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2016/07/12

シノプシス進行どっこいしょ+『謎の円盤UFO』+ハヤカワ文庫の海外SF復刊総選挙

今日が次のイアンものの長編の第一稿締め切り…の予定でした。実際の進行はまだシノプシス。(^^;)ですが、いちおう区切りとしてここ数日追い込み、さっき現時点でのアイデアをまとめてプリントしてみました。ふー。

前回の短編の最後でちらりと書き添えました通り、ストーリーのオモテのラインは「イアンが北海に沈んだUFOとやらの取材に行かされる話」の予定なので(ウラはまた別の心理的物語が進行します)、そういう方面も調べたり読んだりしてました。……偶然ですが、スコットランドって90年代以降この手の目撃のメッカになってるそうですね。まだモデル地は迷ってる段階ですが、イメージソースにことかかない状況です。それでいて勝手に想定していた事件ともろにかぶる例には出くわしてないので、風呂敷広げやすそうです。(笑)

60年代頃からのこの手の目撃例の歴史もちらちら見てるんですが、『謎の円盤UFO』ってほんとに制作当時(1970年頃)「ホット」だったUFO目撃事件をベースにイメージしたんだなー…と妙な方向で感慨にふけりました。なんか「UFO」が回転してるところとか、海から出てくるとか。(そいえばSHADOは潜水艦も持ってましたもんね)

いちおう自分との約束を形だけは果たしたご褒美として、久しぶりに見たくなったので『UFO』のDVD掘り出そうかと思います。(「ユーフォ―」じゃなくて「ユー・エフ・オー」(笑))

Youtubeに日本版オープニング(矢島正明さんのナレーションつき❤)があったので貼らせていただきます。このナレーションもたまらんですね…。


ついでに母艦サイトからの使い回しですが、以前広川太一郎さん追悼(+こどもの日)用に書いた司令官以下のイラストを貼ります。
こいのぼりに見立てたアレのポールのてっぺんについてるのが「UFO」。これが回転しながら飛んでたんですよね~。(笑)

じつは、『UFO』が懐かしくなったのはもう一つ理由がありまして。先日ツイッターでハヤカワ文庫の「海外SFデジタル化総選挙」の情報が回ってきました。現在絶版になっている作品の電子版での復刊リクエストらしいのですが、何がすごいって、懐かしい表紙がだーっと見られるのですよ♪(逆に「これ今絶版なの!?」とちょっとショックなものもありました☆)


決してSF読みではない(それを言えば決して小説読みでもない(^^;))自分ですが、これはさすがに見ていてたまりません!で、このなかに『謎の円盤UFO』のノベライズも入ってるのです!私、これの二巻だけ古書でゲットしたのですが、一巻を持ってなくてデジタルでも復刊してほしいので、一票入れてきました。複数への投票は可、ただし一冊に対して一度だけ、とのことなので、とりあえず他に『人間以上』と『オッド・ジョン』に入れてきました。(読んだものほんとに少ないんですが、これは好きだった作品です。もう「好きだった」こと以外はぼやけていますが…(^^;))

眺めるだけでも楽しいページですが、8/31まで投票受け付けてるそうなので一票いかがでしょうか。やっぱり夏はSF、ですし。(←なんかそんなイメージになってる)
昔読んだのだけでなく、表紙を見て「読んでみたい!」という作品にジャケ投票もありじゃないかと思います。別に思い出投票というわけじゃないですし。有名な作品も多いですし、個人的な感覚では「ちょっと前の古書市のワゴンの品ぞろえ」をホーフツとさせてくれるのもたまらないんですよね……また逃避がてら(?)眺めに行こうと思います。ていうか、表紙ギャラリーはもう永久保存版にしてほしいです!

うちの『謎の円盤UFO』第二巻を即席激写。番組のキャラとはちとイメージ違いますが、豪華口絵つき・本文もイラストつきです。今のような漫画風でない、リアルなタッチがまた素敵♪


2016/03/27

【3/27その2】イアンとアオサギさんの話・姿やらイメージやらエジプトの呪文やら

さて、本日の二本目は鳥の萌え話。もとは小説で書いてるイアンさんのモデル話としてジョナサン・アリスさんの情報と一緒にひとつの記事だったんですが、こっちが長くなりすぎたので分けました。(たぶん需要は「その1」のほうがあるかと思いますが(笑))
かなり気楽なイメージソース話なので、のんびりおつきあいくださいませ❤

…じつは下書きしてあったのですが、今朝の朝刊でスコーンと持ってかれた本を先に貼ります。書評欄の下にこんな本の広告が入ってたんです。なんという偶然。幸先いいぞ♪(?)



…このブログにはアオサギネタを書いたことがあったか覚えてないんですが…昨年あたりから近所を散歩するといつも遭遇するアオサギさんがいまして、これがかっこよくて、いつも会うのを楽しみにしてるんです。漢字では青じゃなくて「蒼鷺」って書くんですね。近所にいる個体は青というより灰色のイメージが勝っています。

ご近所のアオサギさん。昨年夏頃撮ったシラサギさんとのツーショットです。
兄さんかっこいいじゃんシュッとしててさー❤
(いや、メスかオスかは不明ですが(笑))

でもよく見るとわりかしコワイ顔してます。鳴き声も「ギャーッ!」って感じで、大きさもあって飛ぶ姿は鳥というより羽毛の生えた翼竜です。


こちらはこの冬に撮ったもの。昨年とは同じ個体かどうかわかりません。寒いとこんなポーズでくちばしを羽に入れて、片足も曲げてます。体温が逃げるのを極力防いでるんだとか。一緒にいるのはカワウさん。


…エジプトでは、アオサギに生まれ変わる呪文があるとか、以前ツイッターで回ってきました。見ていて人間くさい印象は受けるので、そういう想像が膨らむのは大納得!であります。




…で、冒頭でご紹介した本なんですが……添えられてたコピーが衝撃で。
「なぜアオサギは不気味になったのか?」
ええっそうだったんですか!?ひたすらかっこいーなーと思ってたんですが!(^^;)

…商品説明をよく読んでみると、どうも日本と西洋の文学作品に出てくるアオサギのイメージが違っているそうで、そこを書いてる本みたいです。Amazonによると、

西洋でのイメージ→「孤独、孤高、精悍なアオサギ」

日本でのイメージ→「火を吐く妖怪、不気味で憂鬱なアオサギ」

…なのだそうです。自分は文学作品で読んだ覚えはなく、実物のルックスやしぐさからのイメージなのですが、どっちかというと西洋のアオサギに近いイメージ持ってたらしいです。でも「不気味」もわかる気がします。近くで見るとたしかにコワイ。(「火を吐く妖怪」までは想像できなかったけど(笑))もしかして、日本でのイメージは近くから見た姿・もしくはディテール込みで、西洋では遠くから見た姿を鑑賞してるんじゃないかしらん?

