更新がスローです

🌸家族のサポートをしつつ、スローペースで更新しております。のんびりご覧くださいませ🌸
ラベル マーク・ゲイティス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル マーク・ゲイティス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017/02/25

ツインピークスの日

ツイッターでフォローしているマーク・フロスト(ツインピークスの脚本・製作総指揮など)のツイートで初めて知ったのですが、2/24は「ツインピークスの日」なんだそうで……なんでも作中でローラ・パーマーの遺体が見つかって、クーパー捜査官がツインピークス入りしたのがこの日だとか。まったく覚えてませんが、クーパーの例の「ダイアン」と呼びかける台詞で日付がわかるんですね。で、今年放映予定の続編(!)のポスターが、この日に合わせて公開された、というのでした。

OFFICIAL TWIN PEAKS “IT IS HAPPENING AGAIN” POSTERS REVEALED ON #TWINPEAKSDAY

ツインピークスというと「以前マーク・ゲイティス兄がダナ・アシュブルックをジョークで『元カレ』とツイートしてた」というネタをよく話題にするのですが、今回検索したら見つかりました!(よかった私のねつ造記憶じゃなかった…(笑))記念に貼っておきます❤


「この一連のツインピークス話見てると元カレのダナ・アシュブルックを思い出すな。ため息が出る。愛してたよ。(会ったこたーないけどね)」(おい兄☆(笑))

ゲイティス兄は同年代なので、「なるほど、ゲイのゲイティス兄は当時そのへんに目がいってたのか……」とホノボノと妄想がはかどるのでした(笑)……いや、気持はわかる。ハンサムでしたもんねえ……。

カイル・マクラクランもフォローしているのですが、絵文字を多用する方で(笑)、よくファンの発言拾っておられます。サービス精神にあふれた方ですね。今回もこんなツイートで盛り上げてます。


マーク・フロストさんはホームズパスティーシュ(『リスト・オブ・セブン』『ドイルと、黒い塔の六人』)も書いている方で、二作目では噴飯ものの東洋人キャラとかも出てきちゃうのですが(笑)、ホームズのモデルになったという設定のエージェント、ジャック・スパークスをホームズ役に、ドイルせんせをワトスン役にした、推理というより冒険活劇。「ドイルせんせがキャラに!」というのも嬉しくて、特に一作目は好きでした。スパークスがかっこよくて♪

閑話休題、じつは『ツインピークス』のサントラは現役で聴き倒しているので、音楽はあまり「懐かしい」って感じはしません(映像は見てないので「懐かしい」んですけど)。テーマ曲はボーカル入りのほうが馴染んでいます。YouTubeにそちらがあったのでお借りして貼ります。催眠術にかかるような曲ですよねえ……。


時差があるので日本では今日このお祭騒ぎを目にしたわけですが、ツイッターも抜き打ち検査並みにしか覗けてないので(^^;)ますます気づくのが遅かったです。でも便乗してドーナツ!いただきましたっ!❤(コーヒーはもちろんブラック!今日だけ!(笑))ほんとはもっと、「見るからにジェリードーナツ」みたいな派手なのが欲しかったんですが(いや、ふだんはエンゼルクリームとかフレンチクルーラーとかが好きなんですけど、なんとなくイメージで)……なけなしに赤っぽい色が入ってるコレにしました。ともあれHappy Twin Peaks Day!




*      *      *

ところで26日(現地時間)はアカデミー賞授賞式だそうですね。賞レースはあまり興味がわかないほうなのですが、今回はテッド・チャンさん原作の『メッセージ』(『あなたの人生の物語』映画化)も作品賞、監督賞などにノミネートされていて、ご本人は会場にいらっしゃるのかなーと気になっています。ま、WOWOWとか入ってないので見られないんですけど(^^;)。最有力候補、とネットでは見ましたが、立ち読みした映画雑誌では圧倒的に『ラ・ラ・ランド』推しの気配でした。どうですかねえ……。まだ日本では公開もしていないし、話題性に欠けるのは確かかな。日本公開は五月なので、受賞しても微妙に勢いが冷めちゃうかもですが……もちろん受賞しなくても見に行きますけど、箔がつくと以前頓挫したという『地獄とは神の不在なり』のドラマ化なんかも再開されたりしない?……なんて思うので。こちらはチャンさん自身も映像化されたものを見てみたい、と発言していたし、チャンさんの作品では一番映像向きだと思うので、なんかそういう方向に行くといいなあ、なんて思います。

相変わらずタグがごちゃごちゃになる書き方でスミマセン。3/5のJ庭準備も進めております。こちらはまた稿を改めて。pixivには描き途中の絵で告知を出したので、リンクだけ貼らせていだたきます。よろしくお願いします♪

pixiv: (進行中絵)「写真とかやめてよー(照)」/3/5J庭持参品など


2015/11/12

『歴史とは何か』と"Here Dead We Lie"+歴史家とイヤミとセレンディピティ


『歴史とは何か』と"Here Dead We Lie"

ずっと書きあぐねていたE. H. カーの『歴史とは何か』のご紹介、なんですが、改めて書こうとするとすごく難しいことがわかりました。要約できないんです。Amazonの同著者の本のレビューにもそうあったので、自分の怠慢ではないと思います。(^^;)

「(歴史とは)現在と過去との間で交わされる、果てしない会話(対話)である」

ほんとに、エピグラフにお借りしたこれに尽きるんですが、これだけ取り出すとわかったようでいてイメージがあいまいで。具体的に説明するとなるともう、この本読んでくださいとしか言えないんです。(笑)

…なんですが、それを体感できる例がたまたま出ました。さっきツイッターのマーク・ゲイティス兄のページを覗いたら、第一次世界大戦の戦争詩をつぶやいていらしたんです。今日(追記・書いてるうちに日付が変わったので「昨日」)が一次大戦が終わった日、ということでつぶやかれたようです。1918/11/11に終わっています。我田引水ですがそれを貼らせて頂いて、それに絡めて「こんな感じ」な部分を書き留めてみたいと思います。

(あとに拙訳を添えます。たしか以前もつぶやいておられて、それで知った詩でした。第一次世界大戦で戦死した若者の気持ちで詠われたもので、作者はアルフレッド・エドワード・ハウスマンです)



僕らは死んでここに眠る
生まれた国の名を汚し
生きることは
選ばなかった

たしかに人の命など
大して惜しいものじゃない
だが若者には惜しいのだ
そして僕らは若かった

参照:THE WAR POETRY WEBSITE  -  HERE DEAD WE LIE  - The poem by A E Housman

"life"は「人生」とか「命」とか「世界」とか、いろんな意味を持っているので訳すのが難しい言葉ですね。もっと生きて人生も世界も経験したかった、という気持ちがどっと溢れてくるように感じます。茨木のり子さんの『私が一番きれいだったとき』も思い出しますね。そちらは二次大戦時を詠った詩ですが、いずれも若い命を、あるいは時代を、戦争で失った人々の気持ちを詠った詩です。

で、これをどうして「今」ツイッターでつぶやくのかということ、これを読んだ私たちが「今」どう感じるのかということ…そこが大事で、それが歴史なんですね。うまく言えないですが、たしかに「今」これを読まされることに(記念日だということは別にして)「意味」を感じるし、そこには私自身が感じる不安も投影されています。今ここでこの詩をお読みになった方々が感じられるものも、少しずつ違うビジョンや感情を伴っていて、かつ共通の部分もあると思います。

