紙版『追憶のシャーロック・ホームズ』実質200円引き中です
ええと、まずはキャンペーンのほうから。Amazonで扱っていただいてる紙版『追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白-』が、下記の対象商品になっているようです。
ビデオレンタルに使える200円クーポンプレゼント
(2015年1月16日(金)12時00分から2015年3月20日(金)23時59分 まで)
Amazonインスタント・ビデオで使える200円分のクーポンが一回つきます、というキャンペーンのようです。インスタント・ビデオの宣伝を兼ねたものですね。(笑)
Amazonのマージンがあるのでサークル直販よりは高いのですが、もしご興味を持っていただいた方でサークル通販等に抵抗があって、ビデオ視聴もなさる方にはちょっとお得かと思います。よかったらこの期間にどうぞ。(一回なので、すでにクーポンをもらっている方にはもう付かないと思います。ご注意くださいませ)書いてる今、本の在庫が1になってますが、密林社さんの在庫がまだ残っているはずなので、すぐに補充されると思います。
1/16からやっていたようなのですが、某イベント準備などで気が散っていて気がつきませんでした。お知らせが遅れてすみません。とくに通知もなくAmazonがやっていることなので、自分で商品ページをチェックしないとわからないんですよね。なるべく見てるんですが見落としてました。(^^;)
紙版について再度
同人誌として売ってるものをAmazonにも出品しているのでややこしいのですが、これはISBNコードのない自費出版物を別のコードで代行納入してくださる、密林社さんという業者さんを通して入れていただいております。ホームズ正典は版権が切れておりますので、その二次創作(パスティーシュ)も商業作品として普通に流通していますよね。その範疇で、個人出版であるというだけです。自費出版であることは、商品ページでご説明しています。
もともとこの作品は同人誌というより「自費出版」の気持ちで十年ほど前に書いたもので、手製本同人誌の販売をやめたあとkindle化し、そのあとこういう道があると知ってオフセット化に踏み切りました。(いきなりパスティーシュですから商業さんへの持込ははなから無理だと思いました(^^;))たぶん、内容的には同人誌イベントよりAmazonのほうが合う方が多そうな気がするので、同人誌専門書店さんへの委託は今のところ行っておりません。(JUNE系ですがちょっと変化球でして、同人誌で言う「カプ」や「受け攻め」で説明できない内容なので、その路線に特化してきてる「同人誌」としては「売り」に困るのも正直なところです。でもAmazonには昔の同人誌で読んでくださった方もレビューを書いてくださってて、本当に感謝でいっぱいです。個人的に頂いたご感想も宝物です☆)
密林社さん経由で、オリジナル同人誌やその他の自費出版書籍などをAmazonに出品している方はたくさんいらっしゃいます。ご興味ある方はこちらをどうぞ。(蛇足ですが、もちろん版権もの同人誌はNGですのでご注意下さいませ☆)
密林社様 公式サイト
『わが愛しのホームズ』再発売(と夢の実現!)
…さて、それはともかく。商品ページを見てもう一つ、これは個人的にうれしいことがありました。以前からちょくちょくご紹介していた、ロヘイズ・ピアシー著の正典パスティーシュ『わが愛しのホームズ』が、2/7に再発売になりました。(新版の著者表記は「ローズ」・ピアシー。翻訳は前の版と同じ方なのでそのままかもしれません)それだけでも嬉しいんですけど、追憶ホームズをkindle化したときに一つ夢がありまして…それが、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の欄に、この『わが愛しのホームズ』が表示されることでした。で、紙版のページでそれが実現してました!嬉しいので記念に画像貼っときます!(保存した画面は2/6のものです。ご購入状況で変わるのでいつまで見られるか不明。ずっと見たいけど!(笑))
追憶ホームズをKindle化したタイミングでは日本語版は絶版、原書のほうだけKindle版があったので、そちらでひそかに願っていたんですが……その後自費出版の紙版をAmazonに代行納入していただけたことと、そして『わが愛しの……』日本語版が再発売となったおかげで、ササヤカな夢が実現しました。
折々書いていますが、追憶ホームズを書く後押しになったのがこの作品でした。なにより「商業ベースでこういう作品を発行していた」というのが驚きで、解放感がありました。だから、追憶ホームズはさきほど書いたとおり、当初はホチキスどめの同人誌でしたけど、気持ちとしてはハードカバーの自費出版並みの覚悟でした。そういう意識になれた(同人イベント向けでなく、もっと言えば原作も知らない読者様を意識して書こうと思えた)のは、この作品があったからでした。
作品の傾向としては少し違うのですが(口はばったい言い方ですが、「物足りない」と感じたことが、逆に自分なりの物語を作る原動力になったんです)、とても思い入れがありますし、正直ここ数年の流れを見ていると、「再発売遅過ぎたんじゃないの~!」くらいの気持ちです。
発行がBL系のレーベルのようで、新しい表紙もBL風を予想させる漫画系イラストですが、今の基準で見たらマイルドというか、現行の「BL」のお約束で書かれたものではまったくないです。(個人的にはもう少しクラシックな雰囲気の表紙でもよかったんじゃないかなー…とも思いますが、今の読者さんにはこういう絵柄のほうがアピールするというご判断なのでしょうね。趣味の問題ですね)
ちなみにうちにある前の版は坂田靖子先生のイラストが表紙でした。(旧版『わが愛しのホームズ』。レビューも参考になるかと思います)
この作品を最初に日本で掲載したのは昔のJUNE誌だそうで、今で言う「BL」より幅広いものを扱っている雑誌でした。けっしてゲイポルノ的な表現だけが売りの世界ではなかったんですよね。自分の嗜好も昔のJUNEの範疇なので、この『わが愛しのホームズ』みたいな作品(JUNE系だけどラブシーンが必須という「BL」ではない物語)が普通に受け入れられる世の中になってくれたら、もっと生きやすくなるなあ…なんて思います。(だんだんそうなると信じてます(笑))
(ああっ!今旧版『わが愛しの…』のページを見に行ったら『追憶ホームズ』が「この商品を買った人は」欄に載ってます!めっちゃ嬉しい!すいません、記念にこれも画像貼っておきます!!(^^;))
この画像は墓の中まで持って行く!!!(笑)