸の押し入れプラダン貼りの残りを完了!ちょっと隙間が気になるところはあるけど大違いだ。ほんのりと温かい。むしろ他の壁より温かくなったんじゃないか? 何より、邪魔だった大きいプラダンがなくなってものすごくスッキリした。窓に立てかけてるのは冬が終わればどこかに収納せねばだけど、とりあえずそれまでに納戸部屋を再生だ。





*     *     *

というわけでいちおう押し入れ再生ひと段落です。書いてる通り、部屋全体の再生は多すぎるタンスの処分とか(^^;)大仕事がてんこ盛り。もちろん他の仕事や日々の家事・雑事、ほかの部屋の片づけもあるので時間はかかりそうです。でもとりあえずここまでできたことでちょっぴり自信がつきました。

暑くならないうちにどこまで前進できるかなー。目標は設定せず、行き当たりばったりで続けます。エンジンかかるとわーっと進み、興味が離れると放置、の繰り返し。これが自分には合ってます。(^^)

納戸部屋再生記録⑧:押し入れ上段塗装フェーズ〈2〉

 

11月29日 押し入れ上段ペンキ塗装本番!

ついに納戸部屋の押し入れペンキ塗り! 雪が降ったよう。





中板の上は作業スペースのため塗ってないので、乾燥後に追加で塗りたい。もしくは余ってるクッションフロアでも、と思ったが、たぶん面積が足りない。とにかく一歩前進!


2024/12/03

午前に納戸押し入れの中板上・下段奥と床に追加塗りのためのアク止め塗り。塗る前の荷物移動と養生のほうが大変だった。塗るのはあっという間。ともあれ明日の本塗りが楽しみ。ただ、下段をやってるときに右の股関節が攣ってしまい、余韻でまだ痛い。足が組めない状態。参ったな。


アクどめ剤塗装後


12月4日 納戸押し入れ最終塗装!

午後に予定通り押し入れの塗装。さすがにきれいになった。最後にトレーに残ったペンキを上段に塗ったときに新聞紙をずらして踏んでしまったらしく、下段の端に貼り付いてあとからアク止めごと剥がすことになってしまい、塗り直したところがちょっとでこぼこでくやしい。でも素人にしてはよくやったんでは。押し入れにペンキなんか塗っていいものかと半信半疑で進めたから、遠慮してるところが少し透けてるけれど、youtubeで工具企業監修の押し入れ塗装動画を発見し安心する。3回塗り推奨だそうだ。下段床は結果的にアク止めをやりなおして3回塗りになったから、一番きれいかもしれない。これが標準なのか。


ペンキ塗装後


夕方養生を剥がしたらすごく素敵になった。中のものの入れ方も、戸がなくなったから「見える収納」並みに荷物の割合は5割としたい。


養生はがし後。コントラストが美しい!
早く手前の荷物をなくしたい。

納戸部屋再生記録⑦:押し入れ上段塗装フェーズ〈1〉

 

11月22日 押し入れ上段パテ・枕棚奥板貼り

早朝に追加のアク止め剤とペンキを注文。アク止めは一回塗りで済む「ヤニ・アク止めシーラー」を選んだ。2リットル。他にもトイレや洗面所の棚板とか塗りたいところはあるし。押し入れの下段もペンキが薄く、床はアクが出ているので塗り足したいし。乾燥は6時間で済むらしい。夢のよう。なんでアク止めはアクドメールと思い込んでたんだろう(名前のせい?(笑))。最初からよく調べればよかった。まさか二回塗り、24時間待たねばならないとは。時間がかかる上に透明で、塗ったところと塗ってないところの見分けがしにくい。使ってる例を検索するとたいていは砂壁だ。下地強化にはこちらのほうがいいのだろう。古材のところに塗っておこう。


押し入れ上段右壁の板のすき間に壁パテ塗り。




枕棚上の奥壁にも板を貼る。



2024/11/28 アク止めシーラー塗装


押し入れのアク止め剤塗装。筋交いバケで細かい所から塗っていく。



塗り終わったところ。なかなかムラだらけだが、いちおうすべて塗れた。天井板が動くのでびっくり。ここも点検口になっていたんだ。おかげで力を加えると板が浮いて塗りにくい。一番気になる隅が薄くなってしまった。