現在の目を通して過去をどう見るか、そしてどういう未来を脳裏に描くか、と、過去―現在―未来と一本につながった感覚を持つのが、歴史感覚というものなんですね。『歴史とは何か』の主張によればそうで、歴史家の仕事は決して過去の事実を編纂することではないそうです。(それは「材料にすぎない」とか)乱暴な言い方をすれば、歴史家とクイズ王の違いはそこなんだろうな、と思いました。、(もちろん歴史感覚を培ったクイズ王さんはいるとは思いますけれど)

歴史家とイヤミとセレンディピティ

自分は歴史家でもクイズ王でもないですけど、前にこの詩を読んだタイミングが昨年の一次大戦100周年のときで、ちょうど興味が出ていろいろ読みかじっていた時期でした。それがイアンさんの一冊目につながりました。創作をするときは、こういうセレンデイピティみたいなものの力が大きいといつも感じます。じつはこれが、『歴史とは何か』のなかでカーが歴史家さんの仕事の仕方を「普通はこう考えるようだけど…」と否定しながら紹介してるのと一緒なんです。皮肉にも小説なんかを書くならまだしも、みたいなイヤミを言われてるんですが(笑)、私はまさにカーがやってるのと同じことをしています。もしかしたらカーの言うとおりで、フィクションの作り方としては異端なのかもしれませんが、「自分は普通と違う」と思うのは逆に言うと自惚れだ、と感じるほうなので、まあ普通にけっこうあることではないか、と思っておきます。ちょっと長いですが引用します。どう思われますか?

…すなわち、先ず、歴史家は資料を読み、ノートブック一杯に事実を書きとめるのに長い準備期間を費やし、次に、これが済みましたら、資料を傍へ押しやり、ノートブックを取り上げて、自分の著書を一気に書き上げるというのです。しかし、こういう光景は私には納得が行きませんし、ありそうもないことのように思われます。私自身について申しますと、自分が主要資料と考えるものを少し読み始めた途端、猛烈に腕がムズムズして来て、自分で書き始めてしまうのです。これは書き始めには限りません。どこかでそうなるのです。いや、どこでもそうなってしまうのです。それからは、読むことと書くことが同時に進みます。読み進むにしたがって、書き加えたり、削ったり、書き改めたり、除いたりというわけです。また、読むことは、書くことによって導かれ、方向を与えられ、豊かになります。書けば書くほど、私は自分が求めるものを一層よく知るようになり、自分が見いだしたものの意味や重要性を一層よく理解するようになります。恐らく、歴史家の中には、ペンや紙やタイプライターを使わずに、こういう下書きはすべて頭の中ですませてしまう人がいるでしょうが、これは、(.中略..)

しかし、私が確信するところですが、歴史家という名に値いする歴史家にとっては、経済学者が「インプット」および「アウトプット」と呼ぶような二つの過程が同時進行するもので、これらは実際は一つの過程の二つの部分だと思うのです。みなさんが両者を切り離そうとし、一方を他方の上に置こうとなさったら、みなさんは二つの異端説のいずれかに陥ることになりましょう。意味も重要性もない糊と鋏の歴史をお書きになるか、それとも、宣伝小説や歴史小説をお書きになって、歴史とは縁もゆかりもないある種の文書を飾るためにただ過去の事実を利用なさるか、二つのうちの一つであります。 (『歴史とは何か』p.37-38)

…なんかすごいイヤミですよね。(笑)面白いことに、先日新聞では過去―現在―未来とつながったビジョンを描かず過去だけを見ることを「歴史家ならそれでいいでしょうが」と一刀両断して、ご自分の領域では違う、と書いてた方がおられました。なんか、引き合いに出すってそういうことになりがちなんでしょうかね。(笑)

それはともかく、コナン・ドイルせんせなんかもたしかに、事前にいっぱいノートを取ってから書いてると自伝に書いてました。(特に本来やりたかったという歴史ものの話でそんなことを書いておられました)それがやはり正攻法なのかな…とは思いますが…いや、事前にももちろん調べるんですけど、書き出してからあとの自分のフィードバックや「偶然の出会い」のほうが、影響の度合いが大きく感じるんですね…多少の下調べあればこそ、といえばそれまでですが(^^;)。まあ過程は自分が経験するだけであって、大切なのは出来上がるものの質ですし、いくら「何年も準備しました」と言っても言い訳にはならないですし、同時進行でやるのはかえって時間がかかることもあるので、それでどうこう、ということもないかもしれません。ただ、ちょっと気に入った本の著者にこんなイヤミを言われているのが気に障ったのでした。(笑)

カーはこの本の中で、歴史の本を読む前に、それが書かれた年代、そして歴史家自身についても知るべきだと書いています。歴史家は時代に属するもので、歴史の一部だからと。そういうわけで、今はカー自身の伝記(評伝?)が読みたくなっています。自伝は書いていないようです。(←追記・その後『危機の二十年』新訳版をゲットしたら解説で自伝に言及していたので、書いていたようです!著書の検索で見あたらなかったのでてっきりないのかと…改めてUKアマゾンでも検索しましたが見つけられなかったので、絶版で古書も流通していない???読めないとなるとすごく読みたいです…!!(^^;))伝記はカーの教えを受けたことがある方が書いたそうで、タイトルが『誠実という悪徳』。原書名が"The Vices of Integrity"なので直訳です。うわーなんかすごくそそる!❤

というわけで、いつも通りまとまりませんがこのへんで。

2015/03/25

(お絵かき)学生時代のイアン・ワージング

発作的に描きたくなった大学時代のイアンさん。(オリキャラなはずなのにさん付けのほうが呼びやすい)。わりかし女顔のイメージでいるのでアリスさんからちょっと離れました。髪は今より長め。メガネとヒゲはなし。なんとなく中村七之助くん的なとこが入った気が。


先日描いた30代のイアンさんとそれなりに同一人物のイメージで膨らせました。じつは「次は学生時代の話を書きたいな」とか思いまして、リチャード三世かエドワード二世ネタをベースにしようと思ったんですが、リチャード三世はリアルの遺骨発掘の話題がおいしいので、それを入れたいとなるとやはり現代の話にするしかないですかねえ……。

余談ですが、そのアイデアのメモ書いた翌日に、リアルでリチャード三世の遺骨の再埋葬のニュースが流れてきました。あまりのシンクロにびっくり☆しかも知ったのがゲイティス兄さんのツイートで、エドワード二世にからめた(?)ジョークまでつぶやいておられて二度びっくりでした。いや、この手の方なら触れてもぜんぜんおかしくないネタなんですがコレ↓(^^;)


エドワード二世はこういう方法で殺されたという説が定着してるらしいんです。詳しくはこちらをどぞ☆
(あ、私は昔デレク・ジャーマンの映画で見ただけです☆)

そして「混同してるんじゃないからねっ!」と念押し(?)が。(間違えたんじゃなくてわざとだよ、という意味でしょうか?リチャード三世の死因は頭の傷と報道されてたと思うし…うーん?)

