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2015/02/06

明日のムーパラに参加します。(2/7おしながきポスター追加)

直前ですが、明日のムーパラのお知らせです。母艦のほうでお知らせしておりましたが、新刊ができなかったので、コミケ新刊のSHERLOCK英日名台詞本完結、がメインになると思います。そろそろ刷り足しをやめてなくなったものから廃版にしていきますので、よかったらこの機会にご覧下さいませ。

…でも既刊だけでは寂しいので、ほかに無料配布のフリートークペーパーを作ることにしました。こちらはそれに入れるスケッチなど。ホビットのトーリン殿とビルボです。(二枚入れるスペースはなさそうなので、合成になりそうです。描きたかったので描いてしまいました…(^^;))
ホビットのレビューや美老人ネタ(イアン・マッケランのシットコムVicious、カッシングもので暖めてる企画話)、ジョナサン・アリスさん萌え企画話など、いつもどおり好きなことばかり書き散らしてます(笑)。kindle for PC日本語対応のお知らせも入れた各種宣伝チラシなども入れさせてイタダキマス。よかったらお持ち帰りくださいまし♪






SHERLOCKは在庫のあるものは17種になっています。ほかにセットものも少しだけ置く予定です。(全部いり、英日名台詞レビューセット、小説全部入り、レストレード小説セット)詳しくは母艦サイトの同人誌コーナーでご覧下さいませ。


…ほかに、急遽ホビット本セットも作ることにしました。というのは、搬入する時にホビット一冊目がなくなっていたのに気づいたんですが(^^;)、ずっとHPの表示が「在庫あり」のままだったので、念のため少し刷り足したんです。で、コミケで2冊セットでお連れ帰りくださる方がちらほらおられたのを思い出し、ついでで組んで袋詰めしてみました。よかったらご利用くださいませ。

(2/7 朝追加(^^;))
おしながきポスター。会場のPRコーナーが空いてたら掲示させていただきます~♪


土曜開催で池袋のムーパラですね。くれぐれもお間違えなきよう。(私も寝ぼけて蒲田に行かないように気をつけます!(^^;))でも開場が午後からなのでちょっと気が楽です。ご参加の方、どうぞよろしくお願いします♪

2014/07/29

(ツイッター落穂拾い三つ)ホビット三作目ポスター・予告編+コミコン

ツイッターでホビット三作目のポスターなどが流れて来ました♪素敵なので公式さんのツイート貼らせて頂きます。


ビルボが凛々しくて…そしてどこか不吉な感じもあるポーズ。一作目で出たアップのビジュアルも男らしい感じで素敵でしたが、さらに物語を感じますね…。

原作は映画二作目分の少し先まで読んでガマンしてるんですけど、 予告編は…切なくなりました。知ったのがアンディ・サーキスのツイート(ホビット公式さんがRTしていた)だったので、そちらごと貼っておきます❤(アンディといえば、猿の惑星のシーザーもやってますよね。昔のロディ・マクドウォール版シリーズでは「シーザー」ってコーネリアス(一作目のメイン猿)の息子の名前で、両方「中の人」はマクドウォールなのに、シーザーのほうがかっこよかったんですよね…。(笑) 同じ名前だけど、新版はオリジナルの前日談ですね。一作目はDVDで見たんですが、んー、続編も気になりますー♪)

今年のコミコンはマーティンやサー・イアンはいなかったようですが、ベネさんも参加してて楽しそうでした。あまりチェックできなかったものの、写真もいろいろ流れてきて眼福でございました。ほんとにネットありがたいなーと思います♪こちらもホビット公式さんのツイートをひとつだけ、記念に貼らせてイタダキマスー❤


2014/05/17

ビルボ食堂検証編・2/ 「種入りの焼き菓子」(シードケーキ)

ビルボさんちのレシピ検証実験第2回。約一年ぶりです~。(笑)(一回目はこちら。アップル・タルト/ビルボ食堂検証編(笑))

今回は念願の「種入りの焼き菓子」!(この岩波版の訳語がたまらん❤)ホビット原作の袋小路屋敷のところで、ビルボが「夕食のあとのおつまみ」用に昼間焼いていた、と書かれていたものです。(で、結局ドワーフたちに食われてしまう(笑))憧れでした~♪