…エッセイなのかもですが、資料になりそうだったらほしいな~、なんて思った本でした。図書館にはないようなので、本屋さんで実物確認するしかないなー。こういう本置いてるのは大きな書店でしょうか。チェックしたい本のリストに加えます♪

*      *      *

…イアンとのつながりは、最初からイメージソースというより散歩中に見て「あ、なんとなくイメージ重なるな」と気づいて、それ以降はなんとなくイメージしています。色合いとか、ちょっとかっこつけてて孤高な感じ(?)とか、なのにときどき間が抜けてるとか。最近は特に絵に描くときに意識していて、先日の表紙などかなり似せたつもりなんですがどうでしょう…。(と鳥と並べられても)



加えて、イアンがよく通っている(という設定の)ロンドンのキューにある国立公文書館(National Archives)の前の池にもアオサギがいるらしく、だいぶ前に写真を偶然見つけました。イアンとアオサギはいろいろ縁があるようです。…ナショナル・アーカイヴスについては別のネタもてんこ盛りなので、また改めて書きますね。

*      *      *

【ついでのお知らせ】同人誌自家通販、昨日から再開いたしました。メール便がなくなってから、郵便で一番安いゆうメール/スマートレターだったのですが、送付後の追跡ができなかったので、追跡可能なレターパックでのご送付も対応を始めました。

特にご希望いただいたことはないんですが、うちはSHERLOCK本のまとめ買いをしてくださる方が時々おられるので、対面配達・ポスト配達を選べるのも良いかも、ということで。昔ながらの冊子小包の通販に慣れてる方は気にならないかもしれませんが、もしご心配な方はこちらをお申し込み時に選んでくださいませ。(J庭新刊のお試し読みも追加しました。こちらはいずれの本にもオマケにつきます。単品の場合は送料だけご負担をお願いいたします。m(_ _)m)


2015/08/23

残暑見舞い+ちょびっと歌丸さん語り+現在進行中

残暑お見舞い申し上げます。

残暑見舞絵の修正・彩色がようやくできたのでアップします。涼しげに見えるといいのですが~。



『ネガティヴ・ケイパビリティ』の二人と一匹
(イアンとマーク、昼寝してる飼い主によじのぼる白猫ポタージュ)

…二次以外でキャラの名前を書くのってなんだかこしょばゆい。(^^;)…前回から腕のポーズとか太さとかまた修正しました。線を整理したらどんどん細くなってしまって…(デジタル拡大作業の罠)

地味に時間だけはかかったのがイアンの着てるサマーセーター(低体温なので着せてみました)。ペンで編み目を描くと冬物っぽくなってしまうので、「糸は細くて、かつざっくりした透け感」を出したくて、う~んむ…と試行錯誤の結果、結局色塗ったうえにトーンを乗せて透過率をいじったりしました。(最初から思いつかないんですねこれが)透け感…出たかなあ…。

絵でじっくり試行錯誤をするのがほんとに久しぶりで、いつまででもいじってられる感じでしたが、残暑見舞いも八月末までが期限らしいので切り上げました。
早く汗っかきの自分でも長袖着られる季節になってほしいです。

――あ、ついでですが、母艦サイトの同人誌コーナーも先日少し整理しました。引きつづき通販させていただいてますので、どうぞよろしくお願いします♪

ちょびっと歌丸さん語り

…さきほど笑点を見ようとしたら24時間テレビをやってて、復帰した歌丸さんと、昨年も顔を見せてくれたこん平さんを生放送で見られて泣けました~。賃仕事の一つがぽしゃったりいろいろあって、じつはちょっと落ち込んでたんですが…浮上はしないまでもがんばろうって気になれました☆
歌丸さんは9月分から収録復帰したと聞いたんですが、お顔が見られるとほんとに嬉しいです。(小遊三師匠のおゲレツネタに横座りっぽくなって苦笑いする風情が特に好き❤)


現在進行中

しょーこりもなく次のイアンものを書きたくて資料を漁ってます。…レイラインに続いて、やはり「少し不思議」系で大好きなレック(沈没船)・ダイビングを絡められないかと画策中…イアンさんには水と油ですが、なんとなくそういう対象とぶつけた方が面白いような気がするので。というか自分の趣味で。(自分はシュノーケリングどまりでしたが、ジャンルとして子供の頃からなんとなく好きなんです❤)こういう素材でBL系というのも、いつも通り場違いでよろしいのではないかと。無理してもしかたないし。場違いも続ければ芸のうち…(とかいう金言はないでしょうか!(^^;))

間に合うかわかりませんが、J庭の申し込みには販売予定リストに「低体温男子イアン・ワージングの船酔い日記(仮)」とかいいかげんなことを書き入れました。このタイトルにはなるかはまったく未定。それとも『北海船酔い日記: 低体温男子イアン・ワージングと海の男たち』とかどうだろう……。(なんか船酔いネタは入れたいらしい)お話はまだ未定ですが、じつは「マドンナ」のイメージはもうあるのであります!(目指せBL版寅さん)

夏の間にやろうと思っていたホームズの学生時代のお話もずれ込んでしまったので、J庭はどちらかになるかもです。というか、明日締め切りのコミケの申込(決済だけは完了済み)のジャンルをどこにするかでまだ迷ってたりします。うーん…。(焦)

2015/05/04

スパコミ終了/架空キャラ設定とリアルの偶然の一致話

スパコミ終了


昨日はSuper Comic Cityに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!結果的に徹夜明け参加になってしまいましたが、いろんな方とお話できて嬉しかったです!

新刊、というか、改稿していた改訂増補版の『ネガティヴ・ケイパビリティ ~イアン・ワージングのレイライン紀行~』も、なんとか持って行くことができました。本文20ページ分くらい追加しましたが、あとに続くのではなく、間に入ったり、描写が細かくなったりした分です。参考文献リストもいちおう付けました。ほとんどがレイライン関係。本文では刺身のツマ的扱いですし(そもそもBLなので)、こちらの興味でお手に取る方はないと思いますが、けっこう面白い本が含まれてるのでいちおう…。

参照サイトはそれ以外の使えるところもご紹介してますので、こんどこちらでリンクをまとめておこうかな、と思います。前につけていた長い後書きはページの都合もあり削除して、別の短いご挨拶をつけたのですが…うーん、どうだろう。イメージソース話とか、あったほうがおもしろいでしょうか。(読み返すとアリスさん萌えに駆られてる部分がこっぱずかしいのですが、ネタ的に使えそうな部分は、機会があったらこのブログかなにかまとめておきますかね…)

原稿の修正が終わったのが前日の午後六時頃で、プリント、製本とペーパーができたのが当日朝四時。少しだけ横になったものの眠れなかったので、結局徹夜明けでの参加となりました。でも、少ないながらお手にとって頂けましたし、旧版をご購入くださった方のうち数名の方々がお立ち寄りくださって、新版をお渡しできたので、持って行けてよかったとしみじみ思いました。(ご足労おかけしたみなさま、ほんとに申し訳ありませんでした!)