ともあれ、こういう偶然が重なるのはゴーサインかな……なんて我田引水して資料集めなんかはじめてます。今やってることが終わったときにまだやる気があれば(笑)できるかも。


2015/01/19

ゲイティス兄さんのニッポン鉄道の旅+懐かしの『SHOGUN』

昨年夏のマーク・ゲイティス氏の日本旅行、ぜんぜん報道がなくて「プライベート旅行だったのかー」と思ってたんですが、1/17付けのガーディアンページにどどんと特集記事が出たのをご本人がアナウンスしてくださいました。独占というか、カメラマン同行だからそもそもガーディアンの企画でしょうか。(まだ最後まで読んでないのです(^^;))とにかくようやく詳細が出ました。わーい❤


うれしくて勢いで冒頭だけ訳してしまったので、即席でこなれないですがとりあえず載せます。大カッコ[ ]は訳注、丸カッコ( )は原文にあるカッコです。ガイジンさん目線が面白いので、その雰囲気でわざと訳さずにカタカナで残してるところがあります。ご了承くださいませ。

*      *      *      *      *      *


マーク・ゲイティスの日本縦断鉄道の旅

ずっと日本には行ってみたかった。理由はうまく言えないけれど。『007は二度死ぬ』や『SHOGUN』から、Tenkoやクライヴ・ジェームズ・ショーにいたるまで、子供時代の影響は入り混じり、そこから生まれた印象は錯綜していて、熱狂的で、矛盾していた。それでいて美しいカルチャーは、ひそかに僕を魅了した。一つ、どんなガイドブックでも意見が一致することがある――八月には行くな。桜咲く春に行くといい。または秋、たくさんの緑の葉が燃え立つようなあかがね色に変わる。しかし蒸し暑い八月は避けろ――。とまあそういうわけで、昨年の8月9日、僕と友人のエマは出発したわけだ。

東京は、僕らが着いたとき巨大台風のしっぽにひっかかっていた。長いフライトのあと、すべてを押し流す雨のカーテンのなかを歩くのは、たいしたすがすがしい体験だった。目はむずがゆく、時差ボケでぼーっとしていたが、僕らはなんとか足をひきずり、東京国立美術館を見て回った。なんとなくすべて現実感がなく、カタカタいう奇妙な音が絶え間なく聞こえた。まるで誰かがいたずらにグロッケンシュピール[鉄琴]を鳴らしながら、僕らのあとをつけてくるようだ。やがてそれが、後ろの若い二人連れが出している音だとわかった。美しいキモノを着て、目もくらむほど白くてつま先が二つに割れた、ちょっぴり不気味なソックスを履き、ごろっとした木のサンダルが、彼らが歩き回るたびに独特の音を立てている。

必死で眠気を追い払いながら、僕らは食事のために小さくて感じのいい店を見つけた。メニューを決めるまでには、山ほど指さしたり笑ったり。それでもウェイターたちは親切で、僕らを助けてくれた。ほかの客との間は薄い仕切でさえぎられていたが、今ではけしからんとされるたばこの煙が、ぼくらのおいしい生のウズラ[のたまご?]の上を漂っていく。なんとも懐かしい感覚だ。僕らは激しい嵐のなかを車で戻った。東京は一転してぼやけたネオンの街だ。そして白い手袋をした運転手、しゃべる自動ドア付きの車。1970年代に描かれた未来から抜け出たようだ。

翌日、ぐっすりと眠ったあと、朝食で出会ったのはやたらに謝るウェイトレスだった。「お待たせしてすみません」。彼女は頭を下げてはほほえみ、ほほえんでは頭を下げる。少しも待たせてなどいないのに。僕らは地下に降り、驚くほど清潔で効率的な地下鉄に乗った。このホリデー・シーズンはかなり空いていて、伝説的な押し合いへし合いはまったくない。最初に降りたのは、有名なツキジ・フィッシュ・マーケット[築地市場]。働く人々の世界と観光アトラクションの奇妙な融合だ。タコの足が砕いた氷のなかでのたうち回り、鉤を持った男たちが巨大な冷凍ツナ[マグロ]を切っている。まるでピンクのアラバスター[雪花石膏]の柱を切り分ける中世の職人だ。ツナ・フレークが床に飛び散る。捨てられるのか、それともセインズベリー[イギリスのスーパー]に送られるのかは知りようがない。

つづいて僕らは、たくさんの(ほんとにたくさんの)聖地のうち最初のものを訪ねた。革新的だった偉大なエンペラー・メイジ[明治天皇]を記念して建てられたもので、美しく設計された森の中の小道が、参拝エリアと神霊に願い事をするための小さなブースへとつづく。ほどなく、すべての神社がこれを備えていることがわかった。デパートの割引セールのように、神の恩寵をたたき売りしている。だけど大聖堂の売店で聖歌のCDを売ることと、これのどこが違うだろう? 作法として手と口をゆすぎ、願いごとを書き、木の板に吊るす。ここには少しばかり容赦のない商業化というものがある。君が訪ねるほかの多くの神社にもだ。

(つづく)

*      *      *      *      *      *

美術館で遭遇した「キモノ」は浴衣かな?…でも足袋?…そんで下駄? そもそも台風の日にキモノ着て美術館に?…とかいろいろ気になりましたが、まあそうだったんでしょうね。(笑)

『将軍』の名前が出たのが、我が家でも夢中で見ていたので懐かしかったです。主演の三浦按針役だったリチャード・チェンバレンがめちゃくちゃハンサムで素敵でした。史実の按針さんはこんな方だそうです。

Wikipedia:  ウィリアム・アダムス (三浦按針)

(ちなみに中の人チェンバレンさん、69歳になってからカミングアウトなさったそうで……ってよけいなことはいいんですが(^^;))

Youtubeにブルーレイの宣伝映像があったので貼っておきます。うわ~なつかしい~❤



記事はまだまだ続いてます…今週はちと時間がとれないのですが、勉強1: 煩悩9くらいの気分で残りもボチボチ訳文を作ってみたいです…♪(間違いがございましたらご教示くださいませ。自分で見つけたらこっそり直します(^^;))

2014/08/27

イキヌキのフランケン/ショルトーさん→ゲイティス兄→アーロン・エッカート

相変わらずパスティーシュを書いております。それゆえネット覗くのはちょっと控えております。おいしい情報があるとポーンと頭の中飛んじゃうので。(どーもある程度引きこもらないと書けないタイプみたいで困りもの(^^;))

…で、イキヌキも兼ねてSHERLOCKのシーズン3を見直したりしてるんですが…うーん、やっぱショルトーさん萌えるなー♪ ジョンが「子犬みたいに」周りを跳ね回ってるとかシャーロックが嫉妬するのもわかるなー♪ とか新たな萌えポインツを楽しんでおります。(ちょっと余裕が出てきましたねー(笑))

で、ショルトーさんがどーにも見覚えがあるなあ・・・と、ちらっとだけIMDbでプロフィールを漁ってましたら(控えるんじゃなかったのかネット!(^^;))、なんとポール・マクギガン監督(SHERLOCKのテロップ表現の生みの親…なんて紹介でいいのかしら(^^;))の2015年公開予定作、『フランケンシュタイン』が出演リストにあったんです!ええっ、出るの!と、作品のページを見ましたら…うわーそれどころじゃない!マーク・ゲイティス兄上も出るじゃないですか!そのうえアンドリュー・スコット、ルイーズ・ブレーリー…って…ずらっと引っ張ってきてるじゃないですかっ!!(喜)

IMDb Frankenstein (2015)

ええと、主演格はダニエル・ラドクリフが怪物役、ジェームズ・マカヴォイがヴィクター・フランケンシュタイン役ということで、作品自体が進行中なことは、時々マクギガン監督がツイートしていたので目にしていたんですが…脇がSHERLOCKファンにとってこんなに豪華だったとは知りませんでした!このキャストなら日本でも劇場公開されるでしょうから、とくにマーク・ゲイティスさんをスクリーンで見られるならすごく楽しみ!であります!しかも作品がフランケンてああっ❤(でもこの役なんだろう???)

