kindle新刊週末無料予定!
[10/27追記:商品ページできました!]
History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン [イアン・ワージングシリーズ]
先日のJ庭での無料配布本『History 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』kindle版を、やはり出すことにしました。(数箇所修正の他、エンディングなどもちょこちょこ書き加えてしまったので、紙の無料配布でお読みいただいた方にもご覧いただけたら嬉しいですm(_ _)m)夕方にようやくKDPにアップしたところで、あちらのチェック待ち。コンビニのロールケーキでひっそりとお祝いしております。うまっ❤
もともと既刊の宣伝を兼ねた無料配布本なので、電子版も無料キャンペーン用です。(なので念のため商品説明欄に無料化スケジュールをいれときました☆3ヶ月間に5日枠なので、分けて使います)
ハロウィーンのお話なので、週末のハロウィーン合わせで2日間無料配信にする予定です。kindleをお持ちの方はもちろん、お持ちでない方も、毎度のお知らせですが無料アプリ (スマホ、PCなど)でご覧いただけますので、よかったらぜひ。また改めてお知らせします。(無料アプリはこちら→kindle無料アプリ)
表紙はこんな感じ。前作より7~8年くらい若いヒゲなしイアンと元彼さん。
(J庭版よりアップにしました。なんかカラダが見えると「そっち」がメインみたいでサギなので(^^;))
中身は元彼との馴れ初め話とハロウィーンをからめた、わりとしっとりした(?)短編小説です。
(J庭版よりアップにしました。なんかカラダが見えると「そっち」がメインみたいでサギなので(^^;))
中身は元彼との馴れ初め話とハロウィーンをからめた、わりとしっとりした(?)短編小説です。
デザイン的に入っている英字部分はベタにHis Storyを含意してみました…サブタイトル的に散らしてる部分は"Ian Worthing's Halloween: His Present and Past"(イアン・ワージングのハロウィーン: 彼の現在と過去)。内容ストレートで、そのままイアンの現在と過去が交錯するお話です。
じつは、この「ハロウィーン合わせの無料キャンペーン」がしたくて焦っていたのであります…無料設定できるのは本がパブリッシュされてから、しかも実施したい日の前日までには設定しなくてはならないので……ストアに出るまでに時間がかかると間に合わない可能性もあるんです。でもだいたい、過去の本は12時間くらいで出していただいてたんですけど…(いちおう英語の本じゃないと48時間かかります、と書かれてるんですねこれが)
とにかく、もし48時間近くかかっても週末の無料キャンペーンはできることがほぼ確定しました!ぜひぜひ落としてやってくださいませ。よろしくお願いします!
既刊新表紙
…で、それに先立ちまして、イアンものの既刊のほうも化粧直しをしました。ご覧の通りJ庭で配布させていただいたポストカードの絵を中心にしたイメージコラージュです。縮小で表示されるので、色をかなりいじりました。
理屈屋の歴史ライター、イアンが体験するやさしい出会いとちょっと不思議な遺跡の旅。
2014年の英国の同性婚合法化や、一次大戦百周年といったリアルの話題を取り込んだマイルドBL小説(お色気かなり控えめ)です。
じつは電子版が動いていなくて…ホームズものと違って、オリジナルのkindle本を個人で宣伝するのは、やはりイベントより難しいです。まあ、最初のkindleのホームズ漫画(日本ストアが始まる前にUSストアで出したもの)もなかなか動きませんでしたが、その後レビューをたくさんいただけたりしたので、うちのよーなニッチな作品は焦らずしつこく(笑)やっていくしかないと思います。趣味に合う方の目に触れるまでにすごく時間がかかるんです。でもその点、kindle版はいくらマイナーでも絶版にならずに済むのでありがたいです。(笑)
…まあそれはともかく、できる範囲の営業努力はしたいので、新表紙はそのテコいれでもあります。以前の表紙も気に入ってたんですけど、ぱっと見きれいという感じではなかったので…(BLっぽくないなあ、とは思っていました(笑)。というか、「同人誌らしい素人っぽさ」を残したいというか、小綺麗に作るのがなんか面映い感じがあったんですよね。なんなんでしょうねこの感覚は(^^;))
…今回は写真も使ってるんですが、内容を表しておりますので、紙でお読みいただいた方にはいろいろ解釈していただけるかもと思います。ちょっと読んでみようかなあ、と思っていただけましたら、ぜひ無料サンプルからお試しください。(こちらは紙の同人誌も平行販売なので無料キャンペーンはしません。ごめんなさい(^^;))改めて、どうぞよろしくお願いいたします♪
『歴史とは何か』少し
…既刊のほうは、タイトルにも使わせていただいたキーツの言葉、「ネガティヴ・ケイパビリティ」(あいまいさを受け入れる負の能力)がテーマでしたが、今回の短編のほうでもエピグラフ(本文前の引用文)にエドワード・ハレット・カーという歴史家さんの言葉を引用しています。出典の本自体がとてもいいので、キャンペーンのお知らせのときにでも詳しくご紹介したいのですが……引用した言葉だけ、ちょい意訳込みでご紹介します。「(歴史とは)歴史家と、彼の目に映る事実との絶えまない相互作用のプロセスであり、現在と過去との間で交わされる、果てしない会話である」(『歴史とは何か』E.H.カー)
...it is a continuous process of interaction between the historian and his facts, an unending dialogue between the present and past. (E. H. Carr "What is History?")
出典は岩波新書のロングセラーで、事後に調べましたら「歴史とは現在と過去の対話である」というフレーズ自体有名なんだそうです。(自分は今回初めて読んで、惹かれてメモしたフレーズのひとつがこれでした。いいフレーズだらけで付箋でいっぱいです!)
ただ、エピグラフ用には原書から拙訳させていただきました。dialogueは「対話」と訳して紹介されることが多いようなんですが、今回は小説の内容に合わせて「会話」としています。…これをイメージのベースに置いたお話です。
…そんなこんなでこの週末は作業続きでした。なぜか頭のなかにはフォイルさんのテーマ曲が…こちらでは書く機会がなかったんですが、海外ドラマの『刑事フォイル』にはまってます!イギリスの第二次世界大戦中のお話で、NHKのBSプレミアムでやってるミステリドラマなんですが、すごく見応えがあって毎週楽しみにしてます。(今こちらの感想書きかけたら長くなっちゃったので、また改めて別に書きます!)