…しかしなんだかタガがはずれて、おしゃべりではむやみにThe Gameのおすすめばかりしていた気がします…ごめんなさい。睡眠不足のせい…ということに…(いや、いつもこんなことやってる気が!(^^;))昼間ちょっと睡魔におそわれていたので、スペースに来ていただいたら寝ていやがった、なんてことがあったらどうしようと青くなっているのですが…もしあったらすみません!ぜひまた寄ってやってください!!(^^;)

架空キャラ設定とリアルの偶然の一致話


今回書いたイアン・ワージングさん、外見イメージや名前は俳優のジョナサン・アリスさん(ご本人と過去に演じたキャラクター)からいただきましたが、経歴や性格は勝手に想像したものでした。で、今回改稿中にいろいろ追加のリサーチをしているときに、リアルでつじつまが合う人物を発見して、素敵な偶然の一致が面白かったのでちょっと書きます。

イアンさんのぼんやりとした経歴イメージはこうでした。

→大学で近代ヨーロッパ史あたりを専攻
→歴史関係の、稼げなくてカタそうな仕事につく(研究者の助手か講師あたり)
→性格の悪さ(?)が災いしてアカデミック方面の仕事を失う
→出版社に勤務するものの、またまた性格の悪さが災いして離職
→現在、以前の人脈に頼ったフリーライター

歴史関係は得意なのでいちおう専門にしているけれど、研究ベースのクセが抜けず理屈っぽい。同じ「歴史」でもレイラインとかアトランティスのような「古代ロマン」方面は大嫌い。元彼とは出版社時代に出会ったらしい……という感じ。

歴史系フリーライターというのが成り立つかどうか、イギリスの歴史雑誌などをリサーチしていたところ…リアルの歴史学教員で、同じように大学→フリーライター→大学という経歴を持つ方に出くわしました。でもじつはこれ、文章ではなく画像検索で見つけたんです。

…この先生が猫二匹と一緒にベッドに横たわってるスナップ写真で…とくにハンサムとか美老人とかではまったくないんですが、すっごくキュートに見えたんです!で、思わず萌えでクリックして(笑)元ページを見たら…大学の教員紹介ページだったのでびっくり!(こういうの載せるかなフツー?)そしてそして、なんと名前がイアン!!!

リアルイアン先生はカメラのほうを向いて寝そべって、大きな猫を抱いていて、もう一匹大きな猫が腰のあたりに乗っかっていました。
…ここでも妙なシンクロ感覚がありまして……じつは小説のイアンさんのシーンで一番気に入っていたのが、ベッドに横向きに寝そべってるときに、裸の腰のうえを猫に歩かれるとこだったんです…。(※リアルイアン先生の写真はもちろん「着衣」です!念のためっ!)

【(2015/5/16追記)大学の公式サイトの公開画像なのでかまわないかなー、と貼らせていただいてたんですが、なんとなくやはり「この文脈」では申し訳ないキモチが募ってきたので取りました。リンク先でご覧くださいませ。素敵ですー❤】

…正直、これはもう運命だ、とか勝手に盛り上がりました!(すいません!!(^^;))お名前で検索すると別のところでも教えていらしたようで、小説の舞台の2014年にはちょうど退職のタイミングだったようです。別のところの写真はもっと老けた普通の顔写真で、正直これならクリックしなかったかと思います。(おい)お名前を知ることもなかったはず。ネットでの不思議なご縁でした。…びっくりしましたほんとに。

ご専門は東ヨーロッパで、二冊の著書があります。思わず記念に買っちゃおうかと思いましたが、万年金欠病の身には高価なのであきらめました。「大学のセンセーの専門書」は部数が少なくて、単価が高いことが多いんですよね。でもいちおうAmazonにもあるので、ご紹介しますね。この方面にご興味のある方はどうぞ。kindle版もあるので、自分もサンプルだけはいただいときますイアン先生❤

A History of Eastern Europe 1740-1918

Apple of Discord: The "Hungarian Factor" in Austro-Serbian Relations, 1867-1881 (Central european studies)


  

…で、小説のほうのイアンさんの設定も「ありだな」とほっとしました。(リアルイアン先生はもちろん「性格が悪くて離職」とか書いてあるわけではなくて……文中に「Ian made ends meet after 1988 as a free-lance writer, and completed his PhD in 1994. (イアンは1988年以降フリーランス・ライターをしてなんとか生計を立て、1994年に博士課程を修了した)」とあるので、ずっと研究ベースの方で途中フリーライターで食いつないでた、みたいなことかと思います、ハイ(^^;))

…小説のなかで引用したトインビーを「英雄とは思わない」という台詞も、(なんとなくの流れで思いついた台詞でしたが)、トインビーを細かく調べてみると思った以上に宗教ベースのある方で(すいません、知らずに引用した部分のイメージだけで書いてました(^^;))、イアンが嫌うつじつまは合っているので、そのへんももっと強調することにしました。

…勢いで書いて、「ん? こういうのありかな?」と不安になったところはあとから裏取りリサーチをする…という書き方をしがちなのですが、想像で書いてると時々こういうことがありますね。そのなかでも今回は超がつくインパクトでした❤

というわけで、不思議な偶然の一致のお話でした。

2015/04/10

推敲終了

推敲していた長編(元は同人誌の『交霊航路』。今回タイトルを別に変えてみました)がぎりぎり仕上がり、というかここまでにして(やろうと思えば永遠に追加・書き換えしていられる!(笑))、迷った末、結局あらかじめ決めていたところに応募しました。同人誌発表済みの長編SFもOK、のところをほかに見つけてないので…。できれば少し女性向けフレーバーの香るところが理想的だったんですが、そんな都合のいい受け皿は存在しないので仕方ないです。(まあ今回のはいちおうノンケ小説ですし)

…ともあれ、改稿してるうちに想定していなかったディテールも加わることになり、とくに悪役だったハーマンという軍人が、前よりちょっと深みが出ておもしろいキャラになりました。コピー誌で書いたのが2006年なので、同人誌で読んでくださった方ももうご記憶にないかもしれませんが…。でも約9年のあいだにコメディっぽいシーンの書き方をちょっぴり会得したかもしれないな、なんて自分で思いました。改稿して前より悪くなっていたらどうしようもないですが、確実に前より良くなってると思えたのが自分の中で嬉しかったです。文のリズム感覚も多少進歩したかと思います。