前回のとおり、薄い本にご紹介したレシピで作ってみました。("THE BOOK OF HOUSEHOLD MANAGEMENT"(「ビートン夫人の家政読本」として知られているもの)から訳したレシピ。原著は著作権失効してるので、ネットで検索すると閲覧できるページがいくつも出てきます)
ビートン夫人の分量では多いので、今回も半量です。これで21cmの焼き型でちょうどいい感じでした

A VERY GOOD SEED-CAKE(とってもおいしいシード・ケーキ)
(ほかに「Common seed-cake」(普通のシードケーキ)というのも載ってましたが、「ベリーグッド」というのでこちらをチョイス(笑))


1ポンド→453.6g、1オンス→28.35gで換算し、適宜都合で調整しています。

無塩バター 200g 正確な半量は226.8gですが、売ってるバターが200g単位なのでそのまま一つ使いました。
タマゴ 3個 
砂糖 170g 
ナツメグ適量 「叩いたメースと挽いたナツメグ」なんですが、メースは近所で売ってないので。ナツメグと同じ植物の別の部分だそうで、メースのほうが穏やかな香りだそうです。参照→ヱスビースパイス検索「メース」 
小麦粉230g こちらも正確な半量は226.8gですが、切りのいいところにしました。
キャラウェイシード 約10g  正確な半量は10.5g。瓶が30g入りだったので、目見当で1/3くらい入れました。パウダーでなくシード(タネ丸ごとの姿のまま)です。
ブランデー 100cc これは賭け!元は「ワイングラス一杯」と書いてあるんです。ワイングラスと言われてもいろいろだし…検索したら250ccくらい、というのがあり、買った製菓用ブランデーが100ccだったので、約半量ということで一瓶入れました。


製菓用ブランデー、ナツメグ、キャラウェイシード。(ナツメグだけ瓶に年季が入ってるのはご容赦を。ガス台のヨコに置いてるので美しくないっス(^^;))



1.室温に戻したバターをクリーム状にする。


薄切りにして湯煎したらあっというまに溶け出したので(あたりまえ(^^;))慌ててはずして、あとは泡だて器で。

2.小麦粉をふるい入れ、砂糖、ナツメグ、キャラウェイシードを加えて混ぜる。

バターにいきなり粉入れるんですね…普通のバターケーキ系と違う手順ですが、とにかくレシピ通りに小麦粉から混ぜました。

砂糖のカタマリがあったので木べらでつぶしながら。この時点の見た目は芋のよう。



3. 別のボールでタマゴをあわ立てて加え、ブランデーも加えて混ぜる。

泡立てるといってもそれほどあわあわにはしませんでした。「よく混ぜた」上に泡が乗ってる程度。

4. 10分間混ぜる。

「beat」と書かれているので、泡だて器を逆手に持ってがしがしと!疲れた…。(^^;)

終わりはかなりフンワリとした生地になりました。

バターを塗ってクッキングシートをはりつけた21cm型に投入。分量はちょうどいい感じです。

5. 焼く

レシピには温度は書いてなくて、一時間半~二時間焼くと書いてあります。(かまどだものね…)
今回はオーブンレンジのオーブン機能を使い、説明書のパウンドケーキの焼き時間(150℃で60分程度)を参考にしました。150℃でまず50分。竹串をさして少し不安だったので追加で10分焼いたら、表面に亀裂が。(^^;)でも冷めると目立たなくなりました~。

焼きたて→冷めたところ。しぼんで亀裂がわからなくなりました❤(笑)

下のほうがナマかな?と思ったんですが、そこも食べられました。
あとは焼きかたですかねえ…。


表面はわりとカリッと出来上がりました。見た目すごく地味なんですけど、おいしい!お酒に弱いのでブランデー多すぎたらどうしようと思いましたが、それも大丈夫でした。キャラウェイシードは噛むと独特の風味で、素朴なケーキだなー、と思いました。慣れないせいか、種そのままのつぶつぶ感が気になったので、キャラウェイパウダーのほうがいいかなあ、とも思いましたが…いや、やはりこのままのほうが素朴感があるかな。