でも白い色がついてるので、塗ったところがわかりやすい。透明のアクドメールでは天井に近い暗い所は無理だったかも。




天井は塗ったところに帽子が当たってしまう。刷毛で塗ったところもローラーの端でこそいでしまう感じがあったり。狭い所はやりにくい。

とにかく全体はこんな感じ。出した塗料はボトルに戻すなと書いてあるので、使い切るため残りを薄く見える所に刷毛で塗りたくり、ムラがひときわ。でも白なのでアク止めだけでも明るく見える。完成が楽しみ!




 

【おまけ・自分にご褒美】
午後は洗剤などの買い出しついでにドトールで30分ほど自分にご褒美時間。先日古書市でゲットした『コロサス』を同伴。おやつに焼き菓子はやめてナッツ菓子にした。100kcalほど。体を意識した小さな選択。入った時は空いてて良い席もとれ、ラッキーだったけど、本にはなかなか集中できず。やること多いからなー。スマホをチェックしたら町内会長からメールが来ていてげんなり。週末のこと。でも面倒見の良い会長で助かっている。これもあと4カ月で終わるのだ。

自分にご褒美時間。こーいうのはマメに必要です♡

納戸部屋再生記録⑥:押し入れ上段修繕フェーズ

 

11月19日 押し入れ上段着手

押し入れの上段に着手。入れていた荷物は下段に下ろして、写真は出してひとまとめに。掃除機をかけ、枕棚をロボット掃除機に掃除させつつ別室で休憩。見に行った時、ちょうどロボット掃除機が落ちてきたが壊れず、無事に動く。

続いて再度掃除機と、畳用ウェットシートでできるかぎり拭く。右壁はやはり浮いていて亀裂が入っているので思い切って剥がした。


浮いていた薄板をはがしたところ。


奥の右側は薄板が裂けてはいないが浮いているので、手抜きプロ(?)の要領でこの上から板を重ねて貼ることに。両方の面積を測る。セリアの45×30の板に換算。15枚必要。通販を調べたが、やはり大きなベニヤ等を買うと高上がりなので午後に100均を見に行くことに。


奥壁は剥がさず重ね貼りにする。

 

食後早めに出て、キャンドゥで良い板を見つける。サンドイッチの合板ではなく丸ごと板。ただし8枚で、店員さんに聞いたがこれで全部とのこと。セリアの板が補充されてないのを確認し(これは私が買い占めた)、隣駅のセリアに行く。こちらもサンドイッチでない板になってた。タイミングかな。結果的に下段と上段で板の構造が変わることになる。でも今回のほうが、横に切ったときに砕けにくそうだし、裏面に吹いた防虫スプレーが表側にも浸透するかもしれない。


2024/11/20 荷物整理

納戸部屋の荷物を片付け。袋だけやたらデカかった父の葬式関係書類、祖父の写真額など中身を出して汚れた袋を処分。コンパクトになって動かしやすくなった。ついでにいろいろ断捨離・掃除して、最後に押し入れ上段にハッカ油入りエタノールをスプレーして消毒。良い香りになってお祓い(?)ができた気がする。




2024/11/21

板貼りを終え、パテ塗りまでやった。パテがなくなってひとまず終了。まだ隙間はあるのでできれば壁パテではなくウッドパテでやりたい。100均でいいから買ってこようかな。どうせねじ穴も埋めるし。


かすかに雨なので室内で板をカット。
刃を寝かせると楽なことがわかった。

貼り途中


上段右壁も貼り終わり。
なかなか美しい。

右奥の壁も。


枕棚上の右奥、角の角材がとれていたので補修。



すき間にメッシュテープを貼り、木工用ボンドで角材を戻す。
使われてた釘はうまく打ち込めなかったのでここまで。



パテ塗り後


とにかくこれで明日アクドメールを塗り、明後日ペンキという流れでいいと思う。問題はアクドメールとペンキが足りなそうな事。まあ追加して塗ればいい。ペンキが綺麗に見えるのはやはりたっぷり塗ってるからだ。下段は薄すぎる。目立つところをまずは塗り、あとから追加をすればいい。


