遅ればせながら、明けましておめでとうございます。年末はブクロフェスやエアコミケに参加させていただきました。紙・電子版含めて本をお手に取っていただいた皆様、ありがとうございました。お楽しみいただけていますように!
コロナ禍のニュースは毎日胸がふさがる思いですが、最大限の対策や協力をしつつ、小さな楽しみも味わいながら、バーチャルに手をとりあって――物流とか経済の連鎖とか、こうしたネットを通じてのかすかな関わりとか、見えない「つながり」を最近はすごく大切に感じるようになりました。そのへんも含めての「手」です――乗り越えたいものだと思います。今年もよろしくお願いします。
さて、そんなわけでステイホームなこのお正月は……じつはずっと旧作同人誌の電子化作業をしておりました。フロマージュブックスさん用です。(これについてはまた別にお知らせしますね)一連の作業が終わって「やっと正月がきた!」と思えたのは昨日の1/5。年末のイベント準備からノンストップだったので、さすがに疲れがたまったのかここ二日ほどは爆睡しております。(^^;)
…とはいえ元旦に近所の神社には行きましたし、没頭できる作業は好きですし、もともとお正月に遠出する方ではないので、自分としてはけっこうシアワセな正月かもしれません。
近所の神社でひさめぼれした牛ちゃん。 |
さて、近所の神社は町なかの「お稲荷さん」に毛が生えた程度なので、いつもは人はいなくて、元旦だけテントが出てお札やお守りを売ります。それも例年にぎわうのは深夜だけらしく、自分が行く朝にはもう人っけがなかったり……昨年はおみくじもお守りも買えませんでした。(涙)
ところが! なんと今年は朝でもテントに人がいるばかりか、お社に神主さんがいて、お参りするとお祓いしてくれるという出血大サービス! こんなのここでは初めて見ました! コロナ禍で分散参拝が呼びかけられているせいなのか、はたまた皆さんの気持ちを思いやった粋なはからいなのか……。
というわけで、今年はよくないもの祓っていただいてのスタート。清々しい気分です。
そのあとは恒例の(?)シャッターの閉まった商店街見物。これ、毎年見るのが好きなんです。非日常と言う感じが。(笑)
年末にはいちおう花も生けました。例年玄関で花を生けるのは寒くてけっこう苦行なのですが、12/30は暖かくて楽でした。翌31日からは寒くなったので、今考えると嘘みたいです。
今年はエアコミケでネットに張り付きっぱなしだったのもあって、買ってきた束を投げ入れにして済ませました。足元にあるのは、家の前の公共スペースに生えていたダイオウショウの松ぼっくり。100均で売っていた水引をそのままかけました。(うちの玄関暗いので過少しでも明るくしたくて…)
ちょっと見にくいですが、お社に神主さんがいます。 |
そのあとは恒例の(?)シャッターの閉まった商店街見物。これ、毎年見るのが好きなんです。非日常と言う感じが。(笑)
元旦のシャッターが閉まった商店街のプランター。 風にゆれているのが寒さで震えているように見えました。 |
かろうじて富士山も。 |
年末にはいちおう花も生けました。例年玄関で花を生けるのは寒くてけっこう苦行なのですが、12/30は暖かくて楽でした。翌31日からは寒くなったので、今考えると嘘みたいです。
お正月花。 |
…ダイオウショウは、うちの木でもないのにデカい松ぼっくりが庭に転がってきたりして楽しかったんですけど、高くなりすぎて住宅地では危険になったのか、昨年切られてなくなりました。これは以前拾っておいて物置にあったもの。まあ枯れ葉には悩まされていたので楽にはなりました。
* * *
というわけで、肩の荷が下りたのは昨日からなんですが、「お正月に読もう」とクリスマスあたりに買い込んでいた古書に手をつけたりしています。なぜか一番はかどっているのは気まぐれに買った原節子さんの本だったりします。あとは「自分にお年玉」……1/5に図書館に返却予定だったジョン・ルカーチさんの『歴史学の将来』という本が読み切れないことが判明し、付箋だらけでもあったので元旦に注文しました。歴史書というよりエッセイですけど、イアンシリーズの資料というか「歴史家さんてこういう思考回路なのか」というあたりの資料の1つとして読んでいました。(これまでに読んだ範囲でも歴史家さんによりさまざまなので「…の1つ」です)思った以上に繰り返し読みたい部分が多くて……付箋を移して残りを楽しみます。
図書館の本から付箋を移動。 こういう「結局買う」バターンてけっこう多いですね。 |
そうそう、お正月のテレビは歌舞伎中継も多くて楽しみなのですが、尾上菊之助くんが主演した歌舞伎版『風の谷のナウシカ』も元旦、2日と連日放映していたので録画し、長いので少しずつ見ています。できれば続けて見たいんですけど☆
よく拝見していたのが子役ちゃん時代なので、未だに「菊之助くん(もっと直感的には「丑之助くん」)」というイメージなのですが……ご立派になられて、ほんとに光陰矢の如しです。ナウシカは――当時のアニメファンとしてリアルタイムに連載や映画に接していた身としては、「歌舞伎版」と聞いて正直複雑な部分もありましたが――以前この歌舞伎版の制作過程のドキュメンタリーを見て、古典歌舞伎の手法にこだわった「がんばり」が印象に残っていたので、浅薄な批判は控え、残りもじっくりと拝見するつもりです。原作も改めてきちんと読みたくなったので買ってしまいました――それにしても七之助くんのクシャナ姫、カッコイイですね!
さてさて、話がとっ散らかり始めたのでこのへんで! 改めまして、今年もよろしくお願いします。皆様の2021年がより良いものになりますように!