じつはこれの初版コピー誌に少数ながらいただいた反応が、いまだに励みになっています。コミティアに持って行ったとき、「見本誌コーナーで冒頭読んだらおもしろかったから」、と買いに来てくださった男性読者様、気に入ってくださってほかの方にも薦めてくださった女性読者様…。思いついたきっかけが『十二夜』だったり、量子ネタとドイルせんせやらジェラール・フィリップの『すべての道はローマへ』やらが交じり合ったりというカオスなのですが、こういうのが好きなご同好の方もまた確実にいらっしゃるんだな、と思えました。でも今回の改稿作業で新たな課題も見つけたので、それを次の作品に活かしていきたいです。マーク・ゲイテイス兄もティム・バートンも、自分を喜ばせるような作品を作る、という姿勢が大事だと語っていて、たしかにそれしかモノサシを持ちようがないな、とつくづく思うんです。そしてなぜかもう、書きたいもの山積みで(笑)。少しずつ形にしたいです。とにかく形にしてみれば、どこを改善するべきかも見えてくるので。

…とりあえず、「商業さんに小説を応募してみる」という今年の目標をクリアできました。商業で書きたいというより、今年はいろいろな手段を試してみたいんです。kindleにすることになったらイラスト等加えてまた違う仕立て方を試してみたいので、なるべくいい形にできるようがんばりマス。

…さて、予想外に『The Game』のDVDが早く到着してしまって、現在ジョナサン・アリス萌え最高潮なんですが(笑)、長くなるのでまた改めて!


2015/04/04

最近のいろいろ。

今日はとくにテーマもなく、気楽なごちゃまぜで5つほど♪

通販再開

手短にサークルのお知らせから。4/1より同人誌自家通販中です。都合により短いですが、4/12まで受付させていただいてます。在庫のないコピー誌の受注生産は一週間ほどお時間をいただいてますが(スミマセン!)、よろしくお願いいたします♪ 

母艦サイト内同人誌コーナー


アリスさんご出演のThe Game

さて、何度かここでも騒いでおりましたジョナサン・アリスさんご出演のミニシリーズ、The Gameなんですが、AmazonのUSストアで2/25にDVDが発売されていたのを先日知り、がびーんと即ポチりました☆ BBC作品なのでUKストアばかり見ていて、USストアではインスタントビデオのページしか見たことなかったんですよね…。今日見てもUKストアにはまだありません。(もちろん日本ストアにも) 同じBBCでも「BBC AMERICA」の作品なので、こうなるんでしょうか。到着は5/1予定とのことなので、スパコミの新刊にはできないのですが(笑)楽しみであります❤


まだ見てみないと面白いかどうかわからないんですが、70年代設定のスパイものという取り合わせだけでも…というかアリスさんのキスシーン(削除シーンでなければ(^^;))があるというだけでも自分ごときには宝物でございます。ハイ。届く頃にはいろいろ終わらせて気楽に見られる状況になっていたいなあ、と思います。

まだ推敲中

長編の推敲も続けてます。乗ってきたんですが、ただ、それが裏目に出てなんとなく規定枚数越しそうな予感が…(^^;)それと、細かく絵をいれて小分冊ずつ、みたいな形態のほうが読みやすいかなあ…とか、プレゼンテーションレベルのアイデアがふつふつと出てきて、いろいろ迷いが生じてます。まあ送らせていただくかどうかは成り行きということで。どっちにしろこういう締め切りがないと、なかなか手をつけられませんから……。


試行錯誤(寄稿小説のトビラ絵)

今週は参加させていただくアンソロジーさんの締め切りがあって(以前参加させていただいた、ホラー御三家アンソロさんの二冊目です)、久しぶりにカッシング/リーにもどっぷり浸かっていました。『デビルナイト』という、お二人が共演した映画がベースの掌編で、二次大戦中の回想という珍品です。ここは検索よけしてないので告知はできないのですが、ホラー御三家さん(ピーター・カッシング、クリストファー・リー、ヴィンセント・プライス)が好きな女子寄稿者さんばかりの素敵アンソロ(女性向け)です。イベントでお渡しするペーパーでのお知らせや、メールでのお問い合わせへのお知らせはさせていただくつもりですので、ご興味を持っていただけましたらぜひ❤

自分は今回も小説なので、絵はトビラ絵だけ描いてお送りしたんですが、迷った末あとから付けたタッチのレイヤーを再び消して完成版としました。いろいろ学びがありました…。好きな漫画家さんはわりと太いタッチをつける方も多いし、たぶん「漫画絵」としてはタッチつけてるバージョンのほうが見映えがするんじゃないかと思うんですけど、なんか自分が描きたかったイメージと違うなあと…。記念に(?)タッチあるバージョンとないバージョン並べてみます。

絵は回想時設定の若カッシングと若リー(こちらはリアルの空軍諜報部勤務をいただいた設定)。特にリー御大はかなりBL漫画の攻めキャラみたいな(?)方向の美化をしております。いろいろすみません。絵はちょっと自分でも笑ってしまうんですが、内容はいちおう大真面目に書いておりマス。(笑)

こちらがボツにしたタッチあり。タッチが大きく違うのはカッシング丈のほう。たぶんこちらのほうがハッキリしてて「漫画絵として今どきの完成品っぽいかも?」とは思ったんですが…。

こちらが採用版(?)にしたタッチ抜き。ほかにもいろいろ繊細な感じになるように…とトーンなども手を入れたら微妙に白っぽくなりました。表情もこちらのほうが気に入ったんですが…裏目かな。それともあんまり変わらない…かな……(^^;)

…たぶん自己満足レベルを出てない試行錯誤だとは思うんですが、こういう、「なんか違う」と思ったときに粘ることがヒジョーに学びになりますね。絵を量産できるタイプでないのは身にしみてるので、せめて一枚一枚のどこかに、そういう、自分が表現したかったものににじり寄る部分を入れるようにしていきたいなあ、と思います。(ほんとは「丸ごと」そうできたらいいんですけど…部分にこだわっただけで息があがっちゃったりして、毎回心残りがあります。まだまだ修行が足りないです)


胸に刻みたいお言葉

…ここに並べるのは恐れ多すぎるのですが、同じ文脈で思い出したので…。先日、神様みたいに思っている大好きな漫画家さんの内田美奈子先生が、絵を描く上でこんなことをつぶやいていらしたので貼らせていただきます。沁みるお言葉です…。(自分が見返すためもあり…ツイッターのお気に入りにいれても、整理できない作りなのでどんどん埋もれちゃうんですよね(^^;))