ビルボが(たぶん自分が食べるつもりで)作っておいた、というのがすごく想像できる「おうちの」味でした。…しかし「夕食のあとのおつまみ」があって、たしか朝食も2回あるんでしたっけ?いいなあ、ホビットの生活…(笑)。冒険もいいけど、「食べる」という日々の小さな幸せを大切にしてる感じがして。

*      *      *      *      *      *

…このペースでいくと、三回目の検証実験は来年かな?と思いますが(笑)、今度はポークパイとか作ってみたい…てか食べてみたいです♪日本でイギリス式の、皮の頑丈なのを売ってるとこないですかねえ…イギリス料理はカタカナで検索すると「作ってみました」は見つかるけど、「売ってます」が少ないんですよねえ…。まあそれはそれで楽しいですが…。(笑)



2014/05/07

スパコミご報告と通販のお知らせ

スパコミご報告


遅ればせながら、SUPER COMIC CITYのご報告です。二次の芸能SHERLOCKエリアで、一日目5/3の配置でした。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!今回は人出が少なめかな…?という感じもしましたが(一般列も入るのがラクだったと伺いました)、またいろいろな方とお話させて頂けて、ご感想や、例によって情報などもいただき、写真や映像なんかも見せて頂いたりして、ほんとにほんとに楽しい一日でした!その後連休中も、ご感想や追加の情報などメール等でいただき、おかげさまで筋肉痛と戦っていた間も、ずっとイベントの楽しさが尾をひいていました♪(^^)

新刊

SHERLOCKエリアですが新刊はホビットでした。前回で癖になった(笑)岩波文体小説二本と、なぜかホビット落語(なんだそれ(^^;))の三本いりです。
今回の新刊表紙。スマウグと立場逆転です。しっぽにリボンなぞ結んで可愛がっているもよう。
ライター代わりや、キャンプの時にも一匹いるとべんり。(笑) 



前回のホビット本。料理レシピと岩波文体小説の本でした。
新刊とセットでお連れ帰り下さる方も多かったです。
机上には少数しか置かず、途中なくなっているのに気づきませんでした。(^^;)
ありますかーと声をかけて頂いて慌てて補充したんですが、ほんとにスミマセンでした!
まだありますので…というか、新刊に合わせて刷り足しました。(コピー誌なので融通がききます(^^))

追い込み期に自分の景気づけを兼ねて(笑)pixivに小説サンプルを上げたんですが、意外にたくさんの方に読んでいただけました!そのおかげか、当日もうちにしてはたくさんお連れ帰りいただけました。pixivは未だにお作法がよくわからなくて(^^;)、使いこなせずサンプルやスケッチ投稿がやっとという感じなんですが、新刊サンプルにご評価やブクマ・ブクマコメなど頂いて感激でした。修羅場中の励みにもなりました。ありがとうございました!全体にワルノリした本ですが、楽しんで頂けたらシアワセです。
 
その他は冬コミあたりからの近刊を中心に連れ帰って頂けました☆



グレジョンシリーズ(?)

なんとなく続いてしまった警部/医者の小説シリーズですが、わりと気に入ってしまってるので(笑)、最初のきっかけになった古い短編を、やはりイベント前にpixivに投稿していました。こちらも意外にたくさんの方に読んでいただけました。グレジョンお好きな方ってたくさんいらっしゃるんですね!以前のものから読んでくださっていた方も声をかけてくださいまして、超マイナーだと思っていたので感激でした!(超マイナーはその通りだと思うぞ自分(笑))

当日は、その短編が入っている本からまとめて連れ帰って下さる方もチラホラいらっしゃいました。なので、ふだんより既刊をお連れ帰り頂く比率が高かったなー…という印象のイベントでした。事前の告知が大事だなぁ…、というのもつくづく骨身に沁みました。(一番忙しい時期になっちゃうんですよね。でもご同好の方に存在を知っていただけなければ意味ないですし…修羅場だけ宣伝担当者がほしい。コピーロボットでいいからほしい!(笑))

