待ちかねていたジョナサン・アリスさん出演の『The Game』、US Amazonからは5/1到着と連絡が来ていたんですが数日前に着いてしまいまして、もちろん我慢なんかできないので見ております!こ、これはジョナサン・アリスさんのファンの方は必見!というか、これ日本で放映されたらファン増殖必至なんでわ!!キュートすぎです!もお悩殺です!(←いいすぎ(笑))役名がアランですよALAN…(←笑うとこですのでー(笑))
公式ページのメインキャラ勢ぞろい写真。
中央が主人公のジョー。悲劇の美形。アリスさんは左端。隣が奥さん役の方。
中央が主人公のジョー。悲劇の美形。アリスさんは左端。隣が奥さん役の方。
Photo from http://www.bbcamerica.com/the-game/
今第二話まで見たところなので、そこまでの範囲でご紹介しますと……時代設定は1972年(OPにはブレジネフやニクソンの写真が。なんか盛り上がってしまう♪)、イギリスのMI5のとあるチームのお話です。ソ連で進行中の「オペレーション・グラス」という作戦について情報を渡すという人物が現れ、それがどういう作戦なのか…という大筋と、そこに主人公の辛い過去、彼の復讐心なんかが絡んで進行しております。
MI5は国内の防諜が仕事で、よく聞くMI6のほうは外国に対する諜報活動が仕事。以前ちらりと見た来歴ではもちろん重なる部分もあったり、縄張り争いもあったりと「スッキリ縦割り」で来たわけではないようなんですが、だいたいそんな感じです。(007や『裏切りのサーカス』なんかがMI6ですね)
チームのメンバーはリーダーが通称「ダディ」(ブライアン・コックス❤)、その下にちょっと胡散臭いマザコンおじさんのボビー・ウォーターハウス(なんか見覚えある俳優さんです)、主人公のジョー・ラム、アリスさん演じるアラン・モンターグ、彼の奥さんのサラ・モンターグ、警察の特別部から出向してるジム・フェンチャーチ刑事。それに会議では秘書のお姉さんもいます。(表記は聞いた感じからの自己流なのでご容赦☆)
正直出てる方みんないいんですけど(一回限りのゲストまでみんな「いい面がまえ」❤)とにかくこのアリスさんのアラン、おいしいです!もうけ役!盗聴エンジニアなので、毎回内通者との会見やらなにやらの現場に盗聴装置を仕掛けて、それを別室で聞く役割です。今まででわかったアランの設定は
「世間話が苦手」
「コンビーフがきらい」
「MI5に自転車通勤」...
BBC AMERICA公式サイトのキャラクター紹介では「loveable oddball (愛すべき変わり者)」と書かれてます。その通りで、キュートでマイルドな母性本能刺激型の「社会不適応者」って感じです。たまりません❤(笑)
お仕事中のアランさん。
Photo from http://www.bbcamerica.com/the-game/
そしてなんと、オープニングで一番最初に名前が出てくるのがジョナサン・アリスさんです!(二人ずつだけど(^^;))苗字のアルファベット順て感じもしますが、とにかく出番も役の重さもアンダーソン以上♪
アランは技術屋さんなんですけど、奥さんが切れモノでちょっと劣等感持ってるんですね。でもプライドが高いタイプでなくて(ここがアンダーソンと大違い)、むしろ朴訥です。張り合うんじゃなくて気後れしてます。緊張した話のなかでコミックリリーフも引き受けていて、ホッとするようなシーンを提供してくれるのがこのアランです。
第一話の登場シーンから秀逸で…主人公のジョーと、情報提供者と会う部屋で盗聴の準備をしていていきなり「暇なときなにしてるの?」とか聞くんですが、これがじつは「世間話の練習」(笑)。世間話ができないので、奥さんが用意してくれた話題のメモを参考にしてるんです。(可愛すぎ!)ジョーは無表情なシリアスキャラで、アランがなにやらムリして「仕事以外の会話」をしようとしてるのを察している様子。(というか、コノ人自身世間話するタイプじゃない(笑))アランはメモを見ていくつかある候補(共通の友人、政治、スポーツとこれらが全部ダメ(笑))の中で、「余暇にすること」が唯一自分にできる話だというんですね。するとジョーは「いいよ。仕事の話をしよう」と言ってくれます。アランはホッとしたように「ありがとう」と苦笑してメモをしまいます。…好きにならずにいられませんよこんなの……!ほかに「場違いな冗談を言って場を凍りつかせる」シーンもあるんですが、そちらは見ていて本気で吹き出してしまいました。面白すぎです…!(笑)