2015/03/30

推敲作業中、と、エンジンがかかる本/ガードナー『裏切りのノストラダムス』

推敲作業中

二つの小説の推敲作業中です。ひとつは美老人アンソロ同人誌様への寄稿用短編、ひとつは投稿用長編。長編は昔コピー誌にした『交霊航路』の改訂版で、同人誌はごく少数の方にご購入いただき、SF系の幾人かの読者様(男女とも)に好意的なご感想をいただいたものです。kindle化しようとちまちま手をいれてタイトルも変えたんですが、出す前に一度商業さんに送ってみようと思い、今仕上げています。(今年の抱負ですから。小説の商業投稿)同人誌版からかなり手を入れたんですけど、いちおう同人誌発表済み作品OKのところに。かすらなかったら選考期限が過ぎる秋頃、kindleで発行するつもりです。紙にする予算が作れたら、また密林社さんにお願いしようかとも思います。

最初からわりと自然にひっかからない想定になってる(^^;)のは、送り先がダメもとでラノベの電撃さんだからです。うちのは美女は出るけど少女が出ないので、たぶんラノベではないと思うのですが(というか、深読みするとかすかなJUNE感覚もあるくらいです。やはり)、同人誌発表済みのSF系長編もOK、と明記されてるところがほかに見あたらないので、迷う余地はありませんでした。この手の賞を分析・比較している記事をいくつか読ませていただいたんですが、こちらはストライク以外もわりと幅広く網を張ってらっしゃるらしいので、万に一つ波長の合う下読みさんの手に落ちて、ほかに回していただける可能性を願って送ってみます。奇跡のような出会いがあったら嬉しいのですが。

とはいえ、量子エンジンに心霊主義者としてのコナン・ドイルにシェイクスピアに…とごった煮の作品なので、まあ確実に素通りだと思います。でも一度送っておけば、しかもほかに送れる枠がないということであれば、未練なくその後の自家出版が進められますので。…じつは最初は、ハヤカワさんのSF長編募集枠に送るつもりだったんです。こちらは昔SFマガジンのショートショート投稿で名前を載せていただいたことがあったので、自分の傾向としてはあちらのほうが近いのかな???とも思うのですが、比較データがないのでなんとも…(基本漫画ベースだったので、小説って投稿したことがほとんどない(^^;))。でも募集要項の「未発表」に改稿同人作品が入るかどうか確認できなかったので…ほとんど売れていないコピー誌なので感覚としては大丈夫な気がするんですが…今ひとつすっきりしないのであきらめました。(これでちょっと締め切りが延びた☆)

とにかく、「改稿したかった過去の作品」の大きなものはこれで終わるので、ちょっと肩の荷がおります。あとはどんどん新しいものを進めたいです。うまく入り込めない部分ができてペンディング中だったホームズ小説も、いろいろ回り道をしているうちに糸口が見つかったので……一時棚上げとか回り道とかって、やっぱり無駄じゃない……と、思います!(笑)

エンジンがかかる本

で、合間のリフレッシュに読んでる本のひとつがジョン・ガードナーの『裏切りのノストラダムス』っていう小説なんですが。数ページずつのぶつ切り読みながら描写のバランスが好みで、いい本にめぐり合ったなあ、と感激してます。(これ読むとエンジンがかかるんです。「入り込む」モードになれるというか。だから数ページで読むのはやめて作業に入ってしまう。ゆえにぶつ切り読みになっちゃうんです(笑))じつは図書館のリサイクルコーナー(いらない本を利用者が勝手においてって、ほしい人が持って帰れるコーナー)でもらった本なんです。以前もいろいろアタリの本をここでゲットしてます。ありがたい!なぜか、古書店でも手に取ったことないようなのと出会うんですよね。

『…ノストラダムス』は二次大戦時のスパイもので、ノストラダムスの「予言」解釈をプロパガンダに利用しようとするナチスに、偽の四行詩をあてがうイギリスの隠密作戦に従事した人の回想…今読んでるところはそうなんですが、どういう着地になるのかはまだ予想がつきません。冒頭は違うところから始まったので。

でも発表されたのが1979年ですから、ノストラダムスもまだモチーフとして賞味期限が切れてなくて(笑)そこそこクールだった時代じゃないかと思います。まあもちろん、それに頼らない書き方ではあります。こういうモチーフをスパイものみたいな世界にもってくると、世界のルールが違うのでちょっと水と油ですもんね。(ホームズものとオカルトネタの相性がイマイチなのと似たような…戦争ものとオカルトものも合わない気がする…あ、先日は似たようなことやっちゃいましたけど、まあ狙いが違うので(^^;))

ガードナーは007シリーズのフランチャイズも書いてた方で、アマゾンで見てみるともう古書しか手に入らないんですが、珍しく「これを読み終わったらほかのもトライしてみたい」とか感じています。厚いしこんな読み方なので、いつ終わるかわからないけれど。物語として読み終わりたいというより、エンジンかけとしていつも手元にこういうのがほしい、という感じで。ノンフィクションだとがっつり読んでしまうほうなので、自分のエンジンかけは小説のほうがいい気がします。…まあこれもマイブームのひとつにすぎないのだと思いますが…。(あきっぽいので(笑))


2015/03/25

(お絵かき)学生時代のイアン・ワージング

発作的に描きたくなった大学時代のイアンさん。(オリキャラなはずなのにさん付けのほうが呼びやすい)。わりかし女顔のイメージでいるのでアリスさんからちょっと離れました。髪は今より長め。メガネとヒゲはなし。なんとなく中村七之助くん的なとこが入った気が。


先日描いた30代のイアンさんとそれなりに同一人物のイメージで膨らせました。じつは「次は学生時代の話を書きたいな」とか思いまして、リチャード三世かエドワード二世ネタをベースにしようと思ったんですが、リチャード三世はリアルの遺骨発掘の話題がおいしいので、それを入れたいとなるとやはり現代の話にするしかないですかねえ……。

余談ですが、そのアイデアのメモ書いた翌日に、リアルでリチャード三世の遺骨の再埋葬のニュースが流れてきました。あまりのシンクロにびっくり☆しかも知ったのがゲイティス兄さんのツイートで、エドワード二世にからめた(?)ジョークまでつぶやいておられて二度びっくりでした。いや、この手の方なら触れてもぜんぜんおかしくないネタなんですがコレ↓(^^;)


エドワード二世はこういう方法で殺されたという説が定着してるらしいんです。詳しくはこちらをどぞ☆
(あ、私は昔デレク・ジャーマンの映画で見ただけです☆)

そして「混同してるんじゃないからねっ!」と念押し(?)が。(間違えたんじゃなくてわざとだよ、という意味でしょうか?リチャード三世の死因は頭の傷と報道されてたと思うし…うーん?)

