…で、いよいよ日本語漫画であります。待ちに待った日本語ストアですが、オープンまでに時間がかかった分(そしてたぶん日本独自の条件も考慮された分)、ファイルを作る上での条件が変わってきてしまいました。
1.画像一枚あたりの容量の上限が変わった
前回(英語版当時・72dpiで書き出している)64KB
↓
現在 画像は300dpi推奨
・リフロー型の場合 127KB
・固定レイアウトの場合 256KB
・漫画の場合 800KB
(漫画が「固定レイアウトである場合のみ」800KBなのか確認できていませんが、いちおうそう解釈しています)
2.漫画は固定レイアウトを推奨されている
上記の条件を参照した「Kindleパブリッシング・ガイドライン」と「日本語サポート補足資料」へのリンクがあるページにリンクしておきます。(それぞれのPDFに直接リンクで行くとブラウザ検索ができないので、いつもここから見ています。よくからくりがわからない(^ ^;))
kindleダイレクト・パブリッシング:ヘルプ 「サポートされているファイル形式」
で、まずは基本のページ。コミスタからの漫画のアップの仕方がセルシスのサイトで解説されています。
CLIP: さっそくkindle用コミックを公開してみよう!
上記は、ページ丸ごとを一枚の画像として全画面表示させ、横長画面の場合は見開き表示されるように設定したものを作る雛形のようです。コミスタ以外で作業をしていても、このサイズで画像ファイルを書き出せばそのまま使えます。
KDPの条件は、容量が大きい画像をアップしやすく変化したので、このようにページ丸ごとを一枚として、拡大して読む形態が想定されていると思います。しかし、前回書きましたように、自分がやりたいのはページを分割して画面中央に表示させることなんですよね…あと、セルシスの例では目次がない。うちはショートショート集なので、これは必須です。とにかく、さらに情報を求めることに。
で、今参考にさせていただいたいるのがこちらです。
メモ帳 様 「KDPで漫画を出版」
技術メモ的なモノと気になるモノ 様 「Kindle用電子書籍ファイルの作り方 (mobiファイル)」
(上記ブログ様も参照なさっていた、具体的なコードの部分を解説して下さっているページです。ただし作ってらっしゃるのは文字の本)
また、セルシスのサンプルを元に出版なさったプロ漫画家の鈴木みそ様が、セルシスのサンプルにさらに著者名や目次、ページ数を追加したサンプルを公開しておられました。kindleでの出版関連をまとめておられるところにリンクを張っておきます。
鈴木みそ オフィシャルブログ 「ちんげ教」 様 「Amazonで漫画を出版」
(ファイル作成レベルのことは下のほうです。あ、こちらも「技術メモ」様を参照しておられますね!)
また、固定レイアウトでない、日本語ストアオープン前の例で、前回もご紹介したサイト様が詳しく書いておられました。一部はうちとも重なりますが、自分にはわからないことなどたくさん書いておられるので、とても参考になると思います。
ENJU 檜原まり子のページ 様 「AMAZONへの道コミック編5.データ変換マニュアル」
…こういったありがたい情報ページ様にとりあえずブックマークさせていただいて…いや、じつはまだすべては読み込んでいません。(^ ^;)もっと情報が必要になるかもしれません。
とりあえず自分のやりたいこととの兼ね合いで悩んでいるところは
・目次必須
・文字コンテンツを混在させたい(少なくとも目次と巻末の奥付・リンクなど)
・全画面表示にしたい
・固定レイアウトでないと容量を抑えなくてはならない?
・固定レイアウトの本のファイル構成が自分には複雑。馴染みのないコードを直接いじらなくてはならない
・(独自の免除事項)見開き2ページ表示はできなくていい
公開されているサンプルコードの一部を書き換えただけでは足りない部分(と、「どうしてこうできないの?」という疑問の部分)があるので、コード自体の意味を調べつつやらなくては…ああ、もう脳のキャパ限界。(^ ^;)
リフロー型なら画像とHTMLだけ(つまり基本的にはホームページを作るのと同じ)なので、HP作成に使っているDreamweaverを援用すれば、コードがほとんど読めないワタクシでも前回のように作れるんです。
しかし、全画面表示にするには、「固定レイアウト」でないとダメなようで、これが前回のやり方だとできないらしい…のです。(「」らしい」で、確認できてないです。こちらができれば慣れたやり方でやりたいんですが…)
ヘルプページの「画像の準備」には「縦横比が9:11のHTML画像は、画面いっぱいに自動表示されます」とあるので、その比率でやってみたんですが…他の比率と同じように四方に1センチ程度の余白が入ります。やり方がどこかまずかったんだろうか…。
どうも、セルシスのサンプルや、その他ほとんどの例で出てくるサンプルはePubという形式で電子書籍を作るときのファイル構成らしいんですが、これ、自分はまったく馴染みがないんです。(日本語ですでに出してる文字の本はWordからの変換なので)
KDPのガイドラインも、当たり前のようにそちら(ePubのときのファイル構成)での作業で出てくるXML?らしきコードが書かれているのですが…ヘルプページで解説があるのはWordとHTMLでサポートされてるコードくらいなんですよね。このギャップは一体?(^ ^;)
ePub形式の本がコードをいじらずに作れるフリーソフトでSigilというのがあるのでダウンロードしてみたのですが、これが最新バージョンのePub3(固定レイアウトやルビが可能)というやつにまだ対応してないらしく、対応してる有料ソフトはウン万円…とまあ、自分が認識している四面楚歌(笑)はこんな感じです。
その他いろいろ、自分なりの「情報の間隙」がありまして、現在いろいろ調べつつ煩悶中です。もしかしたら今ブックマークしている範囲で解決できるのかも。でもこの先、文字と絵の混在その他はやっていきたいですし、ここはコードごと理解しておいたほうがあとがラクそう。もうしばらく知恵熱です…。ふうう!
1日中これだけやっていられたら、数日で解決しそうなんですがねえ…。ちんたらアレをやりコレをやりなのが、またストレスたまります…(まあ飽きっぽいのでこのほうがいいのかもですが…)KDPのシステムがアップデートされればころっと変わるかもしれない、というのがまた…まあグチっても仕方ない。日本語ストアがあるだけでもありがたいんですから。(^ ^;)とりあえずいろいろ書き出しただけでもスッキリして問題を把握しやすくなったので、ガンバリます!