フランケンといえば、ぜんぜん違う路線ですが、こんなの見つけてしまって気になってます。アーロン・エッカートが……しかも現代とか…んで悪魔と天使とか…


アイ・フランケンシュタイン(公式サイト)

「天使も悪魔もなぎ倒す超絶フランケン・アクション超大作」ってコピーからもうなにか投げてる感じですごくそそられるのですが(「フランケン・アクション」てなに!?(笑))、キワモノ路線嫌いじゃないのでなんか見てみたいですー❤ …しかしエッカートさんはあんなにハンサムなのに(だからこそ?)トゥーフェイスとか美貌を足蹴にした役に挑戦してくれてなんか萌えます♪もうすぐ公開らしいので、支援で予告編貼ります。なんかへんな方にたぎります!(笑)





いやー、フランケンはやっぱりいいですねえ…というわけで、脈絡ないですがやっぱりショルトーさんは何で見たのか思い出せないので、とりあえずレンタルできるもの漁ろうかな…。(息抜き息抜き(^^;))

2014/08/22

ゲイティス兄上来日…しておられた!

先日来、日本ネタで極東のファンをヤキモキさせていたマーク・ゲイティスお兄様ですが、今朝見たらあっさり…「事後報告」が!


「日本はすべてが期待していた通り、そしてはるかにそれを超えていた。出会ったのは美しいもの、人の親切ともてなし。素晴らしい体験だった。サヨナラ!」


楽しんで行かれたんですね~。日本のファンとして嬉しいですが、うーん、知らないうちにだったのがなんとも!(^^;)

…ということは、先日のコレはジョークじゃなくてリアルタイムだったということでしょうか…フグを召し上がったんでしょうか???


もしそうだとしたら、数日滞在なさってたわけですね。(この日からだとがっつりコミ…〔自粛〕(笑)) いやはや、なんというカンペキなお忍びっぷり。自分はあまり熱心に情報を漁ってるほうではないので、きっとどこかから知っておられた方々が空港にお出迎えに行きましたとか、ここで見ましたとか、知らない間にネットにあふれてたのでは…と今になって検索してみたんですが…まるで見当たらないのです。(探し方がわるいのかもしれませんが(^^;))

前にたしか南米のほうにいらしたときは、ご本人が写真をツイートしていたので、もし本当に来てるなら画像上げてくださるんじゃないかなーとか思って本気にしてなかった(?)んですよね。(^^;)いや、知ってたらどうする、ということもないけれど……「今、あの方が時差なしで同じ空気を吸ってる!」と思えたら、この数日が特別なものになったはず。そう思うと少しくやしい!(マーティンやベネさんが来ていたときは、ほんとにそんな気がしましたもん☆(笑))

前に言及したHorror Asiaがらみか、または他のお仕事か、記事や報道がまったく見つからなくてわからないんですが、これから出てくるんじゃないかと思います。テレビ出演とか無かったのかなーNHK!もう、「もし来日していたら」の妄想で、「『クローズアップ現代』で国谷さんとLGBTについて語り合うゲイティス兄」とかまで考えてたのに!(←いきすぎ)

とにかく、詳報がメディアに出るのを楽しみにしたいと思います❤(出る……よね?)

2014/08/05

ゲイティス兄さんのツイッター記録/ニホン語・腐耐性編

いつもナイスなのとか謎なのとかいろんなツイートで楽しませて下さるマーク・ゲイティスお兄さまですが、ここんとこ「あとで見返したい!」と思うものが重なってるので、自分の鑑賞用に貼らせて頂きます。(笑)(お気に入りにいれてもすぐ埋もれてしまって探すのに苦労するので~)

すわ、来日か?と極東のフォロワーを浮き足立たせた一言。というか、一瞬「日本にいるの!?」と思ってしまいました!


そしてさらに。もう、こんな本買い込んでるくらいならほんとに来てくださるんでは!?
(しかしこの「ですます」とシチュエーションのギャップが…(笑))


実際来日の噂が出ているかどうかは、個人的には未確認です。(すいません、TLも追いきれてないので…)…いらっしゃってもいい理由はたくさんあるんですよね。たしか二年くらい前ですが、ハマー版ドラキュラの幻のフッテージが東京のフィルムセンターで発見されたこととか、ご自身で情報ツイートしていたし(まあそれはもう商品になってるみたいなんですけど)…出演なさってるホラードキュメンタリーのアジア版が作られるという噂もかつてあったし…。うーん、お忙しいとは思いますが、ドキュメンタリーの仕事がらみならありうるのではとか、期待してしまいます・・・。

まあそれはともかく、そのあとRTなさっていたツイート。つくづく腐強い方ですね。(笑)



今日はこんな記事も(これはご本人経由ではないですが)流れていました。送りつけられてるんですね。(^^;)


元記事はこちら。使われてるシャーロックとジョンの写真が可愛くてあまりにはまってるのでどうぞ。2015年撮影開始予定のスペシャルと、シーズン4についての記事へのリンクも最後についてます。

‘Sherlock’ writer Gatiss receives ‘incredibly graphic’ gay fanfic

上記の記事のゲイティスさんの話の部分を、ちょい意訳ですが日本語にしてみました。(「My goodness」とかニュアンスが難しいなあ…ずれてたらスミマセン(^^;))

『"SHERLOCK"の脚本家ゲイティス、「とんでもなく生々しい」ゲイ・ファンフィクションを受け取る』

"SHERLOCK"の共同執筆者マーク・ゲイティスが、ファンから送られてきたゲイ・ファンフィクションについて話した。

ゲイティスはオーストラリアのゲイ・マガジン『DNA』にこう語った。
「ハンパじゃない。僕のところに送られてくるものを見たら、君なんか髪が白くなるよ。言っとくけど、シャーロックとジョンが公園のベンチで手をつないでるなんてもんじゃないからね」

さらにジョークを付け加えた。
「そのうちのいくつかは、とんでもなく生々しいんだ
。だけど参ったね、彼らのやってることの半分も僕は試したことないよ」

…ご本人も(別名で)ゲイ・エロティカを書いたことがあるというリアルゲイの方ですが、腐女子の想像力は凄まじいようです。(笑) …そういえば、そのゲイティスさんのペンネーム「クリスチャン・フォール」での著書、前にサイト内でご紹介しましたけれど、表紙絵が素敵なのでついでに貼っときます♪(リンク先はUKのAmazonです)


レビューはうんまあ…はい。(笑)しかし価格がえらいことになっとりますね…前に見たときより上がってるような?下がったらちょっと読んでみたいなーとか思ってましたが、もう下がることはなさそうですね。(^^;)

前に、ネットの腐女子ファンのチャットにしれっと紛れ込んでいたとかいう話も見かけたんですけど、ソースのリンクがついてなかったので、ネタなのか実話なのか判別が付きませんでした。まあそういうことがあっても自然に受け取れてしまう(笑)方ですけれど、そんなにヒマないんじゃないかなーとは思う…かな。(いや、こういうことは「ヒマだからやる」ってもんじゃないのは事実だけど!実話だったらなんか嬉しいけど!(笑))

…昨日は一次大戦がらみで真面目に詩や写真もツイートなさっててそちらも取っておきたいんですけど、ノリが違うのでまた改めて。

2014/04/26

ナショナル・シアター・ライヴ『コリオレイナス』感想

はじめに

見てきました、ナショナル・シアター・ライヴ『コリオレイナス』!マーク・ゲイティスが出ている、という理由で見に行ったミーハーですが(笑)、意外にも見ていて印象に残ったのは演出や上映形態の工夫でした。そのへん含めて、覚えている限りで書きだしてみました。またラストまで書いちゃってますので、これからご鑑賞の方はご判断下さい。