ボヤキはともかく、本は出会った時が新刊ですので、ご新規の方々にも楽しんで頂けますよう祈っております!(ルパさんの妄想はなぜかシリアスでも「ナチュラルに」いってしまえるんですよね…やはり『モーリス』のイメージがどこかに残ってるのかも…(笑))






(今のところシリーズ(?)最終章になっている"All in Good Time"は小説単独本ではなく、ミニエピソードレビュー本に小説を収録しています。通販でもグレジョンセットというのをノリで(笑)組んでおりますので、よかったらご利用ください。メリットは誌名をいちいち書かなくてすむという程度しかありませんが…(^^;))


余談ですが、6月のムーパラの申し込みをした際、ジャンル選択欄にレストレード/ジョンができていました。前はなかった気がするんですよね。自身は気が多くて特に堅固なポリシーはないんですが、これは「うわー♪」と嬉しくなってしまいました。増えてるんでしょうかグレジョン…。(レスジョン?公式筋はなんて呼ぶのだろう)
でも今回の参加は最近の本がアンダーソンなので、そう書き込みました…あ゛あ゛なんかもったいない…(^^;)。鑑識さんはジャンル成立は難しいかもですが(笑)、こちらも警部の出番が多い本になってるので、よかったら見てやってください♪


…イベントの話に戻りまして…またお昼ごろに少し歩き回って、お買い物その他してきました。漫然と歩いていても、やはり点数の多いスペース設営の工夫とか、参考になるサークルさんがたくさんありました。うちも苦肉の策で、ときどき机の前に100均の薄~いラックを下げて、SHERLOCKの古いもの数種やオリジナル本などを少数ずつそこにいれています。(なんせ新世紀探偵さんは15冊になってしまったので…コピー誌なだけになくなると刷ってしまうのが元凶。古いものは少しずつ絶版にしていかねばと思います)
机に近づいていると見えにくい位置ですが、お気楽にとって見ていただけると嬉しいです。

(修羅場の思い出)

今回の修羅場は、個人的にちょっと特別なことがありました。ソフトのことでツイッターでグチをつぶやいたら、神様みたいに思っている漫画家の先生からアドバイスを頂けたんです。ツイッターで何度かお話させて頂いたことはあったんですが、こんな一介のファンに…感激でした!(しかも二次同人誌の原稿でのグチなのは画像ツイートしていたので丸わかりでいらしたと思うんですが(^^;))恐縮やら恥ずかしいやら嬉しいやらで、一瞬パニックになりました。お名前は出しませんが、本当に、本当に感激して奮起して原稿をできたことを、思い出として記しておきたいと思います☆


*      *      *      *      *      *

通販

今週末の5/10(土)から、自家通販を開始します(受付終了は5/25)。詳しくは母艦サイトの「同人誌な部屋」をご覧下さい。数が多いので、発行物紹介欄に発行物マップ(ほぼ全同人誌の相関図)も載せてあります。よかったらご覧下さい。

上記の二次のほか、Amazonで販売中の正典パスティーシュ『追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白-』の紙版も、サークル直販価格で少しだけお安くなります。
そのほか、美老人JUNE(ピーター・カッンシグ)、オリジナル微JUNE小説などやっております。(マイナー路線だけは筋が通ってる気が(^^;))ご趣味に合いそうなものがありましたら、ぜひサンプルなど眺めてやって下さいませ。よろしくお願いします!

母艦サイト・SUSSANRAP


2013/05/12

アップル・タルト/ビルボ食堂検証編(笑)

ビルボさんちで出てきた「アップル・タルト」。『ビートン夫人の家政読本』の古風なレシピを参考にして作ってみました。(スパコミ新刊『ビルボ食堂』をお持ちの方は、そちらと合わせてご覧いただけると嬉しいです♪)

