2020/10/26

トマトの教訓:「かんたんに見切りをつけなさんな」

茂りまくるばかりで実がつかなかったトマト。今年はまともに育ててらっしゃるところでも実付きがよくなかったそうなので、まあ初心者の放任では仕方ないもしれません。そろそろ処分して他のものを植えようと、昨日ようやく腰を上げました。

ところがところが! 作業を始めたところ、切った枝に立派な実が2つついていたのを発見! 夏の間1つも実らなかったのに……!

切り枝に見つけたトマト……(泣)

これは買って食べた大玉トマトの種をとって育ててみたものなんですが、ミニトマトくらいの大きさになっていました。(発芽実験の様子は元のブログ:「庭の楽しみ・食べた野菜のタネから」前編 後編

涼しくなって持ち直したんでしょうかねえ……もう茂りすぎて見えなくなっていたんです。ああ、このまま育てていれば大きくなったかもしれないのに……と思うと悔しくてたまらず。

このまま捨てるのは忍びないので、しばらく部屋に飾ることにしました。

仏壇に生けていた余りのガーベラと。

他にもないかしら、と枝をかき分けかき分け見てみたら、1つビー玉くらいのがありました! ここは建物の北側で日光が当たる範囲は日に日に狭くなっているんですが、幸いこの高さなら冬になっても当たります。周りの枝を払って日が当たるようにし、肥料をやって見守ることにしました。


もうひとつ見つけた実。

 引っこ抜く予定は延期。自然に枯れるまでこのままにしとくことに。今からでは実がついても大きくならないうちに冬になってしまう……とは『趣味の園芸』の先生もおっしゃっていたんですが、まあもともと成り行き任せだし、今になって花が増えてもいるので。

「ダメだと思っていたものが復活する」のを見るのは庭仕事の醍醐味。いろんな意味で元気をもらえていいものです。見切りをつけず、引き続き放っておくだけのことですもの。どうなるか見てみたいと思います。