本編前にうまい導入の工夫があるので、予習なしでも大丈夫です。もともとシェイクスピアでもマイナーなお芝居ですし、若いファンがたくさん来ることが予想されるキャストですから、そういうアプローチになるのは自然でしょう。「わるい意味の敷居の高さ」はまったくありませんでした。個人的にはあまり予習「したくない」ほうなので(笑)、ゲイティス兄出演のニュースがあったときに(まさかあとで日本で見られるとは思わず)、同じ原作をレイフ・ファインズが監督・主演した『英雄の証明』を好奇心で見ていただけです。(ファインズ版はレビューがイマイチで、たしかにチープな印象でしたが、追放される場面をテレビスタジオにするなど、「現代版」のアイデアが面白く感じました。オーフィディアスがジェラルド・バトラー、母親役がヴァネッサ・レッドグレーヴなどキャストも豪華でした)戯曲はGutenbergの無料テキストで、映画の印象的だった台詞を拾い読みした程度でした。見た後に、上演版の脚本を買いました。(参照した脚本やサイトのリンクは末尾にまとめてつけておきますね)

今回の感想は各トピックを書き出して覚え書きをしたので、あまり全体がつながってません。リサーチも不十分なんですが、忘れないうちに印象を書き留めておきます。(一回見ただけでうろ覚えもありますので、そのへんはご了承下さい)

National Theatre Live: Coriolanus trailer (2)


全体・俳優さん

物語は、高潔さ・自らの信条への誠実さゆえに大衆と敵対する英雄の悲劇。政治とか大衆とか影響力がありすぎる母とか、いろんな要素がつまったお芝居でした。でもアタマより脊髄にくる引力は、主演の旬な人気俳優の肉体。これがお芝居の大黒柱としてどどんと立っていた気がします。トム・ヒドルストンて人は案外大柄で逞しい体つきなんですね。ゲイティス兄と並んで背がほとんど同じという長身。とくにファンではないんですが、この立派な肉体が血まみれになったり、本水浴びたりというインパクトはすごくて、それが引き立つ演出でした。大衆に票を乞うために、薄ものの粗末なトーガ一枚にさせられるところでは、体つきが透けて見えるようにライトを当てられてます。こういう要素ほんとに大切だな、とまじめに(笑)思いました。

ヒドルストンは若くて目が大きくて愛嬌がある顔つきなので、コリオレイナスの高潔な生硬さが、「大人の事情」に妥協できない若さとも見えてきます。これはもっと高い年齢の俳優では出ない雰囲気でしょう。(じっさい、普通はもっと年上の俳優が演じるらしい)母にほだされる場面なども、レイフ・ファインズと比べてもニュアンスが違いました。

見に行った目的だったマーク・ゲイティスは、主人公を息子のように愛してきた親友の貴族メニーニアス役。「老」メニーニアスとまで言われるし、「息子よ」と呼びかける台詞からしても、これも通常はずっと年上の俳優の役。メイクは目の下に色を入れている程度で、演技もたいして老け作りにはしていないので、見た目どおりの年齢差として演じられたものと思います。ゲイティス兄が見られたので文句はないですが(笑)、役としてはやはりもっと年のいった俳優のほうが合っていたと思います。「息子」の台詞は比喩として有効だけれど、後半コリオレイナスに拒否されるくだりは、老人であればもっと深い哀れさが出ただろうなあ、とちょっと思いました。でも別の情緒は出ていたので、これはこれとして出来上がっていたと思います。逆にいうと、コリオレイナスと年齢が近いメニーニアスだとこういうニュアンスになる、という珍しい例になるのかもしれません。

Donmar warehouse

このお芝居のもう一人の主役はこの劇場かもしれません。「Warehouse(倉庫)」という名の通り、元はバナナの倉庫だそうで、冒頭にバナナを運搬している古いモノクロフィルムが流れました
。客席は左右と前方にあり、狭くて高さのあるすりばち状の空間に見えました。舞台袖もカーテンもないです。飾り気のない空間が客席を含めて議場にもなり、戦いを見物するコロシアムのような場にもなります(この物語の時代はまだコロッセウムはなかったそうですが)。現代の壁の落書き(スプレーで文字がかかれたアレ)を模したという壁はラフで、お芝居全体のトーンを作っていました。

導入・人物・テーマ・文法

今回はナショナル・シアターのCMはなし。すぐに本編付属の導入映像が始まりました。
主演のトム・ヒドルストン、共演のマーク・ゲイティス、演出のJosie Rourke、衣装/美術のLucy Osborne(両方女性なんですね)らのコメントや、イメージ映像が入ります。言われているとおり、シェイクスピア劇のなかでもあまり知られていないタイトルだし、この導入部は必要だったと思います。「ローマ」と聞いて甲冑らしきものをつけた人物が出たら、ローマ帝国を想像することが多いと思います。でもこの芝居は帝国になる前の古代ローマの話。イタリアにたくさんの小国がある時代だと主演のヒドルストンが語ってくれます。おかげでこちらは、「ローマっぽい名前の人同士が戦争をしている」話にすんなりと入っていけます。主人公が傲慢で独裁的、同時に高潔さを持つ人物であることもあらかじめ教えてくれます。

物語は政治と議会も扱います。マーク・ゲイティスは現実の政治の場での印象的な出来事として、ロシアで発言中の人物に突然銃が向けられたエピソードを話し、その実際の映像も流れます。このお芝居が化石のような古典物でなく、近・現代にもあてはまるリアルなテーマを扱っていることが伝わってきます。

一番最初は、少年が出てきて床に血の色で大きな四角を描きます。出演者ほぼ全員が舞台エリアの奥に一列に座り、ライトの当たっているこの四角のなかに出てきて芝居をします。このお芝居全体の「文法」がここで設定されるんですね。待機中の俳優がそのまま後ろの壁の前(ライトは当たらない場所)に座っている、という演出が随所に入っていました。切り替えは基本的に暗転でしたが、見える状態で俳優たちが座っている椅子を持って移動したり、行進するように退場したり、という見せ方に、独特のリズムと力強さを感じました。


原作戯曲と字幕

Gutenbergからダウンロードした元戯曲は「コリオレイナスの悲劇」(The Tragedy of Coriolanus)というタイトル。ダイレクトに物語を表現しています。主人公は古代ローマの将軍マーシアス。タイトルになっている「コリオレイナス」は、コリオライという街を制圧した武勲に対して与えられた尊称。この栄誉を受けたところから、主人公は自分の本領である戦闘以外のこと、とりわけ本人が軽蔑している「大衆」に媚びることを強いられます。悲劇はここから展開していくので、「マーシアスの悲劇」というより「コリオレイナスの悲劇」なんですね。

導入部も含めて、「シェイクスピア劇」「古典」という意識なしに入り込める作りでした。扱われているのはどの時代にも通じる話で、演出も現代的です。(もちろん、英語圏の方は言い回しの古臭さを味わえるのでしょうけれど。でも字幕は現代語ですので、普通の映画と同じ感覚でした。文字の欠けや変換ミスがちょっと多かったのが残念かな…あと、タイミングも。間に沈黙が挟まる台詞が一つの字幕で書かれていて、数秒出っ放しなこととかあって。次の台詞が目に入ってしまうのがちょっと興ざめでした)


大衆

始まりは食料不足から起こる市民のデモ。この大衆というものを、マーシアス(のちのコリオレイナス)は軽蔑しています。彼にとっては、戦いもせずにすごしている者たちは、元老院に要求などする資格がない。イマドキには流行らない考えですが、彼の台詞はいちいち的を得ていて、反民主的でありながら共感も覚えました。

コリオライ征圧で栄誉を得て「コリオレイナス」になったマーシアスは、気乗りのしない執政官選挙に出て、市民の票を乞うよう強制されます。ここで彼は市民への軽蔑を隠せません。コリオレイナスの言い分は高潔である意味筋が通っていて、それでいて反民主的。大衆の権利を否定します。それが反感を買い、英雄転じてローマから追放されることになります。この過程は、本当に今でもいろんなところで見られる構図。(皮肉にも、政治の例は思い出せないけど…)