ともあれ、こういう偶然が重なるのはゴーサインかな……なんて我田引水して資料集めなんかはじめてます。今やってることが終わったときにまだやる気があれば(笑)できるかも。


2015/02/12

絶食系(?)オリJUNE用キャララフ(某鑑識さんベース)

ムーパラのペーパーでちらっと書きました、イメージソースが(おそれおーくも)ジョナサン・アリスさんというオリジナルJUNE系(!)アテ書き小説用キャラデザ案(首だけ)。髪型と眼鏡・髭以外はちょっと描きやすいように変えてしまいましたが、今より十数年若いアリスさんをちょいといじって少女マンガ風に……というイメージです。いやー描いてて楽しい楽しい♪小説なのでイラストは表紙(と、入っても中に数枚くらい)だけなんですが、なんだかマンガにしたくなってきたくらいです。(マンガにしたら私の速度では丸一年くらいかかりそうなのでやめときますが(^^;))



アリスさんは髪が豊かで、セットによってはかなりマンガっぽい「毛束感」があるんですよね。そのへんはちょっと似せてみたいです……。あと、先日ウェブのニュースサイトで「絶食系男子」なる言葉を初めて知りまして。「草食性」を通り越して「絶食性」、という若い男性が増えてるんだそうです。…で、ソレを読んで、「それ萌える設定では?」(設定とかゆうな)とか矛盾した感想を持ったので、なんかそんな感じでできたらなあ、とか思っているおバカな腐女子がここに…「絶食性」でオリジュネってどうやって持っていくんでしょうか。(笑)

…いや、真面目な話、けっこうもってけそうな気はするんですが…(「広い意味の」JUNEなら)。今回は趣味の「S(すこし)F(フシギ)」系の題材を絡めるので、めいっぱい楽しんで書きたいと思います。(いつも楽しんでるのでいつもどおりです…(笑))

…J庭の新刊掲示板に書き込んでしまったので、もうあとには引けません。アテ書きといいつつ、頂くのは外見だけになるかもですが…。リアルにあの方でJUNEを想像するのはちと今のところ難しいので…(いや、誰も頼んでないから。そういうのは) …というか、とくにアテ書きでないときも、なんとなーくイメージを俳優さんに借りたりはよくやってるんですよね。外見と中身が別の人からということもあるし、シーンごとにモデルが変わったりということもあります。黙っていればなんでもありです。(笑) 

新刊掲示板には「今のところエロス度低め、不思議要素メインになる予定」と書いたんですが、ほんとに絶食でいくのかどうなるのかまだわかりません。でも大筋はできたので、短いシーンを少しずつ書きながら様子を見てます。資料読みは順調なので、来週あたりから本格的に書ければいいなーと思います。二次は二次で楽しいんですけど、久しぶりにオリジナルなのでなんか自由度が新鮮でワクワクしてます♪ああ、1日が72時間くらいあればなあ…。(1日中こんなことしていたい!(笑))

2015/01/14

ぷちクラッシュ明け+いろいろ

…というわけで、ぷちクラッシュいちおう終了。作品は残念ながら完了とはなりませんでした…というか、資料を読んでたらどんどん横に広がってしまい、空中分解というか、二つの別のプロジェクトができてしまいました。(^^;)でもやっぱり、こういう時間をとったのはよかったです。漫然と過ごしていたら、このネタも生まれることはありませんでした。すごくいい資料も見つかったので、少し長めに書き直してJ庭あたりにでも出せたらいいなあ、と思います。

最初は、今日(もう昨日か)締め切りの創元SF短編賞への応募を視野にいれていたんです。そこでなくとも、とにかく商業媒体への小説の投稿というのをやってみようと。(今年はとにかくオリジナルを書きたいので、具体的な目標・外的締め切りがあったほうが励みになると思ったんです。というか、むしろそういう外的な締め切りがないと書けないかも、みたいな弱気でした(^^;))で、創元さんはもう間に合わないな、と思った時点で他をいろいろ調べてみて、自分のやりたい方向の作品て、公式に募集している枠自体がない!というのを改めて思い知りました。いやはや。(^^;)

…今回に関しては、SFというより、藤子F先生がおっしゃっていた「S (少し) F (不思議)」というゆるい感じでネタを作りました。その「SF」には科学ネタだけでなく、オカルト系とか超能力とかUFOとか古代史とか、自分がそそられる「レトロな不思議」も全部ひっくるめちゃってるんですけど……これは「広義」ならたぶんSF系でしょうけど、ハードSFを基準にしたらSFとは別物です。ファンタジーというのもちと違う。…そしてそこにJUNE感覚が「自然に」同居してるんです。なんて言うんだろう、こういうの。しかも理想が「同性愛者が出てきてもへテロの男性も読めるような、一般映画の表現の範囲」。こうなると、商業さんのSF募集枠にもBL募集枠にも無理があります。

たとえば商業ジャンルとしてのBLは、官能シーンを提供するものという定義になってるみたいですから、自分の理想のさじ加減だとぶっちゃけ「金返せ」になっちゃうと思います。(自分は同人誌では18禁も書いてますから、別にカマトトぶってるわけではないです(笑)。ただ、ヘテロの夫婦やカップルが出てくる作品で、「すべて一様にベッドシーン必須」なんて思わないですよね?それとおんなじ感覚なんです。自然にJUNE系設定が出てくるのは、単純に男性同士のほうが書くのも読むのも楽しいから(笑))

第一……これは今回、BLを募集しているところをきちんと見回って初めて知ったんですけど……募集要項にSF等は不可、と最初から断り書きがあるところも多いんですね。SF的な設定なんて今どきテレビドラマでもありふれてるし、SFや歴史もののやおい好き女子はむしろマジョリティだと思っていたので、正直ぶったまげました。(笑) …でもまあ、自分の視野はベースが同人誌界ですから、ここから見える読者層と、商業BLさんが想定している読者層はまったく別物なんだな、とひしひしと感じました。

そしてSFは…創元さんの募集はいちおう「広義の」SF、と入ってるので幅が広いかしら?と思ってたんですが……過去の系統を見直すと、やはりハードSF系(すごくミもフタもない言い方をすると、理系ネタでくすぐられちゃう層への「サービス」があるもの)が歓迎されているし、それにこちらは逆に……これも今回細かく調べて初めて実感したんですが……同性愛表現はまだご法度に近いですね。未来社会ならあたりまえのように同性愛カップルもいるだろうなあ、と想像してしまうんですが……意外なことに、コレに関してはリアルのほうが少し先をいってる気がします。

伝統的に男の子向けのジャンルということもあって、(自分を含めた女性読者も「そういう部分」ひっくるめて慣れているので)、二次はともかく一次創作では違和感があるかもしれない、と、とくに反感はなく自然にそう思いました。男女の役割分担は様式美のレベルで保守的かもしれません。「男勝りな美少女」とか含めて、「男の子/元男の子から見て魅力的なもの」の範囲がベースになってるのは当然といえば当然。あえて男性の同性愛を出すとなると、それなりの問題提起があるジェンダーテーマのSF、みたいな扱いでないと申し訳ないような雰囲気を感じます。自分が百合を見てもまったく楽しくないのと同じですから。お隣さんのゲイカップルに回覧板置きに行く、みたいな「あたりまえ社会」を出すのは……漫画ならスルッといけるかもしれないけれど、小説でしかもシリアスなものは、少なくとも「今の日本」では(巧拙以前の段階で)かなり難しいかもしれないな、と真剣に感じました。これから変わるかもしれないけれど。