レシピはパイ皮でフタをするやり方なのですが、「タルト」というと個人的にフタのないイメージなのと、一部うちにあるもので代用してるので、適当にアレンジしています。また、ビートン夫人版ではあいまいだったところなども補完しています。テキトーアレンジによる反省点は最後に。(^^;)でも結果的にはおいしく食べられたので、イマイチだった点や、イマドキと違うなーと思った点、思いつきでやったことなども含めて、やったままを書きます。レシピというより実験記録としてお読み下さい。(笑)

(参考にしたレシピの原著は、ヴィクトリア朝の料理・家政の資料として定番の本で、英語の著作権は切れていますので、ネットで無料で閲覧できます。Gutenbergのページはこちら。テキストだけですがkindle版をいただきました。検索はウェブ版のほうが速いです。
Project Gutenberg: The Book of Household Management by Mrs. Beeton)

参照した分量は、生地は「フルーツタルト用のすこぶるおいしいショートクラスト」(VERY GOOD SHORT CRUST for FRUITS TARTS)の記載の半量、フィリングは「アップル・タルト(またはパイ)」(APPLE TARTS OR PIE)に書かれている量の二倍です。(それぞれ「小麦粉1ポンドに対して」、「リンゴ1ポンドに対して」という比率で書かれているので、使う量に合わせて計算しました)手に入らないものなどは適宜代用しています。

今回の材料
(ポンド、オンスからグラム・CCに大雑把に換算)

生地
(型はうちにあった直経22センチの底がはずせるタルト型を使いました。
この量で今回のようにフタなしだと生地は余ります)
小麦粉 230g
バター 170g
ふるった砂糖 小さじ1/2
水 95cc

フィリング
リンゴ(紅玉) 三個
砂糖 100g (マイナス大さじ2程度(^^;))
レモンの皮のみじん切り 小さじ1
レモン汁 大さじ2
水 大さじ2

生地のショート・クラストはパイというよりクラッカーみたいな生地。このレシピではバターと砂糖と小麦粉と冷水だけです。(最近のレシピ本を見ると卵も入れます。でもバターの比率はビートン夫人のほうがイマドキより多くて高カロリー!)

バターを粉のうえで切り刻んでもいいんですが、それを思いっきりやれる広い場所がないので(笑)、今回は前夜に6mm角見当で包丁で刻み、冷蔵庫で冷やしておきました。(広げる場所さえあれば、粉のうえで包丁でもできますね)粉の中で手でこすり合わせるように細かくしていき、しっとりしたパン粉状に。 バターがあまり溶けてくるとべたつきますのでご注意。今回は、粉のなかでさらにスケッパーでしつこく刻んでから手ですりまぜました。

水を入れて全体をまとめ、2、3回折りたたんで麺棒で伸ばします。(イマドキのレシピでは、折りたたまずにただ丸めるようです)このあと、イマドキのやり方に従って冷蔵庫で一時間以上休ませました。バターが多くて冷やさないとうまく扱えません。ビートン夫人の時代には冷蔵庫はないので、これはレシピにはないですが…。イギリス寒そうですしね。


冷やしている間にリンゴの皮をむいて薄切りに。芯抜きを持ってないので、普通に四つ割りにして芯のところを切り取り、5ミリ程度の薄切りにしました。
味付けは砂糖とレモン汁とレモンの皮だけ。皮を使うので無農薬のレモンを買いました。「よくつぶして」ということなのですが、つぶす方法が思いつかなかったのでみじん切りに。(…これがのちのち面倒なことに(笑))


砂糖は、レシピではmoist sugarというのを使っています。辞書でひくと直訳で「湿糖」ですが、そういう日本の砂糖は売っていませんよね。糖蜜が残っている未精製の砂糖だそうで、三温糖なんかが近いようです。今回はうちにあった普通の白砂糖を使いました。

最初は薄切りリンゴに砂糖やレモン汁をまぶそうと思ったんですが、切ったリンゴをばらばらにすると並べるときに面倒だと思ったので、切った状態を崩さずに並べてから、砂糖とレモン汁と水を混ぜてシロップ状にしてかけてみることに。かなりな量の砂糖なので、少しとっておき、仕上げにかけようと思いましたが、結局充分甘かったのでふりかけることはしませんでした。


生地を伸ばす板がなく、まな板では幅が狭いので、台所の台のうえにラップを敷いてそこでやりました。(笑)