オーフィディアス

ローマと敵対し、たびたび戦闘しているヴォルサイ人の将軍オーフィディアス。ローマから追放されたコリオレイナスは、殺される覚悟でこの敵将を訪ね、敵の軍を率いてローマを攻めようとします。この二人の「絆」は特別なもので、強敵であるがゆえに相手を認めているという萌え構図。それにしても熱烈なものがあります。唇にキスまでするのは今の目では強烈。(昔だとわりとあるのかも?)これも官能性とナラティヴが手をとって相乗効果をあげている好例。腐属性にはもう鼻血ものです。(なぜかこういうシチュエーションはゲイという設定より萌えるんですよねえ…)


母

ローマを攻撃することをやめて、和睦をはかってほしいと頼みに来る母。元は武勲を重んじて、戦場で息子の体に傷が増えるのを勲章のように喜び、誇っていた「強い」母親。コリオレイナスが母に折れて和睦すると言ったとき、この母親は愕然とした顔をします。それで息子がどうなるか、その時予想がついたかのようです。


血だまりと鎖

ラスト、コリオレイナスは殺されますが、このシーンがじつに印象的にできていました。これもこの劇場ゆえの演出かなあ…。縦に長い空間に、コリオレイナスは鎖でさかさまに吊るされます。喉(?後ろ向きなので見えませんが)を掻き切って噴き出すコリオレイナスの血を浴びながら、オーフィディアスが最後の台詞を言います。コリオレイナスによって夫や子供を殺された人々も、彼の高潔さを忘れないだろう、という台詞。じつにビジュアルが強烈でした。(オーフィディアスは血をうまく浴びるために、位置を微調整するのがたいへんそうでしたが(笑)。もう少し高く吊るせなかったのかな)

コリオレイナスが吊るされた鎖とその下にできた血だまりは、うろ覚えですが、カーテンコール(カーテンはないけれど)のあと、(映像内の)観客の退場中もそのまま置かれて、しかもライトが当たっていたと思います。(上映用にそう編集されたのでなければ)。これがとても雄弁で、ほんとに印象的でした。

(ラストの演出については、じつは事前におおらかなネタバレがありました。たまたま今週初めに放映された『トップギア』のゲストが、このお芝居を上演中のトム・ヒドルストンだったんです。で、MCのジェレミー・クラークソンが、ジョークの前フリで「吊るされて血まみれになるそうだけど」とあっさり…ヒドルストンは「スポイラーだ」と苦笑してました。まあカットされてなかったということはOKなのかな?(笑))

*      *      *      *      *      *

ばらばらな覚え書きでまとまりませんが、とりあえずこんな感じでした。(ほんとにメモですみません。スパコミ追い込み中なので☆(^^;))

上演脚本がAmazonで販売されていたので、昨夜kindle版を買いました(劇場でのパンフ的なものは今回もなし)。元の戯曲を今回の上演用に編集・短縮したものだそうで、台詞は見た限りでは元のテキストに忠実。でも古い単語が今の単語に替えられてるところもありました。(少なくともhaue→haveになっている箇所はありました)。前にダウンロードしたGutenberg版は当然ながら旧式で、役名の表記法もわかりにくかったので、こちらのほうが参照しやすく感じます。中にキャストやスタッフ一覧、初演情報なども入っています。



無料のGutenberg版はこちらからダウンロードできます。
(上演脚本はこれを編集したものです)
The Tragedy of Coriolanus by William Shakespeare (Gutenberg)



今後の上映作品などはこちら。


2014/04/02

公式サイトリンク備忘録(ナショナル・シアター・ライヴ日本サイト、ワールズ・エンド、SHERLOCK 3、サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド)

ええと、やっとナショナル・シアター・ライヴの日本の公式ページを見つけたので、ついでに自分のメモとして公式ページ類のリンクを。どこかでお役にたてばサイワイです。

ナショナル・シアター・ライヴ2014

日本での公式ページ。ここを見れば最新情報わかりますね♪マーク・ゲイティス兄ご出演の『コリオレイナス』間近で楽しみですー♪…ほかのも全部見たい…❤…ヘレン・ミレン様はもちろんとして、年末の『オセロー』は『華麗なるペテン師たち』のエイドリアン・レスター(追記・「マーク・レスター」と間違えてました!(>_<)えらい違いだよ自分!(笑))が出るんですね。タイトルロールのムーア人役、一昔前は白人俳優さんが顔を黒く塗ってやってましたが、ホンモノの黒人さんのやることが増えましたね。

この『オセロー』(の、たぶんイアーゴー役?)と、一つ前の『ハムレット』のハムレット役をやるローリー・キニアさんも見覚えが…たしかマーク・ゲイティス脚本・出演の『The First Men in the Moon』にも主演していた方です♪(あ、見てみたら『007スカイフォール』やマーティン・フリーマンも出た『ターゲット』にも出ておられますね(^^;)…すいません)

来年も再来年も続いてほしい…しかし短いなあ上映期間が…(一週間もないじゃないか…!(^^;))


ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!

いよいよ来週公開ですね。マーティンもニッペグもみられるエドガー・ライトの新作♪試写会ですでに見た方のお話を伺ってもう楽しみでたまりません♪


SHERLOCK 3

ついでにNHK公式ページを。ほかでずっとジョナサン・「アリス」と表記されてたアンダーソンの中の人が、ここではジョナサン・「エイリス」になってたので、今後どっちに合わせよう…と悩み中。(^^;)しかしこーんなにきちんとキャラ紹介があって嬉しい♪(いやもう、絶対S3放映後は増えますよアンダーソンファン。ミニエピソードとDVDでコロリと転んだ自分がいい例です…(笑))NHKは『奥さまは首相』も放映していたので、大々的に応援してほしい…(『首相』再放送とか…(笑))


サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド

アンダーソン(違)つながりということで、ジョナサン・アリスさん(こちらはこういう表記(^^;))出演作の公式ページ。(タイトル何かと思ったら「観光客」なので「サイトシーアーズ」ですね。語感で縮めたのかな)3月にDVDがリリースされたばかりですが、いやもう、アンダーソンファンは必見!です!ヒゲ・めがねで萌え萌え!七分ほどで消えますが(笑)消え方もおいしい。これは改めてきちんと感想書きたいです☆(先日の薄本ではエドガー・ライト監督作と書いてしまいましたが、制作総指揮の間違いでした。ごめんなさい!監督名より目立ってたのであっさり誤解しました…。(^^;)ワールズ・エンドと時期重なってるのにどーやって撮ったんだ…とか思ってやっと確認。スミマセン!)


2014/01/12

救出過去記事・「あなたの」マーク・ゲイティス・インタビュー("YOUR Interview with Mark Gatiss" 日本語訳)

ええと、タイトルどおり、サイトの塩漬け記事の救出です。(一年分一ページという検索性無視の書き方をしていたので、役立ちそうなものは時々ブログに救出しております(^^;))

昨年秋に作った同人誌(『便利な男』)で、デパートのセルフリッジズ (Selfridges→日本語Wiki)がマーク・ゲイティスさんのロンドンで好きな場所の一つであること、ディケンズがお好きなことなど言及したんですが…そのソースだったインタビューを過去に丸ごと訳していたので、とても好きな内容でもあるので、救出しておきます。(同人誌のアフターサービス(?)的にすぐアップしたかったんですが、なんやかんやで年を越してしまいました。本の記事ではファンチャットか何かと書いてしまいましたが、下記のとおり、ファンから質問を募っての劇場主催の質問祭(?)でした。うろ覚えで書いてしまってごめんなさい!(^^;)コミケ新刊のミニエピソード本で言及した、依存的なのはシャーロックより「あきらかにジョン・ワトスン」という発言もこれがソースです)