…自分に見える視界では、女性がSF小説やSF映画を好むのは普通なんです。そして自分の作品を読んで下さる男性読者さんは、当然うちでやる程度のJUNE表現はオッケーな方々。…なので、「JUNE感覚を解する人で、SF設定も自然に読む人」が、自分のなかであたりまえになってしまってるんですね。これが全体から見るとじつは少ない(少なくとも商業出版ではそう考えられている)ということ…わかってるようでわかってなかったです。(^^;)

…今回たまたま思いついた二つのプロットが、両方ともSF的設定でJUNE要素があるんです。一つの設定はわりとリアルな近未来社会で、でもはっきりと微JUNEシリアスなので、腐女子さんが得意な深読み感覚を当てにした書き方になってるんです。だからBLかと思うんですが…商業BLだとSFがご法度だし、たぶん深読み系も欠点になると思います。(でもここは、露骨に書いてしまうと深読みスキーとしては価値が下がるところ)もう一つは「少し不思議」系で、「あたりまえのように」同性愛者が受け入れられてる世界を書いてましたので、BLでもSFでも「なにかが足りない」ということになると思います。落ち着いて考えると両方とも、商業枠に応募するのは無理そうな作品でした。というか、自分はどうもそういう「すきま」の領域に魅力を感じてしまうようで、これが「やりたい世界」「見たい世界」です。ネットや同人誌ではこの手のニッチにも制限はありませんから、どうも商業出版と感覚が乖離してしまうんですね。

ただ、「こういう作品を発表できる場は(同人誌以外に)あるかな。あったら読んで下さる方が多い場に持って行きたい」というスタンスなので、応募先の基準に合わせて変更するのは本末転倒なんです。…試しに改稿はしてみたんですよ。シリアスのほうを、ヘテロ設定に。でもそうなると、自分がそれを書いたときに表現したかったものが薄くなってしまいました。やはり自然に出来上がった作品を捻じ曲げるのはよくないんだな、と思いました。でも、マジョリティ向けの作品しかなかったら世の中面白くないよなあ、とも思ったり。(笑) だいたい自分が面白いと思わないアプローチのものは、いくら世の中に需要があっても書けないですし。やはり人口が少なくとも作品に合う場を探す、というスタンスしか取りようがない気がします。むー。

…今回実感したのは、なぜか自分は商業に応募すると意識すると、「自分にとっては面白くないものを書かなきゃ」という矛盾したプレッシャーを感じるということでした。たぶん、売れ線の本にまったく食指が動かなかったり、評価の高い本がまったく楽しめなかったりという経験が多いせいだと思います。SHERLOCKみたいに世間様と合うことも映像ではけっこうあるんですけど、なぜか本の場合は比率が低いんですよね…そういうものかもしれませんが。

でも、先日とある定評のある、受賞歴もある、しかし自分にはどこがいいのかまったく理解できなかった海外作品(好き嫌いの問題なら「でもここが評価されてるんだろうな」とたいてい想像できるんですが、それすら想像できなかった珍しいケース)のレビューを読む機会がありまして、四人中三人が星五つ、一人が星一つ、というのに出くわしました。その星一つの方のレビューがまったく同感だったので、その比率で「別に自分『おかしい』んじゃない。『少数派』なだけ。たぶん世の中の四分の一の人は似た感覚を隠してる」、と思うようになりました。(笑))

…そんなこんなで悩んでいたとき、テッド・チャンさんのインタビューを読みました。(あとで母艦サイトのチャンさんのコーナーにリンクと、できれば訳も上げておきます)この方は、もう何度かご紹介していますが…(こちらは賞などの評価と自分の嗜好が合ったケースです(笑)) すてきな宝石みたいな作品をお書きになってるんですけど、寡作です。本業は別に持って、作品になりうるアイデアを思いついたときにだけ、しかもすごく時間をかけてていねいに書くという、ある意味すごく贅沢な書き方をしている方です。以前からそのへんのバランス感覚含めて尊敬しています。ご自分にできることとできないことを明確に認識しておられる、という意味で。久しぶりのインタビューながら新情報は少なかったのですが、なにか目を覚まさせられた気がしました。こういう作品の作り方…大袈裟かもしれませんが、こういう「生き方」もあるんだと。なんか最近人生の残り時間を気にして焦ってしまうんですけど、あんな才人でさえあんなに時間をかけるんですから、自分程度の者は、じっくり吟味しないで不本意なものを作ったら、あとで後悔するに違いない。あとで自分が成長して「こうすればよかった」と思うことはあるとしても、「書いてるとき・作ってるとき」の自分の恥じないものを焦らず作りたいと思いました。

…なんか硬いことを書いちゃったなー。あとで自分の首がしまりそう。(とにかく書く事が大事、という時もありますよね、うんうん。モードなんてコロコロ変わるものなんだから、柔軟でいなくちゃ)…そうそう、今回もう一つ思ったのは、自分は「SFはカタカナの世界」だと思っているということでした。なんか、日本人のバンドがロックをやりたいってときに、やっばり発音ヘタでも英語の歌を歌ったりする、それと同じ感覚で。日本を舞台にするなら、今の自分はSFというより伝奇っぽいものを書きたくなる、とわかりました。なんか、舞台設定と作品世界の組み合わせが自分のなかにあるみたいです。

ともあれ、自分の書きたいものを書いて発表できる場がある今の状況はありがたい、と改めて思うのでありました。今年はオリジナル出したいです。やっぱり。

2014/09/06

パスティーシュ創作日記(えっ(^^;))

いやー蒸し暑いです!いったん涼しくなったあとだけにツライ。けどもう少しですよね、たぶん。うーん。なんか雷がゴロゴロ言い始めました。


プロット変更

…さて、午前はパスティーシュ『勝利者の庭』の続きをやりに喫茶店へ。ちょっとうまくいかないところがあって、どうしよう…と、ポメラで問題点から思いつきまでランダムに書き出し。…してたら新しいプロットができてしまいました。…というか、これまでバイパスだらけでそれぞれの血管を通ってる量がしょぼしょぼだったのが、メインを入れ替えて不要なバイパスを切り取ったら、メインの流れが力強くなった感じ。ここ数日、時間がとれても書かずに資料の読み直しに当てたのがよかったかもしれません。