期待していたキスシーンは第一話にあっさり出てきました。アランが盗聴していた現場で殺人が起こって、MI5に戻ったあとのシーン。アランが仕事場に一人でいるところに奥さんのサラがやってきて、心配していた様子でハグします。現場はジョーとジムが処理したので「隠れていたって言うのが恥ずかしい」とアランが言うと、「そうしてなきゃ私が怒ってたわよ」と答えるサラ。アランは自分がサラと釣り合わないと気にしてるんですが、奥さんは「みんな私たちのことを理解してないのよ。この世界では」と言ってて、もう旦那がかわいくてたまらないという感じ。このシーンの終わりに奥さんがキスするんですねー…そのあとの彼女の「カモーン」の言い方が面白くて、アリスさんのちょっと困ったような嬉しいような、複雑な表情もなんともいえないです。名シーンです。もうすでに何度見返したかわかりません!(笑)
でもこのシーン、サラがアランに暗号での会話を練習させてるように見えて、「この世界」の意味も深読みすると「この世」なのか「MI5」なのか、はたまた「西側」なのか…なんていろいろ邪推が広がってしまうんですが……ひっかけなのかなんなのか。一話なのでいろいろひっかけやら伏線やらばら撒いてるものと思われます。でも、これだけ「視聴者に好感持たせる」描き方がされてるアラン、後半こういう風に使えるよなあ……と、今から期待というか怖いというか。
おいしいのは、必ず最前線に出向くのに、荒っぽい訓練受けてなさそうでいかにも非力なところ。盗聴してて誰かが殴られてたりするとすごく動揺して、「助けに行かないと」とか言い出します。(追記・失礼!見返したら正確な台詞は「止めないと」でした。でないと殴られてる人物がある情報をしゃべってしまうという文脈で、一緒にいる主人公はもっと冷静にかまえているという、アランのナイーブさが浮き彫りになるシーンでございました❤表情とか言い方から「助けないのかよ」って感じが伝わってくるんですよね…❤(^^;)) とにかく諜報機関の人らしからぬキャラ。いろんな意味で使いでがありそう。そして「サラ」は聖書にある良妻の名前ですよね。キリスト教圏の映画やフィクションではやはり「良妻の名前」というイメージがあります。そこもなにか利用するんでしょうか…。(いやもう、自分にとってはアランが主役なので無駄に深読みしてる確率も高いのですが(^^;))いろいろ楽しみであります!
そしてそして、早くも日本放映が決定していました!残念ながら自分は見られないところなのですが、イギリスのミステリ系ドラマファン御用達のAXNミステリーさんで、5/6に第一話だけ先行放映、レギュラー放映は7月とのことです。
ついでに再度、BBC AMERICAの公式ページ
(ちょっとだけぼやいていいですか…日本での放映は、ちょくちょく見に行ってるall cinemaさんのアリスさんのページにリンクがあって知ったのですが、そこからのリンクが間違ってて飛べないんですよ…まあアドレスをコピーすればいいんですけど(^^;)。せっかくのリンクなので直してほしいー❤)
ええと、じつはこれ、SHERLOCKでショルトー少佐をやっていたアリスター・ペトリさんもゲストで出るんです!(まだ目にしてないので役はわかりません)IMDbでアリスさんとペトリさんが両方出てる…!というとこから食いついた作品なので、自分の目線はどーしてもそこになっちゃうんですが(^^;)、公正な目で見て主人公のジョー役トム・ヒューズがもうカリスマ的な美形さんです。本編で「あなたは死ぬには美しすぎるわ」なんて台詞が出てくるんですけど、素直に聞けちゃうくらい。ベネさんの次にブレイクするのはコノ人だ、とか言われてるそうで。個人的にはボビー・ウォーターハウス役のポール・リッターさんが新たなツボです(ゲイに見えるんですよね、この役。それだけが理由じゃないですけど(^^;))。そういう意味でも、コノ番組ブレイクしてくれないかなー…と願っております❤