生地を3mm程度の厚さに伸ばし、麺棒に巻きつけて、バターを塗った焼き型のうえで巻き戻す感じで広げ、生地を型に押し付けます。余分の生地は型のふちで押し切って取り、なかにリンゴを並べてさっきのシロップをかけました。リンゴは板状のパーツは周りにずらりと並べ、端のカーブのあるパーツは残して真ん中につめました。このとき、あんまりギュウギュウ押すと生地に穴が開きますのでご注意。(実体験。穴あきました。その結果はのちほど(笑))
(生地はちょうどフタの分くらい余りました。幸か不幸か砂糖を入れ忘れたので(^^;)、お菓子でなく料理用にも使えます。普通のクラッカー的にただ焼いて食べてもいいかな…)

別のレシピを参照して、まずはオーブンを200度に設定。様子を見ながら途中180度程度に落としたりしました。オーブンのクセで焼き目が偏るので、途中開けてまわしたりしましたので、それを割り引くとやはり焼き時間は30~45分程度でしょうか。ビルボはかまどなので、やはり様子を見ながら焼いたんだろうな…とか妄想しつつ。(笑)焼き上がりはこんな感じ。
狐色の焼き色をつけられなかったのが残念。みじん切りのレモンの皮が焦げやすかったのと、先に砂糖で味付けしたのも焦げやすかったかと。途中ホイルを乗せたりして様子を見たのですが、火は完全に通ったのでこのへんで見切りをつけました。もともとパイ皮でフタをして焼くレシピのフィリングなので、先に味をつけるのかも。フタなしの場合は、焼いたあとにグレーズ(シロップやジャムで照りをつける)をしたほうがいいのかもしれません。

そしてさっき生地にあけた穴が発覚。そこからシロップが出て生地の外側に回り、カラメル状になってしまったんです。このカラメルは、型が底が抜けるタイプなのでそこにもしみ出て、型との間で接着剤になってしまい、はずすときナイフで切り取るはめになりました。(^^;)

でもまあ、食べる分には問題ないです。温かいうちに、定番でアイスクリームを添えて食べました。かなり甘いし、レモン汁の酸味もかなり効いています。でもお茶を飲みながら食べるには合いました。おいしかったです♪


ビルボの家では、ビフールが「ラズベリー・ジャムとアップル・タルト」とセットで注文(?)していたので、ジャムを乗せて食べたのかと推測。(…それにアイスクリームはビルボの家にはありませんよね(笑))冷めてから市販のジャムを添えて試してみました。うむ!これもありだ❤ラズベリーの酸味がサッパリしておいしいです!砂糖抜きのミルクティーによく合いました。


今回グレーズをしていないので照りがありませんが、仕上げはグレーズのほか、粉砂糖もよくふりかけるようです。


反省点まとめ

・生地にちゃんと砂糖をいれること。
・レモン皮はリンゴをいれる前に敷いてしまうか、省いてもいいかも。
・リンゴは生地の上でギュウギュウ押さない。(^^;)
・そもそもリンゴを味付けしないで焼いて、あとからグレーズしたほうがきれいにできそう。
・「フタつき」パイのフィリングを「フタなし」タルトに流用したことからいろいろ不都合が出た。(^^;)


発見まとめ

・これくらいテキトーでもいちおうできあがる。
・アイスクリームはパイの救世主。作るときに用意しておくと、かなりおいしく食べられる。


じつは、別のイギリス料理の本に、昔はアップルパイにアイスクリームでなくチーズを添えていた、と書かれていました。リンゴを煮るときにチーズを入れるレシピもあったとか。乳製品合うんですね。今度チーズも試してみたいです♪

元にしたビートン夫人のレシピは、フタつきの「アップルパイ」としても、今よく食べるものとは違うなあ…と思います。リンゴを煮ないでいれるし、シナモンもいれないんですよね。イギリス料理にはシンプルで質実剛健(?)なイメージを持っているんですが、すごくそのイメージに合うなあ…♪と思いました。
『…家政読本』のオリジナルはイラスト付らしいので、原著も見てみたいです。ネットで部分的に画像が流れてるんですが、アンティークな感じのイラストがまたそそります…。