では、以下は2012/10/13の日記からの救出です。(元記事から英語ページへのリンクが無効になっていたので、新たに探し出してリンクしなおしました。最初記事がなくなったものと思って焦りました!残っててヨカッター!(^^;))解釈違いなどお気づきの点がありましたら、ぜひご教示くださいませ。

*      *      *      *      *      *

「あなたの」マーク・ゲイティス・インタビュー(2012/10/13)

来週(お誕生日の翌日10/18!)から始まるマーク・ゲイティス出演のお芝居、"55 days"を上演するHampstead Theatreが、先日ツイッターでマーク・ゲイティスへの質問を募っていて、今日(日付的には10/12)その回答がサイトに出ました。シャーロック関連のことも少し出てるので、ざっとですが大急ぎで訳してみました。よかったらどうぞ。(できる限り注意は払いましたが、勉強中の身デス。意訳含めて、解釈を間違ったところがあったらスミマセン!)
お芝居は清教徒革命の話で、役がチャールズ一世(清教徒革命で首をはねられた王様)なので、そのへんの質問が多いです。ラブリー(笑)なチャールズ姿の写真もある元のページはこちらです。長いのでここのページでは原文を省いておりますので、正確を期する場合はご参照ください。

チャールズ一世についてどう思いますか?人間として彼は好き?彼のなかで好きなところ、嫌いなところはどこ?
チャールズはずっと僕を魅了してきたんだ。僕は堅固なクロムウェル派なんだけどね!彼はたしかに驚嘆すべきところがあるし、少しも怖くはない。彼の議論は詰まるところ「だが私は王である」なんだ。すごく自信過剰で、鼻持ちならなくて、うざい。傲慢で、二枚舌で、暴君。だけど自分自身の考えを知ってる。

彼は最後には死を望んでいたと思いますか?祝福された殉教者チャールズ?
うん、そう思う。どんな疑念を抱いていたとしても、どんな不安が長い拘束のなかで彼の中に起こったとしても、最終的には静穏な境地に達したと思う。彼の信念ゆえに死ななければならないと理解していたことは恩寵だ。(※)そして彼の死に方は心からの賞賛に値する。威厳に満ちているよ。
※ここは自信がないので原文を添えておきます。(^ ^;)
A state of grace in which he knew he had to die for his beliefs.


チャールズ一世を別にして、王や女王で演じてみたいのは?
ジョン王、リチャード二世(自分は年をとりすぎてるけど!)、基本的に頼りにならないタイプ!続編でチャールズ二世なんてのもいいね…女王はまた話が違う。マティルダは女王に入る? (検索すると、Empress(女帝) Matildaという、ヘンリー一世の娘がヒットします。このことなのかな???)

あなたのこれまでのキャリアで一番のチャレンジは?
"55 days"がそれに一番近いに違いない。初めての王の役だし、魅力的で哀れなチャールズを創造するのは恐ろしいほどのチャレンジだ。仕事量や夜眠れないことや責任てことなら、そりゃあシャーロックだよ!

あなたとスティーヴン・モファットが創造したシャーロックの、どのエピソードがお気に入り?
ベルグレーヴィアの醜聞がダントツ。あれはまったく見事な作品だ。原作に敬意を払っていながら、そこから見事な外挿をしている。おかしくて、奇妙で、怖くて、スリリングで、そしてまったく感動的だ。

シャーロックの一つのシリーズを撮るのにどれくらいの時間がかかりますか?そしてセットにいるのは楽しいですか?
だいたい撮影に3~4ヶ月、その前に脚本を書いたり、準備をしたりに数ヶ月かかる。セットにいるのは楽しいこともよくあるけど、それだけの時間で三本撮るプレッシャーが意味するのは、それはきつくないってことはありえないってことだよ!

ジョン・ワトスンとシャーロック・ホームズでは、どちらが感情的により傷つきやすい・または依存的ですか?
あきらかにジョン・ワトスン。彼は戦争で負傷した退役軍人で、シャーロックに会ったときには目的もなくさまよっていた。ジョンは友達には堅固に忠実だけど、シャーロックの感情の欠落にはとても傷つけられうる。対照的に、シャーロックは情は強みにならないと信じている人間だ。だけどゆっくり、ゆっくりと、ジョンは彼を人間らしくしている。

シャーロック・ホームズを除いて、お気に入りの本は?
『大いなる遺産』!僕はディケンズが大好きで、これは彼の代表作だ。クリスマス・キャロルも大好きで、毎年読むんだ!ロバート・グレイヴスのClaudiusのシリーズと、最近はグレアム・グリーン。ワオ!

私たちはあなたがホラーを愛していることを知っていますが、これまで見た中で、心底怖かったのは?
"The Haunting"(1963) (『たたり』・ロバート・ワイズ監督作品)を初めて見たときは怖くて死ぬかと思ったよ!最近はほんの少ししか怖くないけど。Ringuが怖かった。もちろん!(『リング』・1998年作品。おお!邦画ではないですか!(笑))拷問もののポルノは吐き気がして我慢がならない。怖くないしね。だけど心底怖い思いをするのは大好きだ。すごく楽しい!

演技と執筆、どちらかを永遠にあきらめなきゃいけないとしたら、どちらを選ぶ?
選びたくないね。わるいけど!僕はずっと、したいことをすることを許されるという恩恵を受けてきた。それは書くことと演じることだ。それらは互いをいい具合に讃え合って、僕は双方に違う「筋肉」を使うんだ。

あなたに話す機会を得て光栄です、マーク!ロンドンで好きな場所(カフェ、公園、店、レストラン…)をあげてもらえますか?
ナショナル・ポートレート・ギャラリー。ハイゲート墓地。アッパー・ストリートのPasha(レストラン)。セント・ジェームズ・パーク。Selfridges(イギリスの高級デパート)!セント・ポール大聖堂。セント・ポール・チャーチの庭園。コヴェント・ガーデン。早朝のソーホー。ポスト・オフィス・タワー。(ロンドンで一番好きな建物)

本物のタイムロードがどこでも(そしてどの時代でも)行きたいところに行かせてくれるとしたら、どこへ行きますか?また、その理由は?
ずっと過去にとりつかれてきた。そろそろ未来に行くよ!ぼくらがうまくやれるかどうか知りたい。そして今から百年、二百年、千年後の世界はどうか。スリリングだ!過去ならば、ピューリタン革命の時代だな。絶対。それからエドワード朝のイギリス。だけど亡くなったゴア・ヴィダルが、昔はよかったと思ってるすべての人に言ったことを思いだそう。“One word: DENTISTRY”(「一言、『歯医学』」?意味がわかりませんが、大昔には今のような歯科の技術はなかったとかいうこと???ゴア・ヴィダルは今年7月になくなった作家・評論家・俳優・政治活動家で、ウィキペディアによると「アメリカ文学史上初めて同性愛を肯定的に扱った小説『都市と柱(The City and the Pillar)』の作者だそうです)

2013/11/06

連続イベント、残すはムーパラ!と、SHERLOCKシーズン3画像!

SHERLOCKエクスクルーシヴ画像

ええと、早朝に書いております。ムーパラ準備やらでツイッターを見る時間を減らしているのですが(やはりいろんな情報が乱れ飛んでいて、目にすると自分の課題にアタマを戻せなくなってしまうんですよね(^^;))、ふと気分転換にマーク・ゲイティス氏のページを覗いたらこんなRTが!