セリアに行ったら板が補充されていて歓喜。3枚買う。壁パテも5つ。ウッドパテがなくて残念。割高だけどすぐに手に入るのはありがたい。ついでにチーズケーキを買い帰宅。板と枕棚上の壁に防腐スプレーをしてからおやつに食べる。

その後すき間のパテ塗り。目立つ部分の作業だけで暗くなってきたので切り上げる。体力も限界。


2025/02/06

納戸部屋再生記録⑤:押し入れ下段塗装フェーズ

 パテ埋め/アク止め/ペンキ塗り


11月14日

午後は母の通院に同伴するので、夕飯と翌日分を視野に入れて大鍋で豚汁を仕込む。続けて押し入れに貼った板の隙間をパテ埋め。一時間ずつくらいで早お昼の時間に。



2024/11/16 

押し入れの原液アクドメール塗装を済ませる。その前に壁パテの紙やすりかけ。面倒だったけどやってみたらけっこう面白い。とてもなめらかになる。ただ、奥の壁右側は下半分だけ板を貼ったのだけど、その上の薄板が波打ってきた。乾いたら戻るといいんだけど。


左の境界がぼやけているのがやすり後。

アクドメール後。右側奥の壁が波打っている。




 念のためその上にも板を貼ろうとセリアに寄ったら、このタイプの合板は在庫ゼロ。私が買い占めてしまったんだな。(^^;) セリアは他に近場にないかなあ。まあとりあえず塗ってしまって、あとから貼っても良い。


2024/11/17

押し入れ下段ペンキ塗り完了! ムラはあるけど満足。上段に塗料を残したいので二度塗りはしないけど、なんならもう一度塗ってきれいに仕上げてもいい。でもプラダンを貼るならこれで充分。(※追記・プラダンが余ってたので、貼っちゃえば断熱に多少効果あるんでは? と考え始めていました)


ペンキ塗装前

ペンキ塗装後



2025/02/05

納戸部屋再生記録④:押し入れ下段修繕フェーズ〈2〉

だいぶ間があいてしまいましたが、昨年の押し入れ修繕記録の続きです。例によって個人日記からのコピー。独り言文体です。(わかりにくいのでこのシリーズ(?)の記事には通し番号を振りました)


*     *     * 


パテ塗り/板貼り


11月13日(水)

押し入れが大いに前進!プラン通りだけど、亀裂部分のパテ塗りと板貼りをした。ゆがみのせいで板の間に隙間が空くのでそこもパテしたいけど、それはまた今度。ゆがみ分を斜めに切ったり、思いついた改良もしてみた。

 

朝の状態。ここから始める。



木口への防腐スプレー、重ねればやりやすいと気づきやってみた。


ダイソーの300円タッカー。
衝撃に備えて一番ごついゴム貼り手袋。まったく痛くない。

ちゃんと使える!


ダイソーのタッカーは大活躍。下地のあるところもきちんと入る。これがなかったらこんなペースではできなかったと思う。第一希望のスチール製のはなかったのでどうかなと思ってたけど、買っておいてよかった♪


仮当てして出した下地のある部分にラインを引く。


パテ用。プラへらにアルミホイルを巻いてパテを乗せた。

ヒビ周辺をパテ塗りしたところ。


レシプロソーでカット
(刃はついてない状態でパチリ)

枝切り用に追加で買ったレシプロソーの替え刃が優秀。縦はきれいに切れる。ただ、横に切ろうとすると砕けやすい。


板の裏に木工用ボンドを塗り、タッカーで留めていく。


右壁に横板を貼ったところ。

奥壁もパテのない左側から貼っている。



上に少し隙間。

すき間を埋める板。歪みも含めて切り出し。



本日の成果これまで。

買い込んでいたすべての板を貼ることができた。素晴らしい!自分を褒める日! お疲れさまでした!

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