おまけアップル・タルトというとほんとにいろんなレシピがあるようで、その中から変わったのを二つご紹介します。

キューピー3分クッキング・りんごのタルト
タルト型なしでの作り方を紹介しています。クルミのクリーム入りというのも独特。

Smitten Kitchen: Sipmlest Apple Tart
英語サイトですが写真がたくさんあり、余分の生地を切り取らずにたたみ上げていて、素朴な感じが素敵です♪

2013/01/22

最先端絵巻・『ホビット』HFR・3D版感想


やっと見てきました、『ホビット』HFR・3Dバージョン!この時期ではすでに見た方が多いと思うので、ストーリーでなく「見た目」を中心に、思ったことをツラツラと書きます。というか、文字通り映像を体験するための映画でしたね。

HFR 3Dの価値
一度2Dで見ているのですが、噂に聞いていた通り、HFR・3Dはまるで別物でした。じつは前回は、一行が旅に出るまでが長すぎると感じましたし、いかにも「CG物量大作戦」(?)な戦闘シーンなどは正直退屈だったんです。この手の映像はもうありふれてきましたから、「物量」や「作り込み」自体ではなんとも感じなくなってしまったんですね…。(贅沢に慣れるのは早いものです!(^^;))

でも今回は違いました。旅に出るまでのシーンはビルボの見せ場でもあったし、「物量作戦」な戦闘シーンなどはほんとに見所でした。一秒間48フレームの威力。CGでの速いアクションも、残像に流れないできちんと細かいところまで見える。新鮮な「体験」でした。
もしかしてこのHFR(ハイ・フレーム・レート)という技術は、「CGで作り込める精密さ」と、「秒24コマで見える範囲」のギャップを埋めるために出てきたのかも…などと思ったり。だってこれが効果的だったのは、生身の俳優さんがロケで撮ったっぽいシーンでなく、フルCGに近いシーンでしたから。とにかく「劇場で映画を見てほしい」というピーター・ジャクソン監督の願いはよくわかりました。そのためにここまで、「劇場でないと見られないもの」を作ったわけですね。

指輪とオルフェ
ビルボがトーリンを助けようと横から突っ込んでくるカットが、一瞬『ロード・オブ・ザ・リング』でアラゴルンがボロミアを助けようと突っ込んでくるカットを彷彿とさせました。うろ覚えなんですが、右側から突っ込んでくるのがすっかり同じですよね。そしたらなんか泣けてしまって…!(^^;)まさに「真の勇気が試されるのは命を奪う時でなく命を救うとき」がそのまま体現されているシーンでした。あのちっちゃいビルボが…。(くう!)

そしてゴラム…指輪シリーズでも見ていたキャラクターなのに、今回のゴラムは以前より印象的でした。二重人格というか、「いとしいしと」と人格が二つ入ってて会話している壊れ具合が強烈で。あれが指輪に毒されたなれの果てなんですね。恐ろしい顔から無防備な子供みたいな顔にころころと変わる表情が…アンディ・サーキスすごい。指輪をなくしたときの狂ったような慌てぶりと、見つからなくて絶望したときの「かわいそうな」顔…その顔を見たビルボが剣を納めるシーンは泣けました。マーティン・フリーマンもうまい。なんというか自然で。ここも、たぶんこの映画のテーマの一つになるシーンですよね。

ビルボが指輪を偶然はめてしまい、周りから姿が見えなくなるシーンの表現は『ロード・オブ・ザ・リング』のとおり。そのときだけ色合いが変わって、風が吹いたような、湯気がたってるような効果が加わってます。少しスローモーションにもなっていたかな。原作を読んでいないので、これが原作にある描写のイメージなのかどうかわかりません。おまけに指輪三部作も一作目しか印象に残っていないので(ごめんなさい(^ ^;))、解釈がまったく違うかもしれませんが…なんとなく「冥界に片足突っ込んでる感じ」を受けました。一瞬イメージが重なったのは、ジャン・コクトーの『オルフェ』。これはオルフェウスの神話(死んだ妻を冥界に取り返しにいく話)を現代に翻案した映画です。(映画が作られた当時の「現代」なので、風俗は1940~50年代あたり)