ちょっとした会話シーンを二つほど書いてみて、ヴィクターのキャラも落ち着いてきました。最初考えていたのとちょっと変わってきました。(でもまだ変わりそう)
どうも、あらかじめ「こういう人」ときっちり設定してガーッと書いていく…ということができなくて困りものです。(^^;) …あくまで自分の場合ですが、シーンの場所とシチュエーションだけ決めて、頭の中でエチュードをやってもらって、出てきたものを見て「ああ、こういう人だったのか…」と書きながら認識していく感じ…このモードに入れると、わりといい感じに書ける気がします。(二次でもオリジナルでもわりと変わらないです)

逆にきっちり組んだプロットの通りに書こうとすると、「お芝居」にならなくて、ストーリーを説明する感じになりがち……これだとムリヤリひり出す感じで書いててもつまらないし、出来上がったものもあとで結局書き変えることが多いです。細部のエチュードから大筋も変わっちゃうので、変わるたびに以前書いていた部分を修正して進んだり戻ったり……。短いものだといいけれど、長いとあっちゃこっちゃのツジツマ合わせがたいへん。前の『追憶のシャーロック・ホームズ』のときも、この作業が半年くらいあったんです。もともとボヤッとした人間ですから一度や二度では気づけないことも多くて、とにかく寝かせては読み直し、書き足しては読み直しで整えていくしかなくて。(^^;)なかなか苦しかったけれど、この工程は時間を忘れて没頭できると楽しいんですよね。逆に「いつ出来上がるんだろう」とか、なまじ客観的になるとすごく苦しくなって、集中できなくなってしまう。なるべくそのへんは考えないようにしようと思います。(笑)

ヴィクター・トレヴァーとインドの茶園

…今回出てくるヴィクターはインドで茶園をやってるので、そこのあたりの当時の資料を読んできたわけですが…ある意味大英帝国の恥部に踏み込むので、資料少ないんです。ボーア戦争も少ないですね。そういうものなんでしょう。誇れる部分でないと残りにくい。それでも粘ってるうちに、ガンジーより前のインド独立運動系の資料も増えてきてすごくありがたいです。(時代背景としてこれが出てくるので)

普通「英国」「紅茶」で出てくるのは上品でお綺麗な世界なわけですが、当時どうやってそれが作られていたかはまったく別物。「茶園」はいわゆる悪名高いプランテーションです。現地で経営する人もラクではないですが、労働者ははっきり言えば奴隷並みだったようです。このへんの歴史はもちろん黒白で語れるものではないし、それがテーマの話でもないので、あくまで「ヴィクター・トレヴァーという人はどんな人生を送ってきたんだろう」……という切り口にとどめるように意識しています。(そのうえJUNEしばりもありますし。いちおう(^^;))でもこうなるとホームズさんより自分のなかで重みが出てきて、ちょっと困ってます。主役が彼になってしまう!

ホームズさんは(自分にとっては)、現実のリアリティーの地面から50cmくらい浮いたところにいる人なので、あまりこういうリアリティー(というか、現代的な観念や視点)を持ち込むとバランスが崩れる気がするんです。時代ものだから当然ですが、とくにホームズさんは独特のものがあって……。もちろんそういうアプローチのパスティーシュも、長い歴史のなかでは出てきたかもしれないですが…少なくとも自分にとっての「ホームズもの」になりにくい。このあたりのバランスが、挑戦しがいのあるところであります。(うまくできるといいんですが!)

(うーんと、こういうあーでもない、こーでもないということを書いてるのは、「うまくできたからこの調子で続けよう」と欲をかくと絶対ダメなんです。(笑) で、時間をおいて一度俯瞰してみようと……あまり記事としては面白くないと思いますが、まあ日記ということで(^^;))

2014/08/06

『勝利者の庭』執筆作業再開

ええと、『追憶のシャーロック・ホームズ』を書いたあと、もう一つ書きかけていたパスティーシュ、『勝利者の庭』の作業を再開しました。夏コミに落ちたのがわかったとき、それでできる時間に一番やりたいと思っていたものなんですが、結果的に手がついたのがもうコミケ直前…(^^;)あんまり「コミケに落ちた恩恵」は関係なくなってしまいましたが、なかなか作業再開のきっかけがつかめずにいたので、やっぱり恩恵はあるかもです。

内容は、正典『グロリア・スコット号事件』に出てくるホームズの学生時代の唯一の友達、ヴィクター・トレヴァーが登場する話です。ほんとに『追憶』直後からアイデアはいじっていたので、間歇的にですがもう十年弱、あーでもないこーでもないとやってることになります。なぜそんなに時間がかかってるかというと、もう資料がないのです。ある部分の。でも、何年もかかってるうちに新しい資料も出てきたので、なんとかできそうになってきました。(もともと歴史小説ではないですから、自分がイメージする基盤になる程度にあればいいんですが、それすら足りない状態だったんです(^^;)。結果的には待った甲斐がありました☆)

事件の話に、独立した学生時代の回想章を挟む形式にしようと最初から考えていました。それを「『恐怖の谷』形式」と勝手に呼んでるんですが(笑)、その回想部分に当てることを想定した「学寮編」というのを、だいぶ前に小説ブログに載せていました。…が、この部分は丸ごと使わなくなりそうな…(^^;)というか書いたのがかなり前なので、これだけ時間が経ってしまうと自分自身の感覚が変わってくるんですね。使うとしても書き換えることになりそうです。
タイトルの『勝利者の庭』だけは最初から決まっていて、これはヴィクターの名前との掛け言葉なのでたぶん変わりません。

草稿もいろんなパターンで書き散らしていたので、どのバージョンのどの部分を生かすかを検討して、とりあえずできてる部分をつなげて骨子をつくる、という作業をここ数日でしました。読んでみたらけっこうおもしろかったので(←おめでたいぞ我ながら(^^;))、なんとかこの線で書いてみようと思います。


ほかに『チョロQワトスン』の新作とか、一次大戦がらみで『二人の兵隊の話』を仕立て直すとか…やりたいものがたくさんあるので、どれが先に形になるかわからないんですが…。(『二人の兵隊の話』は、以前J庭の無料配布用に書いた散文詩形式のハンパな美老人JUNEで、そのままではかなりアンバランスで未完成なんですが、なんかあそこから発展させてみたくなってマス)

とにかく、久しぶりに自分の作品ざくざくやりたいモードになっとります☆こんなことを書いてもまだできてないんだから、告知にも宣伝にもならないですが(^^;)、ブログに書き出すのは「今自分はこういうことをしてる」と頭のなかを整理するのに役立つんですよね…。Twitterでこんな連投するわけにはいかないし。あとで消したくなるかもしれませんが、まあその時はその時で(笑)。…秋になったときに、なんらかの成果が出ていればいいなあ…と思います。

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