昨日のツイートで、SHERLOCKシーズン3の初めてのオフィシャル画像、だそうです!
上記ツイートの写真がこちら




それだけでもドキドキしちゃうんですけど、あの、ものすごく個人的なアレで恐縮ですが…じつは昨年ファンフィク(『36時間のサファリ』)に書いた、「ジョンが真夜中のファストフード店にいるシーン」と、(ガラスにシャーロックが映っていることを除けば)表情や配置のイメージがあまりにソックリだったので、見た瞬間ちょっと鳥肌が立ってしまいました!脳内で見た映像がちょうどこんな感じで、窓の前のカウンター席に座ってるところ(アングルは反対)だったんです。もう少し汚いお店でしたけど、シャーロックが見守っているのをジョンは気づかない、というシチュエーションもいろいろかぶってなんというか…ファンフィク書き冥利に尽きた瞬間でございました☆
(すみません。ほんとにきわめて超個人的な感慨でした!(^^;))

本編の二人はどんな再会の仕方をするんでしょうかねえ…。放映日は、チラ見した範囲では(というと、今はほとんどゲイティス氏のツイッターページを時々覗く程度になってるのですが)英国での放映日はいつなんだーというファンの質問には、氏は繰り返しまだわからないと答えています。(よほど問い合わせが多いのか、「だからまだわかんないって言ってるでしょー!」的なニュアンスも出て来た気が…まあ、もうすぐパンパカパーンと発表するんでしょうけど…(笑))


なぜかアメリカのほうの放映日はすでに決まっているという噂はどこかで見たのですが…まあ噂レベルではいろんなものが飛び交いますし、どっちにしろ日本で見られるのはずっと先、ですよね。(涙)でもグラナダ版再放送だのこれだけ影響が出ているんですから、できるだけ早く日本でも放映してほしいですねー。


連続イベント進行中

前後しましたが、四つ連続イベント、まずはコミティア、スパーク、そしてJ庭が終わりました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!直近のJ庭ではピーター・カッシングモデルの美老人で「帰っちゃうの?ポスター」を作りまして、その絵とお題「時計」のイメージでレトロを通り越した化石JUNEなストーリー(これまた昔懐かしい「感傷的なポエム」仕立て(笑))でペラリとした無料配布をさせて頂きました。お持ち帰り下さった方々、ありがとうございましたー❤

pixivにも上げてありますが、J庭恒例「帰っちゃうの?ポスター」はこんなのになりました。「もう帰っちゃうの?会場をもう一回りしませんか?」というメッセージのポスターを作るボランティア企画で、掲示スペースにはさまざまなシチュエーションで「もう帰っちゃうの?」と呼びかける図(一部は文章)が見られます。今回は裏のお題が「時計」だったので、「帰らないで」という感じでこんなコピーにしてみました。

カッシングと、もう一人は似てませんがなぜかイメージはジェラール・フィリップで。(無理ありすぎな組み合わせ(笑))
中身のポエム(?)を書いた後、裏設定が脳内で細かく展開してしまい、けっこう泣けてしまったので(^^;)、いつかお話のベースに使いたいナー…なんて思います。(まあ、ベタに趣味のアレが入ってしまってるんですが(笑))うーん、妄想共演ベースならいくらでも書けるなあ…最近告知・宣伝やらKDPのシステムがらみのリサーチやらばかりで「創作」モードに時間がとれてなかったのもあり、なにか飢えていたらしいです…(笑)

プレゼント企画つきなんですが、どなたか連れ帰っていただけたでしょうかねえ…(サークル側には結果がわからないところが本部様のやさしい心遣いです…(笑))以前ゲットしてくださった方がわざわざスペースに来てくださったこともありましたが、やはり身請けしていただけると嬉しいものです。反省点としては、タグを貼るスペースをとっていなかったため、実物にいれた告知が隠れてしまったこと。上限がB4なので、いつもA4で出力しているものをB4の紙にマウントしたらよいかもナー、などと思いました。次回覚えていたらやってみます。

ただいまムーパラに向け作業中です。pixivにサークルカットくらいはあげておきたいと思うんですが、告知内容がまだ固まらないのでできておりません。うーん、週末くらいまでにはなんとかしたいです。新刊もなんとか出したいと思っております。当日並んでましたらおなぐさみでございますー。(^^;)(間に合えば、直前にでもpixivに告知したいと思っております!まにあえば!(笑))

2013/02/10

「愛の労働」


kindleでちまちま読んでいた『翻訳の基本』を読了。カタいタイトルですが、内容は誤訳と英語トリビアがネタの短いコラムを集めたもので、とても気楽に楽しく読めました♪…同じ著者の『英和翻訳基本辞典』(こちらも購入しました♪)の評判をツイッターで拝見した時イモヅル式に見つけて、kindle版が出ていたので即買いしたものです。500円以上のkindle本を買ったのは初めてでしたが、後悔なしです。紙の本の半額以下ですし、この本の特性として、全文検索ができるkindle版の利用価値は高いです♪

…さて、この本のなかで、いろいろな誤訳・紛らわしい訳について書かれているのですが…そのなかの一つが「a labour of love」。直訳すると「愛の労働」。…私、このコラムで冗談にされているのと似た方向に解釈してまして、てっきり「人類最古の商売」のことだと思っていたんです!(笑)正解は「好きでする仕事」「自分自身の楽しみや人を喜ばせるためにする仕事で、金銭その他の利益を求めないもの」だそうです。愛ゆえに見返りを求めずにする仕事、みたいなニュアンスでしょうか。聖書にある言葉だそうです。

この言葉が、つい最近読んだマーク・ゲイティスのインタビュー記事で使われていました。ご本人のコメント部分は短いですが、原文はこちら。

Doctor Who Writer Mark Gatiss Has Been Waiting Over TEN Years For 'An Adventure In Space And Time'

ゲイティス氏は『ドクター・フー』の熱烈なファンとして知られているのですが、そのドクター・フーの脚本も書き、自身俳優として出演もしていますね。今年はドクター・フー五十周年で、そのお祝いの一環として第一シリーズ制作時のドキュメンタリー・ドラマの制作が進行中で、その脚本を担当したのがマーク・ゲイティス氏。それについての記事です。

…この企画はじつは四十周年記念でやりたかったことで、実現に12年もかかってしまった…との言葉のあとに、こう続けています。

"It's a real labour of love for me and I'm just really thrilled that everything's come together for the 50th...It just seems exactly the right time, and a wonderful cast and it's a very lovely story."

「
これは僕にとって真のlabour of loveで、これがやっと実現するのが五十周年であることにすごく興奮してるんだ…まさに完璧なタイミング。素晴らしいキャストだし、とても魅力的なストーリーだよ」

…この「愛の労働」では、もちろんゲイティス氏は報酬を受け取っているわけでしょうが(笑)…文面から、依頼を受けての仕事じゃなくて、自分で企画を売り込んだように読めますよね。「損得抜きでとにかく実現させたくてたまらなかった」という感じが伝わってきます。

…シャーロックといいポワロといい、オリジナルのClooked Houseやリーグ・オブ・ジェントルメンといい…この方のお仕事はすべからく「labour of love」の要素が感じられてうらやましい(笑)。でも今回はまた格別の思いでおられるようです。番組をリアルタイムで見られないのが残念ですが、すぐにYoutubeなどでは見られると思いますし、ゆくゆくはきちんと字幕のついたソフトのリリースや吹き替え版放映などもされてほしいですね…日本でもドクター・フーは放映されているので、可能性はあると思います♪

上記の言葉を含めた、パーティーでのインタビュー映像がこちら。逆光ですが心底嬉しそうなご様子です。原作のホームズさんのいう「仕事が報酬」って状態に近いのかもしれませんね…(笑)



すでに英語のWikipediaにもこのドラマのページができていました。まだ撮影始まったばかりなのに!注目の度合いが伺われます…!

wikipedia: An Adventure in Space and Time

Amazon 著者ページ

BOOTH SUSSANRAPストア (International shipping available)