そのなかで、死神の運転手である青年に導かれて、主人公のオルフェが冥界に向かうシーンがあります。映画の中ではその道のりを「ゾーン」と言っています。
「ゾーン」では進行方向から向かい風を受け、生きた人間であるオルフェは進むのに強い抵抗を受けていて、動きがスローになっています。しかし、すでに冥界の住人である青年(自殺をした人)は、歩きもしないですーっと進むことができるんです。モノクロ映画ですがすごく独創的で、当時の「最先端」技術を使っているシーンがいろいろ出てきます。(湯気の表現はないですが、当時できる技術があったらやってたのかも…?)

Youtubeで探したら、「ゾーン」のシーンがありました!最初の鏡から「ゾーン」に入るシーンからしてじつは簡単なトリックで撮られているんですが、なかなかこういう使い方はしないですよね。さすが詩人。このクリップには、最後のほうに別の、映画のラスト近くに出てきた「ゾーン」のシーンも付けられています(二人とも進みにくそうなシーン)。こちらも簡単なトリックを大胆に使ってて面白いです。同じ効果をCGできれいに作っても、この面白さは出ないですね。


…これと印象が似ていたので、指輪をはめたビルボやフロドは「冥界に入りかけてる」感じがしました。長くはめていると完全にそっちにいっちゃうんじゃないか、みたいな危ない感じ。(イメージの方向はあってますよね?)

すいません、ちょっと不思議ちゃんな話をします。(笑)
昔、寝ぼけていたのかなんなのかわからないんですが…起き抜けでものすごく眠かったとき、自分の手から湯気のようなものが出ているのを見たことがあるんです。そのときは、なんとなくオーラかなにかが見えるってこんな感じかな…くらいにぼんやり思ったんですが(なにしろ眠かったもので(笑))、それがちょうどあの指輪のシーンみたいな感じだったんです。夢かもしれないですが、なにかそういうイメージは共通してあるのかも…と思いました。もしかしたら、同じものを見た人がいっぱいいるんじゃないかと。(…あ゛、霊感があるとかじゃまったくないです!この「湯気」も見たのは一回だけ(^^;))

余談・ホビット協賛ビルボランチ希望(笑)
余談ですが、ビルボの家の食べ物の描写がすごく印象的だったので、ちなんだ料理の提供とか、映画館の近くのレストランとかでやってくれればいいのに…(やったところもあるのかな?)

強烈に食べたかったのは、やっぱり映画ではっきり見えたビルボプレート。(笑)ビルボが一人で食べようとして、訪ねてきたドワーフに食われちゃったやつです。…全部は覚えてないのですが、たしかメインのお皿にあったのは魚のソテー。オイルで焼いてましたよね。付け合わせにジャガイモと人参がありました。たぶんゆでただけ。もう一つ何か見えた気がするんですが思い出せない。味付けはテーブルに出してから塩をひとつまみかけて、レモンかなにかしぼってる。…普通にうまそうじゃないですかこれ。(笑)まねするとしたら、ホビット庄は海がなさそうだから川魚かなーという気はするんですが…どうかな。
「お客」が来てその料理を横取りされたあと、スコーンかなんかを山盛りにしたのが出てきましたよね。(一つだけ自分でとって隠してから渡すビルボ!さすがマーティン!(笑))あれも彼が作り置きしたんですよね♪

最初に見たときは、ビルボは一人暮らしなのになんであんなに食べ物溜め込んでるのかな、と思ったんですが…「お客好き」なんですね。だからあんなに…それにしてもすごい量でした。なんだかリスが頬袋にいっぱい食べ物詰め込んでるみたいなイメージでかわいいよビルボ…(笑)

とにかくビルボプレート。これホビット見たあとに、映画館の近くのレストランで食べたいです。もちろんビルボのコスプレしたウエイターさんが運んでくれるんです。食べ終わったら「契約書」もくれる。(こええっ!(笑))

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